ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5103】麺屋 かむい(東京・高円寺)チャーシューメン + ほうれん草 + 冷奴 + キリンハートランドビール 〜素朴な生姜醤油に仄かに潜む甘み!質感と清涼感が素晴らしき!高円寺に本格的生姜醤油あり!

七草過ぎて・・・生姜醤油!

 
 七草粥の日は、出勤してたので、その翌日に朝飯がてらに朝飯で七草粥を食す・・・いやぁ〜胃が休まる旨さですねー。しかし、粥ってのは後になって腹が減る。昼過ぎになって妙に無性に濃口醤油味を欲する気分でありまして、ならば生姜醤油!と狙ってきたのが、今回のこちら「麺屋 かむい」さんです。
 

 
 こちら当面通し営業で、基本的には無休スタイル。そしてワンオペ。もしこれが一般の会社だったら、働きすぎで労働基準監督署から速攻で調査が入りますな。もっと流行ってほしい反面、ご店主さん、お身体ご自愛くださいませ。
 

 

 
 
<酒> ハートランドビール!高円寺界隈でハートランド楽しめるの拉麺店はここだけ?激しくオススメ!

 
 あゝ本当にボトルを眺めているだけで気分に浸れる銘柄。メジャなブランドのようで個性を重視したコンセプトってな感じでしょうか。麦芽とホップの旨味と苦味を素直に味わうのも良いが、虚飾を削いだようなイメージが素朴な味わいにも感じさせます。ラベルをもボトルから削ぎとし、魂を刻印するかのようにボトルにエンブレムを刻み込む!。
 

 
 
 
<冷奴> シンプルなのにとても美味い!濃厚滑らかな絹ごし豆腐に味付き醤油ダレが染みる

 
 前日は、荻窪で「油そば」狙いだったのに売切御免。本日は、こちら高円寺で「いぶりがっこ」狙いだったのに売切御免。何という年明けスタート・・・仕事も拉麺も波乱の幕開けを感じさせます(瀧汗)。しかしそんな落ち込みは、一気に解消ですよ。おいおい・・・居酒屋で冷奴食って美味いと思ったこと殆どないけど、このシンプルな薬味構成で、マジ美味いじゃないか。
 

 
 豆腐の味が濃ゆいです。とても柔らかいのに引き締まりすら感じる絹ごし豆腐の質感と味わい。箸で割って刺しても崩れぬ。そして豆腐自体の味わいが濃ゆい・・・・京都育ちの私が少し唸ってしまいました。
 

 
 そしてタレがナイス。フツーに醤油だと思って食らってみたら、ほんのりと甘味が滲んでおり、そこに白胡麻がマッチし濃ゆい豆腐の味わいと絡んでとても美味いのだ!。これ食ってから、実はなるほどと感じてしまったのは、拉麺出汁の醤油ニュアンスと共通してる味の輪郭であるということでして、拉麺の旨さの理解も後から進んだのでした。
 

 

 
 
<全体> 透明で深い濃口醤油!軽やかに霞み深みを覚える醤油ブラウン!肉迫力と青菜の鮮やかさが美しき!

 
 私が入店してから一気に客が入って満席。しかもワンオペなので、少しハートランド飲みながら間を置いてタイミングを告げます。やがて丁寧に配膳されたのがこの麺顔です。
 

 
 おおお!相変わらずの濃口醤油系パンチ!そして期待通りのエキス感ある清湯!。その出汁の透明感ある清湯には香味油も漂っており、さらに豚骨の煮出しか乾物の溶け込みか、微かな霞みすら感じます。生姜は見た目からは感じ取れず。しかし霞んで溶けているのかもといった風貌です。
 

 
 そしてほうれん草の青さが嬉しい!。少し眩しい存在で気分的に弾けさせていただきました。全体的には期待通りの麺顔と質感で大変満足!
 

 

 
 
<スープ> 濃口醤油のカエシと深く滲む生姜の清涼感!動物感と乾物の溶込みは豊で芳醇!後味に広がる甘み!


 
 その見栄えから、やっぱり長岡系なら生姜を頭に浮かべながら啜り味わいますと、まずそのジリジリとしたアピール感が軽やかで心地良いです。生姜といっても、視認して確認できるほど粗くないのですが、まるでしっかりと極細に摺り下ろして溶けているような感覚が素晴らしい!。レンゲで揺らしても粒が分からんほどの一体感ある生姜溶け込みがいいです。生姜のジリジリとした厳しさは影を潜めるが、しっかりと清涼感は伝えるといった味風景。
 

 
 そして濃口醤油のキリリとしたカエシの輪郭があって、生姜の清々しさに非常にマッチ!。この生姜と醤油のバランス感が、ベースストックのコク深さとしてしっかりと滲んでおります。さらに豚骨を丁寧に煮出した旨味がライトなようでコク深いと感じる次第。
 

 
 更にもっと面白いのは後味に甘みを仄かに感じるようなのが、こちらの特徴です。以前は香味野菜の甘みのような気がしていましたが、微かに醤油ダレに味醂を隠し味として入れてる????なぁんて妄想妄想。これで何とも飲みやすい仕上がりになっていると思えてなりませぬ。
 

 

 
 
<麺> 長岡系らしい黄色みがかったストレート多加水麺!微かにグラマス!出汁を吸い込み優しさ感じる!


 
 多少グラマスにも感じる太さがある多加水麺です。黄色みがかっており醤油スープの色合いに染まっているようにも思えます。配膳の瞬間からバクバクとスープを吸い込みがちで、滑らか且つしなやかな仕上がりです。なので口当たりはとてもライト。すすり上げはさらに軽やか!。しなやかな物腰なのでグラマスな割には暴れずに口の中へ一気に収まります。
 

 
 前歯でスパスパと小気味よく千切れ、奥歯でクチリと潰せば、嗚呼出汁の旨味と麺の甘みがいきなり一体化した旨味が広がるのが痛快!途中で海苔を巻いたりして遊びながら食らい楽しみますが、肉と絡めても更に旨し!。海苔増しかチャーシュー増しがオススメかと!。 
 

 

 
 
<チャーシュー> 出汁を吸い込む豚肉!生姜醤油を感じながら噛み締める!赤身肉味と脂身甘み!
 


 
 見た目以上に肉ボリュームあり!。ロースと肩ロースが半々ぐらいあるイメージで、赤身の肉味と脂身の甘みが、生姜醤油味で染まる旨さが楽しいです。
 

 
 ロースの脂身は少しロースト時のタレが浸透しているようで、甘さの中に香ばしさも滲むタイプ。赤身は多少スカッとしているところに、生姜醤油出汁がじわじわと滲んで、ハードなスポンジのような状態。これを全部まとめて噛み締めると、肉味!脂甘み!生姜醤油!三位一体的な旨さに昇華されるようで抜群です。
 

 
 一方の肩ロースは、元から出汁が深めに浸透しているようで、軽く噛み締めるだけで肉と脂の一体旨味が滲み溢れます。 
 
 


 

 
 
<ほうれん草> 生姜醤油と言えばほうれん草!くたり過ぎず立派な青菜お浸しとして通じる旨さ!


 
 青菜はほうれん草。長岡系では定番といよりアイコンのような存在感。小松菜とはまた違う、柔らかい歯応えと甘みが、生姜醤油の味わいの中で生き生きと感じさせてくれます。青菜増しも激しくオススメですね。
 

 
 
 
<メンマ> 超薄出し仕上げのコリコリメンマ!箸休めのほっこり感覚!


 
 またメンマがとても薄味でフレッシュ。とても印象的でメンマの素材感がダイレクトに伝わるような味風景。もちろんコリコリとした歯切れ良いところも快感を誘う!2つ合わせて最高の箸休めでした。
 

 

 
 
総じまして「素朴な生姜醤油に仄かに潜む甘み!質感と清涼感が素晴らしき!高円寺に本格的生姜醤油あり!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。職人が腰据えてしっかり作り込んでる感覚が一杯に滲み出るようです。いい長岡系ではないでしょうか。地元ファンも掴んでいる感覚なので今後とも長く根を張って頑張ってもらいです。旨さ痛快!なので気晴らしにキレある醤油を食らいたい時にはいいかも!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 

 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

 

関連ランキング:ラーメン | 高円寺駅新高円寺駅東高円寺駅