ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5102】青梅街道 大勝軒 杉並(東京・荻窪)支那そば 塩 + ワンタン 〜大勝軒の意外なる旨さ!隠れ名物?コスパも光る極上支那そば!

2023年始早々の連休に出勤・・・やさぐれ心を癒す支那そば

 
 別に本当の意味でやさぐれているわけではありません。しかし年始早々の3連休に、これまでずっと在宅勤務メインだった男が、止むに止まれず休日出勤という事情を、何となく察していただけるだけでありがたしです。本来ならば、せっかくだから仕事終わりに都心で拉麺探訪と行きたいところですが、もう疲れ切ってて・・・・通し営業のこちら「青梅街道 大勝軒 杉並」さんへとやってまいりました。
 

 
 実は今回の狙いは「油そば&ビール」だったのですが、肝心な油そばが何と「完売(こんなこと初めて)」とのことなので、今回は「支那そば」に急遽変更。これも好きなので全く残念感はございません。確かこの支那そば・・・、初めて出会った時は確かワンコインだったような記憶ですが、物価高とは言えよく頑張っている価格設定です。
 

 

 
 
<全体> 格安設定なのに崇高に整う支那そば!更に大胆に並ぶ雲呑!しかもボリューミー!

 
 おおお!何という穏やかさと清廉さが漂う麺顔なのだ!この春の季節にはぴったりな雰囲気すら感じるではないか!。透き通った塩スープは雪解け水のように清らかで、細く整った麺線は、せせらぎの波間を映すように清らか。貝割れ菜やナルト・メンマなどが野の草花にも感じ取れる。とても格安分類のラーメンプレゼンスではありませんよ!。
 


  
 箸で崩すのが勿体無いし、まずはレンゲを沈めてスープを味わいましょう。スープ表面に浮かぶ動物系のエキスの輪が、回転しながら怒涛のようにレンゲに収まってゆく。そこを止めて一気に口へと運びますと・・・
 

 
 
 
 <スープ> 支那そばのあっさり感と魚介塩ダレの両立!軽い煮干甘さに節系香ばしさ滲むエッジング!

 
 以前よりは柔らかい?見かけの通りもっと穏やかな塩気と感じます。魚介系エキスが溶け込むという感覚より、全体的に軽やかに滲んだ味風景。節系の旨味の片鱗が、塩だれにじっとりと染まってるようなイメージです。煮干しも似たような感じだが、例のようなニボニボ感はとても低く、苦味は皆無。その風合いとして香ばしさを残す程度でしょう。
 

 
 塩っぺー感ではない塩レベル。他にベースとしてあるのは鶏ガラや豚骨の旨味でしょうか。スープの透明度から伺えるように、動物感特有の骨髄系のエグミ感も皆無です。昆布等乾物系も使っているんでしょうが、そんなに存在を感じるものでもなし。また野菜等の煮出しもそれと同じ感覚?。葉野菜の甘みをと香りを移したような出来具合に感じます。 
 
 


 

 
 
<麺> 見るからに和む多加水ストレート細麺!寄り付き易くスープとの一体感も優れる逸品!
 


 
 大勝軒らしくないとも言えましょう。見ての通り多加水。芯のない茹で上げでかと言って伸びた感じでもない。ちょうど水分を含んでふっくらし切ったレベル感とでもいいましょうか。色合い、歯ごたえ、のどごし・・・それら全てにストレスを感じません。ちゃんと麺と麺が寄り添って麺線を揃わせる。スープの吸い込みが良さそうです。表面はツルツルだし、寄り添いが多いと汁の持ち上げもいいはず。喉ごしも当然滑らかなシルエットです。
 

 
 また文字通り、前歯でスパスパと切れ込みが小気味よし!。奥歯へ運んでプレスすると、軽く横ずれしながら全体がクチリ!と短いタップで潰れ込みます。この時に切れ味ある塩気が絶妙に口の中に広がり、淡白な麺の味と絡んで一気に昇華!。
 
 

 
 
 
<チャーシュー> ノスタルジックに醤油ダレの香ばしさを深く滲ませる味わい!噛み締めるほど旨し!

 
 懐かしさを感じさせるほどの味わい。見た目以上に醤油ダレの浸透した味わいです。周囲だけでなく中の肉身の方も。これはロース肉。脂肪分が少なめなところがググッと引き締まった感じで、スープ生成にも貢献した後で、いい感じでスカスカとしている。そこをスープの上にトッピングされ、じわじわと汁を吸い込もうとしている状態です。
  

 
 引き上げて噛むと、醤油ダレの風味とスープ混じりの肉汁が溢れ出し・・・慣れ親しんだ懐かし目のチャーシューの風味が旨し。醤油の味が豚脂で蕩けた味わいの旨さがエキスとなってここに沁みる・・・。分厚さもよし。サイズもいいし、2枚もある。実にこの価格設定にしてはよくできた肉バランスです。
 

 
 
 
<メンマ> 肉厚短冊型でクニュコリッとした歯応え!薄味で素材感も楽しめるライトな味わい!

 
 肉厚短冊型でクニュコリッとした歯応え!。薄味で素材感も楽しめるライトな味わいで、塩出汁に濡れて染みると味わい深しです。程よいボリュームだし、やっぱりあって嬉しい存在ですね。
 

 
 
 
<ワンタン> 見栄えはデカい八ツ橋!厚みは笑点の座布団!しっかりとオカズになる食べ応え也!旨し!

 
 ここはこんなに立派なワンタンを提供するとは、全く知りませんでした。形状も少しユニークで、シンプルな三角折り。そのサイズも大きくまるでデカい八ツ橋か!?と思うほどです。そして箸で持ち上げると重量感もあって厚みあり。まるで笑点の座布団を連想してしまうじゃないか。
 

 
 味わいはとてもシンプルで好感が持てます。粗挽き薄味塩胡椒メインで、薄らとショウガが滲むか?。チュルンと喉越しを楽しむというより、出汁をたっぷり吸い込んだ肉厚な皮と充実なる肉餡を噛み締めて、しっかり嚥下するという食べ方になります。これは絶対に、次回以降からは「皿ワンタン」で酒のつまみとして毎回食らうことになりましょう。
 

 

 
 
総じまして「大勝軒の意外なる旨さ!隠れ名物?コスパも光る極上支那そば!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。大勝軒なのに大勝軒らしくない逸品が美味い店。支那そばの他には油そばが人気です。大勝軒ファンなら一度は食してみることを激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

  
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

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