ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4503】 煮干し Noodles Nibo Nibo Cino (東京・旗の台) 肉にぼにぼちーの + 青森にんにく搾り生卵(牡蠣だし醤油入り) + 替え玉 + Beau Michelle(日本酒) + グラスワイン赤 〜煮干しが泳ぐイタリアンの風!伊藤系スピリットと受け継ぐ新感覚煮干しそば!

伊藤系スピリットと受け継ぐ新感覚煮干しそば!

 

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 煮干しでも、凪グループだったらこんなイタリアンな変態もありかなぁ〜と思うが、まさか伊藤系ご出身だったとは!個人的には驚き。開店時、ちょっと東京のラーメンラバーには話題だった「煮干し Noodles Nibo Nibo Cino」さんに漸く訪問をいたしました。なぜ訪問を引き延ばしたかという理由の一つは、どうせなら飲めるタイミングで!と拘ったこと。せっかくビールもサワーも酒もワインもあるのだから、仕事終わりか、週末しかないと思ってたら、在宅勤務の都合もあってずるずると・・・。今回は、目黒川の桜を見るついでの週末に狙ってみた次第です。
 

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 なんと向かいもラーメン屋!。麺家ぶらいとんさんの真向かいです。そして両方とも人気が高く、両方営業してる昼飯時は、行列が2本続くと行った風景。旗の台もラーメン的に熱いエリアなのね!と再認識です。
 
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<酒①> Beau Michelle!初めての冷酒感覚!甘味が強く酸味まで感じる口当たり!まさにフルーティーな日本酒!

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 休日だから飲むぜ!最初は日本酒!「ボー・ミシェル」というカタカナ名称の日本酒からいただきましょう!。ワクワクして待ち兼ねたところに配膳さレたのが、大きめのガラスの猪口一つ。正直言うと、良い値段したのだからこれだけかよ・・・と少し感じてしまった(苦笑)。こりゃ、すぐ二杯目の酒頼まなきゃなと考えつつ、大切に舐めるように味わい始めます。
 

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 一口目からびっくりした!。まじかよ、こんなにフルーツみたいな日本酒があったのか!。麺はカタメ、酒は辛口と言うハード路線の私が、この甘さにメロメロになってしまいました。まじで心地よい甘さなのだが、お米の旨味が濃ゆいので甘いといった印象が強い。そして酸味を強く感じさせて頭の中では軽く発泡感まで浮かぶほどです。まるでお米のワインか、お米のシャンパンと行った感想!。こりゃグビグビ飲む酒じゃないと分かるわ。猪口一杯で結構楽しめました。
 
 
 
<酒②> ファウドアランチョ!シシリーの赤ワイン!大衆的なタンニンの口当たりだが軽やかな酸味と滑らかさ!煮干に意外と合うのね!

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 瓶ビールがあれば本望だったんだが・・・こちらではグラスだったので、次はワインに切り替えました。伺うとイタリア・シシリーのワインだそうです。人気投票でも輝いたのだとか。高級ってな感じじゃなく、気軽に飲めるいいワインというタイプで、私のようにワインに詳しくないオヤジにも親しみやすく味わえました。
 

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 赤のフルボディって高いの買ってもガックリすることあるので、最近ワインより日本酒よりなんですが、これは赤ワイン固有のタンニンが軽やかなのがいいですね。ゆっくり舌に転がすよりも、ガブ飲みもいけるし料理にも合うという軽やかさが好きな私には、合っていたかと!。また、煮干系と赤ワインなんて、これまで絶対に合わないと思い込んでたところが合ったかも?・・・・いやいや、偏見改めるべしですな。ひょっとして、ワイングラスだったらもっと印象が上がるかもしれませんね。酒って器で印象が変わるところあるし・・・。
 
 
 
<全体> まさに煮干系生パスタ感覚!大胆な盛り付けの豚肩ロースほぐし身!底の凹みにたっぷりの濃厚煮干ダレ!

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 嗚呼、酒と戯れるひとときは最高・・・。この瞬間に生きてるここ十数年のオレ。陶酔の隙間にスーッと配膳されたのがこの一杯です。それはこんな麺顔!。
 

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 おおお!これはやっぱりパスタじゃパスタ!お洒落な店内とシンプルな器に盛られると特にそう感じてしまう。平打ち麺じゃないところが、まぜそば感を保つと言う印象でしょうか。そして煮干しの溶け込み絡みつきはハンパないイメージで、タレが薄い深緑に映えている。ガッツリと煮干しを溶かした感覚が伝わります。面白いのは、チャーシューとは呼べない肉でほぐし肉となってるところ。まぜそば前提で、よく全体に絡むようにとの計算と思われますが、これが洋風な雰囲気に素朴さを醸し出すようで、何だか落ち着きを与える存在感です。
 

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<タレ> ソース風濃厚煮干ダレ!ガッツリ煮干溶けこむ中に大蒜&オリーブの洋風感覚!鶏の旨味も支えて食べ応えあり!

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 さて、タレを味わうが・・・食らい始めてこれまで勘違いしてたことに気づきました。この一杯は、SNSやメディアで前から知ってたのですが、これまで足が向かなかったのは、タレや量が少なく見えて感じてたから。平皿にこれっぽち??と正直感じていたのだが、実は中心部が凹んでいる形状をしており、そこにタレと麺が詰まっているのだった。なので見栄えよりタレも麺も多いのでしたー。
 

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 そしてその味わいだが、うんうん!さすが伊藤で経験お積みなだけあって、ガッツリと煮干しを感じさせる展開。片口鰯の風合いがしっかりと全体に伝わり、ニボニボした感覚は、煮干大好きニボシストの心をつかみます。さらに面白いのは甘味とコクがしっかりとしていること。実はビターに見えてそうでない。煮干にも色々と種類をブレンドされておられると察しますが、他の乾物も溶けた甘味ではないかと妄想してしまいます。
 

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 また和と洋の中間を行くような味展開なので、洋のエッセンスも色濃ゆい感覚。香味油は独特な雰囲気があるので、これはオリーブオイルと感じます。パスタには鉄板アイテムなので察しが付きやすいが、だとするとイタリアンならニンニクも滲んでいるはず。どこかパスタな感覚が頭から離れないのは、この二つのアイテムが存在大きいと感じます。更に動物感も深い・・・。これは鶏白湯を少しベースに加えていると思われ、煮干と鶏白湯の組み合わせも馴染み深いコンビネーションです。それにしてもよく考え抜かれたバランス感なのがお見事!。今まで食わなかったのが損した気分にもさせるほどに!。
 
 

 

 
 
<麺> 丸山製麺!食えば食うほど生パスタに思える愉快さ!腰の強さとモチモチ食感を楽しむ中太麺!タレと具材と薬味が絡みまくりで一体感が素晴らし!

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 さて麺!見れば見るほど、食えば食うほど、生パスタに見える質感です。ただ少しばかりワイルドに映るのは表層に振りかけられ貼り付いた煮干しの粉。煮干しの風合いをダイレクトに麺に伝える趣向が伺えます。ジェノベーゼほどタレに粘りはないため、これはアイデアと言えましょう。噛み締めるほどに、炭水化物と甘味と煮干しの甘味が一体化する旨さ!って感覚です。
 

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 また歯応えがハードなのか、ソフトなのか、何とも判別つかないユニークさがいいね。中太麺らしいヌチヌチとした強い腰つきを感じる一方で、前歯の感覚としては明るい弾力!モチモチとした楽しさが伺えるので、不可思議な旨さと感じます。そして不思議と酒に合う旨さと言うか・・・、つまみにもなるような麺の感覚?。これは楽しい!。
 

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 そして、多少の捩れとボコ付きがあるのも印象的。麺と麺との間に隙間を生みやすいので、そこにほぐし肉や紫玉ねぎの微塵・・・そしてタレが絡み合い、味わい深いと行った感じです。なので・・・食ってる味わいは煮干麺、食ってる感触は生パスタ。やっぱり和洋折衷の妙義なる旨さと言う心象ですかねー・・・実に楽しき哉。
 
 

 

 
 
<具材> 岩中ポークの肩ロースほぐし身!優しい醤油出汁が深く滲み脂身のコクが全体に染み渡る旨さ!

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 へへへ・・・実は、開店前に並んだ特権として、少し多めにほぐし肉を投入してもらえました。早や並びは一文の得ですございます。さてそのほぐし肉。全体が出汁か旨味エキスに浸ったような印象で、ふわふわとしていながら噛み締めると実にジューシーです。岩中ポークとのこと。さすがブランド豚らしい旨味溢れる!。
 

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 部位は多分肩ロース。ロースではほぐれんし、バラでは脂で崩れるし赤身は柔らかすぎる。モモなら脂の質感がないだろうし・・・。更に妄想すると、下味は柔らかい醤油ベースと思われ、優しい甘辛さがじわじわと全体に滲んでおります。下味と脂身の甘さがすごくマッチしてる!。その下味と脂身の旨さを全部、赤身が吸い込んでおり、全体の一体感ある旨さが格別です。そして煮干ダレの味わいに実に合う!。タレにも動物感が含まれてるので、そのマッチングがいいことと、脂身の甘さと煮干や乾物系の甘さとも相性がいいみたい。心なしかニンニク風合いも肉にはフィットするはずだし・・・、ほぐし肉をタレに浸して白飯の上になんかのせるとすごく旨いに違いない!。そんな味風景が広がります。
 
 

 

 
 
<味変化> 青森にんにく搾り生卵!牡蠣だし醤油入り!煮干がマイルドになるだけじゃなくコクが増す勢い!

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 実は・・・味玉を買ったつもりが、間違ったんだよね(瀧汗)。一瞬クレーマーになりそうだったんだが、券売機に一番近い席だったのと、押したボタンを明確に覚えていたので、危ないオヤジにならずに済みました(爆)。しかし、これが結果的には大正解!。理由は・・・後述の替え玉で効果を発揮したためです。
 

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 さて、その生卵。青森にんにくのエキスを絞り入れ、更に牡蠣出汁醤油も投入とのこと。生卵に白く浮かんでるのが、ニンニク絞り。醤油に見えるのが牡蠣出汁。レビュアーなので混ぜる前に、少し舐めてみたが、意外と刺激は少なく(卵白のせいじゃな)、その一方で醤油は確かに出汁感が強いので、このまま白飯に乗せて食いたいくらいでした。
 

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 かき回さず一気に投入!。そして全体に絡め攪拌し過ぎない程度で麺を食らう。最初は麺に貼り付いた煮干粉が、卵白により一気に外れて行くのが勿体無いと思うが・・・次第に混ざるといい感じに仕上がる!。最初は煮干しがマイルドになるだけかと思ったが・・・やはりニンニクと牡蠣エキスのためか、味の薄まりは感じず。それよりコクが深まったように思えるのだが、それは卵黄の効果ということか。うん!実に悪くない!。この感覚なら、別メニューの「にぼにぼなーら」にも激しく期待を寄せてしまう!。
 

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<替え玉> 数量限定!中華そば伊藤の細麺!洋風煮干ダレをすっぽり絡み取りコク深く!歯応えよく!風味を感じる!

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 替え玉は、太麺と細麺と選べるようになってます。ここに来たなら、この独特な太麺をもっと堪能すべきでしょ!と思っていたのですが、店内POPに細麺は「中華そば 伊藤」の麺で、数量限定と紹介されていたから、だったらこれは細麺チョイスでしょ!と一気に心変わりしてしまいました。
 

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 140gは確実にあるでしょ!と思える替え玉が召喚。それを一気に、煮干ダレと生卵が混じったところにダイブさせます。すると時間が経つと白身が熱で少し固まって、白い部分が出てくる。それが替え玉に纏わりつくのだが・・・これが実に旨そう!。タプタプとあった生卵混じりの煮干ダレは、一気に替え玉に絡みつ木、隙間という隙間に入り込み、完全に一体化いたしました。『替え玉前提なら生卵』が激しくオススメであります。
 

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 嗚呼、実に食い覚えがある、淡いクツクツ歯応え。そして風味の広がりに煮干しの味が実にマッチ!。伊藤系のニュアンス少し復活と行ったところですが、味付き和え玉の高級版のような濃厚感も味わえて実にナイスじゃないか!。当然、最後まで歯応えを楽しめたし、まぜそば感覚の替え玉の面白さを一気に堪能!。汁なし系でクツクツ麺を食らう楽しさを再認識いたしました・・・・実に満足な気持ちでフィニッシュ!。
 

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総じまして「煮干しが泳ぐイタリアンの風!伊藤系スピリットと受け継ぐ新感覚煮干しそば!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。実に独創性ある煮干麺ならここ!。またイタリアンなテイストも更に楽しめそうだし、酒も面白いので夜に小上がり席でまったり飲み食いするのも良さそうです。新メニューも開発されたようだし、また来たい!。東急旗の台駅のすぐ側。ニボシストには激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

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