新規メニュー追加!第三弾は「海老塩」だ!
支那そばにメニュー一新&一本化したと思ったあと、塩煮干が新規追加され、これからまた拡大が期待されるところ。と、思っていたら案外早く次の第三弾メニューが登場!。それが「海老塩」でございます。本当はもっと早くに行きたかったのだが、週末は地元エリア以外を回ってたこともあり、今更ながら突撃訪問してみました。
「チャーシュー」は支那コクそばで。「味卵」は塩煮干で。そんな流れだったので今回の海老塩はは「肉増し」。本音はサッポロ赤星も付けたいところですが・・・平日なのでぐっと我慢。最近、ノンアルコールビールでもいいから、置いてほしいと思うことしばしば(汗)。そんなアホなことを考えてたら、まだ混み合う前だったのもあって、あっと言う間に配膳が完了です。それがこんな麺顔!。
<全体> 配膳の瞬間から立ち込める海老の香ばしさ!明るい塩清湯に垂れ込める海老ダレ!細麺の薄黄色い地肌に海老色が映える!
おおお!想像以上に海老を感じさせるエキスの垂れこみ!塩煮干の明るさに似たものを予想してたのですが、海老タレの色合いが深く、結構濃ゆい味わいと感じさせるパンチ力があるようです。しかも配膳の瞬間と言うより、着丼に至る前から香りが漂うようで、海老の香りが実にしっかりとしている。視覚と嗅覚は序盤から海老に支配されるって感覚です。
そして、海老ダレの色合いと、細麺の薄い黄色がすごくマッチしており、色の組み合わせとしても旨そう!。実に存在感のある一杯という感覚です。
<スープ> きっちり効いた塩気に海老の香りが染み入る!ベースの魚介出汁と優しく交わる風味良さ!分厚い旨味!
さて一口。ううう・・・これは分かりやすい海老と塩のコラボするパンチ力!。前回の塩煮干でも感じた、分厚めな塩気が染み入ります。塩っぺーという感じではなく、海老の旨味と香りに共鳴するような感覚。塩気のレベルを感じているはずが、いつしか頭の中は海老味に支配されていると言うイメージです。
そして海老だが、甲殻の香ばしさを強く感じるものの、特有のザラツキが殆どないのが秀逸。徹底的にシノワで細かく擂りこぎ、徹底的に濾過したようです。汁をさらえた後の丼に残る粉には、微かに海老甲殻の残存が残るくらい。また、時期的には桜海老と言いたいが、やはりオキアミ系の柔らかさも感じるようで、実に海老感芳醇。海老好きにはまさにドンピシャと言えましょう。
さてベース出汁についてだが、海老と塩気に頭が支配されて、動物系の余韻まで感じとれなかったと言うのが本音です。海老味以外だとしたら、やはり魚介系の下支えがあるように感じ取れ、それが味に落ち着きをもたせ、ハードな印象の割には、ゴクゴクと飲ませる穏やかさに繋がっていると感じております。今回は、麺の風合いが染み出すなどの余韻も感じる余裕はなかったかと・・・。
<麺> 多加水系の手揉み細麺!海老タレを品やかな腰つきで持ち上げ味わい深し!具材も絡めまくって存分に旨さ楽しむ
前回レビューと大きく被るので、今回も「前回補足」形式でコメントします。
[前回レビュー抜粋]
支那そばと、同じ麺。やっぱり多少加水が多めで細麺の中でスリム。ストレート細麺を微妙に手揉みが入ったような捩れが印象的です。微かなボコツキも、塩清湯だから輪郭クッキリ!。想像通り、寄り添い易くスープの持ち上げがいいね。スープに溶ける煮干の風合いを丸ごと持ち上げる感覚!。
=>(補足)今回は出汁の持ち上げが良いという部分に、海老ダレが深く関与し、とても海老味を感じる麺として楽しめた印象です。歯切れの良さは前回同様、歯切れがスパスパプツプツとして小気味よし。
[前回レビュー抜粋]
滲む塩気と麺の素地が染みる味わいが旨し!。後半の出汁を吸いきった味わいが、塩気と旨味と区別がつかんほどに味わい深い。大盛状態の終盤が最高でございます。激しくオススメ。
=>(補足)今回は、卵麺的な風合いは海老味に支配された感覚。麺の素地を感じるというより、序盤から麺と出汁の一体感で芳醇なイメージでした。それだけタレの個性が強かったという印象です。
<チャーシュー> やっぱ肉増し!深く香る窯焼チャーシュー!スモーキーさが海老にも負けない力強さ!
こちらも前回レビューと大きく被るので、今回も「前回補足」形式でコメントします。
[前回レビュー抜粋]
肉の香りは埋もれてしまうかと思えば、全然そんなことないし、むしろコラボ感すら思えますよ。クチに運ぶ瞬間から窯焼きらしいスモーキーな香ばしさは、相変わらずありあり!。やっぱり、噛み締めると赤身の肉味と脂身の甘味が、渾然一体となって分厚い旨さです!。更にスモーキーな風味も加わるのがたまらん!。
=>ほぼ前回のイメージ通り。
[前回レビュー抜粋]
混じると、まず塩気が脂身とマッチして尖らず円やかな旨味に変貌。肉のスモーキー感覚と、煮干の軽いニボ感は、肉スモーキーに丸ごと取り込まれる。煮干しの香りは失われるが、出汁は融合されて更に旨しという展開・・・・。
=>ここもほぼ前回のイメージ通り。全体的に海老味に支配されても、肉のスモーキーさは埋もれず! ただ、海老味は失われることなく、両方並行して味が楽しめた感覚です。
<味変化> 海老の香りに辛味は合う!唐辛子の軽い刺激を加えても楽しい旨さ!
海老味だから、辛味もマッチするかと思い、カウンターにあった唐辛子を少しだけトライアル的に入れ込んでみました。塩気が増すかと思いきや、軽やかな辛い刺激だけ増すので、風合いが少し変わって面白いかも。味に慣れた中盤以降に、興味があればお試しあれ~。
<他具材> ナルトが分厚く食べ応えあり!メンマは食感とスパイス感が軽い変化を与えて旨し!
普段ならスルーするところですが簡単に。少し濃ゆい味わいだから、どうしても箸休めが恋しくなる。そんな時、分厚く大き目なナルトが非常に美味しくいただけました。ソフトなかまぼこってな感覚。
またメンマは、いつもの細メンマだけど、上にかかってる胡椒が妙に海老ダレに旨くコラボして心地よい風合いを醸します。タレに是非とも絡めて食らうのオススメかと!。
総じまして、「塩気のピッチリ感!海老の芳香感!絡む麺の品やかさ!見事に絡み合う春の塩そば!」
・・・と言う感動の嵐!。メニュー一新によるラインナップ激減ぶりが少し心配でしたが、徐々に質感あるのが加わりつつあります。そろそろまた勢い感じる頃合いかと。三鷹でランチなら激しくオススメ!。旨し!・・・なのでとっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!。