ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4380】 メンドコロKinari (東京・東中野) Ra-men 特製 赤味噌 + サッポロラガービール 赤星 中瓶 〜名物なる季節限定味噌麺!まさにコース料理のようなゴージャス感と満足感!この冬並んででも食らう価値あり!一回食っとけ!

毎年食らうお気に入りの限定味噌麺

 

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 普段あまり味噌系を食わないと言いつつ・・・必ず食らう店と一杯があるわけで、そのうちの一つがこちら「メンドコロKinari」さんの「赤味噌」です。これは以前、所沢の方にある店で食らって感動して以来、ハマっている次第ですが、どうしても東中野の方がアクセスが良いため、毎年こっちで頂いております。
 

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 しかし、休日になるともう行列がエグいですな・・・。少し暖かい日だったのでポールポジションを狙い、開店時刻の45分前に突撃したものの奪えず。開店時刻にはゆうに20名以上の行列状態。食い終わってから確認すると行列が減るどころか少し増えているような人気ぶりです。元々人気ある店ですが、更にジワジワと人気が高まっているようで頼もしい限りです。
 

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 この店を特に気に入っている点は、他にもありそれは「酒」。冷酒が2種!ビールが「サッポロ赤星」と「ハートランド」の2種!が常備!。これほど好きなものをラインナップしてる店は都内でも見当たらないかもと。実は行列してる最中、ズーーーーっとどれを飲もうかと悩み続けるだけでして、いっそのこと全部飲んでやろうかとか野心が止まりませぬ。
 

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<酒> サッポロ赤星!赤味噌だから赤星にしてみただけ・・・へへへ!いつもの安定感でツマミも進む!

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 結局「赤味噌」を食らう予定でしたので、ごろを合わせて今回は「赤星」とさせてもらいました。席に着くと割と早めに配膳が進みそうな順番だったのですが、そうでなく配膳待ち時間があるようだったら「八海山」も追加していたことでしょう。こちらはアサリのあっさり佃煮をサービスおつまみとして提供してくれるのもあって、冷酒好きには堪らないお店なのです。
 

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 瓶ビールには小ぶりのグラスが良く似合う。泡立ちもろとも喉に流し込むのが楽しいわけで、最後まで泡立ちを味わう。ビールの泡が好きと言う方なら共感いただけるかも。また一口で飲みきり空ける痛快さも楽しめて、自宅でもわざわざ小さいグラスでビールを嗜む私です。
 
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 佃煮の少し甘い後味に、苦味がズシリと効いたビールを流し込む。微かなアルコールの刺激と浸透に麦芽の旨味も感じるようで楽しいですなぁー。喉越しのチリチリとした泡の刺激も堪らん。そうすると少しつまみの甘みが欲しくなるわけで、またアサリの佃煮に手が伸びる。佃煮の少し甘い味わいでまた酒の感覚はリセット。そしたらまた酒が欲しくなるわけで・・・そんなことをループすることに永遠を感じます。
 
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<全体> 季節感を十二分に感じさせる具材の組み合わせ!日本人の心情を映す味噌の麺顔!冬もいいもんだ・・・

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 そんな風につまみと酒をループしている様を、写真メモで収めているところで不思議そうに見つめられる視線を感じます(汗)。まぁ、後で同じことされてましたが(笑)。そんな悪戯が飽きたところで配膳が完了。それはこんな麺顔です!。
 

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 おおお!冬の季節感を感じさる豪華さですねー。単品でも特製感それなりにある上に、特製トッピング追加ですからそりゃゴージャスだわ!。痛快なのは鴨肉の多さ!デフォルトで3枚あると言うのは嬉しい。それが深い味噌の色合いに映える濃ゆいピンク色。座布団になってる春菊の緑色とも補色関係で余計に鮮やかに見えまする。春菊は春の字が当てられてるけど鍋具材のイメージが濃ゆいから、秋冬ってイメージを高めているようにも思う。また焼きお揚げも何だか素朴さ感じさせるし、演出にとても優れている様子。
 

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 その上に特製トッピングは三種の肉に味玉一つ。肉三昧と言う痛快さも加わり、興奮度MAXでございます!。こんなことなら特製トッピングだけ先にもらって、冷酒も追加して楽しむのが良かったかも。次回はそうするつもりでございます。
 

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<スープ> 赤味噌らしい豆味噌の深いコク!意外と塩気が抑え目で甘みあるマイルド感!山椒の微かな香りが風雅!

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 さてスープ。「赤味噌」と聞くと八丁味噌などを連想する方も多いかと。つまり塩分が濃ゆくて凛々しくも発酵感が強いとか?。発酵期間が長く、熟成度が高いと色合いが濃ゆくなるので赤味噌となるらしく、塩気が高いのが道理なのですね。しかしこの一杯で言うととても「円やか」であり「甘み」すら覚えるマイルド仕立て。初めて食する方はイメージの違いが不思議かも。
 

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 きっとブレンドされた味噌かと思いますが、豆味噌らしい深みのあるコクがしっかりしてるような感覚。味噌らしい旨味は濃ゆいです。またマイルドな味わいは、豆味噌と言うより米や麦にも近い感覚もあって・・・正直言っていつも味噌麺を食えてない私としては不思議な感覚。味噌の粒子も感じないほどで、本当に上品な舌触りと言えましょう。
 

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 そして香り高い!。これは和山椒ですね!。都内で山椒が効いたラーメンを出す店が出てきましたが、こちらもその一つ。それを味噌麺にも応用しておられるようです。香味油に溶かすような風合いとも違うので(いわゆる山椒オイル)、これは仕上げにふりかけたような柔らかい風味の展開か?。調理風景が見えない仕切りがあるため真偽は不明ですので、あしからず。
 

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<麺> 中太平打ち麺!緩い手揉みの捩れが素朴さ演出!加水高めで汁の浸透を好む優しい味わい!甘みと絡む具材の旨味で一気に食ってしまいそう!

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 味噌系にはやはり太麺が似合います。丸みを帯びてオーバルな切り口をした中太麺。縮れと言うより、手揉み風な捩れがあって軽くボコボコとしたフォルムです。加水は高めで密度感は低め。汁を吸いやすいみたいで、冒頭からやや地肌が味噌に染まって軽く褐色に見えます。
 

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 光沢あるツルツルした表面なので、中太の割にはするするツルツルとライトによく滑る。前歯ではプツプツと小気味よく千切れ、奥歯で押すとクチリと安易に潰れます。もうその時点から出汁の旨味と麺の素地からくる甘みが一体化しており、味噌の旨味をしっかり感じます。マイルドな味噌味だから、優しい甘みがナチュラルに響きますね。
 

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 そのままでも旨いが、せっかくだから春菊を絡めて清涼さを足したり。また穂先メンマとも絡めて微妙な歯応えの違いを楽しんだりするのも一興かと。中太麺なら、そんな具材の風味や歯応えをしっかり受け止めて楽しめますね。
 

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<鴨肉> 野趣な風味と鴨独特な味わい深し!更に上品とも受け取れる柔らかさと脂の甘みが最高!

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 いわゆる鴨ロース。牛豚は背中にロース部位がある一方、鶏は胸をロースと言うそうな?。脂身と赤身の部位をそう言うのかね・・・。さてその鴨肉。楽しみ方は人それぞれですが、「野趣な風味」「ハードっぽい肉繊維」「濃密な脂身」が私は好きです。
 

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 そう言った中で、風味は野趣であるものの今回特に上品にも感じたのが素晴らしいかと!。味噌の風味ともマッチしており、味噌も上品なので敢えて汁に泳がして後半は楽しみました。また肉繊維もかなり品やかで、ざらついたりもせず舌に貼りつきを覚えるほど旨し!。軽く塩ふっただけでもかなり旨そう!。また脂身は期待通りの濃厚感!軽く柚子皮が振られているので、脂身だけでなく赤身もフレッシュに楽しめました。そうそう、こちら柚子の使い手でもあったよね。
 

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<豚肩ロース> 低温調理の極み!赤身自身の肉旨味は芳醇!差した脂身は蕩ける甘み!マイルド味噌出汁吸い込み高まる旨さ!

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 2010年代に一気に拉麺界で浸透したのが、低温調理チャーシューじゃないかと個人的に思ってます。十年ほど前に初めて麺屋一燈でこれを食らった時、度肝を抜かれたのはまだ記憶にも鮮やかに残ってます。そんな歴代の感動肉を走馬灯のように思いながら食らうが・・・引けを取らない旨さじゃないか!。
 

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 赤身自身の肉旨味は芳醇!肉本来の味はそのままで、浸透した淡い出汁がこれまた崇高にすら覚える旨さ!。そこにきめ細かく差した脂身が蕩けるて甘みを放つのです。ううう・・・酒を追加したくなる。またマイルド味噌出汁を吸わせるのも高まる旨さ!。今度空いている時に訪問してゆっくりと酒と合わせて楽しみたいものです・・・。
 
 
 
 
 
<鶏胸肉> 低温調理の極みアゲイン!舌に貼り付くようなしっとり感覚!滋味上品な味わいに味噌出汁染みてコクを生む旨さ!

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 おいおい、これもまた最高に旨いじゃないか!。とっても艶やかで舌の上に貼り付くようなしっとり感覚。前歯を当てて、肉繊維を千切る感覚が艶かしくも楽しいかと。とても淡泊な味でこれぞ肉の滋味と言う感覚ですし、またこれもマイルドな味噌スープを吸わせて食らっても最高に楽しく旨いです。これだけを追加して冷酒を嗜むと言う手もありますな・・・。この店、実は肉の魔力がすげー。
 

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<穂先メンマ> 噛むと崩れるように解ける繊維質!下味の丁寧な仕込み!デカデカサイズが2本も投入でグレート!

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 これだけ立派だとコメントスルーできません。随分とご立派な穂先メンマが2本。太い!デカイ!旨い!。太さがあって筍の繊維質が非常にきめ細かい。どこを前歯に当ててもサクサクと千切れて砕けてゆく感覚。また長い!でかい!食べ応えあり。下味がしっかりと浸透していてその旨味も確か。これも別皿で一品として十分に通用する高い質感です。ここのメンマも激しくオススメですな!。
 
 
   
 
 
<味玉にハズレなし!> 薄い出汁が染みる白身が淡泊な味わい!濃密な卵黄はマチュアな甘みでトロトロ舌に絡みつく旨さ!

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 前半はビールのおつまみ的に、後半はラーメンに移動させて具材的に楽しみました。常温でも旨いね。薄い出汁がしっかり浸透し白身も味わい深いのが印象的。少し貼り付く卵黄がソースのような役割でまた旨いつまみの湯尾で楽しめます。卵黄はほぼ全体がトロトロで周囲は軽くジュレ状態。卵黄本来の味わいも深いが、やはり出汁と一体化したマチュアな甘み表現が素晴らしいです。これも舌に絡みつく旨さ!。味噌の出汁に少し絡めてもまた面白い味ニュアンスの変化で旨し!。嗚呼、やはり味玉は万能の旨さですね!。
 

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総じまして「名物なる季節限定味噌麺!まさにコース料理のようなゴージャス感と満足感!この冬並んででも食らう価値あり!一回食っとけ!」

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 ・・・と言う感動!。季節限定ですし、日によっては昼の部で売り切れることもありそうな人気ぶり。基本的にどれ食っても旨い店ですが、冬の早いうちに食らうこと激しくオススメ!でございます。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 
 

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