ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4494】 メンドコロkinari (東京・東中野) 山椒 白醤油 + 鴨胸肉 + 清酒 八海山 〜白出汁染み入る柔らかい淡麗感!和山椒の上品な華やさ!崇高白醤油そば!

休日雨の昼下がり・・・落ち着いて酒と麺
 春の嵐?ちょっと週末なのにちょっと強い雨。自宅近辺でうだうだと過ごすのが楽なのですが、ちょっと酒と麺を合わせてじっくり楽しみたい気分でしたので、少しだけ足を伸ばして、東中野駅界隈に出没です。もう飲んで食らうならここ!「メンドコロkinari」さんへと、性懲りも無くまた訪問してしまいました。
 

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 ここは週末は行列覚悟。ちょっと出遅れたのもあって後列を覚悟してきたのですが、雨のせいか楽々とシャッター一巡目をゲット!。今日は空いてるんだと思いきや、開店間際にはやっぱり20名以上の行列が発生です。やはり飲めて食える拉麺店って、人気が高いみたいね。
 

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 今回は「山椒 白醤油」と狙いを定めてました。和山椒を使った拉麺。東京では「小池@上北沢」や「にし乃@本郷三丁目」など連想する方も多いと思うけど、実は最初にやったのは「柴崎亭@つつじが丘」。今ではメニュー絞ってるけど、痺れるタイプと痺れないタイプと2種類もあって、本元の力量を示していました。東京の和山椒拉麺は、以前に少しまとめたことがありましたので、ご参考までに以下にリンク貼っときます。もしご興味があれば。
 

 

 

 

 
 
<酒> 八海山!淡麗でスッキリな飲み口の辛口定番酒!つまみの味わいにも見事にフィットする味わい!

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 まずは冷酒!清酒八海山からスタート!これを味わうために来たってな感じもありますし、心惹きつける酒です。いわゆる普通酒なんですが、妙にキレと味わいを感じるのは、ブランド志向なのでしょうか。されど、淡麗辛口の鋭さと分厚い旨味が格別なのです。目隠しされたら純米と感じてしまいそうなほど芳醇な旨味あり。しかも、つまみや濃厚な料理の味わいをマスキングせずに、クリアに洗い流してくれるし、後味や余韻がいいのです。対峙する酒でもあるし、料理と合わせる酒でもある。やはり八海山は侮れん旨さですよ!。実は2本飲もうと思ってたけど、雨の中並ぶ他客を思えば・・・あまり悠長にできずだしね。
 

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<つまみ> 鴨胸肉!皮の焦げ目が香ばしく脂身の濃厚な甘味!肉は野趣と滋味が凝縮するような旨味!

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 相変わらず鴨肉が絶品です。特製にして拉麺に乗せるのもいいですが、個人的には鴨肉は別皿でいただきたい。部位は鴨ロース。低温調理もいいが、王道のローストタイプも捨てがたい。皮の部分の焦げ目が見事で、見ただけで脂の甘味と香りを感じてしまうほどのアピール感覚。
 

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 皿の上に乗ってるだけで脂は蕩けそうですが、実際に口の中に入れると溶ける広がりが見事!。焦げの香ばしさが混じる脂の甘味が実に濃密で旨さが分厚いと言う感覚です。明らかに鶏の脂よりは分厚く感じる旨味。
 

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 更に赤身が野趣と滋味が溢れる旨さです。噛み締めると鴨肉本来の味わいが、下味とともに滲み溢れる!。そこに脂身の甘みも加わりますから、鴨旨味の洪水状態です!。嗚呼・・・幸せ。その瞬間に淡麗辛口の八海山を流し込み、舌を洗う楽しさよ。週末の幸せって感じですね!。
 
 

 

 
 
<全体> 琥珀色の白出汁に溶ける芳醇な地鶏の脂!散らばる山椒!上品かつ艶かしい低温調理の肉迫力!

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 おおお!実に柔らかさと艶かしさ!そして上品さを感じさせる麺顔!やはり白出汁の風合い?風格がスープの琥珀色を見ていると伝わってくるようで、その琥珀な色合いが実に上品!。その一方で中央に鎮座する低温調理の肉艶かしさがありありと伝わります。またデフォルトでも大振りのメンマが2本もあって、充実さもありあり。
 

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 三つ葉と青菜の明るい緑色が、肉のピンク色ともよく映えます。肉のピンクには和山椒が散らされており、見栄えも一体感あるってイメージですね。
 

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<スープ> 白出汁と鶏コクの円やかさに痺れない和山椒の余韻!カエシの輪郭に甘味を感じる淑やかな味わい!

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 味わうと「白出汁」「鶏コク」「和山椒」の一体感が素晴らしく感じます。まず白出汁は、実に上品で円やか。カエシと言うより甘味を感じるような仕上がりで、和食感すら覚えるイメージ。まさに上品。甘みには上品な魚介系の甘味を感じるようで、まさに和出汁って風合い!。
 

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 しかしコク深く明るい味もある。ナチュラルに鶏エキスが溶けているって感覚で、これにより食べ応えも感じる仕上がりです。鶏油のような濃密さはなく、サラサラした鶏清湯って感覚。白出汁と混じり合って味の円やかさが一気に高まるようです。
 

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 そして和山椒。ぶどう山椒?の身を配膳前に挽いたようで、色合いに緑が感じられます。さてこの山椒が実に和風。大陸系のような痺れる感覚がとても低く、それでも清涼感をしっかり伝えるようで、全体を一気に華やかと感じさせる味わいです。少し実山椒があらかじめ溶けているのでは?と思うほど全体の華やな味わい広がりが素晴らしい!。
 
 

 

 
 
<麺> 品やかで寄り添い合う出汁の持ち上げ!漆喰のようにきめ細かい地肌の美しさ!出汁を吸ってからの甘味を感じる旨さ!

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 加水は中レベル。捩れを全く感じさせない凛々しストレートなフォルム。少しエッジが感じられるので麺線も美しく感じられます。序盤は、プツプツとした歯切れに淡い引き締まりを感じますが、芯はない仕上げで出汁を吸い込むのが得意そうです。
 

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 地肌が漆喰のようにきめ細かくてすべすべ。口もとのタッチや、舌触り、喉奥を駆け抜けるシルエットなど、実に滑らかで啜ること自体が楽しく思えるほど。なのでまた性懲りもなく、ズボボボボボボボーーーーっと音を立てながら高速に吸い込むのが快感です。
 

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 麺と麺とが寄り添いやすいほど品やかで、出汁を吸い込むだけでなく、持ち上げるのも得意。レンゲを使うと汁と一体化した旨さが十分すぎるほど味わえます。出汁と一体化した炭水化物の旨さは、甘味とすら感じる味わいで、実にわかりやすく食欲をそそる!。そして啜った後の余韻には和山椒の清涼感も駆け抜ける感覚が、実に楽しい!。
 
 

 

 
 
<チャーシュー①> 低温調理の豚肩ロース!微かな下味で赤身は肉本来の味!差しが多めな脂身は蕩けて甘し!

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 今や主流になりつつある低温調理!豚肩ロース肉です。割と大判で麺顔での存在感も大きめ。脂身が多く差しているのが印象的です。赤身はみるみるうちに出汁の熱で変色してゆくので、さっさと味わい始めますが、淡いソミュール液の下味をベースに、肉本来の味わいが深い!。また出汁が浸透して少し変色してからも、出汁の旨味がいい感じで調和します。
 

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 脂身はゆっくりとスープ熱で蕩けてゆくイメージ。熱を帯びると少し透明感が増して、歯応えも蕩けるようです。同時に甘味も比例して味わいアップしますから、尚更旨し!。赤身と一緒に食らうと赤身の滋味も交わって旨しです。別皿にしても相当レベル高く、酒のつまみになりそう!。
 

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<チャーシュー②> 鶏胸肉のコンフィ!肉の淡白な滋味が出汁を吸ってジューシーかつ芳醇な旨さ!

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 この肉も今の拉麺では王道ですね。鶏胸肉は、実に綺麗に白身がかった色合いで、ふかふかな食感。下味の旨さに白出汁の旨さを十分に吸い込んでいるので、スポンジか化粧パフのように、汁を含んでジューシーです。噛み締めると、淡白な滋味が出汁を吸って芳醇な旨さが吐き出されるのがいいね!。次回は特製トッピングの肉を全て別皿盛りで、酒と合わせて見たいと思う次第。
 

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<味玉にハズレなし!> 白身も味わい十分!トロトロ黄身は卵本来の旨味に白出汁の深い余韻あり!

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 全体的に均一でオフホワイトのような色合い。上品なイメージです。柔らかい仕上がりで、感覚的には沸騰10分余りと言う感覚。白身には淡い弾力があり、卵黄はトロトロ状態です。味わいとしては塩気というより白出汁感が深く浸透したというようで、白身だけでも味わい深し。上品な出汁がそのまま感じられるようです。
 

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 卵黄は、周囲はジュレ状態ですが、多くはトロトロなトロミでスープに溶けるかと思うほど。卵黄のナチュラルな本来の旨味と、白出汁の味わいが見事に深く調和しており、薄らとマチュアな甘味を感じます。注意しながら出汁を注ぎ入れて食らうと、更に出汁の旨味が滲んで旨し!。嗚呼、やっぱり味玉はハズレなく旨いよね!。
 

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<具材> 大きく柔らかい穂先メンマが2本!優しい素材の旨味に出汁の風合いが見事にフィット!

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 デフォルトで、これだけ大きく長く太い穂先メンマが2本もあれば本望でしょう。繊維質も大きく感じますが、実に柔らかい歯切れが好印象。ここにも白出汁の旨さが深く浸透しており、素材感も味わえて旨しです。麺に絡ませて食らっても旨いでしょう。
 

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 あと青菜も白出汁含むと、格好の箸休めとして機能しますし、三つ葉の清涼感も出汁にアクセントを生んで、いい気分転換になります。
 
 

 

 
 
総じまして「白出汁染み入る柔らかい淡麗感!和山椒の上品な華やさ!崇高白醤油そば!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。個人的にはこの店王道の定番メニューと感じる完成度です。華やかな和風拉麺と言う感覚で、しっとり旨さを味わいたいなら激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!。
 
 

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