ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4388】 らぁめん山と樹 (東京・高円寺) [期間限定]特製味噌らぁめん 〜冬定番の味噌のコク深さ!創造豊かな具材と味変!寒さも旨さで楽しくなる逸品!

冬はやっぱり味噌だよねぇ・・・寒さを旨さで楽しむ季節!

 

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 最近珍しく朝一出社で大切な会議。そんな時に限って今年この冬一番の寒さだったりする。冬晴れ快晴で気持ち良い風景なんだが、寒すぎてストレス高まった感じです。東京はコロナ新規患者数が過去最高と報道されて間もないので、早々に時差別退社で在宅勤務へ切り替え・・・そんな移動途中で一杯啜って帰ることとしました。今回は久しぶりに「らぁめん山と樹」さん。近年最後に嫁さんとデート食した店でもあり、また夏の名物冷やし中華が旨くて、知る人ぞ知ると言う店。
 

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 しっかしランチピークを外して訪問してみたが、相変わらず店前では並んでます。駅から適当に歩くしアクセスそんなに良いとは思えんが、旨けりゃ並ぶ。たとえ寒くても。日が燦々と降り注ぐように見えても、そこは冬晴れで寒風極まる季節・・・厳しい寒さ。本当はガッツリと塩のつけ麺を食おうとやって参りましたが、限定で味噌があるらしいので、早速そちらに飛び付いてしまいました。冬はやっぱり味噌だよねぇ・・・寒さを旨さで楽しむ季節!
 

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 ここ流行ってるイメージだけど、ひとりオペにまた戻ったんですね。人手不足なのもあるが、このコロナ禍で営業インパクトもやはりあるのでしょうね。それでなくても自家製麺で無化調で丁寧な仕込みの店。食器片付けと洗いまで・・・。本当に応援したくなる。日本のラーメン屋さんがんばれ!食って応援!。
 

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<全体> 創意工夫と盛りつけセンスの素晴らしさ!魅惑のトッピングと味変化!食らう前からワクワクが止まらん!

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 食券を置いて回収されるタイミングで、顔バレの男(オレ)だと分かったみたい(笑)。配膳のタイミングでは色々と一杯の説明をしてくれて楽しみが増します。そんな一杯はこんな感じ!。
 

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 おおお!定番の味噌フォーマットに創造性豊かなトッピングのアイデア!まず目に飛び込むのはゴボウの素揚げ!かなり粗めで大胆なささがきカット!それが見るからにパリパリ感満載でちょっとした彩りのカイエンペッパーがすごく似合ってる。そしてホワイトソースがまた奇抜のようで妙にマッチした印象。しめじが煮込まれておりキノコの旨味も溶けている。まったりとしたクリーム感の上には、ブラックペッパーが添えられており、単体でも間違いなく旨さが成立。これを味噌スープに溶かすとどうなるんだろうと・・・食らう前から興味が尽きないじゃないか!。まさにツッコミ所満載!。
 

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<スープ> 熟成の旨味!赤味噌等のブレンド感が際立つコク深さ!ベースの動物系の円やかな旨味としっかり融合!

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 さてスープ!。色合いとしては濃ゆい褐色!味噌の濃厚さが伺えますが口にすると意外とマイルド。初動はベースの動物系の優しい旨味を感じました。鶏豚の溶け込みあるなか、豚の優しい旨味を勝手に感じ取りましたが、やはり味噌のコク深さが直後に現れる。
 

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 しっかりした味噌感。だけど重くない。塩気があるけど何となく甘味すら感じます。まさに熟成って感覚溢れる味風景で、赤味噌系?それと他のブレンド?しっかりと味噌のコク深さを感じるが重くもない。ゴクゴクと飲める感覚もあるし、ご飯も欲しくなる味の重厚感もあって、掴みどころがない旨さ!。
 

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 ご飯も欲しくなるのは、軽い刺激があるからかも?。カイエンペッパーの仕業かとも考えましたが、密かに赤唐辛子も滲んでるのでは?そんな感覚。なのでトッピングの春菊とマッチして妙に旨いじゃないですか!。
 
 

 

 
 
<味変化> キノコのホワイトソース!洋風ミルキー味変化で更に深まるコク!ペッパーの刺激が味噌にも合う!

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 実は配膳時に「最初は手前の味噌から味わってください。そのあとにホワイトソースを混ぜて・・・」ってなアドバイスあり。素直にしたがってみたわけだが、ホワイトソース単品のみを味チェックしてみると、ライトで緩くポタージュヨリな感覚。素朴な洋風な旨味にはキノコ類の風合いも浸透。そこにブラックペッパーが味の決め手のように凛々しく広がる味イメージ。
 

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 味噌に溶かそう!まずは混じり合う序盤を味わうと・・・おおお!コクが2軸になったような味風景。味噌のコクとミルク系のコクは、明らかに別。ところが青森だったか・・・ローカル人気な「味噌牛乳ラーメン」が成立するのが分かる気がする!。ミスマッチじゃなく「ベストマッチ」。味噌とホワイトソースのコクがダブルとなって融合。ダブルスープならぬ「ダブルこく演出!」となって旨さは一気に昇華いたしますよ!。
 

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 完全に溶かし切ると、刺激物も一体化して落ち着きます。具体的には、カイエンペッパー・赤唐辛子・ブラックペッパー。相互補完の刺激感???。刺激の渾然一体???。例えようがないですが、味噌味に味わいの3軸目が生まれたような気分?。
 
 

 

 
 
<トッピング> ゴボウの素揚げ!カリカリ歯応えに素朴さ深い香ばしさ!カイエンペッパー混じって味の興味尽きなし!

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 歳を重ねるごとに根菜類が好きになる。同じ意見の方いると思うんだけど、もしそうならゴボウが好きでしょ?。このゴボウの素揚げが旨いのよ。「ゴボウチップス」ってな質感でパリパリ!。素材の香ばしさも揚げると一層高まるのが素敵!。これだけでも金払うから増してくれ・・・。
 

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 どうしても食ってるうちに汁に混じったり沈んだりするんだけど、かなり浸透を許さないところが素晴らしい!。終盤までパリパリさが持続。そのパリパリさを、麺に絡めて食らうのが最高。どこまでもカイエンペッパーの刺激も微かに残るのも一興です。
 
 

 

 
 
<麺> 自家製麺!おなじみ中太平打ち手揉み麺!味噌に絡んでホワイトソースにも絡む!更に海苔もトッピングも絡みダイナミック!

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 製麺機がいつもキレイに保たれている。これ旨い店のポイント。仕事柄、カイゼンってのに触れることが一時期多かったのだが、整理整頓に限らず「掃除の徹底」ってのも生産効率や品質向上への重要ファクター。
 

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 もう通っている店のつもりなので、驚くことはないのだけど、おなじみ中太平打ち手揉み麺が好きなのよ。手揉み麺は、東京なら七彩系が一目置かれているけど、それよりも少し密度感があるのが印象的。同じじゃいね。優しい歯応えだけど、微妙にクシリとした感触があってそれが好き。しかも味噌スープに絡むと味わいが増すイメージ。
 

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 いつもならズボボボボボーーーーーっと啜って、縮れ捩れボコボコなフォルムを感じたいところだけど、ゴボウが絡んだりするから、口を横に広げてワシワシと食らうが食感のコントラストもいいね!。パリパリ感とモチモチ感。麺の旨味は味噌が滲みだし、噛み締めるとゴボウの素揚げの香ばしさ。嗚呼・・・なぜ麺大盛にしなかったのかが悔やまれる。
 

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<チャーシュー> 豚肩ロースは仄かにピンク色にしっとりさを残す柔らか仕上げ!豚バラ肉は自重で解れるトロトロ感覚!脂の甘味と出汁が浸透!

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 ゴボウ素揚げとホワイトソースに意識を奪われてしまいますが、チャーシュー・・・これも旨い!実は肉も得意なお店と思ってます。まずは豚肩ロース。ローストポークとして高級オードブルに出してもいい感じ。周囲は軽い炙りに下味が滲みた風合いですが、中はしっとりピンク色。差した細かい脂身は蕩けて透明。赤身の隙間には味噌スープが吸い込まれてます。噛み締めるジュースィー!。仄かにカイエンペッパーが漏れふりかかり、それはそれで旨さを高める!。嗚呼、酒が欲しくなってしまう旨さじゃないか!。
 

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 そして豚バラ肉。これは外側の皮がしっかりと残されており、炙りがしっかり入った感覚がいい感じ。皮に近い部分の脂こそが蕩ける旨さで甘味があるところ。単純に言えば皮下脂肪そのものなんだけど、この部分は背徳的に旨い!。そして徐々に皮膚から離れるに従い、赤身が出てきます。ここはここで脂身も入り込んでいる上に、肉繊維そのものが柔らかい部分。まるでスポンジのよう。元々旨い上に、味噌の深いコクが混じって浸透すると、さらに旨いに決まってる!。この肉片だけで茶碗飯を軽く一膳食える!。豚バラ肉は、背徳的でもあり、盲目的にもさせる旨さです!。
 

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<味玉にハズレなし!> 薄出汁の深い浸透とマチュアな甘味!プリンのような白身とクリームの如し卵黄の滑らかさ!

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 おいおい・・・味玉こんなに美味かったっけ?。ちょっとびっくり!。そして久々に理想的味玉!。味が濃ゆくてマチュアな風合いなタイプ、そしてあっさり出汁でフレッシュ感もありってなタイプ、2つあるとしたらその中間なのだがかなり後者寄り。
 

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 薄出汁がキレイに均一に浸透し染まってます。その美しさから白身は牛乳プリンかババロアのような柔らかさと味わいの広がり。そして卵黄は全体的にクリームかソースのような均一感ある濃度。まるでクリーム。しかも温度感もあり。見逃しがちですが、固茹で部分が外周に微妙にあります。どれがクリーム状態の卵黄と絡むとまた面白い食感・・・。今回は上振れ極まるような味玉!。かなりポイント高し!。
 

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総じまして「冬定番の味噌のコク深さ!創造豊かな具材と味変!寒さも旨さで楽しくなる逸品!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。冬のラーメン活動は、まさに寒さとの戦いで行列は極力避けたいもの。知るところでは激混みってな感覚なく、非常にいいもの食えるお店です。限定品もいいけどレギュラー麺は確かなもの!どちらも激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつもの通りに締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

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