ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4231】 くじら食堂 nonowa東小金井店 (東京・東小金井) 特製油そば 大盛 + サッポロラガービール 赤星 中瓶 〜サッポロ赤星と最強タッグで痛快なる平手打ち!旨さ膝落ちピロピロ平打ち油そば!

サッポロ赤星に合う!週末の幸せ油そば
 


くじら食堂 nonowa東小金井店 (東京・東小金井) 特製油そば 大盛 + サッポロラガービール 赤星 中瓶 〜ラーメン食べて詠います

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 週末は、くじら食堂の特製油そばを食らいながら「サッポロ赤星」を飲むと心に決めてた!。そして先日、三鷹店で実行。その余韻がまだ頭に残っているうちに、東小金井店へも行っとけという流れで・・・またまたこの店にやって来ました。ここでは、限定メニューの「中華ざる」に激しく心を動かされますが、伺うとつけダレはまだ変更されてないとのことで、前回訪問と全くダブるため初志貫徹で「特製油そば」を選択です。
 
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 それにしても・・・朝の11時前でほぼ満席はすごいね。土日は10時30分からオープンですが、空いていると思いきやほぼ9割方埋まっておる。小金井市民ってそんなにラーメン好きなのか!。近くには「にんにくや」のように、夕方から明け方まで営業する店もあり、まさにラーメン的には眠らない街・・・それが東小金井エリアかも知れません。
 
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 そうそう!くじら食堂と言えば KEN AOKI氏作画による壁画だよね!。なんとも愛情たっぷりで心が和みますな。家族客からも人気が出そうで、特に子供にはウケそうです。確か氏もくじら食堂の熱烈なファンでその繋がりだとか・・・。一方、三鷹店はシャッターに描かれており、信号待ちの通勤客の目を愉しませてくれてますが、シャッター上げ下げでこれから剥がれるのかがとても気がかりですな。麺を待っている間、絵をじっと見ていると次回は「醤油 味玉」を食いたくなってくるね(笑)。
 

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<酒> サッポロラガービール赤星:最近こればかり飲んでおります・・・現存最古の国産ブランドビール!

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 最近、赤星をよく見かけるようになりましたが、ビール需要が落ち込んでいる中で、売り上げが伸びているのがこのラベルなんだとか。確かにそう苦労せずに外で飲めるようになりました。最近こればかり飲んでおりますが・・・やっぱ飽きない〜! さすが長年愛されてるブランド。since 1876 はダテではありません。1876年・・・調べてみると、我が母校東京大学設立よりも古いんだね(今ウソつきました!)。
 
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 どうも・・・トラウマなのか、過去チェックするとここではビールが上手く注げない(爆)。今回も泡ばかり(瀧汗)。あまりにも泡を溢してばかりで、三鷹店では面割れしたばかりですし、注意深く注いで味わうが・・・どっしりした苦味のビールだから実は泡も美味いのだ!。少し泡が落ち着き始めたばかりのグラスを、泡もろとも喉奥へと流し込むが、そのシュワシュワ感覚と苦旨味がなかなか痛快!。
 

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<全体> もはや看板商品!油そばのアイコン的なプレゼンス!ビールのお供に最強の麺類!

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 今回は、ビールを飲みながらゆっくりと油そばを味わう企画。梅雨の晴れ間で少々暑い日だったから、危うく配膳前に飲み干しそうになりますが、我を失うことなくビールを抑えながら待ちます。そんなちっぽけな辛抱の末、目の前に現れたのがこの麺顔です!。
 

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 おおお!素朴素朴と心に妄想抱えながら待ち構えておりましたが・・・もはや麺顔はトレードマーク@か・・・アイコンを思わせる堂々としたプレゼンスを発揮。油そばとはこれぞ!と言わんばかりなオーラが垂れ流しですよ。素朴感がどこか突き抜けてる。ボコボコとランダムな縮れを織りなす手もみ太麺。それが素朴さの代表格ですが、よくよく全体を眺めると、トッピングの配置は実に整然としている。そして、卵黄の上には系唐辛子が立体的に盛り付けられ、どこかしらコンテンポラリーな導きを感じるじゃありませんか。そんな素朴とコンテンポラリーのハイブリット感覚が実にいい!。その一方で熱々な湯気からはほのかに醤油ダレの風味が漂い、それが実に優しくほっこりとさせる。それでまた一気に素朴感に意識が染まるイメージ・・・。
 

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<タレ> 意外と汁多めでサラサラ??忘れかけてた甘味のニュアンスが優しく広がる??そして卵黄を割って一層優しく!

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 汁なしと銘打って意外に汁多めじゃん・・・って展開はよくあること。三鷹店では、かなりの汁なし状態で、かつ乳化ベットリ状態ですが、こちらはサラサラタイプ。その差・・・まるで「澤部佑」と「菅田将暉」?メンズビオレを連想してしまいましたが、どちらも良い感じ。これは太い麺が汁を吸い込むことを計算してるから、序盤の状態ではそう感じるのでしょう。
 

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 デフォルトのタレでしばらく食い続けますが、とってもスムースです。これはこれでありだと思うけど、実にスマートな味わい。醤油ダレの香りは高いが、カエシはとても抑えめ。円やかとすら感じ入るし、香味油もかなりスマート。植物系オイルか?と思えるほどライトに感じたかも。しかし、絡めに絡めて天地返しを繰り返すと、なんとなく乳化は進んだみたい。と言うか麺の炭水化物成分がタレに溶けたかもで、しっかりとした円やかさな旨みに仕上がった!。
 

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 ここで急に思い出したのは・・・葱油?焦がし葱?のフレーバーはどこへ?と言うこと。他の店と混同してるかも?また移転前とその後でスタンス変えたのかもだが・・・以前は焦がし葱油のフレーバーってなかったでしたっけ???。実は入ってますよだったら激しく自分を嗤うんだが(汗)。そんな妄想が湧き起こり、それを揉み消しつつ・・・気がついてたら卵黄を箸で割ってました。そして・・・後でニンニクを溶かそうと誓う。
 
 

 

 
 
<麺> 七彩系王道のピロピロ平打ち縮れ麺!熱盛りでのヌツヌツした歯応えと素地の風味感!タレが絡みまくる以上に吸い込む感覚!

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 やはり・・・何度でも言うが、麺が旨い。いつの時代からか、ラーメンの主役はスープに座を譲った感が微妙にしますが、ここでは依然として麺が主役。打って寝かした後、解してからランダムに解して平べったく固める。そしてまた解して、別の角度からまた平べったく固める。数回繰り返すと、みんさんご存知の手もみボコボコ麺の完成。旨さとはカオス。味だけでなく形もそうかも。
 

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 滑りにタレが絡みつき、混ぜていくうちに攪拌され、薄い乳化で膜を作り全体をコーティングしてゆくイメージ。またこの粘りで具材をより一層絡めまくり、じわじわと麺に味を浸透させてゆくようです。ヌツヌツとした序盤の噛み心地は、麺の風味をダイレクトに伝えますねぇ〜。更に中盤以降は旨味を吸い込んだ炭水化物の甘味に変化。タレの味わいをひたすら追い求めるように食らい続けます。
 

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 やっぱり喉越しがいいね!滑ったボコボコさは、妙に明確なシルエット感を生み出し、舌触りで随分と楽しませてくれます。滑りは良いだけがうまいんじゃない。思い滑りとボコボコしたタッチ感が、これまた楽しい!。
 
 

 

 
 
<味変化> 味変化なしでは居られない!ニンニク・辣油・酢・ニンニク!一気にいつもの武蔵野系感覚!

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 先日、懇意にしていただいてるレビュアーさんから「味変化じゃなくて、それも含めて武蔵野系油そば」と言う感想をいただきました。そう!そうなんですよね!だから毎回、味変化をやってしまうのか。意識しない意識の中では、もう味変化は一体化しております。
 
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 タレを味わっている時、妙に「焦がし葱油」のインパクトを妄想してしまったので・・・自ずと少々パンチが欲しくなり、ブラックペッパーかおろしニンニクかで迷います。今回はニンニクで!卵黄を割った瞬間のインスピレーションを優先しました。これを入れると一気にタレの個性が変わりましょう。円やかさから刺激系へ変化!。
 
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 その変化を一層際立たせるために・・・辣油を投入!。これで唐辛子の刺激感と、油のコクで味変化が固着化した味わいに仕上がります。それまで単なる飾りのようだった系唐辛子が、何気に喜んでる感覚。ここでストップしてもよかったのだが・・・酢を少々投入!。これで完全に味変化完成!。すっかりビールのアテになった感覚で、最後に白飯入れて割ろうなどと言う気は失せました。正直・・・ちょっとどれも入れすぎたかも(汗)。
 

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<チャーシュー> 豚バラ肉の炙り焦げ目で脂は甘く香ばしく!鶏胸肉はしっとりフカフカ・・・淡白なれど滋味深し!

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 特製の楽しみは肉増に他ならぬ!。定番の鶏豚2種盛りです。個性が全く真逆の豚バラ肉と鶏胸肉。まず豚バラ肉は、醤油系のタレを染み込ませた淡い甘辛系の風味。それを軽く炙ってあり、焦げ目で香ばしく、そして脂身が蕩けて甘味を増します。白飯には絶対合う味わいで、焼豚丼でよくお目にかかるタイプ。赤身と脂身の層が美しく、さすが特製トッピングな風貌です。
 
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 一方の鶏胸肉は、脂分が低くて全体的にしっとりした風合い。肉繊維が実にきめ細かい上に柔らかそう・・・そしてそれらが詰まってる。どの方向から前歯を立てても優しくちぎれる。奥歯ではパフパフとした沈み具合で、噛み締めると淡白だが滋味を感じる味風景で・・・これはビールも悪くないが冷酒や白ワインなど辛口でいただくと絶品と思われます。
 

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<味玉にハズレなし> 出汁が甘めで深ぁ〜い浸透感!ねっとりマチュアな旨味を濃密に伝道!

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 これは仕上げとしては、ねっとりとした半熟系。出汁は今回深いと感じたが浸透も深いタイプのマチュアなタイプです。イメージしやすいのは、ラーメン屋でおつまみセット。それでよく出されて止まらなくなるやつね。そして味付け的には甘味を感じさせる設計。浸透深いから卵の元味より変化した熟成風な旨味が主体。ねっとりした卵黄だから舌に絡みつきやすく、それをビールで流すように味わうのがクセになりましょう。嗚呼、やっぱり味玉にハズレはなし!。
 

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総じまして「サッポロ赤星と最強タッグで痛快なる平手打ち!旨さ膝落ちピロピロ平打ち油そば!」

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 ・・・と言う感動!。手もみ太麺のイメージで相当重そうに感じるかもですが、見た目イメージよりは、かなりスマートに食せます。大盛り300gでも妙に負担なく完食。「中華ざる」は冷で、「油そば」は温で、ピロピロ太麺の本質的な旨さを十二分に堪能させてくれます。汁系も好きですが、麺にハマった!この麺が好き!と言う方なら、迷いなくこちらを激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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