ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1526】 いのうえ (神奈川・尻手) 煮干しらーめん・限定 〜伸びシロ感じる新進気鋭店のトライアル濃厚煮干し


 もう5月も終わろうとし早や6月を迎えようとし、これからが来年の4月までずーっと忙しさが続こうとしています。今年のゴールデンウィークは取れたには取れたが、出勤などもしたので何だか消化不良な気分。そういえば思い出したが、昨年の夏休みはずっと取得できず、地獄を見たのだったわ・・・・。そんなのをまた繰り返すのか不安な6月はとても怖いのであります。



 なので今のうちに、食えるうちに食っておこうと、気になる店は早めに片づけていこうという算段で、外出がてらのお昼休みに寄らせていただいたのが、「いのうえ」さん。南武線尻手駅など初めて下りましたわ。「尻」に「手」。痴漢みたいな地名ですな。などと考えながらてくてくと街道沿いを歩きますが、汗ばむね・・・・。横須賀線の陸橋を越えれば、すぐそこにその店はあります。街中の飲み屋の居ぬきのようなお店。そこに若夫婦で切り盛りしているという、すがすがしいお店であります。接客も丁寧でありまして、地元の常連にほぼ埋め尽くされておりますな:笑。さて、何を食うか・・・・・。今回は限定という「煮干しらーめん」をチョイスさせていただきました。









 準工業地域に指定されてる住宅地ってなのがこの辺りの雰囲気。民家の雰囲気を少し感じながらのお昼の空気感が和みます。NHKの昼ニュースなんぞを見て和みながら静かに、一杯を待つのって本当に一番幸せを感じますね〜。しかし、テレビ画面は、タイのクーデターや、新疆ウイグル地区のテロなど物騒なネタばかりで、ちょっと重苦しいのだが・・・・。そんな重さを吹き飛ばすようにいいタイミングで、配膳が完了!おお、中々の麺顔でありますよ!早速啜って、食って・・・思うことは以下の通り!


  







 なぬ!濃厚煮干しがちょいとシルキーでええ感じ!肉もハマるしCPええやん!!さらに深まる旨さの付加価値!!










【スープ:なかなかトライアルぶりが伺える甘コク広がる濃厚煮干し!】


<重厚感ある煮干し!そして動物感もほどほど感じ入る煮出し感覚!>


 配膳の瞬間、やはりその煮干しの濃厚さが一番気になりますが、見事な黄土色であります。豚魚みたいな色合いもやや感じますが、濃厚さはしっかりとアピール。レンゲですくっていざ啜らんと近づけた時点で、旨苦い香りがホワッと鼻腔をくすぐります。そして最初の味わいファーストインプレッションは、濃厚さを感じるなかに、苦さに爽やかさな部分もあります。濃厚煮干しと謳ったこのメニューが腑に落ちるといったところです。きっちりと濃厚煮干しを表現していますね〜。


 ニボシストとして、特徴的だなと思うのはその動物感か?魚介メインな煮干しなら、やや深緑色がかった色合いが出てきますが、動物コラーゲンをやや感じます。個人的には、豚魚系な色合いと言ったものの、鶏系の旨みが先行するような気がするのだが・・・。確かに動物系が少しあるだけで、食べ応え感も全然違ってきますしナイスと感じます。さらに鶏の方が煮干しが前に出る気がしますし、いいセンスだな〜っと私的は納得なのですが。






<醤油ダレのエッジがややアクセルバランス>


 さてこちらのご店主は、お若いのに中々研究熱心とお見受けします。先客はすでに固定客らしく、日々のスープ調整の違いによる味の変化とか、その感想などをいろいろと楽しく会話されておられます(なかなか・・・正直というか、腹を割って話されるのね、みなさん:驚)。近頃濃い味の傾向でトライアルされておられるようで、試行錯誤も意欲的。今回は、デフォルトラーメンは、ややマイルドにされたようです。そんな影響はあってかなしかは知らぬが、醤油ダレの存在が少しアピールしている濃厚煮干し系かと思いました。むしろ、醤油ダレが、濃厚煮干しと動物感の組み合わせに、バランス感を与えているようにも感じます。なので、食べ進めても食欲が衰えないで、一気に平らげられる。グビグビと一気にフィニッシュですよ!濃厚スープを!!それでも喉が渇いた感じはあまりしない・・・・・。







<海苔も風味よく、薬味は濃厚さをスキッと食わせる役割なり>


 忘れるところでしたが、濃厚さをスッキリ食わせる工夫がいいです。海苔は、口直しには大変風味がよかったし、玉ねぎも野菜らしい甘味がしっかりと感じて相性の良さがあります。さらに茗荷!こいつが微妙な分量しかないくせに、煮干のクセを上手くとらえます 。







【麺:スープを程よく受け止めるクッシリ歯応え麺!ざらつき抑えめなスベリ感覚もナイス!】


<クッシリと密度感あるストレート細麺!大盛り不可タイプ>


 中々クッシリとした歯ごたえが印象的です。麺の密度感というか潰し込みを高く感じますし、色合いもナチュラルな薄黄色が旨そう。どことなく玉子麺っぽい色合いかな。それが目が詰まったような「クッシリ」とした歯ごたえ感でして、中々腹持ちの良さを感じさせます。こちら価格的にもいつも食っているラーメンの中では、リーズナブルプライスゆえ「大盛り」にしたかったのですが、大盛り不可とのこと。替え玉制でして、当然追加をせんと食べ進めましたが、途中でええ塩梅で小腹が張ってきたので、ダイエットもかねて1玉分の満足感で抑えました。(スープ完飲してダイエットもなかろうが・・・・・)


 前歯の千切り時点から、麺の風合いを感じるクッシリ歯応え。奥歯での麺同士つぶれあって千切れる感覚が、やわらいテンピュールのようで熟成度を感じるような千切れ感覚でした。こういう麺もいいね〜。







<程よくスキマがばらけたスープの絡み感覚、ざらつき抑えめなスベリ感覚>

 程よく麺同士がひっつかない・・・というかほどほどなスキマがあってそれが丁度良かった。濃厚スープが程よく抜けて、麺の風味とのバランスが良かったし、また麺の表面のコーティング感があって、ザラツキを覚えないでスルスルと滑りゆく感覚が良かったです。特に、途中で海苔をまいて食したのですが、海苔の風味と、スープ&麺の風味が混じりあい、とても旨かったな・・・・。海苔追加はしてもいいかな。





【具:チャーシューが多彩!700円ではお得感あるね〜!】


<デフォルト価格でこの3種のサービスチャーシューはとってもナイス!>


 いやはや、濃厚煮干しを食いに来て、実はこのチャーシューたちに心を大きい部分を持って行かれたのでしたわ:笑。デフォルト価格で、このボリューム感と3種類の肉、そして完成度合は大変お得感あります。


 まず豚ロースは、ややピンクめいて大変柔らかく、前歯だけでもやさしく千切れます。適度に繊維のスキマにスープが入り込み、染み入る旨さであります。当然薄味。肉本来の味もよし、スープに絡めてもよし。普通だったらこれ一枚で終わりかもしれません。


 次に鶏の胸肉を蒸したような肉。これも最近大変多く見かけますね〜。全国のスーパーには胸肉だけ取り外された鶏が多く出回っている事態に陥ってはいないでしょうか・・・・心配です。この旨さはテッパンですね。そして、豚バラ肉!これも大変オーソドックスな作りですが、品質感がすごく高いし、大きさ/厚さが想像を越えます。醤油ダレの味わいもなかなか香ばしく、白飯に合うタイプ。このチャーシュー3種だけでも、この一杯は元を取った気がします。







 

<メンマもかなり役者であります>


 ちょっとしたトッピングのメンマは、店によってその扱いや存在感が千差万別ですね。このメンマは、しっかりとした作りとアピール感あり、大きさ(OK!)・太さ(材木)・歯応え(クニャリ&シャッキリ)・味わい(薄味)、すべてにおいてバランス感ありました。これなら、このメンマで真露をやりたい!!










 総じまして、「伸びシロ感じる新進気鋭店のトライアル濃厚煮干し」というそのままの感覚。同じメニューを食い続けても、いろいろな味わいを楽しめ、通い詰める度に新たな発見がありそう。そんな期待高まる良店って感買うがいいな〜と心から思います。駅から少し離れた隠れ家的な雰囲気も良い。いかんせん・・・・私、通えませんが(汗)、定点チェックは是非ともやりたいと思います。天気もよく、軽く汗ばんだけど・・・・ビールは控えたわ!家かえって取り返すように飲みましたが:汗。麺もビールも旨い季節に突入だね〜。・・・なので詠います。


   陸橋を
   登る彼方の
   ラーメン屋



   ウハハと食って
   じりり汗かく




お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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