ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1524】 rockin'on presents まんパク 金久右衛門 (東京・立川) 大阪ブラック・太麺

 思い出の味を求めて・・・・。




  







 本来、フードイベント嫌いな私だけど、大阪の名店「金久右衛門」が昭和記念公園内の「まんパク」なるイベントに出店との情報ゲットですから、訪ねない訳にはいかなかったのです。関西転勤時代にとてつもなくハマった店。それが「金久右衛門」でして、特に梅田店は通いに通った。あのころは、面白かったし、充実していた日々を過ごしておりました。家族全体が、青春してたという感覚。


  







 そもそも、大阪勤務から東京勤務が言い渡されて、それが半年間いろいろ事情があって半年延びて、その間に開店したのが「梅田店」。そこのご店主というか、営業統括部長となのるお方には、いろいろ試供品を食わせていただいて、本当にオモロいラ活をさせてもらったという思い出がいっぱい。


  







 最後の訪問日に、実は東京へ転勤なんです・・・なんて言ってたら、金久も東京目指しているんです!なーーんて言ってたから、凄く期待して待って待ち続けて今に至る。あれから、金久もいろいろあったのかな。全然東京にこないと思っていたら、「無鉄砲」「玉五郎」やら、「7.5Hz」・・・そしてあの「麺哲系」までもが東京進出してきたけど・・・本当は心のどこか寂しかったわ。例えイベントでも東京で食えるのなら・・・・・・、これは食わずにはおれないのです。



 今回は野外イベントの一杯ということ目線で、ありがたく頂いた。麺顔とか仕上がり具合は、本場との違いは仕方ないということで。













【スープ:ピントがあった醤油感!タレの感覚は、東京でもありそうでないのかも】


<ピッチリとした醤油感と貝系のコクまろは健在やね〜>


 そもそも関西エリアで、これだけピッチリとした醤油系は希有なのであり、ピントの合った感覚は継承していると思えます。ブースから受け取った瞬間に、分厚い醤油が香る・・・・。ジットリと濃いように見えるが香ばしい。醤油の香りというのもあるが、どこか出汁の詰まった感じがあり、貝類のタレが滋味深く広がる。それは香りにお現れているね。クチに含んで軽やかさと香ばしさを楽しめる醤油系。大阪高井田系を起点としているが、スープの分厚さではちょっと別の立ち位置かもしれませんね。


 ま、非常によく雰囲気を出していると思います。迫力という点では、やはりイベント出店のトーンダウンがあるが、この野外の開放感ある雰囲気でも「金久」の個性は確実に漂う。









<豚肉の煮出しは雰囲気出してると思う>


 スープの半濁り感もなかなか雰囲気でている。豚の肉から取る出汁という感覚。サッパリしているのがいい。昆布系のエキスも入っておるのかもですが、重くない豚肉の旨味を感じる。味わっているうちに、段々と大阪のメンバーの顔が、つい思い出されてしますね・・・・。













【麺:若干スリムな太平打ち麺!汁個性を受け止める力と、汁引き込んだ旨さがナイス!】


<久しぶりに会うとスリムになった太麺感覚>


 太麺と細麺を選べるのだが、イベント店でもそこはちゃんと押さえておられた。東京では、やはり細麺が人気のようだった。でも、大阪ではどちらがいいですか?と効くと必ず「太麺」を勧めて来る(ブラックの場合)。濃ゆい出汁には太麺のしっかりとした受け止めが合いますよ・・・って初訪問の時に教えられたっけか。


 しかし、記憶は美しすぎるのか、大阪での思い出の一杯よりは・・・スリムに思えてしまうね。気のせいだと思うけど。きしめんタイプな形状で、細めのフィットチーネという感覚。密度感あるけれど、加水は中程度。クニクニってな感じで前歯で切り、奥歯ですり潰す感覚が懐かしい。








<汁を吸い込んで美味い!さらりとぬめる>


 ここの麺は、スープを吸い込ませて、見事な褐色になったところを食うのが旨い。スープにも麺の旨味が滲み出ているし、スープも出汁の効果を吸い込んでいる。麺自体が旨いと思える。そして、淡いざらつきは消え失せ、するするとしたスベリ心地が残るだけだ。


 ・・・うん!いろいろ感じたけど、麺も雰囲気出している。







【具:ここがイベントで難しいところかもしれぬ・・・・肉の話】


<肉は別物・・・・>


 肉は・・・また随分と割り切りましたね。私の思い出の肉とは、全く別ものの印象でした。なのでこれ以上深く語らず。









<メンマは頑張っている>


 メンマは、大阪の味わいを思い出すに十分なレベル感でありました。短めの材木で、クニャリとしているのだけと、芯のしっかりとしている風合いもあり、歯応えもしっかりとしたクニュリとした感覚。スープの味も染み込んで凄く懐かしく旨く感じた。












 総じまして、「懐かしい大阪カリスマ系醤油味」という単純な感想・・・。いちど、本気で東京に来なはれ。いろいろ、金久出身の店舗が元気よさそうだけど、ここ東京で原点回帰ってのはだめですかね。夢のまた夢って分かっていますって。ま、イベントなので、量も少なくお祭り価格だったけど、ひさしぶりに懐かしく食わせていただきましたよ。ありがとうございました。なので詠います!



   久々の
   なにわで惚れた
   醤油味



   嬉し涙の
   塩気が混じる



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!