ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3406】 麺屋 焔 (東京・大井町) 塩らぁめん + 白髪ねぎ + チャーシュー 〜大井町の良心!そんな誠実質実塩らぁめん!

もっと塩らぁめんで有名になっても良さそうな店
 
 とある水曜日の話。飲食店って平日なら月曜日が休業が多いけど、実は水曜日も休業が多いね。これを迂闊にも忘れてフラれる経験は、これまで幾度も体験済。しかもこれに加えて、これだけ一気に臨時休業に出くわしたのも記憶ない・・・・。
 

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 ことの起こりはJRのダイヤの乱れ。これを利用して恵比寿で新規開拓しようと思ったら「臨休」。午後のスケジュールを鑑みて、大きく大森まで移動。あわよくば麦苗狙えるかと思ったら「不定期休」。だったらすぐそばの「クワトロ」へと移動するが「臨休」。大森に嫌われたと思い、一駅移動した大井町。絶対に営業していると思ってた丸中華そばは「臨休」。和渦へ向かうと「定休」。時間がないので最後に駅方向へ行くしかない。そして「凛」に向かうが「休業」。そして最後にたどり着いたのが「麺屋 焔」。涼しい一日のはずが汗だくになってしまったい!。
 

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 しかし最後の切り札としては、いいチョイスでした。本当にデカデカとした派手さはないんだけど、落ち着いたムードがいい感じです。メニューのシンプルさが好感度持てるし、看板のデフォルト「塩らぁめん」はこのご時世このロケーションで680円という良心的な設定。しかも誠実感や質実とした作りこみが感じられる逸品だからとても良心的。正直言って、もっと注目を集めてもいいのでは?と思う店なのです。この日は本当に最後に難民となるところを救ってくれて感謝。
 

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鶏ガラと節系!プラスα の滋味を感じる琥珀のスープ
 
 午後の予定が昼下がりだからよかったよ・・。なんだかんだで1時間以上は歩き倒した次第ですから。汗で失われた塩分補給には、塩らぁめんが格別です。値ごろ感あるし、また今回昼飯窮地を脱した感謝もあって、大好きな白髪ねぎとチャーシューを追加してみました。売上貢献!。そんな麺顔はこんな感じ。
 

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 おおお!目に映るものは私の好きなものばかりで大興奮!。やっぱりチャーシュー追加は正解で、焦げ目が美しく揃う肉片が整列してるのが快感!。それに白髪ねぎは半分以上沈んでいるので分かりにくいがネギ大好き「ネギ星人」としてはすこぶる上機嫌。またスキマから見えるスープの琥珀色がとても透き通っており、旨さの拍車がかかるようです。
 

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 こちらはやっぱり塩が人気だし、落ち着く感じがしますねー。決して魚介先行でない鶏ガラ系のゆったりした旨みが広がるタイプ。塩だれにはいろいろと、海塩や岩塩系など拘りがあると思うのだけど、淡くジリリとした輪郭感じる塩気が印象的です。一瞬淡く生姜でも?と感じたのですが、そうでもありますまい・・・。この路線だと鶏油などで色気つけたいムードもありましょうが、サッパリ系で押し切っているところが個人的には好きなのかも。
 

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 それにしても、琥珀の明るさ感じるスープ感ですが、淡麗系独特の落ち着きある味わいは、節系か何かなんでしょうかね・・・・。滋味を感じる正体が不明ですが、シンプルに味わえて深みを覚えるスープ感はさすが。デフォルトが一層安く感じます。
 

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クスクスとした歯応え楽しく!汁を吸い込んでも美味い!しなやかストレート細麺
 
 多加水でもなく低加水でもない。クツクツ!クスクス!とした前歯の千切れ方が快感を誘います。そんなストレート細麺は、角が立ってるようで麺線がとてもくっきりと映えるので、余計に旨そうに思えます。芯は丁度なくなったような茹で上げタイミングであり、前半は麺の風味感を、後半はスープの浸透で混じった旨みを味わえるタイプでしょうか。表層もツルツルとしつつ、しなやかな割には麺と麺があまり貼りつかない。なのでス―プの持ち上げと言うよりも、染みこみで味わうようなタイプに思えました。
 

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 正しく蕎麦ライクでズボボボボー―っとライトにすすり上げる感じ。そこに時々白髪ねぎが混じってゲホってしまうが、それも計算の内。もろとも一緒くたに奥歯で磨り潰すと、麺のクチリとした感覚に混じって、ザクザクとした白髪ねぎの歯応えと清涼感が混じる。最後はスープの旨みと、グルテンの糖質にネギ清涼感がプラスされて、カオスな旨さとして昇華いたしますよ!
 

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見事なる豚肩ロース!質感!サイズ!香味!柔らかさ!
 
 最近、六本木で「ふぐらーめん」を食ったとき、「焼きふぐ3枚/300円」と言うトッピングであそんだんですが、どうも最近、ラーメン食っててトッピングを選ぶときにその価値基準と比べてしまう・・・・、チャーシュー追加は250円。どうも3枚追加のようだわ・・・。結論言うと、甲乙つけ難しのハイレベル。
 

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 このチャーシュー、いろいろな点で基準を上回った感じです。まず「柔らかさ」は言わずもがなのトロトロ感。どうやって切ったの?炙ったのと思えるほど。そして「香ばしさ」が絶品で、片面だけ炙られた肉と脂が焦げて、その焦げた脂が甘味となってまた肉に染みこんでいる。香ばしさが味強化に変化している。当然のこと「サイズ感」「質感」も申し分なく、豚の肩ロースとしても、とてもいい部位を選んだような気がします。
 
 

 

 
 
総じまして「大井町の良心!そんな誠実質実塩らぁめん!」
 
 ・・・と言う感じでしょうか。限定どころか、特製もなく、デフォルト+αのトッピング感でのみ、メニュー展開をしている店。私は、そのスタイルを頑固とは言わず、誠実と表現したい!。嗚呼、良い店だな!っと思ったらやっぱり!そんな店には、ちゃんと「ハートランドビール」が置いてある。次回こそオフタイムに訪問したい!そんな野望を胸に秘め、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   飯時に
   ダイヤ乱れる
   ジェイアール
 
 
 
   やっと辿った
   塩らぁ沁みる
 
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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【今週のラーメン3405】 ふぐだし潮 八代目けいすけ 東急プラザ銀座店 (東京・銀座) ふぐだし潮らーめん + ふぐ茶漬け + 昆布〆ふぐ 〜うたかたの夢〜!はんなりと恍惚にふける崇高出汁らーめん!

プロレタなオレが、資本家の集う街銀座で腹いせに「ふぐ三昧」
 
 ちょっと昼飯食いそびれた都心外出。東京駅から少し移動して、有楽町・銀座へと辿りついたおやつタイムに近い時間帯でした。今回は「ふぐ」のらーめんをゲットするためにやって参りました。次のアポまで間があるのでラッキー。そんな感じで東急プラザの地下二階のレストランフロアにやってまいりました。
 

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 すげー・・・・昼間からお茶のむ感覚でワインやら、シャンパンやら傾けて談話しているマダムやオヤジ達多数。いかにも食うために仕事してねーってな雰囲気バリバリで、別世界に感じますよ。オレの薄汚れたワイシャツが急に恥ずかしく思えてきます。でもいいのだ。オレはオレ。今日は思いっきり贅沢をしにやってきたのだ!ラーメンだけど!!!!
 

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 そんな感じで「ふぐだし潮 八代目けいすけ」までやってきました。こうなったら腹いせじゃないけど、フグ三昧にしてやる!。デフォルトのらーめんは軽く英世を超えますが、その上に、茶漬けと追加の昆布〆ふぐを追加してやりました。なんと軽く吉野家の牛丼を越えてしまう茶漬け。思いっきり堪能してやる!
 
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ふぐの出汁の独特さを初めて知った!?ソフトで淡麗!上品なふぐ骨エキスがナイス!
 
 とまあ意気込んで入店したものの、御昼下がりでふぐを食う客もいないと見えて、先客ゼロでした。貸し切り状態でのほほーんと過ごします。ふぐらーめんは先日六本木で食ったばかりで、その違いにもワクワク感がおこります。出汁の違いも気になるけど、今度のふぐは昆布〆なので、バブルの宴会以来の遭遇に期待が高まりすぎて体が震えだす。そんなタイミングで配膳が完了。それはこんな麺顔。いやセット・・・。
 

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 おおお!スープの霞方がとても上品そうですな!。潮らーめんだと思って「塩ラー」気分でおりましたが、白醤油系の出汁感覚が深いみたい。またトッピングのふぐ身は2枚ズレて重なっており、大葉を座布団にして軽い熱伝導を既に感じているみたい。薬味がまた独特。白菜とニラという組み合わせは珍しく、大衆的な薬味が妙に華やいで見えるではないか!。
 

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 スープを頂こうとレンゲを使うが、幅が狭く細いタイプでしかも浅い。全然スープがすくえず味が分からんから、直に丼にクチを付けて味わうしかありません。お下品な食べ方だから、余計にスープが上品に感じるのか!。ふぐの出汁ってのを改めて知りました。確かにふぐ独特の野趣も感じるし、またほのかに淡麗でもあり、やさしい後味。鯛のように派手さはないのだけど、それよりももっとソフトなエキスの輪郭。まさしくふぐ骨のエキスって感じがしますし、上品さだけなら鯛といい勝負。
 

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 余計な塩味がないのがいいね。塩って味の輪郭をはっきりするから旨く感じるんだけど、あえて低めであっさりを超えて、淡泊に食わせるスタイルがいい感じ。ふぐの旨みの儚さをマスキングしないところが好印象です。
 

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 さて丼の片方が、さし口になっていていかにも何かに注げという感じ。もちろん茶漬けへと誘っているんですが、スタフさんによると、三分の一程度は茶漬けように残しておけということでした。最後に入れ忘れていたスダチと柚子胡椒を投入。もう旨すぎて全部忘れて飲み干すところでした・・・。
 
 

 

 
 
全粒粉の風合いあれど、ふぐの淡白な旨味をマスキングしない麺なのだ!
 
 全粒粉を使った自家製麺とのこと。全粒の風味が強すぎるとふぐ味を邪魔するか?と思いきや、多加水系で淡く捩れをまとった細麺。細麺なのだけど、モッチリとした感覚です。捩れがあるから麺の持ち上げが低く、また吸い込みも低いかと思いきや、意外と汁もろとも啜りやすいタイプなので、汁の旨みと麺の風味がしっかりと味わえていいね。よく白菜の千切りと混じるので、歯応えが複雑で楽しいです。
 

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 そう麺とニラと白菜の絡みが印象的でした。白菜は汁を十分に吸い込み、野菜の甘味をプラスして吐き出してくれます。ニラは淡い歯応えだけど青い風味を感じさせるか。ズボボボ―っとライトに啜って淡泊な出汁と絡みながら、薬味の味わいがよく混じる麺の在り方。ふぐだし以外のエッセンスも麺では多く感じました。
 

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ふぐ三昧!昆布〆のもっちり歯応えを堪能し、ふぐ出汁で軽くしゃぶって享楽にふけて食う
 
 ふぐ!麺の上に載ってるふぐは、色が白く茹で上がるまえに食い切ってしまいましょう。半分蒸し状態になった身を噛み締めると、ふぐ特有の弾力を感じさせて淡い甘さが広がります。昆布の風味よりも出汁が少し混じった甘味の感覚。
 

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 別皿のふぐもいただきましょう。こちらは一枚はそのままで。舌にねっとりと貼りつくようで、そこを奥歯の咀嚼でいきなり潰して味わいます。一層明確な弾力がいかにもふぐらしい!。イメージするフグ刺しよりも、昆布の風味と甘味が溶けて、寿司だねにもなりそうなくらい旨い。
 

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 のこった一枚は、軽くスープの中でシャブシャブと泳がせて食らいました。これが実に甘味を一番感じる食べ方だったようで泣ける・・・。そうか!このふぐの調子で茶漬けを食えばいいのかとヒントになりました。
 
 

 

 
 
ふぐ出汁炊き込み!?昆布淡さと柚子胡椒の清涼感で爆裂上品な茶漬けに昇華!
 
 固形物を食べ終え、スープを適量まで飲むと、スタフを呼んで茶漬け開始を伝えることとなります。これがまた面白い。いきなり茶漬けでなく、まずは焼き石を持ってきて、スープに入れて温めなおしてくれます。思わずぶくぶく沸騰する姿を動画で撮影してしまったー。
 

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 そしてしばらくして、茶漬けセットがやってくる。まず、炊き込みご飯だったのが嬉しい。そこにアラレと昆布の細かく切ったものが散っている。これだけでも十分エキスが染み混んでいて旨かった・・・・意外にサッパリ目に。そして柚子胡椒が少し。これは早々に溶かし込みました。そして小さいけどふぐ身がある。これを一気に出汁投入して出来上がり。
 

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 ・・・もうここから先は記憶が飛んでいます。恍惚状態でしたので・・・。気が付いたときは茶碗が空になっていた時で、最後の満足度、達成感、そして一抹の寂しさを感じ始めたところで、しば漬け食って我に返りました。
 

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総じまして「うたかたの夢〜!はんなりと恍惚にふける崇高出汁らーめん!」
 
 ・・・としか言いようが思い浮かびません。これは銀座に来た甲斐があったというもの!。頻繁にこれる店ではありませんが、景気を付けたいときにはまた期待です。お土産も売っているのですが、ちょっと荷物が多かったから、次回家族向けに買うつもり。いい幸福感を味わえました。そんな極楽気分を忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   気合い入れ
   ふく(福)を集めん
   ふぐらーめん
 
 
   昆布〆食って
   ふんどし締めて
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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新 ふぐ調理師必携(全2巻)分売不可 上巻/知識篇・試験篇 下巻/料理篇

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「ふぐの子」醸し漬 30g

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ふぐキャップ

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和光堂 バランス献立 ふぐ雑炊 100g×6個 【舌でつぶせる】

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【今週のラーメン3404】 麺匠 いし井 (東京・高田馬場) 焼きあご醤油 お茶漬けセット・麺半分 〜お見事なる茶漬け一体化!コースとして頂くべし焼きあご出汁!!

どちらかと言うと、茶漬け気分で狙って訪問〜!
 
 週末に、プチサイズの二郎系を頂いて、その日の夜は休日謳歌で自宅酒肴三昧!。秋になると日本酒が美味いね〜。しかし飲みすぎて翌朝は超気持ち悪い・・・。歳とると新陳代謝も悪くなるのがいかんです。しかしこんな気分でも、秋を感じる青空を見ると、自宅で二日酔いしながら過ごすのももったいない。兼ねており訪問宿題となっていたお店へ、ちょこっと訪問して軽く食おうとやってきた「高田馬場」です。
 

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 「麺匠 いし井」と言う店。個人的に「銀座 いし井」と混同してしまい、評判良いのにずーと放置してしまってました。焼きあごがウリの店とあって、新宿の名店ともかぶるなーなんてのも、今までほったらかししてた理由のひとつでもあるのですが。
 

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 今回は、二日酔いと言うこともあって、ラーメンよりはどちらかと言うと「茶漬けセット」を欲した次第。頭がガンガンと痛い中、店前で座って待ってたらとても元気よく気持ちの良い接客で驚きます。いいなー・・・美味い店は接客も一流ってもの。ただし、頭に響いて今回は、しかめっ面しちゃって、大変申し訳ない・・・。そんな感じなので、「麺半分」と言うセットメニューにさせていただきました。
 

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「焼き」の香ばしさよりもじっとり感覚あるエキス先行!鮮魚系?出汁の豊かさ!
 
 こちらは座ってからも接客が大変よろしい。普通のオーダー確認にしてもお客本位で目線を合わせてくれるし、また荷物の置き場についてもささっと対応してくれて、まるでコンシェルジュ。こりゃ人気が出るわなーって感心しちゃいます。もう一回体調整えてから訪問したいなと食う前から再訪問を考えてしまう・・・・。そんな感じで半分後悔と期待が交錯していたところで、配膳が完了です。まずはラーメンから。麺半分な麺顔はこんな感じ。
 

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 ふうう!こいつはヒンナ!ヒンナ!麺半分だから多少の埋没感あるものの、サイズ的には十分。焼きあごのさっぱり感覚かと思いきや、見た目からしてもじっとり感覚を覚えます。一見動物系?かと思いきや、表層には魚介系のエキスが膜を張って浮遊してる・・・。水菜とゆずの薬味トッピングもなかなか風流に感じさせるではありませんか!。二日酔いを忘れてしまいそう!
 

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 まずはスープを頂くのですが、おおお!これは鮮魚系!?と思えるじっとりした感覚。ちょっと二日酔いにはツライ!!と正直言ってたじろいたのですが、ゆずと水菜の清涼感もあってか、三口・四口めあたりからスープを味わうレンゲの回転がアップしてゆく!。
 

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 焼きあごの風合いが確かに濃ゆい。独特の柔らかさと鮮魚系に近い風合いが甘く芳しい。醤油感はエキスのバックアップに徹しており、カエシによる尖りや塩気のエッジングはまるで感じません。もはや出汁と化した醤油感覚。通常の淡麗煮干しよりは魚介のエキス感が分厚く、魚系一辺倒のようでふくよかな動物系の下支えもちょっぴり感じるか感じないかの仄かな出汁感。魚介系なのにとてもシルキーと感じるスープ感が素晴らしい!。
 

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透明感あふれる多加水ストレート麺がソフティーで滑らか快感!
 
 意外に多加水ストレート麺なのね。しかしこの選択は大正解だと感じます。微妙にとろみを感じるスープなので、少々上滑りするような麺の方が合っているかと。汁は浸透するより濡れる程度の絡み感。それで十分で、麺を味わうとしっかりと出汁との一体感が味わえます。
 

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 それにしても透明感ある麺。スープの霞が強い分、見た目のバランスもいいと感じます。ねり水によるほど良い引き締まりもあり、また熱ダレしないタイプと思え、時間をかけて食らっても影響は低めでしょう。当然口当たりはライト。麺半分ということもあって、一気に軽く食い切りましたが、二日酔いの体調でもスルスルと胃袋に収まるライトな味わいが、スープバランスの良さを再認識させます。
 

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焼きあごエキスによりそう優しい豚バラ肉チャーシュー
 
 ボイルタイプのバラ肉チャーシュー。それで正解ですね。個人的には多少の焼きとか塩気や醤油感の滲んだ肉味が好きなのですが、この一杯の中では浮いてしまうし、また焼きあごの出汁をマスキングしてしまいそう。そんな懸念を見事に払拭した仕上がりとバランスの良さです。
 

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 脂はやや少なめで当然柔らかく箸でも千切れる。スープをまとって吸い込んでいるためか、出汁との一体感も美味い肉でした。これなら特製にして肉追加したいね!。
 

 

 
 
 
芳醇さと淡麗さが交差する極ウマ出汁茶漬け!ワサビの仕事が憎すぎる!
 
 ラーメンから少し遅れて茶漬けセットが配膳されます。刻み海苔・ワサビ・あられがセット。そしてご飯ですが、しっかりと茶碗一杯あって食べ応えありましょう。そのまま丼の中へドボンと投入。レンゲの底で押しつぶしつつ平らにして、適当にかき混ぜる。仕上げに薬味をふって整えます。
 

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 これが絶品。焼きあごスープのエキスが米粒ひとつひとつに浸透して、ご飯の甘みと非常にマッチします。あられのコリコリ感も楽しく、潰した後の香ばしさもナイス。そして特筆すべきは「ワサビ」。ワサビを入れることで、鮮魚系の旨味の分厚さが一気にスッキリすると共に、淡麗な味わいとすら思えます。これで一気に食欲のスイッチが入り、一気に完食してしまいました。オレって、20分前までは二日酔いだったはずなんだが・・・食い終わるとすごく楽になってた!。このワサビ薬味は、別料金でも良いので、ラーメンでぜひ試してみたいですな!。ご店主、ご一考いただけないでしょうか?。
 

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総じまして「お見事なる茶漬け一体化!コースとして頂くべし焼きあご出汁!!」
 
 ・・・と言う宣伝しか思い浮かばない感動ものです。二日酔いも旨さに一気に霧散!。是非とも茶漬け込みで!。食い終わってからしばらく呆然とし、お冷やで体を鎮める。混み出す前に退散しますが、私を見送る接客姿勢もまたナイス!。美味い店は、全てにおいて抜かりがないですな。そんな感動を忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   秋空に
   焼きあごのぼる
   いわし雲
 
 
   花鳥風月
   旨しな休日(字余り)
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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【今週のラーメン3403】 RAMEN401 (東京・池尻大橋) 小ラーメン 〜都会的スタイリッシュが妙に似合う二郎系

大阪の有名店プロデュース展開は・・・何と二郎系だった!
 
 朝起きたら、いつも懇意にしていただいているレビュアーさんから、「RAMEN401」さんの情報をゲット!。普通に流せないエポックは、大阪の名店「人類みな麺類」さんプロデュースとのこと。ですから、無視できませんね。慌てて家族にその日の午後に都合が悪いことがないか確認してから、家を飛び出してゆきました。
 

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 結果的には「二郎系」だったことにまた驚いてしまいました。もう10年以上前のことになってしまったが・・・オレの関西転勤時代には、関西で二郎系なんて店は本当に数えるほどしかなかったっけ。今では信じられんと思うけど、当時の大阪ラーメン事情はそんなだった。いろんな二郎系が当時見受けられましたが、そんな大阪二郎系黎明期を彷彿とさせながらも、しっかりと時代に合わせて進化した一杯が、池尻大橋界隈に突然現れるとは思いもよりませんでした。ほんとナイスな三連休!。
 

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 普段は「KITCHEN401」と言う、おでんとカレーがメインなようで、バルっぽい食堂。地下一階にあるのでスタイリッシュな穴蔵酒場。日曜日昼だけ、「RAMEN401」と銘打って営業しておられます。部内と言うより課内の飲み会ならちょうど良いスペース感覚。職場のミニ宴会にはもってこいだね。それにしても、こんなレアな新店舗情報でも開店そうそうに、こうも客が集まるものかね。この場に集まった客は、みな配膳と同時にカメラ撮影を開始。ちょっと内心で笑う反面、一般客からはこんな風に見られてるんだー・・・なんて嗤いと自制心も感じましたがすぐ忘れました。
 

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さっぱり二郎系!醤油感が残る風合いがスタイリッシュ!
 
 実はあまり情報なく突撃訪問したものだから、入店してカウンターに座り、隣客の配膳されたのをみてちょっとびっくりしたかも。何と二郎系だったから、後から注文取りに来た時には「小ラーメン」と控えめにしてしまいました。先日の直系遭難寸前のトラウマがまだ尾をひきづっているみたい・・・。しかし、今回はそんな恐怖の心配ない、ライトでスタイリッシュな麺顔でした。それはこんな感じ・・・。
 

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 おおお!これは二郎系でも「醤二郎」をもっと突き進めたライト系じゃないか!。これを大阪スタイルと言うかは否なのだが、普通に感じる旨そうなオーラ感がたまらん!。鰹節がデフォルトで入る他、いわゆるJ系呪文コールは封印のスタイル。ただそれでも豚肉の存在感がハンパない。麺量140gとは思えぬ迫力は、充実感を与えます。
 

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 まずはスープから!。レンゲでいただくと驚くほどあっさり系で「飲み干すべき二郎系」です。脂と豚骨エキスが控えめなので、醤油感が前に出ているイメージ。普通のラーメンよりはやや重いのですが、鰹節の風合いと甘みがそれなりに全体を支配します。
 

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 ニンニクがないとちょとねー・・・と言う方は、粗刻みニンニクが、カウンターに備わってますから、自在に入れましょう。正直言ってデフォルトのままだとパンチが低いので、私はブレスケア持ってることを確認した上でドバドバと投入。かなり引き締まった感じがして、鰹節甘みとバランスが取れました。
 

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 何となく個人的には思い出すなー。昔食って今はなき・・・天神橋筋六丁目の二郎系「いの一番」。鰹節と醤油感でスッキリ食えたあの味を思い出す。そして「人類みな麺類」さんのプロデュースとは思えぬ意外性が、また好奇心を高め、味わいに思慮を深めてしまいます。サクッと食うにはナイス。
 

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この系統で丸切り口を感じる麺!独特のクシクシ感が斬新に映る!
 
 麺がまた二郎系としては独特。平たくデロっとしたオーション麺とは真逆で、丸い切り口で太めのストレート麺です。ふわっと芯を感じるような雰囲気が前半にあり。切り口を視認すると、確かにグルテンの芯がふわっと感じる・・・・。何となく、大阪由来で例えるなら、高井田系太麺に通じるものを感じるのだが、これは考えすぎか??。
 

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 ここまで来ると二郎系と縛ってはいけない気がだんだんしてきたが、やはり食べ応えはアリアリ。汁の浸透はほどほどでしたから、最後まで麺の風合いを楽しめましたし、分厚いクッシリ感は最近あまり体験したことない歯ごたえだったし!。脂まみれにならない麺の滑り感も独特で、まさしくスタイリッシュと思えるワイルド系ラーメン。後から知ったけど、限定30食だとか。日曜限定&数量限定とは・・・結構ハードルが高い一杯でございます。
 

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豚が旨し!ほのかなブラックペッパーだけで深く柔らかく味わえる逸品!
 
 申し訳ないが・・・個人的には豚が一番うまかった!。見た目は二郎豚をオマージュしているのがありありなんですが、トロトロに煮込まれたカレー肉のような柔らかさがまさに秀逸。バラ肉はローリングされて、分厚くカットされた塊感覚があります。皮に近い部位、骨付きに近い部位がもろとも巻かれています。軽くブラックペッパーが降ってあり、それだけで全体が美味しくいただける。
 

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 歯を当てると、噛み切るまでもなく柔らかい。そして千切れる寸前で横づれして解れる。それは筋肉繊維が崩壊するようなイメージで、断層がずれるような崩れ方。最後に奥歯で噛み締めると肉味の真髄が滲み出す。皮に近い部位を噛み締めると、今度はふわふわ感が潰れるように呆気ない。ほのかに脂の甘さを感じさせ、時々ニンニクのカケラが混じったりすると、ViViDな塩気を感じて尚旨し。追加肉は1枚120円だそう。納得・・・。そしてオススメ。デフォルトでも大きく2枚あるけどね。
 

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総じまして「都会的スタイリッシュが妙に似合う二郎系!」
 
 ・・・と言うしかないでしょう。日曜日のみと言うのは何だか勿体無いので、夜の部のスペシャルとか、別の機会にも出しても良いのでは?と提案したくなりますね。このスープ感なら、豚骨煮出臭で店内が充満することもなさそうですから。スタイリッシュ二郎系・・・今後の展開に期待です。そんな応援モードで、とっとと最後に詠って、いつもの通りに締めたいと思います!。
 
 
   週末の
   ウダウダ過ごす
   無駄時間
 
 
   起死回生で
   あっさりJ系
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 
 PS 実は後から知ったけど、冒頭ご懇意のレビュアー(ブロガー)さんも同じ時刻にこの場におられたとか!。世間は広いようで狭いです(爆)。
 
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【今週のラーメン3402】 澄まし処 お料理 ふくぼく (東京・六本木) 澄まし麺 + 名物鴨だしご飯 〜シンプル・イズ・ベストが突き抜け華やかさを感じるヒルズランチ!

神楽坂から六本木ヒルズへ・・・・なかなかのコスパを実現
 
 先日、神楽坂の「ふくぼく」さんへランチに伺ったところ、いつもの行列がなし!。こんなラッキーがあるのかと店前までウキウキで歩いて行くと、店員さんが出てきて「昨日でランチサービス終わりました」「今後は六本木で展開予定で・・・・」と死刑宣告を受けてしまいました(号泣)。なので今回はそのリベンジ。場所が六本木ヒルズというではないか!。ボロボロの靴で訪問してちょっと恥ずかしかった。
 

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「こってりでなくて、ご免なさい。」と、屋号の表示から少し離れた所に小さく書いてあるのが、少し茶目っ気感じていいね。店へ入って行くと開店仕立ての緊張感が漂ってました。厨房は奥に隠れて見えないのだけど、オーダーや指示ごとに体育会系に似た反応が響き渡ってます。
 

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 そう・・・もう歳なのか、すっかり「こってり系」を食べる機会が減ってしまいました。もう随分と二郎にも行けてない。この店を訪問したのも「あっさり系」だからこそであり、その「あっさり系の局地」がここでは楽しめそうだから、わざわざ休日にやってきた次第です。六本木だから嫁はんも誘ったが、疲れるから嫌だ、思わぬ買い物してしまいそうで怖い、など理由を立てられ今回も単独行動。
 

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まさしく和出汁の世界観!薄味の旨味を追求!!薬味の変化を楽しむ余裕!!
 
 お澄ましのラーメン。そんな情報をインプットして来たのですが、確か汁なしっぽい麺もあったはず。汁系と汁なし系の、ハーフ&ハーフのセットを狙っていたのですが、それは無くなった見たい。素ラーメン大盛りもピンと来ないので、今回は「Aセット」という、「澄まし麺+鴨だしご飯」のものを食させていただきました。まだ不慣れな店箱らしく、微妙にぎこちなさありましたが、配膳されたのはこんな麺顔です。
 

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 おおお!もっと質素かと思ってたら、実物は想像以上にボリューミィー。それに鴨だしご飯から漂う香りがにくいですねー。突き出しっぽい豆腐と長芋?のお浸しがあり、それオレの大好物コンビじゃねーか!。さらっと食ってもう一軒食いに行くかと思ってたけど、そこそこ質感あるのでこれだけで満足してしまうかも〜。
 

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 レンゲが無かったからいきなり、器にクチを直につけて出汁をすする・・・。普段味わっている中華のエッセンスが一切ないから逆に面白いね。昆布出汁メインといったところか。それだけにとても淡白で淡麗と映ります。そして香りの肉厚さには節系のエッセンスが浸透しているかと。これだけ淡麗なら、麺の風味がダイレクトに伝わってくるはずです。これは椀物クラスの味わじだね。
 

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 そこに薬味の展開が華やかに広がります。緑の柚子皮が、たったこれっぽっちなのに、出汁全体に程よく香りを移します。これにより昆布や節の味わいが、にわかに活気立つ。岩海苔がこれだけ自由奔放に漂い、また風味をマスキングされずに楽しめるとは恐れ入ります。またいつものネギ薬味は、少しの量でも効きまくる・・・。繊細なスープには繊細な薬味が合いましょう。
 

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 それでも後半ややはり味変化させたくなります。この淡麗和出汁感だから、薬味の厚化粧はご法度。一つに絞りましょう。定番なら「黒胡椒」でしょうが、今回は少し冒険して「山椒醤」をチョイス。初めて見たかも。コチジャンの山椒和風版なのだろうか???。一気に台無しにならないように、少しだけ投入。すると一気に溶け込んでゆきます。味は不思議な鮮やかさ。山椒の風味が軽やかに舞いますが、その風味のエッジがピリ辛。ホットになることなく、どちらかと言えば清涼感が増します。これ個人的にはオススメかも。
 
 
 
 
和風に染まった中華麺が風味よし!黄ぃ蕎麦が崇高に昇華した感じで啜り食う
 
 オレの高校時代の食堂の「うどん・そばコナー」は、黄色いそば(つまり中華麺)を出していた。和出汁に中華麺を浮かべて、どうかしてるぜ!と思ったもんだけど、慣れというのかそれが病みつきになってしまった3年間。地方では「黄ぃそば」等名称を少し変えてるが、そういう食べ方があちこちにあるらしい。なぜかそんなことを思い出しました。
 

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 中華麺と言い切って見ましたが、実はそんな明確にも言えないかと。ただねり水はとても上品な反応を示しており、嫌味が一切ない。和出汁に浮かぶ麺として煮麺を連想しがちですが、逆にこの麺は歯ごたえがそれなりにあって、締まり度を感じます。そういうポイントは中華っぽいんだけど、味風景は和風。その出汁を吸い込んだ薄黄色のストレート麺がシンプルで旨しです。クツクツと始まる歯ごたえには、風味感が漂うし、ゆっくりと汁が浸透するようにしなやかに変化しますが、凛々しさには変化なし。
 

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 ストレート細麺だから麺線がとても美しく映えるけど、ピッタリと麺同士が寄り添い、出汁を持ち上げるようなそぶりはあまり見せませんでした。そういうところは蕎麦っぽいキャラかと。なので奥歯で潰してはみるけど、どちらかというとすぐに飲み込んで喉越しを味わう方が楽しかったような気がしました。
 
 
 
 
鴨だしご飯・・・さすが名物!ほのかに香る鴨コクで食欲に火がつく
 
 普通に見えてすごいご飯。まず鴨の出汁の香りが高いです。最初の一口はそれが楽しくてならない。食い進めてゆくとその香りにも慣れてしまうのだけど、鶏肉がそぼろ状になって染み込んでいるし、しいたけの細かいカケラがプルプル感が嬉しく散らばっている。全体的に鴨だしの深みも滲んでおり、この一杯でかなりこのセットの満足どが高まります。澄まし麺がシンプル&淡麗を追求している反面、この御飯の濃密さと素朴さが、相乗効果をなしているセットと言えましょう。
 

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木綿豆腐と長芋のお浸し!そろそろ熱燗が恋しくなる季節?
 
 豆腐が少しでもあると嬉しい!。しかも豆の味わいを感じるタイプの方が好き。すでに醤油ダレがかかってて、出汁感が含まれているかのようにベストな塩加減が嬉しい。そして長芋のお浸し。これがあればいくらでもつまみながら日本酒が飲めるタイプ!。嗚呼、もう熱燗がそろそろ恋しくなる季節になるんですね〜。秋が終われば、オレ首洗ってるかもしれんけどぉーーーーー。
 

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総じまして「シンプル・イズ・ベストが突き抜け華やかさを感じるヒルズランチ!」
 
 ・・・と言う感覚でしょうか。正直言って「素そばとご飯」だったら腹空きそうと思ったけど満足感高いし、またこのロケーションでこのセットが英世一枚でOKとなれば、俄然注目したくなる。ここは再訪して、醤油かけ麺にトライする所存です。嗚呼、リベンジ成功でスッキリ。そんな気分でとっとと最後に詠って、いつもの通りに締めたいと思います!。
 
 
 
   長月の
   長雨よけて
   六本木
 
 
 
   じっとり天気と
   スッキリ素そば
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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チョートク×六本木ヒルズ

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六本木心中

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六本木ブラッククロス(1) (マンガボックスコミックス)
 
六本木純情派

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【今週のラーメン3400】 Soy Sauce Ramen Janya 醤屋 (東京・下高井戸) 白醤油の白ワンタンめん 〜穏やかさとキリリ感の程よいバランス感なる極上白出汁ワンタンめん!

もっとネット露出があってもいいと思う・・・質実醤油の名店
 
 美味いけどあまりネット露出されてない店は、そっとしておけば良いのか、はたまた少し宣伝してちょっとでも応援しとくべきなのか。こちら「Soy Sauce Ramen Janya 醤屋」さんは、いろいろと移転の変遷があるみたいですが、私は「砧」時代に巡り合って、こりゃすげーとずっと陰ながら注目していた店(当時は「みき屋」だったっけ)。こちらへ屋号変更で移転した当初は、復活で喜んだものです。ところが「下高井戸」というロケーションが、私にとっては疎遠にさせたようでそれっきり。久しぶりに、猛烈に食いたくなって、とある週末に突撃して見ました。
 

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 苦戦してるかな・・・と心配してやってきたのだけど、そんなこと無かったして(笑)。開店と同時に客はそこそこすぐ入るし、なんとなく地元の方々っぽい常連さんが多いみたいな客層。また女性比率もこの時は多くて、別に心配しなくても良かった見たい。ご店主一人オペレーションが常なのかは不明ですが、逆に流行りすぎたら回らなくなるかも・・・。
 

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 今回は「白醤油」にしました。個人的には「黒醤油」がおすすめで、溜まり醤油が非常に美味い。「みき屋」時代には、白に「溜まり醤油」をオプション追加するシステムだったと記憶してますが、当時の白と同一かは不明。今回は真逆な選択に非常に興味ありで、売り上げ貢献も兼ねてワンタンを追加トッピングして見ました。
 

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醤油カエシ主張控えめながら、魚貝類の滋味深きを楽しめる白出汁がナイス!
 
 下高井戸駅からすぐそばなので、世田谷線利用の方なら乗り継ぐついでに、利用価値ありそうです。世田谷の下町っぽい、いかにも東京っぽい雰囲気が個人的にも羨ましく、10年以上前に中古マンション探す時は、よく下調べで界隈を歩いたものです。そんな懐かしい記憶を感じながら、ぼーっとしてるといきなり配膳。ご店主、仕事が手早い!。それがこんな麺顔です。
 

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 おおお!特別な色気がなくとも、じっくりと深く安寧を覚える穏やかな姿。チャーシューも色合いが薄めでワンタンがちょろっと顔おだすのが可愛い。メンマは薄味系らしく、全体的に調和を感じさせながらも、何と言ってもスープの白出汁感が透き通ってる。色白で素朴な乙女といった感じでしばらく妄想にふけってしまう・・・。
 

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 とにかくスープだ!。焦る気持ちを抑えてレンゲで味わうと、嗚呼・・・出汁感といった感じだね。醤油の名店がくりなす「白醤油」はカエシがとても低く、馴染みの塩気を感じません。それと引き換えにベースの出汁エキスがダイレクトで伸びやかに感じられると言った味風景。素材感に溢れる出汁となっとります。
 

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 すぐに動物系の輪郭を求めてしまうオレですが、大人しい鶏ガラ上湯と言ったイメージで、ひっかりがまるでなし。もちろんズッシリ感がない分頼りないか?というと真逆で、魚貝の旨味がしみじみと伝わるのかな・・・。この場合、魚介と言わずに「魚貝」と申し上げたい。アサリ・貝柱等のエキス感でしょうか、節系にも寄り添うような貝類の滋味が穏やかに広がると言ったもの。
 

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 また食べ進めてゆくと、麺が吐き出す小麦の風合いが溶け出して、これがまた甘みを感じさせるように、薄く濁って味わいを深めると言った感じです。それら素材感には醤油のじっとりさが一切ないため、ダイレクトにこちらに伝わるのがいいね。全体的にあっさり味には違いないが、複雑さでは「溜まり醤油」にも負けないか。
 
 
 
 
麺線が素朴なストレート細麺!加水低めでクツクツ感明確!風味はマスキングなく豊か!
 
 「ワンタンめん」だと、一般的には加水は多少高めであった方が、マッチングが良いように思えますが、こちらは低加水の麺。ストレート細麺の中でもスリムなタイプと思われ、店によっては大盛り対応を嫌い、替え玉で提供するタイプかもしれません。こちらは、中盛・大盛と器用に対応してくれるので、その日の腹回りで細かい調整が可能。
 

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 嗚呼、麺がうまい。加水低めのタイプは個人的に依怙贔屓してしまうオレですが、白出汁の中で泳ぐパツパツ麺というのも、滅多にない体験ですので存分に楽しめました。芯は視認できるかできないかの茹で上げタイミングでして、前歯を立てて力を入れるとクツクツっとした歯ごたえが小気味好く感じます。その際、麺の風合いが何にも邪魔されないようにダイレクトで伝わります。ここ辺りで好みが割れそうですが、黒醤油を知ってる自分としては、その違いを楽しむ余裕があったかも。
 

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 また細麺でも麺と麺とがあまり張り付かないタイプなので、濡れるだけでスープをからめ上げる・持ち上げるという感じは、前半ではあまりしません。後半にはじわっと汁を吸ってしなやかにはなりますが、その違いなんかも好みで別れそうですね。私としては、風味をマスキングなく豊かに味わて欲しいと思える次第です。
 
 
 
 
定番逸品の豚バラ肉チャーシュー旨し!汁に浸して十分吸い込ませていただく!
 
 一枚肉で、サイズ・質・厚さなど申し分なし。脂と言っても、肉身にパラレルに挟まれた部分と、周囲のトロトロ脂部分と種類に応じて、脂甘さの風合いが楽しめます。特に周囲の脂を割とよく残してくれてて、それだけを剥がして後でゆっくり食らって楽しんでみました。バラ肉は自分でフェチと思えるほど好きな部位。脂好きならこちらのチャーシューは追加で楽しむべきでしょうか。
 

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風味が良いワンタン!肉餡のコリコリ感が楽しく皮も味わい感じる!
 
 ワンタンがあるだけで、なんだか特別感を感じます。まさに休日ラーメンの幸せ・・・。肉餡が大きめでしっかりしているタイプ。しかし、固まらずふわふわした歯ごたえと、コリコリ感が明確に感じます。合挽き?と思いますが、軟骨のコリコリ感がいつにも増して感じ取れます。鶏肉だけならもっとあっさり感じますが、しっかりと肉汁旨味も感じるところから、合挽きかなーなんて妄想してます。
 

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 基本的に肉の旨味と塩胡椒でバランスよい味わいを感じます。生姜は入っていたとしても風味程度じゃなかろうか。5つ入っていてそれだけで満足してしまうかもです。また個人的には皮にも味わい・・・というか風味をしっかり感じました。麺なしの「ワンタン」を食うこともありますが、あの時のワンタンの皮の風味&味わいに似た体幹あり。実にしっかりしたワンタンでしたー。
 

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総じまして「穏やかさとキリリ感の程よいバランス感なる極上白出汁ワンタンめん!」
 
 ・・・と言う、また毎回何のひねりもない感想まとめでごめんちゃい。久しぶりに頂きましたが、これはちょっと訪問頻度を上げざるを得ませんな。もうすでに次回は「紫」を頂くことを決意。近いうちに伺います。余計なお世話的ですがちょっと応援モードで、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
   ほのぼのと
   残暑弱まる
   日陰哉
 
 
   深く味わう
   秋色白出汁
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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【今週のラーメン3399】 なかご (東京・赤坂) 純粋豚そば・醤油 ~さすが赤坂!都心的ハイセンス崇高豚そば

さすが赤坂!ハイセンスにランチを過ごしたい
 
 JRダイヤが乱れて珍しく銀座線で移動。こういうの喜んで対応してしまうのは、イケない癖です。なぜならラーメン店の新規開拓に誘惑されてしまうから。迂回しても大して時間変動ないものの、オフィスには少し遅れますとの一報を入れて、サクッと赤坂駅で途中下車です。雨も降りだしそうだったので近場で開拓しますが、「なかご」と言う店がなんとなく気を引きます。昔少し世話になった先輩を思い出すねぇ~・・・と言う親近感もあって、案外ささっと早く決まりました。
 

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 待ちなし。入店すると1席だけ空いていて、非常にラッキーです。長いカウンターの先端がJの字のように180度曲がり変わった形ですが、至って店内は清潔感に溢れ、小料理屋的な部分も見え隠れします。座るとキンキンに冷えた水と、カチカチに冷えたおしぼり。9月とは言え蒸し暑さが残るため、こういうの嬉しいねー。思わず顔を拭いて、首を拭いて、後も続けて・・・と思ったけど、そんな雰囲気ハシタナシという視線で痛い。さすがは赤坂!そんな川崎や新橋みたいなことをしてる人はおりません。半袖のワイシャツだって、オレのユニクロ製とは違う質感感じる。そんなハイセンスビジネスマン多し。
 

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 デフォルトが850円。追加や替え玉などしたら軽く英世が消えてゆく。価格設定もやはり赤坂を感じますね・・・。味玉150円に対応する勇気が無くて、シンプルにデフォルト一杯!「純粋豚そば」を「醤油」でいただくこととしました。
 

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豚エキスの明るさ優しさこの上なし!全く持ってピュアな豚旨味!
 
 待つ間、赤坂について昔の失敗談を思い浮かべる・・・。若いとき初めて外国人を接待したのが赤坂界隈の天ぷら屋だったっけ。本当に喜んでくれたけど、カタコト以下の英語で何を話したのか今となってはとても不可思議。覚えているのは、コース料理をお願いしたところ、その客がそれだけでは満足してもらえず(少ない)、もう一度別のコース料理を出してもらって対応したこと。翌日先輩に報告したら、「馬鹿野郎、ほかの店へ移動するのが常識だろ」と怒られたがごもっともだ。恥ずかしいなー・・って古い思い出に猛省しているところで、配膳が完了。それはこんな麺顔。
 

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 おおお!「豚そば」と言うからもう少しワイルドか素朴かなと思ってたら、さすが赤坂ってハイセンス感いっぱいじゃないですか。色合いが上品でかつ華やか。しかも透明度がしっかりキープしつつ、エキス感も漂い食欲をそそる。トッピングが何気に手が込んでいて、技の計算が高い感じがありあり。この質感ならその価格はありだなと、食う前からオレが飲み込まれてしまいそう。
 

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 実際スープから味わうと・・・豚の旨みがこんなに透明感ある明るいものなのか!と正直驚きます。こんなにサッパリとした豚骨清湯スープがあったのか!。豚特有の甘味ある脂の味わいが深いけど、重くなくキレすら感じる。そして滑らかなエキス感。醤油がさっぱりとしていて、塩気は豚の甘味をマスキングしないようなレベル。また後味には薄っすらと酸味を感じるのだが、これは醤油ダレなのか、薬味の影響なのかは不明です。
 

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薬味の絶妙さ!イクラと柚子皮が実に崇高〜
 
 妙な清涼感があるのは、柚子皮おろしが散っているためか。仕上げに茶筅っぽい器具で散らしているのが見えましたが、これが風味は薄く清涼感だけをプラスするので、絶妙に風流な感じがいたします。また面白いのが、薬味なのか具材としてなのか、イクラがあること。一見ミスマッチですが、スープを飲み干す時に引っかかって漂い、口の中で弾けるとこれが一気に華やかな爆発力を生み、旨みであふれてるのです。このほか紫玉ねぎの超微塵がスープ全体に攪拌され、風味と甘味を広げます。実に薬味の力と展開がすばらしい一杯。
 

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風味豊かでクツクツ感!極細ストレート麺は汁吸ってもまた旨し!
 
 意外にも博多麺に匹敵するかと思うような、ストレート細麺です。パツパツとまでは行かないけど、しっかりした低加水で、クツクツとした歯応えが鮮やか。その歯切れでは麺の風合いをはっきりと伝え、次第にスープが浸透してしなやかに変化してゆきます。
 

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 しなやかになってもまた旨い。シンプルで馴染みやすいグルテンの風味ですかえら、さらさらして透明感ある汁がよく馴染みます。やや吸い込んでからの麺を奥歯でクチリと潰し、麺の糖分と汁のエキスを合体させて楽しむのがいい感じ。
 

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 この細さなら大盛不可ですね。替え玉150円也。これも勇気がなかなか出ず、どうしようか迷っているうちに、時間が経ちスープを飲み干してしまった。別に後会計だから、手元に万札しかなくても関係なかったのに・・・・。
 
 
 
 
豚バラ肉も絶品!香ばしさと甘みの渦!アスパラがいいアクセント
 
 
 デフォルトで豚バラ肉が3枚入ってました。特徴なさそですが、これが妙にハマった。見分けにくいけど、周囲は焦げて香ばしい上に薄味だから、肉味がシンプル。そこ切断面からスープが浸透して、肉味とコラボ。特に脂身の甘味とスープのセンスは似ているためか、非常に芳醇に思えるほどに旨かった。チャーシューメンも考えたんだが・・・・小市民ゆえにこちらも思い切りがつかずに未練をただ残すのみ。
 

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総じまして「さすが赤坂!都心的ハイセンス崇高豚そば」
 
 ・・・と言う、全く何のひねりもない感想ですが、正直そんなところです。給料日後ならこんな未練を残さずに食えたことだろうと、少し後悔もありますが、いえいえ赤坂でお気に入りの豚そばを見つけられたことが嬉しい限り。限定でのどぐろの豚そばもあるみたい。どっちがメインの味なのかも今から楽しみ。ここはまた来ますよ!。もっと都心の外出機会を企てねば!。そんなズルい野心を抱えつつ、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   昼飯に
   行き交う人が
   凛々しくて
 
 
   都心のそばも
   崇高穏やか
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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赤坂見附で抱きしめて 丸の内×銀座 Vol.1 鉄道擬人化 (SPYS)

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【今週のラーメン3398】 なんでんかんでん高円寺復活店 (東京・高円寺) きくらげラーメン

ホンモノ生マネーの虎が心機一転!接客案内しながら再スタート
 
 あ!川原社長!!・・・店前まで行くと見覚えのあるあの濃ゆい顔つきの方が、店前で行列の整理を一人でなされてます。「マネーの虎」は、よく見てましたからね。また、「しくじり先生」もチェックしてましたし、なんだか馴染み深いお方。と言うより、やはり芸能人的オーラが漂っているように思えるから不思議です。なんなんですかねー、オレら一般人との差ってやつは。
 

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 ちょっと話しかけようと思ったんですが、もう既に通りすがりの地元社長連と顔なじみみたいな感じで、その方達とビジネス挨拶してて盛り上がっておられました。一息ついたところで、おひとり様どうぞ!と川原氏から店内に誘導された・・・・という流れです。
 

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 昔の全盛期は、会社の先輩方や同僚に誘われて行ったけな・・・。週末の夜でもエネルギッシュに遊んでたあの頃。独身時代でサラリー全部自分の小遣いだったから、飲み食い道楽し放題。だから正直、なんでんかんでんのラーメンに対しては記憶が、薄かったりします。
 

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あるある〜な博多豚骨なのだが・・・正直言って麻薬的にうまい
 
 4名ほどのスタフさん達で切り盛り。接客は某家系チェーンに勝るとも劣らずで、気落ち良い体育会系のパワフルな声で迎え入れられます。座るとおしぼりを半分広げて持ってきてくれるし、そのわりにきめ細かい接客です。メニューをちらっと見ると、博多とんこつ系としては、強気な価格帯。夜に豚骨で〆るのは、腹回りにまた脂がつきそうなのだが・・・やはり、豚骨の香りはそそるね〜。今回は、大人しく「きくらげ」トッピングとさせてもらいました。それはこんな麺顔。
 

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 おおお!大当たり!!だってさ!!!こういうプリント海苔は好みじゃないんだけど、なんでんかんでんだから、なんだか許せてしまう。茶目っ気はいいね。丼も派手派手でメジャー感ありありんだけど、それ以外のラーメンそのもの質感は、なかなか本格的な雰囲気もありか。写真では分かりにくいが、コラーゲンのコテコテぶりがとっても訴えかけるスープ感が見事です。
 

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 レンゲでまずはスープを味わうが、もう既にコラーゲンのエキスが口の周りに張り付き、コペコペした感じになります。嗚呼豚骨エキスの重厚さそのもの!。少量でもズシリと胃袋の壁に張り付くようです。そしてゆっくりと染み渡る・・・。しっかりと豚骨臭を伝えるんだけど、眉間にシワを寄せる必要のないマイルドな感覚。決してサラサラタイプの九州豚骨ではありません。
 

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 塩気がじっとりしており、とても好印象。この豚骨エキスと塩気の結合が半端なくうまい。そしてずるい。これは麻薬的な感じだぞ!。必ず皮下脂肪に変わると思いつつ、レンゲが止まらない。まさしく酔った時の〆には、最適な味わいで、食った後から後悔するタイプ。スープ残すつもりだったのに・・・・完全に飲み干してしまいましたわ!。
 

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薬味で厚化粧しまくる〜 ^_^ 
 
 生ニンニククラッシャーを投入!しかも2粒ホール丸ごと!。スープの濃厚さを鑑みるとこれくらいしないといけないかと思った次第。既に他店で酔ってしまって感覚がバカになっていたかもしれません。後からブレスケアを大量摂取しましたー。そして紅生姜と高菜。これも前半と後半に分けて2回投入。紅生姜が重厚豚骨の中では、ジリジリ感が少しマスキングされるので仕方ない。また高菜が自分好みのマイルドタイプでうまかったー。薬味で厚化粧しまくりだったため、最後に残ったスープは、薬味でドロドロ度がさらにアップしてしまいました。替え玉必要ないくらいに・・・・腹が満たされた。
 

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この濃厚スープには超パツパツ麺しか相性ありえない〜
 
 これだけラーメン食い続けて、博多麺だけはレビューがしづらい・・・・。いい麺ならほぼどれも味わいが同じ、風合いも同じに感じるんだもの。それだけ、完成されたスタイルと思えます。今回は自分には珍しく「カタメ」程度で抑えておきました。しかし、それでもしっかりと後半最後まで麺の風味をしっかりと伝えたし、パツパツとした強い歯応えはイメージとしてキープされたまま。濃厚スープだと浸透圧が低くなるのでしょうかね。
 

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きくらげは個人的に博多系でははずせない!
 
 なぜ「カタメ」程度で抑えたかというと、きくらげがあったから。きくらげのゴリゴリ感をあまり邪魔しないようにとの作戦は大成功。麺の「前歯でパツパツ」「奥歯でクシクシ」感覚に、「きくらげゴリゴリ」感覚が交互に押し寄せ、口の中は歯ごたえの競演!。これが最高に楽しいから、博多系ではキクラゲは必須なのです、私にとって・・・。
 

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 そんな感じだったので、なんとチャーシューの印象がまるで残ってない(爆)。肩のような腕のような部位が不明なんだが、肩ロースなのか?。うっすらと薄味だったのは覚えているが、脂身の甘さは濃厚豚骨の中に巻き込まれてしまったようなイメージ。でも不満は一切なしなので、あしからず。
 

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総じまして「やみくもな旨さと明るい元気さ貰える・・・なんでんかんでん!」
 
 ・・・と言う感じでして、この復活の旨さには、最近落ち込みの多い私には、なんだか深く染み入りました。いつもという訳にはいかんと思うけど、時々名物社長も店頭に立ち続けて欲しいかな。復活なんだから、地道な客とのコミュニケーションも楽しいものだと思うしー。また鳥貴族の帰りに寄らせてもらいます。このパターン激安ベロベロで大満足なオレ。お安い自分を嗤うけど、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   懐かしき
   平成最後
   バブル麺
 
 
   今は昔の
   社会現象
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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博多ラーメンなんでんかんでんの作り方

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マネーの虎

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【今週のラーメン3396】 crab台風。(東京・人形町) 蟹そば 〜上品な滑らかさに甲殻の香ばしさ!濃密さっぱり蟹エキス!

気分転換には好きなものを食おう!ラーメンと蟹のコラボなら行くしかねぇ!
 
 仕事でドジ踏んで・・・ちょっと凹んでおります。慎重にことを運びすぎてもいかのな・・・・。この年齢にして、基本中の基本に気が付くのです。もう外回りの帰り道は気分がどんよりどろどろでした。そらは気持ち良いほど雲が流れているのに・・・。
 

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 そんなときは、良いもの好きなもの食って、気分転換!運気を盛り上げていきましょう。うだうだ悩むだけ時間とエネルギーの無駄。日比谷線人形町駅で途中下車。今回目指すは「Club台風。」さん。ラーメン好きはもとより、大の「カニ好き」なオレ。二つ同時に堪能できるとは願ったりかなったり。本当はもっと気分がいいタイミングで訪問したかったのですがね。
 

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 ちょうどランチタイムのピークだったので、人形町界隈は活気がありました。この辺り高級そうな和食店があったり、レトロな洋食屋があったりと、実はグルメな街っぽいですね。1600円もする天ぷら定食を、平気で若いサラリーマンが食うのに並んでいるし、食文化的にリッチな土地柄。羨ましく眺めて移動してたら、7分程度で目的地に到着しました。
 

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あっさり豚魚のような風貌にして・・・濃密滑らかな蟹甲殻の溶け込み!
 
 行列覚悟だったんですが、最後の一席をゲットすることができました。比較的若い会社員が多く、またカニのラーメンという認知が広まっている様子で、通っている人が友人を引き連れてきたような光景がちらほら・・・。店内は清潔感あるのでもっと女性客がいてもおかしくない雰囲気。店内のうんちく書きを眺めていたところで、本当にあっと言う間の配膳でした。それはこんな麺顔。
 

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 おおお!蟹ってイメージ膨らませすぎて、ものすごくオーディナリ―な雰囲気に戸惑う。ライトなまたおま豚骨魚介にも似た風貌。トッピングは蟹ではなく豚レア肉。しかし段々と時間が経過していけば香りが漂い、蟹エキスの香りが時間差でアピールしてきます。確かに同じ甲殻類でも海老よりは香りが奥ゆかしい。レンゲを救い上げるといきなり分厚い蟹風味の風が目の前を駆け抜けます。
 

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 とにかく早く蟹を感じたい。レンゲでスープを掬い取りますが、細かい泡立ちのような淡いドロドロしたトロミが中々期待があがる。香りがぶわっと広がって舌の上に流し込むと、確かに蟹全体のエキス感が濃密に広がる。身とかミソとか甲羅とか、全部をすり潰したようなワイルド感もありますが、全体的にはとても滑らかで上品な仕上がり感。
 

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 蟹の風味を重視して、味付けが実はあっさりしています。ポタージュの薄い感じに近い。なのでドロドロ系にしたはサラサラと飲み干せ、あっさりタイプですから、例えるのが難しい。パンチは低いです。半分くらい飲み干した段階で、シンプルに塩が欲しくなってきた。塩がほんのりとあれば、蟹のエキスと結びついて旨さを引いだすかも・・・と素人考えですが悪しからず。
 

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 勢いあまって「一位唐辛子」を部分的に入れてみた。これはこれで味変化としては機能的だが、蟹の風味が少しマスキングされるので、それ以上は止めておきました。続いてコショウ。これもいいが、一気に洋風系統に傾きそうでちょっと趣向から外れるので、これ以上は止めておきました。結局、オイル漬けニンニクを少し投入して楽しみました。ブレスケアを携帯していたからの行動ですな。
 

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玉葱微塵ほか薬味がじんわりと旨し!
 
 
 そんな淡泊そうな味風景の中、気に入ったのは2つ。まず定番なのか?玉ねぎのみじん切り。濃厚スープになら、煮干と言わず何にでも最近投入されてますね。自宅のインスタント袋麺でも時々やります。そして、肉の上に少しのっていたバジルソース。緩いジュノベーゼソースが、実に蟹の濃厚さによくマッチします。これだけ別料金でいいから、もっとくれーと言えたなら・・・。
 

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カネジン製麺!明確な歯応キープしつつ、絡め取るようにスープを持ち上げる旨さ!
 
 麺箱がちょろっと見えました。ご存知「カネジン」の文字。このブランドだとキッパリとした歯応えの麺を連想してしまうのです。麺を箸でリフトすると、これだけの動作で蟹風味が強く香るね。また濃厚蟹スープに塗れた地肌は、練水少な目で健康的な色白麺。また地肌のキレイさすら覚えます。
 

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 歯応えが期待通りのクッチリ感。麺と麺が揃いやすいので、スープの持ち上げもナイスです。更に汁と塗れるものの浸透しにくいので、咀嚼が楽しい。ややハードな麺を奥歯で潰したときのクチクチなハード弾力の後に、蟹エキスがまとわり潰されたところに旨さが結合。唾液と絡んで更に旨さへと昇華する化学反応ですよ!。これはもうひとつのメニュー「蟹油そば」にも大いに期待が広がる。
 

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現代風定番の低温調理豚肩ローススライス!汁に混ぜないで食う〜!
 
 今や都内に広く見かける、現代のチャーシュー。低温調理の豚肩ロースのスライスです。これはラーメントッピングのみでなく、ビールや酒のアテとしても有効性は飛躍的にアップしますので、個人的には好き。ラーメン屋で飲むというシーンが多くなったのも、こういったチャーシューの登場が貢献しているのでしょうか。ともあれ嫌味なところが一つもなく、蟹好きなオレでも、蟹出汁になるべくつけないで、シンプルな肉味塩味脂甘味を堪能しました。
 

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総じまして「上品な滑らかさに甲殻の香ばしさ!濃密さっぱり蟹エキス!」
 
 ・・・と言う印象でして、捻りない素直な感想まとめでごめんちゃい。ここは本来、雑炊セットで堪能すべしなんでしょうが、最近腹回りが気になってね・・・無念。ただ夜にビールと油そばって組み合わせもありだね。そんなに利用する人形町駅じゃないけど、カニ大好き「カニ星人」的なオレとしては、今後も頭の片隅いブックマークです。そんな未練を残しつつ、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   ちょんぼして
   気分ドロドロ
   下げモード
 
 
 
   気分を変えて
   ドロドロ蟹出汁
 
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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【今週のラーメン3395】 煮干しそば虎空 (東京・大塚帝京大学) 味玉煮干しそば+玉ネギ 〜この地域トップクラスの質感と人気のライト煮干し!

堀之内から移転!変わらず地域の煮干し人気店
 
 休日の朝・・・身体が重い。全身の疲れが残ってるという感じで、寝過ごしたわりにはスッキリしません。ラーメン活動をしたくなるような天気でもありましたが、都内を散策する気力が出てこず。今回は、車でサクッと移動できるところを探して、活動することとしました。久しぶりに八王子方向へ・・・・そうなると名店狙いか!!。奮い立たせるように目標設定しますが、道路混雑も半端なくて放心転換。今回はこちら「煮干しそば虎空」さんへ。
 

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 堀之内から移転。今の場所は同じグループ内の「煉虎」があった場所。その居抜きで営業というスタイルですね。ここはクルマが置きやすい(近くに駐車場完備)ので、それがポイントだったかもしれません。近くに帝京大学があるので学生さんたちも利用多いですが、何と言ってもクルマ利用のファミリー客も多い感じ。正午近くなると続々と集まって来るようです。
 

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 煮干し専門店だと思ってたら、鶏白湯もメインラインナップにありました。ここは身体に喝を入れんと濃厚鶏白湯も考えたんですが、「玉ねぎ」のボタンを見つけると強烈に煮干しに引き戻されてしまいました。そんな訳で、今回は「味玉煮干しそば+玉ネギ」とさせてもらいましょう。
 

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ライト煮干しはしっかりビターで甘みも忘れない!仕上がりがタイプの味
 
 ところで最近身体が怠いのは、ちょっとお腹が出て来たように脂肪がついて重くなったのかな?と考えてます。煮干しというのは、実は内燃効果もあるようなことを聞いたことがある・・・。だったら濃厚煮干しでもと思うがそれはそれでガッツリとカロリーが多そう。そんな意識も実はあって、朝からライト系の煮干し食おうかなーなんて、思ってたのでした。最初の目的を思い出していたところで、配膳が完了。それはこんな麺顔でした。
 

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 おおお!ちょうど今食べたかった「ライト系煮干しそば」の王道!。サラサラしたスープには煮干しエキスの溶け込みを感じられますし、追加した玉ねぎ微塵が実にフレッシュで生き生きと感じる!。また極太メンマも優しい感じだし、Lサイズ味玉が妙にそそる色合いで光ってる!。チャーシューは一枚で十分!。バラ肉の甘さが見ただけで伝わって来るよう・・・。素晴らしい!。
 

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 さてスープから味わいますが、優しく煮干しが染み入るとはこのこと。決してアニマルオフではありませんが、煮干しのエッセンスをダイレクトに、そして優しく安らぎを与えんと行った風合いです。まず煮干しのニボっとした軽い苦味が非常に上品。苦味が香ばしさと区別がつきにくい感じで、淡麗というシャープさよりもナチュラルという寄り添い感が前面に出てます。そして煮干しならではの甘みがいいね。片口系でビシっと響くのもいいが、甘みでお出汁のように啜ることができるエキス感もなかなか。これなら、ファミリーにも受ける本格煮干しと言えましょう。
 

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 そして何と言っても玉ねぎの追加は成功です。玉ねぎのエキスから滲む清涼感が、煮干しの風合いとコラボ。玉ねぎも「苦味」と「甘み」のエッセンスを持ち合わせるので、相性抜群です。ドキドキ歯に微塵が引っかかり、シャリシャリとした歯ごたえを産む事がありますが、それもトッピング役割みたいで面白い。このスープを味わってゆくうちに、ゆっくりと体調が回復に向かうのが自分でもわかります。
 

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クツクツ感がやはりお似合い!凛々しさ感じるストレート細角麺がナイス!
 
 いろんな煮干しそばがあるけど、やはり私は「パツパツ」とした歯ごたえを期待したいね。この一杯はその趣向のど真ん中で、実に麺の風合いが楽しめます。漆喰のようにきめ細かく熟成した地肌は、ツルツルと滑るよう。口当たりライトにして、ズボボボっとすすり込み、前歯を当てて見ると、超ハードなテンピュールのように低反発にして、パツパツと脳裏で鳴るかのような、明確な歯ごたえがナイス!。実際は多少汁を吸い込んでいるのを分かっているんだが、低加水の歯ごたえに酔いしれます。
 

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 ツルツルしていて、どうやって引っかかるのかが不明ですが、玉ねぎの欠けらがよく混じります。奥歯でもろとも潰す時は、クッシリクシクシとした感触の中に、シャリシャリと一瞬感じる部分もあり、そんな面白みが楽しい。ハードな麺でも麺と麺が寄り添いやすく、意外にサラサラとしたスープをよく持ち上げます。なので奥歯で咀嚼した時は結構、スープの味わいも感じる。やっぱりこのタイプの麺は好きだな・・・。
  

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定番と安定の豚バラ肉旨し!
 
 控えめに見えますが、チャーシューもテッパンの旨さです。味玉もハズレがないが、豚バラ肉もハズレがないね。バラ肉を褶曲させた感じで、肉身と脂身の層がパラレルに渦巻いているのが美しい。周囲は脂身の多い部分をしっかりとキープしてあり、そこにタレが深く滲んでいるところが最高に上手いね。塩気を含んでいるのに甘さすら覚える。煮干しスープの熱にほだされたように、脂身が全体的に揺らめき、箸で容易に解れる。大切にふた切れに分けて堪能いたしました。
 

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味玉にハズレなし!出汁混じりで熟成感じる甘みが素晴らし!
 
 やったー!味玉が完璧!。薄味の出汁が深く均一に染まってます。白身が完璧で浸透の部分的差異が一切見られず、全体が薄い乳白色になってふわふわ。そしてもちろん卵黄も完璧。和菓子か!と思うほどの甘さの上品さと濃厚さ。そして全体的にペットリとしたとろけ具合がナイス。舌全体にねっとりと粘り付き、味わいを隅々まで堪能させてもらえました。嗚呼、やはり味玉にハズレなし!。
 

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総じまして、「この地域トップクラスの質感と人気のライト煮干し!」
 
 ・・・と言う他ないでしょう。こりゃ週末なら家族づれが来るよね。ちょっとこの界隈では比類無し的な煮干感なのでプレゼンス高め。今後も定点観測ついでにちょくちょく寄せていただきます。煮干し以外も何やら旨そうですしね!。これからも応援です。そんな感じで宣伝気分が残るまま、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
   休日に
   鬱憤晴らす
   旅の空
 
 
   煮干し漂う
   旨しな虎空
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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【今週のラーメン3394】 ひよこプリン (東京・平井) らーめん 〜ハイカラと素朴さ!あっさりさと濃密さ!コンソメ感とポタージュ感!捉えどころカオスなる洋風らーめん

どうしても気になる屋号〜先輩諸兄も褒めてるし行くしかねぇ〜
 
 最近良くラーメンSNS上でよく目にするようになった「ひよこプリン」と言うお店。洋菓子屋の裏営業でもなく、ラーメン専門店だと言う。場所が江戸川区平井と言うことで、東京西エリア在住としては、しばらくスルーしようかと思っていたら、なんだか評判が良いようで心がざわつく〜。そこに、ご懇意にしていただいてる先輩レビュアーさんが、一気に突き抜けた評価を上げたもんだから、とっさに訪問を決意しました。午後休暇で役所の手続き早々に済ませて、総武線でサクッと移動です。
 

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 ピークアウトの昼下がり。駅前から3分程度とのことですが、長閑です〜。現代的下町らしい風景と路地裏が続くところに、いかにも可愛い感じの建物あり。今回の目的地だとすぐにわかってしまいます。入店時、半端な時間なのに約50%の客入りとは、さすが評判店。
 

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 てっきりデザートも美味いラーメン屋で、プリンも有ると思い込んでた。違うんだな。またもしも、ひよこで出汁を取っているとするなら、それはシュール過ぎるのでそれはないだろう〜。これでますます、屋号の謎が深まる一方です。今回は初訪問なので、デフォルトの「らーめん」とさせていただきましたが、なかなか他のメニューもしっかりした作り込みでした。実に名前と裏腹〜。
 

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単に洋風と片ずけられん風合い!さっぱりコンソメのようでバターに匹敵の濃厚コク!
 
 待つ間、ホゲ〜っと放心状態。休暇でも仕事の不安が頭から離れません。何が不安かって・・・詳しく書けないけど、道理が通らないストレスとだけ伝えておきましょう。しかし、ならばこそ、こんな気が抜けるような屋号とその雰囲気で食うのだ。こじつけてストレスを抑え込んでたところに、タイミングよく配膳が完了。それはこんな麺顔。
 

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 おおお!デフォルトでもこの色彩感とバランス感!ラーメン本のサンプルを見ているような完成度!。醤油なのか塩なのか判別つきにくい色合いのスープは、キラキラしながらジットリとした面持ち。麺が透けて見えるが軽く捩れたストレート麺みたい。チャーシューは、今となってはお約束の二種で高品質感漂う〜。なんと言っても、薬味のバリエーションと色バランスと配置の良さが、ものすごくセンス光ります。
 

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 さてそのスープからまず味わいますが、まさしく先人コメントの通り、コンソメスープ的なニュアンスが一気に広がり、気持ちまで明るくさせます。あっさりしてて旨いな〜と食べ続けていくと、あっさりじゃないことに気づく。コクが深い!濃ゆい部分もあり。この旨さの表現が難しく、解析も私の駄舌では不能だわ〜。
 

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 先人のポタージュって表現もすごく分かる!私としては、まるでバターのようなコク濃厚で分厚さを感じる。そのニュアンスを無視したら、次は牛エキスのような濃密さも感じ始めたりしてしまう。洋風スープであるとは確実ですが、赤坂の豚そばに通じる明るさもあったり、正直言って、悩ましくも美味い!。
 

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薬味のバランス感ナイス!二種玉葱微塵と三色の組み合わせもナイス!
 
 また薬味がちゃんと仕事してる!。関西オリジンの私が、初めて東京でラーメンに浮かぶ玉葱微塵を見たとき、愕然としたもんです。九条ねぎ入れ放題文化圏でしたから。それが中央線沿線に住み始めて、玉葱微塵トッピングの虜になってる。魂を売った関西人。
 

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 ところが、紫玉葱と通常玉葱をブレンドしたり、また微塵の粒度をラーメンに合わせて変化させるなど、適応力が素晴らしい。このスープにしても、二種玉葱の極細微塵が全体に浮遊して、レンゲでスープを味わう度に、玉葱が演出を施します。見栄え!香り!歯応え!がベストマッチ!。
 
 
 
羽田製麺!素朴な色合いと淡い捩れと軽い透明感!加水高めで締まりも風味も感じる麺!
 
 先人の情報力には頭が下がります。福島県にある羽田製麺というブランドの麺とのこと。初耳でございます。洋風なスープにどんな麺が合わさるのだろう。と思いきや、どちらかと言うと素朴な風合いが滲んだ、私好みな質感でした。
 

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 微妙に茶褐色でやや透明感もありなむか。基本的にはストレートだけど、捩れが意識される細麺でした。これは全粒を完全に打ち込み潰した色合いのよう。かと言ってザラツキは皆無で、非常にツルツルとして、口当たりが良い麺です。多少のボコつきもあるので、やりようにほっては、蕎麦ライクにズボボボっと啜り上げるのも面白そう。
 

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 前歯の当たりは、仄かにモチっとするけれど、引き締まりは感じるタイプで、クスクスと小気味好く啜り千切るのも快感です。束になったそれを奥歯で潰すとスープが洋風なためか、和風カッペリーニと言う印象が脳裏に残るが、それは多分オレだけだろう〜。
 
 
 
ふかふかの鶏胸肉と甘味豊かな豚バラ肉!どっちもスープ吸い込ませランクアップ!
 
 汁、麺、具、それら揃って三位一体。当然のように具材も高品質でした。鶏胸肉は、コンフィ上の今流行りのタイプ。ただ今回は、洋風スープな為にじっくりとスープに浸して吸わせてから頂きます。これが実に美味い。吐き出した汁も美味いが、肉も魂が移ったかのように旨し!。
 

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 また豚バラ肉が格別。おそらくそのままでも美味いんだろうが、スープに浸ると味重ね的に深い。 本来の肉味、脂甘味、スープエキスが渾然一体。肉は当然柔らかく、周囲部分の香ばしさが加わる。また、肉が角煮のように柔らかくて、その感触が素晴らし!もっとくれ〜。次回は肉増し決定。
 
 
 
 
総じまして「ハイカラと素朴さ!あっさりさと濃密さ!コンソメ感!捉えどころカオスなる洋風らーめん」
 
 ・・・と言う感じで、私の心象風景をそのまま羅列しただけでごめんちゃい。これは再訪問確実。同じもの食いたいが、実は他のメニューも匹敵する美しさと旨さを感じる。再訪問じゃなく、メニュー制覇すら野望が膨らむ一方です。そのうち屋号の謎は、誰かが解明してくれるだろうか。情報お持ちの方あればシェアさせてください(ズルい考え?)。そんな感動と謎を抱えたまま、さっさと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   残暑降る
   遅い昼飯
   昼下がり
 
 
 
   ひよこプリン
   イカラらーめん
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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【今週のラーメン3393】 らぁ麺 やまぐち (東京・面影橋) 鶏そば 〜やはり期待を裏切らない西早稲田エリアの代表格ラーメン!

プチ移転!?短い距離でも心機一転!旨さ再発見!
 
 朝起きて、新聞見る前に今日の昼飯ラーメンどうしようかと・・・・ラーメンデータベースをチェック。するとなんとあの「らぁ麺やまぐち」さんが移転OPEN日だと言うではないか!。流石にこれだけは直ぐには行けぬと・・・・一旦は諦める。しかしちょっとは頭の片隅に一日中残っていて、それはやり残した仕事のようにモヤモヤとして積もるばかり。この調子だと、仕事を家に持って帰っても積もる一方だと思い、陽のあるうちの会社からの帰り道に、遠回りして夜の部に突撃してみました。
 

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 それにしても・・・本当に目と鼻の先程度の移転ですな。店の雰囲気は随分と明るく生まれ変わったけれど、間口が前より狭くなったので、通り過ぎてしまいそう。しかし行列は健在ですし、やはりこのエリアの顔的な有名店ですから、似あっていると言えば確かにそうだね。
 

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 行列して待っているうちに、しみじみと考え込むと、この移転も初心にかえって心機一転とも言える気がしてきた・・・。何を食おうか迷いを断ち切り、今回はこの店定番看板の「鶏そば」とさせていただきましょう。なんだか久しぶりのメニュー。
 

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鶏エキス!醤油ダレ!どれもみな透明感と明るさ・・・そして突き抜け感ある旨さあり!
 
 移転オープン最初だからか、スタフさんの数がスゲー。総勢6名。厨房内の迫力が違うんだけど、まあ見習いさんなどおられ、これから精進してほしい。どっちが客だと感じる対応もあったがめでたい船出の一杯はこんな感じです。
 

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 おおお!眩しすぎるぜ!まさしく鶏油のきらめき!。ゆったりと表層を漂う香味油はゴールドに艶めき、醤油ダレが明るく澄んでいるため、融合すると琥珀色に輝く感じ。麺線が水平に整えられて、またメンマ、チャーシューもそれに倣ったかのような整合を感じます。特製のゴージャス感と色気もいいけど、このようなシンプルな纏まり方も捨てがたい!。
 

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 もう分かっている味なのだが、実際に味わうと感動がまたリアルに初心にかえります。鶏油の揺らめきは実にスッキリしており、神奈川辺りで体感するバターのような分厚さではない感覚。それでもレンゲですくうと分かるように、量は多めなんですな。それでもしつこくない。またベースの鶏ガラも豊かさとスッキリさがバランスよく、胃もたれなくスルスルと飲み干せる。醤油のカエシ感はあるのだけど、なぜだか鶏コクと結合して甘さと感じるから、不思議な変換です。もっと塩気を探そうとすると、醤油最後の後味にふわっと感じる酸味残像のようなエッジング
 

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 乾物など他にも隠し技が織り込まれていると思うけど、これほど鶏を生き生きと表現している鶏そばは、滅多にお目に書かれまい。現代風なアート感も感じますが、新世代鶏そばの代表格とすら貫禄を覚える一杯です。
 

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都の「 麺屋 棣鄂」健在!マイクロ平打ちストレート麺で密度感としなり!風味がナイス!
 
 最近、京都で嫌なことがあって凹んでいるんだが、京都生まれの習性で、どうしても依怙贔屓してしまうところはご容赦を。「 麺屋 棣鄂」の麺は、関西転勤時代に出会ってその感動がまだ忘れられないもので・・・・。この麺が面白いなと思うのは3点。
 

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 まず「形状」。ストレート麺なのだけど、平たい形をしていながらスリムという感じ。だからマイクロ平打ちストレート麺と勝手に表現してますが、これが茹で上げで少し膨らむところから、見た目と舌触り感や歯ごたえが違ってくる。オーバルな麺?と錯覚してしまうこともしばしばです。
 

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 次に「微妙な全粒打ち込み」。ちょっと風流な地肌感だなと眼鏡を外して見ると(老眼・・・)、思った通りにうっすらと粒々が微妙に混じってる。これがダイレクトに風味に反映するかは別にして、全体的なグルテンの旨味には何かしらの影響与えてるんじゃないの?と思えてなりません。最後に「密度感」。パツパツな感じはしないけど、しなやかな歯ごたえが気持ちよい。滑りのスムーズなことから、滑りも歯ごたえもシルキーと言ってもいいかなー。こういう麺だと後半に汁を吸い込んで、しなやか度合いが極端に増すこともあるんだけど、汁吸いきってもしっかりとしたコシがいいね。ダレない麺とでも言いましょうか。
 
 
 
 
ッパン級の安定度!もはや現代ラーメンの極上定番の豚肩ロース
 
 もうこのタイプのチャーシューは巷に溢れきっているのですが、やはりこれは一つの完成形じゃないかと・・・。肉はレアが美味いのは必定ですが、豚鶏の場合は話が違ってくる。低温調理という手法は、個人的には革命的と感じます。これで牛と同様に、半レアっぽい旨味が、ラーメントッピングとして気軽に味わえるんだから。そんな王道の極上定番の豚肩ロース。皆さんも、どこかそれぞれでお気に入りの店のチャーシューあるうちに、このタイプありませんかね。
 

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 また処理が完璧だから唸る・・・。肉身はしっとりとしており、前歯の甘噛み程度でも、優しく千切れる。脂身部分は、スープの熱を受けて解けないのに、舌の上の熱では蕩けるような甘みを放出。塩気も薄く、周囲のタレが浸透する部分の塩気だけで全体が美味しくいただける。時々スープに沈めて、熱を通した雰囲気を味わったりするのもいいね。
 
 
 
 
総じまして「やはり期待を裏切らない西早稲田エリアの代表格ラーメン!」
 
 ・・・としか他に言いようがありますまい。バリエーション増やさなくても、これだけデフォルトがしっかりしていると、またこれ食いたいと思うもの。軌道に乗ったら季節毎に限定など出てくるかもしれないけど。それならそれでまた来ます。ともあれ再出発に俄然応援!。そんな気持ちを忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!
 
 
 
   とぼとぼと
   長い道のり
   苦にならず
 
 
 
   極上鶏そば
   旨さを思えば
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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【今週のラーメン3392】 中華そば どんぐり (横浜・日吉) 中華そば 赤(正油)2玉 〜優しさと質実真面目!そして貫禄滲む王道中華そば

ラーメン砂漠な日吉東口にとっても質実丁寧なラーメン店出現!
 
 まだネット上で露出度が低いけど、とある敬愛するブロガーさんの情報をゲット。場所は日吉駅東口。この界隈なら西口の間違いでしょと言いたくなるけど東口なのだ。慶応義塾大学しかないエリアなのですが、その慶応の向こう側にあたる場所に、ラーメン店がオープンです。こんなラーメン砂漠にすごいね・・・と思って、google mapを活用してアクセスするのに、近道してみようとしたら、とんでもない裏道裏山に迷い込んでしまって、遭難するかと思いました(爆)。運よく、慶応大馬術部の裏庭に出ることができました。途中滑ってスーツが土砂で汚れた・・・・。
 

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 名前は「どんぐり」と言う店。近くに幼稚園があっていかにもといった屋号。まだ露出度が低いためか、入店時は他客と私の2名のみ。修行が終わって新たに独立した店かと思ったら、なかなか経験と貫禄を感じるオジサン2名のオペレーションで、ポッと出の店ではないなという印象。ちょっとしたギャップを面白く感じます。
 

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 券売機で悩みます。まず「中華そば/ざる中華」の選択。ざる中華好きなオレとしては、暑さもあって悩む。また「2玉/1玉」の選択。2玉だと永福町系匹敵のボリュームになりそう・・・。結局、初訪問だから、デフォルトで、この店おススメの2玉・・・・「中華そば赤2玉」とさせていただきました。たまたま居合わせた他客は「ざる中華」でして、それが実はとても旨そうに見えて、この時点ではプチ後悔したのだが、それは全く無意味だったと後で知る。
 

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懐かしくもゆったりと豚鶏エキス広がる!魚介甘みが寄り添う!バランスの一杯!
 
 きっと食堂か居酒屋の居抜きだと思われる店箱。ベンチシートの長いのが壁一面に貼りついてますが、今ではカバン等の置き場になってます。しかしカウンターも長めでテーブル席も備わっていることからキャパは十分。厨房だって狭さを感じません。店のオジサン達も合いそうがよく、ベテランチックな安心感がむしろ好印象です。クーラーの真下に陣取って、これから啜る熱々の一杯はこんな麺顔でした。
 

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 おおお!デカ!!さすが2玉!!!。迫力は確かに永福町系なみの迫力ありますが、趣向はまったく別物ですね。スープの穏やかさが実にナイス。醤油のエッジングは低そうでむしろ素材のエキス感がビシビシと伝わる。またデフォルトでLサイズの味玉が入っていることがお得感が高く、チャーシューの焦げ具合がとても目を引く!。全体的にはトラディショナルな一杯で、昭和生まれのオヤジの心を鷲掴みですよー。
 

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 スープがまた熱々でいい!汗かいてもクーラーが近くで利いてたら快適!。第一印象としてはマイルドです。当初は魚介系の味わいが優しく広がるなと感じていたのですが、煮干の甘味とか節系の旨みなどを舌で詮索していくうちに、だんだんとベースにある動物系の旨みを深く感じます。55:45といった拮抗した魚介感:動物感で、甘味の中には豚骨清湯の風合いも混じりあいます。
 

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 意外と正油のエッジングが抑えめ。塩気自体がそれほどアピールしておらず、下味とかバックアップに徹している感じ。このため薬味の小松菜の清涼感がストレートに滲んで、微妙にスープに溶けていい感じに仕上がってます。
 

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麺も馴染み深いが妙に旨いぞ!クシクシ感キープのストレート麺がナイス!
 
 ざる中華に嫉妬するとしたら、この麺の風合いでしょうか。ハッキリ言って麺が旨い。とりとめのないストレート細麺。これまで幾度も遭遇してくた風合いですが、芯はなくともクシリと歯応えと風味を感じるところが、個人的に好みに合ってます。また加水が高いようで実は抑えめな風合い。表層は少しぬめりを残す部分もありますが、漆喰のごとくきめ細やかでツルツルとライトに滑ります。
 

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 奥歯で潰しても、クッシリクシクシとした感触はキープ。スープの旨みと麺の風合いと旨みは、自分の咀嚼で潰しこみながら一体化させてゆきます。また2玉もあるので後半は疲れたり、多少飽き気味になるかと心配したものの、そういったブレーキはかからず。後半はそれなりに汁を吸いこんだりして、しなやかさが生まれますし、変化も楽しめます。コショウを少し後半にふったら一気に食欲が爆速。
 

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嬉しくて泣けてくるトラディショナル豚バラチャーシュー!
 
 少し焦げてるんじゃないかと思えるほどの、はっきりとした焦げ目がむしろ好印象。断面は脂と肉が美しく3層にならび、周囲は焦げ目で輪郭されたような見栄えです。中の脂身が甘いのは計算づく。肉身もスープが浸透してるしタレも深い。そこに周囲のタレの塩気と焦げ目の香ばしさが加わると、旨さが完成。生まれの京都ではこういうのあまり食ったこと無かったけど、後に大阪神戸と渡り歩くようになり、バラ肉の旨さに目覚めたっけ・・・。その当時の旨かったばら肉を思い出しそうになりました。2玉は腹が正直膨れすぎるが、1玉にして肉三昧にしてみるのも手ですね。この旨さには参りました。
 

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味玉にハズレなし!あっさり深め浸透でゆるゆる卵黄旨し!
 
 タレは薄味で浸透が深いが、特徴は卵黄が緩めでトロトロ~なタイプ。以前はよく見かけたけど、最近ここまでのトロトロタイプは見てないね・・・。しっかり卵黄そのものの味わいが楽しめる。いつもはスープに卵黄トロトロが溶けて濁るのを嫌うのですが、今回は麺にそれを蕩けさせて味わいました。撮影忘れましたが、麺が引き上げられて、そこに卵黄がトロトロと絡みつく姿は実に妖艶。味わいも風味良い麺に合いました。
 

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 この質感高い味玉が、デフォルトで必ず付くというのもお値打ち感あるのでは?。おススメである理由の一つです。
 
 
 
 
アイスキャンデーがうれしい!
 
 最後に残ったスープを味わっていると、どうも厨房から目線を感じる・・・。何か撮影してはいけないものを撮ったっけ?と少しビビってたら、食後にどうぞとアイスキャンディーを頂いた!。ちょっと恥ずかしくなるけど、本音はとてもうれしい。中華そばの大盛を食らって、汗ダラダラになりそうなところを、エアコンの冷風を浴びながら、キンキンに冷えたアイスキャンディーを食らう。極楽だね・・・。こんなの食ったの3年ぶりくらいかも。
 

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総じまして、「優しさと質実真面目!そして貫禄滲む王道中華そば」
 
 ・・・と言う感覚でして、昭和生まれのオヤジならハート鷲掴みされる!。という感じです。それにしてもサディスティックなロケーションなのが気になるけど、俄然応援モードは確実ですし、こうなれば汁系で塩も食いたいし、ざる中華も暑さが完全に過ぎ去る前に、一度は食っておかねばと焦ります。てなことで、近いうち目指してまた行きますー。っと宣言したとろで、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   安寧で
   心安らぐ
   旨味哉
 
  
   昭和オヤジも
   ハマって泣ける
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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【今週のラーメン3391】 拉麺 成 (横浜・高田) ニボリッチ + チャーシュー 〜コンテンポラリーとゴージャス!そしてファンキーさがカッコよしな極上濃厚煮干麺!

ここも横浜!?時の流れは緩やかに煮干しが漂う〜?
 
 土曜日の夜に宴会があり飲みすぎて・・・朝飯を流石に抜きました。少し寝坊をして空を見上げますが、とっても重い雲。それでも家にじっとしていると勿体無い気がして、今日もラーメン活動。流石に雨が心配なので、車を使っての遠征探訪を実行いたしました。今回は神奈川エリアへ。
 

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 実は前からとても気になってる店があり、それが「拉麺 成」さん。横浜市も北部エリアなら普段の行動範囲に何とか入るのですが、「グリーンライン」を使ってとなると話が変わる。そこでやって来たのが「高田駅」。駅近くのコインPにさっさと置いて、どんな街だろうと思って駅前に降り立って見ると・・・こんなにも長閑だとは!。かろうじてセブンイレブンが1店舗あるのみ。ただただ長閑。日本第2位の人口を誇る横浜市とは思えない静けさが非常にナイスです。
 

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 丘陵地帯なんでしょうか、少し寂びれた商店と郊外の住宅地が入り組んだエリアに、ポツネンとそのお店「拉麺 成」があります。中に入ると一転して、過ごしやすそうな飲食の雰囲気と、ヒップホップ調なBGMが痛快に響いてます。結構混んでて地元常連をがっちりと掴んでいる様子。ご常連と厨房内との会話も弾んでノッてる感じがいいね。
 
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器に魅入る〜工夫と流儀を感じるね〜
 
 なんで気になってた店だったかというと、最近「ニボリッチ」という煮干しメニューがインスタ上で旨そうに見えたことと、そしてその器です。思い切ったデザインで羽根つき。しかもデカそうで羽根にはトッピングが載せられるという設計。
 

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 実は「MENSHIO@護国寺」でも似たものを体験済ですが、あちらは羽根が360度端が反り返ってた。なので最後のスープを口直付けで飲み干せなかった・・・という記憶あり。ところがこちらは、手前部分がカットされているので、それが出来る。改善というか進化ですな。
 
 
 
 
まさにリッチ!分厚いニボ苦味と甘味感じる濃密感!汁の減りが早い〜
 
 ともあれこの器だと配膳の瞬間がドラマチックです。いきなりフルコースが一面に展開されてるような見栄えなので、みなさんまずはスマホに一枚写真を収めようとしますよね。私なんぞは一枚では済まないので、よく左右の客から気味悪がられるのですが・・・・。そんな今回の麺顔はこんな感じでした。
 

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 おおお!予め分かってはいても驚く!。まず全体のデカさ。そして羽根に置かれたトッピングのあれこれの迫力。丼に皿が生えているようです。今回は、チャーシューを追加しただけあって、そのボリューム感が圧倒的なのに加え、肉質感がずば抜けてる。後回しになってスープをチェックすると濃厚そうなセメントカラーと、泡立つ細かい泡が、濃厚煮干の存在感をアリアリと見せつけます。何だかアートと旨さの一体感ですな!
 

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 さてそのスープ。器やチャーシューのインパクトに負けないほど、実にしっかりとした濃厚煮干の風合い。ニボシストとしても納得の濃厚さ。まさにその名の通り「ニボリッチ」。煮干系セメントカラーにも、二通りあってモスグリーンが滲むタイプもありますが、こちらは焦げ茶系の深い濁り。煮干の種類にもよるのか不明ですが、ニボニボ苦味の輪郭には片口鰯を感じるのにちょうど良いです。大抵煮干は数種類ブレンドされてると思いますが、甘みも感じられる部分もあり、色合いの割にはとても食べやすい。そしてズッシリとした食べ応えがあり、並盛りで十分な満足感。
 

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 実はもっとド変態な煮干っぷりかと思ってたんですが、ちゃんと食べやすくまとまった感じがあったのが印象的でして、これは少しづつ日々改良を加えておられるのかと・・・・先人方々のレビューと比較してちょっと思っただけですがー。食べやすいもんだから、スープのみをグイグイと飲み続けてしまい、後半になると、汁が足りなくなってしまいました(汗)。
 
 
 
 
上品な加水微妙〜に高めのストレート細麺!しなやかな麺線と汁持ち上げの凄さ!
 
 意外だったのは実は麺。個人的には濃厚煮干系には、パツパツっとして密度感が高いストレート細麺だと思い込んでた。ところが、もっとゆとりとしなやかさを併せ持つ風合いが印象的で、これは偶然の産物か、はたまた改良の結果なのだかは不明。この点もあって麺と麺とが寄り添い易く、スープの持ち上げがメチャ良い!。なので余計にスープを啜り食うことになって、麺を啜り終わった段階では、スープがほんんの少ししか残りませんでした。
 

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 淡麗系スープにも合うと思える、クスクスとした淡い歯ごたえ。濃厚スープの中にあって相対的にそう思えたのかもしれません。玉ねぎのみじん切りが引っ付き易く、奥歯で潰す時はクシクシと淡白に噛んでいるところに、時々シャリシャリとした歯ごたえが面白く、玉ねぎの汁が滲んで炭水化物の味わいに浸透します。濃厚煮干の中にあっても、麺の風合いは淡く感じ、質感高いと思いました。
 

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肉の刺身か舟盛りか!?絶品過ぎる三種の肉達の共演が素晴らしい!
 
 この店で、追加でチャーシューをトッピングするのは、激しくオススメです。豪勢な刺身を食っているかのごとくの迫力は、体験して損なし!これで+250円は、値ごろ感あり。
 
 まず豚バラチャーシューが圧巻。炙りのテクニックがありありで、なかはシットリとした桜色の肉身がキープ。その歯ごたえたるや明るくモチモチとしていて素晴らしいの一言。塩味とタレの味わいが深く、周囲の脂身の焦げた部分が実に野趣に溢れて最高にうまい。脂身はとろけるようで、塩味が混じって甘く感じるのが絶妙。そして・・・皮を残したような炙り部分があって、ここが例えようがなく美味い。3切れもある。
 

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 鶏肉の胸肉も絶品。コンフィ状に仕立てられた薄味ですが、香味の黄色い油がかけられてていい感じ。これも肉厚なカットが大胆。それだけに、モチモチした肉歯ごたえは絶賛。これはここ半年で食った鶏肉の中でもトップクラス(豚肉もだけど)。
 

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 そして時々見かける低温調理の肩ロースのスライス。これが上品な塩気を微かに感じさせ、ナイフとフォークで食った方が似合っているのではと思うほど。しっとりさがこの上なし。これだけでもボリュームが感じられて幸せ。以上3種の肉は、煮干スープに入れることなくそのままダイレクトに堪能しました。そうすべきだよね、この質感なら。ちゃんと器の意味が感じ取れる展開でしたから、一見、インスタ映え狙ったような器に見えますが、ポリシーがあったのだろうと振り返ると思うわけです。
 

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総じまして、「コンテンポラリーとゴージャス!そしてファンキーさがカッコよしな極上濃厚煮干麺!」
 
 ・・・と言う感じかしらん〜。今回は初訪問で限定メニューから入ってしまいましたが、こうなればデフォルトメニューも頂かねばなるまい・・・。また必ず参ります。サッポロ赤星が置いてあるのも確認したし、そいつで肉を堪能いたしたい!。色々重たい週末気分だったけど、これ食って痛快晴れやか!そんな感動を忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
   重い雲
   ゲリラ豪雨
   なんのその
 
 
   余裕と煮干し
   リッチな時間
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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【今週のラーメン3389】 八咫烏 (東京・九段下) TOKUSENRAMEN 白 + ハートランドビール 〜透明感と突き抜け感!極まる白出汁と麺風味!ハイパーデフォルト白ラーメン!

澄み切る白出し!デフォルトのレベル高さに再び驚く!
 
 どうしても澄み切ってさっぱりしたラーメンが食いたい!。そんな思いが強すぎて、とある週末に神楽坂をテクテク上って、お出汁のような一杯求めてみる。そんなとある店だがいつもの行列がないので不思議に思いつつ店先で開店を待った。そしたら、いきなり扉が開いてお詫びの弁を聞く羽目になってしまいました。六本木に移転?とのことで昼営業はもうなくなったとのこと・・・・これはショックがデカすぎます。さてそれからどうするか・・・・。
 
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 どうしても白出汁のいい一杯が諦めきれず、神楽坂から九段下まで歩きながら移動いたしました。曇り時々雨という重たい天気。しかも湿気が高くて気温も下がりきらず、夏のように蒸し暑い。もう途中でどこでもいいかなと、魔がさしそうになりましたが、ハートランドが飲めるぞと自分を叱咤。そんな感じで汗だくでやってきたのが「八咫烏」さんでした。
 

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 ここも行列店のイメージですが、あらら・・・空いてる!。嫌な予感がしましたがちゃんと営業しててラッキー。どうもこの日は限定メニューの切り替えだったのか、デフォルト通常メニューしかやってなかったので、そのせいか空いていたような感じです。元からデフォルト勝負でしたから、自分にとっては好都合。しかも今回の一杯は結論を先に言うと、かなりハイスペックな質感でただ唸るしかない味わいでしたー。デフォルトのレベル高さに再び驚く!
 
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大人の休日の安らぎ・・・ハートランドビール 
 
 もう汗かきまくりだから、つべこべ言わずビールです。こちら小瓶なのがちょいと残念なんですが、中瓶だと腹一杯になるためラーメンが食えなくなる。ちょうど良いサイズ何でしょう。相変わらず麦芽100%の味わいは個人的には趣向にあっており、ライト感とズシリとした味わいが背反しながらも調和がとれた味。ビールが甘くも感じるほどに旨かった。やはり汗かいたあとだとうまいね。
 

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カエシの柔らかさと香味油の穏やかさとバランス感覚が素晴らしすぎる!
 
 座った位置の目の前にちょうど醤油の一升瓶がありまして、銘柄は「ヤマシン白醤油 極」。新規開店当初は黒醤油のを食った記憶で、追加パクチー乗せすぎて味の記憶が飛んでいます。今回は少し酔っているとは言え、しっかりと味わい記憶にとどめておきましょう。そんな気合を入れたところで、手際よく配膳が完了。それはこんな麺顔!。
 

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 おおお!思い描いた崇高な白出汁ラーメン!。ちょうど食べたかった絵面にぴったりです。透き通った白出汁が見事に丼の底まで突き抜けて見える。また風流な麺は綺麗に揃えて畳み込まれて、麺線が美しい。さらに桜色でしっとりと存在する半レアチャーシューの見事ぶりと、変わった色合いの味玉で、よだれが垂れまくりの様相です。
 

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 いつもより手早く写真メモを撮り終えて、早速出汁を味わいますが、なんとも円やかな味わいに和む・・・。塩気がどこまでも丸い。ベースの鶏ガラはスッキリしたタイプで色気抑え気味。また香味は鶏油と思うけど、バターのような艶っぽさはなく、さらりとした風味を残すのみ。全体的に落ち着きあるのは、乾物系の滋味だと思うけど、どちらかと言うと昆布とか節系の風味輪郭を映すようです。
 

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 塩気と旨味の境目がないイメージ。白出汁の和風と、鶏ガラベースの中華風が非常にバランス良い上に、全体的に都会的に磨かれた華やかさがあっていいね。食い続けると、徐々に麺から滲む炭水化物の風味が出てきて、軽く霞がでる一方で甘みが増しカオスが高まるね。また特選だからいろんなトッピングからエキスがにじむところもあって、前半はサッパリ感だけど、後半はしっとりとした膨よかさが広まる感じで味風景がゆっくり移って行くようです。
 

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全粒粉配合で崇高感高まる上に風味際立つ!麺の味濃ゆいストレート細麺
 
 何にしてもこういう麺が一番好きな部類です。ストレート細麺で加水は低め。密度は適度に感じて、パツパツというよりクシクシとしたイメージです。少し芯を感じるような茹で上げタイミングで、粉の風合いが色濃い。全粒の打ち込みがしっかりと伝わるので、ラーメンというより「そば」と言ったムードが漂います。
 

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 スープが淡麗だから麺の風味が生きますね。割と汁の浸透を許さないタイプで、最後の最後で完全に浸透しきるまでは、たっぷりと風味を感じて楽しめます。熟成もありましょうが、フレッシュな風味を楽しむ麺ですね。薬味のネギや三つ葉と絡めて食うと尚旨し。
 

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二種の低温調理チャーシュー!レア肩ロースとフォンフィスタイル鶏胸肉
 
 いわゆる特製のラーメンですからトッピングが豊富です。チャーシューにしても豪勢。豚は肩ロースの低温調理タイプ。これが結構投入されており、そのまま食ったり麺を巻いて食ったりと、存分に楽しめます。うす塩味で肉の素材感ありあり。脂の差しまでも旨いと言った感じです。
 

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 さらに隠れてましたが、鶏の胸肉もコンフィタイプで旨し。これは思いっきりスープに浸して吸い込ませて食っても旨いですね。パフパフとした食感が楽しいです。
 

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影に隠れたワンタン絶品!
 
 隠れてますが、割としっかりとしたサイズのワンタンが2個あります。団子の中央を押しつぶした
面白い形状で、肉餡はしっかりとした感じです。ナチュラルな塩味が印象的で、肉がぷりぷりとした印象で楽しい。皮はスープに溶け出したりしないで、しっかりチュルチュルと滑りながら肉餡を引き込んでくれます。うまし!
 

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味玉にハズレなし!白黒ツートンカラーにギラギラ卵黄が不思議!
 
 この味玉はこの店以外で見たことないです・・・。出汁茶色というより、墨色?灰色?のような色合いで、しかもそれは中まで浸透してません。なので白身の断面が白黒ツートンになってて不思議。味はしっかりとし染みており、塩ダレのようなイメージでしたが、例えようがない味わい。卵黄もハードな部分ととろとろの部分で別れており、ここも黄色とオレンジ色のツートンカラー。見た目も味わいも不思議さありありの味玉。嗚呼、やはり味玉にハズレなし!
 

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 総じまして「透明感と突き抜け感!極まる白出汁と麺風味!ハイパーデフォルト白ラーメン!」
 
 ・・・と、修飾と装飾を並び立てても言い尽くせぬ高品質でございます。これはうまい!。こちらは限定麺の出来が素晴らしく天才的なので有名ですが、こんなしっかりしたデフォルトがあるなんて、二重にすごい。できることなら毎週でも食いに来たいー!ちょっと今後訪問回数が増えそうです。そんな興奮が未だ冷めやらぬですが、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   灰色の
   夏色残る
   秋空に
 
 
   澄み切る出汁
   旨さ晴れやか
 
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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