どちらかと言うと、茶漬け気分で狙って訪問〜!
- 「焼き」の香ばしさよりもじっとり感覚あるエキス先行!鮮魚系?出汁の豊かさ!
- 透明感あふれる多加水ストレート麺がソフティーで滑らか快感!
- 焼きあごエキスによりそう優しい豚バラ肉チャーシュー
- 芳醇さと淡麗さが交差する極ウマ出汁茶漬け!ワサビの仕事が憎すぎる!
- 総じまして「お見事なる茶漬け一体化!コースとして頂くべし焼きあご出汁!!」
週末に、プチサイズの二郎系を頂いて、その日の夜は休日謳歌で自宅酒肴三昧!。秋になると日本酒が美味いね〜。しかし飲みすぎて翌朝は超気持ち悪い・・・。歳とると新陳代謝も悪くなるのがいかんです。しかしこんな気分でも、秋を感じる青空を見ると、自宅で二日酔いしながら過ごすのももったいない。兼ねており訪問宿題となっていたお店へ、ちょこっと訪問して軽く食おうとやってきた「高田馬場」です。
「麺匠 いし井」と言う店。個人的に「銀座 いし井」と混同してしまい、評判良いのにずーと放置してしまってました。焼きあごがウリの店とあって、新宿の名店ともかぶるなーなんてのも、今までほったらかししてた理由のひとつでもあるのですが。
今回は、二日酔いと言うこともあって、ラーメンよりはどちらかと言うと「茶漬けセット」を欲した次第。頭がガンガンと痛い中、店前で座って待ってたらとても元気よく気持ちの良い接客で驚きます。いいなー・・・美味い店は接客も一流ってもの。ただし、頭に響いて今回は、しかめっ面しちゃって、大変申し訳ない・・・。そんな感じなので、「麺半分」と言うセットメニューにさせていただきました。
「焼き」の香ばしさよりもじっとり感覚あるエキス先行!鮮魚系?出汁の豊かさ!
こちらは座ってからも接客が大変よろしい。普通のオーダー確認にしてもお客本位で目線を合わせてくれるし、また荷物の置き場についてもささっと対応してくれて、まるでコンシェルジュ。こりゃ人気が出るわなーって感心しちゃいます。もう一回体調整えてから訪問したいなと食う前から再訪問を考えてしまう・・・・。そんな感じで半分後悔と期待が交錯していたところで、配膳が完了です。まずはラーメンから。麺半分な麺顔はこんな感じ。
ふうう!こいつはヒンナ!ヒンナ!麺半分だから多少の埋没感あるものの、サイズ的には十分。焼きあごのさっぱり感覚かと思いきや、見た目からしてもじっとり感覚を覚えます。一見動物系?かと思いきや、表層には魚介系のエキスが膜を張って浮遊してる・・・。水菜とゆずの薬味トッピングもなかなか風流に感じさせるではありませんか!。二日酔いを忘れてしまいそう!
まずはスープを頂くのですが、おおお!これは鮮魚系!?と思えるじっとりした感覚。ちょっと二日酔いにはツライ!!と正直言ってたじろいたのですが、ゆずと水菜の清涼感もあってか、三口・四口めあたりからスープを味わうレンゲの回転がアップしてゆく!。
焼きあごの風合いが確かに濃ゆい。独特の柔らかさと鮮魚系に近い風合いが甘く芳しい。醤油感はエキスのバックアップに徹しており、カエシによる尖りや塩気のエッジングはまるで感じません。もはや出汁と化した醤油感覚。通常の淡麗煮干しよりは魚介のエキス感が分厚く、魚系一辺倒のようでふくよかな動物系の下支えもちょっぴり感じるか感じないかの仄かな出汁感。魚介系なのにとてもシルキーと感じるスープ感が素晴らしい!。
透明感あふれる多加水ストレート麺がソフティーで滑らか快感!
意外に多加水ストレート麺なのね。しかしこの選択は大正解だと感じます。微妙にとろみを感じるスープなので、少々上滑りするような麺の方が合っているかと。汁は浸透するより濡れる程度の絡み感。それで十分で、麺を味わうとしっかりと出汁との一体感が味わえます。
それにしても透明感ある麺。スープの霞が強い分、見た目のバランスもいいと感じます。ねり水によるほど良い引き締まりもあり、また熱ダレしないタイプと思え、時間をかけて食らっても影響は低めでしょう。当然口当たりはライト。麺半分ということもあって、一気に軽く食い切りましたが、二日酔いの体調でもスルスルと胃袋に収まるライトな味わいが、スープバランスの良さを再認識させます。
焼きあごエキスによりそう優しい豚バラ肉チャーシュー
ボイルタイプのバラ肉チャーシュー。それで正解ですね。個人的には多少の焼きとか塩気や醤油感の滲んだ肉味が好きなのですが、この一杯の中では浮いてしまうし、また焼きあごの出汁をマスキングしてしまいそう。そんな懸念を見事に払拭した仕上がりとバランスの良さです。
脂はやや少なめで当然柔らかく箸でも千切れる。スープをまとって吸い込んでいるためか、出汁との一体感も美味い肉でした。これなら特製にして肉追加したいね!。
芳醇さと淡麗さが交差する極ウマ出汁茶漬け!ワサビの仕事が憎すぎる!
ラーメンから少し遅れて茶漬けセットが配膳されます。刻み海苔・ワサビ・あられがセット。そしてご飯ですが、しっかりと茶碗一杯あって食べ応えありましょう。そのまま丼の中へドボンと投入。レンゲの底で押しつぶしつつ平らにして、適当にかき混ぜる。仕上げに薬味をふって整えます。
これが絶品。焼きあごスープのエキスが米粒ひとつひとつに浸透して、ご飯の甘みと非常にマッチします。あられのコリコリ感も楽しく、潰した後の香ばしさもナイス。そして特筆すべきは「ワサビ」。ワサビを入れることで、鮮魚系の旨味の分厚さが一気にスッキリすると共に、淡麗な味わいとすら思えます。これで一気に食欲のスイッチが入り、一気に完食してしまいました。オレって、20分前までは二日酔いだったはずなんだが・・・食い終わるとすごく楽になってた!。このワサビ薬味は、別料金でも良いので、ラーメンでぜひ試してみたいですな!。ご店主、ご一考いただけないでしょうか?。
総じまして「お見事なる茶漬け一体化!コースとして頂くべし焼きあご出汁!!」
・・・と言う宣伝しか思い浮かばない感動ものです。二日酔いも旨さに一気に霧散!。是非とも茶漬け込みで!。食い終わってからしばらく呆然とし、お冷やで体を鎮める。混み出す前に退散しますが、私を見送る接客姿勢もまたナイス!。美味い店は、全てにおいて抜かりがないですな。そんな感動を忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
秋空に
焼きあごのぼる
いわし雲
花鳥風月
旨しな休日(字余り)
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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