寿ぎ気分でブラック朝ラーメン
仕事初め前日・・・明日から仕事と思うと憂鬱な気分ですが、温かいほど冬晴れです。チャチャっと早朝から明日の準備を整えて早開けのくじら食堂さんへ。正確には朝と言うよりブランチタイムなのでしょうが、まぁ細かいことは置いときましょう。今日だけはやりたいことやろうと言うことで、ブラック拉麺と赤星を狙ってみました。
ここも長い間それなりに通っているが、スタフも入れ替わったりしててっきり顔バレしてないと思ってた。ところが毎度ありがとうございます!今年もよろしくお願いします!と厨房から頭下げられたりして(汗)、なんだすっかりバレてたのか(爆)。そりゃそうだよな・・・。こちらこそ今年もよろしくですー。
<サッポロ赤星> 後味に軽やかな甘味が調和!ベースは分厚いしっかりボディな苦味!それが赤星!
赤星こそゆっくりと味わいたい麦酒だね。相変わらず分厚いボディとしっかり苦味!。その後味は意外と軽やかな甘みが残る。無骨なラベルとトラディショナルなイメージからは、少々意外なのだが、それが今になって人気を博しているブランドかと思われます。
今回はじわじわと飲みながらの楽しみ。そして毎度お馴染みのおつまみ極細メンマもナイス!。この時点で既にほっこり気分解放です。
<全体> 濃口醤油のピカピカ暗闇!ガッツリ肉片迫力!香味油が漂い多量のペッパーが満遍なく降りかかる美しさ!
一面に敷き詰められた肉には降り注がれたブラックペッパー!そして出汁は黒光りと言う艶かしきインパクト!。それがブラック系ってインパクトですよ。配膳の瞬間が一番痛快かもしれません。本当に濃口醤油そのものってな色合いが素晴らしい。しかしよく見ると少しだけ燕脂色と群青色が入り混じるような風合いもあり、透けた漆黒のスープにも色合いを感じさせます。
チャーシューの迫力は、少々無造作っぽく山積みされたバラ肉と肩ロース。ブラックペッパーがこれぞとばかり降りかかっており、麺顔のワイルドさに拍車をかけるのです。出汁は艶めくが肉はザラつく、そんなアンバランス?ミスマッチ?がとても心から弾けさせる一杯かと!。
<出汁> 意外とマイルドで鶏豚&仄かな魚介が滲む!醤油の凛とした風合いがじっとり!ペッパーの刺激が溶ける!
見た目より全然優しい味わいです。全くもって塩っぱくありません!。全体的にはグビグビと飲み干したくなる感覚。そして凛とした濃口醤油の風合いが心地よいです。イメージとしては、塩気の中に甘味があるよう。なので、魚介の溶け合いが絶妙に感じます。その一方で、全体的には動物系、豚鶏エキスがさっぱりと感じられ、時々、チャーシューからこぼれ落ちるブラックペッパーが出汁に染みます。
それがまた新たな刺激を生むのだよなぁー。マイルドなんだけどやっぱりインパクトを与える。そして中盤以降はじっとりと、麺から吐き出される、炭水化物ならではの甘味が溶けるようで、どんどん飲みやすくなる。見た目より優しい濃口醤油の旨さでございます。
<麺> 漆黒出汁を吸い込む細い麺線が深い褐色染まり整う!噛み締めて出汁と素地の一体感うまし!
手もみ麺がウリな店なんだが、細麺にも対応してくれます。時には多加水かと思ったり中加水細麺と感じたり。その中間からやや後者寄りなイメージ。フォルムはスリムで綺麗に整うが印象的です。実にキッパリとしたストレートで、見た目も褐色に染まって麗しくて旨そう。そして漆黒醤油に絡んで絡んで絡みまくる!。そして出汁を持ち上げまくる!。
また腰つきが品やかで、漆黒出汁を丸ごと啜り上がるようなイメージでツルツルってライトにすすれます。また直後の歯切れがまたナイス!。プツプツプツプツプツプツと小気味よく切れるのが快感です。その後に素地の風合いも少し香るようです。大盛無料対応なのも嬉しいじゃないか!。手もみ太麺を選ぶ人が多いようですが、汁系では細麺もおすすめです。
<チャーシュー> 豚肩ロースは赤身肉味に醤油出汁が絡む旨さ!ブラペの刺激と脂身の甘みが溶け合う!
全体的にしっとりと落ち着いており、脂身が固まっているが舌の上で溶けるほど柔らかです。濃ゆい醤油に染まってもローストが効いた豚肉。脂の甘味にブラックペッパーの刺激がナイスで、少し洋風な塩気と風味に転化するのがナイス。ブラックスープに浸しても、醤油塩気との相性もいい。実に旨し。妙に全体的にしっとりと感じさせ、赤身由来の肉本来味をしっかりと伝えます。そこにやっぱり濃口醤油出汁が似合う。
もちろん今回も麺に絡めて食らいつきますよ。出汁と肉味と麺のそれぞれの旨みが渾然一体となって旨し!。肉増し設定だからこんな感じで最後まで楽しめます。
<味変> ブラック系にニンニクが実に合う!味わいにシャープな輪郭生まれて旨し!激しくオススメ!
これは激しくオススメ!。じっとりとした濃口醤油が広がる中で、ニンニクのシャープさが広がりますから、カウンターにあたアイテムの中から!。
旨味にキレが生じて生き生きとした味展開。さらにブラックペッパーの刺激と呼応するので、旨さ相乗効果でございます。今回は辣油も少しアシストしてみましたがそれも良いかと!。
<メンマ> 褐色に染まる極細メンマ!素地と出汁の旨みが深く麺に絡めてこそ旨いかと!
七彩系譜ならメンマはこんな感じですね。極細メンマはとても醤油出汁に絡みやすいが、淡い素材の甘味を感じる旨さ。麺よりも細く短いため、一旦出汁に沈め吸わせて箸休めとして食らうのがうまいのですが、麺にガッツリと絡めて食らうのも一興!。特に細麺だとよく絡むのでコリコリとしたメンマの歯応えと、スパスパと千切れる細麺感覚が混じりって旨し!。
総じまして「漆黒の艶めきと深み!旨さの柔らかさと明るさ!質感高しブラック拉麺系!」
・・・と言う感動の嵐!。見た目の漆黒さにインパクトを覚えますが、その見栄えよりすごくナチュラルな旨さです。なので見た目はガッツリとだけど優しく楽しめるかと!。女性やご年配の方でもきっと難なくいただける一杯でございます。たまにこれ無性に食いたくなるんだよねぇー!今後もずっと定期的に通い続けます。やっぱり激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠っていつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!