ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5265】秘境タンメン かし山(東京・立川)かし山式ラーメン + 小ライス 〜まさに千葉拉麺への愛情溢れる素朴な一杯!一回食っとけ立川竹岡式拉麺!

千葉三大拉麺のひとつ「竹岡式」が立川に爆誕!

 確か5年ほど前は暇だったので、よく拉麺求めて遠征してたっけか。千葉三大拉麺を求めて、クルマでひとり海ほたるを飛ばして巡ったものです。そのうち確か「アリランラーメン八平」と竹岡式の「梅乃家」は、双方臨時休業にぶち当たってしまい、号泣しながら引き返したのだったっけか・・・。全く阿呆な日々を送っておりました。そんな日々の記録は以下の通り。ご参考まで。
 
 しかしもう、そんな苦労はしなくとも、立川に行けば「アリラン系」と「竹岡式」は一店舗で楽しめる!。アリラン系オマージュな「秘境タンメン かし山」さんが、今度は「竹岡式」のメニューを開発したとXのポスト情報から仕入れ、速攻その週末土曜日に突撃してまいりました!。場所は、立川ラーメンたま館の一角。やはり休日は混んでる・・・と思いきや、立川マシマシの行列でまさに一強状態?。マシマシも確かに旨いが、今の他のテナントはどれも実力派揃いだと感じますー。
 
 
 
 
<全体> まさに竹岡式オマージュ!漆黒醤油の海に潜む乾麺!素朴かつ豪勢に重なる肉の塊!

 
 満席状態で、アリランラーメンは手が掛かるから少々待ったが仕方なし。お隣の客は10辛タンメンを食しておられ、スゲーなーっと見てるだけで額に汗が滲む・・・そんなタイミングでちょうど配膳となりました。それはこんな麺顔。
 

 
 おおお!確かに竹岡式らしき漆黒の醤油ブラウン!。そして肉気が特徴的な竹岡式らしく、肉がデフォルトで結構な量でございます。そして何と言っても素朴さがまさにそれっぽい!いやそれ以上か?。具材は焼豚のみと言う感じで、メンマや海苔はございません。まさに出汁と麺と肉だけの一本勝負!?。
 

 
 いやいや・・・玉葱がふんだんです。竹岡式は「やくみ」と呼ばれる玉葱微塵をどさっと盛るのが見た目と味の醍醐味!。出汁の漆黒と玉葱の白さのコントラストが眩しいじゃないか。
 

 
 
 
<出汁> 濃口醤油ダレ全開!出汁の薄さはまさに竹岡式!しかし甘味と背脂の投入で味濃ゆし!

 
 私の浅はかな知識だと、竹岡式は醤油ダレに乾麺の茹で汁を注いだだけと言うのが起源らしい?。いかにも古い昭和の感じがするが、ともあれそれに近いニュアンスが竹岡式なのかと感じてます。なので令和の今となっては、拉麺も相当進化してるわけで、それと単純比較しても無粋なのか??。そんな心配は、出汁を啜ると霧散してしまいました。
 

 
 とても良い意味で、旨す過ぎない。そんな心地よさでございます。つまり旨すぎるとオリジナリティーから遠ざかることとなろうし、またコピーだと竹岡式を知らない人には不可解に受け取られるかと。そんな狭間をうまく両立した感じでしょうか。
 

 
 確かに漆黒の濃口醤油の味わいはインパクトあり。白飯を自然と欲してしまう味風景でしょう。起源の通りベースの出汁より醤油ダレの味わいが主流で、実にシンプルな味わい。しかも濃ゆい・・・。
 

 
 面白いのは少し甘味を足したように感じたこと。そして背脂が結構多めに投入されているので、そこが以前食った「梅乃家@竹岡」の記憶と違うところか?。このアレンジは私は好意的です。竹岡式は割とインパクトあって旨さが響くんだけど、終盤は少々飽きてしまうからね・・・。そんなところを巧くカバーしていると思える次第です。なので今回は汁完してしまうほどでした(後から相当喉が渇いたが:汗)。
 

 
 
 
<麺> 都一謹製乾燥麺!馴染みのボコ付き細麺!醤油出汁爆吸いで飴色!乾麺140gは茹上げボリューミー!

 
 嬉しいじゃありませんか!本場竹岡式の流儀に倣い乾麺使用です。しかもブランドは「都一」。お店の紹介ポップでは140gと表示されてますが侮ること勿れ。腹感覚では、乾麺が茹でて膨らむので実食は相当量に感じます。
 

 

 

 箸で引き上げるとそれはもう醤油ブラックの出汁をバクバクと吸い込みまるで飴色!。割と汁を吸い込み易いので、益々色合いが濃ゆ口なる様な錯覚です。乾麺らしい軽いボコ付きと捩れがいいね。表層が軽くぬるっとしてるのも出汁をキャッチしてるようす。背脂や玉葱微塵をよく引っ掛けてくれます。
 

 
 前歯で切ると、実は生麺とあんまり変わらずスパスパとライトな印象。しかし啜っと奥歯で噛み締め始めると、微かに独特な風合いが含まれ、それが乾麺の楽しさとも繋がります。がっつり出汁と一体化した素地の旨みが素朴です。なので分厚い肉を崩して強引に麺と絡めて食ったりなんかして、豪快に楽しみました。
 

 
 
 
<チャーシュー> まさに豚ばらブロック肉のぶつ切り!赤身は蕩けた脂甘味とタレ塩気を吸って爆旨!

 
 典型的な豚ばら肉の醤油煮込み系。一般的なチャーシューメン以上に匹敵する感じで、とにかく肉を食っても途中で肉がなくなり寂しくなんかなりません。かなり分厚いブロックカットで、特に皮の部分も少し残ってる感覚。なので醤油の下味が脂みに深く浸透し、これまた飴色に輝いており、プルプルとしておるじゃないか!。
 

 
 その脂身が醤油下味に染まって熱でとろけ、赤身へと浸透。それがまたスポンジのように柔らかい赤身であり、豚角煮に匹敵するほど。箸で容易に崩せます。もうこれは拉麺だけで食い切るのは勿体無いと、途中でライスへと少々移動させます。
 

 
 
 
<味変> 漆黒醤油出汁に更に気合いのブラックペッパー投入!痛快極まる味展開!

 
 とてもインパクトある濃口醤油出汁感覚ですが、あえてここに刺激を加えましょう!。ブラックペッパーを投入です。少し甘みある味わいを一気に引き締める味わいに変化し、実に痛快極まる味の展開になりましょう!。
 

 
 
 
<〆飯> 白飯に豚ばら肉と背脂を乗せて醤油出汁を垂らす!ペッパー振りかけ即興豚ばらプチ丼完成!

 
 もう説明不要?。白飯に醤油煮込みの豚バラ肉。即興で豚ばらプチ丼の完成でございます。更に残った出汁から、玉葱微塵と背脂を穴あきレンゲで回収し、白飯にのる豚肉にかけ、更にスープを垂らして、仕上げにブラックペッパーをふります。
 

 
 結構腹パン状態だったが、するするとこの即興豚ばらプチ丼が胃袋に収まるじゃないか・・・。あゝこれも食欲の秋の影響なのか。
 

 
 
 
総じまして「まさに千葉拉麺への愛情溢れる素朴な一杯!一回食っとけ立川竹岡式拉麺!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。実にオマージュを感じる仕上がりで、関東のラヲタなら分かち合える味わいかと!。一見ジャンキーなブラック拉麺と感じましょうが、出汁の素朴さと乾麺との相性に拉麺の歴史を感じるようです。基本的にアリラン系のお店が竹岡式まで手を出したと言うことは、この流れだといずれ近いうちに勝浦タンタンも提供し始めるのか?と実はほくそ笑んでおります。とは言え千葉三大拉麺の本場はとても遠いので、立川で楽しめるのは個人的には実に嬉しい次第!。話のネタなら激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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