ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3751】 すすり処 奥がわ (東京・保谷) 冷やしかれーそば+小ライス

穴場なエリア中〜穴場な住宅街スポット
 2019春の珍事は、西武沿線に実力店が次々オープン!ってことかしら。新宿線では「西の@田無」「田無大勝軒@田無」「JIN@西武柳沢」「渡海@花小金井」。池袋線では「わかつ@保谷」「IRUCA@東久留米」「和凡@清瀬」・・・・そしてこちら「奥がわ@保谷」です。これらの中で一番訪問ハードルが高いもので、今更の訪問になってしまいました。
 

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 で、せっかくだから何が人気かと思って事前に予習したら、面白そうな冷やし中華が、期間限定で提供されてるのを知りました。別に冷やしのメニューがありまして、それ狙いだったんだが・・・・面白さでこっちを選んでしまう!。今回は「冷やしかれーそば」を狙って開店直後に突撃してみました。
 

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<全体&タレ> コンテンポラリー冷や中!ターメリックイエローなカレー風味がサラダ感覚で旨しなのだ!
 
 それにしても、どうして保谷の新店舗って、サディステックな場所を選ぶかね(爆)。「わかつ」さんといい、「奥がわ」さんといい。駅からは遠くないんですが、ほぼまっすぐに来れず、障壁が多い。そしてほとんど住宅地の中というロケーションでして、そうなれば派手な看板も無理ってもんですよ。そんな前のめりな気分の中、お冷が配される。そしてお通しまで付いてくる。それでも知る人ぞ知る店ってな感じで、地道に頑張って欲しいし応援もしたいものです。
 

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 おおお!このお通しのもやし・・・うめぇ〜。これなら腕前は確信に近いものを感じる!。そんな心にスイッチが入ったところでやってきたのがこの麺顔です。
 

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 おおお!これは何となくサラダ的な冷やし中華感覚!。一見「カレー」な先入観を持ってしまうと茶色いルーを想像してしまいますが、どこにもそんな素振りはなし。強いて言えば、味玉に降りかかっているタレにカレー粒子の残存を確認できるか・・・といったところです。もっと全面的にカレーアピール感がないのは・・・きっとターメリックが、フツーの淡い醤油だれに見えてしまうからではないだろうか。それがこのカレー系冷やし中華の斬新な部分なのです!。
 

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 カレーのスープ・タレで・・・誰が透明系な出汁を連想するだろうか。このタレは、一見和出汁を引き醤油で味を整えたように見えるかもですが、それは全部ターメリックの仕業です。一番のベースとなっているタレは、鶏ガラ系の清湯だと勝手に邪推します。そこから鰹昆布系で和風に整えたり、醤油の色付けも日本の醤油と中国の醤系タレで調整すると、和風冷やしそばにも、本格中華系涼麺にもなります。この大切な味の分岐点で、カレー味・・・つまりターメリックを主体とするスパイスで攻めてきたわけですな。薄いカレー味と思うこと勿れ。これが面白いほどに、カレー冷や汁淡麗系に仕上がっとるから、不思議すぎて笑うしかないね。
 

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 また多少のカイエンヌペッパー?もあるのだろうか・・・実は複雑なカレーパウダーだったりする。さらにトッピングにかけられてたトマトジュレのようなソースもいい感じだし、それには何と「パン粉」がかかってる。このパン粉が実に曲者で、全体に散らばったらある程度タレを吸い込んだりして、小麦パンの香ばしさを味に移すのです。そして微妙に砕けてタレ全体に溶け込んだりするから・・・擬似的に粘度が生まれる。そして麺に絡むように向けられる・・・・。この計算高さが、只者ではない予感をさせるぜ。
 

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<麺> しっかりグルテンの風味と甘みを伝える今風で質感高いストレート麺!
 
 食っている最中にふと思ったんだが、これってパスタでやっても成立するかも。独身時代から意外に自炊好きなオレは、以前冷製パスタが流行ったとき、結構自宅で取り組んでいたんだよね〜。ましてやパン粉までふりかけられてるし・・・・。これは冷やし中華と呼べるのか?と一瞬掠めたところを、しっかりあるべきところへ引き戻してくれた・・・それがこの麺です。
 

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 冷やし中華は、汁の量や演出度が限られている分、麺の印象に頼るところって大きいんだと今日初めて思い知りました。この一杯には中華麺が取り入れられてる。その事実だけでこれは立派な冷やし中華なのでありました(当たり前のようで、結構意味深いんだけど伝わらんか)。いやね、中華麺でもいろんなのがあると思うんだけど。これは平成に入ってから特に風味とか歯応えとか重視された、味わい深い麺です。きっと国産メインの中力粉・・・・にがり少なめなって妄想が止まらぬ。
 

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 冷水で締められたとは言え、密度が極端になることはない締まり度合い。プツプツと小気味好く切れ込む反面、風味がじんわりと感じ取れる柔らかな印象を持ち合わせます。そして汁浸透は少ない。カレー系のスパイスとパン粉のかけらが妙に張り付いてざらつき感がありますが、一気にズボボボボボボボーーーーっと啜り上げ切る快感は楽しいものです。
 
 
 
 
<具材> サラダなアイテムのほか鶏もも肉・甘エビ等自由さあってもまとまり感高し!
 
 いわゆる「冷やし中華の三種の神器」はない。錦糸卵・きゅうり・紅生姜。しかしそれを代用されるものは茶とあるわけで、「味玉」「レタス」「プチトマト」が色合いとしては当てられてます。紅生姜のキリリとさせる酸味はここでは回避されてます。カレー味に支配されたことで、酸味はちょっと一旦お休みということで。
 
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 カレーだから肉は鶏肉。しかも腿肉。カレーの基本はチキンカレーということね。カレー味に染まった鶏もも肉ほど、旨さがテッパンなものはないと思うんだがー。CoCo壱番ではポークが好きなオレですが、自宅のカレーはチキンが定番。だから馴染むね。
 
 

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 そしてこれは何エビだ!?一旦ここでは甘エビということにしとくが、これは仕上がりが実に良い!。立派に白ワインの相手役となりましょう。しかもカレー味が淡く浸透しているので食欲掻き立てる。無限大に食い続けることができるゼロカロリー級な旨さです。また何気にプチトマトも素晴らしい。これきっと直前に向いて粗熱とったんだと思う!。常温に近い状態の甘みがハンパなく旨い!
 

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<味玉にハズレなし!> なかなかシンプルで濃密な玉子味にカレーダレがよく馴染む!
 
 綺麗に4等分された味玉。それがゴロン!と四方に転がったような置き方で、その上にカレーダレが降りかかります。それが半熟な卵黄にふりかかり・・・・何やら特別なソースでも乗ったような凄みすら覚えます。味としてはシンプルな薄味出汁がしみた丁寧な玉子味。本来の玉子の風味と熟成した卵黄の旨味が芳醇!。そこにカレーのスパイスが刺激となり、いくらでも食える味わい!嗚呼、今回も味玉にハズレなし!
 

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<ライス割> 冷や中で飯割なんて〜この一杯なら成立してしまうのだ!
 
 ラーメンデータベースの先人に、ライス割のコメントが載せられてたんですが、その発想と勇気が素晴らしい。カレー味とは言え、冷たくて、しかも冷やし中華ってスタイルで汁も少なく・・・・ライス割実行しますかねフツー(爆)。ところが旨かったというお言葉を信じて、私も追随させていただきました。
 

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 その勇気に乾杯!これは「出汁茶漬け」の風流さと「カレーライス」の豪快さが渾然一体となった旨さなのだ!。後で思ったが、味玉を少し残しておいて、ここでグチャグチャにしてみると、また旨さが面白くなったのではないかと!。誰か試して!ちゅーかオレ代わりにそれやりたい!
 

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総じまして「有りそ〜で無さそ〜で・・・でもやっぱり大いに有り!カレーで華麗な冷や中!」
 
 ・・・と言う素直な感想。開店してからようやく、落ち着いた感じもして、徐々にメニューも増えている。保谷に住んでたら確実に止まり木になってしまいそうな居心地の良さ。激しくオススメ!。そんな宣伝気分が収まりませんが、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

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