東京都内の現役「大勝軒」看板久々拡大!!数えて71店舗(たぶん・・・)
- <全体&スープ> これぞクラシカル煮干しのゆとりと迫力!誰も敵に回さない優しい甘みと香ばしさ!そして圧迫感あるボリューム!
- <麺> 草野商店:ご存知多加水細麺!実は・・・柔らかさが旨さの一部となった構成力に感服なのだ!
- <生玉子> もうこれがないと・・・永福町系に来た気がしない!オレ的必須アイテム!!
- <チャーシュー> 醤油感が深い周囲の香ばしさ!脂のサシがナイスバランスの肩ロースはスポンジのように旨味を爆吸!
- <ワンタン> 麺の柔らかさにきっちりコラボ!トロトロ蕩けてズルズリュ〜っと流れるが肉餡は決して外れない!
- 総じまして「すでに一周回って通り越した斬新さ!クラシカルスタイルの凄さを知るぜ!一回食っとけ!」
- YouTubeにまとめてみました!
大勝軒への愛が止まらない。先日、久しぶりに新たな大勝軒(東池系)が誕生して、連続で訪問してしまいました。これで当分もうないかと思ってたら・・・今度は田無にも大勝軒(永福町系)が開店したというではありませんか!。これは嬉しすぎる!・・・・最近の西東京市界隈のラーメン事情は熱気を帯びつつあります。
実は、仕事帰りにすごく遠回りして田無へと2度ほど訪問。しかしスープ切れで2度ともフラれてる。もう流石にツライし、週末は都合が悪いので、もう午後休暇を取ってしまえと悪巧みしちゃいました(ちゃんと仕事調整しましたよー)。午後2時あたりにようやく営業を捉えました。しかしこんな中途半端な時間でも、満席で外待ち発生が途切れないとは恐るべし・・・・。
<全体&スープ> これぞクラシカル煮干しのゆとりと迫力!誰も敵に回さない優しい甘みと香ばしさ!そして圧迫感あるボリューム!
この為に、午後休暇を取得しただけでなく、腹を空かせるように朝飯も抜いたのだった(爆)。さあ、もうどれだけ大盛美学の大勝軒であっても、麺も汁も飲み干してやろうじゃないか!。手っ取り早く、いろんな味を一度にいただけるものは「ワンタン麺」らしいのでそいつをチョイス。さらに大盛にしてもイケそうだったんですが・・・最近スーツを買い換えたばかりなので、腹回りが変化して欲しくないー。生玉子追加で辛抱いたしました。それがこんな麺顔してやってきました!。
おおお!待てましたよこの定番スタイル!。銀のトレイにはみ出るサイズの大きな丼は、まさに揶揄する洗面器!。これ以上食えるか!と逆ギレ手前な腹パンの幸せを運んで来ますよ〜。それに何だか、銀のトレーも令和になると、微妙にスタイリッシュなデザイン性が見受けられる。それ以外は平成を飛び越えた昭和のレトロさが満載です。
明らかにラーメンで煮干を語るとき、基準になるのはこの永福町系かもしれませんね。微妙に苦味を効かした軽い煮干。それでいて香ばしさを印象付けます。そして香りを楽しんだ後は甘みで応える魚介感。腹持ちの良さは、豚骨清湯の煮出しエキスが効果的といったところか・・・・。だいたいこの系統だと、こんなところは共通的で、その中でどれかが印象的だったりします。一つピックアップするなら「甘み」。これが実にナチュラルで、醤油ダレのカエシも効いているのか、それとも豚骨エキスかラードが効いているのか・・・・煮干の苦味が全くなく、香ばしさだけを残して甘みを芳醇に伝えてくれました。煮干感なら、少しばかりの苦味はあるもんですが、それがとても低くて、ハードルがとても低くて、万人ウケするでしょう。
そして、麺の炭水化物感がうっすらと浸透して、糖質化しやすいのがいいね。これだけ麺量あるんだもの・・・多加水系としてもグルテンの香りくらい汁に移るさ。それが微妙に汁に霞を与え、食い進めてゆくほどに、円やかさの存在感を感じます。
<麺> 草野商店:ご存知多加水細麺!実は・・・柔らかさが旨さの一部となった構成力に感服なのだ!
噂によると、こちら「保谷大勝軒」の暖簾分け???だとか関係者だとか。直系の中でも渋いところと繋がりがあるのがいいね。永福町の総本山は麺のカタサの注文を聞いてくれないんだけど、保谷は聞いてくれるんだよね。麺を茹で釜に入れる時間をずらしたりして、ロット毎の仕上がりタイミングだけは一致させる。なので、ちょっとここでイチびって「カタメ」と伝えたいところ何ですが、食券がさささと回収されてタイミング逃したから・・・・ま、いいかってな感じでそのままデフォルトです。
元来、麺はカタメが好きな私が、珍しく認める「うまい柔らか麺」がまさしくこれ。初めて東京に上京してこれと出会った時は、絶対に認められない感覚だったんだが・・・・。ミイラ取りがミイラになったように、今ではすっかり関東人になってしまった関西オリジンなオレ。魂を売り渡してしまったと蔑まされても・・・、やはり今となっては、こういうのが旨いんだから仕方がないよね。汁を完全に炭水化物が吸い込んでしまったMAXが、こんなに噛み潰して優しく、啜り込んで滑らかで優しく、瞬時に糖化した旨味を感じるものとは想像できなかった・・・。
もはやこれだけ大勝軒を食い続けて行き着くところまで行った????とあるとき思ったが、本当の盲信的でフェチななファンは、だいたい次の2種類の行動に分かれます。まず・・・①麺に酢をかけるて食う。そして・・・②生玉子で食べる。私は後者②の派閥かな?。
<生玉子> もうこれがないと・・・永福町系に来た気がしない!オレ的必須アイテム!!
もうこれがないと、永福町の麺を食った気がしないのです。何も知らない時は、さっさと生玉子を箸で溶いて、ドバーッと麺の上に投入。月見そば状態にして、熱で緩く固まったところから食い進める。スープを卵黄で濁して食う・・・そんなことを繰り返してました。しかし、今となっては絶対にオススメなのが【つけ麺風に生玉子を活用して食う】スタイルです。
ともかく粗熱が取れるから食べやすいことと、やっぱりすき焼きに似たところがあるので、抵抗感なく食えます。ゆっくりと汁が生玉子にも溶けてゆき味が濃くなる。何よりも、麺と玉子が固まったトロトロ部分を、強引に吸い込むのが面白いです。シュゴゴゴ!!!!っと非常に短い音を立てて、のど奥へと飛び込んで行きますから、むせないように注意ですね。
いつも思うが、新幹線のトイレを流した時の最後の音に似ている感覚になります。今回は、ワンタンも思いっきり生玉子に入れてやりましたから・・・・・、いつにも増して似た音に聞こえましたわ。
<チャーシュー> 醤油感が深い周囲の香ばしさ!脂のサシがナイスバランスの肩ロースはスポンジのように旨味を爆吸!
昭和の頃の永福町系大勝軒は知りませんので、何とも言えないんですが、いい肉ですね。脂のサシが適度に入っていて、それでいて周囲は深い醤油だれが薄く浸透している。その部分はとても香ばしく味が濃いものの、中心部はそれほどでもなく、スープが浸透してベストな状態。もともと熱々なスープですから、脂も蕩けて肉に浸透しつつ、スープ自体も吸い込み出します。まるでスポンジのように。
<ワンタン> 麺の柔らかさにきっちりコラボ!トロトロ蕩けてズルズリュ〜っと流れるが肉餡は決して外れない!
ワンタンがスゲー多い。そして小さめだけど、それらが合わさるとまるで一反木綿のような滑らかさすら思います。ワンタン麺だと、なぜか麺が1.5玉。しかしこのボリュームなら分かる気がする。麺半玉くらいには匹敵します。
トロトロすぎて破れるのが心配になるくらい。それでも破れたり肉餡が外れたりしません。あまりにも多いので、半分程度は最後の生玉子に入れてみました。ここ最近で一番ワンタンまみれになったかも。肉餡が小さめですがギュギュッと歯ごたえ感じるタイプ。皮に包まれたというより、皮が肉餡に絡んでるような感覚でばくばく食えます。うす塩系豚肉ミンチなので、とても馴染みやすいタイプ。スープとの相性抜群。
総じまして「すでに一周回って通り越した斬新さ!クラシカルスタイルの凄さを知るぜ!一回食っとけ!」
・・・という興奮覚える感想。特に今回は全く1mmも飽きたりせずに一気に食い切りました。妙に女性客も多く、女性コンビだと麺1玉に、麺なし(つまりワンタン)という組み合わせなど食べ方が面白かった。間違いなくここは流行るな・・・と直感しました。家から田無駅までバス1本で行けるのも便利だし、今後ともよろしくです。そんな感動と期待を寄せつつ、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
YouTubeにまとめてみました!
田無大勝軒 (東京・田無) ワンタン麺+生玉子 〜ラーメン食べて詠います
永福町大勝軒草村賢治 奇跡のラーメン店は、どのように誕生したか。―23坪・23席で日商100万円。初任給手取り60万円
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