ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3140】 麺屋 さくら井 (東京・三鷹) 煮干らぁ麺 + 味付き替え玉 +アサヒPremium 熟撰小瓶  〜日々発見が楽しく飽きない工夫?熱意と丁寧さを感じる崇高煮干麺

<ちょっとした心配りが出てきた余裕〜>
 
 年が明けて余裕が無くなってきた・・・お財布事情の話。大型出費が立て続けにあり、もうとっくに冬のボーナスを使い果たしてしまったか。まず、車検があったのだが、ちょっとしたトランスミッションの不具合があり、クラッチ板を交換することに。そこそこ古いのを乗り続けていると、仕方ないんだがこれが痛かった。そして長年使い古した洗濯機が寿命を迎え、買い替え交換になる。また自分の祝いで購入した腕時計の電池交換をするつもりが、オーバーホールまで発展してしまいこれもツラい。最後に・・・・愚息にiPhone8 plus を買ってやる羽目に・・・・選りに選って256Gと、使いもしないデカイ容量のをねだられた。こんなことが一気に起こり、首が回らないとはこのことであります。

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 そんな感じで憂さ晴らしで、いいラーメンを食いたいが、金も車もないので近場で済ますことに。そこそこチャリで行ける範囲ということで、また今回も「麺屋 さくら井」さんにやってまいりました。余裕ぶって開店前に来てみたものの、超行列でありました。

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 しかし、このお店も有名になったねー。食べログ100名店に数えられるほどのステータスをスタートダッシュでゲット。そしてそれに胡坐をかくことなく、きめ細かいサービスがすでにホスピタリティのレベルと化しつつあります。行列が多くなると少し開店を早くするとか、また事前に両替必要な客に当たりをつけるなど、色々細かい。顔なじみの客には、目と目を合わせてしっかりとしたご挨拶もあり。店に余裕が出てきた感じがします。余裕がないと色々気が配れないもんねー・・・オレとは大違い。今回は、憂さ晴らしで、「煮干らぁ麺+味付き替え玉」と言う王道のメニュー。そして酒は、喉が渇いていたのでビールを。替え玉あるので小瓶にしといた。
 
 
 
<ニボ感を極力抑えつつ、ナチュラルな乾物甘みで淡麗に仕上がる磨き込み>
 
 ビールは「アサヒPremium 熟撰」という銘柄。実は個人的には、プレモルよりは好きで、エビスと同じぐらい好き。ハートランドはもっと好き。和食にあうビールだね。ホップがいかにも前に出るという感じでもなく、酵母の色気がじわじわ来るようなビールで、煮干を味わうにはいい線いってるのかもしれませんね。

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 昼酒はとても回りが早く、配膳を受ける前に速攻でホロ酔い気分。そんな酔狂なタイミングで、ご丁寧にご店主自ら配膳を受けます。それがこの麺顔です。

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 おお!淡麗さが伺えるような煮干汁の表情が素敵!。最近、濃厚でニボニボな一杯を食う機会が多いため、こういうサラッとした煮干が丁度食いたかった。褐色で半濁のスープ表情をしておりますが、表層をうごめく煮干エキスは、微妙に膜を貼っており、単に薄味ではないと主張しているのが分かります。

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 味わってみると、これがいつもより優しく沁みる・・・。いかにもアニマルオフな出汁感覚に、煮干の甘みが広がりつつ嫌味が全くない。煮干の苦味が香る程度でとにかく上品です。いわゆるニボニボ感覚が少ないタイプで、これは煮干の中でもウルメは使っていないんだろうなーなんて妄想が走ってしまう。腸のニボ感よりは上品な香ばしさと表現したい。説明書きによると、アゴ煮干を使用とあるがその他にもいろんな煮干を合わせているようです。

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 特に今回はイメージが良くて「香りが立つ」。煮干なのに節系の旨味が芳醇と感じられ、また昆布等の乾物系の滋味すら覚えるフィーリングで崇高な気分にさせます。さらに、個人的には椎茸のエキスが程よく効いていると思え、甘みがとてもナチュラルに広がるところが秀逸。塩気は必要最小限に抑えているのもポイントで、醤油の塩気がほとんど感じず。本当に幸せ感じる煮干味とはこのことか・・・。
 
 
 
<極度なパツパツを避けつつ、低加水なりの風味をキープしたストレート細麺>
 
 煮干には低い加水のストレート細麺。近年鉄則のようにすら感じるようになりました。こちらも例外ではなく、パツッとした麺の風合いが実にスープにマッチします。しかし、パッツパツなタイプとは少し違うようにも思えるのは、私の贔屓目なのでしょうか。ストレスない潰し込み、若干余裕を持たせた潰し込み、そんなイメージで少しばかり物腰がしなやかなところが、すすっていて気持ち良いし、負担にならないです。

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 少し汁を吸うところがまた美味いね。表層一枚は汁吸い込みが確実に感じられ、前半では淡い芯を感じます。終盤では浸透が過半になり、グルテンと汁の結合する旨味がしっかりと感じ取れます。岩のりが微妙に貼りつくところを奥歯でプレスすると、磯風味が味に加わりこれもオツなもの。Premium熟撰で口の中を湿らせながら、交互に食い続けるのでありました。
 
 
 
<赤身のパフパフさが最高に旨い、肩ロースレアチャーシュー絶品>
 
 一度、「チャーシューは別皿で」と頼んでみようかしら。私はつまみは少しでいいタイプの酒飲み野郎なので、チャーシュー皿は一人では余ると思うのよねー。レアチャーシューはあちこちでお目にかかれますが、こちらの赤身のパフパフさ、しっとりさはちょっと群を抜くようなイメージあります。筋に近い部分が固いということが、これまで一度も無かったしね。いわゆる絶品と言えましょう。

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<甘味ある煮干ダレでキッパリ食わせる味付き替え玉>
 
 最近は獲のそぼろが入っているのね。揚げネギの香ばしさがとてもいい具合に全体を盛り立てます。麺は少しパツっとした雰囲気が上がるイメージ。この替え玉は、汁にそのまま投入するのが勿体無いので、全部デフォルトのまま単体で食い切りました。

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 オイル感が低くて、汁が少し覗けるような感じ。煮干スープがすでに投入されており、魚粉薬味は排除しています。煮干スープに若干の動物系のエキスが入っているのか?と思うほど、少ない煮干スープの割りに味はがしっかりとしております。フレッシュ玉ねぎの薬味がいい仕事をしてます。

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 総じまして、「日々発見が楽しく飽きない工夫?熱意と丁寧さを感じる崇高煮干麺」と言う感覚でして、毎度何の捻りのないまとめでごめんちゃい。こちらの煮干らぁ麺は、出会うたびにいつも少しづつ印象が微妙に変わるのは、私の気分か体調によるのか、はたまた実際に変化しているのかは不明。日々のブラッシュアップを重ねていると思えるので、これからも食い続けたい一杯には違いないでしょう。近くにいい店があるのはありがたい。今後ともよろしく・・・という感謝と期待と応援を込めて、とっとと最後にいつものように詠って締めたいと思います!。
 
 
   風緩み
   寒さも緩み
   気も緩み
 
 
   小瓶あおって
   拉麺旨し
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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