限定のという言葉に弱い・・・素直に誘われてみた
- <酒> COEDO毬花!実に甘くも感じる華やかなアロマ!苦味に爽快感すら覚えるIPAの優れもの!
- <全体> 真っ赤な辣油に煮干しの落ち着き!パクチー&花椒塩が香り立ち昇るエスニック感覚!
- <スープ> シャープな辛さに軽い痺れと清涼感!煮干しの甘味がミスマッチなようでヤミつきに誘う旨さ!
- <麺> 手揉み麺!プリッと千切れる明るい食感!玉子麺らしいモチモチ弾力に汁が浸透する旨さ!薬味と相性抜群!
- <チャーシュー> 低温調理の鶏胸肉!タレの刺激感で爆ウマ!豚バラ肉は素朴な味わいと汁のミスマッチ感で旨し!
- <替え玉> 隠れた看板メニュー!味つきなのでそのままでも旨し!つけ麺風に食らうもオススメ!
- 総じまして「肌寒さにホットな刺激!インパクト感ありのエスニック風辛煮干し!」
でもそういうのは何も私に限らずで、先客や後客はほぼその限定麺を注文しているじゃない。やはりSNSの情報発信力と伝播力ってすごいのねと考えつつ、客を引き寄せる店の魅力度ってのも考えたりする。いい店って宣伝力も素晴らしいのでしょうね。
<酒> COEDO毬花!実に甘くも感じる華やかなアロマ!苦味に爽快感すら覚えるIPAの優れもの!
こちら小瓶サイズしか置いてないのは承知してましたが、「COEDO」がラインナップに加わったのは知りませんでした。当然それをチョイス!。ひとことでCOEDOと言われても、どんなバージョンか知らされぬまま、配膳されたのは「毬花」と言う銘柄でした。IPA・・・上面発酵のタイプですな。欧州のパブで飲むようなイメージ。アルコール度数が高めで、ホップの量が多め。
これは旨い!一口目から響きました!。ホップの清涼感が分厚く広がると共に、酵母の風合いなのだろうか、その香は芳醇で甘味もありそして華やか!。旨味が濃ゆいと言う感覚で、冷えもよく効いて旨い!。そして後味には軽く苦味が残り、飲み始めとはまた違った清涼さが感じられる。IPAって味が濃ゆいからたくさん飲めないのですが、これならいくらでも飲み干せそう!。初めて飲んだブランドでもないんだけど、こんなに旨かったっけ?と大きく見直してしまいました。当然、帰り道でクイーンズ伊勢丹によって、夜に備えて半ダース購入いたしました!。
<全体> 真っ赤な辣油に煮干しの落ち着き!パクチー&花椒塩が香り立ち昇るエスニック感覚!
COEDOをもう一本追加とも思ったが、ちょっと周囲の目が気になりまして、クヨクヨと迷っていたところで配膳完了!。ま、引導渡してくれたと思ってそのままそれと対峙いたします。その麺顔はこんな感じ!。
おおお!Twitterで見た感覚とはまた少し違う?なんだか少しエスニック感あるようでもあり、スタミナ系拉麺の雰囲気もありなむ。単に自家製辣油を垂らしたようでもなく、スパイス感が高く、花椒塩の香りが湯気にも染まっているような感覚です。そして三つ葉かと思いきや、それはパクチー。これも少し湯気に香りを乗せるので、一層エスニックな雰囲気を高めているではないか。また麺は今回選べるとのことで、手揉み麺にしたのもあって、いつもの煮干しそば感覚がとても抑え目に感じてしまう・・・実に面白い限定麺だこと!。
<スープ> シャープな辛さに軽い痺れと清涼感!煮干しの甘味がミスマッチなようでヤミつきに誘う旨さ!
ベースは確かに煮干しスープ。ノーマルな煮干しレベルで、苦味と甘味のバランスがよろしいです。サラッとしており片口の苦味や、いりこの甘味がとても落ち着きある旨味として広がる印象。しかし、辣油を感じたところで一気に雰囲気が変わります。スタミナ拉麺系のシャープな辣油の辛さが刺してくる。この煮干しと辣油のぶつかり合いは、序盤ではミスマッチ感少しあるかなと思い食っていたのですが、無意識にそれに慣れてしまった為か、ヤミつきになりそうな旨さと化している。
決定的なのは、花椒塩とパクチー。山椒の刺激と辣油の辛さは、まさに鬼に金棒的なコンビネーションで、辛旨系の味風景に全体を染め上げてゆくよう。そしてそれに絡んでくるのがパクチーで、あの独特な臭さが辛旨さをアクセラレートしてゆきます。この時点ですっかり、ベースは煮干しそばと言うことを忘れてしまってる。ところが、時々煮干し感がふわっと香る瞬間が訪れたりして・・・食えば食うほど面白い味風景。
<麺> 手揉み麺!プリッと千切れる明るい食感!玉子麺らしいモチモチ弾力に汁が浸透する旨さ!薬味と相性抜群!
この店の汁系で、細麺以外を食したことがないので、手揉み麺を選ぼうと訪問前から決めておりました。中太麺と表現していいんでしたっけ?。多加水系なのは一目瞭然で、玉子麺らしい色合いが印象的。赤いスープに黄色い麺がまた映えます。喜多方系ほどでない緩やかな捩れと縮れと不規則なボコボコ感あり。スパイス類を地肌に張り付かせながらスープの中を漂います。
ちゅるっと啜りたいところですが、汁はねしやすく、また器がこぼれやすいので注意しましょう(気がついたらカウンターの上びちゃびちゃ:汗)。歯応えはプリッと千切れて楽しい感覚。奥歯へ運ぶとモチモチした弾力で明るさを感じるような麺です。辣油も貼りついてるので辛味は十分。
噛み締めると汁を吸いやすいようで、ベースの煮干しスープの甘味と麺の素地がしっかり結びついているのが分かるかと。辛さの奥に甘味もあり旨し!。白葱が粗めにカットされてますので麺と絡めて食らいましょう。白葱も辣油と絡んでますが、その旨味も麺に絡んで美味しく感じますので。
<チャーシュー> 低温調理の鶏胸肉!タレの刺激感で爆ウマ!豚バラ肉は素朴な味わいと汁のミスマッチ感で旨し!
こちらは、鶏肉の低温調理が実にいい。半レアな感覚が絶妙で、生肉のような食感が楽しめます。これは激しく冷酒を欲してしまう淡麗な旨さ!滋味なる旨さ!でして、そこに山椒や辛いスープが絡むと旨さ爆発!爆旨!。追加できるものなら肉増しを激しくオススメしたいです。
また豚バラ肉もトッピング。これは煮干しそばにピッタリイメージできる。醤油ダレが周囲に浸透し、ローストの強い部分がまた香ばしくて甘いのです。これも辛いスープに沈めたりして味を絡ませます。スープで感じた和風とエスニックのミスマッチ感が、ここでも少し再現されるかも・・・・旨し!。
<替え玉> 隠れた看板メニュー!味つきなのでそのままでも旨し!つけ麺風に食らうもオススメ!
実は、これだけ通っておきながら、替え玉が旨いと知ったのは最近のこと。2号店で分かったのでした。お店では「つけ麺」風に食べるのを進めていますが、私はそのままで十分旨いと感じます。ま、一応両方いつも試すのですがね・・・。
醤油ダレに鶏油が足された感覚。甘味に少し魚介を足してあるかもしれません。全体的にすでにタレを絡めてありますから、まぜまぜしなくともOK。軽く乳化したようにタレが全体的に麺の地肌全体に貼り付き、滑らかに啜り食えます。タレの風味も良いですが、細麺素地の香りと甘味も十分に楽しめる逸品かと。この店くればこれをせずにおれなくなってしまってます。
総じまして「肌寒さにホットな刺激!インパクト感ありのエスニック風辛煮干し!」
・・・と言う感動!。レギュラーメニューがどれも一級品のように旨い店ですが、やはり限定も旨いし楽しいもの。またちょくちょくとTwitterをチェックして、また新たな限定も狙ってゆきたいと思います。西荻窪でランチなら激しくこちらをオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!