遅ればせながら・・・2020年初さくら井!今年は煮干でスタート
麺屋 さくら井 (東京・JR三鷹) 特製煮干らぁ麺 + アサヒプレミアム熟撰 小瓶 〜ラーメン食べて詠います
- <酒> アサヒプレミアム生熟撰:もっと売れていい銘柄!華やかな苦味がかなり好き!
- <全体> さらりとした煮干感覚に見えて、泡立ちにはガッツリなニボ感覚を覚える迫力!
- <スープ> 本当に・・・エグ味と苦味を削ぎ落としたかのような甘味!それでいて煮干の香ばしさ豊潤!
- <麺> 序盤の風味もいいが、汁を吸い込んでからの旨味がしっかり伝わる上品な旨さが好き!
- <チャーシュー> 刺身のような低温調理の肩ロース!密度としなやかさを保つ鶏胸肉!まさに絶品!
- <薬味> アオサ風味と煮干香のコラボがナイス!変えたでしょ・・・海苔?
- <味玉にハズレなし!> 見事なり!出汁浸透とトロミと濃密甘味!更に温度感まで計算なのか!?
- 総じまして「煮干淡麗さの中に豊潤な円やかさ!ゆったりとした優しさ!更に清楚な肉迫力!煮干好きなら絶対食っとけ!」
いつも行きたい店が「麺屋 さくら井」。ところが週末の行列がエグい上に、暦も大寒前後となれば並んで並んで耐えるのがキツくてならない!。そんな感じで年明けから泣く泣くスルーしておりました。しかし、ちょっと寒さが緩んだ平日夜でしたから、今しかねぇだろ!やるなら今しかねぇ!と意気込んで、JR三鷹駅からせくせくと早歩きで訪問ですよ。そしたら・・・これは奇跡か!?行列ゼロな上に空席ありじゃないか!!。この週はずっと辛かったのもあって、神様は見ていてくれたのか・・・こんな幸運を与えてくれました。
入店すると見たことある客ばかり(笑)。オレもこれだけ通ってますから、ある程度面割れしてると思うけど、まだまだ端くれ常連。ですので隅っこで静かにスマホいじって過ごしましょう。遅ればせながら・・・2020年初さくら井!今年は煮干でスタート!!
<酒> アサヒプレミアム生熟撰:もっと売れていい銘柄!華やかな苦味がかなり好き!
ビールは3種類・日本酒・ハイボール・サワーもあるなど、実は酒のラインナップは揃ってる店。日本酒は定期的に入れ替わり、大抵は辛口純米酒かな。チャーシュー盛りなどで、実は飲み過ごせるラーメン店なのだが、いつもの行列を鑑みると並んでる客には申し訳ないね。今回は、遅い昼飯だったのもあって、抑えめに小瓶のアサヒプレミアム熟撰をチョイス。
たまにお中元やお歳暮でもらう銘柄だよね。オレへじゃなくて、嫁さんの実家からそれらを融通してもらうのだが(汗)、だから余計に頭が上がらなくなる?。しかし頭が上がらなくとも、いただきたい!飲みたい!そんなビールがこれですよ。アサヒプレミアム熟撰・・・もっと売れていい銘柄!華やかな苦味がかなり好き!。
瓶ビールが楽しめるポイントは「泡」。ジョッキ生ビールより大抵は泡が粗いのだが、それが好きなのです。ビールの苦味が好きなら、泡立ちが粗いのも旨いと思うのだが・・・。
<全体> さらりとした煮干感覚に見えて、泡立ちにはガッツリなニボ感覚を覚える迫力!
ラーメン&ビールならやはり、小瓶程度が良いかも。ラーメン食う前に、妙にビールで腹が膨れずに済むし、飲み干した達成感もあるし。これから小瓶が置いてあるなら、それを優先しようと思っていたところでちょうど配膳です。単に気を取られただけなんですが・・・それはこんな麺顔!。
おおお!とても整った顔付きは上品で淡麗!各々の素材感も上質感を伝えるし、これは崇高と呼べるレベル!。トッピングの肉なんて完成度の高さしか思いつかない!。しかし素朴な風合いを残す「煮干エキスの泡立ち」が意外と多い。またアオサは柔らかいブリリアントグリーンながらも、どこか色合いが素朴。玉ねぎ微塵だった粗目で見ようによっては日常的。詰まるところ・・・さらりとした煮干感覚に見えて、泡立ちにはガッツリなニボ感覚を覚える迫力!
<スープ> 本当に・・・エグ味と苦味を削ぎ落としたかのような甘味!それでいて煮干の香ばしさ豊潤!
もう何回も食ってるこの一杯。なのにいつも味わいは新鮮に感じます。今回は改めて感じたのは「煮干の濃ゆさ」。濃い煮干しだとニボニボな苦味感覚を連想しますが、それがない!。きっぱりとない!。ブロガーこれだけやってると、「エグミがない」などと・・・これまで多少の揶揄気味に表現してますが、ここにはそれがマジでない。小魚の腸を感じるあの苦い感覚が本当に少ないから素晴らしい。
煮干をこれだけ溶かしているのに、「引き算の旨さ」すら感じます。苦味やエグ味を徹底的に引き算すると残るのは何か?。それは甘味でしょう。これは煮干本来の味わいを残す甘味を、存分に楽しめる一杯なのです!。それでいて独特の香ばしさはしっかりと残っているのだから、旨いに決まってるのです。
更に言うと、塩気で煮干の旨味を引っ張り出してる感覚がとても低い。つまり、煮干旨さにストレス感がない。豊潤な煮干ってのはこう言う感覚なのかもしれません。これは煮干好きなら、一度は食って欲しいなぁ〜。
<麺> 序盤の風味もいいが、汁を吸い込んでからの旨味がしっかり伝わる上品な旨さが好き!
語り尽くした感があるこの麺ですが、好きなところを今回もリピートすることとします。見栄えの「きっぱりとしたストレート感」「色白な地肌」「漆喰のようなきめ細やかさ」・・・これらはテッパンと思えるアイテムで、初見で心を鷲掴みにするには必須。今回もそれがありありと生きておりました。
そして序盤での、麺本来の風合い良さも秀逸だが、やっぱりここは汁を吸ってなんぼ。炭水化物にエキスが染み込んだ後の旨さの変化が楽しいのです。中盤までは汁に濡れた程度で、麺の旨味が食欲を牽引する状態。これが後半に流れ出すと汁を完全に吸い込むので、グルテンとエキスが一体化した旨味がたまらんのです。ここに煮干のエグ味なく苦味もない旨味が、白地のキャンバスのような麺旨味を染めてゆく感覚!。
また醤油と塩とは、微妙に麺を使い分けてるのが特徴。同様に汁を吸ってなんぼの性格ですが、粉の風合いを少し強めに感じるのも面白い差異。やはり少し煮干に合わせて、肉厚な麺の風合いを織り込んでおられるようです・・・。
<チャーシュー> 刺身のような低温調理の肩ロース!密度としなやかさを保つ鶏胸肉!まさに絶品!
悪いこと言わんから、肉好きなら一回食っとけ・・・ここのレアチャーシュー。チャーシュー盛り皿なんて頼むと、皿が少し熱っせられてるので、その温度で遠赤のように脂が蕩けて旨しです。それが今回では、熱々の汁と麺の上に乗って、同様の効果を発揮するか?。
余計なところを削ぎ落としてまで、いい部分のみを提供している豚肩ロース。肉の断面には、時々隠し包丁を入れてあり、どこまでも、どこまでも柔らかく食わせてくれるのです。煮干出汁が脂と滲んでも旨い!。また鶏胸肉は、淡白な味わいながらも・・・汁を吸い込んでいるのか、甘味があって仄かな塩気がコーティング。これが旨い!。冷酒に合うねこの旨さ!。塩系のラーメンだったら、柚子胡椒とも合わせたい肉がこれかも!。
<薬味> アオサ風味と煮干香のコラボがナイス!変えたでしょ・・・海苔?
軽くスルーできなかったので、あしからず。実は「アオサ」と「青のり」の区別があまりつかないので、間違っていたらごめん!先に謝っとく。アオサと判断。磯の風合いがあると感じたから・・・。それも、煮干出汁と混じってやっと感じたことなんだけど。これがあるとないでは、随分と印象が変わるはず。これまで食ってきた「煮干らぁ麺」の中でも、一番フレッシュに青々としていることから・・・最近、海苔を変えたのか?と正直思ってる!。
<味玉にハズレなし!> 見事なり!出汁浸透とトロミと濃密甘味!更に温度感まで計算なのか!?
よく崩れた味玉のハーフを、サービスでこそっと入れてくれるのですが、それではそろそろ心苦しいので、今回は特製として正規のホール味玉をいただきました。一言で言うと・・・「見事」。
全体的に淡い影を感じる色合いだったが、いざ割ってみると鮮やかな白と濃密トロトロのオレンジ色が広がる。白身の断面からわかるように、時間をかけて均一に出汁浸透させてます。また卵黄は濃密なれどトロトロな状態。垂らすと汁を濁しそうだ。味わいは「卵本来のフレッシュさ」と「出汁が滲んだ円やか濃密な甘さ」・・・そして地味に「塩気の結びつき」を覚える味わい。最後に忘れてならないのは「温度感」。写真の見た目では絶対わからないほどに・・・実に熱々!熱々トロトロ状態だから卵黄が最高に旨い!嗚呼、なんと今回の味玉のうまいことか!。ハズレなし!。
総じまして「煮干淡麗さの中に豊潤な円やかさ!ゆったりとした優しさ!更に清楚な肉迫力!煮干好きなら絶対食っとけ!」
・・・と言う大興奮と感動!。いわゆる上振れってやつか?。たまたま余裕がありげな平日夜ならではの魔法だったのか?。いずれにせよ、これはラーメン好き・煮干好きなら、一度は食っておいた方が良い。精度と混み具合を鑑みるなら・・・平日夜が絶対にオススメ!。次回の煮干しでは、和え玉と生卵も続けて味わうつもりです。これは誰にでも激しくオススメ!旨し!なので今後の応援も込めて・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!