【今週のラーメン２３０５】千里眼（東京・駒場東大前）冷やし中華・ヤサイマシニンニク辛揚げ

＜2016冷やし中華解禁！一発目！！＞

　ちょっとパスポートの手続きがあって、午前休を取るつもりが、千里眼の冷やし解禁と言う情報をゲット！へへへ〜〜、前日死ぬほど業務をこなして午後休に変更。それでも時間通りに解放されずでしたが、なんとか昼の部営業に滑り込むことができました。誰が言ったか、「東京三大冷やし中華」に数えられる「千里眼の冷やし中華」。我ながらアホと心底思うが、解禁日に突撃です！

　しかし、行列は９割以上学生さんばかり。羨ましい。時間を自由に使えることと、健常な胃袋。そして場所柄学歴。みんな普通の学生さんに見えるけど、結構な割合で東大生がおられるんですね〜〜。受験には挫折感あって、一生引きずってるかも〜〜。それにしても店前は、日陰でよかった！もう真夏ですよこの不快感は。

　でも早速、取材されてて、もう名物イベント化しとるがな´д` ;

【ドレッシングで食うと言う・・・不思議発見的な面白い食べ物】

　それにしても、汁なしのJインスパイアの派生というのか、ドレッシングで食う斬新さは、今でも発想がクール！味わいもクール！！特製なのか特注なのか、こもドレシングなら、野菜に合うし、鶏肉にも合うし、麺類でも何にでも合う！。サウザンドレッシングをちょいと中華風というか和風に傾け、ちょっとマヨネーズ風のニュアンスが溶け込んでいるよう。不思議な味わい。後からヤサイの汁で薄まったら、「ガリマヨ」という追加で補強もできます。

　私は、ちょっとシャープに攻めたくて、ニンニクをガッツリと投入してしまいましたが、最近の他客の学生さんは、ニンニク抜きの注文も多いようです。そして、辛揚げ。このカルカリ歯ごたえと、ピリ辛な味わいが加わりますので、おとなしいドレッシングの味わいの中にワイルドさが見え隠れする印象。

　特に辛揚げが徐々に溶けてドレッシングに赤みをますあたりから、刺激を増します。麺に貼りつく辛揚げもいいけど、ドレッシングと野菜の汁に溶け込む辛揚げもいい感じ。フニャっとした感触の奥に、ピリリと逆襲を受けるのがたまりません。別皿で辛揚げをもらうのが主流みたいですが、邪魔くさがりの私はハナから全投入で十分かも。

【ハードなオーションの麺がさらに引き締まりを覚えて・・・風味がと剛性アップ！】

　見慣れたインスパイア系の麺。灰褐色な色合いにやや分厚い平麺。縮れはなくて捩れが暴れるのが楽しい。強い潰しこみ・・・いや引き締まりを感じて、良く〆られた感じが歯応えハードでなかなか良いです。食むと硬いグミを思わせる弾力があって、それと同時にグルテンの風合いを感じる。

　またドレッシングの絡みも感じいいですな。さらりとぬように見えて、ところどころ、ドレッシングはこびれつきまして、そこに辛揚げがはりつき、ニュルっとしながらクッシリした歯応えに、カリカリっとクランキーな感触がプラス。

　そこにガバッとダイコンの絡みつきがあって、ザクザク！カリカリ！ニュルニュル！グニグニ！と複雑な歯応えがハーモニーですよ。楽しくてならない！

【刺身のツマは食えんけど、ここのダイコンなら幾らでも食えると言う不思議！】

　今年もヤサイマシ！滅多にやらないヤサイマシが、この冷やしのダイコンなら、ヘタレな私でもへっちゃらなのです。水菜、紫キャベツ、人参等の千切りも加わり見た目が非常に美しい。それを子供のお遊びのごとく積み上げられたマウンテン。こうなれば天地返しもままになりません。配膳されてしばらくは野菜と格闘。いつもにもやしなら飽きてくるところが全然うまくてムシャムシャ食える。刺身のツマを食えと言われてもそうそう食えんが、これなら幾らでも食えるのが不思議ー。

　また肉は豚ではなくて鶏肉と言うのもいいですな。ちょっとした棒棒鶏感覚で食う感じ。薄味の鶏肉はまさに白いキャンバスのように、そんな味にも合うような。ドレッシングがまた絶妙です。

　総じまして、「一気に夏を運び込んで来た2016バージョン冷やし中華」という感覚で解禁日と合わせたように、街はもう夏色でいっぱいです。リック背負ってても、隙間に汗をジワジワと感じるし、オヤジのエキス吹き出しベトベト状態〜。それでも、食った後は満足げで心は清涼感なのでした。さて今年の夏の一仕事（ラ活）もし終えたことだし、いつものモードに戻ろうか・・・。しっとりと落ち着いたものを食したい。ということで・・・・なので詠います！

　　　くらくらと
　　　湿気と日差し
　　　立ち昇り

　　　夏のイベント
　　　冷中解禁

　お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！

PS　ちなみに食ったあと少し散歩　駒場公園