久しぶりに遅くまで残業。私は朝型ビジネスマンなもんで、夜は早めにお寝んねしたいクチ。されど、このまま1日が終わってしまうのも癪に触るので、思い出横丁のいつもの「岐阜屋」 に滑り込みました。ザーサイつまんで紹興酒2杯でささっと帰ろうという計算だった。されど……意志が弱いというか、隣の2人組がタンメン旨そうに食らってまして、やっぱり激安ラーメンを食うこととしました。本当は、もう少し後で食ってレポートしようと思ってたんだけど、成り行きのまま食らうのも気持ち良いかなーなんて。岐阜屋とは、相性の良さも感じますし。
それにしても、雑然とした雰囲気はいいねー。この店では、大声で話すオヤジも気になりません。普通だったらイラつく気分になるのも、ここではそういうのも風景の一部として必然性を感じます。最後に残った紹興酒をグイッと平らげたところで、タイミングよく配膳が完了です。
【軽やかな醤油風味と意外な鶏エキス感!ともかくライトで円やかさが深夜に似合う!】
お待ちどうさまっていう、対等な親しみ感とともにそれはやってきます。その麺顔………なかなか期待通りの虚脱感です。いえいえこれがまた良いのです。現代のラーメンは、みな偉そう。ですからこういう元来の存在感がこの街には合っているし、それを求めて人が集うのです。とにかく好印象に映る。
レンゲですくうより、直にクチをつけて飲むように味わう方が似合う。しかし一応ひとくち目だけは撮影も兼ねてレンゲですする。嗚呼、いかにもあっさり醤油味。ライトな故、引っ掛かりがない。薄っぺらいのとは少し違う。意外に綺麗に澄んだ醤油ブラウンに浮かぶ鶏ガラのエキス感が、とっても滑らかに胃壁に沁み入るといった感覚。
味わい深く思わせるのにはワケがあり。生姜だ!とっても生姜がいい仕事をしている。ジリつくこともなくじんわりと輪郭を残す程度の主張が嬉しいです。薬味のネギにもメンマにも染み込んで、食欲をそそりますし、良いことばかり。なるほど、これなら野菜たっぷりなタンメンが旨そうだ。
【ウッヒョ〜!滑らかでシルキー!消化にも良さげで親父泣かせな平打ち麺】
キッチンタイマーなどという洒落たものは使わず感だけで勝負。と言いたいが、麺釜に放り込んでから、担当の兄さんはどこかへ消えてしまった………。私の麺だろうと思われハラハラさせるが、どうやら他客のチューハイを作って配膳に行ってただけらしい。戻ってきて、「はい、計算通り」と言わんばかりに、麺釜からヒラざるですくい上げ、緩い湯切りの後にどんぶりに流し込みます。
一見この大雑把さが実に憎い。実にシルキーな仕上がり感となっており、非の打ち所がないのだから。麺顔は気が抜けたようだが!麺は似つかわしくないほどに、上品な白さとしなやかさを保ちます。平打ちストレート麺というのも成功しています。スパスパとした切れ味。奥歯ではクチクチと安易に潰れる。すすると、内頬と舌触りの駆け抜けか感がスバラシ!後半になって、汁を適当に吸い込んだところも、滑らかさと味わいをますところです。これは、参ったな……。ここでは、麺の大盛りは必須だったかもしれません。
【ここだけは減価率を感じてしまうがご愛嬌!】
ここは、仕方のないものを感じますね〜。420円なりのそれ。でも、こんな価格でこんな雰囲気で、レアチャーシューと比較するのはバカだし、この一杯の存在価値を認めねばなりません。自分の責任範囲で精一杯頑張っている!
噛むことが、懐かしさと原点を感じさせる肉。サイズの小ささも昭和時代の価値観のようではありませんか。飽食時代のそれと一緒にしてはならないっす。メンマともやし、これも過剰接待でなくて潔しよしかもしれない。オヤジとしては、愛着とか愛嬌すら覚えてしまう………。
総じまして、「見事な大衆系ほろ酔い〆ラーメン!」と言うそのまんまの感想でごめんちゃい! こんなにしっくりとくる〆のラーメンもなかなかないもんですよ。中華屋と言うより完全に酒場である岐阜屋ですが、これからも私は「大衆中華屋」として足を運ぶと思います。来年は回数が増えそうだ。なので詠います!
ヘロヘロで
懐寂しい
年の瀬に
しょんべん横丁
優しく包む
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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