ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2998】 岐阜屋 (東京・新宿) 韮ラーメン + 日本酒飛鳥誉 〜競争社会の敗者すら…ヤル気を起こさせる旨さ!


<やるなら今しかねぇー、食うなら今しかねぇー、呑むなら今しかねぇー>


 いい加減に・・・運転免許の更新が迫ってた!。今回は、漸く重い腰を上げて新宿都庁ビルにある、更新センターへ出かけました。決算の見通しがつくまで動けなった。


     






 でも「やるなら今しかねぇー♪」な気分。当然、この機会にラーメン活動を行動計画に絡めます。半日午後休暇を有効利用!。さっさと更新手続きを完了して、いざ!どこか滅多に行けなくて、良いラーメン店へ向かうのだ!。と意気込んでおりました。しかし、目論見が外れ・・・・混んでて、しかも講習ってのが時間指定で、非常に半端な時間帯に突入です。そしてなんと、西新宿で解放されたのが、平日午後3時前後ですよ。もう計画が狂いっぱなしでして・・・・もう私は、「やさぐれモード」な気分!。どうせ仕事もないし、不良サラリーマンを気取って、しょんべん横丁、いやいや思い出横丁へと向かうしかないね。後から思い返すと、この時点でもう呑みのモードだったな。


     






 そして「食うなら今しかねぇー♪」な気分。まず「喜多方ラーメン坂内」向かうと、外国人観光客で行列状態・・・パス!。諦めて路地へ入って「若月」へと向かうと客入り半分程度。ナイス!って一瞬思ったけど、ここも外国人観光客らしき盛り上がりがあって・・・パス!。別に攘夷しているわけではなく、静かに食えないと思っただけ。続いて、祈るような気分で「岐阜屋」へと向かいますが、さすがに外国人観光客も恐れをなしたか・・・既存の酔っ払い客がATフィールドを発動しておりました。なんともいい感じです。そんなに常連でもない私ですが、なぜか今回は偉そうに、「あー・・・えっと酒!冷やでね!」と自然と口をつきました。決してそんな男ではないのですが。








 さらに「呑むなら今しかねぇー♪」な気分。ちょうど、麺釜の湯を入れなおしたタイミングだったようで、温まるまで待ってくれと言う感じ。それまで、酒をなめつつ、メニュー検めを兼ねて時間を潰すのです。







<飛鳥誉を冷やでー! 昼酒は結構早く回るー(^^) >


 今回初めて、酒の種類を確認できました。「飛鳥誉」ってやつで、居酒屋でたまに飲み放題のメニュー表の中に見かけるやつね(笑)。先日の送別会でしこたま飲んだやつじゃん!。やはり一杯酒ってのは、有難味も増すし、冷えてると余計に旨く感じるし、さらに昼だとアルコールが回るねー。辛口と思えなくもない切れ味ですが、飲みすぎると悪酔いしそうなアグレッシブ感アリアリで、チリチリした舌の感覚。ぐいとひと口を飲むと、ズドンと言った馴染みある大衆的な甘さが広がる。これで良い。何となくキムチが欲しくなる味わいだー。













<酒場じゃない、本当は中華屋!紛れも無い街中華的安堵感!!大衆醤油清湯に餡が溶けるー>


 飲みつつ何を食おうかと考えますが、迷ったら「タンメン」だとは決めていた。しかし、「韮ラーメン」と言うのを見つけてしまったから、注文しなければならないね。酒のせいか呂律が回らなかったので「韮炒め」ではなく「韮ラーメン」なのだと、私は店員に繰り返してしまいました。もうすでに酔っ払い客の仲間入り状態でしたな・・・。







 さて配膳されたその麺顔。意外と言っては失礼だが立派な街中華調理麺の雰囲気です。飲み屋のラーメンとは思えないその質感!。あとから知ったが、受け取った清算レシート見れば「中華 岐阜屋」と書いてあります。飲み屋じゃなくて、中華屋だったとは知らなんだ(笑)。大変失礼してしまいましたが、飲み屋と思って配膳を受けたからには、質感に衝撃を受けたのです。とろみ(餡)が強め。五目中華飯の餡と同等のカタメでして、これは汁に溶けるを計算してのことなのか?。しかし、場の雰囲気からすると、そんな崇高な計算などしていなくて、肌感覚でうまい感じを出しているようです。








 化調は認めますが、むしろ好印象。もやしから排出される淡白な野菜エキスと、韮のジリジリした苦味と粘る甘みが蕩けます。豚鶏の煮出しはあっさりとしており、醤油感も色合いよりは主張もせずバックアップ体制。味の決め手は「塩」「化調」「野菜の炒め汁」に他なりません。高温の中華鍋で瞬間的に痛められた野菜の香ばしさがナイス!。しかも、韮は香草の部類と個人的には捉えておりますので、香ばしさが半端ない広がりですよ!。醤油味を抑え込む韮炒めの風味感。それを閉じ込める餡のコーティング。さすがとしか言いようがないですが、これにより酒がより進んでしまう(笑)。







 ちなみに、なんでこんなにも韮がうまいのか。うまく感じるのか。モンゴロイド的DNAに起因するのかもしれませんが、葱同様に、韮は、今後のラーメン活動テーマになりそうで怖い・・・。かと言って、韮の連続レビューはしんどいので、あらかじめ断っておきます(爆)。













<下町大衆的モチモチフィットチーネと私は呼びたい! バリラも真っ青!!>


 トッピングと餡だけでも酒が進むのですが、麺を少し述べておきます。実は「岐阜屋の麺は面白い」。酔っ払ってて見逃している場合ではありません。ちゃんと旨いのです。量産的業者の仕入れ品でしょうが、それでもうまい・・・。







 加水は高めでプツプツと前歯で安易に〓み切れるタイプ。でも歯で千切った瞬間に、ふわっとしたようなモチモチ感があって、ここに餡のとろみが加わるので食感としては幻想的です。形状は平打ちタイプですが、端っこが細くなりつつ丸まっているので、オーバルな形状。「バリラ」って言うパスタに7番ってのがあるんですが、この形状に少し似ているものの、腰つきがまるで違います。緩やかな物腰に、麺と麺が微妙に所々貼り付いて、餡が絡む。








 餡は絡まるだけでなく、啜り上げや喉ごしに潤滑効果を及ぼます。抵抗感あるようで、チュルチュル、スルスルって駆け抜抜けてゆく感覚が良いですね!決してグルテンや粉感の風味を残すような崇高感はないけれど、麺の醍醐味と言うのを如実に語りかけてくるようです。







<韮は甘みすら覚えるナイスな炒め!豚こま肉の焦げ目がうますぎるー(^^)>


 韮炒めの餡がうまい!。具材の配合は完璧です。韮が多めに投入され、もやしでさっぱりした甘みを醸し出して、キクラゲの歯ごたえを与える。見栄えで人参も貢献していますが、豚こま肉の仕上がりがナイス。








 豚こま肉の裏側が、カリッカリに薄っすらと焦げているのです。その香ばしさと食感の素晴らしきこと!。ここに、韮の香ばしさと甘さ、さらに醤油ベースの餡が絡んでコーティグです。肉の焦げた感じは理屈抜きにして、血が湧き起こる感覚。さらに塩気の味わいが結びつくと、炭水化物を無性に欲してしまいます。







 総じまして、「競争社会の敗者すら…ヤル気を起こさせる旨さか!旨き韮ラーメン!」と言う個人的な感覚でごめんちゃい。酒一杯で相当酔った挙句、がっつりとに韮ラーメン食って、その旨さに洗脳されたかと言う感覚。やはり素面でラーメンは食わないと、その真価がわからんかなと言う反省も一部あります。

 食い終わってから、一息つきつつ、残った酒をチビチビ休みながら味わう。落ち着いて店内見渡すと・・・、もう今日はノルマ達成という有意義なサラリーマンと、憂鬱なそのような部類の方がちらほら。一方、いかにも自由人で店を出たり入ったり、食っているのかいないのかな人々。片隅では引退した諸先輩が、昔話に花が咲く。そしてオレは・・・さて来週は、どうたち振る舞おうかなどと一瞬悩むが、忘れることとしましたー。今回は完全にオフとしよう。という感じで微妙に英気を養う感覚ですが、とっとと詠って明日に備えます。



   やさぐれな
   気分呑み込む
   路地裏は



   昼酒あおる
   男の巣窟



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






東京都新宿区西新宿1-2-1


西新宿の親父の唄

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やるなら今しかねぇ!

やるなら今しかねぇ!