ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン801】 東池袋大勝軒 本店 (東京・東池袋) 特製もりそば

【名物に旨いものあり・・・・なのだ】

 前日の「永福町大勝軒」訪問とくれば、もう次はここしか思い浮かばなかった・・・・「東池袋大勝軒」!。これまで、どうも・・・あまりにも訪問先としては、「定番すぎ?」または「ベタかな?」と頭によぎるものがあったので後回しだったのです。しかし、今回はそんな余計な邪推なく、素直に探究心がわきました。そして即実行です。

 訪問時は、雨でしたが首都高速が屋根の役割をしてくれてて、有楽町線出口から余裕の傘なしでOK。時間は午後7時のまさに晩飯タイム。そこそこの客入りを予想していたものの・・・・先客2名のカップルのみという寂しい状況です。少し「名前倒れ」的な予想がよぎりましたが、ここまで来たのですからそのまま実食しかない!チョイスは当然のごとき看板メニューの「特製もりそば」に決定です。結果としては、大正解でありました!!



【甘塩っぱく・・・・そして緩やかな酸味が万人に受ける味!】

 雨模様の外を眺めながら、ホゲーっとしているのも気分が落ち着きますね〜。深夜から雪になるという予報がウソのようにまったりとした店内です。待つ事10分弱、お待ちかねの一杯はやってくるのです。これがその麺顔。実に定番すぎてというか、メディアで取り出され過ぎているので、初めて対面するという緊張感の欠片もありまへん。なのでこちらもマイペースでずずずーっとレンゲなど使わずに、丼直づけで、つけダレを頂くことにします。その印象は?というと・・・

 「旨いがな!(*゚0゚)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
 「この分かりやすい醤油の輪郭とこの甘さ!後味酸味がさわやかで・・・遠くに辛味エッジングまであるやん!」

 これは参った!そもそも、つけダレのハッキリした甘いの苦手なアタクシのハズが、なんでこんなに旨いとハマるのかは不明・・・。とにかく、見た目がシャバいのに、丸鶏清湯のような「ゆったりとした油感」が気に入っているのです。そんなに崇高系な丸鶏油ではないのです。あくまで「大衆系」な気軽さがモットー! しかし、こいつの動物系のコクがナイス!なのです。ここに、薄化粧のような魚介が漂う感覚・・・・。この魚介が甘みのすべてを醸し出しているのか?味醂があるがごときのマイルド甘みですわ・・・。

 その次に、醤油のカエシがまた・・・・分かりやすく漂い、塩味輪郭を形成します。それを舌全体で味わってからの後味に「酸味」を感じる!これは醤油由来の薄めの酸味なので、ダレにも分かりやすい〜♪ 「あー通り過ぎて行ったか・・・・」と頭に考え出すと最後には、鷹の爪のピリっとした余韻を感じる!そこでようやく、このつけダレのファーストコンタクトが完了するといった感じですな・・・。

 見た目は地味で、観光地の名物ラーメンのような良く見る醤油ブラウンなのですが、いやいやどうして!食べてからは、名物メニューの貫禄すら覚えるのだからスゲーなー・・・。

 ※味のグラデーション:鶏がらのコク>醤油の塩分>魚介の甘み+αの甘み>醤油の酸味>鷹の爪のエッジ>薬味葱の甘み等>調味料



【ツルピチ!ビニョ〜ン!!といった反発!そして弾力!!】

 一方の麺ですが、これまた昔ながらといった風貌ですね。極太つけ麺など無かった時代から受け継がれたサイズとその弾力です。今となっては見慣れたお姿。開発当時は、どんな風な衝撃を受けたのでしょうね・・・・

 「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
 ※つけ麺でいう標準、ラーメンでいう中太なサイズ!ゆるやかにしなるストレート麺がナイス!
 ※典型的な多加水麺。冷水できっちりと締められた麺は、ツルピチ!で引っ張るとビニョ〜ンと伸びる!
 ※この太さが、このつけダレの持ち上げを得意とするのか? タレとの一体感がナイス!
 ※とにかく・・・・一部透けているのかと思うほど、薄黄色く光り輝きまんな!

 いや〜、大阪の大勝軒で食したときもこんな感じだったと記憶です。しかし、残念なことひとつだけ。水切りが・・・・水切りが・・・。後半、丼の中で麺が泳いどるがな(笑)



【具をあまり語ろうとしないのだが・・・】

 700円でこのボリュームと品質なので、具がどうのこうのと言うのは気が引けます。ただ、シンプルであることは確かですな・・・。

 チャーシューは、脂肪分の無い筋肉質の部位を薄味で仕上げています。このタレにあってはそういう選択でいいかと思います。歯ごたえがしっかりしていて、クッシリと噛み切る感覚を楽しみましょう。

 あとは・・・・正直言って取り立てるところがない。それがまた伝統かという感じなのですが・・・・。。海苔は、飾りだと割り切ります。玉子はゆで卵半切りタイプ。煮玉子とは呼べません。でも昔はこんなだったかもみんな・・・・。葱はふわふわと多めに浮いていて、この点は、後半とスープ割りの時にとても風味があがり重宝したかと言う記憶。

 ※具のおさらい:チャーシュー1枚、ゆで卵半分、小さい海苔、薬味葱



【スープ割りをして・・・・次回は中華そばを食いたいと思わせる】

 丼を返して、保温ポットに入った割りスープを入れてもらいます。このスープは完全に魚介主体と思われ、割ってもらったスープは、魚介風味が強調された「良いラーメンスープ」と思える出来映え感がありました。写真で眺めてみても・・・・そのまま麺を投入したくなるような色合いでしょ?濃いめの味が丁度ラーメン用の濃さになるのでした・・・・。店員さんの感じでは、わざとあまり最初から淡すぎずしない調整のようすです。このスープ割りが旨かったので、次回は「中華そば」を食いたい!という野望がムクムクとでてきました(笑)。




 総じまして、「名物に旨いものあり!」と確信させてもらった一杯!これまで、妙な考えで訪問を後回しにしてしまったことを悔いています。時代は新しいものがつぎつぎと生まれて来て、それに背を向けては存在が霞んでしまうものです。しかし、強烈な個性は、たとえ時代が遷っても存在感が霞むことはないのですね〜。決して新しい旨さではありません。しかし、新しいものが氾濫しすぎている今にして思えば、「新しく無い新しさ」があるのかと感じます。アタクシも含めて、いろんな方が、いろんなパラメーターでこの旨さを計ろうとも、旨さに変わりはなしですな・・・・・。なので詠います!

 名物の
 旨さをもとめて
 池袋


 太いはちまき
 温故知新

お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。





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