ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン802】 新橋大勝軒 (東京・新橋) 特製油そば

【昼休みにやはり・・・近場の大勝軒に行ってしまった!】

 大体・・・、アタクシの性格を嗅ぎつけている方なら予想できる展開。そう!「しつこい」性格ゆえにまた「大勝軒」に突撃なのです。とは言っても昼休みは制約があるため、近場で済ませることにいたします。ネットで調べずとも、一番近い大勝軒はここに決まっとるわい!それは「新橋大勝軒」!! 中華麺→特製もりそば・・・・とくれば、新たな選択としてなら「特製油そば」しかあるまいと思いこちらをチョイスです。しかし、食券買ってから「しくった!(失敗した)」と気づく・・・・。ニンニク入っとるやん(泣)。これは、帰り道にブレスケアの爆食いをせんといかんなと反省です。それにしても・・・・狭いカウンターだけの店内ですが、いかにも新橋という雰囲気がオヤジとしては心が和む・・・。まさに大勝軒のコンセプト的にはばっちりなロケーションですな(笑)。


【なかなか・・・派手さはないですが、旨そうな見栄えです】

 麺量が225gの並とさせていただきましたが、大の300gでも料金同じの750円!なかなかリーズナブルだと感じてしまいます。また、大勝軒というと「量の多さ」がイメージされますが、それゆえに体調すぐれぬときは敬遠してしまうもの・・・・。それなりの分量調整が選べるというのも、個人的には嬉しいもんです。さて、たいていのお客は8割方が「もりそば」系。油そばってアタクシだけだったのですが、そんなに人気ないのも不安になりますやん・・・。などと気にしながら・・・・6分程度で準備が完了してアタクシの前に配膳されます。これがその麺顔。

 派手さはないのですが、短冊切りのチャーシューとメンマの対照的な配置と、サイズ感があっているので整然とした落ち着きが感じられますやん。一応、まぜっかえすとややこしくなるので、先に具のおさらいを言っておきます。

 ※具のおさらい
 ・チャーシュー:脂分があるのだけど固まっててクッサリ歯ごたえが優しくナイス!
 ・メンマ:いわゆる・・・フニャ系な歯ごたえで味付けも普通の濃さ
 ・なると:そう・・・・味わいに貢献はないけど、ないと寂しいよね!
 ・刻みのり:個人的には一枚海苔派なんだけど、汁なし系なら許す!
 ・玉ねぎ微塵:この中で唯一甘みを醸し出してくれる頼もしい奴
 ・薬味ネギ:玉ねぎとは違った苦みと風味を醸し出す黒子ですな!
 ・フライドニンニククラッシュ:辛味が食欲を一気にレッドゾーンへ持ち込む起爆剤
 ・魚粉:行き過ぎたニンニクを抑えてくれるもう一つの主役?



【なかなかの・・・・ニンニク醤油ダレにしあがっとるのです!】

 まぁ、いつものように、丼にたまったタレを混ぜる前に確認するのです。いかにも醤油ダレっぽいニュアンスですが、ひとなめしてみます。魚介の風味はあまり感じなく醤油の固さと酸味、そして豚のクリア系なコク・・・・背油・ラード系の旨味が滲みます。それにしても、結構混ぜるタレが多いので、天地返しも非常に楽で、一気に混ぜ混ぜして30秒ほど我慢の時を過ごします。そしていよいよ実食にいたりますが、あまりの旨そうな見栄えに、写真を撮るのを忘れてしまいましたわ(笑)。代わりに、全体図を添付いたします。そして、その感想は・・・・

 「旨いがな!(*゚0゚)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
 「醤油ダレが、薬味のまぜまぜによって、旨さが三倍!そそりまくりですやん!」

 ・・というもの。まず、タレと「フライドオニオンクラッシュ」が混じり合ったところで、極上ニンニク醤油ダレに化けまして、風味もさるものながら、若干のクランチ歯ごたえも生まれてナイス!「キターーーー!」と脳幹に直接刺激しそうです。

 そこへ、フレッシュ玉ねぎが混じりこんできて「甘み」を加える・・・。そして魚粉が芳ばしさと「アミノ酸的な旨味」を添加しますので、この時点でかなりまったりとした味わいに落ち着きます。そのあと、ところどころに麺に引っかかった薬味ネギが、苦みをアピールしてきますが、確かにこの具のトッピングとの一体感は、鉄板ネタですね〜。

 麺をズぼぼぼーとすすっては、チャーシューやメンマをつまんで食う・・・・。このときも、具のそれぞれのニュアンスがタレとマッチして、これは中々病みつきになりそうです。今回は生卵を追加しなかったけれど、これは投入した方が合うと思います。余ったタレは白ご飯にかけると相当旨いと思われます。次回機会があれば必ずそうしたい、芳ばし辛旨さの醤油ダレ!ナイスです!

 ※味のグラデーション:醤油カエシのコク>ニンニク系の辛さ>玉ねぎの甘み>魚粉の芳ばしさ>醤油の酸味>その他薬味(マヨネーズ、お酢、追加タレなどお好み通りにチューニング可能)



【麺の感覚は、多加水一辺倒というわけでもないのですね〜】

 前日食した、東池袋の総本山で食した「つけそば」のニュアンスがまだ記憶に新しいのですが・・・・、これはまた独特ですな・・・・油そばだと。まったくもって・・・・麺のみの写真を撮り忘れたのは情けない(泣)

 「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
 ※比較的、「あつもり」のニュアンスが近い、「ハグハグ」と前歯で切り込み、「ぷつり」千切れる柔らか弾力!
 ※そして奥歯の感覚には、うっすらと「もちもち」と感じるニュアンスあり。
 ※意外に地肌がざらつきがややあるのか・・・・つるつる麺とはまた違った印象
 ※やはり中華そばでいう「中太麺」で、完全なストレートというより、ナチュラルになびくようなカーブある姿

 むしろ、汁なし系としては、やや細に感じるため? 麺といっしょにお土産でひっついてくる、フライドオニオンクラッシュの欠片とか、葱・玉ねぎそのものとか・・・・。それらとの歯ごたえ対比がナイスですな!麺の反発と、ひきつれた具たちの反発は真逆ですから、歯ごたえにコントラストが生まれますねん・・・。いかにも!という大げさなものでなく、わずかに感じる程度にね・・・・。これが、油そばのもう一つの楽しみなのかなとか、自問してしまいます。




 総じまして、今回の油そばを食して・・・・・「大勝軒とは何ぞや?」とのテーマには、あまり近づけなかったのは確か。それは否定的ではなく、前向きに「普通に旨いがな!」という感想です。この場合の普通とは、店の系列とかを除外して、一般の独立店の一品として旨いということかな・・・。もっといえば、大勝軒の味をよく守っているとかじゃなくて、自分のオリジナルをよく出しているなという意味。暖簾を守っていくことも大切でしょうが、守るだけでは進歩がない?時代とか流行は、ラーメンの世界でも一般ビジネスの世界でもうつろうものですから、「守破離」の精神も取り入れねばという考えに基づきますね・・・・。なので詠います。

 守り抜く
 心の味を (※1)
 新橋で


 守破離息づく (※2)
 油そば食う

お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。

<参考>
※1 山岸氏の言葉「麺絆 心の味」 http://item.rakuten.co.jp/tai-sho-ken/tk-ts0000-1/
※2 http://www.senchie.net/think/what/




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