ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4572】 ハナイロモ麺 吉祥寺本店 (東京・吉祥寺) ミニブタ ヤサイニンニクトウガラシ + ダブルチーズ + ゆでタマゴ 〜ハードな麺とソフトな豚!ワイルド!そしてカラフル薬味で楽しい二郎系!

久方ぶりだよ吉祥寺に二郎系!嬉しさあまりにちょっとガッツリトッピング!
 在宅勤務が長期に渡ると、二郎系・ガッツリ系など食らうとたちまち腹回りがキツくなるので、これまで避けてきたんだが・・・活動エリア吉祥寺にそんな系統の新店舗ができたとあれば、行かねばなるまい。とある初夏の平日昼間に、駅から近そうだったので、サクッと突撃してみました。今回は「ハナイロモ麺」さん。黄色いテントシート屋根が、いかにもJ系って雰囲気ですが、麺の文字が「ハナイロモ面」て合わせ文字になってるのね!。面白い。
 

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 場所は、ヨドバシカメラの裏側の飲食エリア。「でき心」って居酒屋さんが新たに展開したお店だとのこと。そして花色木綿」と言う落語噺が「出来心」とも呼ばれて関連付けあることから、そんな屋号になったみたい。この部分はラーメン評論家の大崎さんが、ラーメンデータベースでしっかり先にコメントされてましたね(汗)・・・全く同じことネットで調べてた私(爆)。そして、全くそのコメントの続きと同じことを考えてまいました。私が、東京西エリアの中央線界隈に住まうようになった頃、吉祥寺で勢いあったのは、「ぶぶか」と「音麺酒家 楽々」。その楽々が限定でやってたJ系「ラブメン」が懐かしい!。思えばその後「バリ男@吉祥寺店」が出来て、吉祥寺にもJ系勢い増したかってな時期もあったっけか。ヘタレな私は、そのバリ男で麺少なめの「バリ娘」でいっぱいいっぱいだったような記憶ですー。その2店舗が閉店して以来、吉祥寺駅周辺では、長いこと本筋的J系がなかったのですな・・・。食らう前から、このまま根付いて欲しいと感じる次第です
 
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 時は流れてもヘタレはヘタレ、そのままです。そんな私は近年ではすっかり小ラーメンですら限界を感じるため、今回はミニサイズ(150g)とさせていただきましょう。J系では近年、すっかりミニも市民権と認知を獲得した観もありましょうし!。ただ妙に腹が減ってて、小でも食えるかもと思いつつ、ちょっと悩んだ挙句「ミニブタ」とさせていただきました。自分としては珍しいチョイス。これから食らう展開が楽しみ!。
 
 

 

 
 
<全体> ミニとは言えブタと具材増し!迫力は小豚クラスか!チーズと唐辛子がカラフルにコントラスト!

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 何!?ダブル?トリプル?クリーム?・・・チーズ推しですな。ちょっと楽しそうだし、ダブルいっとくか!。そして「うずら」もいっとこうと思いつつ、ゆでタマゴがちょっとだけ安かったので、ケチくさいオレはそっちに流れたー。ついでに待ってる最中に、妙に昔のラブメンのことが思い出され、だったらそれにオマージュ気分でトウガラシもコール!。当然ヤサイニンニクも合わせてコール!。そんな乱れた流れでようやく配膳されたのはこんな麺顔!。
 

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 おおお!これでもミニか!ミニサイズなのか!?と感じるほどの迫力じゃないか!。豚肉の増しってやっぱ重みがあるね(笑)。蕩ける豚肉って感じさせる優しい表情なのが救い。そしてヤサイは気前よく増されているらしく、ちょっとしたコニーデか昭和新山程度の山盛りには感じます。
 

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 そして注目のチーズだが、こう来たか・・・。馴染みある白めで糸を引くようなチーズは、モッツァレラ系か?既に野菜にこぺっとへばりついて旨そうです。そしてその上に濃ゆい黄色みがかったチーズが削られて降り注ぐ。チェダーチーズ系なのか?よう分からんがコクが深そうです。そしてトウガラシがいいね!。チーズと対比的にも感じ、カラフルなコントラストを構成して、画になる麺顔って感覚じゃないか!。ミニサイズでこれだけ見た目で楽しませてくれるとは!アタリって気分!。
 

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<スープ> 塩気低めでマイルド!されどコク深し!チーズが溶けて面白い展開!

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 トッピングにすっかり冒頭から心を奪われてしまいましたが、落ち着いてスープを眺めます。すると白濁系の豚骨が濃ゆいベージュのファンデーションのように、落ち着いた広がりを見せております。
 
 
ミドル級な豚骨煮出しの乳化タイプ!

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 さて全体を混ぜる前にベースを味わいますが、端的に言うとマイルドでとっつき易いタイプ。豚のエキスは完全に乳化しており、そこに醤油ダレの色合いが深く指しています。されど塩気を強く感じさせることはなく、豚の脂で重く感じさせすぎることもないかと。食べやすくて分かりやすいため、逆にJ系食べなられた方は、コールで相当マシマシをした方が良いかもです。豚のエキスに甘味も十分感じ取れるようで
すし、私には合ってる!。
 

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 またニンニクも溶かすといつものように、ボディーに力を感じる旨さにヒートアップ。この系統でニンニク抜きはちょっと考えにくいかもね(笑)。ただ、デフォルトではニンニクがつかないのでご注意を。私には、マシマシ程度でちょうど良かったかもねと少し感じている次第です。
 
 
チーズが溶けると微かに洋風なコクが生まれて斬新!

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 さて今回はこのチーズがあちこちと影響して、面白い味わいでした。特にスープではその効果が大きく、マイルドな豚出汁と言うこともあって、溶けこむとちょっぴり洋風にも感じる味わいに変化。いつものJ系と明らかに違うコクが広がります。汁なしではチーズインはやったことあるんですが、汁系でも面白いのね。またチーズと唐辛子って相性良いのも再認識したわけで・・・思えば、カイエンペッパーと相性良いのだから当たり前の話ですな。なんとJ系ヘタレな私が、ミニとは言え汁を完飲寸前まで追い込めました。たぶん完飲出来たんですが・・・健康維持を鑑みただけー。
 

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<麺> 三河屋製麺!歯応えと風味感強し!味変アイテムが貼り付き旨さの変化も楽しく重なる!

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 製麺所が気になるのが、ラーメンヲタクのサガでして・・・麺箱からそう察した次第。きっとオーション100%のデロッとした麺では無さそうだと察したんですが、これが意外なほど好印象でした!。
 
 
太麺の割にスッキリ感じるちょいストレート!ミニでも腹持ち良さそうな高めの密度感

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 ほんのりと茶褐色にも感じるので、多少のオーションブレンドか(妄想)??しかし感じたのは麺のキッパリしたストレートっぽいフォルムです。太い角麺が微妙に膨れて丸みを帯びてる。そしてモヤシよりも太い。意外と密度感もしっかりとしており、汁をバクバクと吸い込む風でもないので、麺の素地としての味わいを楽しむタイプでありましょう。カタ麺主義者な私にはとても合ってる!。ただ腹持ち良すぎて、ミニでも昼に食うと晩飯まで腹が全く減らんだろうな・・・と感じたところ、全くそうなった(笑)。
 
 
ハードめなクシクシ歯応え!唐辛子とチーズがまとわりつく風味と旨味!

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 ハード目な歯応えがいいね!。いつも同じような擬態表現になるがクシクシとはこのこと!って感じ。歯切ると歯の裏側に麺を感じるほど、クッシリと感じ取れます。そしてやっぱり素地の旨味も伝わる展開で、咀嚼で出汁と合わせて旨味を発するような展開でしょうか・・・。
 

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 ただそれだけじゃない。唐辛子がしっかりとあちこちに張り付くし、また溶けたチーズがモヤシを伝って麺にも絡みつくような展開。これが旨いのよ!。薬味をダイレクトに感じる旨さですし、当然絡んだヤサイの歯応えや汁とのマッチングも楽しい!。この時点で、思わず次は汁なしで同じ体験してみたいと思ったもんねー。トリプルチーズだとどんな展開に発展するんだろう!。
 
 

 

 
 
<豚> 脂部分が溶けて蕩けそうなほど超柔らか豚!脂の甘味と出汁の旨味を吸い込み芳醇な肉味!

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 豚追加って、ヘタレな私にはちょっとだけプレッシャーなんですよねー。時々変に気を使ってくれて、端の塊とかがゴロッとサービスしてくれると・・・嬉しいんだが胃袋に負担なんだよねー。隣のおじさんの小豚をチラ見したら、塊に食らいついておられる。なので、かなり分厚目だけどスライス肉3枚でちょっと安堵した展開でした。
 

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 ところが・・・もっとくれ!と感じるかなり良い仕上がり。縛り上げられたロール肉に見えますが、肉全体がふわふわとろとろ!。持ち上げると脂身は蕩けて解ける。赤身は砕けてフレークになろうとする。皮部分は醤油ダレも吸い込んでトロトロと言うより、ちょいドロドロな感覚。そしてチーズが少し香る豚骨醤油出汁を吸い込むから・・・旨くないわけがないのです。胃に負担になるどころか。皮下脂肪が友達を呼び込むような感覚。ハマる肉ですな・・・。これなら、汁なしでクチャグチャかきまわし得ながら肉も崩して楽しみたい気分!。
 

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<ヤサイ> キャベツ少なめ!クタる手前の熱々モヤシ!ここにも絡むチーズの魔力的旨さ!

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 唐辛子とチーズで覆われた山を崩すと、真っ白なモヤシが鮮やか。モヤシ:キャベツ=9:1。いや、もっとモヤシが支配的でしょうか。クタる手前の熱々状態。フレッシュな瑞々しさとほんのりとした野菜らしい甘味が嬉しい具材。本来ならそうなんですが、唐辛子はともかく、チーズが中で蕩けて絡むので、フツー以上に旨い野菜トッピングでした。ヤサイマシにするなら、トリプルチーズもありですな。なんだか、食らい進めていくうちに、もう次何を食らうか、段々とコールやトッピングも含めて固まってきた感じです(笑)。
 

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<ゆでタマゴ> あるだけでほっこりさせる愛らしい旨さ!固茹で卵が出汁に崩れて溶ける旨さ!

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 上段では、うずらをケチって、ゆでタマゴにしたくだりがありましたが、実はそれだけでない。先日、王子に開店した「空ノ色」の豚骨ラーメンを食した時に、茹で卵トッピングが合ったんだけど、それが好印象だったのも背景にあります。
 

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 輪切りにした茹で卵の固茹で卵黄が、出汁に濡れて緩くなると少し崩れる。その卵黄の崩れを麺や具材に絡めて食らうのが、楽しくて旨いと思う次第です。なので絡めて楽しむなら、うずらよりも味わう勝手がよろしいかと!。この展開は、他では江川亭@武蔵小金井・・・でも楽しめる展開なので、また見つけたらゆでタマゴ食らうと思う!。意外と合うし旨いよ!
 

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総じまして「ハードな麺とソフトな豚!ワイルド!そしてカラフル薬味で楽しい二郎系!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。久々な本道的な豚骨醤油の二郎系だったのもありますが、薬味の工夫で新しい旨さの展開があることを知りました。二郎系でチーズ見つけたら必ずそれやるかと!。唐辛子とも相性良いので合わせてオススメです。やっぱりこの系統は腹パンに達成感があって楽しいね!。また伺いに参ります!吉祥寺では貴重なJ系拉麺!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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【今週のラーメン4570】 貝出汁中華そば くらむ (東京・二子玉川) 味玉中華そば 塩 + あさりの混ぜご飯 小 〜浅利と帆立のダブルスタンダード!貝出汁と豚骨白湯のダブルスープ!あまりの旨さにコンフュージョン!一回食っとけ!

洒落た街には旨いものあり!旨さが濃ゆい貝出汁拉麺!
 そろそろ梅雨の蒸し暑さも感じだしたこの頃。冷やし系の季節到来!。週末あれこれと都内の名作冷やしをネットで物色してて、たまにはと二子玉川周辺の「鮎ラーメン」の近況をチェック。すると「ぼぶのラーメン紀行」さんの記事を偶然発見して、目に飛び込んできたのがこちら「貝出汁中華そば くらむ」さんです。妙にそそるぜぇ・・・。取り敢えず少し買い物もしたかったので、車で go to 玉川高島屋S.C!
 

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 本当は、着いてからも鮎ラーメンに行くつもりだったが、雨がパラつくし開いててもどうせ激しく並ぶし・・・。などと考えてたら、立体パーキングを出たすぐそこに、「くらむ」さんがあるではないか。しかも日曜の繁華街ランチタイムで混んでないよ。いずれいつかは気になって行くのなら・・・、今行っとけ!と言う衝動だけで、突撃訪問してみましたよ。いつも割と執念深い私としては、今回はひょっとして珍しい行動?。
 
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<全体> 風合いはぽたりとした動物系の明るさ!色合いは滋味深く感じる魚貝系の落ち着き!白濁淡麗なる風景!

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 それにしても、都内では近年は貝出汁が注目を浴びる?店が増えてきたような気もするね。一時期ほど驚いたり、すごく興奮することも減ってきたと思っていたのだが、知ったかぶりもいいとこだと今回は自省しました。そんなきっかけを作ったのが、この一杯!この麺顔でございます。
 

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 おおお!事前に予習済とは言え、軽やかに白濁するスープ感はちょっと独特!脂膜がしっとりと覆いながらもシルキーと言うかミルキーな感覚。思わず鶏白湯と比較してしまいますが、それよりはずっと穏やか。見慣れた麺顔のようでもあり、ちょっと他にない濁り感覚ですね。例えば風合いとしては明らかに動物系のエキス感がありあり。なれどちょっと抑え目と言うか、微妙に淡麗な風貌もあるような気分にさせる。貝出汁と知っていればこその反応でしょうが、やはりそこには魚貝系らしい滋味深い落ち着き感が溶けているように思えます。エキス感で濁りながらも、白濁淡麗と行った感覚?。またスープに気を奪われがちですが、肉も低温調理系のしっとりした仕上がりで、出汁のシルキーなフィーリングと合っているようですね。
 

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<スープ> ホタテとアサリの滋味が凝縮!上品な豚骨煮出汁は風味広がる!奥深さと拡散を感じる旨さの展開!

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 さて注目のスープですが、見た目に反してかなり旨さでアピール性が高いです。舌の上で転がさずとも、口に含んだ瞬間に旨さが濃密に・・・優しく広がる感覚。
 
 
優しくフィットするホタテの貝出汁アピール!食い進めるほどにパワフルさを感じるアサリの滋味感覚!

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 看板に偽りなし!まさしく貝出汁!蘊蓄書きを読まずとも、これは浅利の他に帆立あり!と瞬時にわかりますね。帆立の出汁って旨味成分が豊かってよく聞きますが、コハク酸の旨味以外にも複雑なエキスが絡むような感覚。それがベースの豚骨出汁にこんなに合うのかと、ちょっと驚きです。上品で芳醇な貝アピールする帆立なら、魚介に合わせるのがフツーのイメージだったんですが、豚骨という動物系と絡んでも一歩も引かない感覚が素晴らしい!。
 

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 そして味わいに慣れてくるとやっぱり感じる浅利のパワフルな滋味。個人的には・・・ホンビノスと浅利は「The コハク酸」ってな感覚で、まさしく滋味ってイメージ。とにかく貝のエキス感の中では明るい部類で、ホンビノスよりは和出汁の落ち着きにフィットするイメージ。食い進めるほどに貝の旨さを肉厚に伝えてくるじゃないか!。食い進めるほどにハマるとはこのことで、ふらっと訪問したにしては、かなり当たりじゃないかと、序盤から少し興奮気味です:笑。
 
 
甘味が芳醇なる豚骨煮出し!あっさり豚白湯の感覚!貝出汁に共鳴する旨みの広がり!

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 実は、本当にビビッと来たのは貝にマッチングする豚骨エキスかもしれない。豚のエキスが、帆立と浅利を下支えするどころか、ググッと底から押し上げてスターダムにのし上がるような勢いさえ妄想してしまうのです。この豚骨が実に上品!上品過ぎる!。豚エキスが濃ゆいので肉から採ったわけでもない。ならば定番のゲンコツ?いやいや・・・あの独特の匂いが全くない。ぽたぽたと口の周りに貼り付くコラーゲン感もないので、カシラは未使用と断言できる。だってゲンコツ以上に匂いが強いからね・・・。こんなに上品でクセがない上に、しっかり濃密に動物感を伝える豚出汁が見事!。これがなかったら、貝出汁の芳醇な展開はないだろうね・・・・。いやはやスープが素晴らしくて、心は晴れたよ!。そんな旨さ!。
 
 

 

 
 
<麺> 上品な明るさと透明感ある白い地肌!豚&貝の乳白色スープに絡みつき甘味を溶かす!

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 麺も予習して知ってたんですが、すごく明るいくも上品な中太麺。この出汁感なら真逆に粉感アピールの極細麺でも面白そうかな?と妄想。しかし、そこはやっぱり貝出汁メインなので、風合いを譲るなら多加水もちもちストレート麺が適切なんでしょうね。
 
 
明るい乳白透明感の平型中太ストレートの多加水麺!粘るような品やかさに出汁は絡む!

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 微妙に平べったさがあるので、平打ち麺と言うべきか迷ってます。なので平型と表現。多加水系ストレートなので、麺線がくっきりと、そして優しく見栄えが良いのが特徴。そして、透明感ある乳白色と言うか、出汁の脂分が貼り付いているのか、とても光沢感があります。こりゃツルツルと高速に滑るなと感じつつ啜り食らうが・・・品やかさの中に粘りを感じる、面白い食感!。プツプツモチモチと弾ける部分もあるけど、歯応えや舌触りに粘るようなフィーリングがある気がするよ。旨いけどむしろ面白い!。麺が粘っているのか、出汁が貼り付いて絡んで浸透してそうさせるのか・・・・。序盤で大盛しておけばと激しく後悔。
 
 
出汁を吸いがちで味わい深く!素地の優しい甘味と一体化する旨さ!

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 多加水で淡く弾くような食感でも、やっぱり出汁を吸い易いんでしょうな・・・。クチリと奥歯で潰すと、貝出汁と豚骨の旨味を含んだ素地の旨味が広がります。風味よりも甘味を感じさせるイメージで、素地にはすでに貝の旨味が含まれ、豚エキスが絡んでいるようで、咀嚼の度に優しい甘味と一体化する旨さ!。
 

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<チャーシュー> ごく旨2種低温調理肉!超大判のしっとり豚方ロースと弾ける弾力の鶏胸肉!出汁に絡む!

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 平成末から令和にかけて、拉麺に乗る肉に広がった低温調理。個人的に今はまた原点回帰のように、吊るしとかロースト系が注目を浴びつつある・・・ってほくそ笑んでいます。しかし、この一杯この出汁感なら、低温調理のチョイスがベスト!。香味がぶつかり合うことはなく、しっとりした肉感肉味と、貝出汁&豚エキスは相性いいみたい。
 
 
豚肩ロース!超デカい薄切りスライス!赤身は出汁と絡んでほてり脂身は溶けて甘味を滲ませる!

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 「貝出汁中華そば」と銘打って、配膳されるのはこの肉感!。肉肉し過ぎては台無しだし、かといって控えめだと物足りない。見栄えアピール感ありありで、全体に重過ぎず、そして汁にフィットする低温調理です。スープの熱で全体の色合いが少しほてるくらいの薄切りスライス。薄いために赤身だけでなく脂身もほんのりと熱を帯びて甘くなるようなイメージ。
 

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 薄いけどこれだけ大判だと食べ応えもあるし・・・チョイスとしては最高ですね。赤身の肉味には貝出汁と豚骨が染み渡るのも旨し!。脂身が細かく差しているのも品質いい感じ。これなら特製にして肉増しにしてみるべきだった・・・出汁とのバランスを崩すことなしなので。
 
 
鶏胸肉!上質コンフィ状態で筋繊維の隙間に入り込む出汁!弾ける食感に滋味と甘味を知る!

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 鶏胸肉のコンフィは、まさにオールマイティ!どんなスープにだって合う!。清湯系にはもちろん、鶏白湯だってマッチする。筋肉繊維の皺の隙間とか割れ目とかから出汁が浸透するし、元々の滋味とすごくマッチ!。ふかふかな化粧パフのようなサイズと食感なんだけど、肉が弾けるような弾力ある仕上がりがいいね!。
 

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 淡白な肉なのに・・・嗚呼、肉を噛み締めてる!って感じが生まれてナイス!。
 
 

 

 
 
<味玉にハズレなし!> ここにも貝エキス??淡麗な下味にも深みあり?濃密な卵黄にもキリリと染みる滋味深さ?

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 味玉の下味もやっぱり貝出汁なのでしょうか?。白身は均一に薄出汁が浸透しており、それだけでも味わい深いもの。和出汁の風合いもあります。ただ、出汁で甘いこともなく、塩ダレって感覚もないのに味わい深いのね。
 

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 それは卵黄にはもっとそう感じて、マチュアな仕上がりなんだけど甘いって感じより玉子の味ってナチュラルさが残ってたのが印象的でした。塩気でコクを引き上げる風でもなく・・・ねっとりと舌に絡みつくけど、適度な塩気?。そんな味の輪郭に、無意識に貝出汁を紐付けてしまいました:汗。でもやっぱり旨いわ!味玉ってどんな出汁に浸っても最高!。
 

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<〆飯> あさりの混ぜご飯!あさりとホタテの旨さがしっかり染み渡り三つ葉の清涼感で華やぐ旨さ!絶対食っとけ!

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 これ絶対に食っとけ!マジで思ってます。並と小ありますが、小(150円)が実にリーズナブル。安い上に貝出汁の深い味わいがしっかり楽しめる!。帆立と浅利の旨味が、拉麺同等に深く染み渡ってますし、米粒が立つように凛々しくも噛み締める喜びあり!。貝の旨味がしっかり目に含まされており、そこに三つ葉の清涼感が絡むと悶絶級です。別腹に入ってゆくような旨さじゃなく、優しく染み渡りつつもしっかり出汁を楽しめる理性的な旨さ!?
 

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 そして・・・残った出汁をかけましょう。これはお店からもそうオススメされてますので、いつも、とまそんがやってるおチャラケではありませぬ。貝出汁感覚が高まる?深まる?ばかりでなく・・・へへへ、豚の旨味も足されるので激うまです!。こうなれば無意識に別腹でも食える感覚になるかも!。これは超超激しくオススメアイテムです!。
 

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総じまして「浅利と帆立のダブルスタンダード!貝出汁と豚骨白湯のダブルスープ!あまりの旨さにコンフュージョン!一回食っとけ!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。いきなり開店した極旨貝出汁拉麺!一体どこの系列なのか?どこで研鑽したのか?無知故全く不明ですが、確かなのは旨さ也。なんだか貝出汁がマイブームになりそうでまた自分の中でヤバイ気分です:爆。ところで「近日発表」という謎メニューが今後控えており、激しく興味をそそるのだが・・・。酒飲めるタイミングで再訪しようかと欲す!知名度が上がると行列するんでしょうね、その前に激しく今オススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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【今週のラーメン4569】 中華ソバ 燜tana 上石神井店 (東京・上石神井) 肉ニンニク中華ソバ + 和え玉 〜大丼&肉増しで迫力満載!お洒落でちょっぴりおすましなニンニク拉麺!

吉祥寺のカレー名店が拉麺で新たな展開!

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 カレーの名店モンタナ@吉祥寺のセカンドブランド!?・・・これはこのエリアをホームにしている私としては見逃せない事件です。遅ればせながら、晴れ渡る休日に訪問してまいりました。運動不足解消も狙ってチャリで快走。やはりモチベーション上がることと絡めないとやる気でねぇ・・・。
 

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 ところで、チャリで走ってて改めて思うわけですが、練馬区上石神井から関町界隈って、実は凄く落ち着いたいい街。閑静であり道幅も広く、邸宅街もありつつも庶民性もあって人気あるんですよね。そんな街に住む洒落たご家族づれとかカップルにとてもウケるようなオープンな雰囲気、そんなお店に仕上がっておりました。
 
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 カレー系イチオシかと思いきや、「煮干し」「ニンニク」「ざる」「まぜソバ」と結構ラインナップ広げた展開。まぜソバだけがカレー系ですが、他に王道のドライカリーも備えてありました。そして「肉」追加のラインナップも通してる。カレー名店だけに、拉麺は半身かと思ってたのは、大きな間違いだったようです。これは激しく期待させてくれますね!。
 

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<全体> 東京西エリアを代表する「東京豚骨醤油」と「にんにくラーメン」のハイブリッド感!分かりやすい旨さ!

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 今回は単純に、メニュー名称でググッときたものに絞りました。「肉ざる」も激しくそそりますが「肉ニンニク」て言葉が私の胃袋を捉えて離さない。今回は理屈抜きに「肉ニンニク」と心中するつもりでそいつのボタンを叩き押します!しばらくして配膳されたのはこんな麺顔!
 

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 おおお!こんなに背脂の海だったのか!宣材画像とはかなり違い過ぎるじゃないかと思えど、へへへ・・・この感じもなかなかナイス!。スープ表面余すところなく背脂が浮きまくり。確実にこれは燕三条系ではなく、なんとなく「東京豚骨醤油」?それとも東京西エリア・・・小平・小金井近隣に点在する「にんにくラーメン」を彷彿とさせる仕上がりですな。思えばかなり久しく食ってないだけに、そそりまくる表情!。そして特徴的なのは、丼がかなりデカいと言うところ。写真だけではサイズ感がわかないので、単なる汁多めで具材と麺が少なめなように見えるかもですが、埋もれているだけで、肉も麺もかなりボリューミー。かなり食らい応えがある一杯と仕上がっております。男の昼飯としても十分満足なはず。
 

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<スープ> ベースの豚コクに背脂の甘味とニンニクの香ばしさ!一口啜れば爆旨モード全開!

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 一口啜り味わうと、脳天直下で駆け抜ける分かり易い旨さ!。甘塩っぱいカエシ豚エキスの充満!そして染み入るニンニクの出汁感がたまらないのです。
 
 
埋め尽くす背脂の海!そしてその甘味!豚の旨味と甘さの渦!円やかなカエシが優しく浸透!

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 超細かいけど肉厚に思えるほど、スープの表面を覆う、いや埋めている感覚です。なかなかスープのボディ本体には辿り着けないほど。この背脂の細かさがしっかりと豚の甘味を伝えまくってコク深く仕上がってるのは一目瞭然です。そしてベースストックの甘辛旨さがナイスバランス!。東京豚骨醤油系のように、さっぱりしつつも塩気で引き出されたような豚エキスが感じられます。塩気と言うより白い粉のアミノ感覚もあるような気がするが、むしろそれがいい。そして醤油感が円やかです。醤油が甘いと言う感覚ではないが、背脂にマッチしているのか、醤油ダレが甘辛く感じる輪郭に思えてならない。実際に元はそうなのかは別として、仕上がりは醤油円やかな展開です。
 
 
出汁に溶けて香りと塩気と甘味を発するニンニク!名作ニンニクらーめんを彷彿!?

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 吉祥寺からの展開とあって、なんとなく背脂から「ホープ軒」、ニンニクからは「よしきゅう(近年三鷹へ移転)」を連想してしまうが、全体的には小平の「にんにくラーメン」の方が近いようなイメージです。薬味として刻みニンニクを入れるのとはちょっと違う広がりで、ニンニク自体が出汁の一部として、まるで煮込まれたような妄想を覚える全体とのまとまり方が素晴らしい!。この点、中央線界隈のコアなラーメンラバーの方達に、少しでも伝われば幸いに存じ上げます。後味に少し甘味が残るのも不思議と面白く、これはヤミツキ系な一杯かもしれません。
 
 

 

 
 
<麺> 三河屋製麺!ツルツル滑りもっちり弾ける明るいストレート太麺!噛み締めて出汁の旨さ弾ける!

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 このメニューだけなのか?太麺と細麺と選べます。この背脂系統だったらフツーは太麺と発想してしまうが、細麺だったらどうなっていたのか・・・。きっと背脂絡みまくって背脂啜る感覚に近いかも(笑)。次試してみようか?
 
 
ツルツル地肌の光沢感!もっちり弾力の多加水太麺!背脂を貼り付かせて滑る食感!

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 非常にフレッシュな色合いの小麦の感覚。中太と分類してもいいのでしょうか?グラマーなストレート太麺で、一見汁の抜けが良さそうな風貌。ツルツル地肌で光沢感がありありです。いかにも多加水な表情。その通り前歯ではプツプツと歯切れ良い反面、奥歯のファーストタッチはモッチリとした明るい弾力を示します。そして太麺なりに汁の持ち上げは得意ではないと思うものの・・・背脂をあちこちに貼り付けて持ち上がるのが実に楽しい!。啜る時に背脂で滑ることはないのだが、口の中に入れた途端に溶けるのか、妙に厚みを覚える旨味を感じるのです。それが楽しくてならなかった!。
 
 
ヌチリと奥歯で潰した後の・・・出汁とニンニクが効いた麺が旨し!

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 ニンニクと豚骨醤油のエキスは天才じゃな・・・噛み締めながら思いました。素地の風味より出汁と絡んだ時の甘味が得意な感じの麺。甘辛豚骨醤油出汁は、着実にじわじわと浸透し始め、それと一緒にニンニクのエキスも滲ませます。プツプツと歯切れよかった麺は、束になるとヌチヌチと腰が強くなり、噛み続けて飲み込みやすくしてゆきます。その過程で、出汁とニンニクが効いた麺のう旨さに火がつく!。背脂は完全に溶けてなくなっているのでそいつの効果はわからんが、麺の旨さが一気に広がりますわ!。噛み締めて旨さ弾けるとはこのこと!。和え玉より、大盛の方が良かったかもとちょっと感じたかも・・・。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> バラと肩ロースの豚2種肉!ロースト効かせた確かな肉の食感!肉本来の味重視!

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 カレーとは肉の扱い方が全く違うのでしょうが、そこはやはり飲食のプロ!。豚の二種肉を存分に楽しませてもらいました。バラと肩ロースそれぞれ3枚計6枚。充実度高し。
 
 
豚バラ肉!キレイに整形された三昧肉!脂身と赤身それぞれの旨味が重なる充実感!

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 しっかりと整形された肉。いわゆる三枚肉と表現される、脂身と赤身の層が美しく重なるタイプです。余計なところはカット処理されてるので、歯応えに引っかかる部分は一才ございません。バラ肉は豚の中でも一番甘味のあるところ。煮込まれてトロトロになったり、焼かれて焦げて高くなっても香ばしくて旨い。冷めても旨い肉。万能ですな。
 

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 仕上げの後付け焦げ目が見た目もよくて香ばしき。歯応えは柔らかすぎず、やや引き締まった歯応えの後に溶けて崩れてゆきます。脂身の甘さと、赤身の肉味、そして焦げ目と下味の塩気・・・濡れた出汁と張り付く背脂・・・それぞれが、渾然一体となった旨さが素晴らしい!。これは激しく冷たいビールが欲しくなるね!。この店の雰囲気なら、ハートランドが似合いそうだ。早くそんなことが気軽にできる日々がおとづれて欲しい。
 
 
豚肩ロース!引き締まる赤身の食感に沁みる滋味!ローストの香ばしさに脂身と背脂が入り混じる旨さ!

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 一方の肩ロースは、赤身メインで楽しめるが、ロースより少し脂身が差すのが個性的。調理法によって味わいの幅を感じるのが素敵です。煮ると脂は溶けて赤身に浸透し、脂が抜けたところには出汁が浸透。スポンジのような構造で肉味と出汁味を楽しませてくれる。またローストにも合うね。周囲は焦げて旨味が逃げ出さないコーティングとなり、中に封じ込める。溶けた脂の旨味は逃げ場を失うようで、赤身に飽和するかのように溶け込んで、むしろジューシーに仕上がる。さてこのチャーシュー・・・なんとなく、そのどっちもありな感覚で楽しめました。
 

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 さらにここにも背脂が十二分に貼り付きますから、+α な感覚で旨さが分厚く感じるかも。釜焼肉を出汁に浸してふっくらさせ、背脂ソースでディップしたような構成の旨さと感じます。こちら肉増しが激しくオススメ!。お酒が出せるようになれば、別皿で対応してもらいたいと、今から胸を膨らませるばかり!。
 
 

 

 
 
<他具材> メンマ!強烈な個性集まる中・・・清涼な歯応えとサッパリ味で一息つける旨さ!

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 汁と麺と肉。あとは薬味とメンマ少々・・・そんなシンプルな構成ながら、メンマも気が抜けません。あまり主張をする味わいではないけど、個性が強い集まりの中で、唯一ほっこりとさせるのが役割な様子。フレッシュ感を保つ仕上がりで、小ぶりでスリムなフォルム。淡くコリコリと食べやすい食感で、そのまま食らって箸休め的に味わうといい感じです。もちろん、麺と絡めてもいい感じ。
 
 

 

 
 
<和え玉> 仄かに魚介が混じる風合い!残りスープと醤油タレを加えて旨さ抜きん出る!一気に完食!

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 さて、そろそろ口頭でタイミングを伝えるか・・・と思った瞬間に、何も告げずとも配膳が完了です。エスパーか!。いやきっと、私の進捗具合を見ておられたのでしょう。さてこの和え玉は「細麺」限定。味付きとは書いてないが、和え玉とあるので、味付きなのか、そうでないのか?。答えはほんのりと魚介の味が足されております。きっと少しばかりの醤油タレに煮干し中華の出汁を足したような感覚??。
 

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 個人的にはそのままでは淡いと感じましたので、丼にドボンとするか迷いました。ただこれまでの太麺とは一転した強い風合いが、丼ドボンだと勿体無い気がして、残ったスープを少し足したり、テーブルセットの醤油ダレを垂らしたりして試行錯誤してみました。結論としては、残りスープを足してもいいが、醤油ダレ多めで食らうのを激しくオススメ!。少しニンニクでも溶けているような風合いで、かなり相性よし!。酢もテーブルセットにはあるので、酸っぱい系が好きな方はそちらも試す価値ありでしょう。250円。ちょっとお高いかどうかは、人それぞれ。
 

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総じまして「大丼&肉増しで迫力満載!お洒落でちょっぴりおすましなニンニク拉麺!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。実は「ドライカリー」がとても旨そう!。吉祥寺の店のファンも駆け付けてるようで、カレー狙いな客もおられます。なのでセットメニューで「ミニドライカレー」付けるのが一番いいのかも。ただ煮干し中華にしか適用されないかも?なので、ニンニクで可能かはスタフに聞いてみてください。新店舗なれどかなりバリエーション楽しめるお店!酒が飲めるようになってからがまた楽しみ!再訪問確実!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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【今週のラーメン4568】yagu-noodle (東京・住吉) 味玉塩 + 味付き替玉 〜貝の滋味!軍鶏の芳醇エキス!受け止める麺の風味!旨さ三位一体の崇高塩そば!

名店一燈から独立!期待に胸膨らませて遅まきながら初訪問!
 5月は意地張って話題の新店舗に全く行けてなかったので、遅まきながらローラー的に訪問活動開始!。とは言え県境を跨ぐ気にはまだなれないのですが・・・。週末しか行けない東京東エリアへ足を伸ばしてみました。今回は、yagu-noodle@住吉さんへ。
 

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地下鉄よりバス利用の方がずっと楽だそう。しかし、ちょっと最近、運動不足なのもあって、錦糸町駅から徒歩で訪問してみました。ウォーキングには往復でちょうどいい距離感なのですが、そろそろ真夏日で蒸し暑さがかなり出てきた感覚。結構汗をかいてしまって、腹が減る上に喉が空っから!。こんな時は自分へのご褒美に、店でビールをあおりたいところですが、自粛期間で恨めしい・・・。
 

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 それでも、名店「麺屋一燈」でご経験長いとのことで、自然と期待値は上がってしまいます。混んでるかなと思いきや、天気が良すぎて逆に空いてたりしてました。開店フィーバーがちょうど抜けた時期なのもしれません。券売機ポールポジションには特製醤油がありましたが、先月はほぼ醤油系しか食ってないので、流石に醤油をチョイスする気になれなくて・・・まず塩から食させていただきましょう!
 

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<全体> 肉は野趣!出汁は芳醇!麺は繊細!清らかさに大胆さが溶け込む崇高な質感溢れる一杯!

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 奥にテーブル席、手前にカウンター席、バランスよく空いていると思ったけどテーブル席が埋まってる。常連は家族で来られているようで、地元に早速根付きつつあるって感じです。御店主が寡黙そうで一人オペに勤しんでおられます。いい店っぽい雰囲気がすでにあるって感じ。次はやっぱり酒あるタイミングで来たい、渇いた喉を潤そうと二杯目のお冷を飲み干したところで、ちょうど配膳のタイミングとなりました。それはこんな麺顔!。
 

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 おおお!さすが名店での長い経験が生きてるって言う感じの、整った美しい麺顔!。不勉強だったもので、豚ロースの他に鴨ロースがあるだけでググッと魅力的に感じてしまいます。結構肉々しい具材アピールですが、ワイルド感は微塵もなく全体的には淡麗な風貌。スープもすっきり透明感ありますが、どこか薄く霞みがかった表情をしており、エキスの深い溶け込みを想像させます。また意外だったのは麺で、極細ストレート麺!いわゆる九州系の豚骨麺を彷彿とさせますが、こちらも整った表情を浮かべており、やはり美味いものは美しき哉って感じを浮かべますねー。うん、見ただけで当たりって感覚がありあり!間違いなさそうと確信のあとで箸を入れ始めます。
 

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<スープ> 芳醇なる鶏ベースに貝出汁の深く柔らかい滋味!麺の素地の甘味もプラス!

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 見栄えからは鶏塩系+α の感覚で味わい始めますが、これがどんどんと意外な尻上がりを見せる旨さの展開なのでありました。
 
 
軍鶏?地鶏??滑らかな動物系のコクの広がりと貝出汁エキスの深い溶け込み!

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 最初の一口目は、穏やかな淡麗塩の風合いと感じましたが、鶏の穏やかな味わい。しかしあっさりと言い切れない、肉厚さを感じますね。鶏油のコクなのかと思えど味の明るさは低めでおとなしい?優雅?な感覚。他のエキスが溶けたフィーリングかと感じてたのですが、帰り道に先人のレビューなどを拝読すると、正体は「軍鶏」だった(汗)。どこぞのブランド地鶏なのかと探りを入れたつもりでしたが、言われて腑に落ちたって感覚です。仕上がりは確かに淡麗系なのだが、微妙に分厚さも感じる動物系だったので!。
 

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 しかしそれよりもわかりやすいのは、貝エキスの広がりです。最近流行りの貝出汁でありますが、いかにも!ってな主張は抑え目でどこかしら上品な広がり。バリバリと貝のコハク酸がアピールするほどでもなく、風合いとして溶けているような展開なので、実に馴染みやすく、全体の一体感も高めているように感じます。軍鶏とのコンビネーションとしても、これぞ実にいい塩梅というレベル感。おそらくそんなに凝った貝でなく、浅利がベースと感じているのですが、薬味とも相性がよく、大人の客層にはかなりウケると思われます。
 
 
麺の風合いが出汁にも溶けて甘味増す旨さ!終盤はシルキーな微白湯風な仕上がり!

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 旨さは軍鶏と貝出汁に止まらず。後半は甘味を増します。これは麺から滲み出る小麦粉の風合い?素地の甘味がじわじわと滲むという感覚で、仄かな霞みだったスープはいつの間にか明らかに白濁に変化。微白湯とも思えるシルキーな風貌に見えます。視覚の影響って結構大きくて、味わいはどんどんと麺風味も混じった旨さに思え、どんどんと惹き込まれてゆく・・・。小ライスで出汁茶漬けにでもすると最高でしょうな。ライス追加しようか迷い始めてしまいます。
 
 

 

 
 
<麺> 素地風味がしっかりした極細ストレート麺!出汁の絡みと一体感で旨みが高まる!

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 麺を使い分けているのか?隣客の醤油とはどうも違って見えるかも。カウンターで怪しく確認してしまいましたが、ご容赦を。予想とは大きく違っていたもので・・・。
 
 
博多麺?極細ストレート麺!麺の風味とクツクツ歯応えが痛快に出汁を受け止める!

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 なんと博多麺を彷彿とさせる極細ストレート麺!。最近、フツーの清湯系拉麺でも、ちょくちょくと見かけるようになりましたが、トレンドなんでしょうか?。元々カタ麺主義な私は、風味を楽しむところがありますので、結構こういう展開は好きです。フォルムは似ているが、私の思う熟成と高密が高い博多麺とは、少しイメージが違うかも。素地の風合いが強いところは同じだが、こちらはより汁を吸い込みがちな印象があるし、また風合いは熟成感よりフレッシュ感の方が出ているように思えます。より素直に上品なスープとマッチしそうで、これはナイスコンビネーション!。麺の風味とクツクツ歯応えが痛快に出汁を受け止めるって感覚で楽しめます。
 
 
汁を持ち上げまくって絡みつく!咀嚼の度に甘味を発する!思わず替玉!

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 これが思いっきり出汁と絡み合うのよ!。細麺だから麺と麺との隙間の毛細管現象が強めに出るのか。また出汁を吸い込むのも得意なので、まるで出汁が絡みつくような感覚で出汁と麺が一気に一体化するようです。そこを奥歯で潰すとクスクスと潰れて、一気に出汁を炭水化物が融合して変化!。糖化と言うか旨味に変化するのが素早い。咀嚼をすること自体が楽しく思えてなりません。この時点で、ライス追加より替え玉で行こうと心に決めました。
 

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<チャーシュー> 鴨ロース&豚ロースの大胆2種肉!野趣と淡白な肉滋味の共演!サイズ大きく値頃感あり!

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 醤油より塩の方が100円安いのね。逆のパターンはよくあるんだけど。そしてこの価格設定でデフォルト状態の2種肉!鴨ロース入りってのは実に嬉しい!。
 
 
鴨ロース!出汁の熱に溶ける脂身が肉身にも浸透!鴨独特の野趣なる旨みと出汁の重なり!

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 鴨って独特の味わいというか、旨味が濃ゆいと言う印象。いわゆる肉味がしっかりしていると思う一方で、実は脂が濃ゆいんですよね。なので冷めても味わい深いと言う感覚で、肉も旨いが脂の濃さが特徴と思ってます。熱々スープの上に乗せるだけで脂が溶けようとするし、融点が低いんでしょうかねぇー。そんな感覚で、少し温もりが入り出汁と混じるだけで超美味い!。
 

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 鴨肉追加は2枚で300円だったので躊躇してしまいましたが、酒が飲めるタイミングだったら絶対追加いってたと思います。サイズも大きく厚さもそれなりにしっかり!。
 
 
豚ロース!噛み締める楽しさ!淡白な肉滋味が出汁を吸い込み旨さ上品なり!

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 同じロースでも豚は鴨と真逆で淡白。おそらく鴨より鉄分が低いのだと感じてますが、昔から食べ慣れてる味わいですね。豚カツのように高温なら一気に脂が溶けて赤身に混じるところですが、淡白な肉味と吸った出汁味を噛み締めて合わせるのも美味なる展開。こちらも大判なスライスなのが好印象で、肉増しせずとも肉の充実感を楽しめるって感覚です。
 

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<味玉にハズレなし!> 和出汁の浸透深く全体的に優しい甘味!卵黄はもちろん白身も味わい深し!

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 さすが綺麗な仕上がり。少し濃ゆいペールオレンジ風に均一に染まってます。割るとその色合いのまま、白身全体に浸透しており時間をかけて染めたって感覚。またふわっとした食感は、一部杏仁豆腐のような柔らかさがあり、出汁の旨さそのままで白身も単独で旨しです。
 

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 卵黄はほぼ全体がジュレっぽくて、現代の王道味玉な仕上がり。中心部だけ少しトロミがある状態です。こちらにも出汁が深く浸透してるが、出汁の感覚は割とさっぱり。深いマチュアな味わいと言うより、優しい甘味が広がるといった風景です。もちろん卵黄本来の濃密なコクもありますが、割とナチュラルな本来の味わいを残す感覚もあり。旨さ完璧です。100円なら躊躇なく追加すべきですね!。
 

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<替玉> 味付き?素地の風味が一段と強し!出汁に小麦の甘味を一気に溶かし込む展開!甘味深し!

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 「味付き替え玉100g」と言う券売機ボタンの表示。なので鶏油か魚粉で味付けされて、味付き和え玉風なのか?と思いきや、割とフツーの替え玉風で、ほんのりと醤油ダレと鶏油、そして出汁??が絡んだだけでした。むしろ今回はその方が良かったんだが。
 

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 いつものように残った汁にドボンすると、一気に麺の風合い、素地の風合いが出汁に広がり、スープの色合いが白濁します。完全に白湯な状態。それだけに出汁と麺の一体感がアップし、麺主体の旨さで一気に突っ走ると言う感覚。よりクツクツとした風味が強い。少しペッパーを振ると、また旨さが爆進するかもしれませんね。100gと言うのも適量で、後から2玉分食って腹パンで身動き取りづらいと言うこともなく、安心して楽しめます。麺が元々旨いので、こちらも激しくオススメかも。
 

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総じまして「貝の滋味!軍鶏の芳醇エキス!受け止める麺の風味!旨さ三位一体の崇高塩そば!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。とても整った見栄えですし、それぞれの味わいのバランスもよく、まとまり感で更に美味しく楽しめました。ちょっと自宅からは遠すぎるので、頻繁には来れないが、醤油も是非ともゲットしたいところ。また鶏白湯や冷やし系も展開しそうだし、しばらく目が離せない良店だと感じ入りました。江東エリアに地縁がある方なら、一回行っとけってな感覚。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日もほんとうにごちそうさまでした!!!

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【今週のラーメン4567】 中華蕎麦 ひら井 (東京・北府中) 中華蕎麦 並 + 味玉 〜直系二郎からの見事なる転身!そして芳醇なる豚コクの展開!自家製麺の質実さ!いきなりハイスペック人気店!

野猿二郎出身!遅ればせながら話題のお店へ!
 4月末から5月末にかけて、新規開店のお店への訪問がほったらかし〜。今頃になってボツボツと回収に当たろうと、午後の半日代休を利用して、今回は北府中駅からテクテクと、こちら「中華蕎麦 ひら井」さんへとやって参りました。開店当初からかなり注目を浴びている様子。その理由の一つは、八王子野猿街道と言えばラーメン二郎!野猿二郎ご出身のお店というから、話題性ホットになるわけです。ところが、当然二郎系と思えば全く違う趣向への転化と言うことで、これまた更に話題をさらうと言う展開!。噂では結構並ぶと聞くし・・・ちょうど今頃、落ち着いた頃合いに時間をズラして行けば?と考えて決行に及びました。
 

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 ところがかなり並んでるー・・・。しかも「支度中」と言う看板まであるから売り切れか!と思うと泣きそう。悔やみきれず、ダメもとでスタフに確認すると、単に裏返すの忘れてただけだとか(爆)。おいおい、全く焦ってしまったぜい(汗)。先に食券を買ってからお並びくださいとのことなので、素直に従いましたが12番目。そこから更に増えて午後2時前には17名程度まで伸びる。かなりフィーバーが続いてます!。
 

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 券売機のポールポジション周辺は「つけ麺」類にしめられてます。しかも今後「味噌つけ」「辛つけ」とつけ麺推しの店のようです。フツーならそっち行っとくんだけど、夏も近いことだし、少しでもスリムになっておきたい私。オヤジになっても、モテモテボディーがホ・シ・イ!・・・しね。フツーに中華蕎麦をチョイス!。それだけじゃ寂しいので
当然味玉追加!。
 
 

 

 
 
<全体> 豚骨醤油と言えど直系二郎出身とは思えぬ転化ぶり!崇高な濃厚感とガッツリ肉感が天晴れ!

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 ところが、隣客へ先に配膳された「チャーシューつけ蕎麦」がめちゃ旨そうだった!。目が釘付けとはこのこと。深い褐色の太麺と肉の迫力にすっかり魅了!見惚れてたら、あっち行けしっしっ!な目線を送られて我に戻ります。しばらくして配膳されたのがこの麺顔!。
 

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 おおお!他人の女房「つけ蕎麦」に見惚れている場合ではなかった!我が女房「中華蕎麦」もかなりのもんですよ!同じく心を奪われました。本当に野猿二郎のご出身か?と感じてしまう風貌。つけ麺だけ見たら一燈系譜と言われても信じてしまうかも。しかし中華蕎麦はかなりの極細麺でこれまた驚く!。出自からベースを変えるだけでなく、汁系・つけ系でもこれだけ変化させるものなのか?。また肉の存在感が圧倒的!。デフォルトの一枚だけで、視覚だけでなく芳ばしい香りを充満させてアピールしまくり。画像や動画では伝わらない香りを言葉でお伝えしたいが、語彙力の低さに焦ったさを噛み締めております。配膳の瞬間だけで、こりゃ流行るわと感じますー。
 

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<スープ> 豚エキスの溶込み!チャーシューのタレと香ばしさが滲む!微妙に貼りつくコラーゲン感!実に芳醇!

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 分類するなら「豚骨醤油」だけど、出身の二郎系とは全く違うし、当然家系とも違う。実に濃厚なれど円やかさが広がる展開なのであった・・・。
 
 
濃ゆいけれどあっさり食える芳醇豚エキス!丸いカエシにチャーシューの旨さ滲む!

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 スープ一口目から「うま!」と頭の中で大合唱。豚・カエシ・タレ・・・それぞれが実に芳醇に絡み合う!。まず豚の煮出しが実にしっかりとしており、濃厚豚骨のようなコク深さが秀逸!。しかし濃厚というレベルの濃度でもなく、ちょっと余裕を感じるところで「芳醇」と感じ入る旨さがナイス。濃ゆいけどしつこくないのです。
 

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 そしてカエシ。豚骨の煮出しと言えば塩気でグイグイと引っ張り出すようなイメージもあるが、こちらは塩気が円やか!。尖りは当然なくて豚の芳醇さを下支えしてるような立ち位置ですんなり食える。ちょうど「いい塩梅」でしょうか。そしてそのカエシと結びつくのが、なんとチャーシューなのです。見てわかるように周囲の焦げ目の香りが、まるでスープに溶けいるのかと(実際溶けてるんだろう)思うほど、タレの甘味と焦げの香ばしさが出汁感を高めているのです!。これは無条件に炭水化物を欲する!。白飯追加でも良かったかもしれません。
 
 
仄かにぺとぺと感じる柔らかコラーゲン感覚!

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 冒頭から夢中で気がつかなかったのか・・・中盤から非常に仄かにコラーゲンを感じます。ゲンコツ?白濁してるからそれもあるかもね。カシラも考えたがあの野趣な香りまではしていない。ひょっとしたら鶏豚ミックスで、モミジかと妄想すれど、ちょっと私の駄舌では不明。微かにかペトペトしたところが、食べ応えにも充実感を与えてくれます。ちなみにスープを全部平らげて、沈殿物を視認したけど、髄粉はあまり見受けられずでしたー。
 
 

 

 
 
<麺> 博多麺か!と惑わす極細ストレート細麺!素地の強い風味と甘味!持上げまくりの濃厚出汁との絡み!

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 自家製麺とのことで直系二郎出自なら、実は少しオーション配合に予想と期待をしていたのだが、これも全くハズレたー。実に風味良いストレート麺であった!
 
 
濃密芳醇な出汁を見事に受け止める風味高さ!素地の旨さしっかり!

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 え!博多麺!!その点でも目が釘付け。ま、極細なら何でも博多麺!?ってダボハゼのように反応してしまうのですが、肉が蓋して分かりにくいが、麺線も整っており非常に箸を入れる前から興奮させます。食らうと少し湿り気のあるクツクツとした歯応えが痛快!。実に風味が高くて、芳醇濃厚な出汁をしっかりと受け止める強さを感じます。
 

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 博多麺のような熟成感強い風合いとも違い、もっとフレッシュでストレス少ない風味よさ!一言で言うとナチュラルな小麦の風合い!それが濃ゆいという感覚で、出汁を吸い込もうとしないため意識的に噛み締める。それが噛めば噛むほど汁との一体化と素地の甘味が膨らむような展開!。替え玉があったら絶対にやってたわ!。
 
 
さすが極細ストレート!出汁に絡みまくり!出汁を持ち上げまくり!

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 細くて凛々しい腰つき。そして元から麺線が整ってるから、出汁に絡みまくり。出汁を持ち上げまくり。出汁を吸いにくい反面、大いに絡みつくから旨味が濃厚に楽しめる展開です。また熱ダレにも強いようで、最後まであまり変化せず同じように楽しめるのもいいね!。夏を意識して食事制限するより、この刹那の愉悦に浸るべきであった・・・大盛必須です!。
 

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<チャーシュー> まさに主役級!周囲の焦げ目とタレの香ばしさ!赤身の肉味と脂の甘味がどれも最大級!

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 肉のデカさ!これが最近の新店のトレンドなのか??たまたまなのか??中野の新店舗を訪問したばかりだから、最近妙にそう思う。そして・・・時代はポスト低温調理へと向かっているような気がする・・・。
 
 
配膳の瞬間から香ばしさ立ち昇る肉!しかもキングサイズ!

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 デカい!つけ蕎麦食ってる客の反対側の客は女子で、肉で興奮してるのが伝わります。分厚い!デカい!そして肉の全てを感じる旨さ!。まず最初は皮のカリカリ感。皮の焦げ目をしっかりと味合わせてくれますが、これほどカリカリと楽しませるのは、ラーメン屋ではちょっとすぐに他を思いつかないかも。
 

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 そして肉味。豚肩ロースなので、赤身にも少し脂身の旨さがさすとは言え、肉本来の味わいが実に深い。赤身の滋味が脂身の甘味に溶けて、口の中でジューシーに広がるのが素晴らしすぎます。しかも脂身がしっかりと厚みがあるのがたまらん!引き締まった脂身を噛み締めると、蕩けて甘味が口の中んで充満!。それと芳ばしい皮と、ジューシーな赤身と混じり合わせて食らうと・・・白飯と言うより、サッポロ赤星を激しく欲してしまいそう!。嗚呼、肉を食ってますます、早く緊急事態宣言が明けることを願うばかり!。
 
 
皮の香ばしさ!赤身の肉味の濃さ!脂身の甘さ!どれも一級で肉厚に絡み合う!

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 すでに香りがたつ!芳ばしい!などは上述の通りですが、もう少しだけ補足すると「醤油の甘辛感覚に肉の焦げが一体化」した感覚。スライス麺にもハンディーバーナーで焦げ目が入ってるが、何と言っても外周の焦げ目。皮の部分に徹底的に醤油ダレが深く浸透しております。さらに徹底的にローストが込められてる。これよって、醤油の甘辛い味わいと、脂身の焦げ目が一体化したイメージに昇華した仕上がりです。
 

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<味玉にハズレなし!> 場違いなほど清らか!そして優しい味わい!玉子本来の味わいでほっこりさせる展開!

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 相当な個性の集まりでもまとまりを感じる一杯!。そんな中で、妙に清らかな表情を浮かべるのが味玉です。周りの色合いのせいか、塩味玉か??と思える純白さですが、よく眺めると薄出汁醤油系の浸透を感じます。割ってみると、出汁の浸透で白身が少し杏仁豆腐のような柔らかい弾力を感じさせます。そこだけ味わってみると・・・嗚呼滑らかで優しい淡白さがいいね!。
 

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 卵黄も同様な展開で、卵黄に深く浸透しているものの、出汁が結合してマチュアな甘味を濃密に伝えるって程にまで、展開はなさそうです。その一方で玉子本来のナチュラルさがありいい感じ。あえてスープに沈めてみても味が足されて旨いじゃないか!。やはり侮れぬ旨さ!。100円設定というのも質感と比べれば良心的!。激しくオススメしておきます!。
 

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<メンマ> 目立たないが何気に良質!コリコリ歯応えに素材とした味の甘さ秀逸!

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 メンマも実はすごく旨いが、周りの個性には埋もれがちかも。でもこれはきっとメンマご飯なんかにすると最高のタイプ。スリムな材木上で、引き締まったコリコリ感がある。薄出汁の浸透で素材の味わいもしっかり。フレッシュさがありつつ、出汁を吸い込むところもあって、周囲に馴染みやすい旨さです。炭水化物の代表、麺に絡めて食って尚旨し!
 

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総じまして「直系二郎からの見事なる転身!そして芳醇なる豚コクの展開!自家製麺の質実さ!いきなりハイスペック人気店!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。正直言って、ここまでの完成度とは思ってなかったので脱帽です。これは一度訪問だけでは非常に勿体無い!いずれ広がる全メニュー制覇はしたいところです。ちょっと駅から歩くし微妙にアクセスしづらいが歩けない距離ではない!。京王線と武蔵野線利用者には激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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【今週のラーメン4566】 金龍 (東京・小川町) 全部入りワンタン麺 白だし 〜出汁!麺!具材!どれも上品上質さ極まる凄み!隙なしの旨さ!いずれ行列?混む前に早めに訪問いかが?

金龍・・・惚れ込んだブランド小麦粉由来の屋号
 突然、グルメ系SNS等で情報が上がる「金龍」の屋号。古い関西人なら、大阪なんばの金龍ラーメンがピンと頭に浮かぶのだが、まさか関係ないよね。きっと新しい中華料理屋ができたのだろう・・・と感じていたのだが、なんと名店にし乃@本郷三丁目」の系列だとか!。そうと早く知っていれば、開店当日に突撃したのに!。外出先から自宅テレワークに切り替える途中、中央線利用するので、お茶の水駅で降りてテクテク歩いて小川町。早速訪問して参りました!。
 

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 それにしても何で「金龍」なのか?。系列「キング製麺」のキンと関係付けるには無理があるし不思議ぃ〜と思って入店してみたら、蘊蓄書きには「柄木田製粉の小麦粉”金龍”」から名付けたとの説明がございました。なるほど、それだけその小麦粉に拘り惚れ込んでいるのか!?。この系列は何度も通っているし、味のイメージはついているんだけど、小麦粉への拘りを知ると急にワクワク度がさらに高まりをみせる感覚です。まだ周辺にはあまり認知されてないようでしたので、ランチタイム後半に数分待つとすんなり入れましたー。どうせなら券売機ポールポジションのボタンを押せ!と言うことで、今回は「全部入りワンタン麺」の白だしバージョンを頂きました。
 
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<全体> 名店「にし乃」を彷彿とする清らかで明るい白出汁!人気店「キング製麺」由来の雲呑の上質さ!旨いに決まってる!

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 割とこじんまりした店内。コの字のカウンターのみで、このコロナご時世で間仕切りしてますが、厚手透明ビニールを吊ってると言う状態です。それにしてもカウンターがスッキリしてるなと思うが、お箸と使い捨ておしぼりが、カウンターの引き出しに仕舞われているため。なのでカウンターが広々と感じるからいいね!。昔のちゃぶ屋@護国寺もそうだったっけか・・・などと考えて数分後、案外と早くに配膳が完了です。それはこんな麺顔!。
 

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 おおお!さすが作り込みの丁寧さを伝える崇高なオーラ感!透明さ溢れる出汁はフツーは眩しく思うところだが、とても円やかで優しい質感。白出汁と言う先入観さっ引いてもやっぱり旨そうです。そして所狭しとトッピングが豪勢でまとまりがある盛り付け!。圧巻はやはりニコニコな2種ワンタン!。これが肉餡のデカさがありありで実に旨そうでなりません。そしてチャーシューが大判で気分いいね!。色合に仄かにピンク色を浮かばせ、それが出汁の熱で熱ってる最中だとよくわかる状態がまたそそる!。そして味玉好きなら嬉しくなる卵黄の濃密なオレンジ色が、透明感あるスープを背景に際立って見えるのが堪らんのだわ!。やっぱりね・・・名店「にし乃」を彷彿とする清らかで明るい白出汁!人気店「キング製麺」由来の雲呑の上質さ!DNAが深く伝わっており・・・これは旨いに決まってる!
 

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<スープ> 白出汁の穏やかなカエシの輪郭!透き通る鶏エキスの軽やかさ!仄かに魚介の柔らかさ!

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 一応、カテゴリー的には「醤油」分類にしておきます。この出汁の色合いからイメージしづらいかもですが、「白だし」と言うことから、薄口醤油?いや白醤油はひいてると勝手に想像しただけー。
 
 
白出汁!白醤油の軽やかなカエシに乾物の出汁が溶けこむ穏やかな味風景!

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 昔は、お袋がよく茶碗蒸しを作ってくれたから、白出汁は個人的に馴染み深いんですよ。よく作るのも眺めていたっけ。実家では特製和出汁に、薄口醤油と味醂を少し溶かしていたっけか?。家族が椎茸好きなもので干し椎茸の出汁も加えてたような記憶。そんなことを思い浮かべつつ味わうが・・・こちらはイリコ煮干し系の溶け込みでしょうかね・・・。そして多分、白醤油がベース?。実家の味わいより、かなり軽やかでスッキリした風合い(当たり前か!プロだもん:笑)。そして円やかさが色濃ゆいところがさすがプロって感覚です。塩気が尖らない程度にカエシの輪郭も表しているようだし、乾物類の仕込みも穏やか・・・。これは沁みる旨さだ!。
 
 
ベースのあっさり鶏エキスに仄かな魚介と乾物の下支え!麺の風味も優しく溶けこむ!

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 あっさり鶏エキスと伝えて、実はアニマルオフですと何回も失敗してる私。表面に漂い煌めく油に、動物系と伝えて実は植物油ですよと何回も失敗もしていますよ(爆)。そんときゃ破顔ってください。ともあれ、あっさりぃ〜な鶏系のコクだと思った次第で、数々のトラウマが蘇っただけですー。あしからず。今回は、私をそんな弱気にさせるのは、乾物類の旨味が深いと思ったから。仄かな魚介と乾物の下支え!それが素晴らしいと感じたわけです。しかも、次の段落で述べようと思う麺の風合いが溶けて素晴らしい!。麺の旨味?甘味?も出汁に染み入るようで、スッキリとシンプルな出汁に見えて、実は旨さはとてもカオスなんじゃないかと思う次第です。まるでダブルスープのように、シンプルでもカオスな奥深い旨さ!。
 
 

 

 
 
<麺> キング製麺&柄木田製粉!まるで大吟醸かと思わせる小麦の研ぎ澄まし!風味!甘味!物腰!どれも一級品!

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 蘊蓄書きの一言が頭から離れない・・・。「小麦の芯に近い一等粉を中心に使用」とのこと。小麦も磨いて粉にするのか?・・・なーんてこと考えることにハマりつつ味わったから、多少の感情移入は広い目でご容赦いただきたいです。
 
 
美しきストレート細麺!滑らかな地肌と品やかな物腰!歯切る度に仄かに香る素地の風味!

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 実に清らかな白さを感じさせるストレート細麺。少し凛々しさを感じさせるエッジが立った表情です。薄皮一枚透明層がありますが、中は少し芯が残るような質感で、滑らかさと風味良さを伝えます。歯切れはクスクスとした小気味よいもので、潰し込みが強くもなく、汁を適度に吸い込むのも得意そうな仕上がり。麺の素地の旨味と、出汁の絡む旨さを、序盤は咀嚼しながら知る感覚です。確かに素地の風合いが高いが、粉!っていう感覚は少なくて、とても柔らかさを感じさせるような麺の風味?雰囲気?。それを上品だと感じた私でした。
 
 
出汁を吸い込んだ旨味に地粉の甘味が染みるよう・・・最後まで粉の旨味飽きさせず!

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 中盤以降、出汁を吸い込み始めててからが旨いね!。白出汁との相性も良いのでしょうが、出汁を含んでから少し甘味が増すような雰囲気があり、しなやかさもあって汁を持ち上げるのも段々と増えてくる印象。出汁と一体化した旨さが広がるのは、いつものパターンですが、それでも素地の旨さ?風合いをどこか隅に残すようで・・・麺の旨さが最後まで心地よく感じます。残念なことに、大盛は不可。替え玉方式ですが、味付きなのだそう。シンプルに替え玉で楽しめたらなー・・・なんて思ってしまった:汗。
 

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<チャーシュー> 大判スライス豚肩ロース!上品な白出汁と脂身の甘さを吸い切る赤身の肉味がたまらん旨さ!

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 今回はワンタンを増しにしましたが、次は肉増しでもいいかと思ってます。実に大判の豚肩ロース。赤身の部分が大きいが、しっかりと赤身と赤身のブロックの隙間に脂身が差し込み、バランスがいい感じ。味付けはシンプルな薄味系で、ペッパーの印象もかなり低めです。なのでこれは白出汁と混じる旨さで楽しんでゆこう!。熱で溶けた脂身の旨味と、白出汁の円やかさが、赤身に沁みる感覚!。当然そこに赤身本来の肉味が受け止めるわけで、肉味が実に逞しくも上品な旨さです!。これは白飯より、酒を欲する旨さかと!。嗚呼、毎日同じこと綴るが・・・早く、ラーメン屋で飲める日が来ないだろうか。まだ当面先だけど(泣)。
 

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<ワンタン> 海老&肉のニコニコ構成!ふわっとした感覚と明確な歯応え!ほとばしる餡の旨味と出汁の一体感!

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 ワンタンが圧巻です。東京でワンタンと言えば「八雲」系列が頭に浮かぶけど、引けをとらんと思うのは私だけでしょうか?。今回は肉と海老を二つづつ・・・ニコニコで楽しませていただきました!。
 
 
肉ワンタン!仄かに赤身を残すような茹で上がりがベスト!粗挽き肉の歯応えがふわふわしつつも歯応えしっかり!

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 挽肉の旨さを知るとはこのこと。まず色合い。ピンク色がしっかり残っている熱の通り方で、肉の旨さが壊れず保たれてるような妄想!。そして粗挽き。ペッパー感かなり低くて、軽い塩味と肉汁主体で本気の旨さです。しかも食感が実にふわふわ!ふわふわなのに粗挽きなりの歯応えがあって、それが妙に堪らん!。
 

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 隙間には白出汁も浸透しているような気がして、その柔らかい旨さも沁みるのでした・・・。次は3つ乗せて見ようかと考えてるが、それでは厚化粧がすぎるか?。思わず目を閉じて味わい楽しみましたー。
 
 
海老ワンタン!剥き身のプリッと感がダブルに押し寄せる!白身の淡白さが白出汁にベストマッチ!

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 白出汁と海老の相性が抜群!。柔らかい出汁感と、淡白でフレッシュな甲殻類の滋味がベストマッチです。しかも剥き身のプリプリ感がMAXで、間違いでなかったら2尾と思える弾ける食感!。餡の合わせも海老身なのか、餡全体が海老も旨味が凝縮しているようです。
 

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 こんな感じで肉も海老も「餡が素晴らしすぎる」ので・・・皮の印象が全く残ってない:汗。余りにも旨さで興奮し過ぎてしまったようで、少々自省中・・・。
 
 

 

 
 
<味玉にハズレなし!> 白出汁が深く染み入る白身の旨さ!卵黄は出汁と一体化しマチュアで濃厚濃密な甘味!

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 白味玉!塩ダレ系の白味玉は、ナチュラルな卵本来の旨味が出て好きだけど、白出汁系の白味玉は、やっぱり見栄えとは裏腹に出汁との一体感の旨さが染みる様子です。まず白身だけでも旨い。大理石のような白さだけど、出汁がしっかりと浸透して、薄い塩気の中に白身の風味と出汁の旨味がストレートに感じる旨さ!。
 

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 そして卵黄。トロトロな部分と、ジュレの部分が半々で、そのどちらも出汁の旨味と卵黄のコクが一体化して、熟成したかのような味わいが広がります。濃厚濃密なコクは実にマチュアと感じるほど。出汁と卵黄が化学反応すると甘くなるのか?と妄想が止まらない・・・。途中でまたスープをかけたり沈めたり足したりして、出汁感を高めて堪能し尽くしてみました。嗚呼、味玉って拉麺の中では宝石のような旨さだわ。
 

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総じまして「出汁!麺!具材!どれも上品上質さ極まる凄み!隙なしの旨さ!いずれ行列?混む前に早めに訪問いかが?」

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 ・・・と言う感動の嵐!。こちらの系列のファンだけに、予想通りの白出汁展開だったけど、やっぱりレベルの高さには驚かされるばかり。この界隈なら、丸の内線・千代田線も使えるし、お茶の水・神保町からも散歩がてらで訪問可能。ピンスポットにいい店オープン。人気で混む前、今のうちにサクッと訪問実食はいかが?激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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【今週のラーメン4565】 煮干し中華そば 小松屋 (東京・中野) 中華そば 〜煮干の軽やかさ!醤油のスッキリ感!肉の迫力!旨さ三つ巴のハイパーバランス中華そば!

新煮干しブランドで独立再出発!
 すっかり新店舗の開拓が最近疎かになってしまってるー。久しぶりに初々しさも感じたくて、今回は中野にある「煮干し中華そば 小松屋」さんへとやってまいりました。新店舗と言えど、実は馴染みがありまして、元は「地雷源」。そして「さいころ」に屋号が変わって、凪グループに受け継がれ・・・今回はその独立という流れみたい。なので新規調査というより応援気分の方が大きいみたい。本当は開店当日に伺いたかったものの・・・その翌日の冷たい雨のランチタイムに伺った次第です。
 

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 店箱や券売機はそのままなれど、暖簾がデカくなってイメージカラーも白に一変。煮干しがウリと言うコンセプトは、「さいころ」譲りといったところでしょうか。フツーに煮干しもありますが、背脂煮干しもあり安寧のラインナップと言うところですね。券売機で言う一番自信作を示すポールポジション「左上隅」のボタンをポチリ。デフォルト250gと言うビビらせコメントが貼ってますが、気にしないでいきましょう!。むしろ気にするのが、他客は殆ど背脂煮干しをチョイスしてるというところ。前評判をチェックしなかったが、実はそっちがウリで旨いのかと思うと、後の祭りだが気もそぞろになるばかりです・・・・。
 
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<全体> 煮干しの風合いより見た目の肉の凄さが頭を支配!これでデフォルト!

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 仕事の多忙が峠を越えてほっと一息。ビールは未提供だがノンアルでもいいから飲みたい気分。アフターコロナでは、ノンアル置くのもフツーになってくるかもですな。そんな意味もないことを考えつつ、ただぼーっとしていたところで、配膳が完了。それはこんな麺顔です。
 

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 おおお!これは煮干中華と言うより肉そば!いやチャーシューメンの存在感ではないか!。肉迫力が頭を占拠し、出汁の煮干感とか醤油の色合いなどが全く入ってこない!。デフォルトでこのボリュームですから、この店でチャーシューメンとなれば、どんな展開になるのかそっちも激しく興味がわく・・・。ただ落ち付いて来ると、スープの透明感と優しくも濃ゆい醤油ブラウンが印象的。それに麺の太さと明るさが眩しくもあり、それでいて全体的には素朴さが滲む展開で、「さいころ」イメージも少し残すところがファンだった私としては、安堵を覚えるところです。うん!質感はさすがにいい感じだね!。
 

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<スープ> 軽やかな煮干の風合いに軽快な塩気!微妙に酸味が立つ輪郭がまた煮干感をアップ!

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 実は肉や麺に気がそぞろ状態なのだが、やっぱり「煮干し」と屋号に掲げるだけにスープからゆっくり味わい始めましょう!想像通りであり、意外性もあったりで楽しい出汁感でありました。
 
 
「さいころ」系譜のライトで優しくゴクゴク飲める煮干感!

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 やっぱり系譜を感じさせるライト煮干しのゴクゴク系がいい感じ!。ベースの動物系が実にスッキリしている上に、醤油がキッパリしているので、濃ゆいブラウンを示すわりに軽快に味わえるのがいいね。決して薄い感じがない上に、仄かに凛々しさすら感じる味の輪郭が好印象です。煮干も雰囲気をしっかり出しています。ニボっとした風合いは軽めだけどしっかり伝わる。また甘味がメインでなく苦味もちゃと備わってるライト煮干のバランス感がいいですわ!。
 
 
ニボ感!を高める仄かな酸味!更に高まるスッキリ感!

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 意外に仄かな酸味が感じられます。醤油のニュアンスでしょうか?。ライトな塩気の後にふわっと広がる仄かな酸味が印象的で、これにより味の輪郭がキリリと引き締まるイメージです。それだけでなく、煮干しの風合いに凄くマッチして、ニボ感を高めるような印象すら感じます。これはひょっとして・・・背脂を溶かすと凄く印象が良いのだろうかと、つい妄想してしまいますねー。この醤油感は岩海苔にも合いそうな気がするし、やはり激しく背脂中華そばに興味がわいてしまってるー。
 

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<麺> 中太多加水ストレート麺!饂飩ライクな優しい歯応えと甘味!負担なく美味しく食える250g

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 何となく予想してました。多少ボリューミーでも食えそうだと。さいころ系譜であれば尚のこと・・・。
 
 
ボリューム感に恐れることなかれ!饂飩のようにスルスル食えるよ!

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 カタ麺主義者な私が言うと説得力がないのだが、この柔らかさ好きだわぁ~。蕩けるような餅ライクではなく、例えるなら饂飩ライクと申せましょうか。少しボコツキがあるフォルムで適度な捩れと微妙な縮れを感じるタイプ。中太な多加水麺です。汁との絡みがよく、また抜けがあまりなくて出汁を吸い込むタイプ。優しい啜りには、やっぱり饂飩にも共通するものを感じるのは私だけだろうか。太い割にはズボボボボボーーーーと軽快に啜れるし、見栄えの割にはスルスルと食えるところが痛快です。
 
 
出汁を吸い込むほどに素地の甘味を感じる優しい味風景

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 素地に甘味も感じる様子。これが出汁を受け止めるという感じでもなく、汁を吸うほどに一体化して甘味を発するような、旨みの展開。クチクチと奥歯で潰すのも容易で、糖化というか旨味への変化も感じやすいかと!。もともと密度感も低めなため、多いわりにはサラっと食えるのだが、この甘味を感じる素地感が楽しくて、あっと言う間に平らげてしまうという顛末です。
 

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<チャーシュー> 分厚く大胆カットの豚肩ロース!出汁をしっかり吸い込み味濃いめ!迫力と味わいの充実感

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 さて肉。「さいころ」では肉煮干しが人気で、29日は肉の日なんてことでワンコイン企画をやってましたから、肉の店ってイメージも少しある。しかし肉はこほど迫力サイズではなく、今回の独立屋号変更により、迫力の肉へと大変貌という展開です。部位としては肩ロース。脂身が少な目な部分のようで、しっかりと赤身から来る肉本来の味わいで楽しませてくれます。
 

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 分厚い!そして大判!フツーなら2枚分に相当するのが1枚になってる。更にそれが2枚あるからチャーシューメンにも匹敵。肉質は割と引き締まっており、適度な歯応えがあります。ハードなスポンジという感覚で、これも出汁を吸い込みやすく、下味の塩気とスープの煮干し感が入り混じった旨さが秀逸!。肉めしにも同じにくが使われていると思われ、肉めしもそこそこ出ておりました。赤身の滋味感と少し酸味の輪郭ある出汁との相性がナイス!。今回は麺と絡ませたりせず、肉だけでその味わいと堪能しつくしました。嗚呼、やっぱりそばに赤星がほしくなるねー。

 

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<他具材> スリムなコリコリめんまは麺に絡んで一体感!ザク切り葱の軽い苦味で清涼感!

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 トッピングの選択に味玉がないんですよねー。生卵はあるのに。ただこんな風合いだったらメンマを追加しておけばよかったと感じました。スリムなタイプで軽いコリコリとした歯応えが印象的。自家製と思われ炒めて出汁を浸透させああとがあちこちと見受けられます。麺のサイズと同じ程度なので、麺によく絡むのも楽しい。優しい麺の旨味とコリコリ歯応えの後に広がる仄かな醤油感が、絶妙です。また、葱が少しワイルドなカットで歯応えがシャリシャリとした中に、清涼さがある苦味が広がって、これも良いね!。青い部分がいい感じ。ネギ増ししとけば良かったと、これも少し反省するほど出汁に相性良し!。
 

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総じまして「煮干の軽やかさ!醤油のスッキリ感!肉の迫力!旨さ三つ巴のハイパーバランス中華そば!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。系譜を引き継ぎつつ、新たな個性もしっかり伝わり、そして纏まり感がある仕上がりは流石。既にリピートする気でおりますから、背脂中華そばのレビューアップもそう遠くないでしょう。コロナ禍&緊急事態宣言下という逆境での勇気ある開店。激しく応援!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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【今週のラーメン4563】 中華そば 東京ぐれっち (東京・阿佐ヶ谷) タマリ醤油そば 大盛 + 味玉 〜引き算で生まれた淡麗黒出汁旨し!勝手に命名・・・阿佐ヶ谷ブラック!

勝手に命名・・・阿佐ヶ谷ブラック!
 5/1から緊急事態宣言が明けるまでと続けてきたブラック系拉麺の数々。ダブらないようにと気を配りつつ、東京都内限定で食って参りましたが、先が見通せないため、一旦5/31で区切りとさせていただきます。こんな意味もない無謀なトライアルに、数々と情報提供いただきました方々には、心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
 

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 さて最後の一杯は、あと数店舗候補がある中で、こちら「東京ぐれっち」さんとさせてもらいましょう。理由は・・・忙しくて遠くへ行けなかったことと(汗)、ラーメンデータベースで初レビュアーを飾りながら全然行けてないことの呵責と、印象的な黒出汁感覚があったから。看板商品「タマリ醤油そば」。2年ぶりに改めて味合わせていただきます!。
 

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 元々は、夜だけ営業で、それ故に訪問機会を失してたのですが、このコロナ禍対応で、昼に営業をシフトしております。正午開店目指して訪問すると、何と一気に満席になる顛末。辺り周辺は人っ気が本当に少ないのに、この集客はすごいね。ここ以外はこの界隈閑古鳥だから、かなり地元の人気を集める店なのだと再認識。ホントもっと通っておくべきだったようですねー。
 

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<全体> 大いなる普通っぽさに浸透するたまり醤油の漆黒迫力!素朴さに映える肉の贅沢さ!

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 後から入って来る客全員、迷ったふりしたのかは存知ませんが、注文は看板の「タマリ醤油そば」オンリー。見知らぬ者が横一列に並んで、同じのを食らう連帯感。そんな共同体意識高める一杯はこんな麺顔!。
 

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 おおお!確かに力強い黒出汁感覚!されど透明感すら覚える淡麗なる出汁感がいいね!。崇高なる一杯かと思えば実は素朴さが滲む雰囲気がありありとしています。何となく、大いなる普通な中華そばに、タマリ醤油でお化粧した?ってな感覚でしょうか。ブラック拉麺ってパンチ力や緊張感あるのが多い中、こちらはホントに馴染みやすさと、旨さの安寧さを伝えるよう。そんなほっこりしたムードがあり独特な感じがしますね。実に食べやすそうなブラック系拉麺!。
 

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<スープ> 引き算で生まれたすっきりした旨さ!カエシの円やかさに透明感すら思う旨味演出!

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 メニューの添え書きには「引き算で生まれた当店の看板(かお)」とあります。味わってみれば、何となくその「引き算」の感覚がイメージできるかも。味の積み重ねで重厚さやカオスな旨味を表現するのと裏腹で、実にシンプルな味わい同志のバランス感が展開する・・・そんなイメージでしょうか?。
 
 
まさにスッキリ円やか!タマリ醤油の優雅なカエシの展開!

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 まず醤油ダレ。タマリ醤油メインなのは当然として、ひょっとしてオンリーなのか?と思えるようなカエシの軽やかさ。このブラックな色合いは一番黒さが強いタマリ醤油ならではと思われますが、同時に甘味すら感じる円やかさがあるのが印象的。タマリは他の醤油よりも、塩分が一段と少な目なので、いわゆる塩気と感じる輪郭が薄く感じられるようす。また、確か大豆由来の発酵が強めなはずで、小麦がない?少ない分、刺身醤油にも似た上品で優雅なフィーリングすら感じます。それが熱々な出汁に混じってチリチリと感じさせても、風味は飛ばずで実に旨し!。
 
 
すっきりした動物系の清湯がベース!?魚介の甘味も微かに溶ける旨さ!

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 またベースの出汁も表現力豊かです。ボディは動物系。鶏豚清湯かと思ったりするが、個人的には豚のイメージ。香味にラードが溶けているのかもしれませんが、それが香味によるのか、はたまたベースストックに依るのかが不明。見た目は水鶏系だが、巷にある味わいとは全然違うのが分かると思います。また甘味には煮干系のエキスを感じるのは妄想なのでしょうか?。これも香味油に溶かしているのかもしれませんが、微妙な泡立ちの部分にそんな魚介の輪郭を微かに感じた次第です。
 

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<麺> 大成食品!クシクシとした歯応えの淡い引き締まり!長く続く素地の風味感!大盛オススメ!

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 かなり訪問をご無沙汰しているうちに、手もみ太ちぢれ麺への変更も対応できるようになったとのこと。ううう・・・ブラック系なら太麺が定番な気がするが、今回は基本の味わいをもう一度確かめたいと言うことで、基本の中細ストレート麺といたしました。
 
 
滑らかな地肌と品やかな腰つきな中細ストレート!歯応えに風味あり!

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 割と中心部に風合いが残るような、茹で時間短めなイメージ。序盤で良く見てみると、外側薄く出汁が浸透して透明感が生まれているものの、浸透を許さないような中心部分が見て取れる状態です。軽く啜ってみると、その外側が実にツルツルとしていてライトな滑り。文字通り、ズボボボボボボーーーっと音が立ちます。そして前歯で千切ると、クシクシとしたやや引き締まりを覚える感覚がいいね。素地の風合いをしっかり伝えるようであり、また素地が出汁を受け止める力が分厚そうな印象です。
 
 
熱ダレに強くいつまでも持続する風合い!肉等具材と絡めて旨し!

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 噛み締めると旨味が増す。素地の風味と出汁の旨味が咀嚼で重ね合わせる。糖化が進み、口の中で糊化が進みやすいという感じでもないが、長く素地の風合いを楽しめるタイプで割りと好きな感じです。カタ麺ではないが、カタ麺好きなら好みの範疇のような気がします。こういう麺は、肉と合わせて食らうのが旨いと勝手に思ってる私。性懲りもなく、海苔で巻いたり、肉で巻いたりしつつ、風味や味わいも足しながら、存分に楽しみ尽くさせていただきました。今回は大盛にしましたが、ボリューミーであったのも好印象!。大盛で200g前後?。大盛もオススメ!。
 

 

 
 
 
<チャーシュー> デフォルトで楽しいバラと肩ロースの3枚肉!部位の違いと旨さを実感!

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 もちろん豚だがデフォルトで3枚あるだけで嬉しいのに3種盛りなのが更にいいね。豚肩ロース・豚バラロール・豚バラ三枚肉、の3種です。どれも温かみを感じられ、脂の甘味を意識したのかもしれませんが、それは妄想??。
 
 
豚肩ロース!脂身と出汁が染みやすい赤身旨し!

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 肩ロースは赤身と脂身がバランスよく味わえる人気部位。個人的には脂身を感じつつ「赤身を味わう」部位だと思ってます。赤身に細かくさした脂身が蕩けて溶けて空洞や割れ目をつくり、赤身のそんなところに出汁が染み入る。そこを噛み締めるのが旨いね。肉本来の旨味をベースに脂と出汁の旨さが染みるのが最高!。タマリ醤油との相性も良さそうです。
 
 
豚バラのロール&三枚肉!豚の脂身の旨さと甘味を大いに堪能!

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 豚バラは2種。まずロールタイプは、こじんまりした「@」の形にまとまっており、脂身の部分がより多めです。これは咀嚼で赤身と脂身を合わせて食らう旨さがいいね!。割と分厚めで噛み締めるとロールが容易くばらけます。柔らかし。こちらは下味の旨さも感じられて、白飯にも合いそうな旨さ!。
 

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 そしてバラ三枚肉。三枚肉の由来は「脂身・赤身・脂身」の層が断層のようにキッパリとしており、三枚に重なって見えるからだと思うー。ベーコン肉になってる部位ですな。こいつが一番豚肉の中で脂身の甘さを多く楽しめるもので、それだけに良く温めてあったのが実に旨さ秀逸!。肉増しにするとすべて倍になるのか?。次回は肉増しだと心に誓います。
 
 

 

 
 
<味玉にハズレなし!> 中まで感じる温かみ!味わいと弾力が明るい白身!優しくもコク濃密な卵黄旨し!

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 嗚呼、実に味わいが全体的に優しいねぇ~。まず中までしっかりと温かみを感じるのが良い。冷たさを感じるのは興ざめだが、中でしっかりと温かみを感じるだけでもかなり旨く感じるって気がしませんか?これはそんな感じ。最初の一口めで割ったところから、温もりと旨さを感じます。
 

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 全体的に柔らかい仕上がりで、白身の弾力がソフト。薄出汁が均一に浸透しているようで、淡泊な玉子豆腐を食ってるような感覚すらある白身の旨さです。そして卵黄も申し分なし。ほぼ全体がジュレっぽいが、微妙に固ゆでになりかかっている部分もあるし、トロミが強いところもあり、状態がグラデーションになってて美しい。そして全体に舌に絡みやすいのです。出汁が浸透して熟したような甘味があるがやさしいレベル。濃密感もあるがマチュアになり過ぎず、卵本来の旨味もほんのり残す感覚です。嗚呼、味玉の旨さに今回もハズレなし!。
 

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<メンマ> たまり醤油と馴染み易く下味感深い短冊型メンマ!軽快歯応え!

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 驚くようなものではないが、大衆的中華そばって感じにさせるタイプ。短冊型のオーディナリーなサイズ感で、歯応えがクニャコリ!とするタイプです。下味が割と深めに浸透し、わりと深めな味付けですがタマリ醤油との相性も良いのか、出汁に浸した方が旨いです。酒が飲めるタイミングならかなり重宝するアイテムですね。
 

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総じまして「引き算で生まれた淡麗黒出汁旨し!勝手に命名・・・阿佐ヶ谷ブラック!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。既にこの店の看板商品なのも強く頷ける旨さだし、この店も阿佐ヶ谷では人気のプレゼンスも高まってる感覚。なので思い切って、阿佐ヶ谷を代表する黒い拉麺と言うことで、阿佐ヶ谷ブラック!。中央線利用者なら、ちょこっと途中下車して一杯ってのも激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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【今週のラーメン4562】 らあめん花月嵐 三鷹駅南口店 (東京・三鷹) [限定]嵐げんこつチャーシューメン BLACK + 餃子 〜さすが毎年定番限定ブラック!円やかさに強い香ばしさが痛快なるマー油の力強さ!

今年も来たぜ!恒例の嵐ブラック!
 実は5月は忙しい・・・。在宅勤務が主流になって、打ち合わせの設定やらは楽になったのだが、本質的に仕事は変わらんので、自宅にこもりっきりで資料作成やらややこしい仕事など、いろいろ立て込んでしまったとある平日。さすがに今日はブラック拉麺探訪活動もお休み?・・・と腹をくくろうとした次第。しかし、日ごろ懇意にしていただいてる、レビュアーさんから「花月嵐でまたブラックやってますよ!」とのメッセージを頂いたではないか!。これは、マジでかなり助かりましたよ!。こんな多忙なときでないと、花月嵐に行くことはないかも。早速、昼休みランチタイムピークに、近場の「三鷹南口店」へと突撃してまいりました。
 
 
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 ううう・・・実は、ちょっとこの店に入るのは気が引ける。同じビル地下に、「中華そば みたか」があるからね・・・。一番お世話になってる店だけに、すまん!と心のなかで思いつつ入店した次第ですー。
 

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<全体> ダーク豚骨醤油に覆いかぶさる漆黒マー油!背脂浮かぶヒョウ柄スープ!

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 もう多忙の腹いせに大盛必須と思ってったんだが、大盛180円という設定にはすぐに合点がいかず。ならば半チャンという手も考えたが、チャーハンの半サイズがない。いろいろ悩んだあげく、今回は餃子を絡めてみましたー。自分の中では珍しいパターン。そしてそれはこんなセット麺顔!。
 

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 おおお!これまた質実剛健と言うか、あまり令色にとらわれずマー油を漆黒と捉えて存分に降り注いだ思いっきりの良さを感じますな。レギュラーの豚骨醤油の地肌よりもややチョコレートっぽく染まる出汁に、マー油の黒さが漂い散っては折り重なる・・・そんな複雑な文様が実に旨そう。また背脂もそれなりに投入されており、その白さもぷかぷかと浮いて漂う。渾然一体となった出汁は、まるでヒョウ柄のような見栄えで立ち込めるようで、独特なスープ観と言えましょう!。 
 

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<スープ> マー油の香ばしさ炸裂!醤油濃いめの豚骨醤油!塩気と甘味とコクが結構濃厚でバランス良し!

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 それにしてもマー油の香ばしさは配膳直後から広がります。かなり量も多いのですが、香りだけではなくニンニクの味わいもしっかり伝える感覚。香ばしさに軽い苦味が溶け込むようで、ベースはしっかりとニンニクのパンチ力が潜んでます。そしてベースの出汁は例によって同じみの豚骨醤油なのだが、心なしか醤油にコクがアップしているような感覚。マー油に染まっているだけと思いきや、少し醤油が強めかもしれません。されど塩気というより円やかな輪郭。たまり醤油っぽい上品さもあったりして・・・ワイルドな見栄えにしては、まったりと滑らかなで分厚いコクを生み出しているようです。
 

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 そう・・・冒頭からマー油の香ばしさに圧倒されるが、実は醤油の円やかさな塩気と甘味、背脂の甘味と豚骨出汁にコクが、結構濃厚でバランスいいのよねぇ~。マー油影響でかえっていい塩梅に感じられるのが面白いところ。実は想像以上に旨く感じられて覆わず汁完飲でございます。
 

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<麺> 出汁の持ち上げが素晴らしい!素地の風味とマー油の香ばしさ!プツプツ歯切れも快感!

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 麺もなかなかいいじゃない。餃子食いながらだったのですが、熱ダレもせずにどちらかと言うとクッシリとした歯応えが持続するイメージ。ストレート細麺で、わりと品やかな腰つきにも思えたが、汁が浸透しきらない部分もあるようです。その分、素地の味わいもしかっかりめで、噛み締めると旨味がでるタイプ。
 

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 また出汁もそうだがマー油を随分と貼り付かせては持ち上がるのが印象的。出汁を啜るより麺を啜ったほうが香ばしいかと思う時ありです。なのでマー油の仄かな苦味と麺の旨味が一体する部分があって、妙にいつもの花月嵐以上に旨さを感じる。プツプツ歯切れが良いところも好印象だし、ちょっと花月嵐を見直した次第です。こうなれば180円出しても大盛しとけば良かったかなぁ~なんて思うが、やっぱりちょっとねぇーーー。私ケチなので。
 

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<チャーシュー> 自重で崩れるとろとろ柔らか豚バラ!胡椒の刺激と脂の甘味がベストマッチ!

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 さてチャーシューが、実にオーソドックスで安寧の旨さ。ティピカルな豚バラ肉のローススライス肉。やや薄いですが、京都生まれの私には馴染みペラさがいい感じです。しっかり醤油出汁にも浸っており、甘辛い肉味とまったりした脂身の甘さの旨さは説明不要かと。箸で持ち上げると自重で崩れるほど柔らかで、肉だけを食らうと、軽く咀嚼をした後は、知らぬ間に飲み込んでしまいます。例によって、こういう肉は麺に巻き付けやすいわけで・・・やっかりと麺との巻き食いを存分にに楽しませていただきました。
 

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<メンマ> 中々深い醤油の深みと出汁の甘味!サクサク食える気軽な旨さ!

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 あらら、メンマも旨いじゃない。舐めてたわけじゃないが、漆黒に染まってるブラック麺顔にもマッチするし、甘辛くてもあっさりと食える風合いがまた酒を誘うような味わいです。軽くブラックペッパーがかかっているのもまた旨い演出で、花月嵐ならメンマ増しもありかなと考えを改めた次第。見直したメンマでございます。
 

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<味玉に外れなし!> 見た目より優しい味わい!卵の風味も少し残るあっさりタイプ!濃厚な出汁には程よい箸休め

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 全体の色合いから出汁が深そうですが、割って見るとフレッシュな印象も受けます。全体的には柔らかい仕上がりがいい感じ。そして卵本来のフレッシュな旨味も残すあっさりタイプです。白身は淡泊な味わいそのままで、卵黄は濃密さに少しばかりの甘味を保つ旨さ。出汁に浸して味を足してもマッチするし、白飯にも合いそう。実に使い勝手と味わい勝手が良さそうです。やはり味玉追加は必須でしょうか!。
 

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<餃子> 安定のオーソドックスな旨さ!カリカリ焼具合に仄かにモッチリする皮がナイス!

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 餃子の王将で育ってきた私が、就職で上京して初めて蒲田で羽根つき餃子を食らったときは衝撃的でした!。また千葉の柏で食ったホワイト餃子には度肝を抜かれたか・・・。皮の本当の旨さを知ったのでした。そんなエキストリームさはないけれど、安寧なる旨さ。皮はカリカリと良い仕上がりで熱々。そして噛み締めるとサクリとしつつも、仄かに弾力を感じさせる皮がいいね。オーソドックスに、豚挽肉と野菜の旨味も染みて旨し。
 

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 タレは酢>醤油>辣油が私のパターン。そして食い方だが、フツーに付けてくうのもいいが、私の場合、餃子の方へタレをかけてしまうのが好きなんです。人前ではやらないんですがー。また肉餡にタレを吸わせて食らうのもやりかたとしてありますが、そんなのも思い出したようにやってみては楽しみ食らいました。やはり一皿フルサイズ6個もあると存分に楽しめますね!。嗚呼、早くラーメン屋で酒が飲める日が来るように願うばかり・・・。
 

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総じまして「さすが毎年定番限定ブラック!円やかさに強い香ばしさが痛快なるマー油の力強さ!」

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 ・・・と言う感動!。やはり定期的に繰り返して限定で出て来るだけあって、見た目以上に完成度が高い一杯かと思う次第です。いろいろ限定企画で飽きさせてないこのブランド。迷ったら花月嵐の限定ってのが、気軽で満足度が高いと思わせる一杯でした!。忙しいときこそ近場の花月嵐激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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【今週のラーメン4561】 肉そば総本山 神保町 けいすけ (東京・神保町) 肉そば 醤油 + 味玉 〜まさに肉迫力!更に芳醇円やかな豚そばと長岡系生姜醤油のいいとこどり!神保町豚そばブラック!

やはり東京の濃ゆい醤油で思い浮かぶのは・・・けいすけの肉そばブラック!10年ぶりに行ってみた!
 そろそろ「東京ブラック系探訪連載」も終盤と言うことで!。都心で黒くて旨い一杯なら・・・定番のこちら「肉そば総本山 神保町 けいすけ」さん!。休日に突撃してみました。へへへ・・・実は西麻布の焦がし醤油と、赤坂のマー油ブラックに立て続けにフラれて、流れてきただけなんですがね(苦笑)。もう少し都内にはブラック系があるんですが、このコロナご時世で、休業やら営業時間短縮などで、これ以上は難しい状況でございます。
 

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 さて神保町。元々週末休日はググッと人の出が少なめで静かさがある街なのですが、インバウンド客が居なくなったせいで、びっくりするほど閑散。唯一、有名な焼肉店だけが行列してるって感じで、「けいすけ」さんもランチピークと言えど客入り半数と言った状況です。見方を変えれば・・・街全体が長閑って感じで、久ぶりに帰り道に古本屋など優雅に巡ってみたりするー。
 

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<全体> デフォルトが既にチャーシュー麺!漆黒の醤油出汁に潜む肉迫力!多めの生姜がそそりまくり!

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 かなり訪問の間が空いてしまったが、調べてみると10年ぶり。好きな系統なのに・・・。ま、それだけ神保町全体がラーメン激戦区なので、話題を追っていたら自然とそうなったと言うことですな。ちょっと申し訳ないと思いつつ、早いタイミングで配膳されたのが、この麺顔です!。
 

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 おおお!これは実に期待通りの漆黒ぶりに加え、何とも煌びやかさと透明さを感じるブラック出汁感ではないか!。香味油の艶めきも明るいが、生姜と玉ねぎの盛り上がりが更に色合い的に明るさを感じさせます。出汁に染まった味玉は凛々しいほどに際立った輪郭と色合いを表現し、スープに濡れて潜む肉が実に迫力的!。よくよく見れば麺顔一面を、スープに浸りながらも覆っているようで、さすがは肉そばって感覚のボリューミーさ!。いや肉そばと言うより、デフォルトで既にチャーシュー麺に匹敵するほどの肉サービスぶりですよ!。そう考えると実に値頃感ある一杯に違いない!。長く激戦区神保町で続くのも頷けますね。
 

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<スープ> 艶めきと漆黒の透明感!味わうと円やか!生姜をふんだんに溶かして清涼感華やか!

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 10年前とは言え、他の支店でも食ってるので知ってる味わい。されどやっぱり一口目から旨い!と膝を打つ感覚!。この10年間食わなかったのが勿体無かった!。
 
 
透明度が高くまさに漆黒の醤油!更に香味油の艶めき!味わうと円やかさが明るく浸透!

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 ブラック系によくある「円やかな」な味展開。数種類ブレンドしてるとは思うが、たまり系の醤油にみられる優しい塩気の輪郭がありますね。醤油なりの塩気も当然感じますが、全体的には甘辛と言った印象で、とても優しいお出汁感覚。個人的には相当野菜を使ってると思っているんだが、甘味は魚介と言うより野菜の方をイメージさせるようです。また香味油がかなりいい仕事してますね。かなり精製されたラードのようで、植物系の油の軽やかさがある。そして醤油の風合いに油がよくマッチするので、円やかなコクを新たに産んでいるようにも感じます。
 
 
生姜は2倍!清涼感の中に優しいジリジリとした刺激!豚のコク深さと激しくマッチ!

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 もちろん旨味のベースは豚。豚骨清湯でその透明感が素晴らしい上に、豚の旨味・甘味がシッカリと現れております。これも香味油と一体化するようで、ますますコクが深くなるイメージ。
 

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 そして忘れてはならない生姜の溶け出し。生姜は口頭で多めと伝えると2倍増しにしてくれますので、激しくオススメ。あのジリジリとしつつ優しい清涼感が、醤油のカエシ・風合いに確実に一体化!。なんとなくこの時点から長岡系生姜醤油を連想してしまいます。割と豚のコクが分厚いので、けいすけなりの個性と両立するような味風景がいい感じです!。
 

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<麺> カネジン食品!素地がシッカリ!凛とした歯応え感覚!噛めば甘味、啜れば喉越しで楽しめる逸品!

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 少し余裕があったら2軒回ろうかな・・・と思ったのですが、並盛りでも結構ボリュームあって食べ応えあり。出汁も飲み干すと腹パン。肉だけでなく麺でも満足度が高いです。
 
 
熱ダレに強く最後までクッシリ歯応えキープ!素地のシッカリした旨味が黒醤油出汁と一体化!

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 ブラック系を食べ続けてると、麺は素地感がシッカリとした傾向があるかなぁーなんて思います。こちらもその通りで、噛み締めて風味と甘味を感じるタイプ。カタメとはまた違った引き締まりが、ややある腰つきが印象的です。出汁が浸透すると言うより濡れると言った感覚。でも汁の抜けは少なめで味わいが貼り付くようす。そこを噛み締めると、麺の甘味と黒出汁の旨味が一体化するような展開です。
 

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 まぁ、どのラーメンも同じような展開じゃないかと言われればそうですが(汗)、自分の咀嚼で出汁と麺の一体感を進めてゆくような感覚が強いと言うことかしら・・・。終盤になっても出汁に染まりきらない部分がシッカリと感じ取れますし、なかなか好みなタイプです。これはつけ麺にしても、いいバランスなんじゃないかと実は思っておりまして、次回食らうなら、つけ麺と密かに企んでおります。
 
 
微妙な角張りと平べったさ!そしてツルツル地肌!舌触りと喉越しのシルエット感最高!

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 全体的に引き締まりがあると言うことで、腰つきがシッカリしていると同時に、麺全体のシルエット感もキッパリとした印象です。茹で上がって膨らんではいるものの、エッジをどことなく感じさせる形状。そしてやや平べったい輪郭が、舌触りや喉越しで印象に残りやすいかと!。更に地肌はツルツルで滑らか極まります。実に喉越しが楽しい。啜る口当たりのライトさと、飲み込む喉越しの滑らかさが秀逸ですねー。ますますつけ麺へのトライに興味が湧く・・・。
 

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<チャーシュー> 肉好きにはたまらん豚バラ&豚肩ロースの2種混合!肉本来の旨さと出汁の旨さが絡み合う!

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 さすが「肉そば総本山」だけあって、肉を食わせる心意気を感じます。特製級にしようかと迷ったんですが、デフォルトでも十分過ぎるほど満足感が高いです。個人的にはこれ以上、肉増しする意味あんのかーと思うかも。
 
 
赤身を楽しませる豚肩ロース!肉本来の旨味に出汁が溶けこむ旨さ!

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 肩ロースは、赤身と脂身の旨さを両方楽しめるので人気が高いですが、それに醤油の出汁をスポンジのように吸い込むとなれば、旨さ格別補償付き。赤身は筋繊維の目が細かく引き締まりある部分と、脂身が微妙にさして柔らかい部分とあります。
 

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 両方に醤油出汁の下味が浸透。引き締まる部分は肉味を残し、柔らかい部分は出汁にシッカリと染まり切った感覚です。どちらも旨いが、引き締まり部分はビールと合いそう。また柔かい部分は白飯に合いそう。ま、どっちもどちらにも合うじゃないかとお言われればそれまでなのだが・・・、妄想の話だとしてご容赦を。
 
 
脂身を楽しませる豚バラ!円やかな醤油の甘味と脂身の甘味の一体感旨し!

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 めちゃ脂身が分厚く大きめなスライスです。背脂や脂身好きなら最高ですな。脂身は醤油出汁を吸い込みはしないけど、仄かに周囲のローストされた部分に浸透しており、そこをキッカケにして全体を味わうと、実に旨いね。バラ肉は脂身と赤身を両方同時に食らうのが定番だと勝手に思い込んでおります。性懲りも無くまた麺を肉で巻き込んで食らったりしますが、バラ肉は炭水化物と相性が良いので好き!。
 

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<薬味> 侮れない刻み玉ねぎ!フレッシュな甘味を溶かして出汁と肉の甘味を爽やかに融合!

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 玉ねぎのフレッシュな甘味も、ブラック系拉麺ではよく合わせられる薬味ですね。これも好き!。苦味が全くなくて甘味だけを滲ませる感覚。割と細かめな微塵なので、すぐに出汁と一体化し、野菜ならではの優しくフレッシュな甘味を全体に溶かし込みます。結構量も多いので、余るなら肉で巻き込んで食らっても旨いかと!。スープを平らげる最後まで漂うので、玉ねぎ感覚がずっと楽しめます。
 

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<味玉にハズレなし!> 甘味の醤油ダレが浸透極まる!白身はツマミになる程コク深仕上がり!卵黄はマチュアで濃ゆい甘味に昇華する旨さ!

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 実に白身も旨い味玉です。見た目の通り、シッカリと醤油出汁が浸透しており、淡白な白身の味わいにコクが生まれてます。白身だけ食しても味わいを感じるほどで、実に酒のアテとしても楽しめそうなタイプ。
 

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 またその調子で卵黄にも深く出汁が浸透してます。ねっとりとしたジュレ状態と、とろとろなソース状態と半分半分な仕上がり。どちらも舌にねっとりと絡みつきます。出汁が浸透して熟したような濃密な甘味すら覚えるので、更に黒出汁に沈めたりなんかして味を足して味わいました。ここの味玉も味わい深いとは・・・記憶から漏れてました!どうせ食らうなら激しくこちらもオススメかと!。
 

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<メンマ> 何気にボリューミー!さっぱり系でサクサクポリポリと食える軽快な旨さ!

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 全体の傾向とは一転してフレッシュな薄味タイプです。繊維質が太い部分と細かい部分が混ざってる感覚で、どちらも歯切れよくサクサクポリポリと楽しめます。さっぱりとした旨さなので、とっと味変化的に楽しめるパーツですね。麺に絡めると言うより単体で味わいたいかな?。もちろん酒がそばにあれば、一層ナイスなのだが。
 

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総じまして「まさに肉迫力!更に芳醇円やかな豚そばと長岡系生姜醤油のいいとこどり!神保町豚そばブラック!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。10年ぶりに食らっても旨さ新鮮な感覚。神保町の定番なる一杯と思えるプレゼンスです。ラーメン激戦区な神保町ですが、迷ったらこちらなんていかが?期待にハズレなし!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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マルちゃん うまいつゆ 肉そば 71g ×12個

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【今週のラーメン4560】 麺屋武蔵 武骨 (東京・御徒町) 黒武骨ら〜麺 〜ガッツリ肉とシッカリ太麺を受け止める・・・豚骨とイカ墨の旨さのダブルアクセル!

イカ墨の黒さを求めて・・・御徒町!
 コロナ禍と緊急事態宣言の先行きが真っ黒ら・・・?。再再延長までは付き合ってられないので、そろそろ収束に近づけたと思いつつ、今日も黒いラーメンを求めて週末に御徒町までやってまいりました。「○○ブラック」と言う一杯を都内で求める企画でしたが、本当はもう3軒ほど思いつくのがあるものの、この宣言下で休業しているため、頓挫もあしからずです。
 

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 さてブラック系は、濃口&たまり醤油ばかりでなく、マー油(焦がしニンニク)を使ったものもありますが、「イカ墨」を使うのも有りかと今頃になって思いつき、慌ててネットで探し倒したところでヒットしたのがこの一杯です。もうこうなったら、多少の屁理屈でも、ブラック系に含めてしまいましょう。
 

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<全体> まさしくキッパリとしたイカ墨の黒さ!肉の迫力はいかにも武蔵!堂々たる肉塊!

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 さてランチタイム。当然満席でしたが運よく数分待ったら入店できました。ところがこちら、Uber Eats の需要が高いのね!。ウーバーさんが次々と訪れますよ。コンビニでよく目にするプラ容器に入れられ、ガンガンとつけ麺が完成しては運ばれゆく・・・すんなり座れたものの、ウーバー対応の後になってしまい漸く配膳が完了。それはこんな麺顔!。
 

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 おおお!さすがイカ墨!黒さの威力がすごいね!醤油では出せない漆黒ぶりで、まさに闇の黒さ!これは相当イカ墨パワーが溢れると感じ入りますが、レンゲを入れるとサーっと上澄が割れて、中からは優しい豚骨ベージュが現れる。そしてそれらが入り混じると、写真では分かりにくいが紫色の輪郭を表し、何ともミステリアスな表情に変化する・・・いやぁ〜興味深い展開になりそうです。とは言え、漆黒パワーに覆われていてもやっぱり武蔵の麺顔ですな。肉の塊の迫力と、キッパリとした太麺のストレートニュアンスが、イカ墨カラーとはコントラストを感じます。青葱の青さも眩しいし、漆黒とは言え彩感すら覚えるのがやっぱり旨そうな演出です。
 

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<スープ> 芳醇な豚骨の煮出しエキス!溶ける魚介系とマー油のコク!旨さダブルアクセル!

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 こちらは、ベースの拉麺・つけ麺から色を選ぶのがコンセプトなのね。例えば黒の場合、説明書きに「コクと旨味 イカスミ・焦がしニンニク風味」と添えられており、基本の濃厚豚骨にそれがプラスされる展開なのが分かりやすい。
 
 
仄かにポタポタ感じる豚コラーゲン!豚骨特有の野趣もほんのり香るボディ感!

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 まずはベースの味ですが、それはしっかりとピュアな豚骨エキス感。濃厚と銘打ってますが、個人的にはかなりマイルドでドロドロとしたタイプではなく、サラサラと食わせる優しい感覚と受け止めます。また長浜系とも違い出汁のような豚骨コラーゲン感よりは、少しばかりポタポタとしたトロミがあるようす。塩気でぐいぐいと旨味を引き出すタイプでもなく、全体的には脂の甘味が溶けているような展開です。
 

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 さてこのコラーゲン感ですが 、個人的な妄想ではゲンコツよりはカシラの個性も見え隠れしてるようなイメージ。ほんの微かですが、独特の豚臭気を滲ませる部分があり、優しい豚骨感の中に漢気を感じるようなコクがあるように感じました。ポタポタ感もそこから来てるのかもね。
 
 
確かに溶けるイカ墨のコク!焦がしニンニクが墨風味をアクセラレート!

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 そして黒の味変化。イカスミは、やっぱり濃厚豚骨に溶けても主張する個性です。イカ墨パスタは、就職で上京してから初めて食ったのですが、度肝を抜かれた思い出あり。魚介系らしい風合いと豚骨の動物系が喧嘩しそうで、それが全くない。豚骨のコクにイカ墨のコクが相乗効果で味わい深く感じます!。ただ全体を染め上げるほどのパワフルさはなく、ちょっと豚骨に道を譲ったようなレベルで、それがまたラーメンらしい収まり方かな・・・なんて感じます。
 

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 豚骨とイカ墨のパワフルさには多少押され気味な感じがするのが、焦がしニンニク。いわゆるマー油ですが、スープ全体と言うよりイカ墨をアシストするかの展開。イカ墨とニンニクの相性が良いのはご承知の通りで、まさにテッパンの相性。イカ墨が生き生きとした輪郭を放つのは、この焦がしニンニクのおかげかと感じます。
 
 

 

 
 
<麺> つけ麺にも通じるハードな腰つき!固めな歯応えが快感!風味感じる旨さ!

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 このブランドだと、やっぱりつけ麺の方が人気ですね。なんたってボリュームが選べるし多いし、若者向きって感覚。自然と若い客層がメインとなり、私一人浮くような状況です。
 
 
多加水系で弾力感低め!外固ライクにクッシリ感じる重厚歯応え!

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 そんな意識からか、つけ麺ライクだなと感じるのが正直なところ。それらしい固めなニュアンスで、しかも外固と感じるような歯応えです。多加水系で表面はツルツルしており、汁の抜けが多そうなのだが、ポタポタする出汁のおかげでいい感じで出汁をキャッチしてる。滑らかな地肌には格好のスベりの良さも印象的です。微妙にクッシリとした歯応え感で、プツプツと千切れたあとは仄かに素地の風合いも感じる展開がいいね。
 
 
つけ麺のように噛み締めて旨し!豚骨野趣とイカ墨コクを受け止める素地感!

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 噛み締めるとまたいい感じ。豚骨の出汁と黒いタレのイカスミのコクが、咀嚼で一体化してゆきますが、素地の甘味がじわじわと感じるようで、そこがまた旨し!。喉越しを楽しむ太さではないから、しっかりめに噛み締める所作になるのも都合いいみたいです。てなわけで、つけ麺のように噛み締めて旨し!豚骨野趣とイカ墨コクを受け止める素地感という旨さ!
 

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<チャーシュー> 武蔵と言えば肉!とろとろ脂とふわふわ赤身!菓子のように柔らかく甘し!

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 シンボリックとも言える肉の塊!。ロースト&ボイルで滴るような柔らかさを浮かべつつ、タレの漬け込みで褐色に染まるのが実に旨そう!それが子供の拳くらいの大きさが2つ。これがこのブランドなりの特製にあたるサービス。これも若い人にはウケるね。
 

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 脂身・赤身・脂身赤身・・・と美しく重なる層。外側の皮に近い部分もシッカリ脂が残っており、まるで豚の角煮を思わせるフォルム。それがふかふかな歯応えで、噛み締めても抵抗なくさくりと食える!肉の塊と言うより大きな麩菓子をかじるような感覚?。
 

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 円やかな辛甘醤油ダレが浸透した脂身は実にトロトロして脂の甘味を放出!スープにも溶けていると思われコク深さが最高です。そして赤身はそれを吸い込んでるかのように、スポンジ状態で肉本来の味と重なり合う旨さ!。麺大盛にしなかったのは、この肉を負担なく味わいたいためで、2個を十分時間をかけて堪能いたしました。嗚呼、ここにビールがないのが非常に残念だが、若い方なら白飯と合わせても絶好でしょう!。激しくオススメ!。
 
 

 

 
 
<味玉にハズレなし!> 薄出汁の徹底的な深い浸透!卵黄の深い甘み!白身も出汁を感じる旨さ!

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 とても無骨なブランドにしては、上品な仕上がりです。見た目は醤油出汁の深さを感じさせるが、醤油と言うよりは出汁のイメージが深い印象。卵黄の仕上がりがベストで、全体があんぽ柿のようにジュレっぽくて柔らかさが最高!。した全体に絡みつき、濃密な味わいが絡みます。マチュアな甘味があるものの、程よい甘さと言うのもいい感じで、上品と感じさせる由縁です。
 

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 なんと妙に白身が旨かった!。優しい出汁がシッカリ浸透しているだけあって、白身だけでも味わい深くて旨しなのだ!。このブランドだと味玉をスルーしている人多そうだけど、実は旨いよ!ここの味玉!。
 

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<他具材> 下味旨さに仄かな酸味を感じる太メンマ!極太麺の隙間に入り込むキクラゲ!

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 スープや麺、そして肉などキャラクターが濃ゆいので目立ちにくいが、メンマもシッカリとしたもの。太メンマで薄出汁がシッカリ浸透し、さっぱりと味わい深いものです。大きい割にはサクサクポリポリと小気味よく歯切れるのも好印象で、噛んでいくうちに淡い酸味を感じさえるのも、個人的には好きかな?。
 

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 またキクラゲが好き。やっぱり豚骨の出汁にはキクラゲが会うのよねぇー。歯応えと風味がベストマッチ。ただ、太麺とは絡みづらくて、いつものように印象には残りづら買ったのが正直なところ。もう少し粗くカットしてもいいんじゃないかと、少し思っただけー。
 

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総じまして「ガッツリ肉とシッカリ太麺を受け止める・・・豚骨とイカ墨の旨さのダブルアクセル!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。この5月はブラック系を追い求め過ぎて少し疲れを感じて始めたところ。なのでナイスなイカ墨機転で楽しめました。豚骨にマー油だけじゃなく、イカスミでコクを増すと言う発想も面白いし実際に旨い。イカ墨って旨いと教えてくれる一杯かも。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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【今週のラーメン4559】 ちゃーしゅうや武蔵 イオンモール日の出店 (東京・武蔵引田) ブラックらーめん 中盛り + アサヒドライゼロ[ノンアル] 〜香ばしさと甘味と塩気のハイバランス!決して侮れずモールグルメ!

ブラック拉麺を求め・・・わざわざ東京都西端まで:汗
 5月に入って以来・・ 緊急事態宣言期間は、県境跨がず!憂さ晴らしにブラック系拉麺を追い求める企画。されど5月末からまた延長されるかもね・・・と感じる5月半ば。そうなってもせめて5月末までは果たしたいと、あれこれ探す東京都内のブラック拉麺。そろそろ探すのも限界が近づいてると言うことで、今回はわざわざ東京都西端、西多摩郡までやって参りました。場所は「イオンモール日の出」にテナント入居している「ちゃーしゅうや武蔵」さんです。からし味噌系がメインらしく、新潟が拠点のお店だそう。何でか知らぬがブラックらーめんも提供してるとあって、休日にこれ食うためだけに、クルマを飛ばしましたー。
 

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 休日ランチタイムピークなら、フツーならどの店も店前待ちがあるもの。まぁ並びもある店あるが、やっぱり少ないですねー。駐車場も空きが結構あったし、やはり厳しさを感じます。ただ小さいお子様はそんなの関係ないようで、泣いたりはしゃいだり叫んだりで相当元気で親御さんを困らせてる!?。オレも子供が小さい時はこういうとこ毎週行ってたなぁ・・・なんて懐かしくも思えます。そんな懐かしい喧騒をBGMにしながら、いつもの通りブラック拉麺に集中!。
 

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<ドリンク> アサヒドライゼロ!さすがノンアル売上No. 1!スーパードライ譲りの辛口と苦味のフィーリング!

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 どうせクルマだから飲めないのだが、ちょっとラーメン屋で白い泡の喉越しを楽しみたくて・・・ノンアルコールビールを注文したところ、アサヒのドライゼロが出てきました。私も時々ノンアルコールビールは口にしますが、どちらかと言えば「オール・フリー」派かな?。ただドライゼロも悪くない。ノンアル売上No. 1はダテじゃない。
 

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 個人的な感覚では、お手本となるスーパードライの味系譜を感じさせる。この味が好きと言うより、スーパードライに近い味!寄せた味!感じる味!を体感できるので、飲む気にさせるって感覚だと思ってる。例えば、ちょっと表現がイケナイかもだが、スーパードライ特有のキレある苦味は、どこか金属的なところも覚えるのだが、そんなところをしっかりドライゼロでは引き継いでいる。またこの手のノンアルは甘味料ゼロも謳っているが、確かにリキュール系麦酒よりは人工的な甘さは感じないかもね。ただカロリーゼロなだけに、ボディは軽すぎるけど欲張ってはいけない・・・よくできたノンアルビールなのであります。
 

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<全体> 漆黒の器に漆黒の出汁!肉の焦げ目と味玉に漆黒の輪郭!まさにブラックアピール満載!

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 ただノンアルコールビールは、どうしても量がたくさん飲めない・・・。ビールだったらザルのように飲めるのだが、胃袋で吸収しようとするらしく、腹が膨れてならない(汗)。小瓶が一気に飲み干せず、残りをどうするか迷っているタイミングで、配膳が完了!それはこんな麺顔です!。
 

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 おおお!宣材サンプル写真のようにはいかないが、期待通りの漆黒さとその深さ!輝くような煌めきはさすがブラック系と断言していいですよ!。案外と具材に力を入れているようで、味玉はハーフだがデフォルトで付いている(ちょっと欠けてるのはショック!)。そして青菜はほうれん草で、さすが新潟由来を感じさせますかな。また増したわけではないが、白ネギがしっかりめに入っているのが好印象で、葱大好き「葱星人」な私を喜ばせてくれます。メンマはシンプルなタイプだが大きさがしっかりある。ナルトも飾りとは言え、シンボリックな役割を果たしておりますよ。実はモール街だけにハードルを下げていたんだが、予想より遥かに良かった!。
 

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<スープ> しっかり動物ベースにたまり醤油の円やかさ!濃口醤油のパワフルさが展開!

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 ブラック拉麺も食べ慣れてくると、生意気だが初見で判断したりしますー。黒さや風合いから、たまり醤油の有無なんか考えたり、表層に浮く油が何系なのかとか思ったりして・・・。たまり有、香味は鶏系と感じつつ、まずは実食をスタートです。
 
 
円やかな出だしから中盤以降は力強し!醤油風味の強さを感じさせる展開!

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 まずは醤油感から。へへへ・・・いきなり円やかな展開。新福菜館のようなライトな感覚とはまた違う。あっさりしてるけど「円やか」な醤油感から、やっぱり「たまり」だと勝手に判断いたします。丸大豆100%と違うとしても加える塩分は控えめと思われ、カエシのフィーリングに丸みがあるのが特徴。優しい醤油感だなと感じ入りそのまま味わい続ける・・・。そしてちょっと甘味がある。それはチャーシューのタレの甘さか、それともその脂身の甘さなのか?。ちょっと分からん。
  

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 味に慣れてくる中盤以降、実は醤油感の高さがゆっくりと分かり始めてきます。塩気と言うより醤油らしいじっとりした風合いがあるのね。醸造感というか仄かな酸味を感じさせるような柔らかい塩気。ぴっちりとした塩気もようやく分かり始めてくる。やっぱりブレンドしてるよね!これは濃口醤油!実は一番馴染みの深い醤油なので、分かりやすいのは当たり前。刺身で食うには塩気が強くて勿体無いタイプもあるが、これは香る濃口って感じでしょうか。ううう・・・何だか尻上がりで旨く思えてくるぞ!。
 
 
動物ベースは「豚>鶏」イメージ?ボディは豚?香味は鶏?

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 優しい甘味があるから多少の乾物・魚介が滲んでいるかもだが・・・そんなことより動物系の旨味が実に醤油とバランスがいいね。やっぱりオーソドックスに鶏豚ミックスの煮出しなのかと思うけど、個人的な感覚からは豚がメインに旨いと感じさせるベースストックかと思いました。鶏と醤油の組み合わせは一番食らってるパターンで、それとは少し違うと感じただけ(妄想)。しかしピュアな豚100%とも違う様子です。初見で感じた香味油の漂いと煌めきから、鶏油ブレンドかと妄想しているのですが、どうなんでしょうね。ボディーは豚メイン、香味油は鶏メイン、そんな構成??。それぞれブラック彩る醤油とマッチして旨しです。
 
 
 
 
 
<麺> つけ麺クラスの力強い中太うねり麺!出汁を受け止めて素地の旨味も伝える旨さ!

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 このブランドは「からし味噌」と「チャーシュー」がウリなのでしょうが・・・実は「麺」個人的には一番ハマったのかもしれません。たまたま左右は他客に挟まれましたが、どちらの客も即座につけ麺大盛をオーダー。麺の旨さ知ってるって雰囲気でしたが考え過ぎってやつでしょうか・・・。
 
 
中太うねり麺!出汁に染まりつつも素地の風味をしっかり伝える質感!

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 ブラック系のセオリー通り、太めの麺です。見た目からつけ麺にも通用する、しっかりしたボディ感がありありです。縮れと言うよりうねりと感じるフォルム。ブラック醤油に染まった感は有ますが、素地の白さもうかがえる状態で味わいを伝えるようです。一口味わおうとすると、クシリと沈み込むような感覚と、プツリと弾けるような感覚が入り混じったような歯切れ感覚。やや潰し込みが効いたイメージで、素地の感覚をやっぱり伝えてきます。うん、出汁に染まり切らない素地の風合いが序盤では強く感じさせますね。両隣の客はどちらもつけ麺でも「あつもり」をオーダーしてたが、わかる気がする。あつもりだったら温かみに素地の風味が少し甘味を滲ませるんじゃないかなと・・・妄想がまた先走る。そこに芳醇にブラック醤油が絡んだようなのが今この味わいなのだろう。
 
 
つけ麺にも匹敵する出汁を受け止める力強さ!噛み締めて旨し!甘し!

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 中盤以降になるとやっぱり出汁の浸透を許しますが、噛み締めるたびに楽しくなります。醤油感と豚の旨味。そこの麺の風味が噛み締めるごとに混じって一体化。炭水化物が変化して糖化したような甘味すら覚えるのです。それでもしつこく噛み締めると糊のようなフィーリングにも近づくのだが、噛み締めるほどに旨いのがさすが。へへへ・・・そうなると、肉の旨さも絡めたくなります。いつものように、また性懲りも無くチャーシューを巻き付けて食らいますが、脂身の濃厚な甘味がこれに足されると更に旨し!つけ麺にも激しく期待を寄せてしまいます。
 

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<チャーシュー> 屋号に掲げる自信作!まさにトロトロの局地なる炙り豚バラ肉!旨さ万能!

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 せっかく日の出町界隈まで来たのだから、チャーシュー増しにしとくんだった。屋号にも掲げるお店ご自慢の肉。実にオーソドックスな豚ばら肉ですが、つけダレの深い浸透と、焦げ目の香ばしさが実に深い。
 

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 しかも、何と言っても全体的にトロトロな仕上がりがMAXで、激しく白飯を欲するような仕上がりです。自重で崩れるほどの柔らかさに、蕩けるような仕草が印象的です。また醤油感が深い肉なので、自ずとブラック拉麺にも相性抜群!。ビールのアテにも最高と思われ、実に旨さ万能なチャーシューと言えましょう。飲めるタイミングで酒と合わせて食らいたいとは思うが・・・家から電車とバスで時間をかけてまた来れる気がしないのが無念。
 

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<味玉にハズレなし!> 何とも醤油の浸透感と味わいが深い味玉!金払ってホールで1玉食らうべし!

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 おいおいおい・・・ディスるつもりはないが、この味玉の欠け具合は勘弁して欲しかった。味玉大好きラーメンレビュアーとしては残念。店によってはB級扱いでサービスしてくれそうな欠け方。卵黄まで欠けたように見えて・・・かなり気分が下げモードになってしまったのでした。
 

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 ただ・・・旨かっただけに更に無念。かなり醤油感がはっきりと滲んでおり、味わうと醤油をストレートに感じるほど。卵黄がまるで「醤油漬け」かと思うほどに濃厚濃密さに香りが深い仕上がだった。これは金払うから後からでも追加すべきだったと今でも後悔しています。ちょっと最近に見ないほどの醤油との深い一体感。激しくオススメには違いない味玉!。
 

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<他具材> ほうれん草と白葱の甘味!メンマのフレッシュさ!共にブラック醤油感とフィット!

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 味玉の残念感はひとまず置いといて・・・他のパーツは価格にしては納得かと。青菜がいい。新潟長岡生姜醤油にも少し通じる、深い醤油とほうれん草の甘味が楽しめるのがいいね。これは有料で追加して欲しいと感じるほど。
 

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 またデフォルトでも白ネギがとても多いのが好印象。ザクザクとしたネギの歯応えには、甘味がしっかりと感じ取れて、ブラック醤油出汁への汁の溶け込みがいい感じ。
 

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 またメンマはよくあるサッパリ系な仕上がりだが、長めでサクサクポリポリと歯切れよく、ブラック醤油と混じる旨さが映える感覚です。ビールに合うタイプのメンマ。どのパーツもブラック醤油との相性の良さに納得レベル。
 
 
 
 
 
総じまして「香ばしさと甘味と塩気のハイバランス!決して侮れずモールグルメ!」

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 ・・・と言う感動。単に変化球メニューかと思いきやしっかりとした作り込みも感じた次第で、ちょっとモール街拉麺を舐めてたかと自省しております。他のイオンモールも何かいい拉麺が期待できそう。探してみます。ともあれモール街でしっかりした拉麺店舗。ご家族揃ってのラーメン活動には激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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【今週のラーメン4558】 ラーメン らぶる (東京・三軒茶屋) コショーラーメン[乾麺] + 玉ねぎ + 替え玉[生麺] 〜醤油とブラぺのダブル刺激!乾麺生麺のダブルアイテム!楽しさ4倍痛快竹岡ブラック!

ブラペ効かせてハードに行こう!竹岡ブラック!
 今日もまたブラック系の一杯を求めて!忙しいので都内中心部からあまり離れてないところで探し食らうしかありませぬ。東京西エリアを拠点にしている中、今回は渋谷から急行で2駅4分と言う「三軒茶屋」界隈に出没!。あの千葉三大拉麺に数えられる一つ、竹岡式ラーメンを提供する「らぶる」さんへと突撃し「コショウラーメン」なるものをゲットして参りました。コショウラーメンと言えば・・・品川「天華」のコショーそばが懐かしいですが今は無き名作。それに匹敵する刺激を期待しゾクゾクしながら訪問です。
 

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 いかにも三軒茶屋らしいカウンター主体の居酒屋風なお店。少しランチタイムからずれたばかりですが客入りは少なめ。竹岡式ラーメンに人気が集中しているようですが、他に勝浦タンタンもラインアップ。千葉意識が高いお店なので、オーナーが千葉出身なのかもしれませんね。あとアリランがあったら完璧なのですが!豚野菜にんにくラーメンがそれ意識なのか?などメニュー見えているだけで実に飽きませんな(ラーメンヲタクに限る)。
 
 

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<全体> 醤油とペッパーのダブルブラック!ジャンキーさ溢れる迫力漆黒の麺顔!

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 ブラック系を追求するならブラックペッパーも期待したいところなのでこのメニューをチョイスですが、竹岡式なら玉葱追加が王道と察したのがこんな麺顔です!。
 

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 おおお!想像以上にジャンキーじゃないか!元から濃口醤油強めで漆黒な出汁なのだが、更にブラックペッパーの黒さが満遍なくまき散らされており、黒さに拍車がかかっております。丼の縁に貼り付くほどに。またこれは見るからに後から喉が渇きそうな塩気を感じる。そしてやっぱり玉葱増しといて良かったぁ~と少し安堵も覚えたかも。この塩気の強さをダイレクトに受け止めるのは、後半かなりキツクなりそうなところに、期待できるのが玉葱のフレッシュさ。+50円と言う割には多めでサービス性も感じます。
 

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<スープ> 濃口醤油とブラックペッパー!ダブルの刺激!ベースもしっかり辛旨ブラック出汁!

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 玉葱混ぜて食らえば刺激もそこそこフツーなレベルでしょ・・・と思いきや、序盤からそんな甘えた考えは打ちのめされるのでありました。
 
 
痺れるほどのブラックペッパーの溶け込み!汗も滲ますホットな刺激が痛快!

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 出汁!出汁じゃ出汁の素になっとるブラックペッパー(ブラぺ)。少々パワフルさを感じさせる風味付けと思っておったら甘い。ブラぺが完全にスープにエキスを溶かし込んでる輪郭です。元からの塩気が濃口醤油の塩気がガッツリと結びつくだけでなく、刺激感が全面に出汁に吐き出されており、痺れすら覚える溶け具合なのだわ!。かなりホットで中盤からは額に汗が滲むほど。実にジャンキーであり、そのはっきりとした主張がキャッチ―な味わいと感じます。
 

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 これほどのブラぺ感。単に大量に後入れしただけで表現されるものなのか?。目の前が丼の山となっており、全くタレが見えなんだが、ブラぺし仕込んだタレかペーストが溶かされているかもしれませんね。それだけインパクトあった!メニュー名に偽りなし!。
 
 
 
しっかり塩気を感じさせる濃口醤油感!ちっともペラくないコク豚のコク!やる気にさせる!

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 竹岡式って素朴なイメージでそれが印象的。乾麺の茹で汁を醤油ダレに溶かしただけというシンプルさが原点。なので今の時代となっては少々ペラい味となりましょうが・・・いえいえ、この一杯はそんなことありませんよ。ブラぺの攻撃でかなり麻痺した舌とは言え、それと調和する濃口醤油の風合いは実に豊か!。しっかりとした塩気の輪郭を表現しているようです。またコクもしっかりあり!。これは妄想だが、チャーシューを煮た出汁とか豚肉豚骨も入っているのではと感じており、ちっともペラくなく安っぽさもありませんよ。がっつりと食らう気持ちにさせるやる気あるスープ!。
 
 

 

 
 
<麺> 都一製麺!竹岡式なら由緒正しく乾麺で!出汁を爆吸いで縮れ生麺風に味わい深し!

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 生麺と乾麺を選べる。「生でいいでしょうか?」と言われたところをしっかりと「乾麺でよろしくお願いします!」と返します。やっぱ竹岡式なら由緒正しく乾麺でいただきたい次第!。このお店は、お土産(テイクアウト)セットも準備しており、麺袋をみれば「都一製麺」でした!。おお正統派竹岡式!。
 
 
実にクッシリ感が楽しめる乾麺!出汁を吸い込み旨味の一体化がさすが!

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 その乾麺が旨い。強く縮れたフォルムが茹でて少し緩やかになってるところで、汁をバクバク吸って深い褐色に染まっております。昔のインスタント麺を創造してしまうが、ちょっと違う。昔ながらのノンフライ麺ってな感覚で、茹で上がるとしっかりと素地の旨味を感じるイメージ。乾麺なのに生地の旨味がしっかりしており、濃口醤油に染まった味わいが堪らんのだわ!。歯応えだって締まりがあり、どことなくクシクシとした歯応えすらある??。目隠しして出されたら生と分からんかもしれません(オレだけか?)。
  
 
縮れるフォルムで玉葱を引っかける喉越し楽し!

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 縮れが強いところがまたいいね。けっこうコシを感じる仕上がりで、ちゅるんと啜るとブルン!と震えるような食感あり。噛み締めて旨しなのは既述とダブるが、玉葱を縮れに引っかけてくるからこれまた楽しい!。縮れが滑って喉奥で軽く連続するタッチ感が面白いシルエットだが、その手前で麺と玉葱を一緒に潰すときの旨さもまたいい感じ!。縮れ麺と玉葱微塵のコンビネーションもテッパンの旨さですね。
 

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<チャーシュー> 王道の豚バラ肉のロール煮込みスライス!塩気と甘味の旨さが炭水化物を呼び込む!

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 王道の醤油煮込みの豚バラチャーシュー。ロールタイプで昔から見慣れたすがたです。もうすっかりと脂身は煮込まれて蕩けており、そこには醤油出汁がしっかりと吸い込まれている。赤身に差した脂身はすっかり溶け出してスポンジ状態になっており、そこにまた出汁が吸い込まれ味わい深くなっております。もうトロトロの歯応えで、箸で持ち上げると自重で崩れるほどの柔らかさの極地!。崩して玉葱同様、麺に絡めてもよし、器用に玉葱を混じりあわせて食らうのも楽しからず哉。チャーシューメンにして肉増しがオススメですな!。
 

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<玉葱> 強い醤油のカエシとブラぺの刺激を一気に受け止めサッパリと演出!必須アイテム!

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 正直言ってこれがあって良かった(汗)。デフォルトでは相当刺激が強いので玉葱がいいクッションになったような感覚です。唐辛子のような刺激とは違い、ブラぺはズシリとジワジワと図太いような刺激。なのでシャリシャリと潰れてフレッシュな野菜の甘さを溶かし出す玉葱が、実に頼もしい限り。50円という設定なら躊躇なく入れるべきです。またこのブラックスープを吸い込んだ玉葱をレンゲで回収して、白飯と一緒に食らうのも合うと思う!。興味ある人はやってほしいと願う次第です。
 

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<メンマ> あっさり仕立ての極太サイズ!痛快な歯切れ!出汁を受け止める素地風味!

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 自家製かどうかは不明ですが、あっさり味のフレッシュタイプ。全体的に浸かっている濃口醤油とは別の風合いなので、仕入れかと思いますが全体の濃ゆい味わいの中ではいい箸休めとなってます。サクリと小気味よく千切れる歯応えもいいし、何となく素地を感じる味わいがナイス!。
 

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<替玉> 三河屋製麺!乾麺の次は生麺で!品やかな腰つきにクッシリ歯応え!乾麺にも似たフィーリングが不思議!

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 刺激が強いスープが残って、何となくそのまま平らげて終えるのも寂しい感覚。なので替え玉を召喚です。やっぱり乾麺だと軽く感じたのでしょうかね。替え玉は生麺しかないというのでそれを1玉。じつは1玉は150gクラス(オーバー)なのでかなり多く感じました。フツーに替え玉したい程度だったら半玉対応もしてくれますので、そちらもおすすめ。
 

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 さて生麺だが、妙に艶っぽくて柔らかさそうに見えるが、結構クシクシ感があって風味よく食えるのだった!。何となく生麺に似た乾麺を食ったあとで、乾麺に似た生麺の感覚?。似たフィーリングでしたが、単に私が駄舌なのかもしれません(爆)。とは言え、プツプツと歯切れる感覚と、素地の風合いの強さはいかにも生麺っぽい。個性が強い出汁を受け止める分厚さについては、生麺の方が軍配かもしれません。トータルで竹岡式を楽しむなら乾麺。全体的にバランスよく醤油味を楽しむなら生麺。そんな感想。
 

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総じまして「醤油とブラぺのダブル刺激!乾麺生麺のダブルアイテム!楽しさ4倍痛快竹岡ブラック!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。あれよあれよと痛快なる刺激にそそのかされて2玉も食らって腹パン!それだけ食欲をそそる魅力ある刺激ですので、昨今のご時世の鬱憤晴らしも含めて、パンチの激しく効いた一杯を求めるなら激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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【今週のラーメン4557】 肉汁らーめん 公 kimi (東京・新馬場) 味玉黒らーめん 中 ニンニクヤサイマシ 〜ワイルドなれどマイルド感覚!強面だけど優しい味わい!香ばしさ極まる新馬場ブラック!

二郎系黒バージョン!命名・・・新馬場ブラック!
 今回もまた忙しい中の移動を利用して、黒いラーメンを追い求める。緊急事態宣言中は、ブラック系拉麺を食らい続けてみようかと覚悟したつもりですが、再々延長はさすがにキツいので、一応5月末までアップし続けることとさせていただきます。そろそろ都内限定ではネタが尽きつつあるのと・・・そろそろ、フツーに拉麺食いたいので(爆)。あしからず。
 

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 さて前日は忙し過ぎて、ラーメンどころか飯もゆっくり食える余裕がなかった。その見返りというか仕返しと言うか、恨み晴らさんということで何でもいいからガッツリと食らいたい気分!。そんな時にはととっておきの一杯!雨の降る中、品川で京浜東北線から京急本線に乗り換えて、新馬場駅で下車。「肉汁らーめん 公 kimi」へとやって参りました。「黒らーめん」と言う商品があるのを覚えており、こういう機会にと温めておった次第です。
 

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 さすがに雨の午後1時を少し回ると客が少ないねー。ナチュラルにソーシャルディスタンスが守られている状況。厨房は仕込みもあるのか、せっせと忙しそうですが、実に久しぶりにラーメン屋でボケーっと過ごさせてもらいましたわ(笑)。
 
 

 

 
 
<全体> 久しぶりに感じる二郎系らしいヤサイマシと刻みニンニク!違和感なく溶けこむ黒光りスープ!

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 久しぶりに二郎風な眺めを体験したい。中盛は300g切るらしいので、近年の私にとってはMAXなボリュームですが、気分は弾けたい!空いてたからゆっくりと券売機の前で悩んだ挙句、ヤサイマシくらいは行っとけ!ってな感じで自分では男気を見せたつもり。それはこんな麺顔!
 
 

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 おおお!これこれ!やはりこの位の盛り上がりはないと達成感がないかもね・・・と思いつつ本当に今のオレは大丈夫か?などと不安が過ぎる。遭難してフードロスを発生させることは環境に良くないよね・・・SDGs標榜の私としては完食責任を感じます。しかしそれにしても、二郎系でブラック系と言うのは違和感あるんじゃね?と思ってたんだけど、全くそんなことない。いわば豚骨醤油に、強め多めなマー油(焦がしニンニク油)を投入したスタイルだから、見たことある風景ですな。なので、全体的にブラック系と言うより、フツーに二郎系スタイルを楽しんだと言う流れで食い続けた流れになります。
 

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<スープ> 二郎系としては優しく円やかな豚骨出汁感!黒さと香りでガッツリ染め上げるマー油!

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 確かに黒さが分厚い!単にマー油で味変化させたと言うより、ガッツリと黒で染め上げると言う、全体的にはブラックの意志すら感じるスープ感です。
 
 
焦がしニンニク油!香ばしさの中に食欲をそそる軽やかな苦味!豚骨系ブラックの真髄!

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 マー油の多さに笑ってしまう。丼の縁とかモヤシや麺や、あちこちに焦げたニンニクの粒子が貼り付くのですが、粒が大きい。その多さと大きさに出汁全体が染まったようで茶褐色に見えるほどです。その分、香ばしさが強い。多少ザラつきを覚える舌触りで、鼻腔を抜ける芳しさと同時に、マー油ならではの軽い苦味があるイメージ。これが食欲を刺激しまくりで、野菜の山に少しビビってた私をやる気にさせる!。かなりオイリーな仕上がりとなってますが、香ばしさが強いゆえにゴクゴクと飲み干させる勢いを感じます。
 
 
豚骨感と塩気がとてもマイルド!醤油ダレの円やかさで余裕を感じる出汁感!

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 マー油を引き算してベースの出汁を察するのは難しいかもしれませんが、実はマイルドだと感じてます。店の前は湿気に混じった豚骨臭が仄かに漂い、男の汗を感じるような塩気を醸し出すのだが、味わいはとてもスマート。看板の肉汁と言う文字でワイルドだと思い込んでおりました。豚骨のボディと塩気はしっかりしているものの、マイルド!もっと言えば円やかさすら感じるのか?。
 

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 その円やかさには醤油ダレにも通じるところがあって、フツーの豚骨醤油よりも醤油ダレが多い割には優しいカエシなのです。これが豚骨の旨味とマッチし味わいに余裕を感じるほどの旨さ!。二郎系ヘタレな私が、汁ほぼ完飲させるほどの優しい展開でございました。完全には飲み干さなかったのは訳があって・・・実は、ブロスケアがキレてしまってた!。当然帰りに駅前のセブンイレブンで調達したけど、ニンニク臭さは半日中、マスクの中で強く感じていた次第です(苦笑)。
 

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<麺> 自家製麺!かなりスリムな二郎系?品やかな感覚に具材を絡めてワシワシ食らいつく!

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 店先に製麺室がある。それだけでもポイント高く感じます。相当期待しながらヤサイと麺を一気に天地返し!すると想定外の風貌でありました!
 
 
お?二郎系にしては随分とスリム!ワイルド感抑え目な中細麺!

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 二郎系の中ではかなりスリムなフォルム!。細麺と言い切れそうで、そこまでは行かない?。フツーのらーめんとは別で「中華そば」「黒らーめん」だけは麺が別なのか?。隣の客が遠過ぎて見比べることが出来ませんでしたが、ちょっとこのスリム感には驚きです。一気に優しい二郎系と感じ入る。
 

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 オーション100%とは感じないが、それでもやっぱり二郎系のニュアンス。バクバクと出汁と脂を吸い込み、細くともデロっとした余韻は感じさせます。マー油を吸い込み、粒も貼り付くから香ばしさも感じる仕上がり。そしてマイルド豚骨醤油を吸い込んで、素地の風合いと混じる旨さは格別。品やかでスリムな分だけ、出汁との一体感はかなり進む旨さかと!。中盛が軽く食えたという負担の低さが自分にはまた良かったのかもしれません。
 
 
野菜と肉を絡めまくる!麺の風味と具材の甘味を一挙に楽しむ!

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 このスリムさがいい!このサイズ感がいい!ヤサイと非常に絡むのです。ほぼ類似した太さで、熱でクタりかけたモヤシと、腰つき品やかな麺がちょうど寄り添うようにバランスがいいのか、絡んだ後の食感も良いのです。濃ゆくとも円やかな豚骨醤油にパンチのあるマー油!そして野菜の汁が一気に、噛み締めて麺の素地と一体化!。にわかに焼きそばを食らってるような感覚とは言い過ぎか?。結構気に入ってしまいました!。この麺で再訪はする価値はあるかと!。
 

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<チャーシュー> ほくほくフカフカな分厚めスライス肩ロース!醤油タレとマー油の相性良く旨し!

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 ちょっと二郎系とズレがあるとしたら、ニンニクがデフォルトでは入ってないことと、肉がブロック・塊感なくスライス系であることでしょうか。でも私にとってはちょうど良い感覚です。とは言っても分厚めなカットでして。食べ応えは十分!。柔らかさから座布団感覚で楽しめる逸品と思われます。
 

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 醤油系の下味がしっかり付いており、適度に煮込まれて脂身は半透明でソフト。赤身の隙間に差してた脂は抜け落ちて小さい空洞に仕上がっております。それがスポンジ のような状態となってスープをバクバクバクバクと吸い込みまくり。肉質ソフトな上にスープを吸い込んでジューシー!。噛み締めると周囲の脂の甘味も混じり合って、最高に旨いではないか!。2枚入ってたのだが、あっという間に食い切ってしまいましたよ。これは肉追加でいかねば後悔しそう!次回は豚増し決定!激しくオススメ!。
 

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<ヤサイ> もやし:キャベツ=9:1・・・シャキシャキ&アツアツ感がナイス!マー油が絡んで尚旨し!

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 最近、忘れてたよな・・・こんなヤサイの盛り上がり。在宅勤務が増えてから運度不足に陥り、体重増加を引き起こすようなの避けてきたからなぁ・・・。二郎系は本当にこの一年は数える程しか食っておらず、ヤサイマシ!ってコールもしてません。こちら券売機でコールを選択し食券に印字されるので、コールを口頭で伝える緊張感がないのが少し味気ない気がするが、これも時代の流れと言うやつでしょうか。
 

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 さてヤサイ。麺顔にはキャベツが散らばってナイス!って思ったがあとはほぼモヤシです。ま、それも嬉しからず哉。上段で少しお伝えした通り、シャキシャキアッツアツ状態で立ち昇る湯気はハンパねー。スマホのカメラが曇って曇って往生しましたわぁ〜。妙に湯切りの良さも感じて、スープに薄まりも感じさせず、茹で上げて乗せると言う単純にも見える作業に、妙義すら覚えます。特に旨いと感じさせたのは、マー油の粒がモヤシにも混じり貼り付くところ。マー油の強い香ばしさと、熱々なモヤシの汁がぶつかり合って旨さそそりまくり!。思わずチャーシューを巻き付けて食らいましたわ!。これも激しくオススメ!
 

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<味玉にハズレなし!> 卵黄濃密なれど・・・とても素直で優しい味わい!貴重な箸休め的存在!

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 さて味玉。二郎系で味玉って本当は余計かもと思ったんだけど、つい券売機パネルを押してしまいました。全体的にマイルドな二郎系とは言え、ガッツリとした食感とその味わいの中で、やっぱりこれがあるだけでほっこりとさせますな。
 

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 全体に埋もれないように主張する濃ゆい味わいかと思えばその逆。実にナチュラルで優しい味わい・・・いや、素直な味わいと申せましょう。塩気ほどほどで、醤油系の出汁が濃ゆいわけでもなく、卵本来の味わいが楽しめるという感覚。白身はさっぱりと食えるし、卵黄はトロトロで微妙に塩味玉を連想させる風合いが、妙に箸休め的な感覚で楽しめました。もちろん濃密なコクも十分楽しめる展開。やはりどんなラーメン、どんな味風景でも味玉の存在感はあります。味玉って天才かも!?
 

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総じまして「ワイルドなれどマイルド感覚!強面だけど優しい味わい!香ばしさ極まる新馬場ブラック!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。ここは通える二郎系と言う感覚で、厳しさはなく、ほっこりとしてガッツリと食えるお店に感じます。黒らーめんと言う冒険的なメニューもまとまり感じる旨さだし、これならつけ麺も!いや定番のらーめんも試さねばと感じいる次第。駅から少し歩くけど許容範囲!。京急線利用者なら激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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【今週のラーメン4556】 人類みな麺類 東京本店 (東京・恵比寿) micro 焼豚二枚のせ + 特選こだわり煮玉子 〜濃口醤油のパンチの中に円やかさ!大阪高井田系オマージュ感じる崇高ブラック拉麺!

進化系大阪ブラック!Part 2 
 重要な仕事とか失敗許されない業務とか、プレッシャーを感じるときにはゲン担ぎとして恵比寿神社へ参拝してから、現場に向かうこととしてます。今回もそんなマイルーティーンを済ませたあと、いつもの通りに拉麺活動を開始。狙いは「人類みな麺類 東京本店」の「micro」なる一杯です。
 

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 これは進化系大阪ブラックと勝手に分類させてもらってますが、やっぱり大阪高井田系に近いニュアンスを感じております。先日、早稲田での一杯をピックアップしたばかりですが、それよりも如実にその系譜に近いかと。今回も高井田オマージュ!高井田ブラック系として紹介させてもらいます。段々と東京都内限定のブラックねたも尽きるつつあるので、広い心でご理解いただきたい次第。
 

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<全体> 常識外れの肉塊!それをも染め上げる漆黒濃厚醤油ブラック!まさに迫力ブラックホール!

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 大切な仕事の前には肉を食らうのも私の拘り。なので今回は肉増しとさせてもらいましたが・・・分かってはいたものの、とんでもない肉麺顔に!それはこんな感じ!
 

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 おおお!何だかチャーシューの醤油下味そのまま丼に注がれたような迫力!確かに深さ極まる漆黒出汁感!まさに黒々!麺も肉も他具材も、バクバクと墨汁が溶けて染みこむように染め上げるイメージ。それに伴い、醤油の塩気パンチが感じられます。チャーシューの背脂がホール状態の一枚になっており、既に飴色に染まり切ってるじゃないか。塩気と甘味のせめぎ合いがじわじわと響いてくるような感覚か・・・・。うう、仕事前とは言え醤油感も肉感もダブルでヘビーな麺顔じゃないか!。
 

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<スープ> ハードな醤油の主張!酸味と塩気・・・そして甘味!大阪高井田系ベースに円やかさが滲む味風景!

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 このスープの色合いを見れば、ブラック系と言っても差し支えありますまい。題して大阪ブラック高井田オマージュ!
 
 

ストレートな醤油感!塩気は強め!旨味も強め!ストロング円やか醤油!

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 かなりストレートに醤油をイメージさせます。カエシは実にしっかり輪郭を表し、まさしく醤(ひしお)すら感じるかも。塩気の輪郭には微妙な酸味も発し、苦味も感じるかもしれません。次々とレンゲで啜ってゆくうちに、やっぱり感じるのは「大阪高井田系/高井田ブラック」の記憶。microはやっぱり、高井田系オマージュなる一杯と感じてしまうのです。。
 
 
仄かな甘みは醤油の特性なのか?乾物の深い溶け込みなのか?

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 とは言え高井田系はもっと、いい意味でペラいんですがね。その大衆的な味わいの醤油感なんだが、microは、別の味わいを足しているようです。塩気主体な味わいの中に、魚介の甘味すら覚えますが・・・ひょっとして節?それも鰹??。まさか魚介じゃなく「魚貝」では?とすら思えてくる滋味もあるか?。濃ゆいだけでなく、円やかさを濃厚に感じるのが秀逸です。少しあとで喉が渇くかもだが・・・。
 
 
豚由来のコク深し! チャーシューの脂身も溶けだす濃厚さ!

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 ベースの動物感は豚!。豚肉か豚骨の味わいが先導。清湯でコクを出すにはラードを香味として溶かすのが手っ取り早そうですが、ちょっとそんな妄想すら簿えます。そして、ひょっとしてチャーシューの煮汁も含ませたのでは?と思えるコクの分厚さ。肉を食ってるうちに、ひょっと背脂が溶けて更にコクを増しているかのようです。
 
 

 

 
 
<麺> 自家製麺!全粒配合の粉風合いたっぷり!白地で丸みある太麺!醤油に染まり美しい褐色!

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 高井田系は太い丸麺を感じさせるもの。そのイメージと実にフィットしますが、別にこのmicroだけに合わせたわけではないようです。
 
 
フスマを配合!濃口醤油を受け止めながら素地の風合いも伝える旨さ!

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 中太なフォルムで密度感は低め。その一方で白い地肌にフスマの打ち込みがあり、風合いと甘味を感じさせるのです。その地粉たる風合いが実に食らうと甘味を感じさせ、見栄えは素朴ですが味わいはとても上品。濃口醤油を受け止めつつ褐色に染まり、光沢感すら感じます。何度も同じような例えで悪いが、やきそばUFOで麺ソースを絡め始めたイメージ。
 
 
強い腰を噛み締める!噛むほどに旨い!醤油に染まった甘味を堪能!

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 麺は仄かな甘みを感じると伝えましたが、出汁の塩気ががっつりと絡みまくるり、甘さと辛さが一体化する旨さ。これは無条件に食欲を感じさせる組み合わせで、染みてる豚旨味と、仄かな乾物の甘味も感じて、炭水化物の甘味にがっつりと融合するようです。みるみるうちに麺が減っていく。いつもなら替え玉までコールをするところなんだが・・・肉を増してしまったので、実は胃袋はそれどころではないのでした:汗。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> 肉が看板商品!店のアイデンティティ!もはや肉塊と呼びたくなるガッツリ肉厚豚バラ肉!

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 今回は無性に気合いが入ったのか・・・肉ダブルとさせていただきました。一枚、いやひと塊でも十分と分かっているデカさなのだが、なんだか気分を発散したくて・・・。このブランド、実は肉が看板。別に珍しくもない、煮豚の豚バラ肉タイプです。ただそのサイズは角煮よりはるかに大きく、一枚と言うには分厚過ぎるために、一塊といったサイズ感。確実に二郎系の豚サイズに匹敵です。
 

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 齧りついて食らうが、歯や顎に力を入れなくとも、その重みで千切れてゆくようなソフトな感覚!。外周は脂身でトロトロしており脂の甘味が芳醇。しっかりと皮膚直下の脂がそのままキープされており、まさに蕩ける豚肉。角煮とは比べ物にならない柔らかさかもしれません。
 

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 赤身はあっさりした味付けでそれだけでも旨い。しかしブラック出汁をバクバクと吸込み始めます。最初に食らった豚肉より、2個めの豚肉の方が明らかに醤油に染まって色が染みてる!。醤油出汁が深く染み、この部分がまた旨し!。白飯くれと頭の中で叫んでしまいます。ただ・・・肉だけで腹パンになるだけでなく、脂身摂取も相当な量となるため、胃袋が重く感じ始めるので注意が必要かもですな。
 

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<メンマ> 図太い凛々しさ!醤油が浸透する旨さ!バキバキシ歯応えが痛快!酒を欲する旨さ!

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 メンマもまたデカいです。肉がデカ過ぎて伝わり難いが、極太系の2本です。例に漏れず醤油に染まった感覚!味わいに微妙な変化をもたらします。とは言え素材感ある風味ある旨味と、バキバキ!シャキシャキとした歯応え!。これががたまらなくく快感ですな!。噛み締めると俄かに醤油出汁の塩気が染みて、これまた旨し!。この店定番の「箕面ビール」に合わせてみたいと激しく思う次第です。凛々しい極太感を奥歯で噛み潰して、醤油と素材の旨味を感じて頂きたい!。
 

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<味玉にハズレなし!> 薄出汁深く浸透する円やかな旨味!ブラックスープに混じって濃密さアップ!マチュアな旨さ!

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 丼の中全体が醤油に染まった印象ですが、味玉は見た目と反して薄出汁といった感覚。確かに醤油色が深く浸透しているが、上品な旨味と濃密な卵黄の旨味が両立って感覚です。これで100円切る設定で提供ですからね・・・追加しない手はありませぬ。
 

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 まぁいつもの通り、ブラックスープに沈めたりして食らいますが、円やかな味の中にパンチのある塩気が混じると、旨さが別格に変化して旨い!。コクが増して思わず白飯も欲してしまいます。雑穀ご飯ですからね、ここは・・・想像すると旨そう!。お下品だが米とぐちゃぐちゃ崩し混ぜながら食らうのを想像してしまいます!。嗚呼、やっぱり味玉の旨さにハズレなし!。
 
 

 

 
 
総じまして「濃口醤油のパンチの中に円やかさ!大阪高井田系オマージュ感じる崇高ブラック拉麺!」

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 ・・・と言う感動!。パンチのあるワイルドな醤油感は、好き嫌いがあるかもしれませんが、実は私・・・ここでは一番響く一杯かと。ラーメンはやっぱり醤油でしょ!と言う醤油派!そしてエキストリームにブラック系求める方には激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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