ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4560】 麺屋武蔵 武骨 (東京・御徒町) 黒武骨ら〜麺 〜ガッツリ肉とシッカリ太麺を受け止める・・・豚骨とイカ墨の旨さのダブルアクセル!

イカ墨の黒さを求めて・・・御徒町!
 コロナ禍と緊急事態宣言の先行きが真っ黒ら・・・?。再再延長までは付き合ってられないので、そろそろ収束に近づけたと思いつつ、今日も黒いラーメンを求めて週末に御徒町までやってまいりました。「○○ブラック」と言う一杯を都内で求める企画でしたが、本当はもう3軒ほど思いつくのがあるものの、この宣言下で休業しているため、頓挫もあしからずです。
 

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 さてブラック系は、濃口&たまり醤油ばかりでなく、マー油(焦がしニンニク)を使ったものもありますが、「イカ墨」を使うのも有りかと今頃になって思いつき、慌ててネットで探し倒したところでヒットしたのがこの一杯です。もうこうなったら、多少の屁理屈でも、ブラック系に含めてしまいましょう。
 

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<全体> まさしくキッパリとしたイカ墨の黒さ!肉の迫力はいかにも武蔵!堂々たる肉塊!

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 さてランチタイム。当然満席でしたが運よく数分待ったら入店できました。ところがこちら、Uber Eats の需要が高いのね!。ウーバーさんが次々と訪れますよ。コンビニでよく目にするプラ容器に入れられ、ガンガンとつけ麺が完成しては運ばれゆく・・・すんなり座れたものの、ウーバー対応の後になってしまい漸く配膳が完了。それはこんな麺顔!。
 

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 おおお!さすがイカ墨!黒さの威力がすごいね!醤油では出せない漆黒ぶりで、まさに闇の黒さ!これは相当イカ墨パワーが溢れると感じ入りますが、レンゲを入れるとサーっと上澄が割れて、中からは優しい豚骨ベージュが現れる。そしてそれらが入り混じると、写真では分かりにくいが紫色の輪郭を表し、何ともミステリアスな表情に変化する・・・いやぁ〜興味深い展開になりそうです。とは言え、漆黒パワーに覆われていてもやっぱり武蔵の麺顔ですな。肉の塊の迫力と、キッパリとした太麺のストレートニュアンスが、イカ墨カラーとはコントラストを感じます。青葱の青さも眩しいし、漆黒とは言え彩感すら覚えるのがやっぱり旨そうな演出です。
 

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<スープ> 芳醇な豚骨の煮出しエキス!溶ける魚介系とマー油のコク!旨さダブルアクセル!

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 こちらは、ベースの拉麺・つけ麺から色を選ぶのがコンセプトなのね。例えば黒の場合、説明書きに「コクと旨味 イカスミ・焦がしニンニク風味」と添えられており、基本の濃厚豚骨にそれがプラスされる展開なのが分かりやすい。
 
 
仄かにポタポタ感じる豚コラーゲン!豚骨特有の野趣もほんのり香るボディ感!

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 まずはベースの味ですが、それはしっかりとピュアな豚骨エキス感。濃厚と銘打ってますが、個人的にはかなりマイルドでドロドロとしたタイプではなく、サラサラと食わせる優しい感覚と受け止めます。また長浜系とも違い出汁のような豚骨コラーゲン感よりは、少しばかりポタポタとしたトロミがあるようす。塩気でぐいぐいと旨味を引き出すタイプでもなく、全体的には脂の甘味が溶けているような展開です。
 

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 さてこのコラーゲン感ですが 、個人的な妄想ではゲンコツよりはカシラの個性も見え隠れしてるようなイメージ。ほんの微かですが、独特の豚臭気を滲ませる部分があり、優しい豚骨感の中に漢気を感じるようなコクがあるように感じました。ポタポタ感もそこから来てるのかもね。
 
 
確かに溶けるイカ墨のコク!焦がしニンニクが墨風味をアクセラレート!

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 そして黒の味変化。イカスミは、やっぱり濃厚豚骨に溶けても主張する個性です。イカ墨パスタは、就職で上京してから初めて食ったのですが、度肝を抜かれた思い出あり。魚介系らしい風合いと豚骨の動物系が喧嘩しそうで、それが全くない。豚骨のコクにイカ墨のコクが相乗効果で味わい深く感じます!。ただ全体を染め上げるほどのパワフルさはなく、ちょっと豚骨に道を譲ったようなレベルで、それがまたラーメンらしい収まり方かな・・・なんて感じます。
 

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 豚骨とイカ墨のパワフルさには多少押され気味な感じがするのが、焦がしニンニク。いわゆるマー油ですが、スープ全体と言うよりイカ墨をアシストするかの展開。イカ墨とニンニクの相性が良いのはご承知の通りで、まさにテッパンの相性。イカ墨が生き生きとした輪郭を放つのは、この焦がしニンニクのおかげかと感じます。
 
 

 

 
 
<麺> つけ麺にも通じるハードな腰つき!固めな歯応えが快感!風味感じる旨さ!

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 このブランドだと、やっぱりつけ麺の方が人気ですね。なんたってボリュームが選べるし多いし、若者向きって感覚。自然と若い客層がメインとなり、私一人浮くような状況です。
 
 
多加水系で弾力感低め!外固ライクにクッシリ感じる重厚歯応え!

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 そんな意識からか、つけ麺ライクだなと感じるのが正直なところ。それらしい固めなニュアンスで、しかも外固と感じるような歯応えです。多加水系で表面はツルツルしており、汁の抜けが多そうなのだが、ポタポタする出汁のおかげでいい感じで出汁をキャッチしてる。滑らかな地肌には格好のスベりの良さも印象的です。微妙にクッシリとした歯応え感で、プツプツと千切れたあとは仄かに素地の風合いも感じる展開がいいね。
 
 
つけ麺のように噛み締めて旨し!豚骨野趣とイカ墨コクを受け止める素地感!

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 噛み締めるとまたいい感じ。豚骨の出汁と黒いタレのイカスミのコクが、咀嚼で一体化してゆきますが、素地の甘味がじわじわと感じるようで、そこがまた旨し!。喉越しを楽しむ太さではないから、しっかりめに噛み締める所作になるのも都合いいみたいです。てなわけで、つけ麺のように噛み締めて旨し!豚骨野趣とイカ墨コクを受け止める素地感という旨さ!
 

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<チャーシュー> 武蔵と言えば肉!とろとろ脂とふわふわ赤身!菓子のように柔らかく甘し!

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 シンボリックとも言える肉の塊!。ロースト&ボイルで滴るような柔らかさを浮かべつつ、タレの漬け込みで褐色に染まるのが実に旨そう!それが子供の拳くらいの大きさが2つ。これがこのブランドなりの特製にあたるサービス。これも若い人にはウケるね。
 

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 脂身・赤身・脂身赤身・・・と美しく重なる層。外側の皮に近い部分もシッカリ脂が残っており、まるで豚の角煮を思わせるフォルム。それがふかふかな歯応えで、噛み締めても抵抗なくさくりと食える!肉の塊と言うより大きな麩菓子をかじるような感覚?。
 

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 円やかな辛甘醤油ダレが浸透した脂身は実にトロトロして脂の甘味を放出!スープにも溶けていると思われコク深さが最高です。そして赤身はそれを吸い込んでるかのように、スポンジ状態で肉本来の味と重なり合う旨さ!。麺大盛にしなかったのは、この肉を負担なく味わいたいためで、2個を十分時間をかけて堪能いたしました。嗚呼、ここにビールがないのが非常に残念だが、若い方なら白飯と合わせても絶好でしょう!。激しくオススメ!。
 
 

 

 
 
<味玉にハズレなし!> 薄出汁の徹底的な深い浸透!卵黄の深い甘み!白身も出汁を感じる旨さ!

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 とても無骨なブランドにしては、上品な仕上がりです。見た目は醤油出汁の深さを感じさせるが、醤油と言うよりは出汁のイメージが深い印象。卵黄の仕上がりがベストで、全体があんぽ柿のようにジュレっぽくて柔らかさが最高!。した全体に絡みつき、濃密な味わいが絡みます。マチュアな甘味があるものの、程よい甘さと言うのもいい感じで、上品と感じさせる由縁です。
 

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 なんと妙に白身が旨かった!。優しい出汁がシッカリ浸透しているだけあって、白身だけでも味わい深くて旨しなのだ!。このブランドだと味玉をスルーしている人多そうだけど、実は旨いよ!ここの味玉!。
 

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<他具材> 下味旨さに仄かな酸味を感じる太メンマ!極太麺の隙間に入り込むキクラゲ!

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 スープや麺、そして肉などキャラクターが濃ゆいので目立ちにくいが、メンマもシッカリとしたもの。太メンマで薄出汁がシッカリ浸透し、さっぱりと味わい深いものです。大きい割にはサクサクポリポリと小気味よく歯切れるのも好印象で、噛んでいくうちに淡い酸味を感じさえるのも、個人的には好きかな?。
 

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 またキクラゲが好き。やっぱり豚骨の出汁にはキクラゲが会うのよねぇー。歯応えと風味がベストマッチ。ただ、太麺とは絡みづらくて、いつものように印象には残りづら買ったのが正直なところ。もう少し粗くカットしてもいいんじゃないかと、少し思っただけー。
 

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総じまして「ガッツリ肉とシッカリ太麺を受け止める・・・豚骨とイカ墨の旨さのダブルアクセル!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。この5月はブラック系を追い求め過ぎて少し疲れを感じて始めたところ。なのでナイスなイカ墨機転で楽しめました。豚骨にマー油だけじゃなく、イカスミでコクを増すと言う発想も面白いし実際に旨い。イカ墨って旨いと教えてくれる一杯かも。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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