ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4570】 貝出汁中華そば くらむ (東京・二子玉川) 味玉中華そば 塩 + あさりの混ぜご飯 小 〜浅利と帆立のダブルスタンダード!貝出汁と豚骨白湯のダブルスープ!あまりの旨さにコンフュージョン!一回食っとけ!

洒落た街には旨いものあり!旨さが濃ゆい貝出汁拉麺!
 そろそろ梅雨の蒸し暑さも感じだしたこの頃。冷やし系の季節到来!。週末あれこれと都内の名作冷やしをネットで物色してて、たまにはと二子玉川周辺の「鮎ラーメン」の近況をチェック。すると「ぼぶのラーメン紀行」さんの記事を偶然発見して、目に飛び込んできたのがこちら「貝出汁中華そば くらむ」さんです。妙にそそるぜぇ・・・。取り敢えず少し買い物もしたかったので、車で go to 玉川高島屋S.C!
 

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 本当は、着いてからも鮎ラーメンに行くつもりだったが、雨がパラつくし開いててもどうせ激しく並ぶし・・・。などと考えてたら、立体パーキングを出たすぐそこに、「くらむ」さんがあるではないか。しかも日曜の繁華街ランチタイムで混んでないよ。いずれいつかは気になって行くのなら・・・、今行っとけ!と言う衝動だけで、突撃訪問してみましたよ。いつも割と執念深い私としては、今回はひょっとして珍しい行動?。
 
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<全体> 風合いはぽたりとした動物系の明るさ!色合いは滋味深く感じる魚貝系の落ち着き!白濁淡麗なる風景!

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 それにしても、都内では近年は貝出汁が注目を浴びる?店が増えてきたような気もするね。一時期ほど驚いたり、すごく興奮することも減ってきたと思っていたのだが、知ったかぶりもいいとこだと今回は自省しました。そんなきっかけを作ったのが、この一杯!この麺顔でございます。
 

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 おおお!事前に予習済とは言え、軽やかに白濁するスープ感はちょっと独特!脂膜がしっとりと覆いながらもシルキーと言うかミルキーな感覚。思わず鶏白湯と比較してしまいますが、それよりはずっと穏やか。見慣れた麺顔のようでもあり、ちょっと他にない濁り感覚ですね。例えば風合いとしては明らかに動物系のエキス感がありあり。なれどちょっと抑え目と言うか、微妙に淡麗な風貌もあるような気分にさせる。貝出汁と知っていればこその反応でしょうが、やはりそこには魚貝系らしい滋味深い落ち着き感が溶けているように思えます。エキス感で濁りながらも、白濁淡麗と行った感覚?。またスープに気を奪われがちですが、肉も低温調理系のしっとりした仕上がりで、出汁のシルキーなフィーリングと合っているようですね。
 

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<スープ> ホタテとアサリの滋味が凝縮!上品な豚骨煮出汁は風味広がる!奥深さと拡散を感じる旨さの展開!

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 さて注目のスープですが、見た目に反してかなり旨さでアピール性が高いです。舌の上で転がさずとも、口に含んだ瞬間に旨さが濃密に・・・優しく広がる感覚。
 
 
優しくフィットするホタテの貝出汁アピール!食い進めるほどにパワフルさを感じるアサリの滋味感覚!

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 看板に偽りなし!まさしく貝出汁!蘊蓄書きを読まずとも、これは浅利の他に帆立あり!と瞬時にわかりますね。帆立の出汁って旨味成分が豊かってよく聞きますが、コハク酸の旨味以外にも複雑なエキスが絡むような感覚。それがベースの豚骨出汁にこんなに合うのかと、ちょっと驚きです。上品で芳醇な貝アピールする帆立なら、魚介に合わせるのがフツーのイメージだったんですが、豚骨という動物系と絡んでも一歩も引かない感覚が素晴らしい!。
 

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 そして味わいに慣れてくるとやっぱり感じる浅利のパワフルな滋味。個人的には・・・ホンビノスと浅利は「The コハク酸」ってな感覚で、まさしく滋味ってイメージ。とにかく貝のエキス感の中では明るい部類で、ホンビノスよりは和出汁の落ち着きにフィットするイメージ。食い進めるほどに貝の旨さを肉厚に伝えてくるじゃないか!。食い進めるほどにハマるとはこのことで、ふらっと訪問したにしては、かなり当たりじゃないかと、序盤から少し興奮気味です:笑。
 
 
甘味が芳醇なる豚骨煮出し!あっさり豚白湯の感覚!貝出汁に共鳴する旨みの広がり!

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 実は、本当にビビッと来たのは貝にマッチングする豚骨エキスかもしれない。豚のエキスが、帆立と浅利を下支えするどころか、ググッと底から押し上げてスターダムにのし上がるような勢いさえ妄想してしまうのです。この豚骨が実に上品!上品過ぎる!。豚エキスが濃ゆいので肉から採ったわけでもない。ならば定番のゲンコツ?いやいや・・・あの独特の匂いが全くない。ぽたぽたと口の周りに貼り付くコラーゲン感もないので、カシラは未使用と断言できる。だってゲンコツ以上に匂いが強いからね・・・。こんなに上品でクセがない上に、しっかり濃密に動物感を伝える豚出汁が見事!。これがなかったら、貝出汁の芳醇な展開はないだろうね・・・・。いやはやスープが素晴らしくて、心は晴れたよ!。そんな旨さ!。
 
 

 

 
 
<麺> 上品な明るさと透明感ある白い地肌!豚&貝の乳白色スープに絡みつき甘味を溶かす!

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 麺も予習して知ってたんですが、すごく明るいくも上品な中太麺。この出汁感なら真逆に粉感アピールの極細麺でも面白そうかな?と妄想。しかし、そこはやっぱり貝出汁メインなので、風合いを譲るなら多加水もちもちストレート麺が適切なんでしょうね。
 
 
明るい乳白透明感の平型中太ストレートの多加水麺!粘るような品やかさに出汁は絡む!

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 微妙に平べったさがあるので、平打ち麺と言うべきか迷ってます。なので平型と表現。多加水系ストレートなので、麺線がくっきりと、そして優しく見栄えが良いのが特徴。そして、透明感ある乳白色と言うか、出汁の脂分が貼り付いているのか、とても光沢感があります。こりゃツルツルと高速に滑るなと感じつつ啜り食らうが・・・品やかさの中に粘りを感じる、面白い食感!。プツプツモチモチと弾ける部分もあるけど、歯応えや舌触りに粘るようなフィーリングがある気がするよ。旨いけどむしろ面白い!。麺が粘っているのか、出汁が貼り付いて絡んで浸透してそうさせるのか・・・・。序盤で大盛しておけばと激しく後悔。
 
 
出汁を吸いがちで味わい深く!素地の優しい甘味と一体化する旨さ!

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 多加水で淡く弾くような食感でも、やっぱり出汁を吸い易いんでしょうな・・・。クチリと奥歯で潰すと、貝出汁と豚骨の旨味を含んだ素地の旨味が広がります。風味よりも甘味を感じさせるイメージで、素地にはすでに貝の旨味が含まれ、豚エキスが絡んでいるようで、咀嚼の度に優しい甘味と一体化する旨さ!。
 

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<チャーシュー> ごく旨2種低温調理肉!超大判のしっとり豚方ロースと弾ける弾力の鶏胸肉!出汁に絡む!

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 平成末から令和にかけて、拉麺に乗る肉に広がった低温調理。個人的に今はまた原点回帰のように、吊るしとかロースト系が注目を浴びつつある・・・ってほくそ笑んでいます。しかし、この一杯この出汁感なら、低温調理のチョイスがベスト!。香味がぶつかり合うことはなく、しっとりした肉感肉味と、貝出汁&豚エキスは相性いいみたい。
 
 
豚肩ロース!超デカい薄切りスライス!赤身は出汁と絡んでほてり脂身は溶けて甘味を滲ませる!

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 「貝出汁中華そば」と銘打って、配膳されるのはこの肉感!。肉肉し過ぎては台無しだし、かといって控えめだと物足りない。見栄えアピール感ありありで、全体に重過ぎず、そして汁にフィットする低温調理です。スープの熱で全体の色合いが少しほてるくらいの薄切りスライス。薄いために赤身だけでなく脂身もほんのりと熱を帯びて甘くなるようなイメージ。
 

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 薄いけどこれだけ大判だと食べ応えもあるし・・・チョイスとしては最高ですね。赤身の肉味には貝出汁と豚骨が染み渡るのも旨し!。脂身が細かく差しているのも品質いい感じ。これなら特製にして肉増しにしてみるべきだった・・・出汁とのバランスを崩すことなしなので。
 
 
鶏胸肉!上質コンフィ状態で筋繊維の隙間に入り込む出汁!弾ける食感に滋味と甘味を知る!

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 鶏胸肉のコンフィは、まさにオールマイティ!どんなスープにだって合う!。清湯系にはもちろん、鶏白湯だってマッチする。筋肉繊維の皺の隙間とか割れ目とかから出汁が浸透するし、元々の滋味とすごくマッチ!。ふかふかな化粧パフのようなサイズと食感なんだけど、肉が弾けるような弾力ある仕上がりがいいね!。
 

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 淡白な肉なのに・・・嗚呼、肉を噛み締めてる!って感じが生まれてナイス!。
 
 

 

 
 
<味玉にハズレなし!> ここにも貝エキス??淡麗な下味にも深みあり?濃密な卵黄にもキリリと染みる滋味深さ?

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 味玉の下味もやっぱり貝出汁なのでしょうか?。白身は均一に薄出汁が浸透しており、それだけでも味わい深いもの。和出汁の風合いもあります。ただ、出汁で甘いこともなく、塩ダレって感覚もないのに味わい深いのね。
 

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 それは卵黄にはもっとそう感じて、マチュアな仕上がりなんだけど甘いって感じより玉子の味ってナチュラルさが残ってたのが印象的でした。塩気でコクを引き上げる風でもなく・・・ねっとりと舌に絡みつくけど、適度な塩気?。そんな味の輪郭に、無意識に貝出汁を紐付けてしまいました:汗。でもやっぱり旨いわ!味玉ってどんな出汁に浸っても最高!。
 

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<〆飯> あさりの混ぜご飯!あさりとホタテの旨さがしっかり染み渡り三つ葉の清涼感で華やぐ旨さ!絶対食っとけ!

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 これ絶対に食っとけ!マジで思ってます。並と小ありますが、小(150円)が実にリーズナブル。安い上に貝出汁の深い味わいがしっかり楽しめる!。帆立と浅利の旨味が、拉麺同等に深く染み渡ってますし、米粒が立つように凛々しくも噛み締める喜びあり!。貝の旨味がしっかり目に含まされており、そこに三つ葉の清涼感が絡むと悶絶級です。別腹に入ってゆくような旨さじゃなく、優しく染み渡りつつもしっかり出汁を楽しめる理性的な旨さ!?
 

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 そして・・・残った出汁をかけましょう。これはお店からもそうオススメされてますので、いつも、とまそんがやってるおチャラケではありませぬ。貝出汁感覚が高まる?深まる?ばかりでなく・・・へへへ、豚の旨味も足されるので激うまです!。こうなれば無意識に別腹でも食える感覚になるかも!。これは超超激しくオススメアイテムです!。
 

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総じまして「浅利と帆立のダブルスタンダード!貝出汁と豚骨白湯のダブルスープ!あまりの旨さにコンフュージョン!一回食っとけ!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。いきなり開店した極旨貝出汁拉麺!一体どこの系列なのか?どこで研鑽したのか?無知故全く不明ですが、確かなのは旨さ也。なんだか貝出汁がマイブームになりそうでまた自分の中でヤバイ気分です:爆。ところで「近日発表」という謎メニューが今後控えており、激しく興味をそそるのだが・・・。酒飲めるタイミングで再訪しようかと欲す!知名度が上がると行列するんでしょうね、その前に激しく今オススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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