ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4569】 中華ソバ 燜tana 上石神井店 (東京・上石神井) 肉ニンニク中華ソバ + 和え玉 〜大丼&肉増しで迫力満載!お洒落でちょっぴりおすましなニンニク拉麺!

吉祥寺のカレー名店が拉麺で新たな展開!

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 カレーの名店モンタナ@吉祥寺のセカンドブランド!?・・・これはこのエリアをホームにしている私としては見逃せない事件です。遅ればせながら、晴れ渡る休日に訪問してまいりました。運動不足解消も狙ってチャリで快走。やはりモチベーション上がることと絡めないとやる気でねぇ・・・。
 

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 ところで、チャリで走ってて改めて思うわけですが、練馬区上石神井から関町界隈って、実は凄く落ち着いたいい街。閑静であり道幅も広く、邸宅街もありつつも庶民性もあって人気あるんですよね。そんな街に住む洒落たご家族づれとかカップルにとてもウケるようなオープンな雰囲気、そんなお店に仕上がっておりました。
 
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 カレー系イチオシかと思いきや、「煮干し」「ニンニク」「ざる」「まぜソバ」と結構ラインナップ広げた展開。まぜソバだけがカレー系ですが、他に王道のドライカリーも備えてありました。そして「肉」追加のラインナップも通してる。カレー名店だけに、拉麺は半身かと思ってたのは、大きな間違いだったようです。これは激しく期待させてくれますね!。
 

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<全体> 東京西エリアを代表する「東京豚骨醤油」と「にんにくラーメン」のハイブリッド感!分かりやすい旨さ!

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 今回は単純に、メニュー名称でググッときたものに絞りました。「肉ざる」も激しくそそりますが「肉ニンニク」て言葉が私の胃袋を捉えて離さない。今回は理屈抜きに「肉ニンニク」と心中するつもりでそいつのボタンを叩き押します!しばらくして配膳されたのはこんな麺顔!
 

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 おおお!こんなに背脂の海だったのか!宣材画像とはかなり違い過ぎるじゃないかと思えど、へへへ・・・この感じもなかなかナイス!。スープ表面余すところなく背脂が浮きまくり。確実にこれは燕三条系ではなく、なんとなく「東京豚骨醤油」?それとも東京西エリア・・・小平・小金井近隣に点在する「にんにくラーメン」を彷彿とさせる仕上がりですな。思えばかなり久しく食ってないだけに、そそりまくる表情!。そして特徴的なのは、丼がかなりデカいと言うところ。写真だけではサイズ感がわかないので、単なる汁多めで具材と麺が少なめなように見えるかもですが、埋もれているだけで、肉も麺もかなりボリューミー。かなり食らい応えがある一杯と仕上がっております。男の昼飯としても十分満足なはず。
 

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<スープ> ベースの豚コクに背脂の甘味とニンニクの香ばしさ!一口啜れば爆旨モード全開!

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 一口啜り味わうと、脳天直下で駆け抜ける分かり易い旨さ!。甘塩っぱいカエシ豚エキスの充満!そして染み入るニンニクの出汁感がたまらないのです。
 
 
埋め尽くす背脂の海!そしてその甘味!豚の旨味と甘さの渦!円やかなカエシが優しく浸透!

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 超細かいけど肉厚に思えるほど、スープの表面を覆う、いや埋めている感覚です。なかなかスープのボディ本体には辿り着けないほど。この背脂の細かさがしっかりと豚の甘味を伝えまくってコク深く仕上がってるのは一目瞭然です。そしてベースストックの甘辛旨さがナイスバランス!。東京豚骨醤油系のように、さっぱりしつつも塩気で引き出されたような豚エキスが感じられます。塩気と言うより白い粉のアミノ感覚もあるような気がするが、むしろそれがいい。そして醤油感が円やかです。醤油が甘いと言う感覚ではないが、背脂にマッチしているのか、醤油ダレが甘辛く感じる輪郭に思えてならない。実際に元はそうなのかは別として、仕上がりは醤油円やかな展開です。
 
 
出汁に溶けて香りと塩気と甘味を発するニンニク!名作ニンニクらーめんを彷彿!?

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 吉祥寺からの展開とあって、なんとなく背脂から「ホープ軒」、ニンニクからは「よしきゅう(近年三鷹へ移転)」を連想してしまうが、全体的には小平の「にんにくラーメン」の方が近いようなイメージです。薬味として刻みニンニクを入れるのとはちょっと違う広がりで、ニンニク自体が出汁の一部として、まるで煮込まれたような妄想を覚える全体とのまとまり方が素晴らしい!。この点、中央線界隈のコアなラーメンラバーの方達に、少しでも伝われば幸いに存じ上げます。後味に少し甘味が残るのも不思議と面白く、これはヤミツキ系な一杯かもしれません。
 
 

 

 
 
<麺> 三河屋製麺!ツルツル滑りもっちり弾ける明るいストレート太麺!噛み締めて出汁の旨さ弾ける!

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 このメニューだけなのか?太麺と細麺と選べます。この背脂系統だったらフツーは太麺と発想してしまうが、細麺だったらどうなっていたのか・・・。きっと背脂絡みまくって背脂啜る感覚に近いかも(笑)。次試してみようか?
 
 
ツルツル地肌の光沢感!もっちり弾力の多加水太麺!背脂を貼り付かせて滑る食感!

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 非常にフレッシュな色合いの小麦の感覚。中太と分類してもいいのでしょうか?グラマーなストレート太麺で、一見汁の抜けが良さそうな風貌。ツルツル地肌で光沢感がありありです。いかにも多加水な表情。その通り前歯ではプツプツと歯切れ良い反面、奥歯のファーストタッチはモッチリとした明るい弾力を示します。そして太麺なりに汁の持ち上げは得意ではないと思うものの・・・背脂をあちこちに貼り付けて持ち上がるのが実に楽しい!。啜る時に背脂で滑ることはないのだが、口の中に入れた途端に溶けるのか、妙に厚みを覚える旨味を感じるのです。それが楽しくてならなかった!。
 
 
ヌチリと奥歯で潰した後の・・・出汁とニンニクが効いた麺が旨し!

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 ニンニクと豚骨醤油のエキスは天才じゃな・・・噛み締めながら思いました。素地の風味より出汁と絡んだ時の甘味が得意な感じの麺。甘辛豚骨醤油出汁は、着実にじわじわと浸透し始め、それと一緒にニンニクのエキスも滲ませます。プツプツと歯切れよかった麺は、束になるとヌチヌチと腰が強くなり、噛み続けて飲み込みやすくしてゆきます。その過程で、出汁とニンニクが効いた麺のう旨さに火がつく!。背脂は完全に溶けてなくなっているのでそいつの効果はわからんが、麺の旨さが一気に広がりますわ!。噛み締めて旨さ弾けるとはこのこと!。和え玉より、大盛の方が良かったかもとちょっと感じたかも・・・。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> バラと肩ロースの豚2種肉!ロースト効かせた確かな肉の食感!肉本来の味重視!

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 カレーとは肉の扱い方が全く違うのでしょうが、そこはやはり飲食のプロ!。豚の二種肉を存分に楽しませてもらいました。バラと肩ロースそれぞれ3枚計6枚。充実度高し。
 
 
豚バラ肉!キレイに整形された三昧肉!脂身と赤身それぞれの旨味が重なる充実感!

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 しっかりと整形された肉。いわゆる三枚肉と表現される、脂身と赤身の層が美しく重なるタイプです。余計なところはカット処理されてるので、歯応えに引っかかる部分は一才ございません。バラ肉は豚の中でも一番甘味のあるところ。煮込まれてトロトロになったり、焼かれて焦げて高くなっても香ばしくて旨い。冷めても旨い肉。万能ですな。
 

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 仕上げの後付け焦げ目が見た目もよくて香ばしき。歯応えは柔らかすぎず、やや引き締まった歯応えの後に溶けて崩れてゆきます。脂身の甘さと、赤身の肉味、そして焦げ目と下味の塩気・・・濡れた出汁と張り付く背脂・・・それぞれが、渾然一体となった旨さが素晴らしい!。これは激しく冷たいビールが欲しくなるね!。この店の雰囲気なら、ハートランドが似合いそうだ。早くそんなことが気軽にできる日々がおとづれて欲しい。
 
 
豚肩ロース!引き締まる赤身の食感に沁みる滋味!ローストの香ばしさに脂身と背脂が入り混じる旨さ!

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 一方の肩ロースは、赤身メインで楽しめるが、ロースより少し脂身が差すのが個性的。調理法によって味わいの幅を感じるのが素敵です。煮ると脂は溶けて赤身に浸透し、脂が抜けたところには出汁が浸透。スポンジのような構造で肉味と出汁味を楽しませてくれる。またローストにも合うね。周囲は焦げて旨味が逃げ出さないコーティングとなり、中に封じ込める。溶けた脂の旨味は逃げ場を失うようで、赤身に飽和するかのように溶け込んで、むしろジューシーに仕上がる。さてこのチャーシュー・・・なんとなく、そのどっちもありな感覚で楽しめました。
 

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 さらにここにも背脂が十二分に貼り付きますから、+α な感覚で旨さが分厚く感じるかも。釜焼肉を出汁に浸してふっくらさせ、背脂ソースでディップしたような構成の旨さと感じます。こちら肉増しが激しくオススメ!。お酒が出せるようになれば、別皿で対応してもらいたいと、今から胸を膨らませるばかり!。
 
 

 

 
 
<他具材> メンマ!強烈な個性集まる中・・・清涼な歯応えとサッパリ味で一息つける旨さ!

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 汁と麺と肉。あとは薬味とメンマ少々・・・そんなシンプルな構成ながら、メンマも気が抜けません。あまり主張をする味わいではないけど、個性が強い集まりの中で、唯一ほっこりとさせるのが役割な様子。フレッシュ感を保つ仕上がりで、小ぶりでスリムなフォルム。淡くコリコリと食べやすい食感で、そのまま食らって箸休め的に味わうといい感じです。もちろん、麺と絡めてもいい感じ。
 
 

 

 
 
<和え玉> 仄かに魚介が混じる風合い!残りスープと醤油タレを加えて旨さ抜きん出る!一気に完食!

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 さて、そろそろ口頭でタイミングを伝えるか・・・と思った瞬間に、何も告げずとも配膳が完了です。エスパーか!。いやきっと、私の進捗具合を見ておられたのでしょう。さてこの和え玉は「細麺」限定。味付きとは書いてないが、和え玉とあるので、味付きなのか、そうでないのか?。答えはほんのりと魚介の味が足されております。きっと少しばかりの醤油タレに煮干し中華の出汁を足したような感覚??。
 

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 個人的にはそのままでは淡いと感じましたので、丼にドボンとするか迷いました。ただこれまでの太麺とは一転した強い風合いが、丼ドボンだと勿体無い気がして、残ったスープを少し足したり、テーブルセットの醤油ダレを垂らしたりして試行錯誤してみました。結論としては、残りスープを足してもいいが、醤油ダレ多めで食らうのを激しくオススメ!。少しニンニクでも溶けているような風合いで、かなり相性よし!。酢もテーブルセットにはあるので、酸っぱい系が好きな方はそちらも試す価値ありでしょう。250円。ちょっとお高いかどうかは、人それぞれ。
 

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総じまして「大丼&肉増しで迫力満載!お洒落でちょっぴりおすましなニンニク拉麺!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。実は「ドライカリー」がとても旨そう!。吉祥寺の店のファンも駆け付けてるようで、カレー狙いな客もおられます。なのでセットメニューで「ミニドライカレー」付けるのが一番いいのかも。ただ煮干し中華にしか適用されないかも?なので、ニンニクで可能かはスタフに聞いてみてください。新店舗なれどかなりバリエーション楽しめるお店!酒が飲めるようになってからがまた楽しみ!再訪問確実!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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