ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4567】 中華蕎麦 ひら井 (東京・北府中) 中華蕎麦 並 + 味玉 〜直系二郎からの見事なる転身!そして芳醇なる豚コクの展開!自家製麺の質実さ!いきなりハイスペック人気店!

野猿二郎出身!遅ればせながら話題のお店へ!
 4月末から5月末にかけて、新規開店のお店への訪問がほったらかし〜。今頃になってボツボツと回収に当たろうと、午後の半日代休を利用して、今回は北府中駅からテクテクと、こちら「中華蕎麦 ひら井」さんへとやって参りました。開店当初からかなり注目を浴びている様子。その理由の一つは、八王子野猿街道と言えばラーメン二郎!野猿二郎ご出身のお店というから、話題性ホットになるわけです。ところが、当然二郎系と思えば全く違う趣向への転化と言うことで、これまた更に話題をさらうと言う展開!。噂では結構並ぶと聞くし・・・ちょうど今頃、落ち着いた頃合いに時間をズラして行けば?と考えて決行に及びました。
 

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 ところがかなり並んでるー・・・。しかも「支度中」と言う看板まであるから売り切れか!と思うと泣きそう。悔やみきれず、ダメもとでスタフに確認すると、単に裏返すの忘れてただけだとか(爆)。おいおい、全く焦ってしまったぜい(汗)。先に食券を買ってからお並びくださいとのことなので、素直に従いましたが12番目。そこから更に増えて午後2時前には17名程度まで伸びる。かなりフィーバーが続いてます!。
 

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 券売機のポールポジション周辺は「つけ麺」類にしめられてます。しかも今後「味噌つけ」「辛つけ」とつけ麺推しの店のようです。フツーならそっち行っとくんだけど、夏も近いことだし、少しでもスリムになっておきたい私。オヤジになっても、モテモテボディーがホ・シ・イ!・・・しね。フツーに中華蕎麦をチョイス!。それだけじゃ寂しいので
当然味玉追加!。
 
 

 

 
 
<全体> 豚骨醤油と言えど直系二郎出身とは思えぬ転化ぶり!崇高な濃厚感とガッツリ肉感が天晴れ!

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 ところが、隣客へ先に配膳された「チャーシューつけ蕎麦」がめちゃ旨そうだった!。目が釘付けとはこのこと。深い褐色の太麺と肉の迫力にすっかり魅了!見惚れてたら、あっち行けしっしっ!な目線を送られて我に戻ります。しばらくして配膳されたのがこの麺顔!。
 

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 おおお!他人の女房「つけ蕎麦」に見惚れている場合ではなかった!我が女房「中華蕎麦」もかなりのもんですよ!同じく心を奪われました。本当に野猿二郎のご出身か?と感じてしまう風貌。つけ麺だけ見たら一燈系譜と言われても信じてしまうかも。しかし中華蕎麦はかなりの極細麺でこれまた驚く!。出自からベースを変えるだけでなく、汁系・つけ系でもこれだけ変化させるものなのか?。また肉の存在感が圧倒的!。デフォルトの一枚だけで、視覚だけでなく芳ばしい香りを充満させてアピールしまくり。画像や動画では伝わらない香りを言葉でお伝えしたいが、語彙力の低さに焦ったさを噛み締めております。配膳の瞬間だけで、こりゃ流行るわと感じますー。
 

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<スープ> 豚エキスの溶込み!チャーシューのタレと香ばしさが滲む!微妙に貼りつくコラーゲン感!実に芳醇!

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 分類するなら「豚骨醤油」だけど、出身の二郎系とは全く違うし、当然家系とも違う。実に濃厚なれど円やかさが広がる展開なのであった・・・。
 
 
濃ゆいけれどあっさり食える芳醇豚エキス!丸いカエシにチャーシューの旨さ滲む!

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 スープ一口目から「うま!」と頭の中で大合唱。豚・カエシ・タレ・・・それぞれが実に芳醇に絡み合う!。まず豚の煮出しが実にしっかりとしており、濃厚豚骨のようなコク深さが秀逸!。しかし濃厚というレベルの濃度でもなく、ちょっと余裕を感じるところで「芳醇」と感じ入る旨さがナイス。濃ゆいけどしつこくないのです。
 

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 そしてカエシ。豚骨の煮出しと言えば塩気でグイグイと引っ張り出すようなイメージもあるが、こちらは塩気が円やか!。尖りは当然なくて豚の芳醇さを下支えしてるような立ち位置ですんなり食える。ちょうど「いい塩梅」でしょうか。そしてそのカエシと結びつくのが、なんとチャーシューなのです。見てわかるように周囲の焦げ目の香りが、まるでスープに溶けいるのかと(実際溶けてるんだろう)思うほど、タレの甘味と焦げの香ばしさが出汁感を高めているのです!。これは無条件に炭水化物を欲する!。白飯追加でも良かったかもしれません。
 
 
仄かにぺとぺと感じる柔らかコラーゲン感覚!

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 冒頭から夢中で気がつかなかったのか・・・中盤から非常に仄かにコラーゲンを感じます。ゲンコツ?白濁してるからそれもあるかもね。カシラも考えたがあの野趣な香りまではしていない。ひょっとしたら鶏豚ミックスで、モミジかと妄想すれど、ちょっと私の駄舌では不明。微かにかペトペトしたところが、食べ応えにも充実感を与えてくれます。ちなみにスープを全部平らげて、沈殿物を視認したけど、髄粉はあまり見受けられずでしたー。
 
 

 

 
 
<麺> 博多麺か!と惑わす極細ストレート細麺!素地の強い風味と甘味!持上げまくりの濃厚出汁との絡み!

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 自家製麺とのことで直系二郎出自なら、実は少しオーション配合に予想と期待をしていたのだが、これも全くハズレたー。実に風味良いストレート麺であった!
 
 
濃密芳醇な出汁を見事に受け止める風味高さ!素地の旨さしっかり!

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 え!博多麺!!その点でも目が釘付け。ま、極細なら何でも博多麺!?ってダボハゼのように反応してしまうのですが、肉が蓋して分かりにくいが、麺線も整っており非常に箸を入れる前から興奮させます。食らうと少し湿り気のあるクツクツとした歯応えが痛快!。実に風味が高くて、芳醇濃厚な出汁をしっかりと受け止める強さを感じます。
 

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 博多麺のような熟成感強い風合いとも違い、もっとフレッシュでストレス少ない風味よさ!一言で言うとナチュラルな小麦の風合い!それが濃ゆいという感覚で、出汁を吸い込もうとしないため意識的に噛み締める。それが噛めば噛むほど汁との一体化と素地の甘味が膨らむような展開!。替え玉があったら絶対にやってたわ!。
 
 
さすが極細ストレート!出汁に絡みまくり!出汁を持ち上げまくり!

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 細くて凛々しい腰つき。そして元から麺線が整ってるから、出汁に絡みまくり。出汁を持ち上げまくり。出汁を吸いにくい反面、大いに絡みつくから旨味が濃厚に楽しめる展開です。また熱ダレにも強いようで、最後まであまり変化せず同じように楽しめるのもいいね!。夏を意識して食事制限するより、この刹那の愉悦に浸るべきであった・・・大盛必須です!。
 

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<チャーシュー> まさに主役級!周囲の焦げ目とタレの香ばしさ!赤身の肉味と脂の甘味がどれも最大級!

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 肉のデカさ!これが最近の新店のトレンドなのか??たまたまなのか??中野の新店舗を訪問したばかりだから、最近妙にそう思う。そして・・・時代はポスト低温調理へと向かっているような気がする・・・。
 
 
配膳の瞬間から香ばしさ立ち昇る肉!しかもキングサイズ!

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 デカい!つけ蕎麦食ってる客の反対側の客は女子で、肉で興奮してるのが伝わります。分厚い!デカい!そして肉の全てを感じる旨さ!。まず最初は皮のカリカリ感。皮の焦げ目をしっかりと味合わせてくれますが、これほどカリカリと楽しませるのは、ラーメン屋ではちょっとすぐに他を思いつかないかも。
 

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 そして肉味。豚肩ロースなので、赤身にも少し脂身の旨さがさすとは言え、肉本来の味わいが実に深い。赤身の滋味が脂身の甘味に溶けて、口の中でジューシーに広がるのが素晴らしすぎます。しかも脂身がしっかりと厚みがあるのがたまらん!引き締まった脂身を噛み締めると、蕩けて甘味が口の中んで充満!。それと芳ばしい皮と、ジューシーな赤身と混じり合わせて食らうと・・・白飯と言うより、サッポロ赤星を激しく欲してしまいそう!。嗚呼、肉を食ってますます、早く緊急事態宣言が明けることを願うばかり!。
 
 
皮の香ばしさ!赤身の肉味の濃さ!脂身の甘さ!どれも一級で肉厚に絡み合う!

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 すでに香りがたつ!芳ばしい!などは上述の通りですが、もう少しだけ補足すると「醤油の甘辛感覚に肉の焦げが一体化」した感覚。スライス麺にもハンディーバーナーで焦げ目が入ってるが、何と言っても外周の焦げ目。皮の部分に徹底的に醤油ダレが深く浸透しております。さらに徹底的にローストが込められてる。これよって、醤油の甘辛い味わいと、脂身の焦げ目が一体化したイメージに昇華した仕上がりです。
 

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<味玉にハズレなし!> 場違いなほど清らか!そして優しい味わい!玉子本来の味わいでほっこりさせる展開!

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 相当な個性の集まりでもまとまりを感じる一杯!。そんな中で、妙に清らかな表情を浮かべるのが味玉です。周りの色合いのせいか、塩味玉か??と思える純白さですが、よく眺めると薄出汁醤油系の浸透を感じます。割ってみると、出汁の浸透で白身が少し杏仁豆腐のような柔らかい弾力を感じさせます。そこだけ味わってみると・・・嗚呼滑らかで優しい淡白さがいいね!。
 

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 卵黄も同様な展開で、卵黄に深く浸透しているものの、出汁が結合してマチュアな甘味を濃密に伝えるって程にまで、展開はなさそうです。その一方で玉子本来のナチュラルさがありいい感じ。あえてスープに沈めてみても味が足されて旨いじゃないか!。やはり侮れぬ旨さ!。100円設定というのも質感と比べれば良心的!。激しくオススメしておきます!。
 

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<メンマ> 目立たないが何気に良質!コリコリ歯応えに素材とした味の甘さ秀逸!

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 メンマも実はすごく旨いが、周りの個性には埋もれがちかも。でもこれはきっとメンマご飯なんかにすると最高のタイプ。スリムな材木上で、引き締まったコリコリ感がある。薄出汁の浸透で素材の味わいもしっかり。フレッシュさがありつつ、出汁を吸い込むところもあって、周囲に馴染みやすい旨さです。炭水化物の代表、麺に絡めて食って尚旨し!
 

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総じまして「直系二郎からの見事なる転身!そして芳醇なる豚コクの展開!自家製麺の質実さ!いきなりハイスペック人気店!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。正直言って、ここまでの完成度とは思ってなかったので脱帽です。これは一度訪問だけでは非常に勿体無い!いずれ広がる全メニュー制覇はしたいところです。ちょっと駅から歩くし微妙にアクセスしづらいが歩けない距離ではない!。京王線と武蔵野線利用者には激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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