ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4568】yagu-noodle (東京・住吉) 味玉塩 + 味付き替玉 〜貝の滋味!軍鶏の芳醇エキス!受け止める麺の風味!旨さ三位一体の崇高塩そば!

名店一燈から独立!期待に胸膨らませて遅まきながら初訪問!
 5月は意地張って話題の新店舗に全く行けてなかったので、遅まきながらローラー的に訪問活動開始!。とは言え県境を跨ぐ気にはまだなれないのですが・・・。週末しか行けない東京東エリアへ足を伸ばしてみました。今回は、yagu-noodle@住吉さんへ。
 

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地下鉄よりバス利用の方がずっと楽だそう。しかし、ちょっと最近、運動不足なのもあって、錦糸町駅から徒歩で訪問してみました。ウォーキングには往復でちょうどいい距離感なのですが、そろそろ真夏日で蒸し暑さがかなり出てきた感覚。結構汗をかいてしまって、腹が減る上に喉が空っから!。こんな時は自分へのご褒美に、店でビールをあおりたいところですが、自粛期間で恨めしい・・・。
 

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 それでも、名店「麺屋一燈」でご経験長いとのことで、自然と期待値は上がってしまいます。混んでるかなと思いきや、天気が良すぎて逆に空いてたりしてました。開店フィーバーがちょうど抜けた時期なのもしれません。券売機ポールポジションには特製醤油がありましたが、先月はほぼ醤油系しか食ってないので、流石に醤油をチョイスする気になれなくて・・・まず塩から食させていただきましょう!
 

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<全体> 肉は野趣!出汁は芳醇!麺は繊細!清らかさに大胆さが溶け込む崇高な質感溢れる一杯!

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 奥にテーブル席、手前にカウンター席、バランスよく空いていると思ったけどテーブル席が埋まってる。常連は家族で来られているようで、地元に早速根付きつつあるって感じです。御店主が寡黙そうで一人オペに勤しんでおられます。いい店っぽい雰囲気がすでにあるって感じ。次はやっぱり酒あるタイミングで来たい、渇いた喉を潤そうと二杯目のお冷を飲み干したところで、ちょうど配膳のタイミングとなりました。それはこんな麺顔!。
 

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 おおお!さすが名店での長い経験が生きてるって言う感じの、整った美しい麺顔!。不勉強だったもので、豚ロースの他に鴨ロースがあるだけでググッと魅力的に感じてしまいます。結構肉々しい具材アピールですが、ワイルド感は微塵もなく全体的には淡麗な風貌。スープもすっきり透明感ありますが、どこか薄く霞みがかった表情をしており、エキスの深い溶け込みを想像させます。また意外だったのは麺で、極細ストレート麺!いわゆる九州系の豚骨麺を彷彿とさせますが、こちらも整った表情を浮かべており、やはり美味いものは美しき哉って感じを浮かべますねー。うん、見ただけで当たりって感覚がありあり!間違いなさそうと確信のあとで箸を入れ始めます。
 

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<スープ> 芳醇なる鶏ベースに貝出汁の深く柔らかい滋味!麺の素地の甘味もプラス!

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 見栄えからは鶏塩系+α の感覚で味わい始めますが、これがどんどんと意外な尻上がりを見せる旨さの展開なのでありました。
 
 
軍鶏?地鶏??滑らかな動物系のコクの広がりと貝出汁エキスの深い溶け込み!

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 最初の一口目は、穏やかな淡麗塩の風合いと感じましたが、鶏の穏やかな味わい。しかしあっさりと言い切れない、肉厚さを感じますね。鶏油のコクなのかと思えど味の明るさは低めでおとなしい?優雅?な感覚。他のエキスが溶けたフィーリングかと感じてたのですが、帰り道に先人のレビューなどを拝読すると、正体は「軍鶏」だった(汗)。どこぞのブランド地鶏なのかと探りを入れたつもりでしたが、言われて腑に落ちたって感覚です。仕上がりは確かに淡麗系なのだが、微妙に分厚さも感じる動物系だったので!。
 

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 しかしそれよりもわかりやすいのは、貝エキスの広がりです。最近流行りの貝出汁でありますが、いかにも!ってな主張は抑え目でどこかしら上品な広がり。バリバリと貝のコハク酸がアピールするほどでもなく、風合いとして溶けているような展開なので、実に馴染みやすく、全体の一体感も高めているように感じます。軍鶏とのコンビネーションとしても、これぞ実にいい塩梅というレベル感。おそらくそんなに凝った貝でなく、浅利がベースと感じているのですが、薬味とも相性がよく、大人の客層にはかなりウケると思われます。
 
 
麺の風合いが出汁にも溶けて甘味増す旨さ!終盤はシルキーな微白湯風な仕上がり!

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 旨さは軍鶏と貝出汁に止まらず。後半は甘味を増します。これは麺から滲み出る小麦粉の風合い?素地の甘味がじわじわと滲むという感覚で、仄かな霞みだったスープはいつの間にか明らかに白濁に変化。微白湯とも思えるシルキーな風貌に見えます。視覚の影響って結構大きくて、味わいはどんどんと麺風味も混じった旨さに思え、どんどんと惹き込まれてゆく・・・。小ライスで出汁茶漬けにでもすると最高でしょうな。ライス追加しようか迷い始めてしまいます。
 
 

 

 
 
<麺> 素地風味がしっかりした極細ストレート麺!出汁の絡みと一体感で旨みが高まる!

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 麺を使い分けているのか?隣客の醤油とはどうも違って見えるかも。カウンターで怪しく確認してしまいましたが、ご容赦を。予想とは大きく違っていたもので・・・。
 
 
博多麺?極細ストレート麺!麺の風味とクツクツ歯応えが痛快に出汁を受け止める!

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 なんと博多麺を彷彿とさせる極細ストレート麺!。最近、フツーの清湯系拉麺でも、ちょくちょくと見かけるようになりましたが、トレンドなんでしょうか?。元々カタ麺主義な私は、風味を楽しむところがありますので、結構こういう展開は好きです。フォルムは似ているが、私の思う熟成と高密が高い博多麺とは、少しイメージが違うかも。素地の風合いが強いところは同じだが、こちらはより汁を吸い込みがちな印象があるし、また風合いは熟成感よりフレッシュ感の方が出ているように思えます。より素直に上品なスープとマッチしそうで、これはナイスコンビネーション!。麺の風味とクツクツ歯応えが痛快に出汁を受け止めるって感覚で楽しめます。
 
 
汁を持ち上げまくって絡みつく!咀嚼の度に甘味を発する!思わず替玉!

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 これが思いっきり出汁と絡み合うのよ!。細麺だから麺と麺との隙間の毛細管現象が強めに出るのか。また出汁を吸い込むのも得意なので、まるで出汁が絡みつくような感覚で出汁と麺が一気に一体化するようです。そこを奥歯で潰すとクスクスと潰れて、一気に出汁を炭水化物が融合して変化!。糖化と言うか旨味に変化するのが素早い。咀嚼をすること自体が楽しく思えてなりません。この時点で、ライス追加より替え玉で行こうと心に決めました。
 

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<チャーシュー> 鴨ロース&豚ロースの大胆2種肉!野趣と淡白な肉滋味の共演!サイズ大きく値頃感あり!

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 醤油より塩の方が100円安いのね。逆のパターンはよくあるんだけど。そしてこの価格設定でデフォルト状態の2種肉!鴨ロース入りってのは実に嬉しい!。
 
 
鴨ロース!出汁の熱に溶ける脂身が肉身にも浸透!鴨独特の野趣なる旨みと出汁の重なり!

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 鴨って独特の味わいというか、旨味が濃ゆいと言う印象。いわゆる肉味がしっかりしていると思う一方で、実は脂が濃ゆいんですよね。なので冷めても味わい深いと言う感覚で、肉も旨いが脂の濃さが特徴と思ってます。熱々スープの上に乗せるだけで脂が溶けようとするし、融点が低いんでしょうかねぇー。そんな感覚で、少し温もりが入り出汁と混じるだけで超美味い!。
 

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 鴨肉追加は2枚で300円だったので躊躇してしまいましたが、酒が飲めるタイミングだったら絶対追加いってたと思います。サイズも大きく厚さもそれなりにしっかり!。
 
 
豚ロース!噛み締める楽しさ!淡白な肉滋味が出汁を吸い込み旨さ上品なり!

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 同じロースでも豚は鴨と真逆で淡白。おそらく鴨より鉄分が低いのだと感じてますが、昔から食べ慣れてる味わいですね。豚カツのように高温なら一気に脂が溶けて赤身に混じるところですが、淡白な肉味と吸った出汁味を噛み締めて合わせるのも美味なる展開。こちらも大判なスライスなのが好印象で、肉増しせずとも肉の充実感を楽しめるって感覚です。
 

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<味玉にハズレなし!> 和出汁の浸透深く全体的に優しい甘味!卵黄はもちろん白身も味わい深し!

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 さすが綺麗な仕上がり。少し濃ゆいペールオレンジ風に均一に染まってます。割るとその色合いのまま、白身全体に浸透しており時間をかけて染めたって感覚。またふわっとした食感は、一部杏仁豆腐のような柔らかさがあり、出汁の旨さそのままで白身も単独で旨しです。
 

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 卵黄はほぼ全体がジュレっぽくて、現代の王道味玉な仕上がり。中心部だけ少しトロミがある状態です。こちらにも出汁が深く浸透してるが、出汁の感覚は割とさっぱり。深いマチュアな味わいと言うより、優しい甘味が広がるといった風景です。もちろん卵黄本来の濃密なコクもありますが、割とナチュラルな本来の味わいを残す感覚もあり。旨さ完璧です。100円なら躊躇なく追加すべきですね!。
 

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<替玉> 味付き?素地の風味が一段と強し!出汁に小麦の甘味を一気に溶かし込む展開!甘味深し!

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 「味付き替え玉100g」と言う券売機ボタンの表示。なので鶏油か魚粉で味付けされて、味付き和え玉風なのか?と思いきや、割とフツーの替え玉風で、ほんのりと醤油ダレと鶏油、そして出汁??が絡んだだけでした。むしろ今回はその方が良かったんだが。
 

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 いつものように残った汁にドボンすると、一気に麺の風合い、素地の風合いが出汁に広がり、スープの色合いが白濁します。完全に白湯な状態。それだけに出汁と麺の一体感がアップし、麺主体の旨さで一気に突っ走ると言う感覚。よりクツクツとした風味が強い。少しペッパーを振ると、また旨さが爆進するかもしれませんね。100gと言うのも適量で、後から2玉分食って腹パンで身動き取りづらいと言うこともなく、安心して楽しめます。麺が元々旨いので、こちらも激しくオススメかも。
 

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総じまして「貝の滋味!軍鶏の芳醇エキス!受け止める麺の風味!旨さ三位一体の崇高塩そば!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。とても整った見栄えですし、それぞれの味わいのバランスもよく、まとまり感で更に美味しく楽しめました。ちょっと自宅からは遠すぎるので、頻繁には来れないが、醤油も是非ともゲットしたいところ。また鶏白湯や冷やし系も展開しそうだし、しばらく目が離せない良店だと感じ入りました。江東エリアに地縁がある方なら、一回行っとけってな感覚。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日もほんとうにごちそうさまでした!!!

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