ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3504】 名代 富士そば 荻窪店 (東京・荻窪) ラーメン + ハイボール 〜ちょと程よい息抜きラーメン!王道の大衆チェーン系の本気の優しき和み!

琥珀色に染まったジョッキを傾けて・・・「富士そば」でラーメン
 どうして僕はここにいるのだろう・・・。それもラーメンメッカの「荻窪」にいながら富士そばへ。しかもそばを食うならまだしも、ここでラーメン食ってる。更に言えば「富士そば荻窪店」の隣はラーメン店。別に金が無かった訳でもないし、これを食いたかった訳でもなかった。要するに、邪魔くさかったのだった。邪魔くさかったのに腹が減ったのだった。とにかく考えるのに疲れていたのだった。ヤサグレ気分とはこのことだったのかもしれないです。
 

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 「富士そば」に入ると、どの店でもいつもの空気感がありますね。なんと言うか「客層は皆疲れている」ような空気感。それを癒そうとするのが「富士そば」であり、創業者の心意気のような気がします。時々元気いっぱいな「富士そば」も散見されまして、イチオシの演歌バシバシ宣伝ってのもありますが、あれは妙に疲れるね。私はそんな気だるい「富士そば」が大好きなのです。
 

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決して安くないけど楽しめるハイボール
 
 都内でチェーン蕎麦屋で酒を飲むなら「嵯峨谷」が一番!?。なんだが飲みたい気分なのでアルコール類の食券を購入するが、ここで420円は決して安くなかった。もとも、富士そばで安い酒を出すと、安く居座る客が続出しそうだけど、そう言う配慮もあってのことだろうか。酒と麺類が同額です。うーん、氷がそこそこ多めかもだが・・・兎に角飲めればいい気分だった。
 

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ライトバディな鶏ガラ豚骨醤油清湯!食堂的気楽さでゴクゴク飲み干すタイプだな!
 
 実は「煮干しラーメン」が富士そばでは評価が高いんです。これはラーメンデータベースや、食べログを見えれば肯定的なコメントがたくさん出てきます。私も過去にそう投稿しました。それでも普通のラーメンにしたのは、天ぷらそばや、たぬきそばなどと互角に検討しているラーメンに、単に出会いたかっただけですよ。それはこんな麺顔。
 

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 おおお!普段は都内近郊でそれなりに、評判評価が高い一杯ばかりを追い求めている私に、原点を思い起こさせる麺顔じゃないですか!。学生時代は食堂で旨い旨いと食ってた味風景に近い。あの頃、ラーメンにワカメが入ってると腹が立ってたもんですが、オヤジ世代になると、安っぽさを感じるワカメが、今となれば悪くない(笑)。
 

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 スープは、あれこれ言うのも逆に興ざめなので、あっさりとコメントしますと・・・・まさに「あっさり」なのだった。鶏ガラ感や豚骨の軽い煮出しも感じるのがすごく身近に感じる味わい。そして醤油色してますが、それほどカエシの感覚を与えません。化学調味料の雰囲気はあからさまな部分が一切ない。まさにゴクゴクと飲みほせるライトな醤油スープで、後から喉が乾くことはないでしょう。
 

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学生時代の食堂でよくよくお世話になった麺類
 
 スープよりも麺の方が、昔馴染みの味わいですかね。多加水でねり水の個性を少し感じますが、そんなに意識はさせません。私の若い時と違って大量生産麺類も進化してるんでしょうか。普通に旨いのです。もちろん価格見合いの話ですが、麺の冷凍技術が一般化した当初(独身時代)は、結構いろんな麺を買い込んだりして楽しみました。でもその中華麺と比べても当然納得いく味わい。
 

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 プツプツと小気味好く切れる風合いが、なかなか侮れませんし、微妙に捩れて微かにボコボコしている形状は、都内で普通にやってる専門店でも通用する見栄え。濡れただけの地肌はツルツル滑るし、割と汁吸いをしないので、最後までしっかりした腰つきのまま、啜り食えると言う優れものかもです。
 

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都内アベレージでワンコイン以下で提供する前提なら・・・頑張りを認めても良いトッピング!
 
 まあ、トッピングに関しては多くを語るまい。チャーシューはロールバラ肉をしっかり意識してますが、薄さがやっぱりワンコイン以下の風合いです。いや違う!ワンコインでもしっかりとトッピングを揃える心意気を褒めるべきだったわ!!失礼!!!。そう考えると、ゆで卵だってありがたいし、ワカメだって嬉しい。ナルトが意外に汁を前向きに吸い込んで旨し!。メンマはハイボールの合間に摘んで食いましたが、果たしてウイスキーにメンマが合うのかどうかは、想像にお任せします。
 

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総じまして「ちょと程よい息抜きラーメン!王道の大衆チェーン系の本気の優しき和み!」
 
 ・・・と言う感じかしらん。いまだになぜ急にふらっと・・・ヘビーなラーメンヲタクな私が、わざわざ富士そばに入ってラーメンを食ったのか・・・自分でも不思議。でも、こう言う一杯も実を言うと忘れかけてて、食ってて本当に原点回帰な思いもしたかも。これからもタマに食います!庶民的王道チェーン店ラーメン!。そんな感じでとっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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愛しの富士そば

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経済界 2018年 6月号 [雑誌]

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【今週のラーメン3502】 中華そば 大井町 和渦 (東京・大井町) [限定]特製麻薬塩そば 〜これ以上のカオスがあるのか!?すべての旨み溶け込む魔王的スープ感!!一回食っとけ滅多にないぜ!

知らぬ間ににメニュー一新!?いつの間に限定麺開発!!
 誠に気持ちいい小春日和のランチ時。JR横須賀線「西大井」駅で、とあるいい鶏のラーメンを久しぶりに狙ってみましたが、ちょい混雑で日陰で待つのが残念気分。運動不足解消と午後予定も兼ねて、このまま徒歩でJR京浜東北線大井町」駅まで足を延ばしましょう。大井町ならいろいろ店があるからねー。そんな感じでまず「中華そば 大井町 和渦」さんを訪ねましたが、なんとメニュー名称が一新されてます。最近チェックしてなかったからな・・・知らなんだ。色々と回ってみるつもりが、もうそれだけで店を決めてしまいました。
 

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 基本的に「重ね出汁」と「鶏100」のスープに分類されます。その上で「醤油」と「塩」でまた分かれる。重ね出汁とは「和出汁と合わせた」とのことで、これには非常に強く惹かれる!。まさにタイプな女性に巡り会った時のドキドキ感!。そして一方の「鶏100」は、まさに100%の意味で、鶏を水だけで煮出したという誠にピュアなスープなのだ!。これもそそるね!もはやこの店のオリジナルのスープ感を忘れてしまったオレ・・・。どうやらテクニシャンな店は、定期的に通わねばならないですねー。後で聞いたが、実は「鶏100」は前のスープを名称変更しただけみたいで、その味が忘れられない人は、鶏100をお選びくださいとのことだった。
 

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 しかし今回は「麻薬塩そば!」それも特製を選んでみました。日替わり限定というのもあるけど、「麻薬」とはまた物騒なネーミング。一度ハマると人生を捨てることになるのか。それに蘊蓄書きをよくよく読んでみると、ありとあらゆる旨みを全部ヤケクソ的に投入したような、魔力的な勢いをすごく感じます!!。ほのぼのとしていたお昼時が一気にファンキー&クレイジーソルトな気分に変化しました!。 
 
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まさに旨味の全部入り!ありとあらゆるミックスエキスの悪魔的麻薬塩スープ!
 
 本当にお祭り状態を通り越して、カオスの極みといったスープ感。蘊蓄書きをそのまま記載すると・・・・「動物系・煮干し類・乾物類・魚類・貝類・甲殻類・野菜類」とあります。これだけだと漠としているので、ご店主のツイッターを眺めてみると、「鶏・豚・煮干し・スルメ・鱈干し・あさり・あん肝・牡蠣・海老・蟹・鯛・野菜類・昆布などの乾物類」などと少し因数分解されてます。すげ・・・・。きっと誰か、全部旨いの突っ込んだれ!ってやると思ってたんだよね!。そんな驚きの感覚で完成形を受け取りました。それはこんな麺顔!。
 

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 おおお!スープのカオスぶりだけに驚いていちゃいかん!。トッピングもカオスなのね!。流石は特製を言わんばかりに、チャーシューは大きく2種あるし味玉もすばらしい。薬味は白髪ねぎと三つ葉というちょっと高級路線ですが、ワンタンが追加されているとは実にお値打ち感高いですな!。海苔もいいがワンタンは、酒にもご飯にも合うので満足度は高い!
 

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 さてスープですが、煮干系とも、鮮魚系とも判断つかない塩だれスープ感が、実に迫力あります。鶏は比内地鶏と思われます。書いてあったから。そして丸鶏煮出しの芳醇さも確かに感じる迫力はあるね。これを何系と言おうとずっと考えていたけど、とりあえず「悪魔系」と自分勝手にここでは読んでおきます。確かに「魔力」を感じる迫力はある!。
 

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 実は「優しい悪魔!」。キャンディーズ世代には泣けてくるフレーズ。意外に塩気は低めです。いろいろな味を引き締めるために強めな塩かとの予想に反します。人によっては少し塩を足したくなるかもしれませんが、この方が味がいろいろとエッセンスを感じます。例えば鮮魚系の旨みは塩にマスキングされずに伸びやかに感じる。じつはいろいろとエキスがぶち込まれているけど、どれもすべて均一か?と言えばそうでもない。ベースは鶏のニュアンス感じるけど、個人的には鮮魚の香りと味わいがほのかに頭ひとつ抜けてると感じます。中でも「スルメ」はやはり個性的で、この味だけは輪郭を感じさせます。
 

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 また後半になると麺の風味が溶けるー。貝と甲殻類の旨みと合わさるのか出汁に力が増すような感覚になります。ひょっとしたら出汁茶漬けが似合うスープかもしれませんが・・・・味付きの飯にしてしまったから、すこしだけ無念なオレだった・・。
 
 
 
 
柔らかめな腰つきと風合いの良さ!汁の持ち上げが超スゲーのだ!!
 
 こちらのコンセプトとして、麺のカタメは不可。麺の小麦の風合いは、柔らかめの方がお似合いというお考えのようで、そういう拘りある部分は私も共感いたします。本来は固めファンだけど、郷に入っては郷に従う。スープが個性的なのもあって、その相性がとても気になりますが、とにかくよくスープと絡みます。丁度浸透圧がお互い最適バランスだったのか?、しなやかな腰つきのため、スープの持ち上がりが素晴らしく、その上吸い込むのだから・・・・麺を食べ終わったころ、スープは少なめしか残っていなかったのを覚えています。
 

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 もうレンゲを使わずともスープもろとものすすり上げと歯応え。口当たりがややクリーミーと感じるものであり、歯応えにいたってはスパスパととても小気味よく切れ込みます。奥歯へ運ぶのも容易でプレスして潰しますが、密度感もそれほど高くないイメージで、クチリと一気に潰れこみました。その後の糖分とスープエキスの結びつきも進みやすく、唾液がもっともっととあふれだすようなイメージ。これは大盛必須だったかもですが・・・・ランチ丼を計算にして並で控えておきました。
 

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実は肉処理の上手なお店なのも見逃せない!低温調理チャーシュー旨し!
 
 肉がこんなに旨い店だったっけ?と失礼なことを考えてしまい申し訳ない。ブランド国産の黒豚と比内地鶏の合わせ技?。豚の方は蘊蓄読んだけど、何処の何という豚か忘れましたー。ややピンクが薄まったような低温の肩ロース肉ですが、写真メモで見るよりしっかりしたサイズと厚み。どこから歯を当てても固い部位は筋の引っかかりはありません。適度な歯応えもあり、薄味ながらも風合いの深い旨みあり。スープも多少濡れて面白い味に変化していました。
 

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 また鶏の胸肉が素晴らしい!しっかりと肉厚で艶めかしい歯応えのあと、やや洋風スパイシーと塩気を感じさせるイメージです。パフパフな肉感が少し熟成して淡い引き締まりを覚えるかも。これは肉増し大おススメなる逸品です。本当に比内地鶏は旨いのね!これなら夜の部に行くべしなのかも。
 

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食べごたえあるワンタン!塩そばエキスに挽肉旨みが更に溶け込む旨さ!
 
 ワンタンがいい感じ。3つ入っていたと記憶でして、肉餡が大き目で食べごたえあったのが印象的。鶏と豚の合いびき肉だと思います。粗めなれどしっとりした歯応えもあり、適度な引き締まりもあり。奥歯で潰して食らうとブツブツと潰れるような錯覚の跡に、肉味が染み出します。そしてその中に生姜やスパイス的なハーブ感も高まり、これだけで茶碗一杯の白飯が優に食えます。この店なら、鶏100%スープでワンタンメンにして遊ぶのもおすすめでしょう!。
 

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味玉にハズレなし!奥久慈卵の塩だれ浸透!ナチュラルに濃ゆい味がいいね!
 
 奥久慈卵の味玉。うまいはずです。濃密な玉子エキスを食う前から頭にイメージして食らいますが、熟成感とフレッシュさんの合間の旨さというような味風景がいいね。タレが塩だれに近い為に、玉子本来の味が生きていると個人的には思います。出汁含んで甘く熟成させるのも旨いが、玉子食ってる!って感覚は、こういう浅めで塩だれに近いほうが、ぐぐっと来ると思ってます。嗚呼、今回も味玉にハズレなし!。
 

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選べるランチ丼が・・・なんと「10円」!そりゃ食うでしょ!
 
 麺類+10円で、プチ丼・・・お茶碗半分以下ですが、それでもこの価格と心意気は嬉しい!。完全一人オペレーションであり、この10円でどれだけも回収してなと思うなかで、ボランティア的なサイドメニュー。いろいろ選べるなか、ラーメンの味玉を堪能したのもあって、「鶏ラー油マヨ丼」にしたけど、他客はほぼ「奥久慈卵かけご飯」にしてました。文字通りの構成。鶏肉は解し身であったけど、別にから揚げの残りでも、自宅ですぐにできそう。自炊派の方はすでにやったことあるかもね。
 

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総じまして「これ以上のカオスがあるのか!?すべての旨み溶け込む魔王的スープ感!!一回食っとけ滅多にないぜ!」
 
 ・・・・と言うのが本音でございます。いつか旨みを全部ぶち込んだり、誰かがするだろうなと思ってはいたけど、大井町にあったとは。美味しく話のネタ作り・・・そんな感じで気楽に一杯いかがでしょう。そんな宣伝気分のまま、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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【今週のラーメン3500】 Soupmen (東京・ときわ台) 鴨醤油らぁ麺 〜滋味と甘味が穏やかに染み入る!格安でも秋冬スペシャリティ深き一杯!

東武東上線もなかなか面白い〜
 初めて東武東上線ときわ台」に降り立ちました。実は興味深い路線とその駅ですね。なんだか歴史を感じさせる北口駅前でして、駅舎もレトロをイメージして改修中。広場も木々が茂っていい街並みです。一方南口は、飲み屋中心の雑多な庶民感が広がるんですねー。この二面性がまた面白い。
 

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 また「中板橋」とそんなに距離がなく、ホーム上から次の駅がすぐそこに見えます。なんでこんなに駅から駅の距離が近いのか、この大東京で!?。そう思うとなぜか大阪の守口辺りの京阪電車沿線を思い出してしまうね(なんと言っても「土井」「滝井」「千林」がめちゃ近かったっけ)。そんな鉄道の謎を感じる線路脇に、今回の目的の店「Soupmen」さんがあります。目の前すぐ線路ですから、車両を眺めて過ごすのも楽しからずや。
 

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 それもそのはず、開店時間を読み間違えて30分も早く来てしまった!。暇つぶししようかと思って文庫本を読み始めたら、あっと言う間に続々と客がきて行列が形成されて行きました。確かこちらは、いつも限定しか提供しないお店みたいで、今回は「鴨醤油らぁ麺」。一部情報漏れみたいで告知看板の書き換えあったりして〜。煮干粉で味変化が食う前から楽しみを覚えます。それにしてもご店主がめちゃ腰が低いのだ!。もちろん丁寧という意味で背が低いと言う意味じゃない。一方、ホスピタリティーは高いけど。開店時間になるとご店主曰く「こんな店に来ていただくなんて申し訳ございませんー」と出迎えの言葉をかけられたが、やや自虐的でありますな(微笑)。ともあれ一種類しかないメニューなんだが、ちゃんと券売機で購入して着席です。鰻の寝床のような店箱の一番奥に券売機があるのも実に面白い。
 
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鴨出汁の旨味と甘味!葱も甘く蕩けて焦げ目香ばし!冬の円やか醤油麺!
 
 今回はお酒を控える代わりに麺は大盛りさせてもらいましょう。この三連休はラーメン食い続けだったけど、酒はもっと飲みすぎ状態で昼前になっても気持ち悪かった〜(汗)。そんな体調でも鴨出汁なら食いたかったから仕方ない。鴨肉を焼いているのか、ネギを焼いているのか。店主がハンディーバーナーで焦がし目を作っている音がパチパチと響きます。実にそそるね・・・。店内にはBGMが心地よく流れるが、それよりもそのパチパチ音の方がずっと魅力的。人間は火を使えるようになって進歩し調和を果たしてきたのだ。食べ物を焼く音は、人間にしか分かり得ない興奮のサインなのですよ!そんなことを二日酔いの頭で考えてたら、待望の一杯はこんな麺顔でした!。
 

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 おおお!実に優しさと素朴さが溢れる鴨感覚じゃないか!。しかし鴨肉はポーカーカードのようにしっかりと5枚重ねられている。初見から麺が汁を吸い込み中であることがわかります。そして「麺を半分食べ終わった頃に溶かしてください」と煮干粉へのうんちく説明も、配膳時にはしっかりされる!。ご店主の気合が伺えますな!。心落ち着けて、まずは金属のレンゲでスープを味わいましょう。
 

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「この味は、ウソをついてない味だぜ!二日酔いでも最後の一滴まで飲み干せと言ってる味だぜ!」思わずズボンのファスナーが気になります。そう!穏やかさがど真ん中なスープ感。鴨エキスのじわじわくるボディ感には独特の甘みを感じ、その上にネギに熱が通った時の甘みが絡み合い、お互いに一体化し高め合うイメージ。しかも鴨と葱の焦げた香ばしさすら滲んでいるので、ウソをつきようがない旨さだ!。
 

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 そう、この汁はエキスで甘く感じさせる一杯なのだ。鴨はもちろん芳醇で野趣な味を吐き出すのだが、葱がこんなにも出汁として表へ出てくるような味風景は、そうそうお目にかかれません。もうここからは無心で啜りゆくのみで、煮干粉のことなどすっかり忘れてしまっていたのかもしれません。
 

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 しかしせっかく腰の低いご店主が勧めてくれた味変化。無視できないので、恐る恐る従ってみました。鴨の出汁が引き算にならねばと感じながら・・・。しかし結果的には足し算と割り算だった!。少々の魚粉で鴨も芳醇さが消えるわけもなく、葱の甘みも同じこと。むしろ甘みと甘みが足されて、しつこくないほどに落ち着いているから、これは納得の味変化だと思う次第。おいおい・・・これで本当に650円でいいのか?と少し妙な心配すら思えてきます。
 
 

 

 
 
三河製麺:出汁の浸透状態がうまし!ややグラマスな細麺のもっつり歯応えナイス!
 
 店前には「160g 全粒粉入り」とあるからてっきりもっと風流な麺かと思い込んでました。実際は私には全粒とは見分けがつかないほどの感じの麺で、ストレート細麺ではあるけど、細麺の中ではややグラマスなクラスです。パツパツな密度感よりも汁を吸い込んでなんぼと言う、しなやかな傾向を示す麺。厨房内に麺箱があったので確認すると三河製麺でした。モチモチ感が得意なブランドと言う個人的なイメージですが、割とスパスパと食える感じで印象が良いです。
 

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 スパスパした歯ごたえもいいが、やはり汁を吸い込んで炭水化物感と汁のエキス感が一体化した旨味の方がさらにいいね!。あまりの旨さに、オレも新たなスタンド能力が解放されそうです。きっとオレの能力は「なんでも吸い込んでしまうチカラ」・・・ヌードルバキューマー。ズボボボボボボボボボボボボボボボボーっと、なんでも吸い込むブラックホール状態ですよ。途中あまりにもその能力・チカラが強すぎて、むせてしまってホワイトホールになりそうでしたが(瀧汗)。
 

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 日頃固い麺が好きな野郎ですが、この程度感が感心しました。表層はヌルつきをキープして麺同士の張り付きを誘発します。汁の持ち上げ期待もできる。そして汁も同時に吸い込むので、旨味を生む素地になる。麺は汁を吸い込むとふやけたり伸びたりするけど、それでは話にならん。そんな矛盾を軽々と超えてゆく不思議さがいい・・・そんな麺でした。
 
 

 

 
 
やはり鴨肉滋味深し!これでこの価格はサービス過ぎるのだ!
 
 さてメインの鴨肉!。鴨といえば独特な肉の赤さ。ローズピンクとパッションピンクを混ぜたような色気が期待なんですが、こちらの鴨肉は脂を焦がした熱でやや上気したイメージ。薄っすらと脂の白さが溶けますね。ステーキならミディアムを少し越えたあたりの肉感でしょうか。実は汁系で食うならこれがベストなのかもしれませんね。その分出汁に溶けやすいし、事実溶けているから旨いのだから。
 

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 鴨肉が5枚でよかった。4枚なら悩んでいたところ・・・4は不吉な数字だぜ。4枚だったら店内でキレてたかもしれません。絶対に電車の車両で4号車には乗らないし、改札口は4は絶対に避けて通る・・・そんなオレ。改めて5枚の鴨肉を眺めますが、自分の心を写したように、それぞれの鴨肉が「きゃっほー」と喜んでいるようです。オレが口を開けると自らが意志を持っているかのように、それぞれ鴨肉が結束して口の中めがけて飛び込んでくるかのよう。鴨肉たちが「オレ達やるぜー!!」っと叫びながら。
 
 
 私のクセは、チャーシューで麺を巻いて食いたがること。でも流石に鴨肉ではそれはやりません。一枚づつはがすように箸でピックアップし、すぐに噛まずに舌の熱に慣れさせて、脂を味わい尽くす。旨い!実に旨いんだけど・・・やはり酒を合わせるべきでありました。できることなら、日本酒も冷蔵庫に入れといてほしいですが、このレビューがご店主に届くものなら。 
 
 

 

 
 
 
鴨出汁含みトロッとしつつもシャキシャキ感覚!ネギ星人もメロメロ〜!
 
 拙ブログや某SNSレビューで、「ネギ大好き!ネギ星人!」と自らを豪語し続けたこの数年間。そんなネギ星人の究極は、鴨出汁が染みた葱も有力候補です。元来、関西オリジンな私は、葱なら青ネギと、まるで宗教のように信奉してきたはずなのに、就職で上京して東京住まいが人生の過半数を占め出すと心変わり。今では、そばと白ネギを愛するようになるのだから、発言に信憑性なぞありません。
 

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 太いチョークのように棒状カットされた葱はなく、バラけたカットの葱でしたが、この方が早く深く葱エキスが浸透すると解釈しました。歯ごたえが木になるところでしたが、全くの気宇でした。見栄えからは想像ができないほど、ザクザクシャキシャキと楽しませてくれたし、その合間には内部の甘いトロトロ感も堪能できる!。しかも外部はバーナーで炙られた香ばしさがダイレクトに味わえる。感動してからレンゲで掬いとって写真メモに納めてみたが・・・旨かった葱の親分は、すでに胃袋の中でした。
 
 

 

 
 
総じまして「滋味と甘味が穏やかに染み入る!格安でも秋冬スペシャリティ深き一杯!」
 
 ・・・と言う感覚でしょうか。コスパがすごい店と思います!。定番メニューがないスタイルというのも新しい感覚ですし、限定だけの店としての発展系はありなのか!。すでにヘビーユーザーも獲得しているようなので、東武東上線の利用者なら激しくオススメです。もし将来2号店出すなら中央線によろしくです。そんな応援気分が冷めやらぬですが、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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【今週のラーメン3499】 麺庵 小島流 西巣鴨店 (東京・西巣鴨) OPEN記念らーめん“原点回帰” 塩 + ハートランドビール 〜ロケットスタートなるいきなりハイスペックらーめん!目指せ創作ラーメンナンバーワン!

背中と左右で感じる同類感覚!?息を潜めて啜り食う〜
 物騒な話だけど、自転車をパクられてね・・・泣き寝入りは嫌なので、一応警察に行って被害届を出したのです。ただマンション管理組合の理事を頻繁にやっていると「数年前に防犯カメラシステムを更新したはず!」と思いつき、理事長に打診して監視録画を見せてもらいました。するとバッチリ!。詳細は割愛しますが、犯罪の瞬間を覗き見ると言うのは少し怖いね・・・。どんなだったかは、いつかどこかの飲み会にて共有しましょう。そんなことをやっていたものだから、すっかりこの日のラーメン活動は出遅れてしまいました。
 

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 それでも何とか開店時の行列に慌てて連結!間に合いましたかな?。もうこんな事を何年もやっていると、名前存じ上げませんが、よく見かけるお方などをお見受けいたします。業務の先頭近くだったので、周囲の方との会話は聞こえませんが、あれれ?その周りに方たちも知ったハンドルネームの人達ではないのか?。声かけて間違ったらカッコ悪いなと思いつつ、妙に店内でも接点なく・・・。まぁいいか。今回はマイペースで存在殺して過ごしましたわ〜。
 

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 今回のターゲットは「麺庵 小島流 西巣鴨店」さん。そう!板橋本町にある人気店の2号店なわけです。なかなか創作系のテクニシャンなるお店でして、場所柄少し私には不便なので通いきれてません。それだけに西巣鴨なら山手線・三田線と連結すぐだし、ちょっとこれは嬉しい店舗展開でしょう!。今回は、オープン記念の限定があると言うことなのでそれを。と言うか前後のお客さん全員がそれしか頼まん(笑)。おそらく常連さんばかりのタイイングに私だけが潜り込んだような風景でした。
 

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大人の休日の過ごし方〜 ハートランドビール
 
 なにはともあれ・・・ハートランドビールがあるならば、注文しない手はない!。550円だったから、もしかしたら中瓶か!と期待したのですがグラスでした(爆)。
 

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 まあ、これから汁系を飲み干すつもりですから、腹一杯にならずに済むでしょう。日本が誇る麦芽100%ビール。ライトな苦味と程よくズドンとくる味わいが今回もナイスです。そしてやはりプロが注いだグラスビールはハンパないね。泡のきめ細やかさが最高で、泡自体がうまいと思わせてくれる。嗚呼、ハートランドビールにハズレなし!。
 

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原点回帰なる一杯にしては華やか!強めの塩加減が出汁に絡み、トリュフオイルが深く刷り込むか!?
 
 さて今回の限定は「OPEN記念らーめん“原点回帰”」と銘打っておられます。それ以外の説明がないのですが、醤油と塩は選べるとのこと。人気は6:4で「醤油:塩」だったような記憶。なのでカウンターに備わってるメニュー表は今回関係ないのだが、一応見てみると「鶏清湯」が得意でメインなお店づくりのようです。ハートランドをちょうど飲み干した頃合いに、そんな頭で配膳を受けました。それはこんな麺顔!。
 

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 おおお!何とも「シンプル&ゴージャス」な麺顔なのか!そして透明感が深いことから、優しさとスッキリさすら感じるではないか!。そしてピンクペッパーとイタリアンパセリのバランスが良い!。何となくこの時節ならクリスマス飾りにも通じる温かみもあり、洋風な崇高感がありありな存在感がある一杯です。
 

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 そんな穏やかな気分でまずはスープをいただきますが、おおお!意外にアピール感が強く、塩気がじっとり感じるのです。塩気が結構図太いのですが、これは塩っぱいと言う単純さじゃないね。ベースの鶏ガラはしとやかに、そして上品に広がるなかで、独特な滋味が深くてこれが塩気の大きく結びついているのに違いない。それは・・・まるで貝類レベルの滋味でトリュフオイルが深いのか?。きっと塩にもこだわりがあり、イタリア産とか海塩とかブランドソルトなのでしょうが、それよりまして、このエキス感には予想を外されました。
 

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 和風なイメージがとても少ないです。感心したのはピンクペッパー。ホール状態なのでスープには優しく溶けてゆくため、最初のうちは分かりにくのですが、食い進めて弾けたところがスープに浸透すると、華やかで優しく明るいピリピリが滲んで、これが洋風感を高めているように思えます。
 

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 後半になると麺から吐き出される糖分?のような風合いが、全体を一層まろやかにさせます。冒頭のパンチ感がすっかり大人しくなり食べやすくなってる。またトッピングのバラ肉の脂もとろけ出しているところを見ると、この部分のエキスも溶けてカオスに役立っていると思われます。
 
 

 

 
 
三河製麺:ストレスを感じない緩やかな腰つきと淡いモチモチ感!スープとの絡みが充実!
 
 この麺はとても優しい〜!潰し込みと言った密度感も低く、ストレスを全く感じない良麺です。とにかく啜りやすい。表面は白い感じでツルツルしているので、明らかに多加水。ゆえにモチモチと弾力を感じるのですが、その反発の程度も優しく柔らか。ツルモチっとした感覚が啜って一気に駆け抜けていくようです。
 

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 形状は単なるストレートのように見えて、微妙に切り口が長方形。なので舌触りに少しイメージが残りやすく、喉越しには淡いシルエットを残すようです。また汁の吸い込みが非常によろしい上に、さらにスープ持ち上げもよろしい。まさしくズボボボボボボーーーっと啜り切るのが楽しい。あ!この音で先客のラーメン同類客達にバレるかと冷や汗をかきましたが、すでに退店してあとでした(爆)。
 

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何気に高品質な3種のチャーシュー!塩出汁濃度にぴったりくる淡麗味わいがナイス!
 
 素晴らしい肉たち。3種の肉がどれも質感高くてボリュームも満足です。まず一番目を引くのがロースの低温調理レアチャーシューでしょうか。まさしくピンク色で美味そうに見えます。ピンクペッパーが一部浸透して、香ばしさと淡い刺激を与えますが、気温的には薄味。スープの塩気を少し吸わせた程度が一番美味い!。適度に歯ごたえを感じつつ、フカフカとした感覚は秀逸です。
 

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 また豚バラ肉が美しい。こんなに色合いの白い豚バラ肉チャーシューは見たことないかも。これも薄味仕立てでスープに吸わせて食うのです。しかも脂部分はスープ熱を十分に吸収し、トロトロ状態。口の中で舌で圧力をかけるだけで溶けてゆきます。その後には甘い旨味成分が広がる・・・。そして胸肉の端っこ?。これは言わずもがな淡麗な味わいが王道的で美味い。また汁吸い込みが得意な肉なので、薄味ながらジューシーな旨味が溢れます。ここにはイタリアンパセリを少し乗せながら食うと、面白い味を楽しめるかも。嗚呼、今日も肉達を堪能です。
 

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総じまして「ロケットスタートなるいきなりハイスペックらーめん!目指せ創作ラーメンナンバーワン!」
 
 ・・・と言う感覚でして、オープン当初からこれは勢いを感じる質感の高さ!これは色々とメニュー制覇したいところですが、限定麺の魔術師ですから、こちらも大いに期待です。この半月ほど仕事も私事もいろいろあって大変だったけど、今月一番落ち着けた一日だったかも。感謝を感じつつ、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

 

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麺庵 小島流 西巣鴨店 OPEN記念らーめん“原点回帰” 塩 + ハートランドビール 〜ラーメン食べて詠います

 

 

 

【今週のラーメン3498】 寿製麺 よしかわ 西台駅前店 (東京・西台) 特製白醤油煮干しそば  〜料亭レベルの崇高白醤油と煮干しのハイパーコラボ麺!

後半戦・・・わざと少し間をおいて店内連食に備える
 初めての店内連食かも?。少し間を置きたい一方、置きすぎると脳下垂体が食わんでいい信号を発信するかも。食い終わってから30秒ほどまったりとして、「そろそろ!」とスタフさんに告げました。そこでようやく多客を見渡す余裕が生まれましたが、客の3割程度は店内連食客ですな(笑)。しかも妙なことに、「いわしそば→白醤油煮干し」と言う流れが主流で、好みがオレを同じですよ!(爆)
 
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甘い色合いに見えてしっかりと淡麗!煮干しの風合いを甘くもなく苦味もなく伝える!
 
 店内は、だいたい2つの注文パターン。汁系注文では、私の「いわし→白煮干し」パターンに酒を絡ませます。一方つけ麺系では、「鰤の焼き霜焙り」で酒を堪能してから、つけ麺へと流れるイメージ。これはいいヒントを得ました。次回はこの流れをなぞろうかと思いつつ、ほろ酔い気分を楽しんでました。そんな瞬間で配膳されたのがこの麺顔です。
 

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 おおお!さすが特製と通常なら喜び勇むところなんだが・・・想像以上のサービスぶりで基本的に嬉しいのだが、痛し痒しなのもある。これは空きっ腹で食うべきだったかも。さらに言うなら連食覚悟とは言え、なぜ「特製」にしなければならなかったのか(爆)。でも正直言えば、これは楽勝で食えると思える質感の高さと、ライト感でした。
 

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 確かにアニマルオフの淡麗さが沁みる!。白醤油とは言え、少し感じるブラウンの透明感。薄っすらと脂が溶けてますが、チャーシューのエキス滲みも感じます。見た目は柔らかい白醤油らしい熟成感。その風合いに占められると思い込んでいたら、実は煮干しがしっかりと主張してました。ニボニボ感ではありませんし、甘々魚粉感でもない。軽やかに苦味を「香ばしさ」として伝えるイメージでしょう。
 

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 カエシの尖りは少ないけど、円やかだとは決して言えない。煮干しそばの矜持を示しているのか【淡麗】と感じる味風景が伝わります。苦味はないけど後味ならある。白醤油の円やかさはないけど、全体のまとまりとしては感じている。トッピングが多すぎるのか、いつもより複雑に感じました。
 

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相変わらずの低加水ストレート麺!汁を吸い込んでも麺風合いは衰えを見せず!
 
 数分前に実食した麺を、今はスープに浸して食う。連食の面白さってこんなこともあるのですね。改めて汁に浸して食うと、これもかなりな「低加水のパツパツさ」。それでもすでに複数回実践者か、埼玉の本店常連者は「麺固め!」コールですよ。私以上のハード好きは結構いるのです。スープに濡れた麺地肌。なんだ全粒粉を少し配合していたのかとここで初めて気づきました。本当に微妙なので配合率は5%未満でしょう。表層には極薄の透明滑り層があって、コシがハードな割にスルスルと啜り食えるのは、ここに秘密があるのですね。汁の持ち上げは得意そうではないけれど、吸い込みは程よい感覚です。
 

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 ズボボボっと啜り食うにはちょうど良い蕎麦ライクな啜りあげがいい。しかし中盤を過ぎると急にしなやかになるのは、汁吸ってからの一体感が進んだからでしょう。決してふやけた感じではないです。乾いた成分がエキスを吸って頼もしくなった・・・そんな感覚でしたので、ズボボボボボボボボボぼぼぼぼボボボボボボーーーーっと豪快にバキューミングです。奥歯へと運んでそれですり潰し、唾液と絡ませて旨味を感じると言う繰り返し。もうこの辺りから、旨さの記憶を残すことに疲れてわすれてしまった・・・。
 

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肩ロース肉の低温調理レアチャーシュー!質感申し分ない上に「マウンテン級」の盛りが嬉しくて泣ける!
 
 写真では分かりにくけど、実際の麺顔の中央にはこんもりと富士山のような、レアチャーシューの盛り上がりがあります。低音調理の今時チャーシュー。肩ロースが特にポイントで、肉身と脂身のバランスが非常によろしい。それが薄めのスライスながら、重ねてトッピングされている・・・・それが今時の最先端ラーメンチャーシュー事情というイメージです。さてどれだけ重ねているのだろうと、真剣さはなくてめくり続けますが・・・・なんとこのこんもりとした盛り全部が全てチャーシューだった!。てっきり野菜か何かで底上げしてあると思ってた自分が、浅ましい考えですよ。
 

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 おいおい中華そばだけではもったいない質感とボリューム!。当然残ってた酒と合わせるように食い続けます。こんなことなら、日本酒をもうワンサイズ大きめのに切り替えても良かったかも!。この特製はちょっと突き抜け感があるチャーシューです!
 
 まだこれで終わらないから、さらに「よしかわ」の底知れぬところです。鶏肉チャーシューもあって二種の構成でした。トレンドなら鶏なら胸肉なんでしょうが、こちらはもも肉???。ちょっと形状と感触から不確かですが、もも肉と言い切れないのは、鶏らしい味わい深い中で、筋肉繊維がとても細やかだったから・・・。大山鶏だと思うけど、普段弁当で食ってる鶏肉とはわけが違うだけかも知れません。うまし!
 

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味玉にハズレなし!深めの出汁浸透でほんのり熟成感与える甘さが良いね!酒と味わう
 
 ようやく味玉にたどり着きました。ここまで至るまで、興奮と感動が連続しましたから、少々疲れながらも実食です。これまでのハイレベル感を表すような完璧な味玉感覚。薄味の白醤油タレがじんわりと優しく浸透しており、白身の染まり具合が均一でプルプルなのが印象的です。私が味玉で一番注目するのは、やはり「卵黄」でその中でも【柔らかさ】と【味の浸透】を重要視しています。
 

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 例えば【柔らかさ】で言うと、固茹でと半熟を横軸としらならば、この味玉はかなり半熟に近いものと思いながらも、トロトロドロドロとまでいかない「芋羊羹」に近いジェル感が印象的。次に【味の浸透】を深いと浅いで縦軸としたならば、じっくりと浸透しているようで深いと一見思えます。しかし薄味なので卵黄本来の味わいがかなり残っており、和菓子のような熟成の甘さに似たレベルとは全く違うと思えるのです。そんなパラメーター感でこれを味わい堪能しました。そのうち弊ブログで図式化してまとめたいと検討中です。
 
 

 

 
 
総じまして「料亭レベルの崇高白醤油と煮干しのハイパーコラボ麺!」
 
 ・・・と言うダブルショックでしょうか!。これは相当色々と考えさせる旨味の宝箱。「いわしそば」と連食なら、相当感動の渦を体感することでしょう。この店「よしかわ」でゆったりと過ごすなら(連食)、映画の感動巨編を観に行く気持ちで臨むべしです。ゴッドファーザー3部作を一気に観たレベルの充実疲労を感じながら、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 
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ヤマシン 金完熟白醤油 1.8L

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キノエネ 白しょうゆ 1.8L

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【今週のラーメン3496】 生粋 花のれん (東京・茗荷谷) 旨味鶏だし特製(塩) + サッポロ黒ラベル小瓶 〜ハートフルな雰囲気に料亭的な滋味深さが浸透する、崇高系シャモそば

味と接客、店の空気感がますます引き寄せられる〜
 開店当初に伺った時は、かなりイケてるいい店という記憶が深い!。茗荷谷は全く地縁がないため、それからずっと放置状態してしまいまして、3年が経過したようです。その間に東京のラーメン界で着実に人気を固めてるのも存じておりましたが、ラーメンデータベース「塩」のカテゴリーで、かなりのハイランクに上り詰めつつあるとは、正直言って驚きだったわけです。ここは小豆島の生揚げ醤油が有名でしたからね・・・。そんな流れでとある休日にやって参りました。
 
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 30分前では少し早すぎたか?と思いきや、なんだなんだやっぱり行列発生中じゃないか(汗)。しかも、家族連れと、カップル客しかおらんがな!。ラヲタムードを醸し出す、あの馴染み深い彼らは一体どこへ行ったのか。超地元密着型のお店ですねー。こういう場合、なかなか客回転が遅いのは経験知ですので、ゆっくり焦らず待ちましょう。ちょうど気持ちよい小春日和でしたので、文庫本も一気に読み進めることもできましたー。
 

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 なんと言ってもこちらは「美味い」のは当たり前なんですが、接客がピカイチ!。本当に居心地のよい雰囲気だし、全体的にハートフルな空気に溢れます。以前特に印象的だった奥様は、今回は厨房作業にこもりっきり状態でして、フロア担当の男性がサービス業の鑑的に、朗らか流暢丁寧に、配膳と接客を重ねておられる。今月限定のグリーンカレーつけ麺を勧めてもらいましたが、ごめんね・・・・今回は「塩」と決めてた!。
 
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大人の休日の過ごし方・・・サッポロ黒生!
 
 とりあえずビールで喉を潤そう!。小春日和でポカポカ陽気だとは言ったが、正直背中が暑く感じる程度の強い陽射しで、ちょうど喉が乾いたところだったのだ!。こちらは小瓶のみラインナップでプレモルとサッポロ黒生を選べるシステム。久しぶりに黒生でもいただきませう。昔ながらの黒ラベル。昔むかし、アルバイト先の支配人がこの銘柄が好きで、よく仕事終わりに飲ませてくれたもんです。酒を覚えたての身には深く染み入ったっけ・・・。今回も甘くも感じる苦味うまさを堪能です。ラーメンを邪魔しない小瓶サイズがちょうどいいかもしれないね。うまし!
 

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青森シャモロックの滋味上品にて優しき甘味のダブルエキス!染み透るような旨味!
 
宮内庁御用達地鶏」それが青森シャモロックでございます。香りが高くて弾力のある肉感。なんとも凛々しいうんちくポップ書きが印象的。青森シャモロックってこんな羽模様だったのね・・・初めてこんなに美しいなんて知りました。結構先入観って大事で、しかも扇動されやすい性格なオレなので、こういう情報を与えられると深く反応してしまうね。多少、依怙贔屓があったとしても、そこはご容赦いただきたい。そんな言い訳を考えていると、案外早めで配膳が完了いたしました。それはこんな麺顔。
 

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 おおお!これは美しい!!ビューティホー!!!「特製」ってどこかごっつい感覚や、多少うるささを感じるようなトッピングの盛り具合を感じさせるもんだが、こんなに美しい特製があっていいのか。写真では分かりにくいが、肉盛りガッツリなのに、淡麗にも感じる存在感ですよ。スープの穏やかさと透明度も素敵。これは隙がない一杯だと確信の瞬間です!。
 

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 なんとシャモ地鶏ですからね・・・濃密な味わいを待ち受けつつ、レンゲで掬ってまずは味わいます。するとそれは淡麗と濃密と上品のイメージが鬩ぎ合う!。シャモと言うとパンチのある濃密な旨味を想像しがちですが、実はすっきりと嫌味のない透明感が主体で、そしてゆったりとした旨味の分厚さが後追いで感じられます。鶏油の色気は確かにある。しかしその鶏油自体が、まるで上品に濾過されたかのような、すっきり濃密感があってどこかアンチテーゼな旨味の深さです。スゲー!これはスゲー!!。
 

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 塩気の輪郭はかなり丸まっており、シャープさとかパンチとかは無縁。青森シャモロックの旨味に完全に取り込まれております。しかし、それだけでこんなに円やかで上品さが生まれるものなのか?・・・。魚介のエキスがなんとなく溶けていないか?。もしくは後述するが麺の風合いが溶け出して、糖質化していないか??。鶏出汁だけの透明感だけでなく、もう一つ旨味の軸があると思うのだが、駄舌ゆえに特定できず。どことなくここでは魚介の雰囲気と述べておきましょう。ただそんなダブルスープ感も明確でないので、サッポロ黒生に酔った身ではわからん(汗)。
 

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全粒配合でしなやかな印象!密度感低めでも風味が強めでナイス!
 
 この一杯は、2つの驚きがありました。まずは既述の通りのシャモ味の滑らか上品さ。そしてもう一つは「麺の風合いの強さ」。全粒が配合されて風合いの強さはイメージさせますが、それだけではないイメージ。風合いを感じさせるなら、加水は低めで、パツパツとした密度の高いストレート細麺がまず頭に浮かびますが、こちらは密度感低めで熟成感があり、また歯応えはどちらかと言えば柔らかめです。それなのに、グルテンを芳醇に感じさせるー。
 

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 よくよく観察すると、麺の表層には薄皮一枚の透明な滑る部分があり、中心部に芯を感じさせる。しかしこの芯に当たる部分は、クチクチと容易く切れ込み、そして風味を与えるのですが乾いたイメージが全くないのにすごいね。またスープの持ち上げが強そうで実はそうでもないみたい。どちらかと言えば汁を浸透させて味わいに溶かし込むタイプで、湿度でうまさを感じさせる。それなのに麺風味が強い。
 

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 実に不思議だー・・・。たったビール小瓶一本でこんなに酔うとは思えないのだが、これはもし替玉があるのなら、オレはきっとそうしたよ!。これはまた再訪問したい気分になってしまうが、もしこの麺でつけ麺があれば、翌週にはまた来るのだが。
 
 
 
 
さすが特製!部位の種類多くて素晴らし!肩ロース!バラ!モモ!?+α
 
 実は肉盛り具合がダイナミックな仕様。それなのにスッキリ感満載。肉は全部豚だが3種類の部位で実に飽きさせないアピール感。
 

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 まず一番は肩ロースの低温調理のレア感覚のもの。心憎くもちゃんと皮に近い脂身もキープしており、軽いペッパー味付けの感覚が残ってます。これは間違いなく酒に非常に合う。そしてバラ肉。これはかなり余計な部分をカットして整形したイメージですが、大衆的パーツなバラ肉を、すごく上品に仕上げた感じです。さらに・・・・ロースかモモがわからなくなるほどの肉身。この脂皆無な柔らかさはモモだとかじるのだが。これが化粧パフのように柔らかく、どこから歯を差し入れても優しくちぎれる。まさに特製の醍醐味なんだけど・・・・全体的にはどれも上品にまとまってます!さすが東京トップクラスの店ですな。
 

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味玉にハズレなし!出汁の浸透深く熟成感アリアリな濃密卵黄旨し!
 
 味玉が完璧です。これはお土産で持ち帰りたいくらいに。出汁がとにかく深く染み込んでいます。その浸透の深さは白身でわかる。深いカフェオレ色して、全体的にムラがない。白身だけを食らって風味を感じるとはスゲー。しかし味が濃すぎることはなく、むしろあっさり味。卵黄はもはや芸術的。深く染み込んで熟成の極みを感じさせます。周囲のスカスカ部分もしっかり残しす。中心部は深く明るいオレンジ色で、見ようによってはガーネットかネーブルオレンジのような感覚。ジェルの粘度が強く、周囲のスカスカ部分から中心部に向かって見事なグラデーションです。これを4クチに分けて味わいますが、どれもねっとりと舌に絡みつき、その味は薄い塩気と熟成の甘みで、味覚を埋め尽くす。うわーーーこれは参った!!。実に今回は・・・・嗚呼、味玉にハズレなし!ハズレがありようもない!!
 

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総じまして「ハートフルな雰囲気に料亭的な滋味深さが浸透する、崇高系シャモそば」
 
 ・・・と言う感覚でしょうか。これは普通に「鶏塩そば」と片付けられませんね。人気の理由が実に理解できました。私の訪問ブランクの3年の間に着実なる進化。これはまた食った後も辛くなるじゃないですか・・・。これから限定もちょくちょくとチェクせねば。今回は実に食べたいタイミングと、そのレベル感のすごさにただ感動。デフォルトメニューのレベル高さを宣伝させていただきましょう!そんな感動気分で、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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ヤマロク 菊醤 500ml

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【今週のラーメン3495】 バラそば屋 阿佐ヶ谷店 (東京・阿佐ヶ谷) 特製バラそば醤油 あっさり 〜マイルド豚骨に醤油のキレが沁み渡る食べごたえ!エキスみっちり駅前中華そば!

駅近通し営業の便利さと「玉グループ」の確からしさ!
 怒涛の11月!2018年という年は、たぶん一生忘れられんと思います。こんなに苦い気持ちで過ごした一年はそうそうないね。すでに終わったプロジェクトだというのに、その後始末で奔走という、なんとも腹が立ってしょうがありません。早朝からぶっ通して働いたもので、午後4時をまわったころにはガス欠状態。辛抱できず、家に仕事持ち帰りで早めに退社し、阿佐ヶ谷駅で途中下車させていただきました。さてそれから遅い昼飯のような、早い晩飯を食らうこととなります。
 

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 本当は新規開店情報を追って、阿佐ヶ谷で降りたわけですが、なんと通し営業というのがガセネタだったらしく、中休みで食えず・・・・。多少イラッとしながらも、長い間放置していた「バラそば屋」さんが近くにあるのを思い出しました。言わずとしれた「玉グループ」の一角。町田と中野にあるのは有名ですが、阿佐ヶ谷にもひっそりと支店があったんですねー。非常に中途半端な時間でしたが、訪問すると先客3名。一人オペレーション状態ですが、これなら切り盛りは問題ないですね。非常にテキパキとした方で、何だか気持ち良いー。そんな気分で一気に気が抜けて、腹が猛烈に減りました。
 

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 それにしても、タッチパネルの券売機は、未だに慣れません。スマホをこれだけ使いこなしているのに、ラーメン券売機だけは許せませんな。画面が切り替わるのが気に入らない。いちいち画面階層を理解しないと、酒と麺とサイドメニューなど選べない?。やはりボタンの方が分かりやすいしワンストップでメニューと心が決まります。もっと言うなら、メニュー表みながら店主やスタフと会話しながら注文する方が、人間ぽくって良いな。
 

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「あっさり」と言いつつ豚の深みもなかなか!醤油感覚のじっとりした感覚が複雑で旨いね!
 
 今回は自分に癒しを込めて「特製」とさせてもらいました。そして「塩」がウリなバラそばなんでしょうが、以前経験済なので今回は「醤油」としました。悩んだのは「こってり」と「あっさり」の選択。バラそばで、そりゃ普通は「こってり」選択なんでしょうが、先週末に食した汁なし大盛りがまだ腹回りに横たわっているような気分。ベルト周りが苦しい。自由が過ぎても怠惰を呼び込むだけかもしれんので、「あっさり」を選択いたしました。結論言うとこれがなかなかナイスで大満足。そんなキッカケを与えた麺顔はこんな感じでした。
 

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 おおお!何だかPOPなデザインだね!。真ん中の卵黄が扇の要となっているように、そこからバラ肉スライスが広がるのが圧巻。見ようによってはテルテル坊主か、ほおずきがはじけたような絵柄にも見えます。スープは、あっさりと言う割には濃ゆい褐色を呈しており、キラキラと脂エキスが輝くのがそそる。また岩海苔の存在感が大きく、背脂コンビではない岩海苔を見たのは久しぶりかと覆います。うん!さすが手慣れたセンスを感じる玉グループ!
 

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 そしておもむろにスープを味わい始めますが、あっさりイメージで啜ったとたんにギャップが広がる。そして段々面白くなってくる。いろいろエッジが効いてる味ですよこれは。まずはベースの豚骨はもちろん深い。深いけど嫌味がなく、軽い白濁あるのはナチュラルに溶けだす髄のエキスが乳化したものか?。超微粒で漂う骨の感覚が、サラサラとスープの中を漂い・・・それはまるで味噌を溶かしたかのようなイメージにも似ています。そこに醤油の風合いがびっちりと響く。塩気が割と出ているタイプだけど、それは醸造感と結びつくもの。塩気と共に仄かな酸味を引く・・・そんな後味です。とにかく後味の軽い酸味がいいね。ひょっとして生姜が溶けているのかと思うほどにジリっとした風味も混じる。これで「あっさり」なのだから、「こってり」はかなり期待が寄せられます。
 

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何はなくとも麺がクッシリと旨し!マイクロ平打ち麺を卵黄で絡めながら食らう幸せ感!
 
 麺が旨かった!これは替え玉をしようとかなり迷いましたが・・・これ以上ベルト回りが苦しくなるのはいかんので泣く泣く辛抱。全体的にはクッシリとした感覚がとても清々しく、かといって低加水のようにハードな面はありません。しなやかなのに、どこか風合いをしっかり伝えるグルテン。形状としては長方形の切り口で、スリムな平打ち麺と言えなくもなし。表層は軽く滑る層があって、クッシリとした割にはツルツルと滑り込んでゆきます。芯は明確に認められず。アルデンテを少し過ぎた感じが一番旨いのかもしれません。
 

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 箸でリフトするとそれほど貼りつきません。スープの持ち上げ感はほとんどなく、汁を浸透させて旨しと思わせてくれるタイプでしょう。表面に近い部分は、中盤になると汁を吸い込み、歯で噛みしめるたびに塩気と旨みが一体化して唾液がほとばしる。途中何度も岩海苔が貼りつきますが、その風味に負けずに、醤油と豚のエキスに麺風味で応えます。
 

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 このままでも十分でしたが、あえて卵黄を絡めましょう。卵黄がスープに溶けて微妙に濁るよりは、麺とガッツリと対峙させ、絡みに絡ませて麺を食らうのが私の選択。へへへ・・・この方が旨いに決まってる!。これ以上の説明は不要なほど・・・・じっとり醤油味に卵黄のマイルドさが絡んで旨い!。
 

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薄切りスライスばら肉の絨毯!一枚づつ剥がして食うか、まとめたぐちゃぐちゃ感を楽しむか?
 
 薄切りスライスチャーシューは、低温調理のレアタイプが登場するまでは、割と冷遇されてきたかも?。京都出身京都ラーメン好きなオレとしては、Welcomeなのだが・・・・ペラいとか揶揄される評価を数々見てきました。しかしこのミルフィーユ状にしてくらう楽しみを知れば、俄然好きになると思うのだがね・・・・。
 

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 オレ流としては、まずは半分は一枚づつ剥がして食らう。それも麺を包み込むようにして一体化しながら食らう。そして残った半分は、箸でががっと・・・・フグ刺しを一度に救い上げる手順で、一気に持ち上げ、クチへと全部運ぶのだ!。薄いスライスが、口の中でランダムに砕けながら、脂の旨みを絞りだして溶けてゆく・・・ここが快感の絶頂。こりゃここに来るときは、毎回肉増しか、特製にしないといけなくなってしまいました。
 

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岩海苔の風味と漆黒のメンマ質感も、醤油出汁の豚骨煮出汁には絶妙に合うね!
 
 岩海苔って、実はそれほど好んで食わないんです。なのでこれを引いて別のアイテムに代えてもいいのですが、邪魔くさいのでそのまま受け入れた次第。しかし、醤油と豚エキスの出汁を吸い込んだ岩海苔も・・・・なかなか旨いもんだね。背脂の甘味しか合わないと思い込んでたんですが、ちょっとこの歳にして旨さの新しい扉を開けましたよ。またメンマがいいね!。漆塗りかと思うような色合い。それでいて風味があるが塩っぱくない。コリコリ感もキープされていて、これは酒にあうはず!。この店に日本酒があったなら、別の利用方法をしてたかもしれませんね。
 

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総じまして「マイルド豚骨に醤油のキレが沁み渡る食べごたえ!エキスみっちり駅前中華そば!」
 
 ・・・と言う感覚でして、短くまとめきれなくてごめんちゃい。正直言ってもっと早く訪問すべきでした。バラそばの醤油あっさりが、こんなにイケてたなんてね!。この冬は限定で味噌も出してるみたいだし、ここは再訪問確定です。次回はビールもいただきましょう。そんな再評価高まる勢いで、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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【今週のラーメン3493】 中華そば 竹むら (東京・目黒) 味玉中華そば ~王道のネオ中華そば!流石の鶏出汁!見事なる明るさ!感じるニューカマ―!

開店記念でワンコインサービス!ズルくてゴメンで狙ってみた
 実は気が大変小さい男です。占いとかいちいち気にするタイプだし、細木和子の運勢本は必ず見てしまうのです。星座占いによる今日の運勢なんかも目を通しますし、ヤバい仕事は出来るだけ運勢のいい日に回したりと、結構な小物ぶりを発揮しております。なのでこの日は、仏滅だったので、大人しく過ごすか、新しい仕事は手掛けないで行こう・・・なんて思ってたところで、新規開店情報を得ました。そんな感じで丁度ランチタイムど真ん中の、目黒駅近くの権之助坂へやってきた!。
 

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 それが今回の目的「中華そば 竹むら」さん。練馬「ます田」の2号店。だいたいそれだけで味が分かってしまうオレも、相当ヲタクだと自認してしまいます。それにしても、開店日に仏滅を選ぶとは、しかも火曜日だし週のなか日。オレだったらそんな勇気はありませんが、ある人から聞くと逆に演技が良い日という見方もあるそうです。理由は・・・・忘れてしまいましたが。とある友人によれば、「それ以下がない」「これ以上悪くなることはない」から逆にいいんだよって言ってたっけ。
 

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 それにしても場所もすごいね。もともと「百式」があった場所ではないか。目黒周辺はラーメン店が多いが、特に権之助坂は、密集しているエリア。近くには人気店「づゅる麺池田」があるし、家系の「黒」もある。競争激しいの承知の不退転の決意か?。実は仏滅開店にはそんな意志を感じますね・・・・。
 

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とにかく明るい大山鶏エキス!とにかく円やか醤油ダレ!これは広くウケそう!
 
 開店日とその翌日2日間は、基本の中華そばを500円で提供(通常750円)!。実はこれが目的だったりします(笑)。まだ開店に気が付いたばかりであまり混雑してなかったのが、サラリーマンとしては休み時間潰れなくて嬉しい!それにしても、接客はすこぶるよろしい!。ぜひこれを継続してもらいたいです。厨房奥には髭のお方が睨みを利かせてますが職人気質と言うやつか。この日は中華そば一本で大盛も不可だったので、非常に回転がよく、あっと言う間に配膳が完了いたしました。それがこんな麺顔です。
 

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 おおお!見事に想像してたハイレベル!鶏出汁の透明感!これは鶏醤油にしか出せない明るいブラウンが実に旨そうに見えます。そして眩しい!。それもそのはず鶏油が表層をゆったりと多めに漂っており、照明でキラキラしてる。また、開店して数時間しかたってないのに、その全体バランスなどビシッと決まった感覚がいいね。メンマもチャーシューも決められた定位置で、質感高まるといった感じです。
 

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 とにかく分かりやすい旨さです!こちらは、鶏も大山鶏というブランド地鶏にこだわり、そしてそれを炊きだす水も「パイウォーター」なる精製水でゆっくり時間をかけて丁寧に煮出すというプロセス。地鶏というのは味が濃ゆいイメージありますが、個人的にはスッキリしているとも感じる。すっきり味が味重ねで濃密になるようなイメージもあり、例えば鶏油の引き立てがこの出汁だとすごく映えやすいと感じております。
 

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 そして醤油感がキッパリしているわりには明るい。鶏油の旨みに合体したような旨みと円やかさと思えます。やはり鶏醤油の本領発揮といわんばかりで、明るい醤油と明るい鶏出汁が実に印象的。どちらも透明感ある旨さだし、鶏旨みがパワフルに感じるので、まるで味が光ってるようにも感じます。
 

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全粒含みのストレート細麺!密度感じるモッチリさと汁の浸透が素晴らし!
 
 見栄えはライトに見えるスープですが、実は旨みで濃ゆい味。なのでそれを受け止める麺がポイントですが、なかなかいいコンビネーションです。全粒配合が伺えるストレート細麺。表層に軽い滑り層がありますが、アルデンテを意識させます。ただしパツパツなイメージはなく、加水は中程度。モッチリとした歯応えを与えつつ、密度を感じます。なので歯応えと腹持ちが非常によろしいイメージで、大盛なら夕方まで空腹に悩むことはなさそう。
 

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 スープの持ち上げも良いですが、吸い込みもなかなかいいです。後半はぐっとしなやかなコシ付きに変貌しまして、グルテンの風味に出汁が完全同化します。もう歯で潰すだけで、唾液分泌がさらに促されて、まるで糖化するように旨みに昇華。これならぜひつけ麺も食ってみたい!。ちょうど通勤経路だから、この時点で再訪問は決定したも同然。
 

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きめ細かい肉繊維感じる低温調理の半レアチャーシュー
 
 再訪のモチベーションには酒と肉がポイントなんですが、ちなみにこの日未提供でしたが「クラフトビール」を提供するようです。そうなれば、低温調理のレアチャーシューが欠かせません。そんな考えで改めて眺めてみますが、完璧ですね・・・・この半レアぶりは。スープが強い味なので、肉はあえて薄味なのがいい。また脂身もあっていいが、そこそこなのもいいね。きめ細かい肉繊維は淡泊な肉本来の味を残し、噛み締めるとゆっくりと千切れて解ける・・・。デフォルトで3枚。そこそこのサイズ感。これはリーズナブルだと感じました。
 

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味玉にハズレなし!熟成感手前の寸止め感がむしろ良い!
 
 旨味濃密なスープの中で、出汁を素性通りの味玉でしたが、意外なことにあっさりとした印象でした。むしろそれが良い感じで、スープの味に慣れ過ぎた時にかじると、玉子の素直な風味が新鮮に感じて、また旨しといったところ。また卵黄は熟成されたぺっとりとした仕上がりですが、マチュアな甘みじゃなくてフレッシュ感が残っているイメージ。つまり食べやすいの一言かな・・・。嗚呼、今回も味玉にハズレなし!。
 

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総じまして「王道のネオ中華そば!流石の鶏出汁!見事なる明るさ!感じるニューカマ―!」
 
 ・・・と言う感覚でして、なかなか開店のロケットスタートとしては成功じゃないでしょうか。ラーメン銀座状態の権之助坂でも差別化感じますし、これはイケてますぜ。近いうちにまた寄せてもらいましょう!。今回はそんな応援気分のまま、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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【今週のラーメン3492】 Ramen ドゥエ Edo Japan (東京・日比谷) らぁ麺生ハムフロマージュ~リゾット用ご飯付き ~オヤジもビビる、ハイソでコンテンポラリー極まる創作イタリアンヌードル!

妙に気になるオシャレなラーメン・・・東京って感じがするよね!
 
 前々から食いたかったんだよねー。デゥエ・イタリアン系列の「らぁ麺生ハムフロマージュ」。その麺顔の生ハム感もさることながら、モッツアレラチーズを絡めて食らうラーメンと言うのが非常に興味津々。ただオヤジ一人で入りづらく、これまでスルーしておりました。流石に日比谷に来る機会を得ると無視できなくて、ランチタイムにやってきました。
 

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 それは日比谷らしいハイソで綺麗なビルの地下にありました。若い女性の会社員を束になって見たことがないのですが、こんな地下エリアに潜り込んでいたんですね。そそくさと行列に連結します。スマホ眺めて目を合わさないように我の存在感を消します。消し過ぎて・・・・案内され忘れられ暫く放置(爆)。ようやく気付いた黒いスーツ姿の女性スタフに促され券売機へ。こんなにデカいタッチパネルがあったのか!!という券売機でうろたえてしまうオレ。見栄えは、オレなんかより全然、黒スーツ女性スタフの方が年収高そうに思えてしまいますよ。
 

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 席に誘導されると、そこにはグリーンボトルが置かれていた。お冷は個人個人で設定してくれるらしく、ボトルの置いてあるところ以外に座ろうとすると、丁重に注意を受けてしまいました(汗)。
 

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洋風にも淡麗というのがあるのか!?サッパリ穏やかな塩気の世界!
 
 非常にスッキリしたデカいカウンター。とても気持ち良いですね!。やっと自分のペースを取り戻したかのように見えましたが、トラップがありました。箸はどこだ!テーブルセットはどこだ!ティシュはどこだ!。うろたえてしまいましたが、黒スーツスタフは遠くで忙しそう。そしてオレは、となりのお姉さんに尋ねる勇気がない(ホントに気が小さい)。そしたら反対側の男性客が、いきなりカウンターをバコ!っと引き出してテッシュを出して鼻をかみだした!!。そうそう、厚みあるカウンターだと思ってたら、隠し引き出しになっていて、その中に、それら一式が入っているのだった!。
 

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 そうか・・・・昔、護国寺にあった「ちゃぶ屋」もそうだったっけ。すっかり忘れてた。そんなトラップにびくついていたところで、丁度配膳が完了いたしました。それはこんな麺顔。
 

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 おお!これこれ!憧れの麺顔。中央にお月様2つ。モッツアレラチーズお月様。もう見るからにトロトロと溶けだしそうです。そして深いピンク色した生ハム。実は生ハムには目がない・・・・。スープは全体的にイエローに煌めいて、大量の薬味ネギのエバーグリーンとは対比的です。これはもう旨いに決まっている!。
 

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 器を受け取ってから、黒スーツスタフはなぜか突然オレと名刺交換を始めようとする??なーんてまたオレをビビらすようなことをしてくるのだが、完全な勘違いで「食べ方指南」をしているカードだった(笑)。口で説明してもよさそうな文章量だが・・・。
 

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 カードの説明によれば、チーズはかき回すな!麺と絡ませろということなので素直に従いましょう。まずはチーズと絡むまえのデフォルトスープを味わいますが、これが完璧に旨い!。もはやチーズを混ぜる意味すら見失いそうになりほどに。洋風でも淡麗という塩味があるとしたらこんな感じかも。鶏ガラ系の非常にスッキリした旨みが響くし、また香味油の雰囲気が華やか。
 

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 黄色いけど鶏油でもなさそう。わりとサッパリしており、菜種油かひまわり油のような軽やかさが印象的です。塩気もやさしいのに明るいので、イタリアの岩塩などそんな感じ。香味野菜の風味がとても効いているのでやさしくも。しっかりした味わいと思えます。
 

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チーズを絡めて麺を頂くという・・・これこそ醍醐味というやつでしょ!
 
 いつもより早めに麺を食いだす!。もう待てない。明らかに多加水系で汁を吸い切っている感じがする、しなやか細麺。その割にはボコボコとしたフォルムが残っており、色合いも褐色めいて素朴な印象を与えます。ここだけ捉えると全くイタリアンとはかけ離れた感覚。しかし、これだからこそチーズが絡むと旨いと分かる!。
 

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 麺がしなやかなのは、蕩けるモッツアレラチーズによく絡まるから。少しチーズの固まりを麺もろとも摘まんで引き上げると、麺が白いドレスを引きずるように持ち上がります。そこにペットリと薬味ネギも貼りつき、かなり興奮する見栄えです。そこを一気にズボボボーーーーーーっと大きな音をたてて啜り食う!白いチーズならぬ、白い目線を浴びても、もう構わない!。
 

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 もっと粘りがあると思ったらチーズ自体もツルツルとスベリこむのね!?。麺と絡んでベッチャーっとなるかと思ったらその逆。非常に食べやすくてびっくり。そして味だが、チーズの塩気が混じって非常に旨い!味が濃くなる!コクがこれでもか!と言うほどに分厚くてオレはノックアウトです。前歯でプツプツ千切るのにも粘りはほどほどで押さえられ、ズボボボと啜って喉奥に貼りつくことはなし。ただ舌の表面にはネットリと感じるので旨さが楽しい!!。
 
 
 
 
チーズの塩気がスープに溶けて二段仕込みの旨味展開なのだ!
 
 極力、チーズはスープに溶かさないように、麺ですべて回収するように気を払ったつもりでしたが・・・、やはり一部は溶けて混じるようです。しかしそれもまた一興でした。チーズの風合いがスープに乗り移り、塩気と風味がパワーアップ。溶ける前はキレがあったスープは、溶けてからはボディを与えられたようで、グラマスな旨みに変貌です。これもまた味の完成形というやつか。いちいち楽しませてくれるぜ!。
 

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生ハムとはどうしてこんなに旨いのか・・・Please Please Give Me Wine (^^♪
 
 生ハムは、嫁の大好物でして、付き合いだしてからオレも好きになったという食材。今ではオレの方が虜になっております。かなりジビエっぽい肉も平気になってしまいました。王道の感じがする生ハムですが、熟成の風味が素晴らしく、スープに混じらせるのはとても勿体ない。なのでそのままをダイレクトで堪能させていただきました。塩気が少し強めなところも好印象。もうこうなれば・・・・ワインが欲しくなる!嗚呼、酒のある国に生まれて本当に良かったが、この瞬間だけは禁酒の国の住人になり切るしかないな。
 

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雑炊と言っては失礼だ!リゾットと呼べ!!オッサンが「美人玄米」を食らう!
 
 ラーメンに〆として最後に飯を入れる。雑炊と呼びたいのだが、ここでは、この雰囲気なら「リゾット」と呼ばせます。チーズが溶けたのもあってそれはそれかなと。ただワシは独身時代、手料理にハマっていて自家製リゾットをマメに作ってたから、いくらでもツッコミ入れたくなるのだが(手料理してたころは特にモテなかった暗黒時代)。それにしても、黒スーツスタフにリゾットセットをもらうサインを送りたいのだが、一向かまらず、腰を少し浮かして手を振ってしまいましたー。
 

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 持ってきてくれたのはこんな感じ。そしてあの説明カードは、この瞬間に回収されます。配膳のチェックカードも兼ねていたのね。説明によると「美人玄米」を使用なのだそう。これ食ってオカマになりそうである。とりあえず入れてみると、深いピンクの美人玄米と、薄黄色で白いチーズがとけたスープとは、春の景色のように明るくなる。それをレンゲの底で押しつぶして、軽くかき回して食らうのです。チーズの塩気が、飯にも浸透するのね!!!めちゃめちゃ美味いし、別腹へ入ってゆく!しかも、しっかりお茶碗1杯程度はあるので、オヤジの腹も満足ですよ!。
 

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総じまして「オヤジもビビる、ハイソでコンテンポラリー極まる創作イタリアンヌードル!」
 
 ・・・と言う感覚でしょうか。ちょっと自分に似合わないのを食いましたが、すごく楽しめました。これはほかのメニューもちょっと気になるなー。次回はもう少し、パリッとしたスーツを着たときに訪問したいです。気持ちよく食い終え店を出たとたん・・・お尻の力が緩んでしまう。緊張と緩和・・・。とりあえず、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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オクモト 美人玄米 1kg

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「ハイジのチーズ」 【スイス産】ラクレット 200g

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【今週のラーメン3491】 らぁめん 中川家 (東京・学習院下) まぜそば 大盛 + プレミアムモルツ生中 〜優しさで腹いっぱい感覚!とにかく明るいモチモチ感覚溢れる汁なしまぜそば!

家系でもなかればお笑いでもない・・・満来・ほりうち系のお店!
 11月になり仕事のドタバタが収まりません。ようやくひと山超えたと思ったら、とんでもないリクエストが!!。本当に上層部は現場が見えていないのがよくわかる次第です・・・。とは言え逆らえませんな。こんな感じでもコンプライアンスが叫ばれているのだから、嗚呼これ以上ぼやくと収まりがつかないのでやめときます。
 

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 そんな心境だから、もう週末のラーメン活動は失敗はできないし、リラックスを本当にしたいのだ!。だから優しい味わいと、酒が飲めるところ、そんなに遠くないエリアなどを鑑みて、選びに選んだのが今回の「中川家」さんです。屋号だけ見ると吉本興業を思い出したり、また家系ラーメンなど連想しますが、なんと「満来・ほりうち系」のお店なんですよねー。荒川線と山手線のちょうど中間位置にあります。
 

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 満来・ほりうち系なら汁系か、ざる中華系が定番ですが、こちらは汁なし系があるのが面白いし珍しい。またこの系列はアルコール提供がないのか少ないのがイメージなんですが、しっかりラインナップが揃ってる。おつまみ系も充実してるなんて感じです。しかも通し営業。どれだけ重宝な店やねん!って感じですね。
 

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大人の休日の過ごし方・・・プレミアムモルツ
 
 まずは一杯目はビールだよね!。口頭で生!と伝えて軽く手を洗いに行き戻ってくると、それはすでにオレを待ち受けていました。休日昼間の生ビール・・・これほど幸せな瞬間はない。泡立ちも見事だし、プレモルなら間違いなしだな。冷えたジョッキも丁寧な感じだし、味わい全体がクリーミー。もうストレス発散もあったので、3分程度で飲み干してしまいましたよ。さて次は何を飲もうか・・・まずはまぜそばが来てから考えよう。
 

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こんなに普通に醤油ダレが万能だとは!今更ながら思い知る!
 
 そう言えば、まぜそばを注文する時に、並盛か大盛か?醤油か塩か?と問われました。前半は無料サービスなら当然に大盛を選択するとして、後半の味選択は非常に迷いました。この系統で「塩味」と言うのが珍しい。どっちがオススメですか?と聞けば「醤油」とのこと。だったらそれ!と一度は答えたものの・・・・やはり未練が解けず「やはり塩変更できます?」と聞き返しますと、「できますけど、醤油が基本だしオススメですが?」とこうまで言われると、やはり醤油で通すしかないねと思い直しました。そんなドタバタがあった後の配膳はこんな感じです。
 

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 おおお!丼デカ!!大盛のボリュームがハンパねぇー。そして定番の汁系「らぁめん」とそう見栄え変わらずで、それだけに麺量のすごさが改めて伝わる。そうだった・・・この系統は並でも相当多いのだったのを忘れていた。新宿の満来でチャーざる食った時、遭難しそうになったのをすっかり忘れていた。
 

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 やってしまった・・・・と言う恐怖が芽生えますが、覆われ尽くす前にまずは食い進めます。まずタレですが、あのいつものサラッとしたマイルドな醤油だれ。クリアな漆黒が深みを感じる清湯系です。しかも少しベーススープも投入しているらしく、そのままタレを味わっても塩っぱさの刺激はそれほどありません。ただ後からばくばくと麺とチャーシューが吸い込んで行くので、食い終わったと同時に汁も無くなってました。
 

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いつもながらの超モチモチ多加水太麺!普通でボリューミーなのを忘れてた!
 
 大盛は、2玉・2倍だと思います。私の腹感覚では、400g弱と思われ、食い始めは食っても食っても減らないイメージでした。おなじみのモチモチ中太麺。やや潰れたような平麺で、ランダムで緩やかな捩れが感じられます。密度感は極めて低く、汁も吸い込みやすい感じ。なので非常にツルツルとしなやかに滑り上に、明るい反発を感じさせます。タレは自分でかき混ぜて完成させるタイプ。
 

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 混ぜると油分と水分が攪拌されるため、後になるほどニュルニュルとしたタレ具合と麺の絡み合いになります。その際に麺と麺とが絡み合いが強くなるようで、それらを計算に入れながら、少しづつ掴み取ってはズボボっとすすりあげる。麺の風合いというものは低いタイプですが、炭水化物とタレの一体感はすごく生まれやすく、旨味に消化するのも早い。海苔は絡むというより張り付いていくだけ。意外にメンマがスリムカットされているので、これと麺が絡んで、面白いコントラストのある歯ごたえが感じ取れます。
 

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 しかし今回は焦った焦った。残すかもと思ったもんだが、なんとか完食しました。密度感が低めだったことと、タレがライトな味わいだったのが良かったみたい。
 
 
 
 
あの「チャーざる」で食うスポンジのようなフカフカ豚肉はやっぱりナイス!
 
 肉はまぜそばに絡みやすいように、くし切りにされた感じです。いろんな部位の肉が感じ取れ、肩ロースは特にフカフカとして旨かった。汁の浸透もしっかりしてるし、余計な脂肪分が落とされてあっさりしてたのも好印象。この肉ならもっと食えたし食いたかったかも・・・・。
 

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 メンマはフレッシュタイプで歯ごたえがクタリとしたもの。薄味なので、タレに少し絡むとちょうどバランスが取れる感じです。麺と絡むと肉もメンマも、味わい深くなりますねー。
 

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総じまして「優しさで腹いっぱい感覚!とにかく明るいモチモチ感覚溢れる汁なしまぜそば!」
 
 ・・・と言うなんだか捻りきれないまとめでごめんちゃい。とにかくまた食い過ぎてしまったと罪悪感に包まれます。それで自分にペナルティをということで「学習院下」から「阿佐ヶ谷」までカロリー消費のために歩くことしました。1時間20分くらい歩き続けて汗かいたー。これで少しは効果が出るかは知りませんが、あまりにも天気良く、阿佐ヶ谷で軽く生ビールを飲んでしまったがー・・。いかん反省が足りん!そんな感じでとっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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ザ・プレミアム・モルツ 350ml×24本

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【今週のラーメン3490】 箸とレンゲ (東京・阿佐ヶ谷) 懐かし中華そば 〜都会的田舎イマジン重なる懐かしの中華そば・・・才能の爪隠せず

おやつタイムの空腹感に負けてしまったオレ・・・in 阿佐ヶ谷
 とある休日、中央線沿線で色々書物とか衣服など、日頃サボってた日常生活タスクを一気に処理。当然ながらその合間に、ラーメン活動もしましたがねー・・・そんな感じで楽しみもあったのだけど、懐の銭が出て行く一方で、なんだか平日と変わらぬ悶々とした気分で過ごします。途中、新宿のビアホールで一人憂さ晴らしなどして自分を取り戻しますが、まだ残ったタスクを思い出して、東急ハンズへ赴く。嗚呼、何やってんだオレ。嫁さんからの言いつけの「防カビ剤」をゲットしたのはいいんだが、それが高い!!!効果は抜群なんだとか。販売員の口車に乗ってしまったのであります。
 

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 新宿駅から黄色い各駅停車の電車に乗って座って帰ろう・・・と座席に尻をついて30秒後に寝落ちしました。疲れてたんだろね。本当に熟睡というやつで、自分のヨダレがデニムパンツに垂れ落ちて、それで目が覚めました。嗚呼、なんてキッタネーオヤジだオレは。ちょうど阿佐ヶ谷に着こうとしたところ。ここで降りて、修理依頼した靴を取りに行って、それで本日のタスクは完全終了です。嗚呼本当に疲れた。これで自分は解放されました。
 

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 さて午後三時だ。もう少し寄り道して帰ろう。ビールは少し前に新宿で飲んだし、コーヒーショップという気分でもない。やることないのに妙に腹が減ったような気分なのに気がつく。これはイカんと思いつつ、おやつ気分で軽く一杯食ってから帰ることに。おやつタイムの空腹感に負けてしまったオレ・・・in 阿佐ヶ谷。
 

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MENSHOらしからぬ大衆感覚ながら、きっちり感じるメッセージ性・・・そんな醤油感+α
 
 ライト感覚で食おう!ということで「箸とレンゲ」に決定。ここには数回訪問してますが、醤油系はまだ未食ななのでそれを狙ってみました。でもね・・・この店で初訪問だったら食うべきは「麻婆麺」。和山椒、中でも「ぶどう山椒」を東京で広めた功績は、この店だしオーナーの庄野氏に他なりません。痺れの少ない香味アピールの山椒の使い方が素晴らしい。実はこの山椒の使い方は、今年ふわっと東京で流行ったのだけどね。
 

 

 それを今回はあえて無下にして「懐かし中華そば」を選択。麻婆麺と担々麺以外はメニューをリニューアルしたようなので、それを一つづつ試していくつもりだったので。そんな考えで受け止めたのがこの麺顔!
 

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 おおお!確かに「懐かし」感がある素朴さ表現ですが・・・今のMENSHOグループらしからぬ麺顔ですな。ちょっとバラけた印象を受け止めます。肉増しにでもすればもう少し迫力ありましょうか。しかしコンセプトは「懐かし」ということでノスタ系だと考えを切り替えれば、納得感もありなむというところです。
 

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 失礼ながら肩透かし感でスープを啜り始めました。・・・しかしこれが後追いで印象がアップしてゆきます。ベースのスープは、鶏ガラ豚骨の優しい煮出しだと思いますが、メインは豚骨。その優しい動物感をキープしているところに、何となく懐かしさも覚えるし、あまり魚介アピール感がないところも個人的にはハマります。少し濁っているところが旨味のツボ。動物感の滲む旨味エキスそのものと感じました。
 

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 しかし印象を決定づけるのは醤油感。塩気よりも風味やほのかな熟成と酸味を感じさせるもので、これぞ伝統の醤油だれと言った感じ。そして・・・間違ってたらゴメンだけど、やはり「ぶどう山椒」をこの一杯にも展開しているのでは!と閃きました。ほんの少し、後味に感じる風味に、ぶどう山椒の香味が漂っているような気がします。この風合いがあるかないかで、全然印象が変わる!。
 

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なんと平打ちピロピロ麺だったとは!さりとて引き締まり感ある食べ応えあるタイプ!
 
 実は麺の力強さがあってこそ、この一杯のイメージアップですよ!。なんと平打ち麺で少しピロピロ感がある。そして全粒の配合を感じますし、縮れが弱く、捩れが強く、ランダムにボコボコとしたフォルムが印象的です。汁を吸い込みがちと思いきや、思いの外に密度感が高い。歯ごたえはモチモチと明るいものだと思いこ出たら、ややハードな密度感があったのでした。
 

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 この密度感があると、喜多方系のような優しさとは一線を画するね。つけ麺でも応用できそうな質感で、前半は濡れるだけのイメージでただ前歯でちぎって奥歯で潰して、汁エキスと麺風合いを一体化させます。この時の風味がいい感じ。また後半はゆっくりと汁を吸い出して、しなやかさと柔らかさを体得してゆく麺です。特に、チャーシューの近くにあった麺は、そのエキス感も浸透しており、うまさを感じます。おやつタイムでなかったら・・・大盛り必須。
 

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削いだようなスライスされた肩ロース肉!タレの浸透深く脂の甘さも滲むタイプ!
 
 自家製で作るチャーシューに似たタイプだね。炙るか焼いて表面を固めて、そしてゆっくりとタレに浸す。独身時代にはよく作ってました。プロならその後、燻すとか炙るとかやるのでしょうが、当時オーブンレンジを持ってなかったので、ほぼ煮豚に近いチャーシューにして楽しんでました。何となくその時の味わいを思い出した。
 

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 筋肉線維は解れまくりで、脂身はトロトロに近いチャーシュー。それをそぎ切りに近い感じでスライスカットしています。なので箸で持ち上げると崩れそうになる。まさしく「箸とレンゲ」で全体を持ち上げ、そして啜るようにして食うのです。嗚呼・・・思わず白飯を欲する味わい。おやつタイムだと白飯サービスなのですが、食い過ぎを感じて却下したのを悔やむ・・・。あまりの旨さに一気に食ってしまいました。昼飯、晩飯として食うなら、に肉増し必須。ライスもお忘れなく!。
 
 
 
総じまして「都会的田舎イマジン重なる懐かしの中華そば・・・才能の爪隠せず」
 
 ・・・といったところでしょうか。冒頭はなんだかピンと来なかったのですが、色々考え抜かれた部分はさすが。よく見れば丼はこの一杯に向けた特注品なのか?MENSHOのマークが何気にプリントされてました。雑多に見えて作り込み感あるのはさすが!。これから徐々に他のメニューも制覇せねば!。そんな感動を忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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ガチでやったら、年商5億になった件

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【今週のラーメン3489】 とんこつラーメン 藤参 (東京・三田) チャーシューメン 〜どうせなら美味しくストレスを晴らそうよ!だったらこんな家系ナイス!

家系を名乗らない家系!とんこつラーメンと謳う家系!
 またもや家系をなのらない家系の新店舗誕生!。田町から慶応に抜ける途中にできましたが、この場所もころころと店が入れ替わる場所でして、そろそろ落ち着いてほしいと思っていたところです。屋号の冠には「とんこつラーメン」と名のっており、入れ替わる前の店を知っているひとなら、また九州豚骨系かと間違うかもしれない。そんな紛らわしさがありながらも、拘りを感じる「藤参」さんへと行ってまいりました。「富士山」としなかったのもいろいろと訳やこだわりがありそうですね・・・。
 

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 それにしてもこの日は参った参った・・・。前日もそうだったが、午前11時からずっと1時間毎に会議は続いており、やっと解放されたかと思ったら、都心へ移動(汗)。ただ電車の乗り継ぎが絶妙で30分余裕ができたので、乗り継ぎ田町駅界隈で気になっていたこちらへ、訪問できたわけです。午後3時半ごろの昼飯でございます・・・。一体誰に文句を言えばよいのか。責任者は誰か・・。ただ一つだけいいことがあるとしたら、それは何気に「禁煙」ができたことでしょうか。煙草も吸えなかっただけだがー。
 

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 入店すると新店舗とは思えぬ、馴染みの雰囲気に溢れています。券売機がないだけで、こんなに店が広く感じるものなのか。メニュー表というものもなく、壁に書かれたメニューを見上げるようにして確認いたします。家系だったら野菜系のマシマシ・・・とも思ったが、とにかくストレスが溜まりまくっていた!。肉だ肉だチャーシューメンだ!大盛にライスを付けて!と言う通常の流れでしょうが、夜にお酒の場が予定されていたので、ここで腹パンになってはいかん。それまでの場つなぎとして、「チャーシューメン並盛のみ」と、少々控えさせていただきました。
 

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程よい動物感!嫌味ない獣感がコラーゲンと共にしっとり揺らめくー
 
 あと特徴的だと思ったのは、お冷が2つあること。どちらもセルフなんですが、通常の「冷水」と「炭酸水」と二種類のサーバーがあります。炭酸水を試しに汲んでみましたが、この炭酸水が妙に旨い!なみなみと2杯もいただきましたので、実はこれで少し腹が膨れてしまった(笑)。全く何をやっているのだオレ・・・・。そんな振り返りをしていたところで、他客もいなかったことから早く配膳されました。それはこんな麺顔!。
 

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 おおお!いい面構えしてますやん!家系のジットリ感も十分ありつつ、肉の迫力もさらに感じる!。肉の表情に味の浸透を深く感じますし、スポンジのような柔らかさも滲むか!。また海苔のパリッと感と風味深さは言わずもがな。青菜の鮮やかさが妙に印象に残りそうです。
 

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 さてスープですが、デフォルト指定でしたが、やや滑らかなオイリー感覚。そんなイメージ。肉にも合うが、ライスにも合いそうです。やはり家系と言えば、動物感の輪郭が気になりますが、獣感が滲むコラーゲン風味がじっとり。しかし嫌味な部分は一切なく、むしろ満足感に結びつく!。「とんこつラーメン」と冠をかぶせたい拘りを理解します。
 

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 醤油感は、 塩気がピッチリというより柔らかく包み込むような、余裕を感じました。色合いもややパステル風にも優しく感じるため、豚骨醤油!威勢を張るより「豚骨醤油味」とも言えなくもないかと!。これは単に味濃いめにしなかっただけの余韻かもしれませんが、吉村家直系よりはマイルド感が高いと個人的には感じました。
 
 

 

 
 
しっかりめのカタサが楽しめて大変満足!中太ストレート麺うまし!
 
 とりあえず何でも家系では、麺カタメを指定してしまう。もはや脊髄で反応して答えてますなー。それにしてもこれは風味感じるカタメでありましたよ。どこの製麺所か確認したかったのですが、そういう度胸がないわけで麺箱を探してみましたが不明。加水が低いというわけでもなさそうなのですが、クシクシと切れ込む前歯の感覚が実に好みです。鼻孔に流れる風合いはすっかりと濃厚スープに支配されておるものの、奥歯で潰すときのスープとの一体感がまた素晴らしい。しまった・・・・ライスを追加しなかったのだったら、せめて麺を中盛程度に増加させておくべき!
 

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 箸で引き上げると、まるで芯が残ってるようなカタメのニュアンスが分かると思います。あまり絡み合おうとせず、そのままの形で持ち上がるような風貌が少し面白い。麺を啜って香りを少し感じて汁のマイルドこってりを堪能。その一体感の味わいの跡に、炭酸水で舌を洗って、また麺を食らい始めるの繰り返し。おおお!意外にも家系に炭酸水って合うのね!!
 

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チャーシューメンおススメ!見た目以上に埋もれて味わいも深し!
 
 そこそこの肉量に見えますが、実はオヤブン肉は沈んでいます。どこの部位なんでしょうね。肩ロースでも腕に近い部位なんでしょうか。モモ肉ではないよね。この肉が実にスポンジのようにフカフカながらも肉厚カットなので、噛むことが実にたのしくてならんです!。しかも筋肉繊維にそって解れるように崩れてゆく。タレには深く浸っておるようで、タレと脂が既に融合した甘さがいっぱいです。嗚呼・・・やっぱりライスは必須だったよ!!!表層はスライス肉が横たわってますが、それにしても分厚い。これを食い終わると、もはやブロック肉と思える厚肉が控えている。実は肉の固まりを存分に食えたので、かなりストレスが発散された形でした。この行動パターンは病みつきになりそうで怖い・・・。
 

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 そのほか気づいたことは、青菜が旨かった。本当は家系で野菜ならキャベツ派なのですが、ここは小松菜を使用していて、ほうれん草とは違った清涼感が、豚骨の深みに実にマッチしていたと思えます。野菜マシ+100円も実はおススメ。茎わかめ追加も魅力的ですがね・・・・。
 
 
 
総じまして「どうせなら美味しくストレスを晴らそうよ!だったらこんな家系ナイス!」
 
 ・・・と言う感覚でして、まさにその時の心境にドンピシャな旨さでした。家系でニンニクも豆板醤も何も追加せずとも、デフォルトのままで美味しい!。いやはや貴重な家系が田町・三田エリアにできたものだ。ここは定点観測を今後も続けてゆきましょう!。永く頑張ってもらいたいと応援気分!その流れのまま、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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【今週のラーメン3488】 東京煮干し らーめん玉 東京駅店 (東京・八重洲) 抜群煮干しらーめん 〜東京の玄関口で堂々と煮干!これは広くウケるぞ!考え抜かれた濃厚煮干し!

やはり東京ラーメンストリートは超便利やわ〜!
 実に久しぶりに、東京駅八重洲口にある東京ラーメンストリートを訪問!。こちら最近になってテナント店を一部入れ替えたとの情報があって、気にはしていたのです。この日は忙しくてもうバタバタ。どこかで昼飯食わないと晩飯過ぎても、飯が食えないという予定詰めすぎな一日。ほんの少しだけ早めのランチということで、ここを利用した流れです。だからもう店を選んでいる余裕はなく、行列の少なさを第一優先ですわー。
 

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 まぁ相変わらず「六厘舎」の行列は凄いねー。店が抱えるスタフの人数も一番多いのではないでしょうか?。その他目立ったのは、新テナント店の「けいすけ 味噌の章」。嗚呼、この感じだ新しいもう一店舗も行列凄そうだ・・・と思ってた「らーめん玉」。ですが、なんと思いのほか一番並びが少ないではないか!。向かい側にある六厘舎とは対照的・・・。だったら辛とろりそばを食らおう!と心に決めていたはずなんですが、前客が次々とこの店限定の「抜群煮干しらーめん」を購入してゆくではないか・・・。それ今旨いと話題なのか!?。と言うことで・・・・結局、影響されてしまいました。
 

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 それにしても、「玉」の勢いが止まりません。直近では品達の店がお気に入りですが、商業施設にテナントインすると、どうも本店よりテンションの落ちを感じさせるもの。ところが接客も質感もいいし、また店限定って粋な企画麺もやってくれますので、実はあちこちと探し回るより、旨い思いができるというものです。そんなことを改めて思うと、「抜群煮干しらーめん」は正解だったかも。結論先に言うと正解だった!。
 

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見た目は濃厚ニボニボ煮干し!その味わいは淡麗甘味が香る〜
 
 座った位置とタイミングがたまたま悪かったのか。座って落ち着こうとしたら、どこか工事でもしているのかと思うほどの、規則正しい轟音あり。人の混雑のざわめきより大きいので辺りをきょろきょろと、その原因を見まわし探しますと、「鰹節削り機械」の仕業でした。削りたて!!!ってのがどうもウリのようだし、次々と客が来るから、このようなオートメーションになるのね。一旦削り終わると静寂を感じます・・・。そんなタイミングで丁度配膳が進んだから、妙にこの一杯に集中できました。
 

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 おおお!これが抜群煮干か!!お初にお目にかかる麺顔ですが・・・妙にどこかで遭った気がするぞ。表層の煮干ザラツキなど見ていろいろと記憶をたどりますが、何となく「伊藤系」を彷彿としたイメージですがいかが?。チャーシューも素朴さ感じる仕上げ感だし、伊藤系の肉そばに見えなくもない。店名は東京煮干しなんだがね・・・。
 
 

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 そんな感じで口の中では、軽やかでニボ香ばしい苦さを待ち受けてからスープを啜ります。ところが予想外の展開ですね!。苦みはとても低く抑えられ、芳醇な甘みとコクでグイグイと食わせていくタイプ。淡麗な甘みがメインで、芳醇な煮干の旨みと香りが広がる味風景です。
 

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 表層を覆うエキスには、相当荒々しい煮干が浮遊しております。これを見れば片口鰯の苦みを連想しますが、ウルメや平子の甘味がメインといったところか?。またひょっとしたら、そばで唸りを立てている鰹節削り機械から、その節系エキスが滲んでいるのかも。スゲー・・・こんなに見た目と味わいが違う!と思うのは、煮干大好き「ニボシスト」くらいなものでしょう。
 

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 これはニボシストとしても前向き評価です。ロケーションが東京駅となれば、一部のマニア的なターゲットではなく、メジャー層を頭に入れたい。だから煮干個性を追求したいところ。煮干個性を追求するとニボニボ苦みが頭に浮かんでくるし、それではマニア向けもなりかねない。そこのところを非常に計算した感じをありありと受けますし、煮干マニアとしても納得の煮干甘味となっておりますよ。一言で言えば、万人ウケとなりましょうが、「崇高なる万人ウケ」と補足しておきたいです。
 
 

 

 
 
定則通りのパッツパツストレート低加水細麺が気持ち良い〜
 
 「伊藤系」と感じたのは、スープだけでなく、麺もそう。気持ち良いほどに白めなバディ。ストレートさがキッパリしていて、しかも強めの低加水。麺自体に密度感があり、前歯を立てて力を入れれば、正しくパッツパツな歯応えであります。すでに麺の風味が鼻孔を駆け抜け、奥歯へ運んだ時点で、低反発の潰れが気持ち良い。咀嚼で汁の旨みと一体かさせてゆきますが、汁がさらりと抜けるイメージもあり、蕎麦ライクでズボボボっと風味重視で啜り食います。嗚呼快感!。これなら替玉しとけば良かった・・・。150円です。
 

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 時間たっても汁の浸透はかなり低め。箸でリフトしても麺が自立しあってスープの持ち上げなどしません。そこが逆に麺本質を楽しめるかと!。だから意外と汁ハネします。単に私のバキューム力が強すぎるだけかもしれませんが、紙エプロン大切ですー。一応老婆心まで~。
 

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ネオトラッドな焼豚!柔らかくてしっかりと噛み締める旨さがナイス!
 
 これは素朴感ありありなチャーシューですね!。しかも肉厚。ロース肉他の部位がさ3切れあって、周囲が香ばしい仕上がりになってます。そこに汁が浸透したり、また脂身が蕩けたり焦げたりして、タレの香ばしさが生きてます。しかし見栄えよりはかなり薄味で、肉本来の味わいを噛み締めるタイプ。そう!この肉は噛み締めて旨味を確かめてもらいたい!。決して固くはなく、むしろ柔らかみもキープ。肉味もいいが、脂身を奥歯で潰したり、また熱で蕩けさしたりして、脂の甘味とタレの塩気をバランスよく楽しめます。最近、こういう肉をだんだんと古風と感じなくなってきましたが、古着をオシャレに使いこなす若者のセンスも少し似たところを感じてしまいます。もうすっかりジジイになったコメントだな・・・。
 

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味玉にハズレなし!熟成感じる甘味深いジェル卵黄旨し!
 
 名店、名ブランドとなると、こういった王道トッピングは流石に手抜かりないです。これはこの一品のデフォルトでついてきました。追加となると100円はリーズナブル。タイプで言うと、出汁は薄目で時間をかけて・・・・その旨みで卵黄を甘く熟成させてるもの。そして、全体的にジェルっぽい緩い粘りで、舌にペッタリと絡みつくタイプです。その仕上がり具合に感服!。100円はお値打ち!。個別で食うならこれ必須かと思いますよ!。嗚呼、今回も味玉にハズレなし!。
 

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総じまして「東京の玄関口で堂々と煮干!これは広くウケるぞ!考え抜かれた濃厚煮干し!」
 
 ・・・と言うほかないかと思います。この場所なら、東西南北いろんな地方の人が集い、また外国人の方もちらほらと見かける。東京の玄関口で恥ずかしい仕事はできないという気合が店内にも感じられる丁寧接客もナイスですよ!。今回だけで終らずまた来ます!。次は辛とろりで!。そんな応援気分が覚めやらぬですが、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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【今週のラーメン3487】 中華そば むらさき山 (東京・田町) 紫(ゆかり)そば 〜更なる進化中!田町路地裏で虎視眈々たる質実濃厚中華そば!

妙に私のお気に入りなのだ・・・理屈じゃなく・・・
 今日もまた「田町・三田」エリアに出没。もうラーメン活動的にはウキウキエリアになりつつあります。今回は最近新しい家系を名乗らない家系を攻めようかと思ったのですが、一番のお気に入り店を最近訪問しておりませんので、ちょっと顔出し気分で訪問してみました。それが「中華そば むらさき山」さん。関西転勤時代に、東京出張で出会ったころからの長いお付き合いです。
 

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 一番最初の訪問キッカケは「東京に和歌山系の店オープン」とかいった情報をゲットしたためかと。和歌山系は、転勤地関西で食べ始めたばかりで、とても新鮮に感じたものですからね。しかしその当初から、純和歌山系とは少し違ったアレンジを感じ、例えば焦がしネギ油とか、ほんのり甘い魚介など個性が好きだったわけです。その当時は濃厚豚骨魚介(またおま)全盛期だったので特にそう感じました。
 

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 今日も訪問時満席で繁盛しています。場所は田町駅北口の第一京浜渡った「慶応仲通り商店街」の中ですが、この狭い商店街から更に路地裏に入った場所。人通りと言う点では全くスルーされているのに、これだけ客を呼び込むとは、すっかりプレゼンスが上がったねー。一応一通りメニュー制覇しておるので、今回は、特製ラーメンに相当する「紫(ゆかり)そば」を麺カタメでいただくこととしました。
 

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おお?ややオイリーに傾斜し変化してきたか?もはや脱和歌山系の確固たる旨さ!!
 
 くどいけど、一応今回も解説しておきます。「ゆかりそば」と呼びますが、あのフリカケで連想する「ゆかり」ではありませんし、入ってません。屋号が「むらさき」なので「紫→ゆかり」と読ませてるだけ。噂によると、ご店主が「紫山」さんだとか「柴山」さんだとか。また聞きでは「柴山」さんなのを「紫山」と間違われたのを、面白くも流用しているとか・・・。そんなどうでもいいウンチクは脇に追いやって、実食と参りましょう。配膳された麺顔はこんな感じ。
 

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 おおお!相変わらずの焦がしネギ油の香ばしさと光沢感が見事!しかし今日はその香味油が少し多めに感じられて、微妙にオイリー感が増しているような。スープの色もラードの層で少し和らいだ茶褐色に見受けられ、ジットリ感と言うより、さらさら感という感じもしないでもない。やはり焦がしネギ油の香味お出迎えと甘味はテッパン。実に旨いね。確実に食欲を刺激する香味だし、香りの中にすら甘味をかんじさせる芳醇さがたまらん!。今回はその焦がしネギ油が多めなだけなのか・・・・・ラードの層をくぐってレンゲでスープを持ち上げると、やはりラードを多く受け止めてしまいます。
 

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 もともと豚骨醤油がベースと思います。豚のエキス感がかなり濃ゆめだし、コラーゲン感すら覚える程度。ここに醤油味がジットリと結びつき、チャーシューダレを思い出すように、塩気が脂と結びついてほの甘く感じる・・・そんな醤油ニュアンスです。ここにかなりの魚介エキスが投入されていると思われ、甘さをぐぐっと分厚く補強した感じ。鰹節はもとより、煮干もしっかりと溶けていると思うけど、苦みやニボった味わいは皆無です。いやー今回は久々な気がして、ちょっと旨いぞ。
 

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 そして改めて、こんな豚と魚介と醤油感に心を奪われていて、これは何系か?と自らに問うと基本的な「豚骨醤油」でもあり「豚骨魚介」でもある。このどちらかを決めるのは難しい味わい。こうなってくるともはや和歌山系なんてジャンルは突き抜けていると感じます。
 
 

 

 
 
パツパツさがとても似合う!オイリースープをガッツリ受け止める質実ストレート細麺!
 
 今回は、麺カタメと指定させてもらいました。こちらはデフォルトでも多少カタメをイメージさせるものですがそこをあえて。濃厚スープにはやはり加水低めのパツパツさ気持ち良い。前歯で千切った面を見ると明らかに芯が確認できます。そこから感じるグルテンの風合い。密度感高い歯応えと共に食感に響きます。これなら大盛にしておけばよかったのですが、120円という20という端数に躊躇したオレ・・・・己のみみっちさ加減が嫌になるね。
 

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 パツパツだから、麺同志寄り添ったりしない。スープの持ち上げというより、スープに濡れた感じでエキスを楽しむ感覚です。こういうタイプはよりレンゲを多用することになりますが、レンゲでスープと麺を掬いながら口の中へ運ぶと、濃厚エキスとパツパツ風味が一番強く感じます。ここに一部焦がしネギ油など紛れ込んでいたら、より香ばしく楽しめることとなりましょう。
 

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ばら肉ロールチャーシューの香ばしい塩気と甘味の共存!炭水化物全般にベストマッチ!
 
 関西転勤時代にお世話になったばら肉のロールタイプ。醤油ダレに豚エキスがよく溶け込んでおり、甘さを感じるほど。これが全体的に深く浸透しているようですが、周囲は濃ゆく、中は薄くです。周囲の部分だけでも白飯が何杯でも食えそう。それをあえてもう一度スープに沈めて吸い込ませ、ひたひたにさせてから食らうのです。もう口の中は旨みの洪水・・・・。唾液腺が急に刺激されて両顎の付け根が急に痛くなる!これは次回はチャーシューメンにしたくなる!
 

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味玉にハズレなし!丁度良いハードさで食べごたえを感じる高い質感!
 
 芳醇濃厚なタレに浸ったのはよく分かる味玉です。写真で見るより実物はもっと深い色合いを感じる。そして中にも深く浸透しているんですが、割とハードめな卵黄で、最近トロトロタイプが多い中、より個性的に感じました。濃いめの味もあって、なんだか腹にたまるような満足を与える味玉。嗚呼今回も味玉にハズレなし!。
 

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総じまして「更なる進化中!田町路地裏で虎視眈々たる質実濃厚中華そば!」
 
 ・・・と言う感覚でしょうか。もはや私の中では、三田と言えば「二郎」、田町と言えば「むさらき山」。それほど理屈なしにハマり中ですから、グルメSNSランキング評価がどうであれ、応援し続けます。ともあれ充実の昼飯感動!そんな感謝を忘れないうちに、とっとと最後に詠っていつもの通りに締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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アイランド食品 箱入和歌山ラーメン井出商店3食入 630g

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和歌山ラーメン 4食スープ付(メール便)
 
日清 行列ができる店のラーメン 和歌山 131g×3個

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ニュータッチ 凄麺和歌山中華そば 119g

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【今週のラーメン3485】 中華そば つの井 (東京・雑色) 貝出汁塩そば 大盛 +味玉 〜大衆穴場スポットに突如現る崇高系貝出汁!各駅停車で行こうではないか!

穴場なスポットでナイスな貝出汁との出会い
 いやーこの一年はストレスで体がボロボロです。なので酒量が一気に増えてしまいました。こりゃイカンと肝臓エキスもしっかり摂取しておりますが、ゼロクリアになるわけでなく、もっと自分の身体を労わらねばと考えてはいる。しかしそれが中々できていない・・・・。なので、シジミとかアサリなど文字があると、ビクッと反応してしっまうオレです。別にそれだけではないのだけど、基本的に貝の出汁が好きなので、単純に反応してしまいまうかなー。
 

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 今回は、雑色駅に降りてみました。一度だけ過去に利用したことがある駅で、本来なら京浜東北線で品川方面へ移動するところを、川崎乗り換えで京急利用しました。「中華そば つの井」さんの新規開店情報はチェックしていたのですが、ここに貝出汁の中華そばが提供されてると知れば、早めに訪問したくなる自分を抑えきれなかったながれです。
 

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 訪問時は、丁度ランチタイムのピークタイム。混んでたらどうしようとドキドキしてたんですが、先客1名とちょっと肩透かし状態。それよりちょっと心配になってしまいます。駅前が高架下になってて広々としているのもあって解放感と清潔感あり。開店したばかりとあって、今だけ麺の大盛は無料対応。こうなったらトッピング増やして、売上に貢献しちゃいましょう!。と言うことで「鶏胸肉+あさり」そして味玉を追加しまして、英世をキレイに使い切りました。
 

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あさり&しじみの滋味深く!穏やかな塩の丸さ!魚介の包む柔らかさ!そんな上品スープ!
 
 そもそも「あさり」と「しじみ」はどっちが肝臓に効くのだろう?。最近栄養食品に凝ってて、肝臓エキスと言えば「オルニチン」が連想されます。これはしじみには豊富に含まれているのは知られたことですが、あさりにも入っている?と思ってたら実はほとんど入ってないんだってさ。その代わり、あさりにはタウリンってのが豊富に含まれているらしく、リポDでよく耳いするアレです。疲労回復のアミノ酸だと思ってたら、実はこれも肝機能回復に有効的なのだそう。あさりとしじみでダブルの効果が期待できるという、優れもののスープなのです。そんなありがたい一杯はこんな麺顔。
 

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 おおお!これはちょっと雑色らしくない上品すぎやしないか!?。スープの色合いだけみても、これは旨いに違いないという完成度を感じる穏やかさ。それにあさりの肉厚ぶりが素晴らしい。柔らかい淡麗系という全体イメージですが、麺の大盛がすごくいい感じでして、あっさり系で腹が十分に膨れそう。
 

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 レンゲでスープを掬っただけで、穏やかさが滲む。きっと魚介の味わいだと感じて啜り味わうと、実はいきなり貝出汁のありありとしたアピール有!。ホンビノスのような明るさ明確なタイプではなく、和の心を感じさせるような貝の出し汁。柔らかいのに滋味深い味わいが濃ゆいのです。意外に貝エキス感あるので驚き・・・・。オレの肝臓が喜びを隠せない。
 

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 そして塩だれが穏やかなイメージです。魚介系の味わいには煮干系の旨みがゆったりとしています。ニボっとした苦みは一切皆無で、身の甘味すら感じる円やかな煮干感。ウルメや平子、はたまた鰺のような煮干感で、上品な甘さゆえに、甘ったるさとまでは行かない潔さ。スープの表面を幾度も確認しましたが、動物系の香味油など油の浮きが見られず、それもその通りの魚介&貝出汁先行の味風景に染まります。
 

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 単に円やか出汁かと言えば、薬味がすこし繊細に凝っており、生柚子皮を擦ったのも散らばるし、また大葉の刻みが少し舞う。これがじわっと汁に浸透するのだが、味というより香りの範囲。仄かさを知るという感じで、なかなか本格的な和の中華そばという感覚です。
 

 

 

 
 
程よいパッツリさと風味が生きる低加水ストレート麺!出汁吸っても尚旨し!
 
 麺も旨し。加水は低めで、あきらかにパツパツとした歯応えとグルテンの香りが印象的。大盛でしっかりと腹が膨れるボリューム感。前半はパツパツとして汁の浸透を許さず、濡れるといった感じですが、噛むと麺の香りと出汁のエキスが入り混じる。これで、別の旨みへと昇華させます。
 

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 確かにボリュームがある。なので大盛だと途中から少しづつ麺の風味が汁に溶け、麺に汁の旨味が入り込むのがわかります。腰つきはやや緩やかになり、急に啜りやすくなる。パツパツとした歯応えもサクサクと切れ込みやすくなり、出汁の旨味も食っているようなイメージ。貝の出汁は、麺に吸い取られたら風味が消えると思ってたのだが、そんなことないのね。染みこんだ汁の中に、噛むと淡く滋味を見つけたような気がしました。
 

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非常に弾力的な低音調理の鶏胸肉旨し!
 
 私のクセの一つで、チャーシューで麺を巻き付けて一緒に食らうのですが、今回はやめときました。上品な質感なので、それでは肉が勿体ない気がして・・・。鶏胸肉で薄味の低温調理タイプです。微妙にコショウが効いているのか、少し洋風にも感じるし、またこの肉は柚子の風味とベストマッチなので、あえて柚子を肉の上に置いてみたりする。そのまま食らうのが旨いのです。またタレの浸透が深くて熟成したような締まりもあり、フカフカならぬ程よい歯応えがあったのも印象的。これなら酒が良く合うと思うけど、現時点ではプレモル小瓶のみ準備されております。
 

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完璧なるあさりの艶かしいほどの貝肉感覚!
 
 あさりが見事でありました!。カラ入れ器も提供され、これは大物レビュアーさんの指摘を真摯に受け止めた改善点と思われます。氏も言っていたように砂抜きが完璧!。貝肉の盛り上がりや色合い、そして歯応えが特によく、プリプリなのが実に嬉しい。サイズも大き目であることも見逃せない。いくつ入っているか数えてたけど、旨さにカウントするのを途中で忘れてしまいました。それにしても、この味わいならこれからの季節・・・熱燗が欲しくなる。肝臓を傷めつけるものと、それを癒すもので無限に飲み食いできるはず。
 

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味玉にハズレなし!塩だれの風味よく本来味の生きる卵黄旨し!
 
 塩だれタイプの味玉でしょうか。実に塩そば全体の味展開に合ってました。塩気は丸いタイプなので尖りはありませんが、出汁の感覚で卵黄を甘く染めることはなし。むしろ玉子は塩味で食べるべし!といったような、本来の玉子旨みを素直に引き出してくれるようです。白身部分はぷよぷよとソフトな感覚。卵黄は半分ねっとりしているような・・・・芋羊羹のような・・・そんな質感で、舌によく絡みます。そこをレンゲでスープを味わうようにして洗い流すのですが、その一連動作の繰り返し。旨し!嗚呼、今回も味玉にハズレなし!
 

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総じまして「大衆穴場スポットに突如現る崇高系貝出汁!各駅停車で行こうではないか!」
 
 ・・・と言う感じでして、通過駅にこんな良い店あったのかと発見の喜びです。蒲田~川崎間は京急をほぼ利用しないのですが、ちょっと外出機会の往復に今後頭によりぎそうな予感。まだ醤油系も食べてないし、軌道にのればつけ麺も期待したいところ。ここは再訪確実ですな。そんな応援気分が冷めやらぬうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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