ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4353】 世田谷中華そば 祖師谷七丁目食堂 (東京・祖師谷大蔵) 祖師谷塩そば 〜儲け度外視!?驚きのコストパフォーマンス!旨さ格別!ハードル高くても一度は食らうべし!

近くて遠いハードルの高い店・・・休暇を使うしかないね ヽ(´o`;

 

f:id:TOMASSOON:20201111175416j:plain


 

 水曜日と木曜日のランチタイム前後のみ!。準急と各駅停車しか止まらない祖師ヶ谷大蔵駅。どう業務と外出機会をやりくりしても行ける気がしないので、ようやく半日休暇を取りつけて訪問してまいりました。10名の行列におとなしく連結。意外とおじさん達が多く、皆同じ様な有休組なのでしょうかね。
 

f:id:TOMASSOON:20201111115904j:plain

 
 名店柴崎亭のオーナーが、ご自身の実験場とか遊びの場とか・・・そんな風に感じる店。つつじが丘の店での感じとは、少し違って何だか楽しそう?。ありがとうございます・・・その一言にも心の伝わりを感じます。
 

f:id:TOMASSOON:20201111113459j:plain


 
 さて今回は、驚きのワンコイン!500円の一杯!。柴崎亭が開店したときを彷彿とさせる、ハイコスパを感じさせます。京王沿線から、すこし移動して小田急沿線としたのも、初心に還るって感じかしら。しかし、今や円熟にいたった方のその一杯は、スパークする旨さでございました!。
 
f:id:TOMASSOON:20201111113455j:plain
f:id:TOMASSOON:20201111113803j:plain
 

 
 
 
<全体> マジか!この質感と完成度!トッピングも迫力でまさに究極のワンコイン拉麺とはこのこと!

f:id:TOMASSOON:20201111115128j:plain

 
 
 せっかくの半休だから軽くビールと行きたいところですが、非常にシンプルなメニュー構成な上に、そんなわがままを許す雰囲気でもありませぬ。今回は真摯な姿勢で対峙いたします。御方から直々に配膳されたのはこんな麺顔!。
 

f:id:TOMASSOON:20201111115136j:plain


 
 おおお!マジかぁーーーー!ワンコイン500円とは信じられない迫力!儲ける気があるのかと思わざるを得ません。整った麺線だけでもこの価格帯のとしては価値ありなんだが、スープの色合いはまさに黄金!。そしてトッピングの炭焼き炙りチャーシューが何とも豪快!豪快過ぎる!。美しさの中に強さがあるというか、大胆さが妙にまとまりを生んでいるのが凄いのひとこと。そして、ワンポイントに麩が添えてあるが、その心遣いも風雅。ゆっくり汁を吸い込む姿が、時間を感じさせる。何気に和のテイストも放り込んでおります。何気に生の柚子皮が忍ばされている・・・、これはまさに心尽くしの一杯である!。
 

f:id:TOMASSOON:20201111115138j:plain

 
 
 
 
<スープ> キレがあるようで凄く円やかな煮干しの風合い!不思議なスパイス感も溶ける極上塩出汁!

f:id:TOMASSOON:20201111175217j:plain

 
 
 もはや冒頭で心酔した気分。もう心の中では溺れる気分でスープに身をゆだねて味わいます。これが妙に旨い!柴崎亭の名作「塩煮干そば」とはまた違う、芳醇で滑らかな魚介の出汁感!。いや淡麗なのだが厚みがあって芳醇なる味わいが響きます。名作がバージョンアップしたような、旨さがエキストリーム。レクイエムに進化と言ったところか。
 

f:id:TOMASSOON:20201111175154j:plain


 
 塩そばらしい、塩気のキレが確かにあります。その一方で魚介の旨味がすっきりとしているようで、実は芳醇!。白出汁の風合いかとも察しましたが・・・煮干しがとてもまろやか!。うるめ系とか、白身系の煮干しを感じるイメージ。香味油もゆったりしているが、魚介乾物の旨味が非常に芳醇で素晴らしい!塩そばなのに、甘味がある味風景です。
 

f:id:TOMASSOON:20201111175229j:plain


 
 一点だけ面白いと思ったのは、何か和風のようなアジアンのようなスパイス感があるようにも思えるが・・・刺激は与えず出汁に溶けたようなイメージ。これが皆目見当がつかない。その不可思議さもあって、グイグイとスープを飲み干しそうになる。淡麗だけど魔力的なスープ!。
 

f:id:TOMASSOON:20201111175200j:plain

f:id:TOMASSOON:20201111175322j:plain
f:id:TOMASSOON:20201111175316j:plain
 


  
 
 
<麺> あいも変わらず美しき麺線!滑らかでシルキーな滑りに出汁と一体化した甘味が上品に広がる旨さ!

f:id:TOMASSOON:20201111175243j:plain

 
 
 店内9席。3杯分づつ作るロットで、その際にオーナー自ら注文を口頭で聞くというスタイル。その3杯分の麺茹での手さばきを眺めるのも楽しいー。美しいロール麺が次々と完成してゆきます。
 

f:id:TOMASSOON:20201111175305j:plain

f:id:TOMASSOON:20201111175311j:plain


 
 あいも変わらず美しき麺線!。食べる芸術品です。崩すのも勿体ないが、空腹には勝てないので箸で持ち上げるが、麺は寄り添うほどに滑らかでしなやか。白地できめ細かい麺は、汁を吸い込み始めているようで、また出汁を持ち上げたりします。口当たりやスベリ、のど越しに至るまで実にスムース!。
 

f:id:TOMASSOON:20201111175253j:plain


 
 プツプツと優しく千切れて、クチリと呆気なく潰れますが、出汁の旨味と麺素地の甘味が既に初動から一体化!。出汁の崇高さも加わって実に上品な旨さです。柔らかい麺の旨さがここに極まるか。シンプルなように思えて深い旨さです。大盛り設定は表示なかったが・・・バランス崩れるのだろうかね。
 

f:id:TOMASSOON:20201111175349j:plain

 



 
  
<チャーシュー> 炭火炙りのステーキのようなデカさ!驚く分厚さで柔らかくスパイシーな旨さ!儲けなし??

f:id:TOMASSOON:20201111175206j:plain

 
 
 極めつけはチャーシュー!。この質感でデフォルト500円とは到底考えられない質感です!。まずサイズ。私がいまだにしつこく使っている「iPhone SE 第1世代」を凌駕する面積。厚みに至ってはその2台分以上です。そんなワイルド感ある豚肩ロースだが、とっても歯応えが柔らかくて上質!。
 

f:id:TOMASSOON:20201111175333j:plain


 
 そして何と言っても香り高い!。一枚一枚丁寧に炭火焼きですよ。ワンコイン500円拉麺でそこまでやる!?。原材料費もすごいが、加工費も上乗せすると、この一枚の肉の原価は相当凄い。肉一枚にかけるローディング費用が馬鹿にできないはず。
 

f:id:TOMASSOON:20201111175338j:plain


 
 肉の旨味も凄いが、香りが凄い。炭火焼きだけじゃなく、ブラックペッパー等塩コショウの風合いがまた食欲をそそる!。しつこいようだがビールはない。焼豚麺にするとどんな迫力になるのだろうか・・・。デフォルトでも十分過ぎるほどに、焼豚麺に片足つっこでいるような気もするのだが。
 

f:id:TOMASSOON:20201111175343j:plain

f:id:TOMASSOON:20201111175354j:plain

 
 
 
 
<具材> まったく手抜かりない脇役たち!上質極太メンマと瑞々しい青菜が旨し!出汁にフィット!

f:id:TOMASSOON:20201111175212j:plain


 
 手抜かりなしと言うか、ここまで来たら「心尽くし」と言う気分です。時を感じさせたり、出汁をシンプルに感じさせる「麩」もさることながら・・・材木状の太いメンマも青菜も、実に丁寧でしっかりした旨さ。全体の一体化を高めるようです。
 

f:id:TOMASSOON:20201111175248j:plain


 
 メンマはフレッシュさ感じる仕上がりで、凛々しい繊維質もバキバキと音を立てるが素直にちぎれる。薄味仕立てなので、淡麗塩出汁にもピッタリです。そして青菜は当然に塩出汁にベストフィット!。少し多めに咀嚼すると青菜の甘味も感じるようで・・・日本料理で言う「椀物」に浮かぶ青菜を連想してしまいました。うう・・・最後までホントに味で楽しませてくれてありがとう。
 

f:id:TOMASSOON:20201111175234j:plain

 
 
 
 
総じまして「儲け度外視!?驚きのコストパフォーマンス!旨さ格別!ハードル高くても一度は食らうべし!」

f:id:TOMASSOON:20201111175128j:plain

 
 
 と言う感動!。本当にこれは儲け度外視で、やりたいことやるとか、ボランティアとしか思えない旨さです。これは感動の一杯かと!。場所は営業時間の都合でハードル高いけど、間違いなく訪問する苦労以上に報われる旨さ!。万人に激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

f:id:TOMASSOON:20201111180510j:plain


 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 
 

f:id:TOMASSOON:20201111175359j:plain 

関連ランキング:ラーメン | 祖師ケ谷大蔵駅成城学園前駅

 

 

【今週のラーメン4352】 煮干しつけ麺 宮元 (東京・蒲田) 特製煮干しそば 中盛り 〜汁も肉もガッツリ感満載!煮干も豚も旨さ大喜び!東京蒲田に迫力煮干麺あり!

煮干しエキス欠乏症?久しぶりにガツンと濃厚煮干し!

 

f:id:TOMASSOON:20201110194148j:plain


 

 役所事務手続きの電子化は程遠い?。今年の年末調整で少しは電子化が進むかもと淡い期待をしたものの、ちょっと時期尚早なようです。わざわざ会社に出向いて、必要書類と郵送をすることに。ま、外出機会も有効に活用せねばと、今回は蒲田へやってきました。コロナ禍までは、ヘビロテと思われるほど通ったエリアですが、実にひさしぶり!。思い切ってガッツリと食ってみよう!。蒲田でラーメンと言えばいろいろありましょうが・・・個人的には「宮元」をチョイス。訪問してみました。
 

f:id:TOMASSOON:20201110134508j:plain


 
 やはりまだ、コロナの影響あるのでしょうか?たまたまラッキーだったのか?。昼飯ピークを過ぎたころに行列なし。空席2つという状況ですんなりと入店ですよ。他の店もそうなんだろうか。また最近、ヘビーな煮干しを全然食えてないので、煮干し大好きニボシストとしては、煮干し欠乏症でしょうか。憂さ晴らしもかねて特製!腹減ってたので中盛!とさせていただきましょう!。
 

f:id:TOMASSOON:20201110133016j:plain


 

 

 
 
<全体> 肉の迫力と煮干しの濃厚感!ダブルパンチで痛快さこの上なし!

f:id:TOMASSOON:20201110133444j:plain

 
 
 ほぼつけ麺メインなお店。キレイ系の若い女性客もしっかりつけ麺!しかも中盛。細い身体のどこに収まるというのだろうか・・・・。一人だけ汁系だったので、随分と順番飛ばしで早々に配膳を受けました。それはこんな麺顔!。
 

f:id:TOMASSOON:20201110133448j:plain


 
 おおお!煮干の迫力は前もって身構えていたものの、ここはこんなに肉がパワフルだったっけか?。すっかり忘れておりました。炙り肉!吊るし焼の肉でかなり分厚い!それが4枚もあり、肉の迫力でまずは圧倒です。しかし、へへへ・・・そこはやっぱり濃厚煮干しの名店!セメントのようなどろどろ煮干しがいい感じです。麺がスープに沈むというより、多めのタレに絡んで横たわっているというような感じ。極濃厚煮干にありつけただけで、今日の一日のミッション完了!。
 

f:id:TOMASSOON:20201110133450j:plain

 
 
 
 
<スープ> いわゆるセメント煮干!どろんじょ煮干!胃袋にガッツリと伝わる食べ応え!甘味と塩気と苦味の濃密なるハーモニー

f:id:TOMASSOON:20201110193904j:plain


 
 久しぶりに食うと妙に達成感を感じる濃厚煮干し。ド煮干!セメント煮干!どろんじょ煮干!等、いろいろ例えがありましょうが、煮干しの濃度はまさにエキストリーム!。すり潰して溶かしたようなワイルド感があるのに、とてもクリーミーでザラツキ感はありません。苦味もしっかり出ているけどマイルドな旨味。煮干特有の甘味もふんだんに溶けているので、意外と塩気をバリバリとは感じません。
 

f:id:TOMASSOON:20201110193909j:plain


 
 動物感もまた濃ゆい。豚骨の煮出しがかなり効いていると思われ、その旨味がぺったりと口元に貼りつくようなイメージ。実はコラーゲン感もそこそこ高いのではと感じています。塩気が混じるが、これが豚骨の旨味と合わせて、煮干しの旨味もグイグイと引きずりだすようなイメージで、旨さゆえ思わず調子にのってグビグビと完飲してしまうと、後から水分を欲してしまいましょう。
 

f:id:TOMASSOON:20201110193925j:plain


 
 そんな感じで煮干し一色の味わいでもなく、塩気主体とも言い切れず、イメージし易い濃厚煮干しではあるが、とても複雑カオスな味構成で、最後まで飽きずに食わせてくれます。実はかなり刻み玉葱のフレッシュさが助けになって、飲み切れたという感じもしているー。
 

f:id:TOMASSOON:20201110193937j:plain

 
 
 
 
<麺> やや平たいようなストレート細麺!濃厚出汁を絡めまくり!重くヌメる啜り感!濃厚ダレに絡んでも麺素地の風合い高し!旨し麺!

f:id:TOMASSOON:20201110194004j:plain

 
 
 いくら勉強しても、使わない知識は忘れてしまうのと同様に、久しぶりこちらの汁系を食ったものだから、すっかりイメージを忘れておりました。逆に新鮮な気分で味わえたが、旨い麺だったので改めて少し驚き。
 

f:id:TOMASSOON:20201110194014j:plain


 
 やや平べったいストレート細麺。汁に浮かび漂うと言うより、多めで濃厚なタレに絡んでいるというようにも見受けられる。麺を引き上げると箸は重く、濃厚汁がたっぷり絡んだ麺が持ち上がるようです。少し平べったいだけで、汁は絡みやすいのね・・・。更に持ち上げて口もとへ。そしてプツプツと前歯で千切り、奥歯へと運ぶがクチクチと淡泊に潰れるわりに、風味が高い!。
 

f:id:TOMASSOON:20201110194027j:plain


 
 濃厚なスープを通して感じる麺の風合いがまたいい。意識しなおして食らうと麺の素地から来る甘味すら覚える旨さじゃないか!。中盛で200gチョイという感覚?。玉葱微塵も絡ませてくらうとより旨し!。また海苔も特製だから多めなので、今回も性懲りもなく、麺に絡めて一緒に食らいました。麺と海苔の風味がベストマッチ!。
 

f:id:TOMASSOON:20201110194032j:plain

f:id:TOMASSOON:20201110194038j:plain

 
 
 
 
<チャーシュー> 吊るし炙りの豚肩ロース肉が豪快!燻し感ある香り高さと肉汁の甘味!ガッツリと肉を食らう喜び感じる贅沢!

f:id:TOMASSOON:20201110193915j:plain


 
 肉が非常に旨し!。見直しましたよ!。吊るし豚の類いで、炙りの食感が楽しい上に、燻し効果で香り高い!。脂身がテカって旨味が凝縮しているようにも思え、赤身は弾力ありつつも柔らかく千切れます。くぅーーーこれは絶対にビールを合わせないと勿体ない!。
 

f:id:TOMASSOON:20201110193947j:plain

 

 
 肩ロースでも脂の多めな部位とロースに近い部位があるような・・・4枚をそれぞれ2枚ずつ考えては配列してくれてます。そのままでも旨いが、煮干しスープと絡めても悪くない旨さ!。酒が飲めないなら「吊るし焼チャーシュー丼」というのがありますから、それもオススメらしいです。
 

f:id:TOMASSOON:20201110193942j:plain


 
 燻し感ある香り高さと肉汁の甘味!ガッツリと肉を食らう喜び感じる贅沢!煮干しだけじゃないね!チャーシューはこの店の看板アイテムでありました!。
 

f:id:TOMASSOON:20201110194009j:plain

 
 
 
 
<味玉にハズレなし!> 見た目以上に優しい出汁感とその甘さ!濃厚な味わいとぶつかっても卵黄の濃密さは優しい旨さ!

f:id:TOMASSOON:20201110193920j:plain


 
 煮干しのパンチに、麺の風合い、そして迫力の肉とあって、かなり頭の中が疲れた中で、味玉はやっぱり旨かった。やさしくほっこりと楽しめる味風景だったので、箸休め的に和ませていただきました。
 

f:id:TOMASSOON:20201110194115j:plain


 
 見た目はそこそこ濃ゆい浸透感ですが、割って見るとそうでもない。また味わうととても明るい甘味を感じるような濃密感。薄い出汁の浸透にしっかり熟したような卵黄の旨味?。濃厚な味わいとぶつかっても卵黄の濃密さは優しい味わい!。旨し!やっぱり味玉の旨さには、ハズレがないね。
 

f:id:TOMASSOON:20201110194050j:plain

 
 
 
 
総じまして「汁も肉もガッツリ感満載!煮干も豚も旨さ大喜び!東京蒲田に迫力煮干麺あり!」

f:id:TOMASSOON:20201110193838j:plain

 
 
 ・・・と言う感動!。私の中では定期的に食うべき一杯と心に沁みました。ガッツリ煮干しの名店ですが、あっさり系の生姜系もありますので、臆することはありません。スタフの明るい応対で元気ももらえますから。蒲田でランチならここも激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠っていつものように締めたいと思います!。
 
 

f:id:TOMASSOON:20201110195046j:plain


 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

関連ランキング:つけ麺 | 蒲田駅蓮沼駅京急蒲田駅

【今週のラーメン4351】 くじら食堂bazar 三鷹店 (東京・JR三鷹) 葱皮 + 替玉 極細 バリカタ麺 〜ワイルドな旨さにマイルド化でより進化!素朴な鶏肉旨さに拍車がかかる名作鶏醤油そば!

TRY新人賞醤油部門獲得おめでとうございます!

 

f:id:TOMASSOON:20201109182753j:plain


 

 最近足しげく通う店が受賞となると、やはり嬉しくなるものです。入賞おめでとうございます。今後とも食い続けてゆきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
 

f:id:TOMASSOON:20201109115821j:plain


 
 下村店主もきっと嬉しいでしょうね。まだ開店仕立てのころ、確か移転前の東小金井の店で、当時下村さんがTRY狙いたいと常連さんと語ってたけか?。宿願達成!?。これから名店へのステップを歩んでいただきたいですね。
 
f:id:TOMASSOON:20201109121543j:plain
f:id:TOMASSOON:20201109115839j:plain

 
 在宅ワークで忙しいときにはとても重宝!。ピークでも妙に回転よく座れて食えるから助かってます。最近始まった「白醤油」シリーズ。食券手渡すときに「白で」と伝えるだけです。いろいろ白醤油バージョンを試してみたかったので、「葱皮」で白と伝えたら「葱皮だけは白やってないんですよ・・・・」とのこと。ま、近いうちにまた来るから、白はその時にでも。今回はそんな流れで、デフォルトの「葱皮」をいただくこととなりましたー。
 
 

 

 
 

<全体> 少しつづ微妙にネギ感UP?無骨な鶏皮も食べやすいサイズ感?進化を感じる落ち着くワイルド感!

f:id:TOMASSOON:20201109120452j:plain

 
 
 確かに、この店の中で一番ワイルドっぽいのが「葱皮」だから、白醤油の淡麗さが打ち消されてしまいますかね。濃口醤油がやはり無難なのだろうと妄想してるうちに配膳完了!仕事も早い!。
 

f:id:TOMASSOON:20201109120455j:plain


 
 おおお!これまた素朴とワイルドの集まり!それでいていつになく整った具材配置で落ち着き感もありなむか?。鶏油がテカテカとしている中に、ぎっしりと刻み葱が埋め尽くされており、まさに葱三昧!。対局には九条ネギが長く青々としているのが魅力的です。葱大好き、葱星人な私に取っては、葱増量ぶりだけで興奮を覚えるじゃないか!。そして中央には鶏皮の醤油煮っぽい肉達。フツーのチャーシュー片も下に埋もれておりますが、鶏皮に完全に染まってしまったようです。上からは、これでもか!と言うほどのブラックペッパーがフラれる・・・。うーん、ワイルド!
 

f:id:TOMASSOON:20201109120457j:plain

 
 
 
 
<スープ> 鶏脂のパワーと醤油のパワフルさ!そしてペッパー刺激!マイルドな甘みもあり!

f:id:TOMASSOON:20201109182541j:plain

 
 
 鶏油が深くゆらめく上に葱の香味と甘さが滲む。そして少し鶏皮がスープに染み出しているのもあって、醤油系の甘辛い味わいがじっとりと広がります。更にその上に、ブラックペッパーが出汁に浸透するから、実はすごいパワフルな出汁加減!。かしわ(成鶏)の旨味もゆったりで、どこか大人びた味わい。
 

f:id:TOMASSOON:20201109182536j:plain


 
 そしてやや進化したと感じるのは私だけ?。開店当初の味わいからは、すごく洗練されてます。ワイルドな風合いに少し余裕がでてきたというか、マイルドさが生まれたというか・・・・。つまり、程よい甘味が足された印象。ますます飲みやすい。
 

f:id:TOMASSOON:20201109182707j:plain


 
 濃ゆい醤油と鶏エキスの集合で、透明感と重厚感がある円やかな味わい。一方でペッパーの香りが猛烈に食欲を刺激するのは相変わらず。鶏醤油に溶けて、ズドンとしたワイルドなキレを与えるという感覚も失っておりません!。コンセプトは変わったわけではないので、以前好印象を受けた方はご心配なく!。
 
 

 

 
 
<麺> 三河屋製麺:細くてボコボコ感ある素朴な細縮れ麺!プリっととした歯応えの後に風味と甘味あり!具材を絡めてより味わい深く!

f:id:TOMASSOON:20201109182611j:plain


 

 
 「くじら食堂」は麺が旨いブランド。1号店の平打ち手もみ麺が有名で、粉の旨味と出汁との一体感、そして複雑な形状から感じられるモチモチ感とのど越しが印象的。それを2号店のこちらでは、細麺一本で切り替え味の世界を広げています。それが確実に成功してる!。この細麺は、素地の風合いを強く感じさせるだけでなく、汁と混じったときに甘味をしっかりと伝えてる。そしてミクロにボコボコと捩れる手もみ風が、やはり独特の食感と喉越しを生む。最近では、1号店も細麺バージョンの選択もできるようになったとかで・・・1号店と2号店は、いいシナジー効果を出しております。
 

f:id:TOMASSOON:20201109182618j:plain


 
 特に葱皮だと麺に絡みやすい。細かく刻んだ葱はもちろんのこと、割と細かめにカットされた鶏皮は、プルプルとしているので、麺にとても引っ掛かりが良さそう。汁と一体化した旨味の上に、具材の旨さも重ねて味わえるのです。だから一層麺が味わい深いという味風景なのが素敵!。もっと食いたい!もっと食いたい!と思わせるが・・・へへへ、それは替え玉のお楽しみに譲る!。
 

f:id:TOMASSOON:20201109182646j:plain

 
 
 
 
<鶏皮> 醤油系の甘辛煮出し!プリプリコリコリ鶏皮!ブラックペッパーの塩気と鶏油のコクで食欲刺激!

f:id:TOMASSOON:20201109182551j:plain

 
 
 いつもより盛り付けがキマッてる?妙に美しさも感じます。最初のころより、鶏皮のカットが細かくなってる?。そのため整った一体感もある上に、箸で摘まんで食べやすいイメージ。中央の盛り上がりも雰囲気を高めます。
 

f:id:TOMASSOON:20201109182603j:plain


 
 細かいと皮のブリッとした噛みちぎり難い部分も柔らかく感じられる。歯切れも良くなってます。また小さめだと噛み締めやすいので、以前より味わいも増すかも。ブラックペッパーが滲んで、相変わらずパンチの効いた味もしますが、鶏の脂の旨味がそれを上回るか・・・・旨し!。白飯にも合うし、酒のアテにももってこい!。ねぎを絡ませて食らうのが格別!。だから葱皮というネーミングなのでしょうか。何気に生卵にも合う気がしてきた。
 

f:id:TOMASSOON:20201109182702j:plain

 
 
 
 
<味玉にハズレなし!> 濃口醤油とハードな鶏油!更にペッパーの中にあって・・・円やかな濃密旨甘感!

f:id:TOMASSOON:20201109182514j:plain


 
 白身はやや引き締まりを感じる歯応え。反して卵黄は柔らかく全体が緩めのジュレ状態。出汁の浸透で塩気の中にマチュアな甘味を感じる味わいです。そのままでもちろん旨いが、深い鶏エキスと醤油が融合する出汁と絡めてもまた旨し!。
 

f:id:TOMASSOON:20201109182640j:plain


 
 そのままでも完成した味なんだけど、出汁のペッパー感が更に加わるとまた一段と旨味が増すようなイメージ。味玉が箸休め的にも感じるし、一層に和やかに味わえました。卵黄の味わいに濃密旨甘あり!。旨し!やっぱり味玉にハズレなし!。
 
 

 

 
 
<替玉> 極細 バリカタ麺!味わい濃ゆく個性的なスープなればこそ!パツパツ歯応えの風味高さが際立つ旨さ!

f:id:TOMASSOON:20201109121053j:plain


 
 替え玉にやみつき!。これがあるゆえに、最近こちらのご飯ものサイドメニューをスルーしてしまってます。何度も言うが、替え玉にして麺のタイプを変えるというのが、ありそうでない。そして、バリカタ細麺で替え玉対応するという戦略。更にワンコイン100円というから、やみつきにならない方がどうかしてるかと。最近、替え玉まで行きついてこその「くじら食堂@三鷹」だと思ってる。
 

f:id:TOMASSOON:20201109182741j:plain

f:id:TOMASSOON:20201109182736j:plain

 
 
 さて替え玉。もう説明不要ですが、博多麺を彷彿とする乾いたようなパツパツ感と風味の高さ。小麦粉の熟成すら思わせる旨味と出汁の混じり合いがたまりません。いろいろとスープのバリエーションがある中で、替え玉との相性で言えば、「葱皮」が一つ頭抜けているかと感じてます。やはり、スープの濃ゆい味わいには、パツパツ麺が合うみたい!。是非、お試しあれ!。
 

f:id:TOMASSOON:20201109182747j:plain

 
 
 
 
総じまして「ワイルドな旨さにマイルド化でより進化!素朴な鶏肉旨さに拍車がかかる名作鶏醤油そば!」

f:id:TOMASSOON:20201109182453j:plain

 
 
 ・・・と言う感動!。これでこの店のメニュー・・・何周めかに当たるが、コンセプトはキープしつつも、段々と進化(≠修正)を感じる次第。岡山笠岡オマージュの独自進化!。今後も激しく期待だが、今も激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

f:id:TOMASSOON:20201109184045j:plain

 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

f:id:TOMASSOON:20201109182525j:plain

 

関連ランキング:ラーメン | 三鷹駅

 

ラーメンWalker東京2021 ラーメンウォーカームック

ラーメンWalker東京2021 ラーメンウォーカームック

  • 発売日: 2020/09/07
  • メディア: ムック
 
Best of the Best RAMEN

Best of the Best RAMEN

  • 発売日: 2019/11/21
  • メディア: 単行本
 

 

【今週のラーメン4350】 麺処 しろくろ (東京・八幡山) 鴨の塩そば + 純米酒 魔切 初孫 + サッポロ黒ラベル生 〜まさにたっぷりと秋の風雅を伝える塩鴨そば!うなる旨さで900円!まさにハイパフォーマンス!

個人的には今年度新人大賞と感じるお店!
 


麺処 しろくろ (東京・八幡山) 鴨の塩そば + 純米酒 魔切 初孫 + サッポロ黒ラベル生 〜ラーメン食べて詠います


f:id:TOMASSOON:20201108120252j:plain


 

 2020-2021 TRY大賞発表!。今年はコロナ禍と言う大逆境がありつつも、稀に見る良店の激戦と言う感じがして、実はワクワクして待ち構えておりました。京王線沿線が特に熱く、想定通りの店がランクインしておりましたが・・・、実は、個人的には「麺処 しろくろ」を本命と感じておりました。その一点だけが少し心に引っかかりますが、全体的には審査員のチョイスには納得しておりまして・・・しろくろさんには、個人的な大賞を贈りたい気持ちでいっぱい!。久しぶりに訪問してみました。
 
f:id:TOMASSOON:20201108113201j:plain
f:id:TOMASSOON:20201108113214j:plain

 
 ところで最近のこの店の人気ぶりはすごい。開店30分前では一巡目を逃すと言う様相。実は5回ほど訪問して早仕舞いで食えないでおりまして、ようやくありつけた次第です。入店すると、おや!スタフさん1名追加したのね!。そりゃいいことだ!。恐るべきワンオペの完成度を誇る店ですが、人が増えたことは喜ばしい!。修行の場としても最適ですよ。
 
f:id:TOMASSOON:20201108113327j:plain
f:id:TOMASSOON:20201108113211j:plain

 
 今回は久しぶりに訪問したのもあって、迷わず限定麺を選ばせてもらいましょう!「鴨の塩そば」一択!。そして当然、酒を合わせるのでありました。
 

 

 
 
 
<酒①> サッポロビール黒ラベル生!小春日和の暖かさには黒生が格別に旨い!ライトな苦味に甘みすら覚える甘口!

f:id:TOMASSOON:20201108170543j:plain


 
 行列中、小春日和の陽射しが暑くて暑くて・・・もう耐えられず、ビールからいってしまいましょう!。スーパードライと黒ラベルが選べるシステム。なんとなく黒ラベル。アサヒは自宅で山ほど飲めるから(笑)。しかし、季節外れに汗をかいたものですから、黒ラベルがグイグイと進んでしまって・・・左右の客は少し引いてたかも(汗)。
 

f:id:TOMASSOON:20201108170548j:plain

f:id:TOMASSOON:20201108170600j:plain


 
 一般的なレギュラービールの中で、個人的には苦味の中に甘みを感じるブランド・・・それが黒ラベル。冬にこたつに入りながら味わう感覚でも合いますね。飲み口はライトなのですが、しっかり苦味もあり、あとくちに少し甘みを感じるのは私だけでしょうか?。汗をかいたあとなら尚更かと・・・妙に旨かった!。
 

f:id:TOMASSOON:20201108170553j:plain

 
 
 
 
<酒②> 生酛 純米本辛口 魔切 初孫!確かに辛口!しかも切れ味の中に旨味が滲む純米酒!

f:id:TOMASSOON:20201108170702j:plain


 
 へへへ・・・この店に来たなら日本酒「初孫」は欠かせませんぜ。本当は2本のむつもりでおりましたが、黒ラベル飲んでしまったから1本に落ち着けておきましょう。勝手知ったるセルフ式ですから、冷蔵庫から出してグビグビといただく。
 

f:id:TOMASSOON:20201108170655j:plain


 
 うっ!旨ぇえ・・・と手が震えます。辛口純米酒の誉れとはこのこと。キリリとシャープに切れ込む味わいが、まるで水の如く飲めてしまう。後からじわじわと湧き起こる旨味もいいね。純米酒らしい図太いバディーを感じつつ、滑らかな甘味が舌に残る。この瞬間につまみをアテるのが最高の味わい方です。
 
 

 

 
 
<アテ> 合鴨の低温調理!赤身の野趣な風合い!そして脂がクリーミーに口の中に溶けて酒と相性抜群!

f:id:TOMASSOON:20201108170622j:plain


 
 ホゥッホゥッホゥッォ〜・・・アテは「合鴨の低温調理」。完璧なチョイス。鶏の場合、ロースと言えば肩ではなく胸肉のこと。赤身と脂身のコントラストが絶妙にそそります。
 

f:id:TOMASSOON:20201108170616j:plain


 
 まず赤身は野趣を感じる味わい。鶏と決定的に違うのは赤い色合いに滲む、肉の野趣なる風合い。いい意味でざらつきを感じるような繊維質を噛みちぎり噛み潰すと、鴨独特の濃密さを感じる風味がいい。これが実に酒に合うのね。
 

f:id:TOMASSOON:20201108170611j:plain


 
 脂身も絶品!。まるでハードに煮凝ったような脂身だが、舌の熱でゆっくりと溶け出すと脂の甘さが炸裂!。赤身の野趣な風合いと混じり合って、秋ならではのちょっとしたジビエ感も楽しめます。初孫と最高に合うのだ!。
 

f:id:TOMASSOON:20201108170635j:plain

 
 
 
 
<全体> シンプル&ゴージャスな佇まい!淡麗な塩かけそば+季節を彩る肉達の饗宴!

f:id:TOMASSOON:20201108115314j:plain


 
 近年になって少し広まりを感じる、麺と具材のセパレートスタイル。汁そばも具材も両方自信がないとできないよね。そんな麺顔で新しいスタフさんから配膳を受けたのがこの麺顔です!。
 

f:id:TOMASSOON:20201108170646j:plain


 
 おおお!まるで特製盛りのようなゴージャス感じゃないか!。塩そばはかけそばスタイルですが、質素な感覚はなくてプレーンな旨さを如実に表す。そして具材皿のほうは、飾り付けがいちいち丁寧な一方で、ボリューム感も損なうことなし。味変化用の山椒オイルも付いてて、ゴージャス感満載!。これで900円と言うのは値ごろ感ありなのでは?。人によっては、具材だけ酒のつまみにしてもいいし、塩かけそばは〆で食ってもいい感覚!。
 

f:id:TOMASSOON:20201108115328j:plain

f:id:TOMASSOON:20201108115345j:plain

 
 
 
 
<スープ> 魚介ベースの穏やかな出汁にしっかり溶ける鴨エキス!塩出汁のシンプルさで余計に鴨旨味が映える!

f:id:TOMASSOON:20201108170715j:plain


 
 やっぱ旨いね!ひとことで言えば「淡麗鴨出汁」と言う感覚!。別に鴨が薄いのではなく、鴨は豊潤だけど引き際が良いと言うイメージでしょうか。こちらはベースがアニマルオフの感覚で、そこに鴨の野趣味を足し込んだと言う味風景に思えました。「鴨そば」でもあり「塩そば」でもある。そんなフィーリング。
 

f:id:TOMASSOON:20201108170757j:plain


 
 塩そば感の抜かりない淡麗な出汁感がフォーマットとなっているため、鴨風味と味わいがとても生き生きと際立つと申し上げたい!。塩出汁のシンプルさで余計に鴨旨味が映える!。もはや足し算の旨さなのか、引き算の旨さなのかすらも分からない。もうこれだけで完成度が高いですな。
 

f:id:TOMASSOON:20201108170801j:plain


 
 鴨肉のせずとも鴨そばの風格を感じさせますし、具材はもはや脚色と感じるほど。この残り汁で白飯をさらさらっと食いたい気分にもさせます。お隣客は、後からご飯類を追加注文してたようだが、すごくその気持ち分かるわぁ〜。激しくオススメかも。
 
 

 

 
 
<麺> 微妙なカタ茹の如く素地の風合いを感じる味わい!かけそばとしても十分成立する完成度!ゆっくりと汁が浸透し小麦粉の甘みすら覚える旨味!

f:id:TOMASSOON:20201108170751j:plain


 
 シンプルなかけそばスタイルだから、麺もダイレクトに旨さを感じます。気のせいに違いないが、これまでより麺の風味と直に対峙できた気分で、微妙なカタ茹の如く素地の風合いを感じる味わいです。前歯で千切ると湿ったクツクツ感が楽しめる上に、ふわっと甘味すら感じる後味。
 

f:id:TOMASSOON:20201108170840j:plain


 
 時が経過するほどに、ゆっくりと汁が浸透し一層に小麦粉の甘みを覚える旨味!もはや、かけそばとしても十分成立する完成度です。思わず一気にすすり食いきるところです。ズボボボボボーーーーーと音を立ててすすり上げる吸引力がいつもより増している気がする(苦笑)。どうして麺の大盛りにしなかったのかと、激しく自分を叱咤。
 

f:id:TOMASSOON:20201108170833j:plain

f:id:TOMASSOON:20201108170814j:plain

 
 
 
 
<味変> 和山椒オイル!意外とハード!清涼感の中に確かな旨さを感じる味風景!まさに秋の風雅!

f:id:TOMASSOON:20201108170916j:plain


 
 和山椒のラーメンも近年は東京では増えてきましたね。はしりは「柴崎亭」。タイプとしては、実からエキスを抽出するタイプと、和食の流儀で葉から溶かしこむタイプとあるようで、今回は前者のイメージ。意外とハードだから入れすぎ注意と、ご店主から言葉添えが嬉しい気遣い。
 

f:id:TOMASSOON:20201108170922j:plain

   
 
 確かに入れすぎると、鴨の風合いが飛ぶかも。しかし鴨の旨味と山椒の風味が合うのだから仕方ない。脂の旨味にすっきりとした清涼感を与えるのが山椒!。ジリジリとした渋さが出ない程度で垂らし込むのがよろしいと存じます。嗚呼・・・まさに秋の風雅!。
 

f:id:TOMASSOON:20201108170940j:plain

 
 
 
 
<鴨肉> 緩く熱が入ると一層と野趣感と脂の旨味がアップ!まるで肉が喜びを感じるよう!

f:id:TOMASSOON:20201108115629j:plain

f:id:TOMASSOON:20201108170905j:plain

 



 胸肉の端に近い部位。赤身の色合いが少し濃ゆい。少しスープに沈めて味と熱を足し込んでみますと、これまた旨い!。常温でおつまみで食べたのも旨いが、少し熱が入るだけで脂の旨味がしっかりと、口の中に行き渡るようです。また、赤身の旨味も出汁を吸い込んだせいかすっきりと感じられるので、これまたオススメの食し方。まるで肉が喜びを感じるよう!
 

f:id:TOMASSOON:20201108170911j:plain

 



 
 
<豚肩ロース> 薄味だけど肉味しっかり伝える仕上がり!イクラと柚子皮のミスマッチ感が旨さのカオス高める!

f:id:TOMASSOON:20201108170853j:plain


 

 今回はすっかり具材の主役を奪われた感じの豚肩ロース肉ですが、これもて抜かりなし。実にソフティーできめ細かい肉繊維に、バランスよく脂が差している。薄味上等でそのまま食らうと、滑らかにも感じる肉質・・・上品な旨さです。
 

f:id:TOMASSOON:20201108170846j:plain


 
 ここにイクラと柚子が乗ってる。せっかくだから崩さずに汁に沈めてから口に運びますが、これが堪らないほどにミスマッチな旨さ!。イクラの生系魚介の旨味と、柚子の引き締まった滋味っぽい清涼感が、明るい肉味にコラボする旨さ!。これはこれで酒を進ませる味わいで、残りのビールを一気に空にしてしまいました。
 
 

 

 
 
<鶏胸肉> 鴨肉の脇で淡白な旨さを伝える名バイプレイヤー!塩出汁を吸い込み滋味を伝える!

f:id:TOMASSOON:20201108170858j:plain


 
 一番影の役割になった鶏胸肉ですが、これはこれで汁の旨さを一番吸い込む肉。旨さを堪能。鶏肉本来の淡白な滋味に、塩ダレと鴨風合いが足されてこれまた旨し!。酒を欲するところだが、飲み干してしまって残念。実に隅々まで手抜かりなしの旨さと確信した次第。
 
 

 

 
 
総じまして「まさにたっぷりと秋の風雅を伝える塩鴨そば!うなる旨さで900円!まさにハイパフォーマンス!」

f:id:TOMASSOON:20201108170646j:plain


 
 ・・・と言う感動!。まるでコース料理をいただいた気分と充実感でございます。旨いと言うより美味しいと言う方が合ってるかと。ラーメンとして囚われず、秋のグルメ活動として激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

f:id:TOMASSOON:20201108172001j:plain


 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

f:id:TOMASSOON:20201108113218j:plain

関連ランキング:ラーメン | 八幡山駅芦花公園駅上北沢駅

 

第21回 業界最高権威 TRYラーメン大賞 2020-2021 (1週間MOOK)
 
ラーメンWalker東京2021 ラーメンウォーカームック

ラーメンWalker東京2021 ラーメンウォーカームック

  • 発売日: 2020/09/07
  • メディア: ムック
 

 

【今週のラーメン4349】 Handmade Ramen 青麦 (東京・大森) らあめん 清澄 + ハートランドビール中瓶 〜ライトなのに深い味わい!キリリとしてて円やか抜群!優しさ極まる淡麗醤油そば!

大森に期待の新星!間をおかずまた来てしまった!

 

f:id:TOMASSOON:20201107182939j:plain


 

 秋と言えば、秋祭り。今年はコロナ禍で自粛の風潮ですが、やはり抑えきれない気持ちあり。都内各地で「酉の市」の準備も目にしますね。こちら大森でも、「大森鷲神社」の酉の市の準備が進んでいるようです。開運と商売繁盛を願う酉の市・・・コロナで停滞した日本経済を少しでも活性化できるように、心から願う次第。お祭りに願いを込める・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20201107133352j:plain


 
 さて今回は、先日食した「清濁」と言う一杯が忘れられず、また来てしまいました。今度は「清澄」なる一杯を求めて!。へへへ・・・実はこの近くの別の店と絡めてラーメン活動が出来るのも好都合なわけで、ちょっとした連食計画を実行したまでです。こんな利用の仕方を、またすると思う〜。
 
f:id:TOMASSOON:20201107133014j:plain
f:id:TOMASSOON:20201107134109j:plain

 
 なんと言っても「ウェイティングシステム」なのが好都合!。開店時刻少し早めに来ればウェイティング表が店前に出してあり、希望時刻欄に名前を書き込んでおけばOK!。その時間までは自由に他の店でラーメン活動出来るわけだから、人気店は是非とも真似して欲しいと思う次第です。因みに、土日だとお昼前にはウェイティング表は埋まってしまうみたい。平日だと昼過ぎでも最終が少し残ってるイメージ。外出移動でチャチャとサインだけして、また戻って来るって使い方もできそうですね。
 
f:id:TOMASSOON:20201107133226j:plain
f:id:TOMASSOON:20201107134134j:plain
 

 
 
 
<酒> ハートランドビール!軽やかな喉越しとズシリとした苦味と旨味!青麦ピッタリのグリーンボトル!

f:id:TOMASSOON:20201107182627j:plain


 
 食らう前に飲むぜ!だって休日なんだもん!。前回訪問で飲めなくて悔しい思いもしましたので、そのリベンジも果たしましょう。こちらのビールは、キリンハートランドビール。個人的にはサッポロ赤星と双璧なくらい好きなブランドビールでして、いい食事にはいい酒を揃えたいもの。こちら「青麦」と言う屋号からしても、ハートランドのグリーンボトルはイメージにピッタリと言う感じです。
 
f:id:TOMASSOON:20201107182632j:plain
f:id:TOMASSOON:20201107182622j:plain

 
 おお!ちょっとパブっぽいグラスが用意されましたよ。ゴブレット調なグラスはビールには最適でして、下の膨れた部分には泡立ちがはっきり映り旨そうに見える上に、少し上部がくびれた部分は、泡立ちをしっかりと立てる役割がいい感じ。今回はいつも以上に旨そうに撮影ができたと自負するのですが・・・実際味わうと確かに旨い!。泡立ちがとても細かくて喉越し爽やか!。相変わらず図太い苦味と旨味がいい感じで、ラーメンを待つひとときを、実に充実させますねぇ〜。この日、2杯めでなければ、肉やつまみなどをあてるのですが、流石に腹の余裕も感じて控えました。こちら、別にクラフトビール も用意しているようで、飲み比べもできるみたい!。次回はそれを確実に狙うと誓いましょう!。
 

f:id:TOMASSOON:20201107182646j:plain

 
 
 
 
<全体> キリリと感じるコンテンポラリー風に見えて・・・実は仄かに優しさを溶かす淡麗醤油そば

f:id:TOMASSOON:20201107135846j:plain

 


 

 予め食券を回収され、呼ばれてから店内に入るシステム。なので席に座った時点で調理が進んでいると思われ、座ると配膳が早く感じるのは道理です。ビールを飲み干すことなく配膳されたのはこんな麺顔!。
 

f:id:TOMASSOON:20201107135850j:plain


 
 おおお!丼が大きめだから少し小じんまりと目に映るが、なかなかキリリとした今風の麺顔ではありませんか。海苔の肉厚さもいい感じ。そして受け取った時点から甘い香りが立つのが実にそそります。「清澄」と言う名の一杯・・・澄み切った清らかさと言う意味ですが、その香りからそれだけない「柔らかさ」も映す感じです。キラキラと漂う香味油も旨さをそそりますが、麺の柔らかそうな表情に優しさを感じてしまう。一方、メンマと海苔は凛々しい感覚ですが、実に現代のラーメンって風貌をありありと感じるのは私だけでしょうか。
 

f:id:TOMASSOON:20201107135854j:plain

 
 
 
 
<スープ> ひと口めから優しさ全開!丸みを帯びるカエシに円やかな鶏と乾物の出汁感!何と茶葉が隠し味?

f:id:TOMASSOON:20201107182735j:plain


 
 さてスープ。先に店の蘊蓄書きから述べると「国産茶葉から抽出した茶がスープの主体」だとか。ううう・・・聞いたことがない。茶葉を薬味にしたのは遠い昔に食した記憶だが、スープの主体とは想像がつきません。キリンの「生茶」のように甘味を感じさせる味わいなのか???。頭の中に「?」が数多く浮かびながら味わいますが、おいおい、冒頭から優しい味わいが全開じゃありませんか!。淡麗拉麺スープと饂飩出汁との狭間のような優しい味わい。駄舌ゆえここに茶葉がどのような役割で貢献しているのかがホント見当がつかんよ。ただ・・・シンプルに旨いのは確か!。
 

f:id:TOMASSOON:20201107182739j:plain


 
 醤油は生揚げなのか?それとなく柔らかい風合いで、塩気と言う概念すら浮かびません。とっても柔らかな醤油の風合いに鵜取れるばかり。また香味油は実に円やかで鶏油かどうかもわからなくなってしまうほど、味はしなやか。ただ乾物の溶込みは、個人的に深く感じる次第で、柔らかさは昆布か節?、甘味は椎茸なのか???。それにしてもライトな味わい。それなのに深い味わい。茶葉のスープと言う情報で、相当頭を混乱させながら味わいまし方、この円やかさ・優しさが茶葉抽出の正体だとしたら、本当にラーメンって奥深く面白いと感じ入る次第。この日、2杯めで直前にビールも飲んでるようなタプタプな胃袋状態なのに、どんどんと飲み込み、そして飲み干してしまうほどの優しい悪魔的スープ!(あ!急にキャンディーズを思い出した)。
 

f:id:TOMASSOON:20201107182924j:plain

 
 
 
 
<麺> グラマスなストレート角細麺!汁との一体感が素晴らしく甘味を感じる風合い!時が経過する程に味わい深し!

f:id:TOMASSOON:20201107182726j:plain


 
 麺が旨いとすでに承知。このスープにこの麺が実にあってる!。風味深く、甘味を感じるストレート細麺!。心持ちグラマスに見えるフォルムで、膨れた角麺ってなイメージです。密度は低めで風合いがナチュラルに感じ取れる上に、汁を吸い込み易いような性格か?。非常にスープの持ち上げもよく、染み込みも感じる逸品です。
 

f:id:TOMASSOON:20201107182757j:plain

f:id:TOMASSOON:20201107182811j:plain

 
 
 醤油ラーメンと言うより、醤油そばと言うフィーリング。プツプツと歯切れもよく、奥歯で潰す時も淡白。後からジワジワと出汁の旨味を乗せた麺の風合いが鼻腔を駆け抜けてゆきます。大盛でも良かったかと悔やまれますな。ちなみに海苔も上等品。肉厚で清々しい海の香りを豊潤と伝えます。その海苔で麺を巻き込みながら食らっても、麺の香りと甘さが伝わるから面白い味風景。次回は海苔まし確実です。そして・・・まだ未提供の「つけ麺」の方にすでに心が引きつけられてる。この麺と同じかは不明ですが、つけ麺でダイレクトに素地の風合いを楽しみたいと願う!。
 

f:id:TOMASSOON:20201107182840j:plain

f:id:TOMASSOON:20201107182854j:plain

 
 
 
 
<チャーシュー> 淡麗な仕上がりの豚肩ロース!肉本来の味わいに出汁の円やかさが染みる旨さ!

f:id:TOMASSOON:20201107182708j:plain


 
 チャーシューが主張し過ぎないのも、いい意味で良いみたい。淡麗な仕上がりの豚肩ロース。ロースト感や燻しや炙りなどの色気はありません。しかしナチュラルに染み込む出汁の旨さと、肉本来の旨味との融合がベストマッチ!。ほんのりと熱が入るので桜色した肉ですが、噛み締めると、肉の味わいに出汁の円やかさが染みる旨さです。
 

f:id:TOMASSOON:20201107182801j:plain


 
 やはり最後は、スープでシャブシャブと泳がせながら食いましたが、いい感じです。まだたっぷり残ってるビールに当てて食して満足。最近、秋だからか食欲旺盛で・・・どうせなら特製にして肉増しにしておけば良かったと少し後悔したかも。
 

f:id:TOMASSOON:20201107182830j:plain

 
 
 
 
<メンマ> 繊維質きめ細かく柔らかいコリコリ歯応えが快感!お酒にも相性ピッタリ!

f:id:TOMASSOON:20201107182721j:plain


 
 肉をあっという間に平げた後、ビールのアテとしてメンマが活躍してくれました。とてもきめ細かく引き締まったメンマ。しかし硬さは微塵もなく、柔らかいコリコリとした歯応えが、とても小気味よくて快感です。見た目より薄味仕立てな上に、これにも出汁が浸透して旨し!。まさに、お酒にも相性ピッタンコです!。
 

f:id:TOMASSOON:20201107182825j:plain

 
 
 
 
総じまして「ライトなのに深い味わい!キリリとしてて円やか抜群!優しさ極まる淡麗醤油そば!」

f:id:TOMASSOON:20201107182716j:plain

 
 
 ・・・と言う感動!。これは広くウケる味わい!。特にミドル世代以上の方々には、旨さが染み入り共感するところと思われます。たまには夫婦揃って上質なるラーメン!ランチデートなどいかが?。女性一人でも全く抵抗なく楽しめますし、一緒に軽くビールでもどうでしょう?クラフトビールもありますよ。激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように詠います!。
 
 

f:id:TOMASSOON:20201107184943j:plain


 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

関連ランキング:ラーメン | 大森海岸駅大森駅平和島駅

 

蒲田・大森本[雑誌] エイ出版社の街ラブ本

蒲田・大森本[雑誌] エイ出版社の街ラブ本

  • 発売日: 2020/02/25
  • メディア: Kindle版
 
青麦の丘

青麦の丘

  • 発売日: 2015/08/28
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

 

 

【今週のラーメン4348】 中華そば 結。(東京・大森) 特製醤油ラーメン + 生ビール[香るエール] 〜ノスタルジーとコンテンポラリーが融合する長岡生姜オマージュなる一杯!

名店「麺や でこ」の2号店!生姜系の展開!

f:id:TOMASSOON:20201107103411j:plain


 

 いつもなら、外出ついでにひょっこりと訪問できるはずが、在宅ワークが増えて機会を逸する。訪問もいつになるやらと、気もそぞろですので、休日に大森へとやってまいりました。狙いは「中華そば 結。」さん。武蔵小杉・新丸子の名店「麺や でこ」の姉妹店・2号店とのことで、でこファンとしてはもっと早くにやってくるはずでしたが、あしからず。
 
f:id:TOMASSOON:20201107103440j:plain
f:id:TOMASSOON:20201107103453j:plain

 
 並ぶかな・・と思って少し早めに出てきましたが、待ち客なし!!。実は休日は30分繰り上げ営業なので、そこんとこあまり認知されてないみたい。がっつりと店内占有させてもらい、スタフ注目を浴びながら実食してまいりました(汗)。立ち上げ期間ということで、でこの中島店主もしばらくは、こちらがメインみたいですね。雁行するどし!。
 

f:id:TOMASSOON:20201107105922j:plain


 
 券売機はまだ、醤油と塩のみですが、味噌もつけ麺もまぜそばも、券売機にはボタン設置してある様子。ほほぅ・・・これは今後ますます楽しみですね!。1号店同様、京浜東北線利用時には、通うことになりそうな予感です。
 
 

 

 
 
<酒> プレミアムモルツ「香るエール」!シルキーな泡立ちに華やかな香り!爽やかな苦味でおつまみが進む!

f:id:TOMASSOON:20201107110105j:plain


 
 食らう前に飲むぜ!だって休日だもん!こちらはお酒の種類もそこそこ多く、夜利用もいけますね。とりあえずビールって感じで、今回は生ビール!銘柄は、プレモルの香るエール!。水色で洒落た缶が印象的ですね。少し高いのでいつもはスーパー・コンビニではスルーしている銘柄ですが、今回は悠々と楽しみましょう!。
 

f:id:TOMASSOON:20201107180831j:plain


 
 やはり、プレモルは一口目のインパクトが違うね!。ガッツリといつもと違う高級感と華やかさをアピールしてきますよ。特に今回は生ビールなので、泡のきめ細やかさも手伝って非常に上品でシルキーな喉越し!そして香りが華やか!。エールらしい図太くもキリリとしたキレもありますが、女性的と感じるしなやかさも苦味と香りには感じられますねー。
 

f:id:TOMASSOON:20201107110120j:plain


 
 そしてこれに付くサービスのおつまみもナイス!。チャーシューの切り崩しなのですが、生姜醤油系の出汁が浸って箸が進むし、ビールが進んでしまう!。青葱が多めな上に、肉だってサービスとしてはそこそこ多めで、お得感ありあり!。クセになりそう。
 

f:id:TOMASSOON:20201107180825j:plain

 
 
 
 
<全体> 長岡系オマージュ!ノスタルジーな雰囲気にキリリとしたキレも感じる凛々しい醤油系のプレゼンス!

f:id:TOMASSOON:20201107180738j:plain

 
 
 長岡系なら醤油!と言うことでここはオーソドックスに醤油を!。そして一度に全部を楽しめる特製とさせてもらいましょう!。ちょっと値がはるが初回訪問ということで!。それはこんな麺顔でした!。
 

f:id:TOMASSOON:20201107110633j:plain


 
 おおお!案外と凛々しいお姿とそのオーラ感!。生姜ラーメンと聞けば勝手に青島食堂のようなノスタルジー系をイメージしてしまうが、やはり東京のラーメンらしいキリリとした整いを全体的に感じます。醤油の色合いも濃く、生姜醤油って感じがありありと伝わる上に、チャーシューが整っている上に出汁がひたひたと浸ってるのがそそるね。定番の青菜トッピングも良さそうな質感だし、薬味ネギの多さには、ネギ大好き「ネギ星人」なオレとしては、心の中で狂喜乱舞!。
 

f:id:TOMASSOON:20201107110635j:plain

 
 
 
 
<スープ> 意外と穏やかな生姜のジリジリ感!醤油の円やかさに豊潤にも感じる豚骨エキスの甘みがナイス!

f:id:TOMASSOON:20201107180843j:plain


 
 さてスープ!。まずは静かに味わいますが・・・生姜の風味は比較的穏やかな展開。もっとジリジリと感じるのかと思いきや、程よい清涼感と申せましょう。そのかわりベースの出汁の旨さが光るのではないでしょうか?。香味野菜の甘みや乾物の溶け込みもありましょうが、個人的には豚骨清湯の旨味に魅了されてしまいました。
 

f:id:TOMASSOON:20201107180919j:plain


 
 フツーの醤油ラーメンと同様なのでしょうが、ナチュラルな豚骨のコク深さと、そこに含まれる甘味がたっぷり。されど重くないのでサラサラと味わえるのがナイス!。濃口醤油も円やかで刺激少なく、少し濃ゆ目な豚のお出汁と言う感覚!。ラードが高級なのか??。
 

f:id:TOMASSOON:20201107180908j:plain


 
 よくよく味わい続けると、醤油の円やかな塩気に寄り添うように、やっぱり生姜が響く感覚が蘇る。そして麺とチャーシューから滲み出る成分のためか、中盤以降は少し霞がかる色合いになり、また一段と淡い甘みが増すような味展開・・・。
 
 

 

 
 
<麺> 艶やかな多加水系中太麺!緩やかな捩れと艶やかな地肌でスベリ良し!明るく弾むモチモチ歯応えはどこまでも和やかなフィーリング!

f:id:TOMASSOON:20201107180942j:plain


 
 長岡オマージュだったら、茹でかた指定できるのか、質問するのを忘れてしまいました。デフォルトで味わいますが、イメージ通りの多加水系中太麺。やや捩れが強めで全体的には軽くボコボコとした形状になっております。表面は想像通りにつるつると光輝く感じで、スベリはことの他よろしいかと!
 

f:id:TOMASSOON:20201107180953j:plain

 
 
 前歯を立てて千切り、奥歯へ運んで潰す。プツプツプッツリと明るく弾み、小気味よく千切れる上に、束になったそれはプレスすると、文字通りモチモチと弾みます。そして素地の甘みがほのかに香る。生姜醤油のインパクトに、麺の柔らかく素朴な甘みが実に絶妙にマッチしますね!
 

f:id:TOMASSOON:20201107181014j:plain


 
 そして殊の外、具材を絡めてくるのが印象的。青菜や薬味ネギはもちろんのこと、細切りメンマや肉の欠片などなんでも巻き込んでくる。そこを一網打尽に口へ運んで全部の味を楽しむのが痛快!。
 

f:id:TOMASSOON:20201107181019j:plain

 
 
 
 
<チャーシュー> ロースト感とタレの浸透が深い煮豚タイプの肩ロース肉!あえて砕いて麺に絡めて食らうと旨し!

f:id:TOMASSOON:20201107180836j:plain

 


 

 イメージ通りの、自重で崩れるほどの柔らか。タレがよく浸透しており、出汁の吸い込みも激しく良いです。生姜醤油の味わいが全体に浸透し、炭水化物とよくマッチする味わい。麺はもちろんだが、白飯にも相性絶品という感じ。噛み締めるほどに、生姜醤油の出汁と豚肉のもつ味が一体化して楽しめます。
 

f:id:TOMASSOON:20201107180935j:plain


 
 麺のくだりでも言ったように、これは崩れた方が楽しめるかと。細かすぎてはもともこもないが、粗く崩して麺に絡めるか、そのまま摘んでビールをあおるか、どちらでもいい感じでしょうね。そのまま食らうと実はロースト感が深かったりしたりして・・・同じ肉でも部位で味わいが変わるのも面白い!。
 

f:id:TOMASSOON:20201107181041j:plain

 
 
 
 
<具材> 薬味ネギの多さが嬉しい!青菜も程よい柔らかさと甘みで出汁との相性抜群!

f:id:TOMASSOON:20201107180856j:plain


 
 意外と薬味ネギが多い!。生姜醤油にはこれくらいのネギがあって、その清涼感を高めるところがいいと思うんですよねー・・・歯応えもシャリシャリと鮮度を感じて、麺のモチモチ感とは別の楽しみがあるみたい。また青菜・・・ほうれん草もいい感じ。たまに小松菜と混じってたりすることも、色々な店で遭遇するけど・・・やはり生姜醤油にはほうれん草の風味と甘さがよく似合う!。クタらないで柔らかなのもいい感じでした!。
 

f:id:TOMASSOON:20201107181030j:plain

 
 
 
 
<味玉にハズレなし!> 塩気が低くマイルドかつ濃密な味わい!白身はプルプル!卵黄は卵本来の旨味に甘みが増す!

f:id:TOMASSOON:20201107180849j:plain


 
 個性的なスープ!和やかな麺!素朴なトッピング!そんな味風景が広がる中の味玉は、実にマイルドでした!。薄い色合いがまた和やかですが、甘みすら感じる出汁がストレスなくゆったりと深く浸透している様子。白身が淡い色合いながらも均一に染まってます。そして卵黄は艶やかなオレンジ色。トロミとジュレの割合は半々。
 

f:id:TOMASSOON:20201107181008j:plain


 
 ねっとりと舌に絡み付きますが、トロミ部分とジュレっぽい部分が切れ目なく絡むので、より一層濃密な食感。塩気よりもマチュアな風合いから甘みすら覚える仕上がり。これもなかなか上質な仕上がりですよ!。少し生姜醤油のスープに浸して味を足してもまた旨し!。やはりラーメンに味玉は欠かせないと思うよ・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20201107181036j:plain

 
 
 
 
総じまして「ノスタルジーとコンテンポラリーが融合する長岡生姜オマージュなる一杯!」

f:id:TOMASSOON:20201107180808j:plain

 
 
 ・・・と言う感動!。近隣にも注目の新しい店がオープンしたようですし、両店で大森をラーメン的に盛り上げていただきたい次第!。JR・京急どちらからもアクセスしやすいし、深まる秋のひとときに、ほっこり気分にさせる生姜ラーメンなんていかが?激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

f:id:TOMASSOON:20201107182310j:plain

 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 
 

f:id:TOMASSOON:20201107110629j:plain

f:id:TOMASSOON:20201107180752j:plain
f:id:TOMASSOON:20201107180814j:plain


関連ランキング:ラーメン | 大森駅大森海岸駅平和島駅

 

大森海岸

大森海岸

  • 発売日: 2016/02/03
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

【今週のラーメン4347】 中華そば うお青 (東京・万願寺) 上中華 醤油 麺大盛 〜真摯な姿勢!丁寧な味の織り込み!優しさと崇高さを感じる絶品醤油そば!

一杯入魂!ワンオペの丁寧さ!旨さブレなし!

 


中華そば うお青 (東京・万願寺) 上中華 醤油 麺大盛 〜ラーメン食べて詠います

f:id:TOMASSOON:20201106180504j:plain

f:id:TOMASSOON:20201106180509j:plain


  

 ちょっと休暇をいただいて野暮用を済ませ、とっとと拉麺活動を始めたかったのですが、ちょっと手こずりまして・・・少し予定が狂ってしまいました。予定を変更して、久しぶりに多摩モノレールを利用して万願寺へ。狙いは、昨年度TRY新人賞受賞履歴ある「中華そば うお青」さん。一気に人気がブレークし、週末には今でもエグイ行列状態。こんな時しか行けません。
 

f:id:TOMASSOON:20201106133958j:plain

 
 
 行列できるほど旨いのだけど、こちらワンオペレーションな上に、仕事が丁寧。一杯ずつしか作らないという拘り。つまり一杯入魂!を徹底しておられる。決して頑固というのでもなく、ご店主は気さく!。真摯さと拘りが強いということでしょう。
 

f:id:TOMASSOON:20201106131232j:plain


 
 入店すると、今でも新規開店と変わりない初々しさと清潔感あり。そしてBGMはなく、店内は余計な物音がいたしません。ピリピリした空気感とは別で、静かに拉麺をシンプルに楽しむ空間って感じ。恐らく私が訪問したタイミングで、自分以外は常連さんのご様子。混雑さけて来たみたいな、ご店主との会話が印象的でした。
 
 

 

 
 
<全体> クラシカル&ライト!そしてじわっと旨味が伝わる迫力!崇高さすら覚える醤そばプレゼンス!

f:id:TOMASSOON:20201106133012j:plain


 
 こちらは食べ終えたら自分で器を回収棚に収めるルールだったのね。食べ終えた先客が、たまたまご丁寧だったわけではなかったのだった。一度来たはずなのに、全く覚えてなし(汗)。撮影してもいいですか?と了解取りつつ受け取ったのがこの麺顔です。
 

f:id:TOMASSOON:20201106133016j:plain


 
 おおお!美しさの中に優しさあり。そして何故だかほっこりさせる雰囲気あり。今風の淡麗系と感じるよりも、すこしどこかにクラシカルなイメージが溶けますね。また清湯系ならではのライトな汁感も与えますが、表面に浮かんだり漂う粒子やエキスを眺めると、旨味の深さも妄想してしまうかも。トッピングは今風に低温調理の肉が乗るが、鶏肉の焦げ目には目が釘付け!。なんだかんだでフツーに見えてインパクトあり。
 

f:id:TOMASSOON:20201106133018j:plain

 
 
 
 
<スープ> 柔らかくもしっかりした旨味アピール!カエシは魚介に溶けて円やか!柔らかな魚介の芳醇なる甘味!

f:id:TOMASSOON:20201106180235j:plain


 
 前回塩を食ったので、単に醤油にしただけでしたが、上質な淡麗系醤油と思って味わったら、意外にも味がしっかりしてます。濃ゆいとか、塩気があるとかじゃなく、旨味が芳醇でアピール感あり。醤油の風味もしっかり残るが、円やかな味わいで、しかも醤油だけではなさそう。魚介の甘味がしっかりと感じられ、そしてカエシの輪郭を丸めているような・・・そんな感覚。柔らかくもしっかりした旨味アピール!と言えましょう。
 

f:id:TOMASSOON:20201106180240j:plain


 
 節のようで煮干しのイメージ。節は節でも粗節?。合わせた醤油は「なま醤油」に間違いないが、芳醇さがあったので、生揚げタイプかもしれませんね。またエキス感もベースに感じられ、淡麗系に鶏ガラ仕上げなのかもとも思うが、香味油より動物系のパワフルさは控えめ。
 

f:id:TOMASSOON:20201106180245j:plain

 
 
 
 
<麺> 全粒打ち込みのストレート細麺!風味が強く小麦粉の甘味もあり!出汁を吸い込んでから素地の風味と合体し一段と旨味あり!

f:id:TOMASSOON:20201106180344j:plain


 
 おいおい・・・失礼だがこんなに麺が旨かったっけか?。正直驚きです。2年目とはチューニングを変えたのか?。自身のブログを思わず見直しましたが、当時も少し加水が低めでクシクシ感があって旨いと泣いていた様子・・・京極万太郎になった気分だったオレでした。それも分かるが、今回の全粒配合には驚いた。実に風味が高く、しっかりした旨味のスープに浸り、多少出汁を吸い込んでも、麺の素地の旨さ!甘さ!を如実に伝えます。
 

f:id:TOMASSOON:20201106180340j:plain

 
 
 そう!この麺には甘味があるのだ!!。きっと小麦粉も喜んでいるに違いない。噛み締めるたびに、スープの甘味とは別の甘味がしっかりと表現されるのが痛快!。このままいくらでも啜っていられそう。今回は大盛にして大正解です。
 

f:id:TOMASSOON:20201106180432j:plain


 

 まあいつものように海苔を巻いて食らうが、海苔の風味にびくともしない麺の甘みが秀逸!。そして思い出すのが「かけそば」と言うメニュー。この質感ならかけそばでも十分に楽しめるかと!。どこの製麺所だろうと、厨房をちらみしたけど手掛かりなし。気になったのは、1玉づつサランラップを剥がしていたが・・・ひょっとして自家製麺??。そんなスペースや製麺機の存在感もなさそうだが・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20201106180408j:plain

 
 
 
 
 
<チャーシュー> 鶏豚2種肉!低温調理の豚肩ロースはしっとり滑らかな脂の甘味!ロースト鶏腿肉は皮の焦げ目が香ばしく食欲そそりまくり!

f:id:TOMASSOON:20201106180311j:plain

 
 
 肉も旨い店。今のラーメンにはつきものとも思える、低温調理の豚肩ロース肉。うまさ健在。ラーメンチャーシューでこれを超えるスタイルは、当面出てこないかもしれませんね。半レアな赤身は、肉本来の旨さをたたえ、噛むと肉の楽しさと旨味を感じるもの。そして脂身は舌の熱で溶けるかの如しで、脂ならではの甘味が溢れる。赤身と脂身のそれぞれの旨さに、スープの旨味が加わって・・・それはもう旨し!酒が飲めなかったのがイタイだけ。
 

f:id:TOMASSOON:20201106180326j:plain

f:id:TOMASSOON:20201106180349j:plain


 
 そして鶏肉!個人的にはこれに凄く打たれた感じ。モモ肉の旨味もさることながら、皮の焦げ目に注目してほしい!。これが実に香ばしくて素晴らしく旨い!。前回も、鶏肉の焦げ目の旨さにひれ伏したが、今回のほうがパンチがあり。嗚呼、券売機に肉増しボタンがあれば、連打してしまうかと!。
 

f:id:TOMASSOON:20201106180316j:plain

f:id:TOMASSOON:20201106180321j:plain

 
 
 
 
<味玉にハズレなし!> やさしく穏やかな出汁がストレスなく浸透!柔らかいゆであがりに白身も卵黄も自然に甘さあり!

f:id:TOMASSOON:20201106180249j:plain


 
 味玉もいいできばえ!。薄っすらな色合いがとても上品。そして柔らかい仕上がり。割って見ると白身には均一に出汁が浸透しているようで、ストレスなく時間をかけてるのが伺えます。その浸透は卵黄の奥深くまでしっかりと伝わり、濃ゆい山吹色とすら感じてしまう・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20201106180414j:plain


 
 味わうと白身はふわふわと柔らかく、そして優しい味に包まれます。そして卵黄は本来のコクの風味も残しつつ、まったりと濃密な旨味で一杯!。半分はジュレ状で、もう半分はトロトロなソース状で、舌にすごく絡みつき嬉しさも高まる!。スープにも少し浸しても旨し!。これはなかなかレベルが高い味玉ですよ。嗚呼、やっぱり味玉の旨さにはハズレなし!。
 

f:id:TOMASSOON:20201106180452j:plain

 
 
 
 
総じまして「真摯な姿勢!丁寧な味の織り込み!優しさと崇高さを感じる絶品醤油そば!」

f:id:TOMASSOON:20201106180230j:plain

 
 
 ・・・と言う感動!。開店以来行列が絶えない理由・・・それは進化してるから!?。離れた場所の住宅地にポツンと佇む店ですが、旨さで客を惹きつける力は健在と思い知りました。わざわざ食いに行く価値絶対にあり!。これは激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

f:id:TOMASSOON:20201106180631j:plain


 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

関連ランキング:ラーメン | 万願寺駅高幡不動駅

【今週のラーメン4346】 くじら食堂 nonowa東小金井店 (東京・東小金井) ブラックチャーシュー 特盛 〜現代社会のストレス晴らす渾身の一杯!パワフルブラック!ミラクルチャーシュー!

仕事の区切りにハードなものを!ストレス発散!

 

f:id:TOMASSOON:20201105182605j:plain


 

 すごく天気がよくて秋晴れ!抜けるような青空なのだが、時間の余裕なく過ごしております。ガッツリと仕事が降ってきて・・・この3日は特に忙しい。
 

f:id:TOMASSOON:20201105182611j:plain


 
 久しぶりに早朝出社&深夜近く残業などしつつ、在宅ワークでも昼飯タイムは取れず。なんとかぶっ通しで業務に切りをつけ、なんとか遅いランチにありつけました。ちょっと気分転換もかねて、電車で近場の東小金井へ。今回もいつもお「くじら食堂nonowa東小金井店」。
 

f:id:TOMASSOON:20201105134102j:plain


 
 狙いは一択!「ブラック」。こちらは、限定で人気が出ると標準メニュー化してくれるからいいよね。今回は憂さ晴らしもかねてガッツリ食らおう。特製ブラック大盛とするつもりでしたが、特製の他に「ブラックチャーシュー」ってのがある!。更に大盛の上「特盛」という設定がある!。思いっきり弾けてしまえということで、「ブラックチャーシュー特盛!」。
 

f:id:TOMASSOON:20201105132110j:plain

 
 
 
 
<全体> パンチとジャンキーさにじわっと素朴感が滲みつつ・・・艶めく漆黒さに美しさも感じる!

f:id:TOMASSOON:20201105182313j:plain

 
 
 なんで憂さ晴らしにブラック系を食べたいのか。ま、生まれが京都なので新福菜館が身近にあったことと、通っていた予備校の途中に、天下一品と新福菜館があったので、悔し紛れに食ってたのが身についてしまったのかもしれません。そんな気分でブラックラーメン。それはこんな麺顔で配膳されました。
 

f:id:TOMASSOON:20201105132959j:plain


 
 おおお!これこれ!この迫力!分厚い肉が重なり少し山になって盛り上がってる。無造作に置かれてるようで実は放射状を意識した置き方。なのでワイルドなようでどこかしら落ち着きも感じる肉迫力です。肉が多すぎて麺がスキマの僅かからしかのぞけない。またブラックペッパーがとても多く降りかかっており、まさに肉と胡椒はベストマッチ。そして本題のブラックスープは・・・なんとも奥深い漆黒さを保ち、艶めく香味油と透明感を滲ませるイメージ。一見、ジャンキーな一杯にも思えるが実は落ちある美しい一杯かと。
 

f:id:TOMASSOON:20201105133001j:plain

 
 
 
 
<スープ> さっぱりベースだが濃口醤油のカエシと風合い!出汁に溶けてゆくペッパーの刺激が食欲を刺激!

f:id:TOMASSOON:20201105182411j:plain


 
 ブラック系であるあるなのが、見た目よりあっさりしているというところ。これも例に漏れずな部分があるけど、やはりオリジナリティも溶けています。ベースは豚鶏系の煮出しに魚介乾物を滲ませた、やさしいタイプ。そこに濃口醤油がじっとりと染まっているのはイメージしやすい。確かに優しい味わいには塩気が強めに響きますが、それは醤油の風合いに通じていて、風味も伝わる塩気と受け止めます。なので凛々しいとも受け取れる味わい。更に言えばキレがある味わい。
 

f:id:TOMASSOON:20201105182347j:plain


 
 切れの他にパンチもある味。これは上から大量に振りかけられたブラックペッパーに通じており、スパイスという役割を通り越して、もはや出汁の素。スープの味わいの構成として、しっかりペッパー感が出された味風景。スープの醤油系の塩気にがっちりと結合し、ブラックスープを逞しくすら感じさせます。
 

f:id:TOMASSOON:20201105134915j:plain


 
 ここまでくると、やっぱり塩気の高いスープかと思いきや・・・一周回って、やっぱりベーススープの魚介が甘味の存在を浮かばせる様子。ゴクゴクと飲み干さざるを得ません。
 
 
 
 
 
<味変> とどめにニンニク!パワーとシャープさが際立つ!

f:id:TOMASSOON:20201105182448j:plain


 
 ブラック系にはニンニクが合う!。今回も躊躇なく多めに投入!。擂りおろしタイプなので、入れると瞬時に全体に響き渡ります。このジリジリとしたニンニク感が堪りません!。一気に味にパワーとシャープさが生まれたようで、味の瞬発力が高まったというイメージ。ブレスケアとガム、そしてマスクがあれば匂いは心配無用です。
 

f:id:TOMASSOON:20201105182454j:plain

f:id:TOMASSOON:20201105182506j:plain

 
 
 
 
<麺> 自家製手もみ太麺!特盛250gまで同一金額!褐色に染まりペッパー絡む!醤油の塩気と麺の甘味のナイスバランス!多加水のモチモチ感が楽しい!

f:id:TOMASSOON:20201105182427j:plain

 
 
 最近、細麺の提供も増やしたのか・・・手もみ麺か細麺かで選べるようです。しかし私はこちらの自家製手もみ麺に惚れているものだから、やっぱり浮気ができない・・・手もみ太麺の特盛250gとさせてもらいます。
 

f:id:TOMASSOON:20201105182432j:plain


 
 配膳の瞬間から出汁で染まっているのが分かる。色合いが既に褐色。バクバクと汁を序盤から吸込みまくりです。平打ちで手もみされてるので、ピロピロした形状なので、凹凸でえきる陰影が、醤油にそまった色合いをより強調。ワイルドなようで素朴。なのだがどこか美しく感じるのは艶っぽく見えるからか?。
 

f:id:TOMASSOON:20201105182512j:plain


 
 全体的にいつものように柔らかめ。カタい麺が好きな私ですが、こういったやさしく滑らかな麺の旨さも認めます。噛んで千切って潰すと、ブラックスープの味わいを感じつつ、麺の素地がもつ弾力や歯応え、そして甘味が良く分かる。今回はほぼ「肉・汁・麺」のみの風景だから、余計に麺の風合いにも集中。柔らかい麺のほうが、小麦粉の甘味が伝わるのだと・・・ちょっと勉強になったかも。
 

f:id:TOMASSOON:20201105182500j:plain

 
 
 
 
<チャーシュー> 食っても食っても肉!肉!肉!バラ・ロース・モモとバリエーションも豊か!ストレス発散肉祭!

f:id:TOMASSOON:20201105182406j:plain

 
 
 ここまで肉盛りならば、麺の特盛やめてライスを付けた方がよかったかも。そんな疑念すら覚える肉の充実ぶりです。スモークさはないけど、ローストが絶妙な雰囲気。分厚さもあって肉を食ってる!って感じにさせてくれます。ペッパー感が充実してますので、ワイルドに見えますがそれぞれはとても上品な質感も高い。
 

f:id:TOMASSOON:20201105182416j:plain


 
 実はいろいろな部位が散らばってます。そんなところも心配り。バラ・ロース・モモと楽しめるのがすばらしい。そのまま、ペッパーが振りかけられてるままで食らうのも一興!。流石に平日でまだ仕事があるから酒は飲めないが・・・絶対にビールと合わせたい雰囲気ありありです。そしてブラックスープに浸して沈めて味を足してから食らう選択。これは主に、バラ肉で効力を発揮し出汁の塩気と脂の甘さが絶妙にフィットします。
 

f:id:TOMASSOON:20201105182421j:plain


 
 麺を食らいては肉を食む。その繰り返しを続けても最後でも肉が残る。これだから肉増しは最高の気分にさせます。気分はジジイだが、肉食魂はまだ自分に残ってるみたい。
 

f:id:TOMASSOON:20201105182517j:plain

f:id:TOMASSOON:20201105182524j:plain

 
 
 
 
総じまして「現代社会のストレス晴らす渾身の一杯!パワフルブラック!ミラクルチャーシュー!」

f:id:TOMASSOON:20201105182333j:plain

 
 
 ・・・と言う感動!。汁と肉にフォーカスされがちだが、やっぱりそれと双肩する自家製手もみ麺のすばらしさも光る一杯!。何だか今後、この店ではこのメニューが自分では特別な一杯になりそうな予感。シンプルにガツンと楽しめるので、悩んだときとか疲れた時には激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

f:id:TOMASSOON:20201105183425j:plain

 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

f:id:TOMASSOON:20201105134035j:plain

関連ランキング:ラーメン | 東小金井駅新小金井駅

 

 

【今週のラーメン4345】 なるめん (東京・大岡山) 辛いらぁめん + 味玉 〜辛さの中に甘味あり!スープも麺も素朴な旨さ!ホット&マイルドなる辛味拉麺!

めんま追加で・・・あの店がまた東京に戻ってきたよ

 

f:id:TOMASSOON:20201104223135j:plain


 

 こちらは、新規開店時からそれなりに追い続けている店。「メンマもナルトもないけれど」と言う屋号だった。ワンコイン500円で淡麗高品質な塩ラーメンを提供してたのが通ったきっかけ。奥田民生、ユニコーン信者なご店主なのもお気に入りで、その後に横浜に移転したのは寂しかったよー。一度は追い求めて行ったけど続かん・・・。この度、大岡山に再移転したということで、嬉しさのあまり訪問してみました。実は定休日に2回フラれて3回目でようやくゲット!。
 

f:id:TOMASSOON:20201104223140j:plain

f:id:TOMASSOON:20201104115911j:plain



 今度は看板がない店スタイル。しいて言えば、店先の業務用冷蔵庫が、看板替わりの目印になってます。そこに、これまでの店の流転を「履歴書」形式にまとめたのが貼り付けてあり、やっぱりスタイルがどこかアーティストっぽいと感じてしまいます。小さい店舗だけど、今度は永く根付いて欲しいと願うばかり!。
 

f:id:TOMASSOON:20201104113801j:plain


 
 
 
<全体> 見栄えはオリジナリティ溢れる辛味系濃厚ミックス!肉とカイエンペッパーの迫力で空腹感を悩殺!

f:id:TOMASSOON:20201104222829j:plain

 
 
 まず景気づけに、デフォルト系の特製なんかで移転をお祝いしたいところですが・・・「辛いらぁめん」が自家製手打ち麺とのことなので、思わずそっちに食いついてしまいました。それがこんな麺顔!。
 

f:id:TOMASSOON:20201104115006j:plain


 
 おおお!何となく元住吉時代とは掛けなはれた濃厚スタイル!。当時もカレーtか味噌とかコッテリ系もあった記憶だが・・・、横浜時代に豚骨系にスタイル変化。大岡山ではまた違ったスタイルを追求ですか!。見た目は濃厚ミックス系ですが、カイエンペッパーが降り積もる姿に、思わず辛味パンチを身構えてしまいます。秋が深まると・・・こういった濃厚な味わいと、辛さで温まりたい気分ですから、時節に合う一杯かと!。
 

f:id:TOMASSOON:20201104115009j:plain

 
 
 
 
<スープ> ゆるりと濃密感ある動物系のポタポタ感!辛味パンチと思いきや魚介の甘味がしっかり溶けてるマイルドさ!

f:id:TOMASSOON:20201104222853j:plain


 
 さてスープ!。横浜移転以来、随分と趣向を変えたようですが、静々と味わい始めると・・・豚骨の煮出しが想像以上に強い。しかし、ドロドロというレベルではなく、コペコペと口の周りに何かが貼りつくようなコラーゲン感。ミドルレンジのこってり感と受け止めます。この脂の貼りつき感は、豚骨の徹底した煮出しかと思いますが、店の蘊蓄書きを後追いで拝見すると鶏系も少し滲むとか。コペコペの正体はモミジの線も捨てきれません。
 

f:id:TOMASSOON:20201104222931j:plain


 
 いきなり動物系の旨味にハマったけど、予想以上に甘味があって食べやすい。魚介もしっかりと溶けている。しかし、一般的な豚骨魚介とも違ったライトな雰囲気もあり。それでもシャバっとしたところがなく、濃密な旨味も備えているから捉え所がない。一通り・・・魚介系の乾物は溶けている前提として。やはり一番に感じるのは「節系」の旨味。節系の主張の強さだとすれば「鯖節」なんかが思い当たりますね。
 

f:id:TOMASSOON:20201104222910j:plain

 
 
 
 
<麺> ハンドメイド感たっぷりの自家製手打ち平型太麺!ピロピロした形状が汁によく絡む!柔らかい歯応えでねっとりと伝わり甘味も伝える

f:id:TOMASSOON:20201104222947j:plain

 
 
 なんと・・・いつの間にか、自家製麺にも取り組んでいるのでした。「辛いらぁめん」だけがこの自家製麺でして、ハンドメイド感たっぷりの自家製手打ち平型太麺!。加水はかなり高いレベルで、歯で千切ることなくても押しつぶせば切れそうです。そんな緩くて素朴な風合いがいい!。微妙にとろみがあるスープを完璧に絡めとり、滑って口元から喉奥へと運びます。
 

f:id:TOMASSOON:20201104223017j:plain


 
 ピロピロした形状が汁によく絡む!そして冒頭から麺の風合いに甘味を感じ、更に汁と絡んで味わい深し。噛みちぎる時には、柔らかい歯応えでねっとりと伝わり甘味を、しっかりと伝えます。茹でたり汁に絡めると膨張するのか、ボリュームを感じますが、基本的にはライトな麺ですから、胃に負担なし。なのでこれは迷うことなく、大盛が激しくオススメです。具材もよく絡めるフォルム。ひょっとして汁なし系では、もっと楽しめる味わいかと!。
 

f:id:TOMASSOON:20201104223046j:plain

f:id:TOMASSOON:20201104223112j:plain

 
 
 
 
<チャーシュー> 分厚く大きく存在感ありありの豚肩ロース!個性的なスープに負けず燻製らしい香ばしさあり!

f:id:TOMASSOON:20201104222904j:plain

 
 
 カイエンが降りかかってて分かりにくが、実は趣深い質感がありあり!。しっかりとロースト感が伝わる仕上がりと歯応えながらも、柔らかさはキープ!。軽く引き締まった豚肩ロース肉で、赤身にまとった豚骨系の出汁に濡れて豚の旨さをはっきりアピール。噛み締めると、細かく差した脂みの旨味とスープ・・・そしてカイエンの辛味で引き締まる。
 

f:id:TOMASSOON:20201104222938j:plain


 
 こうなったらもう、豚骨ベースのスープにしっかりと浸す。そして肉で汁を持ち上げながら、口へと運びましょう。噛む度に、肉繊維から滲み出る味わいとスープの味が一体化。旨さを高めますから。そこにカイエンが滲んで旨さアシスト。
 

f:id:TOMASSOON:20201104223006j:plain


 
 全体の味に段々と慣れてくると、感じ始めるのは肉の香り!。おお・・・遠くに感じる程度のスモーキーさ。蘊蓄で紹介の通り、燻製の旨さがあります。これは酒を激しく欲してしまうじゃないか!。サイドメニューの「チャーシューごはん」も激しく気になります!。
 

f:id:TOMASSOON:20201104223011j:plain

 
 
 
 
<具材> 濃厚系スープには嬉しい茹でモヤシと青ネギ!そして追加の細切りメンマ!

f:id:TOMASSOON:20201104222847j:plain


 
 細かい部分までツッコむつもりではありませんでしたが、それなりに濃厚なスープだと、こういったモヤシのフレッシュ感も欲しくなるところ。これは、個人的にはモヤシ増しなど、取り入れても面白いかと。そして何よりも「メンマ」がある。元は「メンマもナルトもないけれど」と言う屋号コンセプトだったのだから、ツッコミたくなる。細くて短めのメンマでしたが、モヤシと絡めば歯応えと味わいでベストマッチです。
 

f:id:TOMASSOON:20201104222952j:plain

f:id:TOMASSOON:20201104222959j:plain

 
 
 
 
<味玉にハズレなし!> 見た目の色合いよりもナチュラルな玉子本来味を残す!いい塩梅の出汁味とのバランスよし!

f:id:TOMASSOON:20201104222858j:plain


 
 薄らと褐色に染まりつつ、カイエンが降りかかり、何だか独特な雰囲気。そんな味玉は、割ってみると案外フレッシュ系なのです。卵黄の色合いは明るいイエロー。半熟タイプでとろみがいい感じ。出汁の浸透も深く感じるものの、玉子本来の味わいを残すタイプ。
 

f:id:TOMASSOON:20201104223040j:plain


 
 なので半分以上は、そのままの味わいを楽しみましたが、スープに沈めて味を足して変化を味わうのもいい感じ。全体的に柔らかめの仕上がりなのも、ぽってりとしたスープ感には相性がいい!。嗚呼、やっぱり味玉の旨さにはハズレはない!。
 

f:id:TOMASSOON:20201104223051j:plain

 
 
 
 
総じまして「辛さの中に甘味あり!スープも麺も素朴な旨さ!ホット&マイルドなる辛味拉麺!」

f:id:TOMASSOON:20201104222836j:plain

 
 
 ・・・と言う感動!。何より独特な辛旨スープな上に、素朴な自家製麺がよく馴染む。更に、肉質がよくて薫るところが実に秀逸。はや限定メニューも展開中とのことで、地味な営業展開ながらも思わず応援したくなる。乗り換え便利な大岡山だからこそ・・・昼飯途中下車には最適で激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

f:id:TOMASSOON:20201104223347j:plain


 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

f:id:TOMASSOON:20201104223145j:plain


 

関連ランキング:ラーメン | 大岡山駅北千束駅緑が丘駅

 

奥田民生 MTRY LIVE AT BUDOKAN

奥田民生 MTRY LIVE AT BUDOKAN

  • 発売日: 2019/04/10
  • メディア: Prime Video
 
記念ライダー1号 ~奥田民生シングルコレクション~

記念ライダー1号 ~奥田民生シングルコレクション~

  • アーティスト:奥田民生
  • 発売日: 2007/01/17
  • メディア: CD
 

 

【今週のラーメン4344】 麺屋 鈴春 (東京・本郷三丁目) 醤油味玉らーめん + アサヒスーパードライ生 中瓶 〜シンプルに感じる鶏醤系の旨味!コク深さ染み入る出汁の奥深い旨味!迷ったならここ!

秋深い休日・・・喧騒避けて敢えて都心でしんみり拉麺

 

f:id:TOMASSOON:20201103173050j:plain


 

 飛び石連休の最後の日。せっかくだから遠征ラーメン活動を!とも思ったのですが、最近の本業の忙しさもあってお疲れ気味。遠くまで出かけて更に行列するのも気疲れしそうで・・・休みの穴場を狙って都心で一杯いただくこととしました。狙いは「麺屋 鈴春@本郷三丁目」。名店「麺屋一燈」の幹部だった方が独立した店で、信頼感ありあり。しかも妙に混まないイメージなのが訪問理由でしょうか。
 

f:id:TOMASSOON:20201103111859j:plain


 
 狙い通りで、開店時刻に到着して外まちゼロ。ちょうど満席に埋まった状態で、いい回転で客が出入りしております。前回は「塩」だったので、今回は「醤油」。最近、何だか・・・疲れているのか、つけ麺食うのが面倒にも思てまして、素直に拉麺とさせていただきましょう。あ、味玉も追加ね。
 

f:id:TOMASSOON:20201103110129j:plain

 
 
 
 
<酒> アサヒスーパードライ!都心ど真ん中で中瓶450円とは嬉しいじゃないか!

f:id:TOMASSOON:20201103172653j:plain


 
 ビールがあって良かった!しかし450円と言うことでちょっとビクビク。この設定だと「小瓶」が出てくる可能性もあり。デフォルトのラーメンが900円と言う設定なので、何となく少し小瓶覚悟で待ち受けていたところ、めでたく中瓶が配せられました!。何とラッキー!都心でこの設定はすごく嬉しいじゃないか!。
 

f:id:TOMASSOON:20201103172719j:plain

f:id:TOMASSOON:20201103172725j:plain


 
 へへへ・・・この嬉しさと、いつもの「転地効果」もあって妙にビールがうまいぞ!秋めいて肌寒かろうが、冬で雪が降ろうが、ビールはキンキン冷え冷えに限る!。そして泡立ちが力強くも感じるので、喉越しが快感!。少しおつまみが欲しいところだが、この価格設定では文句は言えんね。
 

f:id:TOMASSOON:20201103172714j:plain

f:id:TOMASSOON:20201103172658j:plain

 
 
 
 
<全体> 鶏醤油系の安定した麺顔!醤油の漆黒に旨さを感じ・・・低温調理系の肉具材にコンテンポラリーさを如実に感じる質実麺顔!

f:id:TOMASSOON:20201103173331j:plain

 


 

 多少ゆっくりとビールを楽しんでいたかったが、接客がいい上に、調理の回転が妙に早い気がして、あっという間に配膳が完了。ビールを半分残したまま、実食がスタートいたします。そんな麺顔はこんな感じ!。
 

f:id:TOMASSOON:20201103110507j:plain


 
 おおお!ラヲタな私としては、近年非常に馴染みのある淡麗醤油系でありつつ、鶏醤油のコンテンポラリーさ溢れる麺顔ではないか!。清湯フォーマットの醤油で表層に艶めいて漂う鶏油が分厚いイメージ。そしてトッピングは、低温調理系で鶏豚2種の一枚づつ。薬味はこれといってないシンプルな構成で、飾りとしてカイワレ菜が、少し乗っかるのみ。微妙にスープに泡立ちを感じるところは、いろんなエキスが溶けているような妄想をかき立て、なかなか旨そうじゃないか!。
 

f:id:TOMASSOON:20201103110510j:plain

 
 
 
 
<スープ> 丸鶏!?更に明るい鶏油のコク深さ!なま醤油の風味がベストマッチ!乾物系の円やかな甘味がナイスマッチ!

f:id:TOMASSOON:20201103172756j:plain


 
 レンゲを静かに沈めると、凹みにはベーススープと香味の鶏油が分かれたままで流れ込む。凹みの中で渦を巻いて一体化します。ゆっくりと味わいますと、ううう・・・予想通りの味わいだが、期待以上の旨さの表現じゃないか!。まず、鶏・・・丸鶏系の豊潤で分厚いコク深さがズドンと染み入るようです。しかしワイルドさはなく、とてもしなやかに優しく浸透するイメージで、実にわかりやすい鶏系のわかりやすく明るい旨味!。
 
 

f:id:TOMASSOON:20201103172824j:plain

 カエシが実に円やか!。色合いは濃ゆいですが、濃口醤油のようなパンチはあまりなくて、私の中では「なま醤油」イメージ。決して「生醤油(きじょうゆ)」ではありませんかな。生揚げ醤油とも思えるが、鶏油の影響でそこまで判別はつきません。この醤油感が実に鶏コク・鶏油と非常によくマッチしており、全体の味を決定づけてます。
 

f:id:TOMASSOON:20201103172834j:plain


 
 それだけじゃないよね。乾物の溶け込みが、一層円やかに昇華させてるかと。昆布・節・煮干等一連のは溶けてると思いますが、邪推しますと椎茸もある?。醤油がとても円やかなので、鶏油だけではないかなと考えて次第で、ひょっとして干し椎茸の甘みの助けもあるのかと考えたけど・・・案外、鶏と水だけと言われると、それはそれで面白いんですがー。
 

f:id:TOMASSOON:20201103172846j:plain

 
 
 
 
<麺> しなやかで汁を吸いがちなストレート細麺!汁の持ち上げもナイス!柔らかい素地の甘みと豊潤な出汁エキスとの相性が抜群!

f:id:TOMASSOON:20201103172921j:plain

 
 
 麺がとても合う!滑らか!シルキー!穏やか・・・色々言葉を探すが一つで言い切れない。加水はやや高めでしなやかな腰付きが印象的ですが、序盤から汁が浸透始めているのがわかるようです。最初の端をあげる時でもピタッと麺が揃うイメージで、汁の持ち上げも素晴らしい。並行して汁を吸い込んでいるようで、ますます腰付きがしなやかになりましょう。
 

f:id:TOMASSOON:20201103172927j:plain


 
 地肌もすべすべしてます。汁の持ち上げもあるから、啜りあげる力がとてもライト。スルッと口の中に入り込んで前歯で千切りますが、スパスパと非常に心地よく、奥歯で潰すのもクチクチととても軽やかで、すぐに麺に甘味を感じるイメージ。出汁と麺の素地が双方一体化した旨さがダイレクトに伝わるようです。
 

f:id:TOMASSOON:20201103172907j:plain


 
 また汁系(らーめん)の場合、大盛設定がありません。バランスが崩れるのを避けているようですが、この風合いなら大盛も合うのではと個人的には思うのだが・・・汁浸透が進みすぎるからか、スープの余韻に変化が大きいからなのか。
 

f:id:TOMASSOON:20201103173045j:plain

 
 
 
 
<チャーシュー> 今風王道の鶏豚低温調理肉!豚肩ロースは淡麗な肉味に仄かな塩気!鶏胸肉は淡くスパイシーな味わい!共にスープに相性抜群!

f:id:TOMASSOON:20201103172803j:plain


 
 さてチャーシュー。今やとてもよく目にするスタイルですね。「低温調理系」。スペース少なくたくさん作れるからなのか?それとも失敗が少ないからなのか?。薄出汁のソミュール液が深く隅々まで浸透しているのに、淡麗な味わいと肉本来の旨味が深い。肉の本来の旨味が伝わるのがいいね。好みによってスープに浸したり泳がしたりして、食べ手が調整できるし、そんな食べ方もまた別の旨さと思える楽しさ。
 

f:id:TOMASSOON:20201103172900j:plain

f:id:TOMASSOON:20201103172932j:plain

 
 
 豚は肩ロース。赤身の味わいが崇高で残りのビールがよく進みます。脂身部分はスープの熱でしっとり変化し、味わいにも豚脂のコクが広がるので、ラーメントッピングとしては最高に機能します。また、鶏は胸肉。コンフィっぽい仕上がりで、周囲には軽くスパイスが浸透しており、醤油スープとはまた別の刺激があって、味の気分が変わるので飽きません。これはいくらでも食えるので、余裕がある人は特製で肉ましを激しくオススメ!。
 

f:id:TOMASSOON:20201103172937j:plain

f:id:TOMASSOON:20201103172945j:plain

 
 
 
 
<メンマ> 砕けるように解けて千切れる穂先めメンマに出汁が染みる旨さ!

f:id:TOMASSOON:20201103173021j:plain


 
 これも10年そこそこ前から、一気にラーメンに広まった具材ですね。穂先メンマのいいところは、何と言っても柔らかい歯応え。砕けるようで優しく繊維が解けるところが、高級感与えるかも。また他のメンマスタイルより、汁の浸透に優れているので、味わいも深く感じられるかと。これも特製だったらマシになるのだろうか・・・激しく期待したいです。
 

f:id:TOMASSOON:20201103172950j:plain

 
 
 
 
<味玉にハズレなし!> 出汁の深い浸透でマニュアで濃密な旨味が抜群!ねっとり舌に絡み甘味すら覚える!

f:id:TOMASSOON:20201103172745j:plain


 
 さすがにこの味玉は深いね!。見た目から深い出汁の浸透感じますが、割ってみると白身にも黄身にも出汁で色変化して濃ゆいのがわかります。味わうと実に濃密。出汁の旨味がそれぞれの旨味と完全結合したイメージで、ねっとりと絡みついた後は、卵黄が熟したかのような深い厚みのある旨味が広がる・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20201103173010j:plain

f:id:TOMASSOON:20201103173015j:plain


 
 その旨味と甘さは、和菓子と比較しても上回りそうです。白身だった味わいを深く感じるほどの浸透ぶり。この味玉は是非追加すべきと激しくオススメ!。嗚呼、やっぱり味玉の旨さにはハズレはなしいのですな!。
 

f:id:TOMASSOON:20201103173000j:plain

 
 
 
 
総じまして「シンプルに感じる鶏醤系の旨味!コク深さ染み入る出汁の奥深い旨味!迷ったならここ!」

f:id:TOMASSOON:20201103172808j:plain

 
 
 ・・・と言う感動!。近年よくあるフォーマットとは思うが、作り込みレベルの高さがありあり。本郷三丁目と御茶ノ水の中間地点にあり、近隣にも色々いい店あれど・・・迷ったり混雑で困ったら、自信を持って激しくこちらをオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

f:id:TOMASSOON:20201103175529j:plain


 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

f:id:TOMASSOON:20201103173056j:plain 

関連ランキング:ラーメン | 本郷三丁目駅水道橋駅御茶ノ水駅

 

御茶ノ水ロック -THE LIVE STAGE- 完全エディット版 [Blu-ray]
 
御茶ノ水ロック(Blu-ray-BOX)

御茶ノ水ロック(Blu-ray-BOX)

  • 発売日: 2018/04/25
  • メディア: Blu-ray
 
御茶ノ水ロック [CD+DVD]

御茶ノ水ロック [CD+DVD]

 

 

【今週のラーメン4343】 ラーメン雷 東京本丸店 (東京・東京駅改札内) 「冬限定」雷味噌 並 ヤサイチョイマシ ニンニクマシ 〜東京丸の内も秋深し!味に趣を!身体にスタミナを!一石二鳥の味噌二郎系!

秋深くなると味噌が恋しいとは言え・・・朝から味噌二郎系
 


ラーメン雷 東京本丸店 (東京・東京駅改札内) 「冬限定」雷味噌 並 ヤサイチョイマシ ニンニクマシ 〜ラーメン食べて詠います

 

 

f:id:TOMASSOON:20201102082050j:plain


 
 最近いろいろとストレスが溜まることがありまして、週末のラーメン遠征活動をしても、なかなか発散され切る気がしない。ちょっとマイナス思考になる危険があるので、断ち切るつもりで月曜朝から二郎系!ストレスと食欲には因果関係があると、科学で証明されていることですから、それに従うまでです。東京駅改札構内にある、「雷 東京本丸店」に突撃してみました。
 
f:id:TOMASSOON:20201103004149j:plain
f:id:TOMASSOON:20201103004201j:plain

 
 ちょっと嬉しいことあり。フツーのJ系と汁なしJ系の2種類しかないと思ってきてみたら「冬限定」なんて券売機に表示されてるやん。その名も「雷味噌」。それいくしかないでしょ!。ミニなんてケチなこと言ってられません。中はちょっとこれから仕事だし厳しい。・・・並250gとしましょう。離れた席では「大」を食ってる方もおられたけど、もうそんなの一生できないわぁー。
 

f:id:TOMASSOON:20201103004211j:plain

 
 
 
 
<全体> 黒ゴマと味噌カラーだけで・・・どことなく素朴さ感じる二郎系!朝の活力を補給する!

f:id:TOMASSOON:20201102083024j:plain


 
 コールするには食券が追加でいるシステムですが、ギリギリ狙って「ヤサイチョイマシ・ニンニクマシ」としました。客入り半分ですから提供が早い。それはこんな麺顔!。
 

f:id:TOMASSOON:20201102083014j:plain

 
 
 おおお!通常の二郎系からは少しおとなしい盛り上がりもあって、いつもとは違う素朴さが伝わるじゃありませんか。それなりに、豚!アブラ!ヤサイ!ニンニク!も主張しているんですが、降りかかる黒ゴマだけで、妙に素朴と感じるのは私だけでしょうか?。また味噌の色合いもそんな風に気分を盛り上げますが、少し赤みが強い色合いなのが印象的。どことなく素朴さ感じる二郎系で、この日の朝の活力補給が始まります!
 

f:id:TOMASSOON:20201102083032j:plain

 
 
 
 
<スープ> 赤味噌というより辛味ブレンドっぽい明るい色合い!ニンニクマシでハードパンチで朝のお目覚め!

f:id:TOMASSOON:20201102183715j:plain

 
 
 まずはレンゲで一口。デフォルト状態を味わいますが、色合いは味噌強しですが、味のベースはやっぱり豚骨醤油感がしっかりとしています。重厚一歩手前のマイルドな二郎系豚骨の煮出し感。いわゆる乳化系にあたりますが、重くないので私個人的にはマッチしています。
 

f:id:TOMASSOON:20201102183725j:plain


 
 味になれてくると、タレの味が染みこんだアブラの旨味を感じはじめるし、醤油ダレの塩気もアブラの甘味と相まって、濃厚な旨いと感じ始める。そんなタイミングで味噌が香ります。麹感覚はベースのスープに浸透されてるため、ふわっとした醸造感は低いですが、辛味を感じるタイプ。赤味噌とも少し違ったイメージで、味噌に辛味をブレンドしたような・・・そんな妄想。
 

f:id:TOMASSOON:20201102183809j:plain


 

 食ってるうちにしっかりと全体にニンニクが展開されて、ハードパンチさ炸裂です。おおお!この時点で味噌の辛味とニンニクの刺激がコラボするじゃないか!。なるほど・・・この味噌系、ニンニクと合わせること必須ですよ!。
 

f:id:TOMASSOON:20201102183732j:plain

f:id:TOMASSOON:20201102183720j:plain

 
 
 
 
<麺> 心の味食品!デフォルトでのクッシリ歯応え加減に素地の風味を感じる逸品!終盤になると汁を吸い込みだし・・・漸く甘味を出すか?

f:id:TOMASSOON:20201102183815j:plain


 
 相変わらず麺が旨し!。直系のガチなオーション風味とはすこし違う雰囲気ですが、二郎系にしては風味高い。これは少しカタメな茹で上げがデフォルトになってるからとも思われ、また麺の打ち方にも秘密があるかもしれませんね。紙エプロンしてありますから、ワシワシと豪快気分で、麺を短くすすって暴れさせながら食らいつきます。
 

f:id:TOMASSOON:20201102183838j:plain


  
 うう・・・クッシリ歯応えが堪りません!。濃厚なスープに浸ってもびくともしない風味とすら思える序盤の味風景が素敵!。モヤシと絡めて、ザクザククシクシとワイルドに朝から攻め立てます。この瞬間、自分が一番男らしいと思える瞬間・・・アホです。
 

f:id:TOMASSOON:20201102183843j:plain


 
 また終盤の旨さも捨てがたし。さすがにゆっくりと汁浸透はするので、それに合わせてくらう、クタクタ気味に変化したモヤシと一緒に食えばベストマッチ!。250g並サイズをあっと言う間に平らげてしまいました。私でもそうなのですから、わりとハードルが低い二郎系だと思いますよ!。
 

f:id:TOMASSOON:20201102183853j:plain

 
 
 
 
<チャーシュー> つけダレ再仕込みで味付けしっかり!脂の甘味と崩れ落ちる柔らかさ素敵!

f:id:TOMASSOON:20201102183630j:plain


 
 こちらは豚肉をブロックで提供するスタイルではなく、バラ肉ロースのスライスを乗せる/重ねてゆくもの。丼に乗せる前にザルに入れて、もう一度つけダレに潜らせるようです。なので艶やかな表情となり、いかも味の浸透も深く感じさせるものとなります。
 

f:id:TOMASSOON:20201102183739j:plain

 
 
 ガチの二郎系の肉・・・通称「豚」と呼ばれる塊肉からはお上品に感じられますが、いえいえどうしてどうして・・・通常のチャーシューと比べればそれなりの迫力がありあり。また赤身に染みた肉味と脂身の甘味が非常にマッチして、白飯や麺類をはじめ、どのような炭水化物とも相性がよいこと確実です。柔らかも格別で、箸で持ち上げると自重で崩れるほど。またロールがバラけて肉片になったところを、味噌スープに浸して味変化させるのも一興の旨さです。もう少し全体的に価格が低ければ追加するのに躊躇はしないんだが(汗)。
 

f:id:TOMASSOON:20201102183745j:plain

 
 
 
 
<ヤサイ> 朝からちょっとイチビってチョイ増し!ほぼモヤシ!濃ゆくてパンチのある汁には嬉しいフレッシュさ!

f:id:TOMASSOON:20201102183759j:plain


 
 こちらのチョイ増しは暴力的なボリュームではないので、初心者でも勇気が持てるかと。以前、ミニサイズで同じコールをしたことありますが、その時よりはボリューム感は楽しめました。
 

f:id:TOMASSOON:20201102183805j:plain


 
 ま、見ての通りほぼモヤシ。キャベツが飾りのようにも感じますが、味噌系でニンニクを十分に効かせた感じだと、もやし独特の淡くてフレッシュな汁が非常に嬉しいです。ザクザクと麺と絡めて食い進めますが、終盤になるとさすがにクタッた表情に変化しますねー・・・これはこれで味が浸透して旨し!。最後まで浮遊していたニンニクと背脂の欠片を、モヤシを網のようにして一緒に救い上げて食らうとマジ旨し!。
 

f:id:TOMASSOON:20201102183821j:plain

 
 
 
 
総じまして「東京丸の内も秋深し!味に趣を!身体にスタミナを!一石二鳥の味噌二郎系!」

f:id:TOMASSOON:20201102183624j:plain

 
 ・・・と言う感動!。秋が深くなると食欲が旺盛になりますが、この旨さなら二郎系でもペロリと平らげられてしまえる自分が少し怖い(汗)。日本中からいろんな多様性ある人々が交錯する東京駅。朝から二郎系を食らう人がいても不思議ではないかも。朝から食って気合をいれたい方には最適な一杯!。働く人々に激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

f:id:TOMASSOON:20201103004426j:plain


 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

f:id:TOMASSOON:20201102082054j:plain

関連ランキング:ラーメン | 東京駅大手町駅二重橋前駅

 

ペーパーナノ 東京駅丸の内駅舎 PN-142

ペーパーナノ 東京駅丸の内駅舎 PN-142

  • 発売日: 2019/11/16
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 
ジオクレイパー ランドマークユニット 東京駅 丸の内駅舎

ジオクレイパー ランドマークユニット 東京駅 丸の内駅舎

  • 発売日: 2018/09/27
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 
たんけん絵本 東京駅  ーJR電車・新幹線・パノラマつき!
 
ナノブロック 東京駅丸の内駅舎 (通常版) NBH_189
 

 

【今週のラーメン4342】 麺家 紫極 (埼玉・さいたま新都心) チャーシューメン + キャベツ + 半ライス + キリン一番搾り生 中瓶 〜重厚でもグビグビ飲ませる至極の旨さ!まさに埼玉トップクラス家系!

秋晴れに誘われてプチ遠征!埼玉随一の家系を狙ってみた

 

f:id:TOMASSOON:20201031143438j:plain



 朝は放射冷却みたいな弱い冷え込みを感じますが、日が昇るにつれ気温はグイグイと上昇。雲が一点もなく風も緩い。そんな休日は、少し遠出もしたくなるーーー。久しぶりに埼玉エリアを狙ってみました。実は私、埼玉県に住んでたこともあって、割と土地勘もあるし親近感ある方。でも「さいたま新都心」が開発される前の話でして、初めて降り立ちました。うー・・・ショッピングモールやらアミューズ系の建物も多く、発展がすごいねー・・・。子供が小さい時はよくこういったところに出かけたものですが、今では親子喧嘩もしてしまいます(ちょっと気持ちが凹んでる)。
 

f:id:TOMASSOON:20201031104241j:plain


 
 せっかく大宮方面に出て来たのだから、思い出に残る店行こう!。二郎・大勝軒など実に興味深いですが、今回は家系!。ラーメンデータベース、お店注目度ランキングTOP10内に入ってる「麺家 紫極」さんへとやってまいりました。最近、ちょっと家系がマイブーム。直系とはまた違う名店に行きたかった次第。
 

f:id:TOMASSOON:20201031110040j:plain


 
 しっかし家系ってのは、店先に近づく前から存在感がありますよ。緩やかな風に乗ってその香りが漂う・・・。近くのパチンコ屋の看板が見えたあたりから、豚骨醤油のフレーバーで空腹を刺激しまくりです。ちょっとやってくるのが早すぎたので、パチンコ屋の喫煙ルームを借りて一服してるうちに、ゾロゾロと行列できてしまって、結局出遅れてしまうミスは痛かったが(苦笑)。
 

f:id:TOMASSOON:20201031110148j:plain

 
 
 
 
<酒> キリン一番搾り生!突き抜ける秋晴れの下・・・格段に感じる旨さ!ナイスなお通しもアシスト!

f:id:TOMASSOON:20201031143002j:plain


 
 食らう前にまずは飲むぜ!だって休日だから。キリン一番搾りのボタンに「おつまみ付き」とあるのが更に嬉しいね!。ラーメントッピングのチャーシューとキャベツ。そこに少し醤油だれを垂らしてあるシンプルなものですが、これが絶妙にビールに合いますな。少し洒落た逆円錐形のグラスに注ぐ泡立ち見てるだけで、気分は開放されます。
 

f:id:TOMASSOON:20201031143025j:plain

f:id:TOMASSOON:20201031143029j:plain


 
 天気が超いいから、出入口も開けっぱなし。秋晴れの街の雰囲気が店内にも入り込むようで気持ち良し。また店内には、大型扇風機も回っており、季節外れの夏の余韻すら覚えます。堤真一になり切って自己投影しながら味わうと妙にうまく感じますよ(昔、売れる前の頃にバイト先で出会ったことあるけど、実物は更にかっこいい)。
 

f:id:TOMASSOON:20201031143034j:plain

f:id:TOMASSOON:20201031143044j:plain

 
 
 
 
<全体> 野菜の青さと迫力の肉!海苔山脈に思わずうっとり!食欲ボルテージ上がりっぱなし!

f:id:TOMASSOON:20201031110645j:plain

 
 
 どことは覚えてませんが、時々「かため」と「やわらかめ」がほぼ同時に配膳されることがあるけど、いつも心のどこかで引っかかってるのよねぇ〜。しかしこちらは、かため・ふつう・やわらかめ・・・が、こちらはしっかり順序立てて出てくるから信頼感高まります。カタ麺主義者な私は、少し順番抜かし気味で早めに配膳されました。それはこんな麺顔!。
 

f:id:TOMASSOON:20201031110702j:plain


 
 おおお!さすが家系の迫力!凛々しく聳え立つ海苔山脈と、青々としたキャベツとほうれん草が、くっきりと麺顔を映させて旨そうです。そして主役のチャーシューはワイルドに見えて実は綺麗に扇状に並べられてる。肉の迫力に美しさも感じます。そしてその隙間からはじっとりした重厚感がうかがえるスープ。ポタポタしたエキス感すら想像できてしまうほど。すでに小ライスも準備が済んでおり、空腹もこれ以上辛抱するのも限界!。一気に実食スタートです。
 

f:id:TOMASSOON:20201031110704j:plain

 
 
 
 
<スープ> ずっしりとした豚骨の重厚さに円やかな鶏油の旨味!醤油の塩気と結びつきグイグイと食わせる旨さ!

f:id:TOMASSOON:20201031143228j:plain


 
 レンゲを下ろすと豚骨醤油らしい深くて明るいベージュカラーが流れ込む。多少とろみを感じつつ味わうと、冒頭から頭の中で「うま!」と叫んでしまう。そして飲みやすい・・・。濃厚豚骨らしい野趣な感覚もありますが、嫌味がないと言うかスルスルと抵抗感なく飲めてしまう。けどエキスの重厚さはありありで、食うとズドンと腹に落ちて充実感ありそう。塩気のパンチはあるが尖らず。豚骨のエキスとよく結びついて調和が取れているイメージです。
 

f:id:TOMASSOON:20201031143243j:plain


 
 また程よく鶏油のフレーバーも仄かに漂い、豚骨醤油にまた違ったコクを生み出しているのが良くわかる。ライスに合うとこの時点で再認識してしまいます。ゆっくりと後半には野菜の旨さの滲むのでしょうが、その前にやることは味変化。私はシンプルに「すり下ろしニンニク」の一本勝負!少し多めに入れて、味をシャープに仕上げてみますが、やはり豚骨醤油にニンニクはテッパン!。別に隠れてた味が復活したかのように、生命力を感じるイメージですかねー。
 

f:id:TOMASSOON:20201031143307j:plain

 

 
 
<麺> 酒井製麺!王道の中太麺!ハードな物腰でも汁と良く絡むスベリ心地!密度は低めでスパスパした歯切れが小気味よく続く旨さ! 

f:id:TOMASSOON:20201031143217j:plain

 王道の家系スタイルの麺。やや平べったく角がない中太麺。縮れではなく捩れと呼びたい、ややボコボコとしたフォルムに、濃厚なスープがまとわりついたような見栄えです。汁の浸透より絡ませるのが得意そうで、ニュルニュルとやや重いスベリ方をしますが、そこがまた面白い。
 

f:id:TOMASSOON:20201031143222j:plain


 
 前歯を立てると割とスパスパと切れ込むようで、密度感・潰しは低めな印象。なので重厚なスープとはバランスが良いと思え、歯切れの良さを楽しみます。これが好きなので毎回「かため」をコールするのですが、やわらかめも結構コールする人多いのねここでは・・・・たまたまだったのか?。
 

f:id:TOMASSOON:20201031143233j:plain


 
 海苔は3枚あったので、1枚麺に絡めながら食しました。小ライスには2枚移動。海苔の風味が強いので、中太麺にもバランスよくて旨し!。
 

f:id:TOMASSOON:20201031143238j:plain

f:id:TOMASSOON:20201031143249j:plain

 
 
 
 
<チャーシュー> 分厚く大判の煮豚肩ロース肉が6枚!浸透する醤油ダレ塩気と脂身の甘味で旨さ迫力満点!

f:id:TOMASSOON:20201031143125j:plain

 
 
 赤身が多い部分、脂身が多い部分、それぞれバランスよく入ってました。大判で肉厚な肉が合計で6枚。柔らかい噛み締めで味わう煮豚タイプのチャーシューです。醤油ダレの浸透が程良くて肉本来の味、脂身の甘味と深く融合して、マジ旨し!。6枚が負担なく食える。これも酒と飯両方を誘う旨さですね。
 

f:id:TOMASSOON:20201031143156j:plain


 
 直系のチャーシューはスモーキーな香りがあるけど、こちらはやや低め。それよりタレが一体化した旨さが絶妙なタイプ。家系と言う同じ味わいフォーマットであっても、いろいろ肉も味わいが違うのが面白いところです。浸透する醤油ダレ塩気と脂身の甘味で旨さ迫力満点なのだ!。
 

f:id:TOMASSOON:20201031143313j:plain

f:id:TOMASSOON:20201031143325j:plain

 
 
 
 
<キャベツ> 色鮮やかでフレッシュ感満載なる葉野菜の食感!そして甘味!スープに絡んで旨し!汁も溶けスープ旨し!

f:id:TOMASSOON:20201031143132j:plain

 
 
 京都生まれの私は、「京都九条ねぎ」と言うトッピングにも惹かれるのですが、最近追加するなら「キャベツ」とパターンが定まって来たようです。本来は海苔増しもしたいところですが・・・海苔増しボタンは売り切れランプ。
 

f:id:TOMASSOON:20201031143147j:plain


 
 早い話がキャベツの温野菜。キャベツの色合いが濃くてフレッシュ感あり。そのまま噛み締めるとシンプルな野菜らしい甘味が口の中に広がります。本当に優しい味わいで、ここにニンニクが混じる重厚豚骨醤油味に溶かし込む。ソースに絡んだ温野菜のようにキャベツが旨し!。またキャベツからの汁がスープに混じって、マイルドな旨さへと運ぶ。相乗効果も期待できるナイスなトッピング。家系なら追加すべし!。
 

f:id:TOMASSOON:20201031143207j:plain

 
 
 
 
<ほうれん草> クタクタ一歩手前の柔らかさ!スープに沈めた塩気とベストマッチ!麺と絡めて更に旨し!

f:id:TOMASSOON:20201031143137j:plain


 
 しかし、そんなキャベツの役割も、本質的にはほうれん草の方が得意ですしょう。キャベツはスープに汁を与える方ですが、ほうれん草はスープから汁を奪うようなイメージ。スープに沈めるとそのエキスが浸透してほうれん草が豊潤に見えるよう。噛み締めると、独特の青さの風味に豚骨醤油の塩気とエキスが混じって、旨さ爆発!。これも何気に白飯と相性が良いかと。
 

f:id:TOMASSOON:20201031143151j:plain

f:id:TOMASSOON:20201031143213j:plain

 
 
 
 
<海苔&半ライス> 15時まで∞サービス!肉厚で風味極上の板海苔は一旦汁に沈めてからライスに乗せる!旨さテッパン!

f:id:TOMASSOON:20201031143057j:plain

f:id:TOMASSOON:20201031143102j:plain


 
 15時までライスはサービス。大盛対応もサービス。なんと太っ腹!なのでお残しは絶対にしないようにしましょうね。私はビールのおつまみを少し残してライスの上に予め移しておきました。そこにスープの染み込ませた海苔を移動。その海苔で飯を巻き込みながら食らう!・・・もう誰もがやってる儀式ですね。この旨さはやはりテッパン!
 

f:id:TOMASSOON:20201031143335j:plain


 
 海苔が終わったら、チャーシューのかけらで白飯をガッツク!。おっと・・・その前にスープを白飯に垂らしてから食らいましょう。キャベツのかけらの甘さも実は白飯にも合う。最後に残ったビールをあおり飲み干し、この日のラーメン活動はフィニッシュです。合掌!。
 

f:id:TOMASSOON:20201031143409j:plainf:id:TOMASSOON:20201031143353j:plain

 

 
 
総じまして「重厚でもグビグビ飲ませる至極の旨さ!まさに埼玉トップクラス家系!」

f:id:TOMASSOON:20201031143118j:plain

 
 
 ・・・と言う感動!。駐車場はないように見えますが、「近くのパチンコ店と提携。駐車券を持参しお店で捺印、帰りにパチンコ屋の受付にてチェックで1時間無料。」とのこと(by RDB)。レディースセットもありますので、割とファミリーやカップルでの利用も多かったのも印象的。まさに街に愛された家系。もちろん拉麺好きオヤジには最適。秋の散歩やショッピングの隙間に家系いかが?。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

f:id:TOMASSOON:20201031163246j:plain

 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

f:id:TOMASSOON:20201031142950j:plain

関連ランキング:ラーメン | さいたま新都心駅与野駅北与野駅

 

 

【今週のラーメン4341】 中華そば 笑歩 (横浜・綱島) 塩そば 大盛 + 味玉 〜出身元に負けず劣らず!笑みもこぼれる笑歩の旨さ!歩いてでも食らう価値あり!

笑みもこぼれる笑歩の旨さ

 

f:id:TOMASSOON:20201028191927j:plain


 

 「塩そば」がレギュラーメニューに加わっているなんて!最近ご無沙汰していましたが、そんな情報をキャッチしてから約1ケ月。横浜方向の外出機会を狙っておりましたが、漸く食することができました。出身元は「多賀野」。多賀野と言えば名作「粟国の塩そば」。何となくそれと同レベルの期待ハードルを上げてしまいます・・・。
 
f:id:TOMASSOON:20201028114158j:plain
f:id:TOMASSOON:20201028114112j:plain

 
 訪問時、満席+外待ち8名行列に連結。参考になるか不明ですが、10分後に食券購入を促され更に5分後に店内案内。そして12~3分後に配膳完了という感じですかね。
 

f:id:TOMASSOON:20201028113849j:plain


 
 そうそう、後客にどこかで見たことある人いるなぁ~・・・ブロガーさんかな?と思っていたのですが、どうやら武蔵小杉・新丸子の名店主じゃありませんか!。ちゃんと休みの日にも食しながら勉強なんすかねー。ご熱心です。
 
 

 

 
 
<全体> 具材・丼・スープ感・・・多賀野彷彿の素朴さと丁寧さ溢れる質感!

f:id:TOMASSOON:20201028191641j:plain

 
 
 そんな名店主さんと、席が並んだらご挨拶でもと思っていると、そういう風には運ばないんだよなぁ~。ま、そのうち大森へも行きますので機会があれば・・・。そんな状況で運ばれたのはこんな麺顔でした!。
 

f:id:TOMASSOON:20201028115751j:plain


 
 おおお!これは細かい配置はさておき、多賀野謹製「粟国の塩そば」を彷彿とする質感ですな!。どれも具材の質感が似ているだけでなく、丼がそっくりですので余計にそう思わせる。後で確認したけど、鷹の爪と白ごまの薬味も同一ですな。さて、笑歩なりの旨さの展開はいかなる風かと、逆に楽しみが湧くじゃありませんか。
 

f:id:TOMASSOON:20201028115753j:plain

 
 
 
 
<スープ> 味は穏やか!素材の旨味がプレーンに伝わる!微かな柚子と節の香りがベストマッチ!

f:id:TOMASSOON:20201028191703j:plain

 
 
 一口すすってホッコリ!そんな旨さ!。左となりの御仁は本当にそんな声が漏れておりました。塩そばとは言え、カエシのキレや塩気のパンチとは傾向が違うようで、むしろ「プレーンな旨味」と言う印象。動物系・乾物系・魚介系などバランスよく溶けているようですが、ベースの鶏ガラが非常に丁寧であっさりとした味の出方。最初に優しいと感じる部分でしょうか。胃袋のひだにじわじわと染みわたるように、負担というものを一切感じさせない。
 

f:id:TOMASSOON:20201028191922j:plain


 
 また別の柔らかいコクの印象としては「節系」でしょうか。煮干よりも節系の煮出しがふくよかで柔らかい旨味として、表に出ているようす。和出汁の得意とする落ち着いた味わい世界をしっかりと伝えるようです。またトウガラシの引き締めもあるが、個人的には小さい柚子皮が、微かに清涼感を与えているようで、すごく上品にも感じます。
 

f:id:TOMASSOON:20201028191916j:plain


 
 食い進めてゆくと、ゆっくりと麺の風合いが溶けだした風味と甘味も滲むし、また薬味のネギとタマネギが結構に豊富なので、野菜類の甘味として染み出しているようすです。うん!期待通りの旨さ!。
 
 

 

 
 
<麺> 自家製麺!ハッキリとした全粒打ち込みのストレート角細麺!やや加水高めながらも引き締まる!出汁と絡みながらも麺素地の風味甘味を伝える!

f:id:TOMASSOON:20201028191725j:plain


 
 笑歩は麺が旨し!だから最初から大盛と決めておりました!。見るからに全粒配合で風味だかさを感じさせる。しかも素地の風味だけでなく甘味を伝えるかのような旨さです。加水はやや高めなイメージですが、引き締まりが感じられる腰つき。ツルツルとした地肌なのでスベリも大変良いです。
 

f:id:TOMASSOON:20201028191808j:plain

f:id:TOMASSOON:20201028191813j:plain

 
 
 麺と麺はそろい易くて纏まりがよいですが、汁は割と序盤は外れやすいかも。しかしゆっくりと浸透してゆくイメージは伝わり、中盤以降は出汁と具材を絡ませて食らうと楽しいです。毎度ながら今回も、海苔を一枚べったりと麺を包ませて食らわせてもらいました。結構肉厚な海苔でしたので、その香りも豊かで麺に別の旨さを感じたかも。この後、薬味のネギやメンマで絡めまくって食ったのは言うまでもありません。
 

f:id:TOMASSOON:20201028191824j:plain

f:id:TOMASSOON:20201028191829j:plain

 
 
 
 
<チャーシュー> 向かいのお肉屋さん仕入れの豚バラロール肉!噛み締める楽しみと素直な肉脂の旨さ!王道の拉麺チャーシュー!

f:id:TOMASSOON:20201028191720j:plain

 
 
 フツー、肉のうんちくを語る場合、ブランドやら産地や味の特徴を述べるのもだが、店のちょうどお向かいにある精肉店仕入れとだけ紹介されてます。地域交流って大切!。
 

f:id:TOMASSOON:20201028191736j:plain


 
 王道の豚バラ肉のロールタイプ。通常こういうのは自重で崩れるほど柔らかい場合が多いのですが、こちらはしっかりと自然な肉らしい締まりがある感覚。程よい噛み締める楽しみがあります。噛むと肉と脂が潰れて滲み出るそれぞれの旨味。下味が薄めなのか、赤身は肉本来の味がある上に、若干香ばしさを感じたような?。そして脂身は言わずもがな、脂の甘味とコクがあふれ出し、赤身の味と混じりあいます。出汁の味わいも混じる部分もあって・・・・嗚呼、思わずビールが欲しくなるね!。
 

f:id:TOMASSOON:20201028191747j:plain

 
 
 
 
<メンマ> 出汁の浸透深く味わい深く歯切れよし!追加を激しくオススメ!

f:id:TOMASSOON:20201028122435j:plain


 
 そうだ、多賀野のメンマも旨かったのだった・・・メンマ増しするのを失念してしもうた。出汁が深く浸透してるが、濃ゆ過ぎず、辛過ぎず、甘すぎず。これぞいい塩梅。適度に歯応えがあることから、凛々しい部分も感じます。これは確実に酒と合う。追加を激しくオススメ!。今度ここ来るときは夕方か午後休暇を取得せねばなるまい・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20201028191803j:plain

 
 
 
 
<味玉にハズレなし!> あっさり出汁が深く浸透しつつナチュラルな玉子味もキープ!出汁と絡めて食らうと旨し!

f:id:TOMASSOON:20201028191730j:plain


 
 鶏は比内地鶏を使っているとのことですが、その玉子なのかしらん。見た目はそこそこ深い出汁の浸透を感じさせ、濃密な味わいを連想させますが、割ってみると卵黄の色合いはナチュラルな黄色。白身部分は表面だけ濃ゆい色合いで、薄っすらとしたミルクティーの色合いです。
 

f:id:TOMASSOON:20201028191905j:plain


 
 味わうと出汁が確かに深く浸透しているが、濃密でマチュアなコクというより玉子本来の味もキープした印象。出汁のあっさりさがいい感じでバランスしているイメージです。このままでも旨いが、いつもの通りにスープに浸してみたけど、やっぱりあっさり味玉は、こういった後追いで出汁染みこませるのも別の旨さ発見と言ったところ。嗚呼、やっぱり味玉の旨さにはハズレなし!。
 

f:id:TOMASSOON:20201028191850j:plain

 
 
 
 
総じまして「出身元に負けず劣らず!笑みもこぼれる笑歩の旨さ!歩いてでも食らう価値あり!」

f:id:TOMASSOON:20201028191742j:plain

 
 
 ・・・と言う感動!。はっきり言ってどれ食っても全部旨い店ですが、お店の雰囲気・接客というホスピタリティーも優れた名店!。年齢層幅広く既に多くのファンを獲得してるのも頷けます。綱島駅から歩くけど決して無理のない距離。旨さを知れば、にやけ笑いながら歩いているかも。綱島で昼飯なら激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

f:id:TOMASSOON:20201028192106j:plain

 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

f:id:TOMASSOON:20201028114423j:plain

関連ランキング:ラーメン | 綱島駅

 

笑う鬼には福きたる 3 (H&C Comics CRAFTシリーズ)

笑う鬼には福きたる 3 (H&C Comics CRAFTシリーズ)

 
笑う鬼には福きたる 2 (H&C Comics CRAFTシリーズ)

笑う鬼には福きたる 2 (H&C Comics CRAFTシリーズ)

 

 

【今週のラーメン4340】 札幌味噌麺 優 (東京・つつじヶ丘) 醤油チャーシュー 大盛り + 炒めもやし 〜深まる秋に心身温もる旨さ!円やかに濃厚にガッツリと!本格札幌系醤油拉麺!

ブランチ気分で本格札幌拉麺!

 

f:id:TOMASSOON:20201029170150j:plain


 

 珍しく荷物を運ぶのと、時間節約を兼ねてクルマでオフィスに向かうことに。午後はずっと会議なこともあり、道中で早めに拉麺タイムといたしましょう!。少しでも早く開いてる拉麺店がないかと探し考え抜いたところ、思いついたのが「札幌味噌麺 優@つつじが丘」さん。ここは使い勝手がいい!「無休、10:00~23:00」と言うサラリーマンにとっては実に嬉しい設定!。ブランチ気分でも使えるし、通し営業でずらしてでも使えるという重宝なお店なのです。
 

f:id:TOMASSOON:20201029170409j:plain


 
 「さっぽろ純連」での店長経験のあるお方の店だとか。それだけで箔を感じる気分ですが、先日食した「味噌」が実に好印象だったため、再訪問に激しく背中をおされた気分でやってまいりました。誰もこんな早くから、濃厚な拉麺食らうやつおらんやろと思ってたら、他に1名ご同類がおられて少しばかり安堵を覚えます。
 

f:id:TOMASSOON:20201029103145j:plain


 
 入店したとたん、ラードで何かを炒めたような香りが漂いますねぇ~・・・うう!そそるし来てよかったと興奮する瞬間!空腹感に火が付いた?。
 

f:id:TOMASSOON:20201029101422j:plain

 
 
 
 
<全体> 一瞬、味噌!?いえいえ中華鍋で炙る豚骨エキスに醤油が溶ける色合い!食欲そそる秋の焦げ茶色!

f:id:TOMASSOON:20201029170126j:plain


 
 前回のとは違うものを狙う!「辛味噌」が自然な流れでしょうが、「醤油」にすると少しお値段安くなるのね。そんなのもあってガッツリ食おうと・・・今回は「醤油チャーシュー大盛に、炒めモヤシを追加しました。それはこんな麺顔!。
 

f:id:TOMASSOON:20201029102132j:plain

 
 
 おおお!自分で選んだとは言え何ともブランチ食とは思えぬヘビーぶり(笑)。肉々しさが堪りませぬ。また炒めモヤシ追加と麺の大盛で、全体が盛り上がっているのも迫力を高めますし、スープの濃厚な焦げ茶な色合いが旨さと温もりを伝えるではありませんか?。この焦げ茶色に一瞬・・・味噌?と勘違いしそうになるけど、オレンジ色のような明るい味噌と違って、ラードや豚骨出汁感がダイレクトに伝わるような感覚・・・これは旨そう!。
 

f:id:TOMASSOON:20201029102135j:plain

 
 
 
 
<スープ> 炒めの香ばしさが豚骨出汁に溶ける!挽肉炒めの様なコクで醤油はジットリと円やかに広がる旨味!

f:id:TOMASSOON:20201029170215j:plain


 
 食べる前から立ち上る湯気の香りで味わいの片鱗を知るかも。特に炒めもやしにパワーを感じます。味わうと、炙り?炒め?の香りが伝わります。そしてベースの豚骨出汁に溶けて野菜の甘さも伝えるイメージ。モヤシ以外にも具材が混じっているのでその甘味も滲ませ、濃厚なれど円やかな旨さです。
 

f:id:TOMASSOON:20201029170220j:plain

 
 
 中華鍋の炒めで使われたラードは、膜となってスープ全体の表層を覆います。レンゲをかき混ぜるとベーススープが現れ、深い醤油色を感じます。その醤油は炒めモヤシと豚骨エキスに混じって、カエシというより妙に具合の甘味と結びつくような旨さ!。重めのスープのように思えて、グビグビと飲み干そうとさせます。
 

f:id:TOMASSOON:20201029170353j:plain


 
 ただ醤油の味わいをとらえようとすると、乾物系なのか別の甘味も感じ取れ、昆布か魚介の落ち着く旨さも溶けているような感覚。味噌麺が看板メニューでしょうが、想像以上に醤油も旨い!。
 
 

 

 
 
<麺> 菅野製麺所!札幌系スタイルの熟成中太玉子麺!引き締まった縮れにプリプリクシクシした歯応え!出汁と具材の旨味も浸透!

f:id:TOMASSOON:20201029170311j:plain


 
 このプラスチックな表情にも感じるイエローヌードル。スープに染まって褐色に光るようにも見えてしまう。北海道の代表的な麺・・・西山製麺・森住製麺ととても似ていますね。膨れた角麺のようで縮れが強め。
 

f:id:TOMASSOON:20201029170331j:plain


 
 まるで締められたつけ麺のような密度レベルえしょうか。練水の個性もありましょうが、玉子麺らしいプリプリクシクシとした歯応えが、いつもながら痛快です。縮れ部分で具材を絡めますが、今回は炒めもやしが多めに絡み、特に旨い。炒めモヤシとの絡みが最高に相性がよろしい。
 

f:id:TOMASSOON:20201029170358j:plain

 
 
 
 
<チャーシュー> 薄らと醤油感ある出汁の浸透に肉本来の味いを残す煮豚タイプ!豊潤な味噌風味に混じって一層重厚な旨味!

f:id:TOMASSOON:20201029170236j:plain

 
 
 へへへ・・・今回は、ガッツリと肉を追加させてもらいました。醤油系の出汁に浸った豚肩ロース。脂身が多い部分や少なめの部分も混じっており、非常に楽しめました。一番手前の小さめの一枚は、脂身が多く、脂の塊がトロンとした感触で、スープの味と混じれば、脂に甘味を感じるほど。予め浸透したタレ味とスープの一体感もあって、非常に旨しです。
 

f:id:TOMASSOON:20201029170254j:plain


 
 奥に行くほど脂身はやや少なめ。周囲の部分は出汁との一体感がいい感じですが、中心部は薄味で肉本来の旨味が主体な感覚です。自重で崩れそうなほど柔らかい塊もあり。その部分をガッツリと、スポンジのように、醤油スープに浸し直して味わうと更に旨し!。ひょっとして今回は、麺を大盛にせず白飯に変更して、この肉と一緒に食らうのが正解だったかもしれませんな・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20201029170249j:plain

f:id:TOMASSOON:20201029170300j:plain

 
 
 
 
<モヤシ> 炒めの焦げ気味なところがナイス!挽肉の旨味と玉葱の甘味も炒めで味わい濃厚!具材でもあり出汁の素だ!

f:id:TOMASSOON:20201029170318j:plain

 
 
 焦げがうんめぇ~!(^^ゞ。中華鍋ならではの迫力ですね。オーダーが入り調理が始まりだしてモヤシ炒めが始まると、ラードで炒められたヤサイの香りが、厨房奥からありありと伝わってくる!。野菜炒めながらスープを投入するのか?。一瞬でもくもく~と湯気と煙が立ち昇り、香りが運ばれてくる。そして悪くない熱さ加減でシャキシャキさが残ってる!。
 

f:id:TOMASSOON:20201029170343j:plain


 
 前回も感じたが、モヤシは挽肉と炒められておりますよね?。そして玉葱も入ってるから、肉のコクと野菜の甘さ、炒めの香ばしさが一体化!。これだけでも、白飯を何杯もお替りできそうに思えるじゃないか。そしてクドイようだが・・・麺と絡めるとより旨し!。注意点として、炒めモヤシは平日のみ。数量限定なので夕方以降は少し心配。平日ランチなら思い切って、炒めモヤシ追加を激しくオススメでございます!。
 
 

 

 
 
<メンマ> 繊維質きめ細かく柔らかめ!フレッシュな質感ありつつ出汁の浸透は軽やか!箸休めに最適!

f:id:TOMASSOON:20201029170202j:plain


 
 全体的にガッツリ!そしてジットリした分厚い旨味で溢れるなかで、このメンマの箸休め的な存在は嬉しい。割とフレッシュにも感じる仕上がりで、味わい深いがライトな気軽さもいいところ。繊維質はすごくきめ細かくて、全体的には柔らかくてしなやかなつくり。前歯で挟むとクニュと差し込み、淡くコリっと千切れるような食感。ビールのお相手にも最適です。朝から飲めないけどー。
 

f:id:TOMASSOON:20201029170306j:plain

 
 
 
 
総じまして「深まる秋に心身温もる旨さ!円やかに濃厚にガッツリと!本格札幌系醤油拉麺!」

f:id:TOMASSOON:20201029170225j:plain

 
 
 ・・・と言う感動!。一般的に、札幌は味噌!函館は塩!旭川は醤油!っていうイメージだけど、札幌×醤油もなかなか!。この組み合わせも確実に旨いです。また「無休、10:00~23:00」と言うサラリーマンにとっては実に嬉しい設定!。朝夕少し肌寒さに拍車がかかり秋深まるこのごろ、温もる旨さで札幌系で醤油も激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

f:id:TOMASSOON:20201029170715j:plain

 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

f:id:TOMASSOON:20201029170243j:plain

関連ランキング:ラーメン | つつじケ丘駅柴崎駅

 

 

【今週のラーメン4339】 横浜家系らーめん 輝道家 (東京・野方) チャーシューメン + のり増し + キャベツ + キクラゲ + キリン一番搾り生 〜カエシ効きめで野趣感たっぷりの豚骨エキス!チャーシューと海苔の質感ハンパなしの新進気鋭の極上家系!

ちょっと驚きの旨さ!さすが昨年度TRY部門別新人賞!

 

f:id:TOMASSOON:20201101152911j:plain


 

 秋が深まると少し濃厚で温もりを感じる一杯が恋しいもの。休日の朝、早めに営業をしている野方の味噌系名店を目指し、わざわざ高円寺から歩いて向かいました。少し運動不足だし、バス代もセーブしたいからね。ほぼ味噌系の旨さを想像して、そんな頭でいっぱいだったのだが・・・たまたま付近で家系の店を発見。それがこのお店「輝道家」。聞き覚えがあるぞと思っていたら、確か昨年度のTRY新人賞の受賞て店舗だよね。ちょっと並びがあるのも気になって、どうせ濃厚系なら同じかと考え改め、予定なく訪問です。
 

f:id:TOMASSOON:20201101153418j:plain


 
 お!お若いスタフ2名がハキハキとパワフルで頑張ってる雰囲気がありありと伝わる!。掛け声が大きいのね。セイヤーっとか、アイヨー(だったっけ?)とかやる気が充満。こう言うの結構好きなのよ(微笑)。いい店の雰囲気出してる!。
 
f:id:TOMASSOON:20201101105305j:plain
f:id:TOMASSOON:20201101110204j:plain

 
 結論を先出しすると「すごく旨し」のお店で、厚木家以来ハマってしまったレベルでございます。さすがTRY受賞店・・・調査と審査結果を侮るべからず。最高権威!?
 

f:id:TOMASSOON:20201101110544j:plain

 
 
 
 
<酒> キリン一番搾り生!サービスおつまみに感動!熱々半熟玉子とぶつ切りチャーシューが泣ける!

f:id:TOMASSOON:20201101152937j:plain


 
 食う前に飲むぜ!だって休日なんだから、昼だってお構いなしさ!。おつまみ付きで中瓶、そしてワンコインの500円と言う設定なら迷うことなし。キリン一番搾りも割と飯とか料理と合わせるなら好きなタイプで、文句なし。多少強めに冷えてるのもご機嫌。いつも自分とオーバーラップさせる堤真一の飲みっぷりに自分を重ねるが・・・角の席だったので、斜め向かいのお客の目線で今回は控えめ。
 
f:id:TOMASSOON:20201101152942j:plain
f:id:TOMASSOON:20201101152948j:plain

 
 さてさて、サービスおつまみでまずカウンターパンチを食らってしまいました。チャーシューの端きれと茹で野菜程度かと思いきや・・・タレがかかった熱々半熟玉子!そして結構多めな九条ネギが素晴らしいじゃないか!。まじで玉子から湯気が立ち上りどこまでも引かないよ。
 

f:id:TOMASSOON:20201101152953j:plain

f:id:TOMASSOON:20201101153004j:plain


 
 箸で玉子を割って卵黄を垂らし込み、肉片やら九条ネギをそれと絡めながら食らう。そして近々に冷えた一番搾りと合わせる・・・うう・・・旨し。すでにこの時点で、確実にまた来ることを確信する私です。
 

f:id:TOMASSOON:20201101153020j:plain

 
 
 
 
<全体> 迫力のトッピング追加で嬉しい厚化粧!スープは色濃ゆく臙脂を感じる深さあり!

f:id:TOMASSOON:20201101152902j:plain

 
 
 ライスおかわり∞らしいけど50円有料だったのが少し残念だが、時間関係なくこの低価格だし仕方ないね。どうせ半ライスしか食えないので、この50円を躊躇してしまいましたが、配膳されたのは迫力でございます。それがこの麺顔。
 

f:id:TOMASSOON:20201101111100j:plain


 
 おおお!ちょっとトッピングを追加しすぎて厚化粧しすぎたか!?いや、どうせライス食わないのだし、この一杯だけで腹パンで心中するには申し分ない迫力です。海苔8枚はまず圧巻!。それに似た漆黒のきくらげがプリプリとしており存在をお互いたかめあっているようです。そして肉絨毯といってもいいほど敷き詰められたチャーシューも見事で、やや重みで沈みかかっているかの様子。そこに目にも鮮やかなキャベツの青さが眩しくもあり、そして柔らかい表情が素敵です。また隙間からのぞくスープは、エキス感がありありとしており、色濃ゆく臙脂を感じる深さあり!。まさに全体が質感の塊!。
 

f:id:TOMASSOON:20201101111102j:plain

 
 
 
 
<スープ> カエシが深めで豚骨煮出し感覚も濃ゆめ!野趣を十分感じさせる濃密旨味!レンゲ止まらず!味変は当然王道のニンニクで出汁にパンチを加える!

f:id:TOMASSOON:20201101153112j:plain


 
 まずはレンゲでスープを掬うが、サラサラと言うより動物エキス感で微妙にポタポタとしているようなイメージ。家系の中でも野趣を感じるタイプでしょうか。ややワイルドな味わいかと思いながら味わうと・・・うう!確かに濃密な動物感!しかしエグミなどは一切なく、豚骨コラーゲンの溶け込みを感じ取ります。口の周りに、微妙に張り付きを感じるほどで、濃密さを感じるのにいとまが無い。
 

f:id:TOMASSOON:20201101153131j:plain

 
 
 そして個人的にはカエシがデフォルトでも効きめだと感じました。塩気の中でも醤油ダレのニュアンスを深く感じるタイプで、これも好きな味表現。豚骨エキスの旨味をググッと引き出す塩気と感じる一方で、鶏油のコクともバランスが良いと感じ入ります。この時点で・・・たとえ半ライスといえども有料で躊躇してしまった、己の根性なしを激しく悔いる。オレは馬鹿野郎だ・・・海苔増しもしておきながら・・・。激しく白飯に合う!
 

f:id:TOMASSOON:20201101153313j:plain


 
 悔しいので少し味変化のニンニクは多めにしてみました。具材は厚化粧なので、味変化は厚化粧にならないように、シンプルにニンニクのみ!。これで十分だね。もともとパワフルな豚骨醤油スープでしたが、多めのニンニクパワーでスタミナ感が一気に出てくるほどに、味にパンチが生まれます!。この時点で味が完成し激うま!。
 

f:id:TOMASSOON:20201101153347j:plain

 
 
 
 
<麺> 酒井製麺!緩やかに捩れるぼこぼこフォルム!密度低めでハードなモチモチ歯応え!濃密な汁と具材絡んで旨味深し!

f:id:TOMASSOON:20201101153243j:plain


 
 家系王道のブランド麺。中太でやや平べったく、「かため」指定だったので麺の捩れがそのまま残ったような見栄え。この捩れに具材を多くひっかけてくると同時に、濃密なスープを合わせて絡めとって持ち上がります。
 

f:id:TOMASSOON:20201101153302j:plain


 
 密度感がやや低めと感じており、そのせいかややハードな歯応えの中にモチっとした感触もあり。キャベツや青菜と絡むと複雑な歯応えになるが、最後に感じる麺の素地の旨さにスープの味が一体化する旨さがたまりません。
 

f:id:TOMASSOON:20201101153341j:plain


 
 また後半になると汁の吸い込みを若干感じ始めますが、これもまた旨いね!。多少柔らかくなっても、別の旨さを感じるほどで・・・これなら「やわらかめ」の方が実は旨いのかも??。カタ麺主義者な私ですが、一度「やわらかめ」も試してみたいかも。
 

f:id:TOMASSOON:20201101153403j:plain

 
 
 
 
<チャーシュー> ふわっとしたスモーキー感覚!分厚く大判なる柔らか豚ロース!噛み締めて肉味と出汁の一体感!

f:id:TOMASSOON:20201101153031j:plain


 
 おおお!何とチャーシューが旨いことか!。一口目で魅了されてしました。柔らかいスモーキーさがあり、ちょっと直系を連想してしまうほど。肩ロースで赤身主体と脂身多めな部位が分かれており、それぞれが旨い。緩い香ばしさが心地よく、濃密なスープに絡んでも風味が衰えないようでそこがいいんだよね。クドイようだがライスがないのが実に痛い・・・白飯に合うはず。
 

f:id:TOMASSOON:20201101153136j:plain


 
 ワイルドなラーメンにしては、上品な肉質でふかふかとした柔らかさがいいね。大判で肉厚でもあるのに、歯応えが素晴らしい。噛み締める楽しさも感じるほどで、歯に力を入れると、肉本来の旨味が滲み出る一方で、浸ってた濃密スープの旨味もスポンジからにじみでるように溢れる・・・。咀嚼を重ねる度に、それら旨さの一体感が高まります。もはや家系でチャーシューメンから逃れられないオレです。
 

f:id:TOMASSOON:20201101153156j:plain

 
 
 
 
<具材①> 柔らかいバキバキ感が楽しい肉厚きくらげ!風味と食感すら感じる肉厚海苔!

f:id:TOMASSOON:20201101153107j:plain


 
 ライスを躊躇したから代替して加えたのが「きくらげ」。質感が非常に高いです。細くゴリゴリしたのはよく見かけるが、漆黒の中に艶やかさがあり、全体がプルプルとした感触。噛み締めると弾けるように千切れる。味わいはほぼスープの味わいなのだが、麺と絡むと一層に楽しい歯応えです。
 

f:id:TOMASSOON:20201101153212j:plain


 
 また海苔の質感もいい!。家系で海苔が残念と言う機会はあまり覚えていないのの、単体で食っても風味豊かで、歯応えすら感じる肉厚さがいい。3枚ほどは麺に巻いて絡めて食らいましたが、残り5枚はそのまま単体の旨さを堪能させてもらいました。これでビールを飲んでもまた旨し。
 

f:id:TOMASSOON:20201101153101j:plain

 
 
 
 
<具材②> 柔らかい甘味と彩良く優しい歯応えのキャベツ!淡い甘味と清涼感を伝える半クタ状の青菜!

f:id:TOMASSOON:20201101153203j:plain


 
 個人的に、家系ではキャベツにハマってて状態化してしまいました。ほぼ温野菜。色合いがとても美しい黄緑色で、淡い食感の後に汁気を弾け飛ばすのが楽しい。直後に感じるのはキャベツ独特の優しい甘さで、濃密でカエシが高いスープの中では心地よい箸休めとなりましょう。またキャベツからスープへの甘味の溶け込みもあり、スープ自体もマイルドな旨さが加わり旨さも昇華。
 

f:id:TOMASSOON:20201101153223j:plain


 
 食感と風味と言えば青菜もそう。ほうれん草と小松菜を合わせたもので、クタっとしたほうれん草らしい緩い食感と甘さがある一方で、小松菜の清涼感も確かにあるイメージ。これはいきなり、スープに全部染み込ませて食らうのが最高ですね。
 

f:id:TOMASSOON:20201101153249j:plain

 
 
 
 
総じまして「カエシ効きめで野趣感たっぷりの豚骨エキス!チャーシューと海苔の質感ハンパなしの新進気鋭の極上家系!」

f:id:TOMASSOON:20201101153042j:plain

 
 
 ・・・と言う感動!。思いがけず飛び込んだ一軒でしたが、さすがTRY受賞歴ありと言ったところ。私が入店してから、地元客が絶えずひっきりなし。地元の名店の貫禄すでにありです。濃ゆい味が好きな方にはもちろんオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

f:id:TOMASSOON:20201101154043j:plain


 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

 


f:id:TOMASSOON:20201101105250j:plain

関連ランキング:ラーメン | 野方駅都立家政駅

 

第21回 業界最高権威 TRYラーメン大賞 2020-2021 (1週間MOOK)
 
ラーメンWalker東京2021 ラーメンウォーカームック

ラーメンWalker東京2021 ラーメンウォーカームック

  • 発売日: 2020/09/07
  • メディア: ムック