ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4347】 中華そば うお青 (東京・万願寺) 上中華 醤油 麺大盛 〜真摯な姿勢!丁寧な味の織り込み!優しさと崇高さを感じる絶品醤油そば!

一杯入魂!ワンオペの丁寧さ!旨さブレなし!

 


中華そば うお青 (東京・万願寺) 上中華 醤油 麺大盛 〜ラーメン食べて詠います

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 ちょっと休暇をいただいて野暮用を済ませ、とっとと拉麺活動を始めたかったのですが、ちょっと手こずりまして・・・少し予定が狂ってしまいました。予定を変更して、久しぶりに多摩モノレールを利用して万願寺へ。狙いは、昨年度TRY新人賞受賞履歴ある「中華そば うお青」さん。一気に人気がブレークし、週末には今でもエグイ行列状態。こんな時しか行けません。
 

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 行列できるほど旨いのだけど、こちらワンオペレーションな上に、仕事が丁寧。一杯ずつしか作らないという拘り。つまり一杯入魂!を徹底しておられる。決して頑固というのでもなく、ご店主は気さく!。真摯さと拘りが強いということでしょう。
 

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 入店すると、今でも新規開店と変わりない初々しさと清潔感あり。そしてBGMはなく、店内は余計な物音がいたしません。ピリピリした空気感とは別で、静かに拉麺をシンプルに楽しむ空間って感じ。恐らく私が訪問したタイミングで、自分以外は常連さんのご様子。混雑さけて来たみたいな、ご店主との会話が印象的でした。
 
 

 

 
 
<全体> クラシカル&ライト!そしてじわっと旨味が伝わる迫力!崇高さすら覚える醤そばプレゼンス!

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 こちらは食べ終えたら自分で器を回収棚に収めるルールだったのね。食べ終えた先客が、たまたまご丁寧だったわけではなかったのだった。一度来たはずなのに、全く覚えてなし(汗)。撮影してもいいですか?と了解取りつつ受け取ったのがこの麺顔です。
 

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 おおお!美しさの中に優しさあり。そして何故だかほっこりさせる雰囲気あり。今風の淡麗系と感じるよりも、すこしどこかにクラシカルなイメージが溶けますね。また清湯系ならではのライトな汁感も与えますが、表面に浮かんだり漂う粒子やエキスを眺めると、旨味の深さも妄想してしまうかも。トッピングは今風に低温調理の肉が乗るが、鶏肉の焦げ目には目が釘付け!。なんだかんだでフツーに見えてインパクトあり。
 

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<スープ> 柔らかくもしっかりした旨味アピール!カエシは魚介に溶けて円やか!柔らかな魚介の芳醇なる甘味!

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 前回塩を食ったので、単に醤油にしただけでしたが、上質な淡麗系醤油と思って味わったら、意外にも味がしっかりしてます。濃ゆいとか、塩気があるとかじゃなく、旨味が芳醇でアピール感あり。醤油の風味もしっかり残るが、円やかな味わいで、しかも醤油だけではなさそう。魚介の甘味がしっかりと感じられ、そしてカエシの輪郭を丸めているような・・・そんな感覚。柔らかくもしっかりした旨味アピール!と言えましょう。
 

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 節のようで煮干しのイメージ。節は節でも粗節?。合わせた醤油は「なま醤油」に間違いないが、芳醇さがあったので、生揚げタイプかもしれませんね。またエキス感もベースに感じられ、淡麗系に鶏ガラ仕上げなのかもとも思うが、香味油より動物系のパワフルさは控えめ。
 

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<麺> 全粒打ち込みのストレート細麺!風味が強く小麦粉の甘味もあり!出汁を吸い込んでから素地の風味と合体し一段と旨味あり!

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 おいおい・・・失礼だがこんなに麺が旨かったっけか?。正直驚きです。2年目とはチューニングを変えたのか?。自身のブログを思わず見直しましたが、当時も少し加水が低めでクシクシ感があって旨いと泣いていた様子・・・京極万太郎になった気分だったオレでした。それも分かるが、今回の全粒配合には驚いた。実に風味が高く、しっかりした旨味のスープに浸り、多少出汁を吸い込んでも、麺の素地の旨さ!甘さ!を如実に伝えます。
 

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 そう!この麺には甘味があるのだ!!。きっと小麦粉も喜んでいるに違いない。噛み締めるたびに、スープの甘味とは別の甘味がしっかりと表現されるのが痛快!。このままいくらでも啜っていられそう。今回は大盛にして大正解です。
 

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 まあいつものように海苔を巻いて食らうが、海苔の風味にびくともしない麺の甘みが秀逸!。そして思い出すのが「かけそば」と言うメニュー。この質感ならかけそばでも十分に楽しめるかと!。どこの製麺所だろうと、厨房をちらみしたけど手掛かりなし。気になったのは、1玉づつサランラップを剥がしていたが・・・ひょっとして自家製麺??。そんなスペースや製麺機の存在感もなさそうだが・・・。
 

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<チャーシュー> 鶏豚2種肉!低温調理の豚肩ロースはしっとり滑らかな脂の甘味!ロースト鶏腿肉は皮の焦げ目が香ばしく食欲そそりまくり!

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 肉も旨い店。今のラーメンにはつきものとも思える、低温調理の豚肩ロース肉。うまさ健在。ラーメンチャーシューでこれを超えるスタイルは、当面出てこないかもしれませんね。半レアな赤身は、肉本来の旨さをたたえ、噛むと肉の楽しさと旨味を感じるもの。そして脂身は舌の熱で溶けるかの如しで、脂ならではの甘味が溢れる。赤身と脂身のそれぞれの旨さに、スープの旨味が加わって・・・それはもう旨し!酒が飲めなかったのがイタイだけ。
 

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 そして鶏肉!個人的にはこれに凄く打たれた感じ。モモ肉の旨味もさることながら、皮の焦げ目に注目してほしい!。これが実に香ばしくて素晴らしく旨い!。前回も、鶏肉の焦げ目の旨さにひれ伏したが、今回のほうがパンチがあり。嗚呼、券売機に肉増しボタンがあれば、連打してしまうかと!。
 

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<味玉にハズレなし!> やさしく穏やかな出汁がストレスなく浸透!柔らかいゆであがりに白身も卵黄も自然に甘さあり!

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 味玉もいいできばえ!。薄っすらな色合いがとても上品。そして柔らかい仕上がり。割って見ると白身には均一に出汁が浸透しているようで、ストレスなく時間をかけてるのが伺えます。その浸透は卵黄の奥深くまでしっかりと伝わり、濃ゆい山吹色とすら感じてしまう・・・。
 

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 味わうと白身はふわふわと柔らかく、そして優しい味に包まれます。そして卵黄は本来のコクの風味も残しつつ、まったりと濃密な旨味で一杯!。半分はジュレ状で、もう半分はトロトロなソース状で、舌にすごく絡みつき嬉しさも高まる!。スープにも少し浸しても旨し!。これはなかなかレベルが高い味玉ですよ。嗚呼、やっぱり味玉の旨さにはハズレなし!。
 

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総じまして「真摯な姿勢!丁寧な味の織り込み!優しさと崇高さを感じる絶品醤油そば!」

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 ・・・と言う感動!。開店以来行列が絶えない理由・・・それは進化してるから!?。離れた場所の住宅地にポツンと佇む店ですが、旨さで客を惹きつける力は健在と思い知りました。わざわざ食いに行く価値絶対にあり!。これは激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

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