ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1856】 宝華 (東京・東小金井) 宝ソバ

 もう随分と春めいて、天気が良かったりすると気もそぞろな感じになります。穏やかな気持ちでおられるのも、3月末までだろうな・・・と思うと大変貴重な週末。家庭の頼まれごとをささっと午前中に済まして、午後は本屋とコーヒーショップでまったりと過ごして、小腹が空いたということで、おやつ代わりに・・・・宝ソバを頂きました。「宝華らぁめんの油そば」と「中華料理宝華の宝ソバ」と何が違うのか、私にもよく分からないのですが、本店プレミアムの醍醐味ということでございましょうか。武蔵野エリアの代表作「油そば」を、まったりと味わい過ごした春の日でした・・・。











【店:大衆中華屋のポリシー感じる威勢の良さがいいね〜!】


 らっしゃいませ〜!、ぁーざしたーー! などと厨房の中のお兄さんたちの勇ましさ。春ののどかな気分と合わないようで、その大衆お気楽歓迎ぶりが、妙に馴染む東小金井駅前です。一人客はテーブル席がどれだけ空いていようとも、カウンター席に誘導されます。それも詰めるように指示されますが、毎度ことなので常連なる先客や後客たちと「あ、ども」ってな感じでパーソナルスペースを自ら微調整はおてのもの。全員、宝ソバという趣向の完全一致。「お互い好きですな・・・(ニヤリ)」などといった無言で暗黙知を共有します。それにしても話は変わるが、製造原価は低いだろうな〜・・・。こういう製品戦略をいちいち考えなくても勝ち組、金のなる木、競争優位なる一品に、見事に吸い寄せられる私は、思う壺の虫けらですね。












【タレ:作りたてのドレッシングが美味いと感じるように、出来立てのシンプル醤油ダレの鮮度が際立つ】


 油そばの宝華版で「宝ソバ」。確かに、少しラード多めで、汁無しとはいえ少しタレ多めなのがこのブランドの特徴です。クリアな醤油ダレの軽い塩気と、ほのかに調味料の感覚がライトに広がり、化調がさっぱりとしているという皮肉さが逆に清々しいと感じる味わい。ラードがカメリア系のようなサラサラ感があって、植物油かとも思えるほどに軽やか。タレを眺めると、醤油ダレと香味オイルの分離が見て取れるよう。







   まるで醤油ドレッシングのようなすっきりとした味わい!食位進めるほどに攪拌されて円やか・・・・


 マコーミックのフレンチドレッシングのごときの綺麗な分離と攪拌融合が、なんとも美味い! 味わいは、正直申して「宝華らぁめん」とそう違いも感じることはできず。しかし、宝ソバ元祖のオーラといったものは何となく感じて、味わいの円やかを余裕の味わいと贔屓めに感じてしまう。元祖・本家至上主義な私ですね・・・・。












【麺:ライトなラードでニュルニュルっとしたスベリが、カイワレ菜を巻き込んみ、ネギみじんをはべらす】


 麺の多加水さが本当に映えるね〜。決してプリプリモチモチが生きがいではありませんが、歯ごたえがクチリと淡白に潰れる一方で、そのしなり度合いは大変柔らかで、万人ウケすること請け合いです。密度感もライト。そこにライトなクリスタルラードがさーーーーっと入り混じるので、すする完食は汁麺よりも滑らかではないかと思えるほど。


   巻き込んだカイワレと薬味ネギのシャリっとした歯ごたえと、フレッシュな苦味が、オイルまみれを中和する!


 油そばは、ライトな食べ物。そのライトに印象づけるのが、実は油だったりする。これを再認識。そして引っかかってくるカイワレとネギが、単なる薬味ではなく、油の中和役割という使命を帯びていることも再認識。油とネギ(&カイワレ)の役割分担が後になって考えさせられます。先日食った、宝華らぁめんの「おろし油そば」は、大根おろしが中和の最大限を表現しているのでしょうね。麺と絡ませながら、攪拌という中和作戦だったのね。













【具:うほ!こんなに肉厚であったか・・・チャーシューの良さを再発見!!】


 まあ、いつもながらのロース肉です。しかし今回は大変肉厚であり、また片面炙りがとても香ばしく、ここまでの出来栄えだったか?と再認識でした。これは・・・・・次回は、他チャーシュー油そばへの意欲を誘いますな。肉厚ぶりと香ばしさが両方あって、旨さに閉口してしまいました。油そばは、チャーシューが美味くないと成立しないのね・・・。












 総じまして、「毎週末食うほどに、武蔵野エリアのまさに定番」なる一杯ですな。武蔵境と東小金井のあたりは、武蔵野ののどかさと再開発の勢いを感じるまさに注目エリア。そんなところに土着の名物麺があるので、最近若い人の訪問が多くなっていると感じます。街自体の新陳代謝を感じるし・・・。こういう雰囲気が春の躍動感につながるのか、なぜか散歩したくなるのよね〜。夏は、ビール片手に油そばってのもオツだし。今年はこの一杯を食う頻度が上がるかも。ともあれ、寛ぎと和みの味わいでありました。なので詠います!



   昼下がり
   彼岸陽射しに
   誘われて


   春風のって
   チャリっとラ活



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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