ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン770】 一圓 三鷹北口店 (東京・武蔵野) 一圓ラーメン・正油

【和む大衆系・・・三鷹駅北口のワンコイン・ラーメン】

 三鷹駅南口には、旧「えぐち」・・・今の名前で「ラーメンみたか」がありますが、北口には「一圓」があります(注:南口にもありますが少し離れます)。元々ラーメンは、もっと気軽に食べたいもの。そんな気軽な店に、ちょっと遅い朝飯気分でとある週末訪問いたしました。ともかく、ラーメンよりは餃子がデカく肉厚感あり有名なこのお店なのですが、いつ行ってもレビューしたろという気持ちがそがれるほど、気軽な気分にさせてくれます。こういった大衆和み系の一品というのも、実にほのぼのといいものです。

 何と言っても、いつ店内を覗いても先客が誰もいなくて寂しいというのが「ない」イメージです。誰かしら先客がいるのですが、かといってピーク時には満席という人気ぶりでもない・・・。窮屈な思いして崇高な一杯を食するのが疲れたときは、俄然ここでまったりと過ごしたくなります。



【ワンコインで味玉がデフォ!】

 定番が店名の名前からとった「一圓ラーメン」。これは500円から・・・というリーズナブルプライスな上に、正油・塩・味噌と選べます。「ワンコイン・ラーメン」と思うと、具やサイズなど、原価計画キチキチ&すれすれな感じがする一杯なのですが、こちらのこの一杯ですと・・・

 「おお!味玉!まるまる一個!!やるやん!!!」

 ・・・と嬉しくなる大判振る舞いが魅力です。これは楽しみ!と後に取っときたいものですが、アタクシは、嬉しさのあまり、味玉からかぶりついてしまいます。この味玉は、「しっかりハードボイルド」なタイプなのです。おでんで出て来る玉子のイメージ??がありますかな・・・。さりとて、大昔の味玉ってアタクシの地元(京都)では、みんなそういうもんでしたから、懐かしいというか500円を考えれば悪い気もしないのです。白身部分の味の染み込みもそこそこですし、コストパフォーマンスはグッドです。

 それにメンマがケチケチしていないのがいいですね!タイプとしては、柔らか系でグニッとしてシャクリと千切れる感覚。下味がどちらかというと深い系で食べ応えとしては満足です。一方、海苔はお世辞にも十分という大きさではありませんが、小松菜はなかなか湯通し感がいい感じでして、品質感をかもしだしていました。

 チャーシューは、正直言って少しばかり小ぶり感がありますが、ケチケチ感なく、しっかりと麺に巻いていただきました。ワンコインラーメンとして、頑張っているというか愛情すら感じる感覚ありで、ちょいと一杯引っ掛けてその日の活用を開始しようという・・・・アタクシのようなオッサンには、非常に親近感が湧くのですな〜♪

 ※具のおさらい:チャーシュー、メンマ、小松菜、海苔半分、味玉1個、薬味ネギ



【調味料のニュアンスが悪くない!】

 次に、スープの方ですが、このスープの若干の濁り感が、アタクシ個人的には気楽な親近感を覚えます。ふんわり魚介が効いた醤油も東京らしくていいのですが、こちらは、鶏と豚の半々な動物系コクで、旨味調味料のニュアンスを感じる余韻というものかな??この風合いも実は個人的には好きなんですよね〜♪ やはり等身大の旨さがそこにあるという感じです。

 全体的な味の構成としては、一般的な醤油味の塩気と調味料のアミノ酸的な化合したような余韻と、非常にさらっとした鶏豚のコク感。それに薬味ネギのやわらかい風合いが渾然一体となった感じです。アタクシなんぞは・・・・、

 「まさに食堂ラーメン!これは、関西時代でもどこかで食った事あり!」

 ・・・というスタンダードな感じすら受けます!特別な一杯じゃないところが、こちらの持ち味でして、これを元としたバリエーション豊かな麺メニューが、面白みを増しますな!

 ※味のグラデーション:醤油由来の塩気>鶏豚のあっさりコク>調味料の輪郭(塩・酸)>ネギ等薬味の余韻



【麺の「ちゅるぴち!」とした仕草を味わう】

 加水は中から多の間と思われ、小麦の風味を感じるというより、表面のなめらかさの「ちゅるりん」とした舌触りをスープとともに味わいたい麺だと感じます。スパスパと区切る前歯の感覚より、口に入ってからのスベリの良さにどうしても神経が集中してしまいます。それでいて、奥歯のすりつぶしの所作では、麺が「ぴちり」と咀嚼のベクトルから垂直方向へ飛び出るようなニュアンスを頭で想像してしまう後口感が、毎度面白いと感じてしまいます。

 「前半の「ちゅるりん」+後半の「ぴちり」=「ちゅるぴち麺」」

 ・・・とまあそういう感覚で、今秋にこの武蔵野市に生活するようになり、そこそこ訪れるようになり、こういったことを感じながらも、ここでただ放心状態で麺をすするだけの休日を過ごしています。

 ※麺の感覚:加水高めでスベリを感じるタイプ。柔系でちゅるちゅるとすする感じ。奥歯で麺を潰ぶす感じが好き!
 ※麺の形状:標準太さのストレート麺。角切り麺の角だけがやや丸まった感覚。黄色い色合いも大衆的な風合いでよし!



 総じまして、会社生活のスキマにさらりと食って、餃子にビール!まさにそんな気分にさせる一杯。どちらかというと夜に「ビールと餃子・・・・〆にラーメン」というお一人様気分でお安くまったりと過ごしたいときには、とても重宝するというラーメン店です。しかし昼間に訪問しても、そこそこ長居してもお構いなしなところが、このラーメンの気軽さに通じるのかもしれません。秋に東京に上京して以降、ちょっと時間があったため仕事帰りを利用して有名店を食べ歩いてきましたが、ちょっと疲れていたな・・・と、この一杯をすすって感じさせられたかもしれません。このような日常のラーメンに和む心を呼び起されます。なので詠います!

 我が街で
 気負わぬ心
 すすり食う

 和む心を
 得たり一圓

お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。




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