【 NO MUSIC, NO RAMEN ・・・な人たちが集うお店でしょうか・・・】
昼間の外出はとても貴重な機会なので、六本木方面にくりだしました。先日訪問の、「美麺屋 楽観」 と・・・実はもう一つ気になっているお店がありまして、それがここ!なにやら情報とか店の感じとかでは・・・・・ライブハウスのような感じもしないでもないです。わりとメディアの露出はあるほうで・・・・混んでるやろな・・・・と下げテンションで訪問すれば、ランチタイムのええ時間帯やのに、先客0のがら空きぶりが気になりまんな・・・。確かに少し入り組んだ場所にあるとは言え、徒歩数分圏でっさかい、これはめっけもんな店かもしれません。オーダーは「塩ラーメン」のみということですが、昼はメインの稼ぎ時ではなさそうな余裕あるところが、まったりできてええですね〜。ということで、メニューに迷うこともなく、調理の順番を待つ事無く、あっという間に配膳完了とあいなりました。配膳前後に、女性客御3名ないってきましたが、女性には入りやすい印象ではありまんな・・・。
【スープも麺も・・・・『パステル黄緑』のような色合いでんがな!】
いや・・・・・、こんな色は個人的には久しぶりです。色合いだけのラーメンも千住方面に知ってはいるけれど、こちらの一杯の麺顔は、まるで・・・・アメリカのダイニングに出て来そうなラーメンの雰囲気でして、しかも、何と言ってもその色合いが度肝を抜きます。
「麺が柔らかい黄緑色・・・・、スープもそれに合わせたようなクリスタル・イエローグリーン!まさにニューウェーブ!」
これは、何の色だろうか・・・未だにわかりません。トッピングにハーブがのってますから・・・それでも滲み込んだのかのごとき洋風な色をいたしております。いかにも上品です。スープをすすり上げます・・・・。すると、中華とはまた違う感じの鶏清湯を豊かに感じます!塩加減もほんのりしたエッジングでして、とても柔らか。また鶏?の油かな・・がさっぱりとコクが香ってとても「清々しい」イメージを与えます。しかし、この清々しさ・・・・・独特やな・・・・。と思ってカウンターの説明書きを拝読すると・・・
「何やと!!白トリュフの香りを楽しめやと!これがそれかいな!?」
白トリュフなんて、人生で一度もお目にかかったことおまへんさかい、何の匂いか分からんかったのでありまして・・・。恥ずかしい。それでは、真剣に味わって味を記憶しておこう!と勢いよく今度はすすりあげると・・・・そんなに強い感じないんよね・・・。いやはは、実にこれは新しい塩が登場してきたという思いであります。味の輪郭としては、やはり鶏のあっさりスープがメインのボディでして、このボディ自体がもう上品なクリスタル感です。そこに、ほんのりと・・・・白トリュフが滲み込んでいるような感覚。さらに、トッピングのハーブが滲みます・・・。肉系のトッピングはスープに影響をほぼ及ぼしません・・・。魚介とか節を一切排したような洋な雰囲気が漂うこの一杯。実際のところ節くらい使ったかどうかは・・・不明ですがね・・・。
さてさて・・・・驚くのはこれだけではありません。この一品。温度によって色合いが変化するとのことです。なので、今回ばかりは早食いをやめて、じんわりと冷めるのをまちながら、ゆっくりと食しました・・・。はてさて、結局何色になったのでしょうかね?
※味のグラデーション:薄味鶏清湯(洋風)>ハーブ感>白トリュフ>その他
【麺もまた緑色〜♪ 練り込んだようなハッキリ色合いが面白いやん!】
写真は伝わりにくいんやけど・・・実物はもっと黄緑感がありありなんですわ。そして、とても奇麗なストレート麺でして、透明な海に泳ぐスタイルはまた、旨そうに見えますわ。ホンマに何の風味なんか・・・まだわからん!一口噛むと・・、
「麺もまた、ほんのりさわやか!洋風な・・・風味麺とでも呼びたいその感覚!」
・・・とも思えまして、歯ごたえよりもそのあとの、余韻に興味がいきます。これも白トリュフか、ハーブの影響なんすかねー。感覚的には、加水は中のど真ん中でして、標準的に、クチリと前歯で噛み切る感覚が面白く感じるタイプです。切り口は角でして、断面みると少し膨れた正方形と見受けられます。滑りはとてもいい部類にはいりまして、するするとどんどん食えて行きます。ホンマに思うことは・・・・この色と風味を排除して、一般的な麺として評価するのは難しいなというくらいことかな。穿った言い方をすれば、色合いと野草ハーブみたいな風味が無ければ見過ごしてしまうような麺であるかも・・・・。しかし、これら個性がガチッとこの麺のスペックにドはまりなのでして、逆にこれで加水が低かったり多かったりするとバランス的にもおかしくなる・・・・。やはり、総合的にみて、旨かったと思う麺には違いないんだけど、意表をつかれた思いが実にいたしますわ・・・。
※麺の感覚:ハーブ感?漂う透明系グリーンな麺が風味豊か!滑りもなかなかで、定番な加水中くらい。クチリと見慣れた感覚。
※麺の形状:中くらいの標準的な太さ、ストレート麺、何と言ってもうす緑色が珍しく、パスタとみまごう風貌
【具も大変な役者なのであります。。。ほんと主張とバランスがとれた一品なのね・・・】
スープと麺でビビってたらあきまへんでぇ〜♪ 具もなかなか考えてます。一番感動的なのは、鶏の胸肉かと思うあたりの柔らかチャーシュー。ホンマに、スープの旨味しか吸っていないかのごとく、淡白であり上品この上なしでして、噛み心地もまるで「化粧パフかい!」と思うくらいです(化粧パフ・・・噛んだ事ないけどな)。そしてバラロール肉の薄切りチャーシューも、明らかな洋風仕立て。炙りのかんじがまたええですやないの!これも何気に麺と巻いて食うと旨しなのです、糸とがらしと、しらがねぎが・・・・一般的に見えてしまうから・・・可哀相・・・。普通やったらごっつエエ扱いされてもいい具なんですが・・・・。で、なんでそんな可哀相なことになったかというと・・・・二種類なんか名まえしらんけど、ハーブが入っとるからなんでしょうな・・・。このハーブの個性も縁の下の力持ち的にええ仕事してますから・・・。どれもこれも・・・ナイスです。
※具のおさらい:鶏胸肉チャーシュー(ブランド鶏らしい)、三元豚ばらロール肉、ハーブ2種類、白髪ネギ、糸とうがらし
総じまして、あーー、これも劇団員のような一杯。または、こちらライブハウスな感じがするので、そこから例えると・・・まさに「ビッグバンド」な一杯ともうせましょう・・・。そうそう!さてこの一杯が少し冷めるとどんなスープの色合いになるのか・・・・。それは・・・・・、透明な黄色に変わります。赤とか青にかわったらオモロいかもしれんけど、それやったら気持ち悪そうやね(笑)。ということで、最初から最後まで、みっちりと楽しませてくれて、しかもおいしい一品なのです。意外と昼間穴場みたいやし・・・機会があれば是非!850円です。六本木価格やけど、中身は充実してると思うけどな・・・。なので詠います。
若い発想
楽しい一杯
お粗末!ということで、合掌!今日も本当にごちそうさまでした。
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