ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン699】 らーめん紬麦 (東京・秋葉原) ラーメン

【讃岐の小麦を100%使用!と聞いて・・・駆けつけました】

 新しい職場に来て、何やら、いろんな委員会にわけも分からず出席させられて・・・・、仕事した気分じゃないのに、気がつかれます。本社には本社なりの苦労があるねんね・・・・と思えど、人ごとじゃないのよね・・・。えい!滅入る気持ちが、今やラー探のエネルギーと化学変化しているのが、今のアタクシです。関東ラー友も、某ブロガーさんも勧めるこの一品!讃岐の小麦100%使用とありまして、これは一回行っとけと自分にムチを打ち訪問させていただきました。「讃岐」=「うどん」という単純発想でっさかい、思わず「うどんライクならー麺」・・・というと、神戸三ノ宮の「北野坂 奥」を連想させます。しかしスープが別系統とあって・・・・一体どんなラーメンなんやと期待が膨らみますわ!今回の秋葉原探検は、あやしいお姉さんやメイドなど無縁な飲屋街方面でして、オッサンとしてのアタクシは、「せんべろ」や「バー」、それに東北地方色豊かな居酒屋などあって、やっぱこっちが合ってると思うのです。そんな雰囲気の雑居ビルの地下1階の一番奥に・・・・ひっそりとお店が存在します・・・。





【東京らしくない・・・、アタクシにとっては懐かしくも感じるそのお出汁】 

 訪問時、先客2名。なんや・・あんまり流行ってないやんと思いきや、そのあと続々の後客5名。にこやかなおばちゃんの対応も気持ち良く、食券渡して静かに待ちます。大抵、塩と醤油が半分半分というオーダー。割と早めに食券渡したのだけど、少し待ったぞ10分少々・・・。おばちゃんが恭しく配膳してくれます。むううう・・・麺顔のチャーシューが印象的。何やら粉でも振りかけた?と思ってみてたら・・・ハンディバーナーであぶった焦げ目なんやね・・・・、などと思いながら、スープの海にレンゲの進水式

 「んんん!どっか懐かしい感じがしまんにゃわ〜♪じんわり甘めエッジングが旨さと感じるやん!」

 ・・・これは一口目で東京のラーメンらしくないなという感じが支配しますね。どっちかというと、先月まで関西にいてたアタクシ好みというしかおまへんやろ!というような・・・・、お出汁感漂うじんわりスープと言えましょう。醤油の色合いや、半濁りな感じが郷愁をそそりますがな〜。

 例えば、その甘さは煮干しとか魚介とか言うはっきりした甘さと感じず、また味醂(オーバーだが)のようなエッジングでもないんだよな・・・・。甘さと言ったけど旨味が濃い甘みというかね・・・・。上手く言えませんが素材の甘みが上手いこと出ている感覚で、それの滋味具合が・・・・「お出汁」と感じるのです。それに・・・魚介は言っとると思うけど・・・・動物系も結構バランス良く多めに支配している感じがします。鶏清湯と豚エキス(骨随を出さない風)が混じり合ったような動物感・・・。では濃いのか?といえば、昆布や椎茸も向こう側に見えるかんじがするねん・・・・。この甘さの正体・・・・どんこ(椎茸)やろか・・・。不明です。

 最後の後口がまたええね・・・・。支配された甘さが残るのだけど、なぜか最後の最後にちょっぴり・・・・酸味さえ感じるそのほんわかなニュアンス・・・・。甘さの向こう側を覗いたような気分です。

 ※味のグラデーション:鶏清湯系+豚コク>甘み(魚介?椎茸?節?)>醤油成分>いつもの魚介成分>その他 
  もし・・・これを大阪で食ったらどう思うだろう・・・・。東京でこそ咲く花か? しかし旨いと正直に思う・・・。



【これが・・・小麦本来の表現する姿!いわば・・・小麦100%の「デフォルト麺」と申せましょう!】

 配膳までに時間が少しかかったのは、この中太麺だからでしょうね。なかなか存在感ある太さとストレート感です。存在感だけやったら、大阪高井田系醤油らーめんを引き合いにだしてもエエくらいですわ。しかしその高井田系とに違いは、はっきりした角麺風なところかな・・・・。などと考えながらひとすすり!そして咀嚼を始めるのですが・・・

 「うどん風モチモチ予想をうまいこと外しまんな!確かにラーメン!されど・・・その風合いが素朴!」

 ・・・と申せましょう!その感覚はというと、表面滑り良さそうなんやけど、「ぬめり」が微妙に一枚まとわっているような肌ざわりでんねん・・・。それでいて良く言う「クッシリ」という抵抗感ありながらの歯切れの良さを・・・・・あえて半分外したようなそのニュアンス・・。クッシリ手前なんで「もっつり」と表現させていただきましょう! 化学調味料なしを主張している店は多くなりましたが、なにやら麺の素材まで100%にこだわり、素材そのものの持つ反発感やら風味感やらを演出したらしいその麺・・・・。過ぎる演出を嫌い、タピオカ粉などのモチモチ演出は無縁とのことです。ゆえに・・・・・「これが小麦100%のデフォルトなんやで!」と逆にさとされているような気分にもなりますわな・・・・。主張の仕方っていろいろあるとつくづく感じる!

 「進化させようとしたら・・・原点回帰になった・・・・」

 そんな一周回った面白さもかんじさせますんで、これは、秋葉原で大きなめっけもんをしたと、大満足な一日の締めくくりとなりましたわ!

 ※麺の感覚:加水は明らかに中、表面一枚ぬめりあり、中心部がありそうでなし。全体的に潰しが効いているようでそれほど。
 ※麺の形状:中太ストレートで自然な風合いの黄色、角麺なのにあまり角っぽくなく感じる・・・。
  今日もぐだぐだ書いたけど・・・・旨いと思う・・・。



【文句なしのチャーシューですわな・・・・】

 もう具の話となれば、チャーシューがすべてと申せましょう!この大きなもも肉一枚切り厚めなチャーシューは、薄味のようでしっかり脂旨味も適度に滲んで、ほぐれるように柔らかい一品です。それに軽くハンドバーナーで炙ったところがまた・・・・それとなく旨そうに感じますし!デフォルトでこの量なら満足!ですが750円ということを鑑みると・・・・普通かそれ・・・とも思える・・・・。

 ほうれん草は、アタクシは好きな具材ですが、今回はあまり色気をかんじませんでした。ほうれん草は、簡単のようだけど実は難しいトッピング具材なのかもしれませんね・・・・。ネギは、白髪と小口切りの二種類もあったのか・・・・。そしてメンマ・・・・の記憶は薄いな・・・・。

 ※具のおさらい:でかでかチャーシュー(もも)、ほうれん草水煮、メンマ、ネギ(白髪&小口切り)




 総じまして、なんで秋葉原にあるのかが不思議なラーメンです。東京らしくない一品なのですが、サブカルの殿堂的なこの土地になぜあるのかとね・・・・。しかしながら、どんな街にも二面性があるもんで、こういうのも受け入れる土壌があるのだとも思えます。有名な立ち飲み屋や、せんべろも点在するこの街、秋葉原。いろんな世代が楽しめる・・・・まさにダイバーシティな街なのですね!まさに、いろんな生き方があるのだなと、先ほど食べた一杯と、街並みと、行き交う人と自分を見つめ・・・今日も総武線へ乗り込み帰宅します。明日は明日の風が吹くと思って、仕事もラーメンも精一杯楽しみますわ! なので詠います。

 オヤジやら
 メイドも集まり
 サブカル

 異文化紬麦(つむぎ)
 ここ秋葉原

お粗末!ということで、合掌!今日も本当にごちそうさまでした。




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