ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3617】 麺や 魁星 (横浜・関内) コク塩 〜濃密の中にも洒落っ気感じるハイセンス!幾多の旨みエキス凝縮極まる鶏塩白湯麺!

春雨抜ける温かさが沁みる・・・・港町昼飯
 ひと雨ごとに春を足音を感じますな・・・。世間ではウキウキ気分の春なんでしょうが、仕事のことを思うと、春はもっとゆっくりやってくれば良いのに・・・と感じるオレ。加えて花粉症もあって鼻ズマリと頭痛の季節でもあります。そんな感じで春雨がパラパラと降る朝は、花粉が舞い散らず個人的には好都合。ちょっと昼飯も寄り道気分で、横浜から2駅逆戻りしてしまいました。今回はそんな関内周辺でのラーメン活動開始。
 

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 実はほぼ「ノ貫」へ向かう気分で京浜東北線を移動してたんですが、ラーメンアプリで場所を再確認すると、かねてからブックマークしてた新店が、ノ貫近くにあることを急に見つけてしまいました。ほぼ同じ方角ですこし近い。空いてる方に行ってしまおうか?。そんなズルイ考えで、ノ貫には店前待ち客が遠くから確認してしまった流れから、引き返して向かったのがこちら「麺や 魁星」さんです。
 

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 横浜はいいよねぇ〜!散歩も気持ち良い。神戸転勤から関東に戻ってきた当初、住みたい街だったんだよねー。山に囲まれた場所で産まれて育つと、なんだかとても海へのあこがれが強く、海風なんか最高じゃん!と思ってしまう。ところが神戸の感覚で物件を探し始めると、あまりにも物件の相場の違いにタジタジ。一応金額条件に見合うのもあったんだが、海が全く感じられない横浜市だったっけ。だったら・・・ということで、一気に通勤と学校の都合で中央線界隈に決めた顛末でした。ところがあれから会社変わって神奈川県に務めるとは思わなかったけどね。人生って本当に分からない。
 
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<全体&スープ> 鶏塩が凝縮して鶏白湯にかなり近寄った感覚!
  
 なので横浜港町の雰囲気でラーメン活動が好きさ。ところでこのお店「かいせい」じゃなく「さきがけぼし」って読むのね。電話口でそう話してたのを耳にしました。ここで何食おうかすごく迷ってしまう。通常初訪問なら特製醤油で決まりなんだが、メニュー書きが「塩・醤油」の順番。また「コク塩」という20食限定なんてのもあって塩推しな雰囲気。だったら特製塩に切り替えか?などと思うとワンタンもあるよ。通常限定なんてスルーするんだが、期間じゃなく数量限定で、レギュラー限定らしいということならと・・・・ようやく決めたのがこちら「コク塩」です。混んでないタイミングでよかったわ・・・・。それはこんな麺顔で運ばれて参りました。
 

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 おおお!写真で見るよりはずっと濃ゆさに迫力がありそうな気分!。なんだか煮詰まった感覚さえ感じる白濁感・・・そこには鶏白湯の面影すら感じる!。しかし土地柄か鶏油の色気もしっかり入り込み、チャーシュー以外のトッピングの彩から少し洋風なニュアンスすら感じさせるじゃないか!。コク塩という男性的な名称とは一転した上品さ。すこし女性的なニュアンスすら感じる濃密さ。
 

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 これはどんな味だ!?興味が凄く先行してレンゲで一口慌ててすすり上げますと、それは「コク塩」という名称から意識に刷り込まれた「濃い塩味系」を連想する。確かに塩気はやや濃ゆいめ。塩っぱい部分はなく、鶏ガラや丸鶏の旨味が沁み込んでカバーしている味風景です。この時点では【濃ゆい鶏塩麺】というイメージだった。しかし味わい続けるとコラーゲン感も滲んでいるのが分かる。見た目の通り、やや鶏白湯に近い部分もあり、例えばボンジリとかモミジなどの脂感もありなむ。【マイルドな鶏白湯麺】と言う見方も少しかすめてくる。
 

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<薬味> さらに鶏油!トリュフオイルの芳醇さそして・・・滋味溶ける貝出汁!!
 
 鶏白湯感覚にさせるのには一つ理由があってそれが「鶏油」。これは土地柄というべきか、神奈川淡麗系でわりと色気あるこってり系の味には、これが深く投入されているのがイメージ。横浜家系でもそうだね。この鶏油のまるでバターのような分厚い旨みには、じつにメロメロな気分にさせますよ・・・。ただこれだけで終わらないから実に面白い。
 

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 鶏油に溶けているのか割っているのか?。トリュフオイルの風味がとても色濃い。花粉症で前半鼻ズマリだったからか途中から気が付いたんだが、最初に気が付いても良さそうなほど色っぽい上品さがありなむ。これが入るとかなり鶏白湯から鶏塩へ意識が傾斜を始めますな・・・。個人的には塩系と腹を決めたのは「貝出汁」の存在。動物系で華やか一色で終ることなく、着実に滋味なる深さでグリットしてくるのが貝出汁。塩気に結びついて和出汁の方向へ引き込む味わいの一つです。うわーーーこの出汁スゲーぞ。いろんなこと感じ発見させてれるー。それにまだ語り切れない!表現できないのが、ドライトマト?の薬味。これは見栄えは分かるが味の中では、キャラクターいろいろ濃すぎて個人的には感じ取れなかったりするー。
 
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<麺> 角太輪郭が鋭いストレート多加水麺!汁を纏ったハードなモッチリさに滑らかさ映える!
 
 スープがこれだけエキス感が芳醇で個性の凝縮だと、受け止める麺が不安と思いきや・・・見た途端に安心さを覚えるフォルム。それは「太さ」。汁系の中でも淡麗系と分類される中では、最強の部類かもしれません。多加水感は見て取れますが、微妙に細かい斑点があるのでこれは全粒を少し配合しているのかも。茹で上げも実にほどよくモッチリさにハードなイメージを残します。ヌッチリした歯応えと呼ぶべきか。さらに「形」も面白い。太いど「キッパリした角麺」で、つけ麺でも通用しそうなフォルム。ストレートさも美しく決まっているので、全体的にスタイリッシュ。
 

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 このやや太くてキッパリした角麺が、実に見た目に反してしなやか。汁を吸い込んでいるものと思いますが、麺のまとまりもよろしく、若干持ち上げも期待!?。このキッパリさと微妙な斑点は、うんちくを見るとすぐに腑に落ちました。ライ麦粉とデュラムセモリナ粉を配合しているそうな!。なるほどなるど・・・・。強力粉の中でも超ハードなデュラムセモリナ系。自宅で手打ちパスタしたら疲労困憊したのでハードさが分かる。そして風味はライ麦でしたか・・・・とても勉強になる。
 

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 とても特徴のある麺だったので、これは汁系以外も食いたくなる。つけ麺は未提供。となると・・・月例限定麺を狙うしかないのか。その前に、デフォルトの塩と醤油でどんな風合いかを確かめる必要があるね。うーん・・・この店1回訪問ではもったいないのが良く分かる。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> ネオ中華王道の低温調理の豚肩ロース&鶏胸肉!ドライトマトは薬味なのか?
 
 考えながら食うと頭が疲れるねぇー・・・記憶力が落ちている部分はあしあからず。ただ例にもれず現代ネオ中華系を代表する低温調理系の2種肉です。まずは豚。肩ロースとは言ったが、脂身のサシがわりと控えめで、それがむしろ淡泊な味わいで良い。汁が濃厚だから逆にバランスが取れておりました。実はモモ肉でしたなんてオチだったらあしからず。これは、フカフカで柔らかい肉ですが、少しだけスープに浸して温めて食う方がオレは好きです。ピンクの色が変わらない程度にね・・・。
 

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 ピンクと言えば鶏肉もまた中央部分がほんのりと桜色部分が残るけど、汁に浸せば消えてしまいました。これも淡泊な旨さとふかふか柔らかな歯応えの代表格。何度も拙ブログで耳たぶのごとしと例えて来たとおりの気持ちよさ。実はこちらのお店、夜は肉をアテに酒を飲むのも行けそうな雰囲気。そっちメインなのかもしれず、鴨肉なんてのも常備しているようだった。因みにこの月の限定麺は鴨のラーメンだったが・・・それとも迷ったんだがねぇー。
 

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総じまして「濃密の中にも洒落っ気感じるハイセンス!幾多の旨みエキス凝縮極まる鶏塩白湯麺!」
 
 ・・・と言う感覚。さすが横浜も中心地ともなればセンス飛びぬけた店が何気にあるね。フラッと入ってすごい完成度に驚いた今回の探訪。やっぱ横浜スゲー・・・ちょっとこの春は本腰入れたくなってきました。こちらはまた来て次はデフォを頂きます。そんな誓いと共に、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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