【朝ラー、結構気に入っているんです！七彩】
毎朝、小学校一年生の息子と最寄の駅まで一緒にバスで通っております。アタクシとしては、このバス通勤がなんとなく気持ちのほぐれる時間帯なのです。あと少し成長したら、親と一緒にいるのを友達に見つかると恥ずかしく思うようになるだろうな・・・。今だけか・・・。そういうしか味わえない幸福感なんですが、朝に弱い息子のため、スタートにいつもグズグズしてしまい・・・目標の時間にたどりつけません。その割を食うのがいつもアタクシでして、いつも会社に着くころは、バタバタとしながらオフィスに駆け込みます。ＪＲ改札でSUICAと間違って社員証を当てたりして・・・・人に迷惑をかけたりなんかしてね・・・。そんな習慣の中で、たまに順調に目標通りに行くと、乗り換えの東京駅で時間ができるわけです。そういうときは・・・・ここ「麺や七彩」で朝ラーを食うのが好きです。もう一軒ある「つけ麺有名店」でもええねんけど・・・・個人的には、ここの醤油が合うのだな！もう一度レビをしたい気分なのです。
【柔らかくもあり、ピッチリとしていてもあり、さっぱり甘酢な・・・・醤油がナイス！】
まず、必ず余裕で座れるというのがええねん！東京のど真ん中！にあっても、八重洲のサラリーマンは、朝にラーメン食おうという方は、まだまだ少ないのであります。朝からつけ麺というのがまた・・・・気合が入りますよね！この朝メニューの中では、これが一番お気に入りなんです。カウンターで待っている間に、新聞広げて読めるなんて・・・スタバよりもリッチな気分でっせ。客数少ないので、１０分もかからずつけ麺が配膳されます。
「濃厚そうでさっぱりした醤油が素敵！色気ありやん！夜でも食いたいわい！」
このつけダレが、なかなかと思うのです。まず動物系ですっきりした清湯コクが支配するその味わいが、やさしいです。しかし、良く見ると表面には荒めな背脂がちょびちょびと浮いとりますがな・・・。しかし、ギトギトすることなく、コク増し程度の落ち着きがナイスな仕事です。そこに、「ぴっちり！」とした醤油コク成分も確かに広がります！醤油つけ麺なんやさかいあたりまえですけど、エッジングが素敵！どんどん麺も食わずに汁をすすり上げたくなります。このエッジングは、少しばかりのタカノツメ・・・・そして、甘酢のコクが、それを演出しているのかと推測するのですが・・・。脂の甘みと醤油の塩分、そして・・・・・わずかな甘酢の酸味がバランスよく効いていて、これを朝だけにとどめておくのはもったいないとすら感じますわ・・・。
「お好みで、粉かつおと、甘酢をお使いください！・・・・・アドバイスに従うべき！」
・・・・・とテーブルセットとは別にまた配膳されるツール群！悩んだ挙句・・・・甘酢を１秒ほど垂らす・・・・・・。すると当然ながら、酸味が前にでてきてより全体的にパワフルに変貌するやおまへんか！しかも、ただ単に酸っぱい度合いが強くなるのではなく・・・・・、「よりパワフルになり、より・・・まろやかになる！」という印象がええですよ！これは、スタフのアドバイスに従わんと損でっせ！
※味のグラデーション：豚鶏系清湯コク＞醤油成分の塩味＞タカノツメ系の辛味＞甘酢のまろやかさ＞具のチャーシューたれ味
【見た目の・・・「ぴろぴろ」だけで、惚れてまうやろー！】
以前少し語った、アタクシの個人的エコヒイキポイント（注）が２つも入っています。 「平打ち」と「ハンドメイド感」の２つです。これだけでもう合格麺なんですわー・・・。単純な男でっしゃろ？（笑）。とはいえ、実に朝にちょろっと食うとしては、高品質な麺といわざるをえませんな・・・・。
「見た目のぴろぴろ〜♪ 食してもっつり♪ 滑り方がちゅるりん♪ 朝から賑やかな麺！」
・・・とそう思いまんな・・・。だって朝の気だるい出勤風景のなか、この麺の輝き方がまさに、アタクシにとっては天使なのですわ！独特な平打ち麺は、その風貌でハンドメイド感を通り越したようなエキストリーム性をかんじさせます。それでもって、全体的にはもっちり麺。すべりはなかなか良く、すすり上げるときに、麺が踊るようにすら覚えます。噛み応えも、「ぬちりぃ〜」と段階的な圧も感じますし・・・中々です。また・・・・こういう麺の姿は、つけダレの中にあっても、旨そうに泳ぎまんな！見た目が最初は素朴と思ったけど、ちょと粋な和風モダンという感じもしまんねけど・・・。
（注）エコヒイキポイント
１）平打ち、２）ハンドメイド感、３）全粒粉入り、４）低加水、５）アルデンテ茹上げ感
※麺の感覚：加水中のど真ん中、もちっとした感覚とクチリ感覚が半々、歯切れよく、舌触りもあるよなないよな不思議。
※麺の形状：平打ちふと麺、波打ちなウェイビー麺、健康的な黄色発色で、麺量ほどほど１８０ｇ程度？？
【具のパンチを抑えたところが・・・・朝つけ麺なかんじね・・・】
そう特徴的な具がないところが、朝らーたるところですな・・・・・。たしかに、晩飯でこれだけやったら、少しさびしい気分にもなりますがね・・・・。朝だから許せるこの脚色です。でも、つけダレも麺も華やかゆえに、さびしさがそう気にならないというのが本音。いやはや・・・・シンプルにして華やか！なかなか、ええ演出やないの！と思いつきますがいかが？？ 具のチャーシューは見事な短冊切りで、麺のハンドメイド感とのあまりにもコントラストなキッチリしすぎた感じが特徴的・・・。それでも旨いから文句無いけどな・・・。あと、水菜は、個人的には完全な単なる色あえな存在感。味わいが全体に影響を及ぼすことないけど、たまに違った歯ごたえがあってもええわな・・・という程度感かな・・・。
※具のおさらい：短冊チャーシュー（正方形切り口）、水菜、背脂粗め、ネギ小口切り、以上
【スープ割り・・・忘れちゃもったいないっすよ！】
つけダレの原液でもゴクゴクと飲み干せてしまいますが、やはりここはスープ割りをお願いしたいところですよね。あの・・・喜多方らーめん（醤油）の風合いを少し垣間見えることができますから・・。魚介の薄味出汁が加わりますが、煮干しというか、やわらかい甘みの風合いがぐぐっと出て参りますから、出来れば時間とお腹が許すなら、試していただきたいなと思います。殆どスープ割りをお願いしないでお帰りになるのでもったいないなと・・・。
総じまして、マイ・朝らーベースが最近出来て、ちょいと通勤が楽しくなっている次第！こうやって少しづつ、東京で居場所を確立していけたらな・・・・と思う次第です。それに、この日は・・・・朝９時から５つの会議をぶっ通しで午後６時までこなしたのですが、そのエネルギーは、まぎれもなく朝らーのテンションアップがもたらした効果でしょう！ということで、めげそうな朝は、こいつを食う目的で頑張っていけそうな予感がしております。なので詠います。
朝つけで
憂鬱気分を
一掃し
エナジー充実
リポＤ以上
お粗末！ということで、合掌！今日も本当にごちそうさまでした。
