ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン696】 福の神食堂 (東京・秋葉原) 味玉中華そば

【さすがです・・・本場のメイドは迫力が違うのですな・・・】

 ハッキリ言って名前がぐぐぐーっと興味をそそります。今週はちょっと仕事が立て込んでおりますんでね、験を担ぎたい気持ちでこちら「福の神食堂」さんに突撃です。しかし、駅を降りてから・・・・そういう訪問理由がすっかりぶっ飛んでしまうこのドキドキ感!理由はメイドさんです。初めて東京に出て来て生で見ましたわ!これは・・・・迫力が違うわい!ちゅーてもアタクシ別に、大阪日本橋でハマってたクチでもなんでもなく、ただ単に・・・表現に苦しむ色気を感じて頭がパニックしているだけですが・・・。スーツ姿ですから声をかけてこなかったのか、単におっさんだから、声をかけてこなかったのか不明ですが、曲がり角毎にたむろするそのお嬢さん方をまともに直視するのも恥ずかしいのであります。
 で・・・・そういった色気を振り払ったとたん暗がりに突入し、ぼんやりと明るい場所が・・・こちらのお店。いかにも秋葉原で買い物したおじさんとか、アニメ関係の集団学生などが主な客層です。先客1名、後客5名。ここでようやく当初目的を思い出し、「食堂の中華そば」食いたい気分でボタンを推すのでありますわ・・・・。あーー、メイドに食欲を吸い取られたか・・・・大盛り辞めて並でええわ・・・・。
 



【食堂とは言え、なかなか古風なビジュアルの中に・・・「最近のラーメン」をかんじまんな・・・】

 別に、栄町ミルクホールみたいな「昭和の食堂」みたいな古風ではありません。普通のラーメン屋さんでして、なかなか「的確な風貌」な中華そばを提供してくれます。奇をてらったところが一切なく、質実とした真面目さを十分に感じます。なんだけど・・・・「やっぱり最近のラーメン」と感じさせる初々しさを感じますね(実際いつ創業が分からんと言ってる無責任さはご容赦を・・)。まぁ、器が新しかったりするとそう感じたりするものなのかもしれませんが・・・・・。しかしながら、表面をコーテリングしたような油の薄層は、少しキラキラしていて旨そう!だから昭和のラーメンとは違うと感じるポイントなのかもしれません・・・。では実際、食して見ると面白いことに・・・・・

 「醤油味の中華そば食ってるのに・・・・塩そばを連想してしまう・・・・・」

 ・・・・という印象が広がるのです。確かに塩そばも別メニューで存在していて、塩にこだわっているのは良くわかり、中華そばにも応用しているのは理解するのです。しかし、旨味の主軸が「旨塩」なのでして、店内POPを眺めてみると、もはや見慣れてしまったが、「モンゴル」とか「ヒマラヤ」とかの文字が踊る・・・。なるほど・・・と思って食べ進めるとまた二口目から印象ががらりと変わる・・・・。

 「柔らか塩分と思ってたのは、節系の風合いやったんか!華やかさが素敵やん!」

 ・・・・と今度は節系のアミノ酸を豊に感じてしまうのです。あーーーホンマ節操ない男や、あれもこれも旨い旨いと言うとるだけやがな・・・・。さりとてこれが正直なところ。と思ってまた食し進めると、じんわり動物系も感じる次第でして・・・・、あの最初に感じた透明な油の膜は、魚系油だったと思いきや自信がゆらいできます・・・。結構じんわりと鶏がら系??の清湯も感じるんですもん!全体としては、とても淡い系で滋味深いスープでして、ガツガツ食っても良しですが、粋にすすっていただきたい関東の中華そばでございます。アタクシは、この薄めの醤油ブラウンを眺めて・・・・あっさりとか、スッキリとか単純に分類したくない衝動にかかれますわ・・・・。

 ※味のグラデーション:柔らかい塩の複雑系>節系の華やかな香り>鶏ガラ?のような清湯動物旨味>醤油コク(うすくち)>その他



【東京で中華そばと言えば・・・細麺でしょ!イメージ通りでナイス!】

 東京の中華そばやったら、これくらい細い麺がええなぁ〜と、想像してた通りの麺でビビります。割と角が立ったストレート麺でして、中心部にアルデンテ感をのこさず、「クチリ!」と短いタイミングで歯切れるタイプです。加水は中程度。滑りももうバランスよく、過ぎた抵抗も滑りもありません。かと言ってモチモチ麺のように、引っ張ると伸びるような弾力を示すタイプでもなく、品質も香る麺だと正直思いますよ!
 このタイプでいうと・・・・大至の麺もええのやけど、ちょっと違うのだよな・・・・。なので・・・・

 「こんどはつけ麺でこのストレート麺を食したいな!」

 ・・・と正直思う。食べ比べにはそこそこ近いので、腹ごなしにはいいかもね・・・。この辺りは、また後日機会を見つけてトライするとしますかね・・・。(他店と比較して優劣するのじゃなく、違いを楽しむという意味なので、あしからずです)

 ※麺の感覚:細麺ならではのクチリ感の輪唱、駒が揃ったの如き整然さ気持ちいい、滑りと抵抗感がバランスよく、スープ持ち上げナイス!
 ※麺の形状:角が立った細麺ストレート、加水が中程度、白さが際立つ黄色・・・というか淡いスープによく映える黄色



【汁を吸い込むスポンジのような・・・・・】

 ・・・チャーシューです。ちょっとオーバーだけどね(笑)。適度な大きさ2枚もあり、脂肪少ない部分がまたスカスカとしていそうで、実は肉味がしっかりしているだけでなく、スープを上手い具合に吸収しとるやんけ!とうなずく旨さでっせ!家系の肉みたいに野趣があふれることもあまりなく、整然としたところが、この一杯のスタンスをよく踏まえていますな・・・。肉は満足でございました。一方、海苔とメンマは、悪くはないけど、絶品!という程でもなく、一定の品質で・・・やっぱり旨い部類。ネギはそれ相応としても、味玉は、醤油ダレに漬け込んだというより、「塩ダレつけこみ味玉」だな・・・と思わせる出来具合です。

 「なんや・・・・ゆで卵やん・・・・」=>いや、違うと思うのだけど・・・

 サイズ感覚はM玉で、白いままやけど、下味がついとるような旨さがしっかりとしとるがな!また、三重層の黄身がナイスかも。「固ゆで部分」と「ゲル状部分」と「ジェル状部分」を含んでいるような仕上がりな黄身・・・・。実は、ナイスかもしれん。

 ※具のおさらい:ロース?部分のチャーシュー2枚、海苔、味玉子(Mサイズ)、ネギ、メンマ




 総じまして、秋葉原を分断して・・・東に「青島食堂」、西に「福の神食堂」といった配陣で、同じ醤油ラーメンでも極端な世界が展開されたというイメージを個人的に思っています。秋葉原を中心にラーメンマップを展開しようという発想は無かったので、自分なりには収穫の一杯です。今、改めて秋葉原周辺のラーメンを眺めて見ると・・・凄いことになっているんやね! 神田とお茶の水に目を奪われて見逃していたと、今すごく悔やんでいるのです。ということで、近いうちに、関東のラー友をさそって秋葉原で遊ぼうと思っています。別にメイド喫茶へ行くわけでもなく、「ラーメン食べて」「せんべろ・・して」「歌って」「寝る」という・・・・全く頭を使わない企画!まるで中学生にもどった気分でね!なので詠います。



 わいがやと
 人種集まる
 あきはばら

 気もそぞろなり
 福の神まで



お粗末!ということで、合掌!今日も本当にごちそうさまでした。








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