ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3713】 百笑食堂 いしかわや (東京・国領) 焼豚塩中華そば 〜明るさと美しさに崇高感すら覚える春爛漫な肉塩中華そば!

10連休!最後に落ち着く質実な一杯で締め!
 10連休もこれで最後という日。風邪引きで微熱が下がらん。身体も比較的だるく、立ちっぱなしで電車に揺られるのもちと辛い。近場でラーメン済まそう!ならと嫁さん誘ってみたけど、学校のPTAフレンドと食事約束してるとのこと(予めオレに伝えてたらしいが忘れてて、墓穴掘りました)。やれやれだぜ・・・・。
 

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 向かったのがクルマで近場の「くじら食堂@東小金井」。しかし辟易するほどすごい行列。・・・まあある程度予測はしてたが、「宝華」か「平右右衛門」が近くにあるさと向かってみたら、両方とも臨時っぽい休業!。嗚呼ここでも、やれやれだぜ・・・・。
 
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 でもって今更ハイランキング店に向かってすんなり食えるとも思えず、素直に南下して「熊王@国領」へ。4名の外待ち状態なら、まぁいいかと連結。しかし4ていう数字は不吉だぜ!。・・・いきなり雲行きが怪しくなり、ポツポツと雨が降り出してきた!。嗚呼、風邪引きに雨は辛すぎる。嗚呼また、やれやれだぜ・・・。
 

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 マジな話、そんな流れでこちら「百笑食堂 いしかわや」さんへ。我ながら機転が利いたなと思うのは、ここは旨い上に、店前には屋根付きのコリドールがあるので、嵐でも平気。次回から、こんな感じで迷ったら、素直にまっすぐ百笑食堂に来ようかと考え始めています。今日も「NO MUSIC, NO RAMEN」なるシャツで厨房内から明るく接客。これ売ってくれんかなと素直に思うけど、これ着てラーメン屋に並ぶと関係者か、サボった店員にしか見えないかな。
 

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<全体&スープ> 程よい塩気は軽い煮干の甘みにピッチリ響く節系のたゆとい旨味!ベースの鶏ガラに粗さなく、まさに崇高塩味!
 
 麺釜には手慣れたお兄さんがしっかり控えておられましたが、今回は若い女性がメインなポジション。おお!これは思わず応援気分です。別に違和感なく慣れた手際だったので応援も必要ないほどでしたが(笑)。きっと令和のラーメンシーンはこんな女性進出が間違いなくフツーになるのでは?。平成はラーメン女子が当たり前に。令和は女子ラーメン(屋)が当たり前になるのでしょう。そんな頼もしさを感じて、直接女子から配膳されたのが、この麺顔でした・・・。
 

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 おおお!絵になる麺顔もまさに付加価値だね!柴崎亭譲りの麺の美しき巻き巻きスタイルもさることながら、チャシューがトランプのようにズレて並んで尻尾は巻き巻き!。透明度高いスープも垂れこめ、空と海と大地を感じさせるじゃないか!。そして言わずもがな・・・どこを切り取っても質感の高さがビシビシと伝わってくる!。
 

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 思えばこちらのお店のデフォルト状態での塩スープは初体験。風邪気味な舌だが神経を少し尖らせて味わうと、魚介系と動物系の見事な一体感!そして高まる鬩ぎ合いを感じる味わいです。ベースの鶏清湯と、魚介系タレの二重奏。まるでダブルスープかのように味わいが映える!。まず最初に感じられるのが仄かな魚介。最初はすごく節系のエキス感が高いと思って、それが塩気と結びつくものだから「塩中華!」って言う主張すら感じる味風景。
 

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 そしてだんだんと舌が慣れてくると、他の味がじわじわと感じる余裕も出てきます。節系と思い込んでた魚介旨味の中には甘みも感じられて、その落ち着き加減から煮干と察します。片口のような苦味と香ばしさがとても低い為に、白身魚系かうるめの類かと邪推しますが、スッキリした魚介イメージがずっと続く。そして後味に塩気を感じ、さらにその先はほんの微かな酸味すら覚えます。白醤油??と勘ぐったけど、それはないか・・・。ともあれ意外と魚介のイメージが先行するのは意外でした。これも風邪ひき最中の馬鹿舌ゆえのことか??。
 

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 しかし中盤からは確実に動物系の腹持ちの良さそうなエキス感が表に感じられれます。香味油かと思ったのですが、とても穏やかな鶏ガラ系のスープが広がります。鶏油の色気は抑えめで滋味深いところを追求か?。サラサラに覚える滑らかさで、コラーゲン感覚は低めですが旨味は十分。次第に舌が敏感になってきて、純鶏でもなさそうなイメージがもたげてきます。脂身多めの焼豚がどどん!と投入されているから、そのエキスでも溶け出したかのよう・・・優しい豚の印象も少し感じたか感じてないか・・・?
 

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 意外だったのが、麺の風合いがもっと溶け出して甘みを誘うかと想像したが、最後までキッパリとした塩出汁感をキープ。そのくせ薬味の貝割れ菜が、ふわっと青みを寄せて微かな清涼感を誘います。そうか・・・麺顔が妙にスッキリしてクールと思ったのは、薬味ネギの刻みがなかった為か!。ネギの風合いが汁に溶けていないのも独特な清涼感があった証ですな。
 
 

 

 
 
<麺> 田村製麺:柴崎亭譲りの美しきローリング!アルデンテ意識か風味よく芯の柔らかさすらあり!塩出汁に寄り添う小麦風味も楽しい!
 
 この麺のパラレルの美しさと規律正しいローリング。平ザルのなせる技ですね。長い菜箸をこうやって使うのかととても勉強になります。茹で上げ引き上げの麺の塊の中心に箸をあて、引き上げると麺が揃う。あとは平ザルと箸を丼に流し込みながらロールを作り、最後に箸を抜く。今度自宅で、夏の冷やしパスタで試してみようかしら(笑)。
 

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 とても色白なストレート麺。健康そうな地肌は決めの細かい漆喰のようなツルツル感。見栄えから加水の低さを伝えます。歯ごたえはパツパツとまでは行かない程度の加水の低さと密度感。それでいて緩くともしっかりとした芯を感じさせ、前歯で千切るたびに粉の風味を感じさせます。やがて汁吸い込んでしまうだろうと思ったけど、オレが食うスピードが早いためか、最後までじんわりとした芯の風味がキープ。これは気に入った!。
 

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 今回も思ったのだが、こちら「麺倍盛 200円」という設定。半盛でもいいからそれを大盛りと表して100円でやってくれんかということ。個人的には替え玉の方がいいかと思うけど、ハーフ玉の替え玉ってのも他店でやってくれるところあるけど・・・ちょっと違和感あるかな?。なのでここではトッピング増したり、今回の肉増しになってしまうのか、オレ・・・。
 

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<チャーシュー> 高級オードブルかと思える肉旨味の濃ゆさよ!大判肉厚が4枚の大奉仕品!
 
 盛り付けも美しいが、肉自体も実に美しい!。赤身のピンクと、乳白色の脂身のバランスがとても良い肩ロース肉。これには一部筋があるはずんだんが、見事に排除?。そしてどこから歯を入れても優しく千切れるようになっています。今をときめく低温調理の傑作、半レアチャーシュー。これが大判で4枚も入っているから確実に嬉しい(少しミドルサイズのも紛れていたから、正確には5枚??)。
 

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 割としっかりとした薄味(矛盾した表現?)。薄い旨味が集まってしっかり深まるといったところ??。半レアなのに熟成かと思うほどに肉旨味の風合いが頼しかったです。だからとても高級に思えてしまいました。食っても食っても肉がある幸せよ!。一番最後の一枚は、少し湯だってしまった色合いになってしまったけど、それでも汁を吸い込んでいたから、それはそれで良しだね。カップルで訪問して、一人は焼豚追加して、あとはシェアするとよろしかろうですな。一度この店は嫁さん連れてこようと思ってます。この肉は彼女も褒めてくれるはず。
 

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<具材> メンマ侮るべからず!
 
 短く。小ぶりな材木状ですが、メンマが快感!。たまたまなのか繊維質の細かさが素晴らしく、噛みちぎっても一つの個体のようにブチブチと切れる感覚がなし!。そしてちょうど味の浸透もよく、塩スープを邪魔しない。冷酒にはぴったりですね。
 

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総じまして「明るさと美しさに崇高感すら覚える春爛漫な肉塩中華そば!」
 
 ・・・と言う感想。結局こういう一杯に戻ってしまうのか、食ってて心が喜ぶ。嗚呼、長い連休もこれで最後で締めくくりの一杯。相応しい質感だったと満足です。後半風邪の微熱で苦しんで、予定していた遠征活動もできなかったけど、地元周辺で普段行けてない店をフォローできたし、近場の有力な新店舗も訪問できたし!。これでまた仕事が始まり夏休みまで気が抜けませんね。引き続き令和のラーメンを探訪してゆきたいと思います。そんな決意をしつつ、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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