ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン694】 麺匠 ヒムロク (東京・田無) つけそば並+海苔増し

【土日の自由時間に昼だけ営業店を突撃じゃー!】

 ほんま、西武線なんて初めて乗りましたがな・・・。ほんまこのエリアは地縁が全くないのでして、多分近くにありて遠くに思うもの・・・・と感じておりました。急遽、週末の昼だけの自由時間をいただきまして(完全に嫁の尻に敷かれとる(汗))、もうこのエリアを今行っとかんとあかんでしょ!ということで、あれこれと迷ったあげく、評判と各種ランキングと某SNS平均点などを公平に鑑み、こちらを訪問いたしました。なんかややこしい・・・ムタヒロとヒムロク。何の関係も無いようでっけど、最近立て続けに似たような名前の店訪問になりましたな・・・。

 「この行列を・・・・ご店主一人でさばくのか・・・・けだるくなる気持ち分かる気がする」

 カウンター7席しかなく、一巡目を確保することが重要だと感じました。だって、調理と洗いの役回り全部一人でやってらっしゃいますからね〜。なので、一巡目5番目ゲットな幸運なアタクシでしたが、食券渡しては配膳がすべて完了するのは、23分程度かかりました。でもこれは仕方なしということだと・・・・。休日は時間に縛られないので、こういうところも良かったのかもね・・。



三河製麺所の麺箱がほこらしげ・・・・、粋な全粒粉麺が隅かえらのぞいて旨そう!】

 先に麺から配膳されますのでこの順番でレビューします。確か麺箱には、三河製麺所の文字があったもよう。そこから見た目でハードタッチそのものと思われる重厚感たっぷりの極太麺がのぞきます。お!全粒粉かい!なかなか・・細かい成分が練り込まれた風合いが風流かつ、香ばしさすら見栄えだけでかんじさせますやん!これは期待と・・・ハードルあがりまくり〜!

 でもって、どどんと配膳されたお姿!今回は海苔まし(100円)追加をお願いしましたが、意外と白めな地肌がとても印象的です。それに反して殻の風合いもハッキリとコントラストを与えるように練り込まれて・・・・想像通りのうまそなボディー感です!などと能書きを頭で垂れ流しながら、左のお姉ちゃんに変なおっさんと思われながら、右のお兄さんたちの話に耳を傾けながら、2本だけ麺を引きずり出し味見です!(大阪のうどん屋「梅田はがくれ」の店主に教わったやり方♪)

 「むううう!舌に貼り付くようなモッチリ感!と思って油断してたら、やっぱりハードタッチな剛麺でんがな!」

 その最初の感覚としては、全体的には、ハードタッチと思わす強いコシ・・・・というか粉の潰し込みを感じる歯ごたえでして、しかしながら、水切り完璧すぎ?とも思えるほど舌に貼り付く、海苔に貼り付く感覚が素敵です。ゆえに・・・・つけダレとの絡みが異様にええのでして・・・・・もうこれは爽やかさもあわせもつ剛麺!というイメージが個人的にひろがっております。

 加水としては中よりも低にやや比重か?と思われる「クッツリ」感。ボソっと感じるところも、つけ麺用剛麺ならではの個性なんやけど、いやいやどうしてどうして、このくらいの剛性でないと、つけダレに負けまんがな!

 ※麺の感覚:加水中〜低の剛麺、歯ごたえが強めの「クッシリ」、ボソ感も、ヌガー感も適度にあって、地肌の吸い付きがええ!
 ※麺の形状:全粒粉配合の極太タイプなストレート麺。まさしくつけ麺専用スペック感、四角が膨れたような断面、素朴な色合い



【久しぶりにこれだけ堂々としたフィッシュパウダーを見ましたわ】

 はい!これぞ関東の豚骨魚介!と感じ入るつけダレです。魚介でガツンとパンチを与えながら独特の甘み・・・・魚粉の甘みを感じます。特にこの麺顔の一本筋がだれでも印象に残るのではないでしょうか?こんだけ、フィッシュパウダーを堂々と使っている、見せているのは最近減ったような気がしますが、まさしく堂々とした魚粉エキストリーム系なのであります。しかし、豚コクも相当なもんで、全体的には魚介のざらざらしたような成分が濃厚なタレなんですが、動物系のコクも少しばかり感じるのであります・・・。単なる濃厚魚介で辛いわーというのではなく、丸みも演出しているようです。

 「おお!甘みあるタレと思ってたけど・・・・辛味もしっかりと枠組みあるやん・・・」

 ・・・・食べ進める途中でそう気づくかもしれません。わりと、味の輪郭としては甘いばかりではなく、辛さできりっとしている部分もあるので、後半から食べ終わるときには、水のお代わりが欲しくなります。決してどぎつくないですが、一味系のエッジングが効いています。途中で気になってレンゲでタレを透かしてみてみましたが、欠片を視認いたしましたし〜。

 表面の泡立ち加減、フィッシュパウダーの演出、ネギのざくざくした感じ、表面の薄くかぶった・・・・脂のコーティング、完璧な事前の器の温め対応など・・・・なかなかの仕事ぶりです。濃厚豚骨魚介のつけダレ・・・・突き詰めればどれも同じ方向かと思っていましたが、いろいろ回った結果、それぞれの微妙な違いが想像以上にハッキリするもですね・・・・。

 ※味のグラデーション:魚介(甘み)>豚骨ボディーコク>もう一回魚介(香)>カエシ?一味?の辛エッジング>薬味&具からにじみ出るコク他



【海苔以外は・・・具はタレの中に沈みます】

 なので見た目が滋味な780円となりますが、麺は中(300g)まで同じ料金なのでここでは中がおすすめ。並ならいろいろなあトッピングを楽しむべきでしょうね・・・・。アタクシは今回海苔増しでしたが、倍以上の7枚は一定て、パリパリで旨かったです!濃厚つけダレに投入されても、すぐにはヘニャっとならずに、海苔本来の香ばしさも感じ取れるし、歯ごたえもええし!また右となりの、お兄さんが食されていたチャーシューは、とても丁寧にご店主が処理されてましたよ。ハンディバーナー&サラマンダーでの温め仕上げなど、手抜きなしでしたしね・・・。味玉にいたっては、茹でがまで注文毎に時間図って温め直しでしたし・・・。当たり前のようだけど、作り置きをぽい!っという対応はしてないのがえらいっすね。

 ベースのつけダレには、短冊切りのチャーシューと、わりとごつ目のメンマが投入されています。醤油等で深く味付いていないタイプと、フレッシュ薄味系のタイプの丁度真ん中あたりに位置するメンマ・・・。うましでした。

 ※具のおさらい:碗の中に・・・短冊チャーシュー、メンマ、ネギ小口切り(大きめ)。麺の上に、海苔(今回は海苔まし)




【え!そんだけ!味変わるの???】

 ・・・と思えたのは、スープ割りの話。丼を上部カウンターに返して注いでもらうタイプです。それで、その注がれ方が、非常にあっさりしすぎた印象があって・・・「え?そんだけ??それで味かわるの????」と突っ込みをいれたくなるほどです。で、お味は・・・・確かに、あまり変わらない(笑)ものの、丁度気持ちよく飲み干せる程度の濃さであることは確か!このため、最後の一口として残しておいた麺を投入しても、普通においしく頂けた次第でグッドです!

 よくあるポット形式は、結局欲が出て多く注いでしまって、薄味すぎて残念な思い・・・・という体験あるものの、こういう形式だと、それがないので安心やね!しかし、店主が薄味好きだったばあい、この趣向にあわせられるわけやけど、今回の場合、ご店主の「これがスープ割りの濃さ!」というポイントが、アタクシとびったり合ってたわけですわ・・・。




 総じまして、さすがは武蔵野・西東京地域の豚魚つけの名店!という貫禄ですね。ご店主が実に・・・たんたん・・・と作業されているのがとても印象的であります。じゃましないように、そそくさとカウンターをふきんで拭って、ごちそうさまと告げました。ご店主黙々・・・・。しかも、どっかマイペース的(笑)。そういう雰囲気が「貫禄」と感じてしまうわけやね・・・。せやけど、ここは頻繁には、訪問できんわな・・・・さすがに昼だけ営業やし・・・。しかも、東京西部って東西の交通は多いけど、南北の交通が不便っぽい。関東バスか西武バスしかないようなイメージ(間違ってます??)。なので、また、土日の昼の解放区ができましたら、突撃させていただきます。ということで、合掌!今日も本当にごちそうさまでした。




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