【2年ぶりだが、何も変わらず質実と営業してた・・・】
2年ほど前に訪問以来、その質実さ溢れる仕事ぶりを認めていて、これは通うなと思いつつ、東京一円にスポット活動してたために、大分に次の訪問まで間が空いてしまいました(汗)。今回は、出先で時間がなく、思いついての急遽な訪問なのですが、実は、未訪問の間に変な方向・・・・妙な商業主義に走ってへんかと心配しとったんです。しかしながら、そんな心配もいりませんでした。前とまったく変わらず暖かい出迎えと、そのメニュー構成まで不変(たぶん・・)と思える実直ぶりです。お・・・・これは逆に期待できそうや・・・。
【真っ直ぐに進化したかのごとく・・・ええ感じやんけ!】
さて、アタクシが前回訪問した2〜3年前は、濃厚豚骨魚介系のピーク???のような時期で、そこにこちらのお店がオープン。たしか、なかなか生意気なコメントを残したはず・・・。しかしながら、丁寧にとった豚骨とそのさっぱりさ、そしてクドクないけどコクがにじみ出る魚介を堪能し、質実とした仕事に期待してたのでした。 しかし今になっては、「よくある味」として埋没してないかとも思えるカテゴリーですからね・・・・。などとブツブツ考えてたら、配膳完了。うーーーん、非常に見慣れた麺顔でんな(笑)。マットな色合いのベージュ色がそう思わせます。れんげが、しっかりした陶器でいいねと感じながら・・・・すすります。
「当たり前の豚骨魚介なんやけど・・・・しっかり進化しとるやんけー!」
良くある味と思っててごめんね・・・。すぱんと突き抜けたというより、欠点を全部つぶしこんできた仕上がりの奥深さを感じますわ・・・。さらりとしているようで、さらりとした油の層もしっかり感じます。さらに、今回はやけに、たまねぎのこげたトッピングがやけに香ばしく・・・・甘く芳しく鼻腔と味蕾をくすぐりますぜい・・・。
よくある豚骨魚介ラーメンですが、魚介のコクありながらさっぱり感、揚げたまねぎの香ばしさと甘み、そしてややカエシが比較的利いていると思われるところが特徴的。最後のスープをごくごくと、完飲でございますわ。
ちなみに、この一品のカテゴリーには迷いました。大阪の和歌山系とは・・・ちゃうんですわ・・・どこか。豚骨醤油と分類しような・・・。まぁ・・・敢えて、個人的にあまちゃんな考えとして、豚骨魚介とさせていただきましょう!。
【お久しぶりです、相変わらずお元気そうで・・・と麺の会話する】
うそです。ほんとにしてたら病気です。しかし、心の中ではそう伝えたくなるような気持ちでして、このやや低加水傾向で、細めんでストレート。白めの地肌でクッシりと食わせる・・・・・この麺は、やっぱり「むらさき山に帰ってきた!」という感じにさせます。全粒粉の麺も好きなんやけど、こういったいかにも健康系と思わせる麺もいいね! スープの油分を薄くまとって、ざらつき抑えの舌触りがいい感じです。最後の噛み切り感覚・・・・・・・・「クツリッ!」として、心に凛と広がります。
【最後に具たちをおさらいしよう・・・・】
まず目に入る海苔ですが、これは少し厳しく言って一般的な印象。ま、家系でもない限りはそこまでこれ以上にこだわる必要もないでしょうか。 そして、メンマも一般的かな。文句はありませんので及第点かと。 葱・・・・・もっとくれ!と言いたいが、ネギましラーメンという別メニューがあるからそっち食えと言われそう・・。フライドオニオン&オイル、これ最高!これっぽっちで、とても全体が華やかになります。最後にチャーシューは、旨いに決まってますか?(笑) ほろほろ崩れますが、焦げた部分と油がてても香ばしく、この一杯全体のなかで、味のクリッピングポイントとなっておりました。
総じまして、昔旨いと思ってた店が、やっぱりそのまま味だったことがうれしい!場所がわかりづらく、また近くに競合有名店本店もあるものの、知ってる人は知っているということで、結構な繁盛振りです。三田・田町地区はつけ麺系が勢力強そうですが、オーソドックスで旨い豚骨魚介ならここ!と申させていただきます。ということで、合掌!今日も本当に、ごちそうさまでした。