ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン803】 大勝軒まるいち 新宿店 (東京・新宿) 中華そば

【今宵もまた・・・夜の大勝軒ツアー 〜新宿編〜】

 何故だか自分自身が本当にハマって来た大勝軒巡り。元々の目的は、「大勝軒の味、スタイルって何?」という素朴な疑問からスタートしたのですが、面白くなってきました。チェーンやフランチャイズの展開でもなく、師弟関係の派生によって、幾多もの大勝軒スタイルが生まれているのが不思議です。これはまるで・・・・、ガラパゴス諸島の陸イグアナと海イグアナの進化形態・・・・、はたまたその交配によるハイブリッド種の誕生とかいう起源と進化の過程にも通じるものがあります(あるわけおまへんがな!)。夜の新宿を歩きながら・・・・そんな事を考えてました。

 それにしても、いろいろとあり、ひとくくりでは出来ないことは、段々分かって来た次第。なので、いろいろなメニュー種類を変えて食べ歩いても、その店その味の特徴が分からなくなるやもと、段々心配になってきました。よって、これからは、基本的には中華そば系、・・・・もりそば名物なれば、もりそば系の大勝軒を食う事に統一していうかと思うのです。このメニューの決定はそういう思惑によります。新宿ヤマダ電機の足下のビル地下に潜入し・・・・、こんなスペースがあったんかい!と思える明るく広い店内。そこのフロア中央に、デデンとデカい「大勝軒」の提灯がシンボル!まるで雷門でんがな(笑)。



【求めていたオーディナリー豚骨魚介が・・・そこにある】

 アタクシの大阪で食った大勝軒の中華そばのイメージは、豚骨魚介だったのです。いかにも一時期を旋風した豚骨魚介の定番でして、当時、大阪特有の「煮干しらーめん(玉五郎)」との味の違いを 魚粉の量の配合加減なんかに解を求めていた自分でした。なので、もう一度、「大勝軒」と名のつく店の豚骨魚介ラーメンを食ってみたかった。この店の某SNSの投稿写真を見たとき、「これや!」と思いましたよ。そんな、出て来るものの見栄えイメージ、味のイメージを完全に分かっているのに、このドキドキ感は何やねん!たまらんわ!!そんなこんなで添付写真の麺顔が出て来る!早速にレンゲでスープをすすりますが、その印象がたまらん!

 「旨いがな!(*゚0゚)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
 「思てた通りや、よくある味!せやけど・・・今更ながら良く出来た味やん!魚介の甘みが一番分かりやすい!」

 ・・・と思います。「よくある味」と一蹴してしまうのは簡単。そこで今更ながらこの味を噛み締めてみた・・・・。まず、見た目にさらりとしたトロみを感じるところに動物系の成分を期待させまんな。豚の軟骨系とか鶏のモミジなんかと連想させます。そしてクチに含むと・・・動物系の出汁に乗っかった魚介のエキスの甘みがマッタリとクチの中に広がります〜。この時は・・・・「あ!魚介多めの出汁!」とピンと来る程度です。

 続けて、二口三口と飲み続け、そして麺をすする段になっては、スープのニュアンスとしては、完全に魚介リードな豚骨魚介な味わいとして食べ進めることになります・・・・。「魚介そばと言い切ってもええのんとちゃう?」とすら覚えるフィーリングでひたすら食べ進める・・・・。

 そこへ、レンゲを使うのがかったるくなって、丼に直つけでグビグビとスープを飲み出す・・・・。その後半の後口に「!」と脳裏にビットた立ちます! ここでしっかりと、「豚骨のあの独特の風味が・・・少し感じまんがな!!」とあいなるわけです・・・。

 思えば、魚介としても苦み排除な甘コク系・・・。煮干しも、イリコ系とか選んでるかしてるのか不明なれど、きめ細かい魚粉がスープの丼の底に溜まっているのが見て取れました。甘コクパウダリー魚介!と呼びたい!そして、豚骨の臭みを極力排除なれど、動物系のコクパンチはやはり濃厚さとか、マッタリ度とかが違いますよね!もっと言うとモミジの適度な使い方がナイス! 醤油の味のエッジングは、この味の中で探すのは難しけど、全体的な味のまとまりには、醤油を始めいろいろな薬味が活躍してると思います。なかなか、見飽きたと思ってた豚骨魚介スープが、実は質実としたものだとこの際、はっきり見直しすることができました・・・。

 ※味のグラデーション:魚介のコク甘み>豚鶏系の出汁コク>豚骨の独特な余韻(いやみなし)>その他薬味等



【そもそも・・・・麺を食うものだと思い知らされた(笑)】

 こう言っては失礼なのでしょうが・・・・意外に旨かったのです(本当に)。どうもアタクシは先入観とかに弱い人間でして・・・・、多加水のトラディショナルならツルピチ麺かと思っていたのです。ところがどっこい・・・非常に潰しが効いたというか、クッシリとした中加水な麺ですやん!旨い!と思って、つけ麺のあつもり気分で食い続けてしまいましたよ(笑)。

 「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
 ※最初の麺顔の時点で、スープ表面から浮き出る麺の存在感がまず圧倒!
 ※つけ麺と共通するその太さに微妙さもよし!ラーメンにして極太ストレート麺で気分がいいね!
 ※潰し込み効いた「くっしり」した奥歯感と、千切るときのスパスパとした感覚もよし!
 ※表面のスベリは・・・多加水とはもはや呼べないきめ細やかさがあります!

 隣で食しておられる、つけ麺も覗き見してしまいましたが、流れるような盛り方もあるのか、とても旨そうに思えてならなかった・・・。



【チャーシューの脂身をみてほしい!】

 チャーシューは、一枚なれど良い仕事だと思うのですが・・・。赤身の噛むとほぐれる感覚がいいし、味付けも全体的に馴染むし、良い事尽くめなのだけどアタクシとしては、脂身に注目したいのです。毎度、確認するのですが、チャーシューは皮も残して調理した方が絶対に旨い!脂身のとろとろ加減が良いところをマジマジと見つめて見ると、皮の存在を微かに感じます。この皮の部分がコラーゲン豊富でして、とてもぷるぷるとした食感がありナイスです!

 メンマは、アタクシ個人的な区分けだど「フニャ系」な歯ごたえ。されど、だらしない感じも無く、一定の味わいとして食させていただきました。ナルトはあまり語る事なしですし、海苔は、特に不満もなく一定以上に美味しくいただけました。

 ※チャーシュー、メンマ、ナルト、海苔、薬味葱




 総じまして、最先端なラーメンじゃないかもですが、質実として良いラーメンと思ったという話です。大阪の扇町で食した一杯に近いものを感じ(スープはね)、兵庫県西宮で食した一杯とはまた別のものを感じた・・・。大勝軒のなぞは深まるばかりですが、いろんな回り道とか道草をしながら、いつか自分なりのマイ大勝軒ベストを見つけてみたいと思います。旨いラーメンもいいけど、良いラーメンというのもいいね!なので詠います!

 食い訪ね
 思い出豚魚
 新宿に


 似るを感じて
 違いこそ知る  


お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。





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