ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3651】 代一元 高円寺店 (東京・高円寺) 冷し中華そば 〜時代を越えるレトロなラーメンカルチャー!一年中冷し中華の灯を燈す「意地」と言うより「愛情」感じる一杯!

冷し中華はじめました・・・一年中
 少しでも暖かさを感じて季節を知れば、気持ちが先へ先へと回転し、もっと何か季節先取りみたいなのを食いたくなってきた。昼間は本当に軽く汗ばむかと思う瞬間もあったほどで、いつもの休憩時にはホットからアイスコーヒーに切り替えるほど。そんな感じなので、最近のオレサラメシではつけ麺とか汁なし系が、ちょくちょくと増えてきた次第です。
 

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 とは言いつつ、朝夜は少しまだ冷えが残るね。帰りの中央線で何を食って帰るかと思案していたところ、久しぶりに高円寺界隈の町中華でレトロな一杯でも!と思い立ち途中下車します。するととある店先を通り過ぎる際「冷し中華」という文字が飛び込んで来る。そしてその下には「一年中ございます!」とな。そうそう、代一元@高円寺は、一年中冷しが食えるのよね!急に思い出したわ!!。冷し中華ヲタク」を自認するオレとしては、久しぶりに魂が疼くぜ・・・、いっちょ行っとくか!。今年初めての「冷し中華」は高円寺からスタートです。
 
 因みに例年「はじめました〜」って感じでスタートが早いのは栄屋ミルクホール@神田。ゴールデンウィーク前後から提供開始ですが、今年は待ちきれなかったか・・・・。
 

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 以前は少し渋目のご店主と奥さまがオペレーションしてた記憶だが、今回は女性一人のオペレーション。以前はビールも置かないポリシーだったが流石に数年前から常備し、おつまみ的ラインナップも増えました。女性のご対応がまた素晴らしくハートフル。ご家族で代替わりしたのか??は不明で、立ち入ったことをいつも聞けないワタクシです。客層は比較的年齢層が高い感じ。昼ごはん、晩ごはんで中華ならここ!といつも決めてるような馴染み客はガッツリ掴んで、愛され感はすごく感じますー。
 

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<全体&タレ> 醤油!って意識高い「つけだれ式」冷し中華!ところがこれが塩気がいい塩梅!
 
 昔は夏の定番だった「冷し中華」。近年、ご当地ラーメン等で「冷しラーメン」系がスポットを浴びて注目集めたあたりから、いろんなラーメンが冷し汁系が登場。東京ではすごく勢力を増しているイメージですね。オレもそれに乗せられて食い続けた輩なんですが、やはり「冷し中華」が好き。昔、会社の寮で同僚のアイルランド人にスーパーで買った冷し中華を作って食べさせたことがあったっけ。日本の味を紹介してやろうとね。するとこれが大不評だったっけ。酸っぱい麺は考えられんとかでさ(爆)。せめて紅生姜は抜いてやるべきだったと、今なら冷静に対応できるんだが・・・そんな懐かしい思い出を浮かべながら10分少々で、配膳が完了。それはこんな麺顔でやってきた。
 

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 おおお!ほんの少しばかり汗ばみを感じ、イチびって一気に「冷し中華」を意気がってみたものの・・・その麺顔を久しぶりに見ると、一気に沖縄に来て夏解禁!って言う夏心のモード!。そして全体に何かしらのポリシーも感じさせる冷や中。まず「つけだれ式」冷し中華という点で、いぶし銀たる冷し中華界のご意見番たるプレゼンスを感じます。最近のラーメンに見る麺顔の煌びやかさとは袖を分かつ。しかし、それなりに形式美を感じさせ、見た目の色彩も、卵の黄色!紅ショウガの赤!薬味ネギときゅうりの緑!とあって独特なトリコローネって色彩感覚がバランスを感じさせます。
 

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 さてさて・・・そのツケダレ。まず一番に配膳されます。その器のサイズ感は本当に湯呑み茶碗程度で、しかも色合いは漆黒。ほぼ、まんまの醤油なんじゃねぇ?と思えるような深みある黒。また一転してその器は、「唐子文様」と「代一元」の焼き染付がありまして、なかなか庶民的骨董チックで可愛い。はしたないけど、麺が来る少しの間に・・・・人差し指を密かに差し入れて、ぺろっと舐めてみました。そしたらいかにも醤油ダレって味である!!また然し乍ら・・・・塩っぺーーーーーー!って雑味がない。ごくごくとは直接飲み干すことは決してできない。しかし、塩気の中に程よい香ばしさあって、逆に痛快なのです。
 

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 実は麺には擂り胡麻がかかってます。そして麺をリフトしてつけだれに入れるたびに、擂り胡麻の旨味がタレに混じる。これが全くもって計算高いのだわ。食い進めるほどに、通常なら塩気強目の味わいなら引き気味で食えなくなるはず。ところが、このタレは麺をつける度に、擂り胡麻がつけだれに浸透して、ゆっくりとつけだれにゴマの風合いを移す。この瞬間に昇華するポイントがあり、とんがった醤油塩気がいちいち円やか気味に変化してゆくんですな・・・いやいや、目新しいというより、レトロの味わいとテクニックが一周回って今は斬新にすら覚えてしまう。
 

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<麺> 昔っからのなじみ深さを否応なく感じさせる・・・丸細多加水中華麺!締めるとこれが中々の弾力!
 
 ここでしか食えない麺ではありません。むしろ・・・どこか懐かしさを感じさせるレトロさも滲む麺。関西オリジンの私は、このタイプの麺は印象が薄いはずなのに、おいおい絶対に見覚えあるよな!って麺から説得させられる気分です。
 

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 基本的に多加水。形状は丸麺に近い。よじれと縮れは一切ない。そのくせ擂り胡麻だけは妙に張り付かせる。アルデンテを遠くに過ぎ去ってから、流水で粗熱とって締め上がるタイプ。はっきり言って粉の風味感ってない感じ。しかし、これがいいのだ!これでいいのだ!。タレの塩気と円やかさの濃密さを一切マスキングしない。醤油ダレがすごく映える。
 

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 一見風味感が薄いと思うかもしれませんけど・・・・しかし醤油感が強めのツケダレに通し浸すことによって総合力を感じるはず。例えば、とてもつけだれの持ち上げが良すぎて、全体に塩っぱさが心配になりそうなところを、淡白な麺がそれを調和してくれる感覚に近い。さらに麺は擂り胡麻を張り付かせるから、さらにその際にはマイルドさをアピールします。単純なつけだれのようで、実によくできたシステムです。
 

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<チャーシュー> スカッと抜け感あるロース肉に醤油が沁み入る感覚!これが昭和の旨さだよ!
 
 チャーシューが泣ける・・・時代を越える昭和の旨さ。決してバカにしてません!。スープ生成に寄与したと思えるエキス感の抜け。そのスケスケ具合になった肉をスライス。そしてスープやタレに浸して、塩気を吸い取らせて、全く別の旨味へと運びます。私の体験では、スープそのものとか背脂のエキスを逆輸入したかのように吸い取らせる。そこを食らって咀嚼で全体を合わせて味わうのが好き!!!。
 

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 ところが今回は濃密そうな醤油ダレ一本勝負です。まるで刺身を食らうかのようにゆっくりと浸してはリフトし、薄く褐色に染まったボイル肉を味わう。その味わいたるや・・・・今のレア肉とは全く逆の旨さ。スカスカが塩気旨味で染みてくるのを奥歯で潰す旨さ。わかるかな?。わっかんねぇーだろうなぁ・・・・。シャバデュバァ!イェーーーー!。
 
 
 

 

 
<スープ> レトロ&ハートフル!・・・中華そば界の「ハートカクテル
 
 最後に温かいスープ一品。これは完全に今回だけのサービスでしょう。カウンターにはオレ一人。厨房内には女性従業員一人。「よろしければどうぞ・・・」と差し出してくれたその瞬間、オレの目の前の代一元の風景は、一気に「わたせせいぞう」の世界に切り替わってしまったようだ。昔の会社同僚のアイルランド人と仲良くしてた時、テレビの深夜枠で短編で流れていたんだよねー。たまに一緒ヤツと観ていた記憶です。ヤツと冷し中華の記憶から急に思い出してしまいました。
 

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(思い出して妄想・・・・)
 男性ものジャケットを着て背の低さがむしろ可愛かった彼女
 真夏に急な坂道なのに緑色した缶ビールを毎週末運んでくれたりする
 そして友達は前触れなくやってきて、いろんな話を聞かせては
 空いたビール缶を製造しては帰ってゆく
 近くのピザ屋の店主は、彼女と喧嘩して凹んだオレに
 「ホットなうちにやんな!」とオーダもしてない仲直りのピザを
 に渡してくれたっけ
 ホットと言えば、彼女はホットなカフェオレをいつも両手で抱え
 嬉しに飲んでいた
 そんなホットな幸せスープは案外近くにいつでもあるものだよ
 目の前の中華スープだってそうさ・・・
(妄想終了〜)
 

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 わたせせいぞうの世界には、町中華やラーメン店はないのだろうか。誠に残念である・・・。町中華屋の大将が中華スープを差し出して「ホットなうちにやりな!」と言っても面白いと思うのだが。まあ味わいを語るより、その質感とありがたさ。そして妄想呼び起こす温かさが嬉しい一杯であった。
 

 

 
 
 
総じまして「時代を越えるレトロなラーメンカルチャー!一年中冷し中華の灯を燈す「意地」と言うより
 
 ・・・「愛情」感じる一杯!」と言う感想。最先端やブームの一杯もいいけど・・・こういう一杯って本当に安らぎますよ。原点回帰の心地よさと、再発見の喜びに詰まった味わい。オヤジ世代に限らず、大学サークルのラーメン研究会でもいいテーマになると思いますよ、ほんとに。時代に左右されない旨味に飛び込め!。そんな妙に熱いパッションを鎮めることとして・・・とにかく、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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