ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3650】 キング製麺 (東京・王子) 山椒そば 肉2個・海老2個 〜春空のように優しく!イキイキしながらも新緑の生命感すら覚える山椒風味!イキナリスマッシュヒットな予感の新店誕生!

桜の丘を山椒が駆け抜けてゆく・・・・春だねぇ!息吹だねぇ!!
 

 

 春はやっぱり「花」シーズン。寒の戻りもあって、東京は桜盛りとはいかなかったけど、週末は風雨で泣かされることがなかっただけでもありがたし。日曜日は心地よい晴れに恵まれましたね。春は桜ばかりでもなく、例えばイベントも盛りだくさんな様子。息子はクラブ活動で春の特訓。妻は生花の発表会があり、友達と久しぶりに交友を深めるとのこと。家族を送り出し後・・・オレっち暇だった。何だか予定調和のような感じで、パラパラとラーメンデータベースを眺めて午前を過ごします。
 

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 そしたら新店情報欄に、見慣れぬ「キング製麺」の紹介あり。キング!?・・・・とくれば「広島系汁なし担々麺」を連想するアナタは、完全にラヲタ(ラーメンヲタク)。しかし、そうでないらしい。ネット上を情報探ってみたが、その時点では詳しい情報なし。あまりにも暇すぎて、ダメ元というか地雷覚悟で、わざわざ遠くへ電車賃かけて突撃してみました。場所は「王子」。駅のすぐそばには飛鳥山公園。そうだ!花見を少しして行こうか・・・と久しぶりにフツーの人間らしい感情が芽生えました。まだ蕾状態でしたが・・・そこそこ楽しめましたが、やっぱりラーメンの方が気になる。アホなオレは、早々に撤退して店へと移動を開始いたしました。
 

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 公園とは対照的に、北区役所エリアは殺風景。そんな場所に開店贈花が並ぶ一角あり。並びもない。お天気と贈花の華やかさがむしろ寂しさを覚えてしまいます。そして店前には絞られたメニュー表があって・・・なんとなく見てみたら「醤油・山椒」と選べるシステムになってるらしい。なぬ!!!!山椒!?ちょっと心が浮つくよね。実は山椒ラーメンは、次世代のラーメンとして個人的に注目中。中国系じゃなく「和山椒」のラーメン。地雷覚悟で訪問してみたけど・・・・新たな和山椒ラーメンのプレーヤーが登場か!。心臓ドキドキしてきたよ!
 

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<全体&スープ> 山椒葉から沁み入る柔らかくも刺激的な香ばしさ!鶏のコクも優雅に流れ・・・ベースの乾物系の魚介出汁が深く沁み入る
 
 いざ入店して券売機を見るが、完璧に通常「醤油」と「山椒」で別れている。そしてワンタンイチオシアピールが半端ない!。サクッと山椒の一杯食って、まあ花見の続きでもしようと思っていたけど、ワンタン麺マニアとしてはこんな展開なら見過ごせない!。肉と海老の巨頭ワンタンを選んで食券購入するしかない。すごすごと食券を手渡し、ご挨拶を受けた流れのここまでだった。しかしだ・・・・挨拶してみたら、なんだあなたの関係するお店でしたか!。都内広しといえど、早々に山椒ラーメンをくりなす方はおらんと思ってたんですが、そういう流れ?(爆)。分かる人だけの共有になりますがスンマソン。ここからは切り替えてその一杯に集中です。
 

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 おおお!やっぱり思った通り!期待した通りの麺顔!!どことなく系譜を感じさせます(笑)。しかもこの日の天気が良かったせいもあろうが・・・より一層麺顔に明るさを感じるのはオレだけ?ワンタンの嬉しさがそう思わせるのかもしれませんが、個人的には麺が少し透明感あるタイプなので、透き通った明るさを感じたかも?と思えてなりません。
 

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 もう確実に食う前から旨いの分かっている味を、何の不安もなく味わいますが・・・笑うほど旨いし思った通りの味展開。やはり最初に触れておかなければならないのは「山椒」。山椒オイルを溶かす、追加するというイメージにも近いですが、こちらは実山椒ではなく「葉山椒」の風合いを感じるタイプ。どちらもジリジリとした痺れは一定にあるのですが、葉山椒の方はよりマイルドで柔らかい風合いの痺れ感覚。和山椒がまるでフレッシュハーブのように口の中に広がります。そのエキスはすでに出汁の素と化して全体に染み渡ってゆく・・・。いかにも日本の山椒!日本料理のスパイスというイメージが広がるのがいいね。
 

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 淡麗一辺倒じゃ決してない。結構鶏エキスを感じますし、味の明るさを決定的にしているのは実はこの鶏だったりする。鶏油というほどねっとりとした色気はないものの、表層を煌いたりうごめいたりする油には、動物系ならではの分厚い旨味を感じさせます。これがワンタンにも浸透するだろうし、ひょっとしてワンタンの餡からもそれなりにエキス吐き出して、スープと旨味交換しているかもしれぬ。
 

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 やっぱりこれは和的センスがふんだんな一杯と改めて思う。乾物出汁が深いから・・・。山椒の刺激に慣れ始めた頃から、ベーススープの実力をまんまと感じ始めます。多少の煮干があろうともよく響いているのは、節系と昆布の旨味か??。そして醤油の塩気の穏やかさ。塩気を一切感じてなかったかのように、改めて気づかされます。白醤油ではと思うほど円やかな塩気。節系と結びついてるだけかもしれませんが、非常にしっかりとした和出汁が引いてあると確信いたします。
 
 
 
 
<麺> 自家製麺!?:多加水でややオーバルな切り口のストレートもちもち麺!本郷三丁目イメージとは少し変化持たせた絶品!
 
 「キング製麺」とあるから自家製麺なんでしょうか。ともあれ今回は素直に多加水モチモチ麺が美味かった!仕様の良さを感じた!とお伝えしたいです。スープに至っては本郷三丁目で似た記憶もあるのですが、麺はそれとは変えているような記憶。クスクスっとしたそば感を抑えて、モチモチさと滑らかさを強く前面に出しているイメージです。これは、モチモチ感はワンタンと対比させるが、双方の「コントラスト」で際立たせるのではなく、「コラボ感」で調和させてる?イメージ。非常に最初の口当たりからライトで、ツルツルとそこから滑って喉奥へと落とし込むのが、いちいち楽しい。
 

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 前歯の千切りは、淡い反発なんだが確実にプリプリ感を細かくアピールしてきます。束になった麺を奥歯で一気に潰す時は全体でとても優しい反発力。全体的にオーバルな切り口の麺ですから、案外淡白な切れ味。ほぼ出汁を吸い取っているかのように、出汁の風合いをすごく持ち上げてやってきます。時々、山椒の葉を貼り付けてきますから、それを奥歯でしっかり噛みつぶせた瞬間は少し面白い味ですよ。確実に葉山椒を歯でキャッチできればですが。
 

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<チャーシュー> 淡く程よい熱浸透した半レア肉!出汁の旨味と山椒の香りが移り・・・嗚呼冷酒を欲してしまう!
 
 肉が良い!非常に丁寧さが伺えます。仕上げにも包丁を入れて整形しているかもしれません。脂の差しが非常に少なく感じますが、実は細かく入り込んでいるような印象。半レアというよりもボイル2歩手前って感じで、しかし歯応えは生に近い感覚。全体の薄味浸透がナイスバランスで、スープとの一体感を計算したかのような旨さです。
 

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 しかし周囲は炙りに近い香ばしさも感じまして、実は古風な味わいだったのかもしれない。ともあれ歯応えが心地よいのでついつい、食いだすと止まらなる。だからではないが、箸を休めるために冷酒が欲しくなったりさせられます。ここにも山椒の葉とエキスが少し混じります。チャーシューにあまり馴染みのない組み合わせですが、これも実にあう!。特製にしてワンタンも肉も両方増やして、極楽三昧してみたい衝動に駆られます。
 

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<ワンタン> プリプリツルツル明るさ満点!肉の粗挽きフワフワ感に塩気が映える!海老丸ごとのブリブリ感は至極の食感!
 
 ワンタン好きなとまそんとしては、フツーに終わらせることができず、2個2個対応させてもらいました。これは鉄則ですね。1個目はまずは観察。プリプリさとか食感と風味、そして滑り心地等を感じて遊ぶと、終わってしますから・・・・。なので2個目が本当の楽しみ。肉&海老の2種あるから、それぞれ2つづつは必須とワタクシの場合は決めさせてもらってます。
 

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 肉ワンタンは、センスが一番出ますかね・・・。生姜もいいですが、出汁が込められたような旨味を感じる、ひき肉食感は最高。余計な味で化粧せずとも塩気のスープ浸透で、もう十分な旨さという感じでした。大きさも程よい。皮はツルツルと滑りつつも肉厚で破れない。むしろ皮が汁を吸い込んで麺とは違う味わいで楽しませてくれます。
 

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 海老ワンタン最高!これもきっとゼロキロカロリー!永遠に食い続けることができるはずです。海老の身がブリッと一つづつ入っておりますので、歯でちぎると口の中で、身から出るエキスでほとばしるような感覚です。歯応えの感触も楽しいし、海鮮の淡白白身は出汁の浸透もしやすい反面、どれとも相性が良さそう。旨し!もっとくれ!!
 

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総じまして「春空のように優しく!イキイキしながらも新緑の生命感すら覚える山椒風味!イキナリスマッシュヒットな予感の新店誕生!」
 
 ・・・という感想。これは再訪問確実。ただし今のところ昼だけ営業というハードルの高さ。場所も通勤経路と顧客エリアとは離れているのが悔しい。ともあれ埼玉方面の方には朗報に違いないはず。こちらも激しくオススメです。そんな応援気分が冷めやらぬですが、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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