ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3455】 手打ち中華そば 酒田 (川崎・小田栄) 中華そば小 + 身入り 〜和み極まる背脂まったり感!本格的ケンちゃんインスパイアなる一杯!

ケンちゃん求めて陸の孤島〜有給消化でラーメン活動
 南武線尻手駅から浜川崎駅へ伸びる沿線。小田栄駅からさらに結構歩いたところ。ほかにどないしたら行けるねん!という陸の孤島状態です。こりゃ普通の外出に立ち寄るのも無理なので、貯まった有休を半日休暇に切り替えて、訪問してみましたー。少しお昼ピーク過ぎてて、余裕で食えると思ってたら、カウンター満席でした(汗)。運良く立ち上げる客と入れ替わりでしたが、結構地元の注目を集めているようです。
 

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 聞くところによると、山形の「ケンちゃんラーメン」のインスパイアだとか。オリジナルを存じておりませんが「手打ち麺」と聞けば何となく気もそぞろです。素朴な平打ち麺って、相当食ってきたけど、ハズした記憶がありません。さて、私にとって「ケンちゃん」と言うと、どうしても昭和の天才子役を思い出してしまいます。おそばや屋ケンちゃんと、ケーキ屋ケンちゃんが思い出深いかな。それとどうしても、洗濯屋を連想してしまうー。それ観たことないんですけどー。
 

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 入店してまずは券売機。すると「身入り」の説明が目につきますね。背脂のことなんだけど、ここまでイチオシだったら食うしかないでしょ!。面白いのは「身入り」の食券がお手製で、券売機にポケットが貼り付けられてて、そこから券を引くというもの。口頭でも良さそうなんだけど、間違えないようにきっちりしているんでしょうね。「無料です 旨いです!!」と書かれりゃ・・・そりゃ全員頼むと思う。
 
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素朴さ溢れる豚ガラ煮出し!身入りも溶けて円やかテイストにほんのり香る煮干しがナイス!
 
 それにしても、近年山形ラーメンが徐々に注目を集めている気がします。今年は猛暑だったから、冷ったいラーメンなんかも頻繁に食したし、あちこちで山形系の冷やしラーメンのインスパイア風などを見かけました。それだけにとどまらず、「酒田」にも名物ラーメンがあったとは、恥ずかしながら最近知った次第。素朴なテイスト感を、待ちながらネットで予習させていただきました。そして配膳の時を迎えます。それはこんな感じ。
 

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 おおお!これはこれは穏やかと素朴さを三次元で表したような麺顔じゃないですか!。何が穏やかだって・・・スープの琥珀は優しく霞んでいるし、透けて見える麺のボコボコ感がハンドメイド感たっぷり。そしてチャーシューの手切りスカスカ感が妙にそそるし、とどめは身入り。乳白色のゆるい白子のような物体は、背脂の塊。オレの背中についた脂は醜いが、豚の背脂は美しく麺顔の上に舞い降りるのです。
 

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 まずスープが他のエキスが混じる前にいただくと、実にさっぱり!程よく香味オイリー。背脂溶けた感じの香味油と、豚ガラの煮出しの溶け具合が素晴らしく、その味わいにどこか懐かしさを感じさせます。白濁させたエキス絞り込みとは無縁の透明感ある豚旨味。人によって、ストレス感じないさっぱりさが評価されたり、はたまたライトな豚だけにパンチは低いと思われましょう。
 

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とろとろぷよぷよ・・・そんな身入り(背脂)はコクをアップさせる原動力
 
 そこで身入りの出番となります。身入りは説明によると「上質な国産背脂の固り」だそうですが、固りと言う割には、ふわふわしております。これがスープを浮遊するようで、実はなかなか溶けない。レンゲで千切ってすくいながら、スープと麺とを合わせて食らったりするとすごく旨いし、コクがアップされます。意外に麺から吐き出される炭水化物の風合いはあまり感じない。なのですっきりライトに食える一方で、身入り背脂がふわふわとそよいで、動物感がアップします。
 

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 しかしこのスープを豚骨醤油とは分類したくないんだよね・・・。煮干しと醤油の存在がやはり主張しないまでも、アイデンティティを感じさせます。昆布等の乾物も入っているとは思うけど、煮干しの淡い甘みと苦みの寸止め海峡・・・突き抜け逝き果てる一歩手前の儚さか・・・・そんな感じ(書いてて自分でもわからなくなってきた、酔ってきた)。また醤油が脇役感ありありなんですが、固形物を胃袋に納め切った後にすする、スープの余韻には明らかに醤油の熟成された余韻の欠けらがあった。もはや塩気とかカエシじゃなく、香り付け的な存在感。フレグランスな醤油感。
 

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素朴さ溢れる手打ち感!ピロピロ強縮れの平打ち麺の感触を楽しむ!
 
 平形手打ちの縮れ麺。アップで寄って撮影してみたが、PCの壁紙にでもしたろかしらと思うほど好き。この麺の和やかさをずっと見ていたい。ストレス感じるその際に・・・と思ったけど、プレゼンでオレのPC初期画面が、客の前でモニターにもしも映し出されたら、きっと間違いなくボス様に殺されるので、それはやめておきましょう。
 

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 熟成多加水。平型太縮れ麺。もう素朴さの代名詞のよう。不規則に強く捩れて縮れがあるために、麺には圧とかかけられているように思えるけど、実は麺の、密度感はそれほど高くない。だからモチモチとした歯ごたえが、明るく感じられますね。スープの持ち上げは期待できないし、また汁の吸い込みも得意そうでもない感じ。だけど濡れただけでも色々と薬味などを引っ掛けてくるので、味わい深さもありなむか。
 

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 口当たりライトでズボボボっと啜りあげ、太麺とは言えど軽快に滑り込んで行きます。口の中には溢れんばかりの縮れ麺。すぐさま奥歯で潰してスペースを作ろうとしますが、汁の旨味とすぐに融合するので、あっと言う間に飲み込んでしまう。もっと味を楽しみたいのにずるいやつだよ。ただ喉越しもそれなりに楽しめるタイプで、スープがライトな分、なんとなく歯ごたえと共に喉越しも鮮やか。中盛だと300gと言うから、少しビビって小の200gにしたけど、全然余裕で食えますよ。中を激しくおすすめ!
 
 

 

 
 
優しい味わいにホグれる柔らかさ!チャーシュー増し強くオススメ!
 
 スープと麺ですでに心は満足。チャーシューと言えど、優勝決まったペナント消化試合のような気分で食い始めたチャーシュー。これがまた美味かった!侮っていた己を叱咤。この柔らかはクセになる。チャーシューメンも激しくおすすめしなくてはならない。
 

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 よく鶏胸肉のパフパフサを誉めるけど、それに匹敵する感じ。ただ鶏肉は化粧パフのように弾力感があるけど、こちらの豚肉(ロース肉?)は、パサっとしているように見えて、しっとりしてて・・・・柔らかいけど繊維質の方向に従って崩れて千切れてゆく感じ。最後のスポンジ染み出し感がない。けどそこが美味さの余韻です。全体的に薄味。スープ生成にも大きく貢献した風格すら思う肉スライス。少し身入りを乗っけて、一滴だけ醤油を垂らして食ったけど、美味さに笑ってしまいました。
 

 

 
 
 
 総じまして「和み極まる背脂まったり感!本格的ケンちゃんインスパイアなる一杯!」
 
 ・・・と言う、毎回何の捻りもないまとめ感想でごめんちゃい。とてもサディスティックなロケーションだけど、本当はそっとしておきたいような店かもしれない。それでもせめて一度は!と広くおすすめしたくなる。素朴な一杯を求めるなら是非!。簡単ですがそんな応援気分で、このままとっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

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