ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3661】 麺屋M (横浜・阪東橋) 味玉煮干そば 〜背脂煮干のワイルドイメージ一転させる崇高さ!ハマのコンテンポラリー煮干そば!

寒の戻りで桜を長〜く楽しむ
 どうしようもなく・・・自宅から南の方角へ行きたくて。桜が見たかっただけですが、週末拉麺活動は、横浜界隈へとやって参りました。野毛あたりからテクテク歩いて大岡川へ。桜並木を期待してたんですが、曇り空だったしそれに風もまだ冷たくて、桜はまだ満開とはいかずです。それでも露店など並んでいて、陽が高くなると人で混んで春気分いっぱいです。花見をしながら川沿いを歩く・・・結構な距離歩いたんだが全然へっちゃらですな。適当に腹が減ったので、いざ拉麺探訪に切り替えます!。
 
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 一本脇の道に入ると、エッチなお店が多いっすな・・・。そんな艶街エリアかと思えば、フツーに分譲マンション建ってたり、東京にもこんなところ多いけどこの界隈も独特でございます。あまりキョロキョロしてると早朝●●●目当てのおっさんに思われそうなのでサクッと目的地へと急ぎます。今回は「麺屋M」さんへ!。決してドMと言う意味ではありませぬ。
 

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 店の前に立つと煮干のいい香り。ここに来るまで相当ラーメン店があったけれど、豚骨系や町中華系ばかり。煮干の雰囲気がなぜかこの辺りでは新鮮にも思えました。休憩がてらに、久しぶりに高品質な煮干を食って鋭気を養いますか!。入店するとお昼前なのに相当混んでる。立ちすくんでいると手前の空き席が見えて、なんとか止まり木を得たような気分で腰を下ろして食券を差し出しました。
 

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<全体&スープ> 緩く漂うラード混じりの背脂感!甘みと塩気のバランスが実に円やかな崇高煮干!
 
 煮干しか頭になかったから「限定麺」があるのに気が付きませんでした。他客はおそらく全員常連さん達と思われ、開店前から並んでその限定麺をゲットされたような感じでいっぱいです。そんな雰囲気の中、オレ一人デフォルトの煮干を食ってると、初心者丸出しですな〜。しかもその限定はつけ麺でして、他客への配膳時にすごくご店主のこだわりある説明がなされます。相当自信作だったみたいだぜ・・・・。今から変更しようかなどと正直躊躇した(汗)。しかし冒頭の煮干気分がまだ残ってたから初志貫徹。そんな感じで、静かに待っていたようで、心の中は嵐のような葛藤を乗り越えてた。そんなタイミングで配膳されたのはこんな麺顔でした。
 

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 おおお!これは意外な展開!。淡麗煮干かと構えていたら背脂煮干!。背脂煮干ならワイルドかと思いきやマイルド系?。背脂もちゃっちゃ系と言うよりほぼラード化した溶け具合!。これはありそうでなさそうな印象で、わざわざ野毛界隈から散策した甲斐があったと言うもの!。
 

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 ファーストインプレッションは、背脂煮干と言うことから瞬間的に「燕三条系」を連想しましたが、背脂の溶け具合、その状態だけピックアップすると「京都系(ますたに系)」に通じる部分もありなむか。そして盛り付け具合がどこか都会的で、糸唐辛子の配置により、海苔との色彩ギャップ感でググッと全体引き締まるじゃないか。久しぶりに時間をかけて眺めてしまいました・・・。
 

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 さてその味わいですが、だいたい煮干大好き(通称:ニボシスト)なら予想が付きやすいかも。背脂はまったりしており、ほぼラード感あるオイリーさです。そこに動物系のコクをググッと感じさせながら煮干の香りと味わいが伸びる。その伸び方は「甘さ主導」で「苦味は抑えめ&香りに集中」と言う味色合いです。また、ベースが豚コクがしっかりと入っておりますので、見た目より煮干は濃ゆい感じ。淡麗系とは言い切れぬ味の分厚さです。
 

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 しかし甘味もそんなに単純じゃなく、背脂の甘み、煮干の甘みの他に・・・さらに出汁感あると思わせます。甘みが上品なので「乾物系」かと勝手に邪推してますが、あしからず。野菜系では追いつかなさを妄想させますので、例えば椎茸系か節系が溶けているのかと・・・・空想に尽きません。また海苔の風味とも合います。妙にトッピングの海苔と汁を一緒に味わうと磯の旨さを感じるのだ!。あまり海苔で反応しないオレなんですが、トッピングするなら海苔がオススメかもしれません。
 
 

 

 
 
<麺> 自家製麺:素朴さ満点のボコボコフォルムの細縮れ!褐色の風味良さと柔らかい歯応えと滑り!
 
 しかし来てよかったと本当に腑に落ちたのは麺でした。これは明らかに自家製麺!。この手打ち風の平型に潰れたボコボコ感がたまりません。それだけでなくスリムなフォルムなのに、極太手打ちのような複雑さが感じられるので、見た目だけで味が詰まったようなイメージさえ思わせます。これは啜りがとても楽しくて、ズボボボボーーーーチュルチュルチュルチュルーーーーとすする抵抗がボコボコなのに撫でるような優しさできめ細かい。歯応えもとてもソフトなので、噛むことが楽しくいつも以上に咀嚼してしまったかも。それゆえ喉ごし感はそれほど明確には感じませんでした。
 

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 そして色合いがいいね!。薄い褐色。これは全粒の成分が丁寧に打ち込まれたために全体に薄く褐色に広まっているのではないだろうか・・・。風味を感じさせる上に、色合いも素朴さをイメージさせますから、出会った瞬間に好きにさせます。いやがおうでも、もっと食いたくさせる素朴さ!旨さ!。これはつけ麺でも是非とも食いたいのだが・・・デフォルトメニューにつけ麺はない。やはりこの店をよく知っている人は、限定のつけ麺を注文すると言う流れはわかる気がします。
 

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<チャーシュー> 炙りが軽く入り香ばしさ演出のティピカルなロース肉チャーシュー!
 
 チャーシューは、豚ロース肉と思われる脂身のサシがほとんどないタイプ。全体的に引き締まり感を感じる歯応えですが、スカスカ感がなく、スープ生成とは無縁の作り込みを感じました。また表面を軽く仕上げに炙った感じがあって、風合いとしては香ばしさが演出されてる。肉食ってる感じをしっかりと与える・・・どちらかと言うと王道なタイプのチャーシューじゃないでしょうか。これはザブッと汁に浸し沈めてから頂くと良いでしょう。やや淡白な味付けなので、ラードまみれで食うのもイイ感じです。
 

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<味玉にハズレなし!> 塩ダレのようなさっぱり感に甘味ある熟成感!汁に沈めて一気に食う!
 
 味玉はあらかじめカットされたタイプ。自然と沈んで卵黄部分に汁が混じります。汁と言うより表層のラードの方が多そうだけど・・・。なので背脂感も少し混じった味わいでしたが、なかなか甘みがあって美味いです。塩味玉系かな?と思えるナチュラルな色合いと風味感。しかし卵黄では確実に熟成した甘味に似たものがあって、ハードめの半熟トロトロ感には相性ぴったりです。これはトッピングして損なし!嗚呼、今日も味玉にハズレなし!
 

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総じまして「背脂煮干のワイルドイメージ一転させる崇高さ!ハマのコンテンポラリー煮干そば!」
 
 ・・・と言う感想。以前から宿題店として狙っていたとは言え、もっと早く来るべきだったかと感じました。そして限定麺が得意そうなのが今回でよくわかりましたし、これは再訪問狙いたいかと!横浜散歩のついでに是非オススメな一杯とその店です。そんな食った嬉しさが脳裏に残ったままですが、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

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