ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3454】 タンタンタイガー 中野店 (東京・中野) 汁なし担々麺 + パクチー + 小ライス + キリン一番搾り生中瓶 〜ハードとソフトのハイブリッド的本格的汁なし担々麺!研究された一杯!

数年ぶりに汁なし担々麺を再考察!今日は中野へ流れてみた〜
 約3年前に「汁なし担々麺」に非常にハマりまして、数週間連続で食べ続けたほど、実は汁なし担々麺大好き!。最近、妙にまたその気持ちが復活しておりまして、また都内をうろうろすることとしました。今回は「中野」界隈。3年前は、本格的中華料理店以外で、普通のラーメン店でこれを食おうと思うと、それなりに探すのに苦労したもんですが、今ではすっかりと認知されましたね。都内には「広島式」がどんどんと出店してますし、専門店も数々。類似するジャンルとして、汁なし台湾系も3年前と今では随分と広がりに違いがあります。
 

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 今回チョイスした店は「タンタンタイガー中野店」。担々麺にのめり込んだ方が、クラウドファンディングで資金集めをして、開店したというお店。2号店が中野にあるので突撃してみました。既に雑誌等メディアで紹介されてますので人気店なので、時間をずらして訪問したものの大盛況。たまたま空席あったところをゲットいたしました。お!ツイッターフェイスブック等ではそのお顔は以前から存じ上げてましたが、東山店主が厨房におられるではないか。てっきり蔵前店にと思ってましたが、実に軽快で丁寧な接客が心地よいです。東山氏のツイッターやブログも最近たまに見てるのですが、賄いが旨そうなのと、短い解説コメントを参考にして日曜夜の食卓に生かしてます。
 

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 場所は、中野駅からひたすら北へ。ブロードウェーを通り過ぎて、薬師参道へとかなり潜り込んだとこと。正直言って少し古ぼけた商店街なのですが、若い方の力も感じる店がパラパラとあるので、面白いエリアです。古い飲食店と、ちょっと斬新な店が交互にあるような場所にポツネンとそこにあります。カップルや若い友達同士、そしてピンの綺麗で美しいラーメン女子などの客層。オレ一人浮き気味で、とりあえずビール的にまずはチビチビとやりだしました。
 

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大人の休日の過ごし方〜、キリン一番搾り
 
 少々時間がかかりますから・・・なんてことで、しばらく柿ピーでご辛抱をと、ご丁寧にビールとともに言葉も添えてくれます。こういう細かい心配りがいいよね。そういえば最近、会社の同僚が柿の種をすりつぶす機械を購入したとかで、それをふりかけ的にしてご飯を食うのだとか。オレも若いときポテチでやったことあるけど、面白いねー・・・・なんて考えながらポリポリぐびぐびと、ビールを流し込む。
 

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 一番搾りは好きな銘柄。いまだに実家に帰ると、これが冷やされてオレを待ち受けてます。今はなき実父はキリン党だったから余計にそうなるね。どちらかというと肉体労働者っぽかったから、ビールあおるのも豪快だった。ビールは冷蔵庫に必ずあって、これを切らすことは主婦の恥。そんな昭和の家庭事情をぼやっと思い出しながら、グビグビポリポリと、単純動作を重ねておりました。平成最後に昭和の思い出なんて・・・・昭和は遠くなりにけりだな。
 

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辛さ2・痺れ2:食べ慣れたオレに丁度良い心地よい刺激!芝麻醤の甘みを楽しむ余裕
 
 汁なし担々麺と同時に楽しもうと、ビールを三分の一残しておきましょう。こちらは食券渡すときに、辛さと痺れのレベル確認が入るのですが、どちらも3段階。今回はどちらもレベル2とさせてもらって、少し抑え気味です。隣のラーメン女子なんて平気でレベル3ですから、ヘタレ丸出しなオレ。ちょっと対抗意識が削がれたとくよくよし始めたところで、ご店主から明るい笑顔で配膳を受けました。それがこんな麺顔。
 

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 おおお!デカい器!。混ぜ混ぜがしやすくするタメね!そしてパクチーの立体的な盛り付けがそそりまくる。実はパクチーも3段階で追加できて、一番少ない追加量でこのインパクトですよ!。降りかかった花山椒の粉が刺激を予感させます。具材がとても美しく区分けされた盛り付けで、粗いひき肉はこんもり、小エビもあって、そのほ他何やら黒い薬味があるが正体不明。
 

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 かき回す前にタレを確認しますが、真紅の辣油がすごくパワフルに見える。これはかなりオイリーな汁なしなのかとこの時点では感じていたんですが、全体的に混ぜ返すと全く様相が変わってきます。一番底には芝麻醤が忍ばされていたようで、ゴマの香りが麺の熱気に乗って俄かに立つ!。これはワクワクさせます。甘いか辛いか痺れるか・・・この性格で割り切るイメージが強い担々麺ですが、しっかりと三種のバランスを意識させる。これは日本人には分かりやすくて楽しい担々麺の風合い。
 

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「お好みで黒酢もお試しください」・・・確かご店主が配膳時にそう言ってたっけ。テーブルセットには白と黒の液体があって、てっきり醤油だと思ってたそれは「黒酢」なんだそう。本格担々麺をそれなりに食べ慣れた人なら、ちょっと本格的な風合いも付け足しいと思うはず。素直にそれに従って投入してみます。するとこれが格段に本格派な醤油感となって鼻腔をくすぐる。酢を足して醤油を感じるってとても変なんだけど、私自体、駄舌で変態なのでご容赦いただきたい。醸造感にちょっと共通するものを感じたりして、辣油の辛さにも実は響くと思ってる。
 

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パクチーはテッパンだね!茎の歯応えがヴィヴィッドに感じる清涼感
 
 パクチー大好きパクチー星人なオレ。パクチーの焼酎割りも大好きさ。ちょっと水菜の茎も混じってるんじゃないかと思えるほど、パキパキと小気味良い茎の味もナイス!。そして葉の部分は、麺の熱気でほだされて軽くしなってる。この時のエキスが柔らかく全体に浸透し、丸みを帯びたパクチーの風合いが広がるだけでなく、痺れと辛さにも少なからず柔らかく影響します。いやー美味いねー。個人的には、青ネギと双璧なくらい好き。
 

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挽肉に封じ込められたカラシビ味!そして香ばしい海老の甘味!辛甘ハイブリッド感!
 
 挽肉は旨味を封じ込めれたスカスカとした風合い。これがタレと混じり合ってまた水分を吸い取るたびに柔らかく感じます。ご店主のブログによると、こんな風合いの挽肉は、アメリカ人からすれば「Over Cooked」なんだそう。半生ステーキ肉を主に食らう国の人らしいコメントですねー。しかしこれが良いのだ。麺と絡んだり、後でライスで割るときに、このくらいのコロコロ感と濃ゆい味わいが、ちょうどバランス良いのです。炭水化物が主食な国の人だもの、オレって。
 

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 感心したのは、しっかりと小エビを添えていること。いわゆるアミを出汁に使ったり、発酵のタネに使ったりする中華圏のテクニックを少し感じますが、この小エビが、乾燥タイプにしては妙に肉っぽかったりする。決して生タイプとは思えないのだが、この不思議なエビ感覚が、歯ごたえはもとより、甲殻類の香ばしさと甘みを引き出し、味の奥深さを感じさせます。それにしても一番端にある黒っぽい薬味は何?。いまだに不明ですが、搾菜の親類なのか?そんな感じなのを細かく刻んだような風合いが不明です。
 

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モッチリ感を楽しめる和式担々麺の王道さ!やや重めのぬめりすら楽しい中太ストレート麺!
 
 微妙に平たいニュアンスを残す多加水麺。中太と言ってよい十分な太さを感じます。芯を全く感じさせないタイプの加減で、冒頭から腰つきがとてもしなやかです。なのでかき混ぜるといきなり、辺りにあるトッピングや具材を巻き込み絡め取る。つべこべ言わず、それを片っ端から箸で引き上げて、啜ったり、ワシワシハグハグと食い散らかします。
 

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 前歯を当てて力を入れると途端にぷっちりプチプチと明るい反発を感じます。それでいてぬめりが強いのでねっとりとした滑り。なのでいつもの麺料理よりも口の中にある滞在時間が長くて、その分食べ応えと咀嚼のやりがいがあるというもの。奥歯で潰す時は、挽肉やらパクチーやら、巻き込んできたパーツの歯ごたえともろともです。カオスの香りが口元から鼻孔へと駆け巡り、ときには山椒でむせる。こんないたずら心が溢れる汁なし系は、担々麺でしかなし得ないでしょう。だからハマる。
 

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ライス割!これで〆る喜びの為に全てがある
 
 クライマックス。丼の中へそのまま茶碗をひっくり返して放り込む。あとはレンゲでガツガツとか今ぜるのみ。レンゲが陶器だったから、器とカチカチ当たって音を立てますが、そこはご愛嬌。たまに滑って表面と擦れて「キーーーー!」なんて神経に触る音を立てたもんだから、L字カウンターの向こう側の客から、思いっきりメンチ入れられました(瀧汗)。ともあれ・・・・多くを語るまい。テッパンのうまさ。麻婆丼みたく「担々丼」なんて開発したら、結構ヒットするかもしれない。松屋か、すき家の商品開発部にそう進言したい!。
 

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総じまして「ハードとソフトのハイブリッド的本格的汁なし担々麺!研究された一杯!」
 
 ・・・と言う感覚かしらん。私のように変態的担々麺好きも、責めの喜び感じられつつも、責めハードル下げても失わない本格さ。カラシビ一辺倒でない旨味を与えてくれるので、痺れ苦手な方にも是非オススメです。平成最後の秋冬は、ちょっと汁なし担々麺の頻度をあげて楽しむつもり。そんな勝手をご容赦いただきながら、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
   ストレスと
   魂放つ
   担々麺
 
 
   カラシビ刺激
   秋風涼し
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

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