ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2337】 戸越らーめん えにし (東京・戸越銀座) つけめん・塩

<外周り・・・昼下がりの商店街で和む>


 デスクワークをする時間がないから早朝で片付け、キリのいいところで外回り・・・。今日も暑いぜ。と思って座り込んだ東急の池上線。五反田で乗り継ぐつもりが、目が覚めたら五反田から離れていく方向に電車が走る!寝過ごしキックバック状態でした。慌てて降りたのが戸越銀座駅。もうお昼時でして五反田で食うつもりが急遽変更です。もうあれこれ選ぶ気力もなくて、戸越銀座とくれば「えにし」でしょ!という記憶だけで訪問です。まったく疲れが取れなくなってきたなーーー最近。








 混んでたら帰ろうと思ったら、丁度席が空いてて良かった良かった。確か前回醤油系の汁系を食ったという記憶なので、今回は塩系のつけ麺とさせていただきました。こうも暑いと汁物を食う気力も奪われるよね・・・。







【ちょっとショッパーな魚醤のエッジング!仄かなエスニック感?】


 電車乗り過ごし状態で寝ぼけた頭ではありましたが、「戸越銀座」っていい街ですよね。城南エリアの風情というのも感じますし、長閑な雰囲気と陽光がいい感じです。「えにし」もこの街並みによく溶け込んでいると思えます。階段を二階にあがり、久しぶりなのに馴染みを感じる店内の揺るやさが実に気持ちよいです。OLさんのお隣に座って食券を渡して・・・、午後からの仕事の流れを瞑想しながら考えるのに丁度よいかも。そんな感じでいい時間を過ごしながら待つ10分少々で配膳が完了。予想していたよりかなり風情ある麺顔一式です。清い汁に素朴な平麺。肉も中々食欲をそそる一方、全体では和みのまとまり感すら覚えます。








 まずつけダレ。小さい麩が浮いていてかわゆいながらも透明感ある汁。和むなーっと思って味わうと・・・少しイメージが違うので気持ちが引き締まります。見た目から円やかな塩の甘みを予想してしまったのですが、結構シャープな印象を与えるエッジング。ちょいと塩っぱーな雰囲気がありまして驚きます。確かに複雑な塩気。魚介と鶏系の甘みが滲むのも分かる気がするけど、塩のこだわりが感じられるタイプ。昆布系の甘みもありましょうが、岩塩とかこだわりの塩を使っているのが分かります。しかしその中に・・・しょっつる?に似たような味わいがあって、これが塩っぱーな印象を与えるようなイメージ。いわゆる魚醤というやつでしょうか。







 この魚醤感が妙に、薬味の青さと響いて・・・かすかに脳裏でエスニックな雰囲気を感じてしまう私。和風メインな味わいですが、塩気の響き方だけで、そんな空想に捕らわれるから面白い。酸味であるようでないようで、塩気に結びつくエキス感が、唯一無二な味わいに感じます。好みが分かれそうな感じ。はまる人はハマる。






 



【全粒混じりの平打ち風流麺!貼りつく感覚がまた楽しい】


 麺が純和風というか、全粒が結構はっきりと見て取れる風貌で、打ち込みもしっかりしている褐色の色合い。それでいて平麺が少しヨレヨレのような波を打っており、地肌の光沢からも加水の高さが伺えます。口当たりもよい一方で少し貼りつくようなフィット感。麺皿は、小さいザルが敷かれているので、水切の心配はなく、よく切れているのに瑞々しいという印象です。







 前歯でスパスパと切れ込むのが心地よい食感。つけダレに浸すと吸い込むというより貼りつくイメージ。全部浸すと塩気とグルテンの風合いが結合して旨いのですが、やや塩気が勝つかな。なので全部浸さずに、三分の二程度浸して、蕎麦のようにツーっと啜り上げて食います。束になった部分を奥歯でプレスしますが、淡白なモチモチ感覚。トッピングのハードな感触とはコントラストです。







 そのまま食っても旨かったりします。淡い海塩を軽くかけて食うと旨いと思いますよ。麺量は並でも200g以上はあると思えて、ボリューム感も満足かと。









【結構しっかりと食わせてくれる肉類!】


 鶏肉と豚肉がしっかりと投入されてますので、800円の値ごろ感はありましょう。豚肉はバラの大きい部分ととロースの小さい部位かなと。醤油系のタレがしっかりと染みていて、これはご飯にも合います。脂の甘みと醤油ダレの甘みが旨くバランスしておりいい感じ。鶏肉はもも肉?かと思ったりしますが、淡い薄味でややスカスカっとした仕上げ方。脂が抜けているタイプです。パフパフとした感じではなく、クッシリとした肉繊維が細かくても引き締まった感じ。しっかりと肉食ってる感があります。これをやや塩気のあるつけだれに浸して食うと・・・・味わいがぴったりピントが合うイメージ。分厚く2枚もあるので、満足満足。







 また海苔の下にメンマが隠れているのですが、量もそこそこで、大きさ長さもあるほう。軽いコリコリ感があっていい感じです。私は冒頭からつけダレに全部投入してしまい、ところどころ麺と絡めながら美味しくいただきました。







【スープ割り:セルフポット方式/淡い煮干し出汁】

 麺を配膳されたあと、一人に一つのポットが配置されてあとはお好きにどうぞという方式。つけめん屋でよく見かける小ぶりなステンレスポット。この中には、定石のように「淡い煮干出汁」が入っております。塩気が強いため、これを結構そそいだ・・・・。なみなみと注いだ結果、丁度良い塩汁が出来上がり、あとはゆっくりと飲み干しました。味が変化するというより、淡くするだけの印象ですが、煮干エキスが溶け込むだけで、こうもほっこりと気分が落ち着くものですかね・・・。自分が日本人と感じる瞬間です。











 総じまして、「文字通り、しっかりと塩分補給できる塩つけめん」と言うそのまんまの感想で捻りなくごめんちゃい。塩気のエッジングに特徴あるから、しょっつる好きにはハマるかもーな一杯。そしてほどほど賑やかでのんびりした、戸越銀座もいい感じで個人的には好き。今日はあの店に攻め込むぞーって気分で食う達成感もいいですが、ふらっと気分で立ち寄り、そこそこの満足感というのが、実に平和的です。最近、ラーメン遠征して疲れてきたから・・・・こういう麺探訪も忘れてたと思い知る午後でした。ということで・・・なので詠います!



   とぼとぼと
   汗かき回り
   休みなく



   冷房車両で
   ついつい爆睡



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


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